JP3969713B2 - 板状物搬送具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、板状物搬送具に関し、特に、板状物を縦に積載する板状物搬送具に関する。
【0002】
【従来の技術】
板ガラスの搬送は、例えば図8に示すような断面略L字形の板ガラス搬送具80を用いて行われる。この板ガラス搬送具80は、床板81と、床板81の後端から垂直に立設される背受け部82とを備え、複数の板ガラス83は、背受け部に対して平行になるように床板81上に収納される。板ガラス83の搬送に際し収納されている板ガラス83を保護するために、緩衝材等を用いたりすることにより収納されている板ガラス83を固縛する。
【0003】
また、上記板ガラス搬送具80に代えて、パネルを個々に独立して溝間に収納することができる板ガラス輸送コンテナも提案されている(特表2000−501052号公報)。図9に示すように、この板ガラス輸送コンテナ90は、ほぼ直角に交わる床部91と、直立した後壁92と、パネル93の縁部を受入れる形状および寸法でほぼ垂直に整列されている溝ユニット94とを備えると共に、夫々のパネル93に当接して、そのパネル93を弾性的に床部91と後壁92との交線に向かって付勢する伸縮コード95等の伸長された弾性拘束体を備える弾性拘束手段を有し、複数のパネル93は、後壁92に対して垂直になるように床部91上に立設される。パネル93の搬送に際し溝ユニット94間に収納されているパネル93を保護するために、伸長された各伸縮コード95は、それぞれのパネル93の平面内において、床部91上方の後壁92から後壁92前方の床部91へ延びて、パネル93の上部前方角部に当接し、収納されているパネル93を固縛する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記板ガラス搬送具80においては、収納された板ガラス83を保護するために緩衝材等を用いるが、板ガラス83が真空ガラスである場合には特殊な材質や形状の緩衝材が必要とされるので、板ガラス83の種類に応じて緩衝材等の材質や形状を適宜変更する必要がある。
【0005】
また、上記輸送コンテナ90においては、パネル93が真空ガラス等である場合には、伸縮コード95等の弾性拘束体を用いてパネル93の固縛を行っても、弾性伸縮拘束体が伸縮性を有するので、パネル93の固縛を十分に行うことができず、パネル93の搬送中におけるパネル93の振動・移動を十分に防止することができない。
【0006】
本発明の目的は、搬送中における板状物の振動・移動を確実に防止することができる板状物搬送具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の板状物搬送具は、床部と、板状物を間に収容すべく前記床部上面に互いに平行に立設された少なくとも2つの仕切桟とを備える板状物搬送具において、前記床部に立設された鉛直部材と、前記鉛直部材に取付可能であり、且つ前記収容された板状物の上縁を押さえる上桟とを備え、前記上桟は、前記板状物の上縁に対して平行となる方向に配置された棒状物であることを特徴とする。
【0008】
請求項1記載の板状物搬送具によれば、少なくとも2つの仕切桟間に収容された板状物の上縁を上桟が押さえるので、搬送中における板状物の振動・移動を確実に防止することができる。また、板状物の種類に依らず且つラックがじゃまとなることなく板状物を固縛することができる。また、板状物が複数である場合において、板状物が仕切桟間に収容される順序が制限されるのをなくすことができる。
【0009】
請求項2記載の板状物搬送具は、請求項1記載の板状物搬送具において、前記上桟は前記鉛直部材にスライド自在であることを特徴とする。また、請求項3記載の板状物搬送具は、請求項2記載の板状物搬送具において、前記上桟は複数個設けられており、それぞれが前記鉛直部材に対して個別にスライド自在であることを特徴とする。
【0010】
請求項2又は3記載の板状物搬送具によれば、上桟が鉛直部材にスライド自在に取付け可能であるので、板状物の幅方向寸法に依らず板状物を押さえることができる。また、収容された板状物が複数である場合において、板状物が上桟により押さえられる順序が制限されるのをなくすことができる。
【0011】
