JP3986371B2 - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、内燃機関の吸気側または排気側の機関弁の開閉タイミングを運転状態に応じて可変制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のバルブタイミング制御装置として、従来、特開平9-250309号公報に記載されるようなものが案出されている。
【0003】
このバルブタイミング制御装置は、内燃機関のクランクシャフトによって回転駆動される駆動回転体と、カムシャフトに一体に結合された従動回転体が遊星歯車機構から成る組付角操作機構によって連結され、駆動回転体と従動回転体の組付角をこの組付角操作機構の操作によって適宜調整するようになっている。組付角操作機構は、駆動回転体と従動回転体に対して相対回動可能な中間回転体を有し、その中間回転体が外部から回動操作力を受けることによって駆動回転体と従動回転体を相対回動させるようになっている。そして、前記中間回転体に回動操作力を付与する回動力付与手段は渦巻きばねと電磁ブレーキ(制動機構)とによって構成されており、中間回転体を一方に相対回動させるときには電磁ブレーキをオフにして渦巻きばねの力のみを中間回転体に作用させ、中間回転体を他方に相対回動させるときには電磁ブレーキをオンにしてその電磁吸引力を中間回転体に作用させるようになっている。
【0004】
また、前記電磁ブレーキは、中間回転体に対して接触離反可能な接触子と、その接触子を中間回転体方向に付勢する電磁コイルとを有し、電磁コイルの励磁によって接触子を中間回転体に摩擦接触させることにより、中間回転体に制動力を付与するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来のバルブタイミング制御装置は、電磁ブレーキ(制動機構)の接触子を中間回転体に直接接触させることによって制動力を得る構造となっているため、経時使用によって電磁ブレーキと中間回転体の接触面が摩耗し易く、長期に亙って安定した制動力を得ることが難しいという問題がある。
【0006】
そこで、現在中間回転体を回動操作するための制動機構として非接触タイプのものを採用することが検討されている。
【0007】
バルブタイミング制御装置に用いられるこの種の制動機構としては、例えば、特開2001-107712号公報に記載されるようなものが知られている。
【0008】
この制動機構は、駆動回転体と従動回転体の相対回動ロック機構のスプリングクラッチ解除用として用いられるものであるが、この制動機構は、磁界中を移動する金属板に生じる渦電流によって金属板に制動力を作用させる基本構成となっている。即ち、金属板は磁界発生用の電磁コイルの磁極間に配置され、金属板の回転中に電磁コイルが励磁されると、金属板に回転速度に応じた渦電流が生じ、電磁コイルの磁界と渦電流の作用により金属板に制動力が働くようになっている。
【0009】
しかし、この制動機構は、電磁コイルの磁極と金属板の相対速度に応じて渦電流が発生するため、発生制動力が両部材の相対回転速度に依存し、両部材の相対回転速度が遅い場合には得られる制動力も小さくなってしまう。したがって、この公報に記載の制動機構をそのままバルブタイミング制御装置の組付角操作機構に適用した場合、中間回転体の回転速度が遅くなったときに中間回転体に作用する制動力が小さくなり、このとき、バルブタイミング制御の応答性が低下してしまうと共に、位相保持状態においても、カムシャフトの交番トルク(駆動カムのプロフィールとバルブスプリングの付勢力に起因する変動トルク)の影響を受けて安定した保持が難しくなる。つまり、例えば、上記の渦巻きばねの力と制動力とのバランスによって位相を保持する(駆動回転体と従動回転体に対する中間回転体の相対回転位置を保持する)場合であれば、制動力に抗する渦巻きばねの力を大きく設定できなくなり、その結果、低速運転時にカムシャフト側から大きな交番トルクが入力されたときに中間回転体にバタつきが生じてしまう。したがって、バルブタイミング制御装置の組付角操作機構に対しては非接触タイプの制動機構の採用が難しいというのが現状である。
【0010】
そこでこの出願の発明は、バルブタイミング制御の応答性の低下や位相保持性能の低下を招くことなく、組付角操作機構に操作制動力を付与すべく制動機構の耐久性を向上させることのできる内燃機関のバルブタイミング制御装置を提供しようとするものである。
【0011】
請求項1に記載の発明は、内燃機関のクランクシャフトによって回転駆動される駆動回転体と、カムシャフト若しくは同シャフトに結合された別体部材から成る従動回転体と、前記駆動回転体と従動回転体に対して相対回動可能な中間回転体を有し、その中間回転体が駆動回転体と従動回転体に対して相対的に回動操作されることによって両回転体を相対回動させる組付角操作機構と、前記中間回転体を駆動回転体と従動回転体に対して相対回動させるべく制動力を付与する制動機構と、を備えた内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記制動機構にヒステリシスブレーキを用いると共に、該ヒステリシスブレーキの前記中間回転に対する制動力によって、前記駆動回転体と従動回転の相対回動を進角側に制御することを特徴としている。
