JP3951485B2 - 回転・押圧操作型電子部品およびそれを用いた電子機器 - Google Patents

回転・押圧操作型電子部品およびそれを用いた電子機器 Download PDF

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    • H01H19/02Details
    • H01H19/10Movable parts; Contacts mounted thereon
    • H01H19/14Operating parts, e.g. turn knob
    • H01H2019/146Roller type actuators

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は主として携帯電話装置等の電子機器に使用され、機器の操作面から露出した円柱操作つまみの先端部を接線方向に回転操作および回転中心に向けて押圧操作する回転・押圧操作型電子部品およびそれを用いた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の回転・押圧操作型電子部品としては、図19の外観斜視図に示すようなプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ1が知られている。
【0003】
このプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ1は図19および図20の側面断面図に示すように、接点付取付基板2に回転操作部品部としての回転型エンコーダ部3と押圧操作部品部としてのプッシュオンスイッチ部4が配置され、回転型エンコーダ部3は一定の範囲で上下方向(図19および図20に示す矢印V方向)に移動できるように、プッシュオンスイッチ部4は動かないように固定されている。
【0004】
そして、回転型エンコーダ部3は図19および図20に示すように、接点付取付基板2により一定の範囲で上下方向(矢印V方向)に動きうるように保持されたスライド接点体5とその中央に固定された軸部6により回転可能に保持された回転体7と、この回転体7を回転操作できるように軸部6を介して取り付けられた円形操作つまみ8とにより構成され、スライド接点体5の下端から突出した板ばね9が接点付取付基板2前面のピン状突起10に弾接することにより、通常状態において回転型エンコーダ部3がプッシュオンスイッチ部4から離れた位置にあるように上方に付勢している。
【0005】
また、プッシュオンスイッチ部4は図20に示すように、その操作釦11が回転型エンコーダ部3の軸部6の後方の押圧部6Aに当接するように、接点付取付基板2の回転型エンコーダ部3とは反対側の面に固定されている。
【0006】
このように構成された従来のプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ1の動作は、まず円形操作つまみ8の外周上面8Aに接線方向(図19に示す矢印H方向)の力を加えて円形操作つまみ8を回転させることにより、回転体7が軸部6を中心として回転して回転型エンコーダ部3としての電気信号を発生し、また回転型エンコーダ部3を押し上げている板ばね9の付勢力に逆らって、円形操作つまみ8の外周上面8Aにその中心に向かう下方向(矢印V方向)の押し力を加えて回転型エンコーダ部3全体を動かすことにより、軸部6の押圧部6Aで操作釦11を押してプッシュオンスイッチ部4を動作させて電気信号を発生させ、円形操作つまみ8に加えていた押し力を除くと、板ばね9の弾性復元力によって回転型エンコーダ部3が押し戻されて元の状態に復帰するものであった。
【0007】
そして、このプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ1が携帯電話装置12に使用される場合には、図21の携帯電話装置の外観斜視図に示すように、別の二回路プッシュオンスイッチ13と組み合せて使用されることが多い。
【0008】
この二回路プッシュオンスイッチ13は図22の部分断面の正面図に示すように、スイッチ基板14の上に所定の間隔をあけて配設された二つの自力復帰型のプッシュオンスイッチ15A,15Bが、スイッチ基板14中央の支持部14Aで回動可能に支持された操作キー16の上面を押圧操作することにより、それぞれ個別に動作するように構成されたものである。
【0009】