請求項4記載の板状物搬送具は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の板状物搬送具において、前記上桟を前記鉛直部材に固定する固定手段を備えることを特徴とする。
【0012】
請求項4記載の板状物搬送具によれば、上桟を鉛直部材に固定するので、容易に板状物を固縛することができる。
【0013】
請求項5記載の板状物搬送具は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の板状物搬送具において、前記上桟は、その断面形状が略逆U字形であることを特徴とする。
【0014】
請求項5記載の板状物搬送具によれば、上桟の断面形状が略逆U字形であるので、板状物の上縁を上方から確実に押さえることができる。
【0015】
請求項6記載の板状物搬送具は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の板状物搬送具において、前記仕切桟はパイプ製であることを特徴とする。
【0016】
請求項6記載の板状物搬送具によれば、仕切桟がパイプ製であるので、軽量化を図ることができる。
【0017】
請求項7記載の板状物搬送具は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の板状物搬送具において、前記床部は、その上面が前記板状物との当接部において弾性部材により被覆されていることを特徴とする。
【0018】
請求項7記載の板状物搬送具によれば、床部の上面が板状物との当接部において弾性部材により被覆されているので、板状物に傷等が付くのを防止することができる。
【0019】
請求項8記載の板状物搬送具は、請求項7記載の板状物搬送具において、前記弾性部材は、すべり止め部材であることを特徴とする。
【0020】
請求項8記載の板状物搬送具によれば、弾性部材がすべり止め部材であるので、搬送中に板状物の振動・移動をより確実に防止することができる。
【0021】
請求項9記載の板状物搬送具は、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の板状物搬送具において、前記仕切桟は、前記板状物の当接部において弾性部材により被覆されていることを特徴とする。
【0022】
請求項9記載の板状物搬送具によれば、仕切桟が板状物の当接部において弾性部材により被覆されているので、板状物に傷等が付くのを防止することができる。
【0023】
請求項10記載の板状物搬送具は、請求項7乃至9のいずれか1項に記載の板状物搬送具において、前記弾性部材は樹脂又はゴムから成ることを特徴とする。
【0024】
請求項10記載の板状物搬送具によれば、弾性部材が樹脂又はゴムから成るので、板状物に傷等が付くのを確実に防止することができる。
【0025】
請求項11記載の板状物搬送具は、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の板状物搬送具において、前記仕切桟は、その高さが前記板状物の重心高さよりも高いことを特徴とする。
【0026】
請求項11記載の板状物搬送具によれば、仕切桟の高さが板状物の重心高さよりも高いので、仕切桟は板状物をその自重中心よりも高い位置で支承することができ、もって板状物に過大な荷重がかかるのを防止して板状物に傷等が付くのを防止することができる。
【0027】
請求項12記載の板状物搬送具は、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の板状物搬送具において、前記床部は、前記仕切桟を脱着自在に固定することを特徴とする。
【0028】
請求項12記載の板状物搬送具によれば、床部が仕切桟を脱着自在に固定するので、板状物の厚みに合わせて板状物を積載することができる。
【0029】
請求項13記載の板状物搬送具は、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の板状物搬送具において、前記鉛直部材は前記床部に着脱自在に固定されることを特徴とする。
【0030】
請求項13記載の板状物搬送具によれば、鉛直部材が床部に着脱自在に固定されるので、コンパクトにすることができる。また、請求項11及び13記載の板状物搬送具によれば、上桟が板状物の上縁を押さえていない場合において鉛直部材が床部から取外されたときに、収容されている板状物が不用意に転倒するのを防止することができる。
【0031】