請求項2に記載の発明にあっては、前記ヒステリシスブレーキは、相対変位する2部材のうちの一方側の部材に設けられた磁界発生部と、前記2部材のうちの他方側の部材に設けられ、外部の磁界の変化に対して位相遅れをもって磁束が変化する特性を持つヒステリシス材と、前記磁界発生部の磁界を制御する磁界制御手段と、を備え、前記ヒステリシス材が磁界発生部の発生磁界内を変位するときに、ヒステリシス材の内部の磁束の向きと磁界発生部による外部磁界の向きのずれによって制動力を発生することを特徴としている。
【0012】
ヒステリシスブレーキは、非接触状態で制動力を作用させることができるうえ、磁界発生部に対するヒステリシス材の変位速度が変化しても、磁界発生部の磁界が一定であれば一定の制動力を得ることができる。このため、この発明においては、駆動回転体と従動回転体に対する中間回転体の回転速度が低下しても、その速度の低下に拘らず中間回転体に一定の制動力を作用させることができ、しかも、長期に亙ってヒステリシスブレーキによる安定した制動作用を得ることができる。したがって、この発明によれば、バルブタイミング制御の応答性の低下や位相保持性能の低下を招くことなく、組付角操作用の制動機構の耐久性を向上させることができる。
【0013】
ここで、隙間をもって対向する磁気誘導部材の一対の対向面に複数の凹凸を円周方向に沿って設けると共に、前記両対向面の凸部を円周方向にずらして配置し、前記両対向面の間の隙間にヒステリシス材から成るヒステリシスリングを配置し、前記両対向面相互の近接した凸部間に通電によって磁界を生じさせる電磁コイルを設け、前記対向面の凸部、ヒステリシスリング、電磁コイルによってヒステリシスブレーキの磁界発生部、ヒステリシス材、磁界制御手段を夫々構成するようにしても良い。この場合、電磁コイルに対する励磁電流を制御するだけで磁界発生部で発生する磁界を容易に、かつ、正確に制御することができる。したがって、制動機構部分での難しい機械的な制御を要することなく正確なバルブタイミング制御を実現することができる。
【0014】
また、このとき磁気誘導部材の両対向面を周面状に形成すると共に、ヒステリシスリングを円筒壁を有する形状に形成し、前記両対向面の間の円筒状の隙間に前記ヒステリシスリングの円筒壁を配置するようにしても良い。この場合、ヒステリシスブレーキの外径の大型化を招くことなく、磁気誘導部材とヒステリシスリングの対向面積を確保することができるため、装置の径方向外側方向の張り出しを少なくして装置の小型化を図ることができる。
【0015】
さらに、この出願の発明は、組付角操作機構が、駆動回転体と従動回転体のいずれか一方に設けられた径方向ガイドと、前記駆動回転体と従動回転体に対して相対回転可能に設けられ、前記径方向ガイドに対峙する側の面に渦巻き状ガイドを有する中間回転体と、前記径方向ガイドと渦巻き状ガイドに変位可能に案内係合される可動案内部と、前記駆動回転体と従動回転体のいずれか他方のものの回転中心から離間した部位と前記可動案内部とを揺動可能に連結するリンクと、を備えた構成であって、前記可動案内部が渦巻き状ガイドに対して転動自在な部材を介して係合される構造であるときに特に有効である。即ち、この場合、組付角操作機構内での摺動抵抗が非常に小さくなるため、ヒステリシスブレーキによる必要制動トルクを小さくすることができ、その結果、ヒステリシスブレーキを小型化して限られたエンジンルーム内スペースへの装置搭載を実現することが可能となる。
【0016】
また、磁気誘導部材の周面状の対向面の間にヒステリシスリングの円筒壁が介装され、磁気誘導部材が非回転部材に取り付けられると共に、ヒステリシスリングが中間回転体に連係された構造である場合には、前記ヒステリシスリングを、中間回転体に対して、径方向の変位を許容し、かつ、回動を規制した状態で連係し、そのヒステリシスリングを磁気誘導部材または非回転部材に軸受を介して支持させることが望ましい。
【0017】
この場合、中間回転体は、機関運転に伴なうカムシャフトの径方向の振れによって径方向に変動するが、中間回転体とヒステリシスリングは常時一体回転するものの、両者の径方向の変位が許容されるように連係されているため、中間回転体の径方向の変動はその連係部によって吸収され、ヒステリシスリングには伝達されなくなる。一方、ヒストリシスリングは磁気誘導部材または非回転部材に軸受を介して支持されているため、磁気誘導部材の対向面とヒステリシスリングの間のクリアランスは常時ほぼ一定に維持される。したがって、カムシャフトの径方向の振れによってヒステリシスリングと磁気誘導部材が干渉する不具合は確実に防止される。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、この出願の発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
まず、図1〜図8によって第1の実施形態について説明する。尚、この実施形態は、この出願の発明にかかるバルブタイミング制御装置を内燃機関の吸気側の動力伝達系に適用したものであるが、内燃機関の排気側の動力伝達系に同様に適用することも可能である。
【0020】
このバルブタイミング制御装置は、図1に示すように内燃機関のシリンダヘッド(図示せず)に回転自在に支持されたカムシャフト1と、このカムシャフト1の前端部に必要に応じて相対回動できるように組み付けられ、チェーン(図示せず)を介してクランクシャフト(図示せず)に連係されるタイミングスプロケット2を外周に有する駆動リング3(駆動回転体)と、この駆動リング3とカムシャフト1の前方側(図1中左側)に配置されて、両者3,1の組付角を操作する組付角操作機構4と、この組付角操作機構4のさらに前方側に配置されて、同機構4を駆動する操作力付与手段5と、内燃機関の図外のシリンダヘッドとヘッドカバーの前面に跨って取り付けられて組付角操作機構4と操作力付与手段5の前面と周域を覆う図外のVTCカバーと、を備えている。