次に、図21に示す携帯電話装置12の使用方法について説明すると、携帯電話装置12の使用開始時にその操作面12Aの液晶表示部17に複数の機能項目メニューが所定の配列関係で表示された状態において、まずプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ1の円形操作つまみ8の外周上面8Aの操作面から突出した部分に接線方向の力を加え、前方側または手前側に回転させることにより回転型エンコーダ部3から発せられた信号により、表示画面(図示せず)中の機能項目メニューを希望する項目のある行まで前後方向に移動させ、次に二回路プッシュオンスイッチ13の操作キー16の左上面16Aまたは右上面16Bを押圧操作してプッシュオンスイッチ15Aまたは15Bを動作させることにより、表示画面(図示せず)中の機能項目メニューを目的とする項目のある列まで左右方向に移動させて目的の項目を選択し、例えば“発信”の位置で、今度はプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ1の円形操作つまみ8の外周上面8Aを押圧操作して決定し、次に液晶表示部17には複数の発信相手先メニューが所定の配列順序で表示され、再度プッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ1の円形操作つまみ8の外周上面8Aに接線方向の力を加えて前方側または手前側に回転させることにより発信相手先メニューを希望する相手先の位置まで前後方向に移動させて選択し、目的とする相手先の位置で、再度プッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ1の円形操作つまみ8の外周上面8Aを押圧操作して決定し、この後、相手先に対して発呼信号を送るものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来の回転・押圧操作型電子部品としてのプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ1を二回路プッシュオンスイッチ13と共に携帯電話装置12等に使用し、所定の配列関係で包含された複数の選択項目からなるメニューを異なる二方向に移動させて目的の選択項目を選択する場合に、操作する人は、プッシュオンスイッチ1の円形操作つまみ8と二回路プッシュオンスイッチ13の操作キー16の間を指を大きく移動させながら操作しなければならないので、操作性が悪いという課題があった。
【0011】
また、携帯電話装置12等の小形化された電子機器においては、その操作面12Aに機能項目の選択用に二つの電子部品を配することは、操作面の配置設計において不利であるという課題もあった。
【0012】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、複数の選択項目を有するメニューの中から所定の選択項目を選択して使用する電子機器において、一つの操作つまみで、複数の選択項目からなるメニューを異なる方向に移動させて、希望する項目を簡単かつ迅速に選択・決定することができる操作性の優れた回転・押圧操作型電子部品を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の回転・押圧操作型電子部品は、所定の範囲で上下動可能に支持された一辺を支持軸として回動可能な四角形の枠体内に回転可能に装着された円柱状操作つまみの一端に連結された可動接点およびこの可動接点と係合するように枠体に配設された固定接点からなり、円柱状操作つまみの回転により電気信号を発する回転操作部品部と、枠体の回動により動作するように枠体の下方に所定の間隔をあけて配設された二つの自力復帰型の押圧操作部品部と、通常状態において、四角形の枠体の支持軸の両端部がその上下動可能範囲の下端にあるように、押圧操作部品部の動作力よりも小さい力で支持軸を下方に付勢するばね体とにより構成され、円柱状操作つまみの外周上面の両端部近傍を押圧操作することにより各押圧操作部品部を個別に操作できると共に、円柱状操作つまみの外周上面の中央を押圧操作することにより二つの押圧操作部品部を同時に操作できるようにするものである。
【0014】
これにより、複数の選択項目を有するメニューの中から所定の選択項目を選択して使用する電子機器において、一つの操作つまみで、複数の選択項目からなるメニューを二つの異なる方向に移動させて、希望する項目を簡単かつ迅速に選択・決定することができる操作性の優れた回転・押圧操作型電子部品を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、両端部を所定の範囲で上下動可能に基台部に支持された一辺を支持軸として回動可能な四角形の枠体と、この枠体内に回転可能に保持されて外周面を操作される円柱状操作つまみと、この円柱状操作つまみの一端に連結された可動接点およびこの可動接点と係合するように上記枠体に配設された固定接点からなり、円柱状操作つまみの回転により電気信号を発する回転操作部品部と、上記四角形の枠体の支持軸を支点とする揺動により動作するように枠体の支持軸の辺と対向する辺の両端部近傍の下方の基台部に所定の間隔をあけて配設された同一ストローク・同一動作力の二つの自力復帰型の押圧操作部品部と、通常状態において、上記四角形の枠体の支持軸の両端部がその上下動可能