請求項14記載の板状物搬送具は、請求項13記載の板状物搬送具において、前記鉛直部材は、前記床部から取外されたときに、前記仕切桟と嵌合するように前記床部上に載置可能とされていることを特徴とする。
【0032】
請求項14記載の板状物搬送具によれば、鉛直部材が床部から取外されたときに仕切桟と嵌合するように床部上に載置可能とされているので、板状物が収容されていないときの保管効率を向上させることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る板状物搬送具を図面を参照しながら説明する。
【0034】
図1は、本発明の実施の形態に係る板状物搬送具の斜視図であり、図2は、図1の板状物搬送具の正面図である。
【0035】
図1及び図2において、板ガラス10(板状物)を搬送する板状物搬送具としての板ガラス搬送具100は、主に、幅2340mm、奥行き420mmの床板フレーム21(床部)及び高さが730〜1200mm間で可変とされた4本の支柱22(鉛直部材)から成るフレーム20と、床板フレーム21上に配される厚み12mmのベニヤ製の水平な矩形床板30(床部)と、床板フレーム21上に立設される逆U字形、パイプ製の仕切桟40と、床板フレーム21の上方において2本の支柱22間に立設される最大高さ820mmの一対の褄パネル50(鉛直部材)と、一対の褄パネル50間に水平にわたされる上桟60とを備える。
【0036】
フレーム20は、一対の褄パネル50が立設される一対の支柱22間に水平にわたされる脱着自在な一対の連結バー23をさらに備える。また、フレーム20には、フォークリフトのフォーク部用の孔が設けられており、この孔にフォークリフトのフォーク部を挿入し、フォークリフトは、板ガラス10が積載されている板ガラス搬送具100を移動する。
【0037】
矩形床板30は、その上面に板ガラス10との摩擦係数が考慮されたすべり止め部材としてのゴム(弾性部材)製等の厚み3mmの緩衝板31が貼付(被覆)されている。矩形床板30が弾性部材製であるので板ガラス10等のガラス製品に傷等が付くのを防止することができ、弾性部材がすべり止め部材であるので、搬送中に板ガラス10の振動・移動をより確実に防止することができる。
【0038】
仕切桟40は、間に板ガラス10を縦に収容すべく床板フレームの前縁に対して平行に2列設けられている。2列の仕切桟40は、互いに平行であると共に1列当たり9個設けられている。列間の仕切桟40は、対向する仕切桟40の一対が同一平面内に位置している。仕切桟40が略逆U字形且つパイプ製であるので、仕切桟40の軽量化を図ることができる。
【0039】
また、仕切桟40は、SGPから成るパイプに厚み3mm程度のポリエチレンホース(弾性部材)を外嵌したものであり、ボルト・ナット等の固定具41を介して脱着自在に床板フレーム21に1列当たり9つ配設されている。これにより、搬送すべき板ガラス10の大きさに合わせて、さらには板ガラス10の種類や構成(例えば、真空ガラス、複層ガラス、単板ガラス)に合わせて仕切桟40を配設することができる。
【0040】
また、仕切桟40は、その高さが搬送すべき板ガラス10の重心高さよりも高く設定されている。これにより、仕切桟40は板ガラス10をその自重中心よりも高い位置で支承することができ、もって板ガラス10に過大な荷重がかかるのを防止して板ガラス10に傷等が付くのを防止することができると共に、上桟60が板ガラス10の上縁を押さえていないときに褄パネル50が支柱22から取外されても、収容されている板ガラス10が転倒するのを防止することができる。
【0041】
一対の褄パネル50は、夫々、鉛直に配列されて褄パネルを構成する8本のパイプ51(鉛直部材)を備える。パイプ51は、パイプ51上をスライド自在なスライドガイド52と、スライドガイド52に固定されており上桟60を固定するストッパ53とをさらに備える。パイプ51は、褄パネル50に脱着自在に固定可能に構成されている。この8本のパイプ51の各々は、9つの仕切桟40のうち2つの仕切桟40間の中間に対応する床板フレームにおける奥行き方向の位置に固定される。これにより、パイプ51を板ガラス10が載置される位置に対応させることができ、また後述するように解体されたときに褄パネル50を仕切桟40に嵌合させることができる。
【0042】