【0021】
駆動リング3は、段差状の挿通孔6を備えた短軸円筒状に形成され、この挿通孔6部分が、カムシャフト1の前端部に結合された従動軸部材7(従動回転体)に回転可能に組み付けられている。そして、駆動リング3の前面(カムシャフト1と逆側の面)には、図2に示すように、対面する平行な側壁を有する3つ径方向溝8(径方向ガイド)が同リング3のほぼ半径方向に沿うように形成されている。
【0022】
また、従動軸部材7は、図1に示すように、カムシャフト1の前端部に突き合される基部側外周に拡径部が形成されると共に、その拡径部よりも前方側の外周面に放射状に突出する三つのレバー9が一体に形成され、軸芯部を貫通するボルト10によってカムシャフト1に結合されている。各レバー9には、リンク11の基端がピン12によって枢支連結され、各リンク11の先端には前記各径方向溝8に摺動自在に係合する円柱状の突出部13が一体に形成されている。
【0023】
各リンク11は、突出部13が対応する径方向溝8に係合した状態において、ピン12を介して従動軸部材7に連結されているため、リンク11の先端側が外力を受けて径方向溝8に沿って変位すると、駆動リング3と従動軸部材7はリンク11の作用でもって突出部13の変位に応じた方向及び角度だけ相対回動する。
【0024】
また、各リンク11の先端部には、軸方向前方側に開口する収容穴14が形成され、この収容穴14に、後述する渦巻き溝15(渦巻き状ガイド)に係合する球面突起16aを有する係合ピン16(転動部材)と、この係合ピン16を前方側(渦巻き溝15側)に付勢するコイルばね17とが収容されている。尚、この実施形態の場合、リンク11の先端の突出部13と係合ピン16、コイルばね17等によって径方向に変位可能な可動案内部が構成されている。
【0025】
一方、従動軸部材7のレバー9の突設位置よりも前方側には、円板状のフランジ壁18aを有する中間回転体18が軸受19を介して回転自在に支持されている。この中間回転体18のフランジ壁18aの後面側には断面半円状の前述の渦巻き溝15が形成され、この渦巻き溝15に、前記各リンク11の先端の係合ピン16が転動自在に案内係合されている。渦巻き溝15の渦巻きは、駆動リング3の回転方向に沿って次第に縮径するように形成されている。したがって、各リンク11先端の係合ピン16が渦巻き溝15に係合した状態において、中間回転体18が駆動リング3に対して遅れ方向に相対回転すると、リンク11の先端部は径方向溝8に案内されつつ、渦巻き溝15の渦巻き形状に誘導されて半径方向内側に移動し、逆に、中間回転体18が進み方向に相対変位すると、半径方向外側に移動する。
【0026】
この実施形態の組付角操作機構4は、以上説明した駆動リング3の径方向溝8、リンク11、突出部13、係合ピン16、レバー9、中間回転体18、渦巻き溝15等によって構成されている。この組付角操作機構4は、操作力付与手段5から中間回転体18にカムシャフト1に対する相対的な回動操作力が入力されると、その操作力が渦巻き溝15と係合ピン16の係合部を通してリンク11の先端を径方向に変位させ、このときリンク11とレバー9の作用でもって駆動リング3と従動軸部材7に相対的な回動力を伝達する。
【0027】
一方、操作力付与手段5は、中間回転体18を駆動リング3の回転方向に付勢するゼンマイばね19と、中間回転体18を駆動リング3の回転方向と逆方向に付勢すべく制動機構であるヒステリシスブレーキ20と、を備えて成り、内燃機関の運転状態に応じてヒステリシスブレーキ20の制動力を適宜制御することにより、中間回転体18を駆動リング3に対して相対回動させ、或は、両者の回動位置を維持するようになっている。
【0028】
ゼンマイばね19は、駆動リング3に一体に取り付けられた円筒部材21にその外周端部が結合される一方で、内周端部が中間回転体18の円筒状の基部に結合され、全体が中間回転体18のフランジ壁18aの前方側スペースに配置されている。
【0029】
一方、ヒステリシスブレーキ20は、中間回転体18の前端部にリテーナプレート22を介して取り付けられた有底円筒状のヒステリシスリング23と、非回転部材である図外のVTCカバーに回転を規制した状態で取り付けられた磁界制御手段としての電磁コイル24と、電磁コイル24の磁気を誘導する磁気誘導部材であるコイルヨーク25と、を備え、電磁コイル24が機関の運転状態に応じて図外のコントローラによって通電制御されるようになっている。
【0030】
ヒステリシスリング23は、図5に示すように、外部の磁界の変化に対して位相遅れをもって磁束が変化する特性(磁気的ヒステリシス特性)を持つヒステリシス材(半硬質材)によって形成され、外周側の円筒壁23a部分が前記コイルヨーク25によって制動作用を受けるようになっている。
【0031】
コイルヨーク25は電磁コイル25を取り囲むように全体が略円筒形状に形成され、その内周面が軸受28を介して従動軸部材7の先端部に回転可能に支持されている。そして、コイルヨーク25の後部面側(中間回転体18側)には磁気入出部分が円筒状の隙間をもって向かい合うように周面状の一対の対向面26,27が形成されている。
【0032】
コイルヨーク25の両対向面26,27には夫々円周方向に沿って複数の凹凸が連続して形成され、これらの凹凸のうちの凸部26a,27aが磁極(磁界発生部)を成すようになっている。
【0033】