また、褄パネル50は、支柱22に対して脱着自在に構成されている。これにより、板ガラス10等のガラス製品を搬送しない往路等では、板ガラス搬送具100をコンパクトにすることができる。また、上桟60が板ガラス10の上縁を押さえていない場合において褄パネル50が支柱22から取外されたときに、収容されている板ガラス10が不用意に転倒するのを防止することができる。
【0043】
上桟60は、具体的には対向する一対のパイプ51間に水平にわたされており、上桟60の高さに応じてパイプ51上をスライドガイド52を介してスライドさせたストッパ53により固定される。図1及び図2では、2本の上桟60が示されている。上桟60がスライドガイド52を介してパイプ51上をスライド自在となるので、板ガラス10をそれぞれ独立して押さえることができる。
【0044】
図3は、図2の線III−IIIに関する上桟60の断面図である。
【0045】
図3において、上桟60は、逆U字形部の底部、即ち板ガラス10の当接部に厚み2mmの板ガラス10との摩擦係数が考慮されたすべり止め部材としてのゴム61が貼付されている。また、厚み1.6mmの板ガラス10との摩擦係数が考慮されたすべり止め部材としてのポリプロピレン樹脂製の弾性部材62が被覆されていてもよい(図4)。これらにより、板ガラス10の上縁に傷が付くのを防止することができると共に、弾性部材がすべり止め部材であるので、搬送中に板ガラス10の振動・移動をより確実に防止することができる。
【0046】
以下、板ガラス搬送具100の変形例を図5及び図6を参照しながら説明する。
【0047】
図5は、図1における板ガラス搬送具100の変形例の正面図である。
【0048】
図5において、板ガラス搬送具100は、仕切桟40’を備え、仕切桟40’は、その形状が略逆U字形ではなく、その形状が略Γ字形であり、床板フレーム21とパイプ51とに固定される。
【0049】
上桟60は、図5の線VI−VIに関する断面図(図6)に示すように、逆U字形部の内面、即ち板ガラス10の当接部に板ガラス10との摩擦係数が考慮されたすべり止め部材としての厚み2mmのゴム61’が貼付されている。逆U字形部の内面にゴム61’が貼付されているので、板ガラス10の上縁に傷等が付くのをより確実に防止することができる。また、上桟60には、図4の上桟60と同様に、弾性部材62が被覆されていてもよい。
【0050】
また、上桟60の内面に貼付されているのは、厚み2mmのゴム61,61’としたが、樹脂等の弾性部材であってもよく、また厚みも2mmに限定されることはない。弾性部材により、搬送すべき板ガラス10に傷等がつくのを防止することができる。また、上記弾性部材として用いるゴム61,61’、樹脂等は、板ガラス10との摩擦係数が考慮されたすべり止め部材であることがより好ましく、これにより、搬送中に板ガラス10の振動・移動をより確実に防止することができる。
【0051】
以下、図1の板ガラス搬送具100を用いた板ガラス10の搬送方法を説明する。
【0052】
まず、フレーム20を組立て、床板フレーム21上面に仕切桟40を固定し、固定された仕切桟40間の緩衝板31上に、例えば2枚の板ガラス10を収納する。次に、収納された板ガラス10の上縁に上桟60を載置する。スライドガイド52を支柱22間に立設された褄パネル50に固定されているパイプ51上をスライドさせ、上桟60をスライドガイド52に固定されているストッパ53により固定し、ストッパ53をスライドガイド52を介してパイプ51に固定する。
板ガラス10の上縁に上桟60を載置し褄パネル50を介してフレーム20で上桟60を支承するので、搬送中に板ガラス10の振動・移動を確実に防止することができる。
【0053】
次に、床板21に設けられているフォークリフトのフォーク部用の孔に、フォークリフトのフォーク部を挿入し、フォークリフトにより板ガラス搬送具100を移動させる等して、床板フレーム21の上に載置された板ガラス10を搬送する。
【0054】
また、搬送路の往路においては、上述と逆の作動により板ガラス搬送具100が解体される。これにより、板ガラス搬送具100をコンパクトにすることができる。特に、上桟60による押さえを解除するのみで板ガラス10を取出し可能であるので、開函作業を容易にすることができる。
【0055】