そして、一方の対向面26の凸部26aと他方の対向面27の凸部27aは円周方向に交互に配置され、対向面26,27相互の近接する凸部26a,27aがすべて円周方向にずれている。したがって、両対向面26,27の近接する凸部26a,27a間には、電磁コイル24の励磁によって図6に示すような円周方向に傾きをもった向きの磁界が発生する。そして、両対向面26,27間の隙間には前記ヒステリシスリング23の円筒壁23aが非接触状態で介装されている。
【0034】
ここで、このヒステリシスブレーキ20の作動原理を図7によって説明する。尚、図7(A)はヒステリシスリング23(ヒステリシス材)に最初に磁界をかけた状態を示し、図7(B)は上記の(A)の状態からヒステリシスリング23を変位(回転)させた状態を示す。
【0035】
図7(A)の状態においては、コイルヨーク25の対向面26,27間の磁界の向き(対向面27の凸部27aから他方の対向面26の凸部27aに向かう磁界の向き)に沿うようにヒステリシスリング23内に磁束の流れが生じる。
【0036】
この状態からヒステリシスリング23が図7(B)に示すように外力Fを受けて移動すると、外部磁界内をヒステリシスリング23が変位することとなるため、このときヒステリシスリング23の内部の磁束は位相遅れをもち、ヒステリシスリング23の内部の磁束の向きは対向面26,27間の磁界の向きに対してずれる(傾斜する)こととなる。したがって、対向面27の凸部27aからヒステリシスリング23に入る磁束の流れ(磁力線)と、ヒステリシスリング23から他方の対向面26の凸部26aに向かう磁束の流れ(磁力線)が歪められ、このとき、この磁束の流れの歪みを矯正するような引き合い力が対向面26,27とヒステリシスリング23の間に作用し、その引き合い力がヒステリシスリング23を制動する抗力F’として働く。
【0037】
このヒステリシスブレーキ20は、以上のようにヒステリシスリング23が対向面26,27間の磁界内を変位するときに、ヒステリシスリング23の内部の磁束の向きと磁界の向きのずれによって制動力を発生するものであるが、その制動力は、ヒステリシスリング23の回転速度(対向面26,27とヒステリシスリング23の相対速度)に関係なく、磁界の強さ、即ち、電磁コイル24の励磁電流の大きさに略比例した一定の値となる。
【0038】
図8(A),(B)は、夫々この実施形態のヒステリシスブレーキ20と従来の技術で説明した渦電流を用いたブレーキに対し、回転速度と制動トルクの関係を、励磁電流をa〜d(a<b<c<d)に変えて調べた試験結果である。この試験結果からは、ヒステリシスブレーキ20は渦電流を用いたブレーキのように回転速度の影響を何等受けることがなく、常に励磁電流値に応じた制動力を得ることができることが明らかである。
【0039】
このバルブタイミング制御装置は以上のような構成であるため、内燃機関の始動時やアイドル運転時には、ヒステリシスブレーキ20の電磁コイル24の励磁をオフにしておくことにより、ゼンマイばね19の力によって中間回転体18を駆動リング3に対して機関回転方向に最大に回転させておく(図2参照)。これにより、クランクシャフトとカムシャフト1の回転位相(機関弁の開閉タイミング)は最遅角側に維持され、機関回転の安定化と燃費の向上が図られる。
【0040】
そして、この状態から機関の運転が通常運転に移行し、前記回転位相を最進角側に変更すべき指令が図外のコントローラから発されると、ヒステリシスブレーキ20の電磁コイル24の励磁がオンにされて、ゼンマイばね19の力に抗する制動力が中間回転体18に付与される。これにより、中間回転体18が駆動リング3に対して逆方向に回転し、それによってリンク11の先端の係合ピン16が渦巻き溝15に誘導されてリンク11の先端部が径方向溝8に沿って変位し、図4に示すようにリンク11の作用によって駆動リング3と従動軸部材7の組付角が最進角側に変更される。この結果、クランクシャフトとカムシャフト1の回転位相が最進角側に変更され、それによって機関の高出力化が図られることとなる。
【0041】
また、この状態から前記回転位相を最遅角側に変更すべく指令がコントローラから発されると、ヒステリシスブレーキ20の電磁コイル24の励磁がオフにされ、再度ゼンマイばね19の力によって中間回転体18が正方向に回転させられる。すると、渦巻き溝15による係合ピン16の誘導によってリンク11が上記と逆方向に揺動し、図2に示すようにそのリンク11の作用によって駆動リング3と従動軸部材7の組付角が再度最遅角側に変更される。
【0042】
尚、このバルブタイミング制御装置によるクランクシャフトとカムシャフト1の回転位相は、以上で説明した最遅角と最進角の二種の位相ばかりでなく、ヒステリシスブレーキ20の制動力の制御によって任意の位相に変更し、ゼンマイばね19の力とヒステリシスブレーキ20の制動力のバランスによってその位相を保持することができる。
【0043】
このバルブタイミング制御装置においては、中間回転体18に対する制動機構として、非接触状態で制動力を作用させることのできるヒステリシスブレーキ20を採用しているため、経時使用によっても摩耗等の心配がなく、長期に亙って安定した制動効果を得ることができる。したがって、バルブタイミングの制御精度を常に高く維持し、装置の信頼性を高めることができる。
【0044】
また、このバルブタイミング制御装置は、ヒステリシスブレーキ20を採用したため、機関回転速度に応じて中間回転体18の回転速度が変化しても励磁電流が一定であれば同回転体18に作用する制動力が変化することがなく、このことから機関回転速度が低速である場合にも中間回転体18に対して大きな制動力を作用させることができる。このため、機関回転速度が低速であるときにバルブタイミング制御の応答性が低下する不具合は生じず、いずれの回転域においても速やかなバルブタイミング制御を実現することができる。
【0045】
さらに、この装置の場合、上記のように機関回転速度が低速であるときにもヒステリシスブレーキ20で大きな制動力を発生することができるため、ゼンマイばね19のばね力を充分に大きくして、位相の保持を安定させることができる。即ち、機関が低速運転状態にあるときには、カムシャフト1側から大きな交番トルクが入力されるが、ゼンマイばね19のばね力とヒステリシスブレーキ20の制動力を大きな力でバランスさせておけば、交番トルクの入力に拘らず位相を安定保持することができる。
【0046】
また、この装置の場合、中間回転体18に作用させる制動力を運転状態に応じて変化させるときには、ヒステリシスブレーキ20の制動力が中間回転体18の回転速度の影響を受けず、しかも、その制動力は励磁電流にほぼ正比例したものとなるため、電磁コイル24の制御を容易、かつ、正確に行うことができるという利点もある。
【0047】
さらに、この実施形態の装置の場合、コイルヨーク25の一対の対向面26,27に凹凸を形成し、その対向面26,27相互の凸部26a,27aを円周方向にずらして配置すると共に、電磁コイル24によって対向面26,27相互の凸部26a,27a間に磁界を発生させるようにしているため、電磁コイル24による通電制御のみによって発生磁界を容易に、かつ、正確に制御することができ、機械的に磁界を制御する場合に比較して構造を簡素化し、装置の小型化と製造コストの低減を図ることができる、という利点がある。
【0048】
また、この実施形態の装置は、組付角操作機構4を、駆動リング3の径方向溝8、中間回転体18の渦巻き溝15、可動案内部としての突出部13と係合ピン16、リンク11、従動軸部材7のレバー9等によって構成し、渦巻き溝15とリンク11の先端部を転動可能な係合ピン16によって係合させているため、組付角操作機構4の作動に伴う摺動抵抗が非常に小さくなり、組付角操作機構4を比較的小さな操作力で容易に操作することが可能となる。このため、操作力付与手段5を構成するヒステリシスブレーキ20は小型化のものを採用することができ、限られたエンジンルーム内に機関を搭載するうえで非常に有利になる。
【0049】
さらにまた、この実施形態の装置の場合、ヒステリシスブレーキ20を、コイルヨーク25の周面状の対向面26,27の間にヒステリシスリング23の円筒壁23aを介装した構造としたため、ヒステリシスブレーキ20の外径を小さく抑えたまま、対向面26,27とヒステリシスリング20の対向面積を大きく確保することができる。したがって、装置全体の径方向外側方向の張り出しを小さくし、装置の小型化を図ることができる。
【0050】
これに対し、図9〜図11は、ヒステリシスブレーキ120を、コイルヨーク125の対向面126,127を円板面状に形成し、ヒステリシスリング123全体を円板状に形成した第2の実施形態である。以下、この実施形態について説明するが、ヒステリシスブレーキ120部分以外の構成は第1の実施形態のものと同様であるため、第1の実施形態と同一部分に同一符号を付し、重複する説明を省略するものとする。
【0051】
ヒステリシスブレーキ120の電磁コイル124は、コイルヨーク125の磁気入出部が軸方向で向かい合うように外周部に設けられており、その各磁気入出部である対向面126,127が円板面状に形成されている。そして、コイルヨーク125は第1の実施形態と同様に図示しないVTCカバーに回転を規制された状態で取り付けられると共に、従動軸部材7に軸受28を介して支持されている。
【0052】
一方、ヒステリシスリング123を中間回転体18に取り付けるためのリテーナプレート122はコイルヨーク125の後端面から外周面の一部に回り込むように形成され、コイルヨーク125の外周側に位置される先端部に円板状のヒステリシスリング123が固定されている。そして、このヒステリシスリング123の内周縁部は前記対向面126,127の間の隙間に非接触状態で介装されている。
【0053】
コイルヨーク125の対向面126,127には図10,図11に示すように円周方向に沿って複数の凹凸が形成されており、対向面126,127相互の凸部126a,127a(磁極)は円周方向にずれて配置されている。したがって、このヒステリシスブレーキ120の場合にも、近接する凸部126a,127a間に発生する磁界の向きは、図10に示すように円周方向に所定の傾きをもち、ヒステリシスリング123の回転変位によって磁界の向きとヒステリシスリング123の内部の磁束の向きにずれが生じることとなる。よって、このブレーキ120の場合にも、第1の実施形態と同様の原理によってヒステリシスリング123(中間回転体18)に制動力を作用させることができる。
【0054】
尚、この実施形態においては中間回転体18の渦巻き溝15に係合する転動部材として球116を用いるようにしている。
【0055】
このバルブタイミング制御装置においては、基本的に第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができるが、ヒステリシスブレーキ120の対向面126,127の間の隙間に円板状のヒステリシスリング123が介装された構造となっているため、ブレーキ120の軸長を短くして装置全体の軸長の短縮化を図ることができると共に、効率よく大きな制動トルクを中間回転体18に作用させることができる。即ち、この実施形態の場合、ヒステリシスリング123の制動力作用面が径方向外側に張り出すように配置されているため、制動力と回転中心からの距離によって決まる制動トルクは容易に大きくすることができる。