そして、板ガラス10が取出された後において、解体された連結バー23、褄パネル50、及び上桟60については、図7に示すように、連結バー23をフレーム20の下部に、上桟60を仕切桟40間の緩衝板31の上面に、及び褄パネル50を仕切桟40と嵌合するように緩衝板31の上面に夫々配置される。また、支柱22を最低値である高さ730mmに固定する。さらには、複数の解体された板ガラス搬送具100がある場合においては、2つ目以降の板ガラス搬送具100を、2階、3階というように1つ目の板ガラス搬送具100の上方に支柱22により連結することも可能である。これらにより、褄パネル50が支柱22から取外されたときに仕切桟40と嵌合するように床板フレーム21上に載置可能とされているので、板ガラス10が収容されていないときの保管効率を向上させることができる。
【0056】
図7において、褄パネル50を2列の仕切桟40に嵌合させたが、1列の仕切桟40に嵌合させてもよい。
【0057】
上記実施の形態では、仕切桟40は、その形状が略逆U字形又は略Γ字形であるとしたが、板状であってもよい。また、仕切桟40は、SGPから成るパイプにポリエチレンホースを外嵌したものとしたが、全て弾性部材から成っていてもよく、板ガラス10の質量を考慮し、上桟60による押さえが解除されても各板ガラス10がそれぞれ独立して支承される構造であればよい。仕切桟40が全て弾性部材から成っていると、板ガラス搬送具100の軽量化をより図ることができる。
【0058】
また、上記実施の形態では、板ガラス10の上縁に上桟60を載置し褄パネル50を介してフレーム20で上桟60を支承するとしたが、この板ガラス10を支持するために、例えば、上桟60の内面に設けられたゴム61やバネによって押圧したり、互いに対向する仕切桟40の内面に設けられたゴムやバネによって押圧してもよい。
【0059】
さらに、本実施の形態に係る板ガラス搬送具100において、床板フレーム21の幅は2340mm、奥行きは420mm、支柱22の高さは730〜1200mm、及び褄パネル50の高さは820mmであるとしたが、これらの大きさはそれぞれ限定されるものではなく、板ガラス10の大きさに合わせて板ガラス10を積載することができればいかなる大きさであってもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、請求項1記載の板状物搬送具によれば、少なくとも2つの仕切桟間に収容された板状物の上縁を上桟が押さえるので、搬送中における板状物の振動・移動を確実に防止することができる。また、板状物の種類に依らず且つラックがじゃまとなることなく板状物を固縛することができる。また、板状物が複数である場合において、板状物が仕切桟間に収容される順序が制限されるのをなくすことができる。
【0061】
請求項2又は3記載の板状物搬送具によれば、上桟が鉛直部材にスライド自在に取付け可能であるので、板状物の幅方向寸法に依らず板状物を押さえることができる。また、収容された板状物が複数である場合において、板状物が上桟により押さえられる順序が制限されるのをなくすことができる。
【0062】
請求項4記載の板状物搬送具によれば、上桟を鉛直部材に固定するので、容易に板状物を固縛することができる。
【0063】
請求項5記載の板状物搬送具によれば、上桟の断面形状が略逆U字形であるので、板状物の上縁を上方から確実に押さえることができる。
【0064】
請求項6記載の板状物搬送具によれば、仕切桟がパイプ製であるので、軽量化を図ることができる。
【0065】
請求項7記載の板状物搬送具によれば、床部の上面が板状物との当接部において弾性部材により被覆されているので、板状物に傷等が付くのを防止することができる。
【0066】
請求項8記載の板状物搬送具によれば、弾性部材がすべり止め部材であるので、搬送中に板状物の振動・移動をより確実に防止することができる。
【0067】
請求項9記載の板状物搬送具によれば、仕切桟が板状物の当接部において弾性部材により被覆されているので、板状物に傷等が付くのを防止することができる。
【0068】
請求項10記載の板状物搬送具によれば、弾性部材が樹脂又はゴムから成るので、板状物に傷等が付くのを確実に防止することができる。
【0069】
請求項11記載の板状物搬送具によれば、仕切桟の高さが板状物の重心高さよりも高いので、仕切桟は板状物をその自重中心よりも高い位置で支承することができ、もって板状物に過大な荷重がかかるのを防止して板状物に傷等が付くのを防止することができる。
【0070】
請求項12記載の板状物搬送具によれば、床部が仕切桟を脱着自在に固定するので、板状物の厚みに合わせて板状物を積載することができる。