【0056】
つづいて、図12〜図15に示す第3の実施形態について説明する。尚、第4の実施形態も含め以下で説明する実施形態については、第1,第2の実施形態と同一部分に同一符号を付すものとする。
【0057】
この実施形態のバルブタイミング制御装置は、組付角操作機構4の基本構成は第1の実施形態のものと同様であり、操作力付与手段5を構成するゼンマイばね19とヒステリシスブレーキ20の基本構成もほぼ同様であるが、中間回転体18とヒステリシスリング23の連係部の構造と、ヒステリシスリング23の支持構造が第1実施形態のものと異なっている。
【0058】
従動軸部材207は第1の実施形態に比較して短く形成され、ヒステリシスブレーキ20の電磁コイル24の内周部に入り込まない長さとなっている。中間回転体18の軸部の前端部には、径方向外側に張り出すフランジリング30が一体に取り付けられ、そのフランジリング30の外周縁部には径方向に沿う係合溝31が形成されている。この係合溝31はフランジリング30を軸方向に貫いて形成されている。
【0059】
一方、ヒステリシスリング23の側部壁が結合されるリテーナプレート222には、前記係合溝31内に挿入係合される係合ピン32(突出部)が突設された厚肉円板状の基部222aと、この基部222aから段差状に縮径してコイルヨーク25の内周側に突出する円筒部222bとが設けられている。係合ピン32はフランジリング30側の係合溝31に対して摺動自在に係合し、フランジリング30とリテーナプレート222の径方向の相対変位を許容し、かつ、両者の回動変位を規制するようになっている。円筒部222bはコイルヨーク25の内周面に軸受33(ラジアル玉軸受)を介して回転可能に支持されている。したがって、ヒステリシスリング23はコイルヨーク25に対しリテーナプレート222と軸受33を介して回転自在に支持されている。尚、コイルヨーク25は第1の実施形態と同様に非回転部材であるVTCカバー34に固定されている。
【0060】
この実施形態のバルブタイミング制御装置は、操作力付与手段4に第1の実施形態とほぼ同構成のヒステリシスブレーキ20を採用しているために、第1の実施形態と同様の基本効果を得ることができるが、上記の特有の構成によって次のようなさらなる効果を得ることができる。
【0061】
即ち、まず、ヒステリシスリング23と中間回転体18がリテーナプレート222の係合ピン32とフランジリング30の係合溝31によって連係され、それによって両者が一体回転しつつも、相互の径方向変位を許容し得るようになっているため、機関運転に伴うカムシャフト1の径方向の振れによって中間回転体18が径方向に変動した場合であっても、その中間回転体18の変動を係合ピン32と係合溝31による連係部によって吸収し、変動がヒステリシスリング23側に伝達されるのを阻止することができる。
【0062】
そして、ヒステリシスリング23自体は軸受33を介してコイルヨーク25に支持されているため、ヒステリシスリング23をコイルヨーク25に対してセンタリングし、対向面26,27の凸部26a,27aとヒステリシスリング23の間隔を常に一定に維持することができる。
【0063】
したがって、以上のことからカムシャフト1の径方向の振れに伴うヒステリシスリング23と対向面26,27の干渉を確実に防止することができると共に、対向面26,27とヒステリシスリング23の間の磁気作用を常時安定させることができる。また、係合ピン32はフランジリング30を貫通する係合溝31に挿入係合されているため、中間回転体18の軸方向変動もこの連係部によって吸収することができる。
【0064】
尚、以上では、係合ピン32と係合溝31による中間回転体18とヒステリシスリング23の連係構造と、非回転部材に対するヒステリシスリング23の軸受支持構造を、周面状の対向面26,27の間にヒステリシスリング23の円筒壁23aを介装するタイプのヒステリシスブレーキ20に適用したが、円板面状の対向面の間にヒステリシスリングを介装する第2の実施形態のヒステリシスブレーキに同様に適用することも可能である。
【0065】
最後に、図16に示す第4の実施形態について説明する。
【0066】
この実施形態のバルブタイミング制御装置は、組付角操作機構4等の基本構成と、操作力付与手段5にゼンマイばね17とヒステリシスブレーキ320を用いる点等は上述の第1〜第3の実施形態のものと同様であるが、ヒステリシスブレーキ320の磁界発生部に永久磁石を用い、その磁界発生部の発生磁界を機械的な制御手段によって制御している点で上述の他の実施形態と異なっている。
【0067】
ヒステリシスブレーキ320は、フランジリング330とリテーナプレート322を介して中間回転体18に連係された円板状のヒステリシスリング323と、軸方向に隙間をもって対向配置され、その隙間にヒステリシスリング323が非接触状態で介装される一対の永久磁石ブロック40,41と、一方の永久磁石ブロック40を一体に支持する固定ベースブロック42と、他方の永久磁石ブロック41を同様に一体に支持する可動ベースブロック43と、この可動ベースブロック43を適宜回動制御するモータ44と、を備えている。
【0068】