【0071】
請求項13記載の板状物搬送具によれば、鉛直部材が床部に着脱自在に固定されるので、コンパクトにすることができる。また、請求項10及び12記載の板状物搬送具によれば、上桟が板状物の上縁を押さえていない場合において鉛直部材が床部から取外されたときに、収容されている板状物が不用意に転倒するのを防止することができる。
【0072】
請求項14記載の板状物搬送具によれば、鉛直部材が床部から取外されたときに仕切桟と嵌合するように床部上に載置可能とされているので、板状物が収容されていないときの保管効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る板状物搬送具の斜視図である。
【図2】 図1の板状物搬送具の正面図である。
【図3】 図2の線III−IIIに関する断面図である。
【図4】 上桟51の変形例の正面図である。
【図5】 図1における板ガラス搬送具100の変形例の正面図である。
【図6】 図5の線VI−VIに関する断面図である。
【図7】 図1における板ガラス搬送具100を解体したときの斜視図である。
【図8】 従来の板ガラス搬送具の側面図である。
【図9】 従来の板ガラス搬送具の斜視図である。
【符号の説明】
10 板ガラス
20 フレーム
31 緩衝板
40 仕切桟
50 褄パネル
51 パイプ
52 スライドガイド
53 ストッパ
60 上桟
100 板ガラス搬送具
Claims (14)
- 床部と、板状物を間に収容すべく前記床部上面に互いに平行に立設された少なくとも2つの仕切桟とを備える板状物搬送具において、前記床部に立設された鉛直部材と、前記鉛直部材に取付可能であり、且つ前記収容された板状物の上縁を押さえる上桟とを備え、前記上桟は、前記板状物の上縁に対して平行となる方向に配置された棒状物であることを特徴とする板状物搬送具。
- 前記上桟は前記鉛直部材にスライド自在であることを特徴とする請求項1記載の板状物搬送具。
- 前記上桟は複数個設けられており、それぞれが前記鉛直部材に対して個別にスライド自在であることを特徴とする請求項2記載の板状物搬送具。
- 前記上桟を前記鉛直部材に固定する固定手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の板状物搬送具。
- 前記上桟は、その断面形状が略逆U字形であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の板状物搬送具。
- 前記仕切桟はパイプ製であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の板状物搬送具。
- 前記床部は、その上面が前記板状物との当接部において弾性部材により被覆されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の板状物搬送具。
- 前記弾性部材は、すべり止め部材であることを特徴とする請求項7記載の板状物搬送具。
- 前記仕切桟は、前記板状物の当接部において弾性部材により被覆されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の板状物搬送具。
- 前記弾性部材は樹脂又はゴムから成ることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の板状物搬送具。
- 前記仕切桟は、その高さが前記板状物の重心高さよりも高いことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の板状物搬送具。
- 前記床部は、前記仕切桟を脱着自在に固定することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の板状物搬送具。
- 前記鉛直部材は前記床部に着脱自在に固定されることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の板状物搬送具。
- 前記鉛直部材は、前記床部から取外されたときに、前記仕切桟と嵌合するように前記床部上に載置可能とされていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の板状物搬送具。
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