ヒステリシスリング323は他の実施形態と同様にヒステリシス材によって形成されており、両永久磁石ブロック40,41は円周方向に沿って異磁極が交互に着磁されている。そして、この両永久磁石ブロック40,41は両者の磁極面40a,41aが磁界発生部を構成し、その磁極面40a,41aを円周方向に適宜ずらすことにより、ヒステリシスリング323に作用する両磁極面40a,41a間の発生磁界を調整する。
【0069】
固定ベースブロック42と可動ベースブロック43は共にリング状に形成され、これらの内周部にリテーナプレート322の円筒部322bが延出している。固定ベースブロック42は非回転部材であるVTCカバー34に回転を規制された状態で取り付けられる共に、前記リテーナプレート322の円筒部322bの前端を軸受45aを介して支持している。そして、可動ベースブロック43はその内周部が軸受45bを介して前記円筒部322bに回転自在に支持されると共に、その外周部がウォームギヤ46を介してモータ44に連係されている。したがって、モータ44は図外のコントローラによる駆動制御によって可動ベースブロック43の回動位置を調整し、それによって永久磁石ブロック40,41の磁極面40a,41aの発生磁界を制御し得るようになっている。この実施形態の場合、磁界制御手段である回動機構は、モータ44と可動ベースブロック43、ウォームギヤ46等によって構成している。
【0070】
この実施形態のバルブタイミング制御装置は、操作力付与手段5にヒステリシスブレーキ320を採用しているために、基本的に他の実施形態と同様の効果を得ることができるが、ヒステリシスリング323に作用させる磁界を永久磁石によって得るようにしているため、電磁コイルを用いる他の実施形態のものに比較して消費電力を小さく抑えることができる。
【0071】
次に、上記の各実施形態から把握し得る請求項に記載以外の発明について、以下にその作用効果と共に記載する。
(イ)磁気誘導部材の両対向面を円板面状に形成すると共に、ヒステリシスリングを円板壁を有する形状に形成し、前記両対向面の間の隙間にヒステリシスリングの円板壁を配置したことを特徴とする請求項3に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
【0072】
この場合、軸長の増大を招くことなく磁気誘導部材とヒステリシスリングの対向面積を確保することができるため、装置の軸長を短縮化して内燃機関の車両搭載性を高めることができる。また、磁気誘導部材とヒステリシスリングの磁力作用部が径方向外側に位置されるようになるため、効率良く大きな制動トルクを得ることができる。
(ロ)前記磁気誘導部材が非回転部材に取り付けられ、前記ヒステリシスリングが中間回転体に連係された前記(イ)に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
前記ヒステリシスリングを、中間回転体に対して、径方向の変位を許容し、かつ、回動を規制した状態で連係すると共に、そのヒステリシスリングを磁気誘導部材または非回転部材に軸受を介して支持させたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
【0073】
この場合、ヒステリシスリングは中間回転体と常時一体回転するものの、両者の連係部は径方向の相対変位を許容する構造となっているため、中間回転体の径方向の変動はその連係部で吸収されてヒステリシスリング側に伝達されなくなる。そして、ヒステリシスリングは磁気誘導部材または非回転部材に軸受を介して支持されているため、ヒステリシスリングと磁気誘導部材の干渉は確実に防止される。
(ハ)ヒステリシスリングと中間回転体の一方に突出部を設けると共に、他方に径方向に延出する係合溝を設け、前記突出部を係合溝に摺動自在に係合させたことを特徴とする請求項6または前記(ロ)に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
【0074】
この場合、極めて簡単な構造でありながら、中間回転体とヒステリシスリングを、径方向の変位を許容し、回動を規制した状態で連係することができる。したがって、製造コストの高騰を抑えることができる。
(ニ)異磁極が円周方向に沿って配置された一対の永久磁石ブロックを、磁極面相互が隙間をもって対峙するように設け、この両永久磁石ブロック間の隙間にヒステリシス材から成るヒステリシスリングを配置すると共に、両永久磁石ブロックを相対回動させることによって永久磁石ブロック間の発生磁界を変化させる回動機構を設け、前記永久磁石ブロックの磁極面、ヒステリシスリング、回動機構によって前記磁界発生部、ヒステリシス材、磁界制御手段を夫々構成するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
【0075】
この場合、両永久磁石ブロックの相対回動位置に応じて発生磁界を変化させることができ、磁界の発生には基本的に電力を用いないため、車両にとって貴重な電力消費を小さく抑えることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の第1の実施形態を示す縦断面図。
【図2】同実施形態を示す図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】同実施形態を示す図1のB−B線に沿う断面図。
【図4】同実施形態の作動状態を示す図2と同様の断面図。
【図5】ヒステリシス材の磁束密度−磁界特性を示すグラフ。
【図6】同実施形態を示す図3の部分拡大断面図。
【図7】図6の部品を直線状に展開した模式図であり、初期状態(A)とヒステリシスリングが回転したとき(B)の磁束の流れを示す図。
【図8】この出願の発明のブレーキトルク−回転速度特性(A)と従来技術のブレーキトルク−回転速度特性(B)を示すグラフ。
【図9】この出願の発明の第2の実施形態を示す縦断面図。
【図10】同実施形態を示す図9のC矢視の拡大図。
【図11】同実施形態を示す図9のD矢視の拡大図。
【図12】この出願の発明の第3の実施形態を示す縦断面図。
【図13】同実施形態を示すE−E線に沿う断面図。
【図14】同実施形態を示すF−F線に沿う断面図。
【図15】同実施形態を示すG−G線に沿う断面図。
【図16】この出願の発明の第4の実施形態を示す縦断面図。
【符号の説明】
1…カムシャフト
3…駆動リング(駆動回転体)
4…組付角操作機構
7…従動軸部材(従動回転体)
8…径方向溝(径方向ガイド)
11…リンク
13…突出部(可動案内部)
15…渦巻き溝(渦巻き状ガイド)
16,116…係合ピン(可動案内部、転動部材)
18…中間回転体
20,120,320…ヒステリシスブレーキ
23,123,323…ヒステリシスリング(ヒステリシス材)
24,124…電磁コイル(磁界制御手段)
25,125…コイルヨーク(磁気誘導材料)
26,27,126,127…対向面
26a,27a,126a,127a…凸部(磁界発生部)
34…VTCカバー(非回転部材)
40,41…永久磁石ブロック
40a,41a…磁極面
43…可動ベースブロック(磁界制御手段)
44…モータ(磁界制御手段)
46…ウォームギヤ(磁界制御手段)

Claims (6)

  1. 内燃機関のクランクシャフトによって回転駆動される駆動回転体と、
    カムシャフト若しくは同シャフトに結合された別体部材から成る従動回転体と、
    前記駆動回転体と従動回転体に対して相対回動可能な中間回転体を有し、
    その中間回転体が駆動回転体と従動回転体に対して相対的に回動操作されることによって両回転体を相対回動させる組付角操作機構と、
    前記中間回転体を駆動回転体と従動回転体に対して相対回動させるべく制動力を付与する制動機構と、
    を備えた内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記制動機構にヒステリシスブレーキを用いると共に、該ヒステリシスブレーキの前記中間回転に対する制動力によって、前記駆動回転体と従動回転の相対回動を進角側に制御することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  2. 前記ヒステリシスブレーキは、
    相対変位する2部材のうちの一方側の部材に設けられた磁界発生部と、
    前記2部材のうちの他方側の部材に設けられ、外部の磁界の変化に対して位相遅れをもって磁束が変化する特性を持つヒステリシス材と、
    前記磁界発生部の磁界を制御する磁界制御手段と、
    を備え、
    前記ヒステリシス材が磁界発生部の発生磁界内を変位するときに、ヒステリシス材の内部の磁束の向きと磁界発生部による外部磁界の向きのずれによって制動力を発生することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  3. 隙間をもって対向する磁気誘導部材の一対の対向面に複数の凹凸を円周方向に沿って設けると共に、前記両対向面の凸部を円周方向にずらして配置し、前記両対向面の間の隙間にヒステリシス材から成るヒステリシスリングを配置し、前記両対向面相互の近接した凸部間に通電によって磁界を生じさせる電磁コイルを設け、前記対向面の凸部、ヒステリシスリング、電磁コイルによって前記磁界発生部、ヒステリシス材、磁界制御手段を夫々構成するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  4. 磁気誘導部材の両対向面を周面状に形成すると共に、ヒステリシスリングを円筒壁を有する形状に形成し、前記両対向面の間の円筒状の隙間に前記ヒステリシスリングの円筒壁を配置したことを特徴とする請求項3に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  5. 組付角操作機構を、
    駆動回転体と従動回転体のいずれか一方に設けられた径方向ガイドと、
    前記駆動回転体と従動回転体に対して相対回転可能に設けられ、前記径方向ガイドに対峙する側の面に渦巻き状ガイドを有する中間回転体と、
    前記径方向ガイドと渦巻き状ガイドに変位可能に案内係合される可動案内部と、
    前記駆動回転体と従動回転体のいずれか他方のものの回転中心から離間した部位と前記可動案内部とを揺動可能に連結するリンクと、
    を備え、
    前記可動案内部を渦巻き状ガイドに対して転動可能な転動部材を介して係合させたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  6. 磁気誘導部材が非回転部材に取り付けられ、ヒステリシスリングが中間回転体に連係された請求項4に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
    前記ヒステリシスリングを、中間回転体に対して、径方向の変位を許容し、かつ、回動を規制した状態で連係し、そのヒステリシスリングを磁気誘導部材または非回転部材に軸受を介して支持させたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
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