範囲の下端にあるように、上記押圧操作部品部の動作力よりも小さい力で支持軸を下方に付勢するばね体とにより構成され、上記円柱状操作つまみの外周上面の両端部近傍の所定の範囲を下方に押圧操作することにより上記各押圧操作部品部を個別に操作できると共に、上記円柱状操作つまみの外周上面の中央の所定の範囲を下方に押圧操作することにより上記二つの押圧操作部品部を同時に操作できる回転・押圧操作型電子部品としたものであり、複数の選択項目を有するメニューの中から所定の選択項目を選択して使用する電子機器において、一つの操作つまみで、複数の選択項目からなるメニューを二つの異なる方向に移動させて、希望する項目を簡単かつ迅速に選択・決定することができる操作性の優れた回転・押圧操作型電子部品を実現できるという作用を有する。また、ばね体を付設しているため、四角形の枠体すなわち回転操作部品部のガタツキがなく、良好な操作感触の回転・押圧操作型電子部品を実現できるという作用も有する。
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、四角形の枠体の支持軸の両端部を、上記二つの押圧操作部品部を同時に操作できる円柱状操作つまみの外周の範囲と同等以上の間隔で基台部に支持されたものであり、請求項1に記載の発明による作用に加えて、円柱状操作つまみの外周上面を下方に押圧操作する際の動作が安定し、特に円柱状操作つまみの外周上面の中央の所定の範囲を押圧操作して二つの押圧操作型部品部を確実に同時に動作させることができるという作用を有する。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、四角形の枠体が、対向する辺の一方を支持軸とするコの字形体とコの字形体の開口部を塞ぐ板状体を組み合せて構成され、板状体に回転操作部品部の固定接点が配されたものであり、回転操作部品部の組立てが容易で、組立時の品質劣化等も少ないという作用を有する。
【0018】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、円柱状操作つまみの一端と回転操作部品部の可動接点保持体との連結部を側方からの圧入結合、円柱状操作つまみの他端と枠体の保持部との係合を上方からのスナップイン結合として、回転操作部品部を組立後に円柱状操作つまみを着脱可能としたものであり、回転・押圧操作型電子部品を使用電子機器に装着した状態において、操作部として外部に露出する部分である円柱状操作つまみが、回転操作部品部の組立時や取扱い時に汚れたり傷が付いたりする可能性を少なくすることができるという作用を有する。
【0019】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、二つの押圧操作部品部を同時に押圧操作できる範囲を支持するように、円柱状操作つまみの外周面の中間部を両側部よりも窪ませたものであり、この回転・押圧操作型電子部品を操作する人が、円柱状操作つまみの外周上面の所定の位置を押圧操作して、容易に所定の押圧操作部品部を動作させることができるという作用を有する。
【0020】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の発明において、円柱状操作つまみの回転操作時に節度感を発生するものであり、円柱状操作つまみを回転操作して回転操作型部品部を操作する際に、所定の回転位置で確実に停止させることができると共に、同操作つまみを押して押圧操作型部品部を操作する際に、同操作つまみが回転することを防止できるという作用を有する。
【0021】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の発明において、回転操作部品部が回転方向により異なる信号を発生する回転型エンコーダで、押圧操作部品部がプッシュオンスイッチであるものであり、近年の通信端末機器等に多様化されているマイクロコンピュータ等のデジタル回路に信号を直接入力することができ、機器制御を簡素化できるという作用を有する。
【0022】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の発明において、回転操作部品部が円柱状操作つまみを所定の角度だけ回動させると回動させた方向の接点が動作する回動型スイッチであり、押圧操作部品部がプッシュオンスイッチであるものであり、請求項7に記載の発明によるものと同様の作用に加えて、円柱状操作つまみの形状を円中の下半部を切り取った形状とすることができるので、その下半部の空間を利用して操作部分を小形化することができるという作用を有する。
【0023】
請求項9に記載の発明は、請求項7または8に記載の発明において、プッシュオンスイッチが基台部上に配された固定接点の上に弾性金属薄板製のドーム状可動接点を配し、その上面を下面に粘着剤を塗布した可撓性フィルムで覆ったものであり、プッシュオンスイッチを、安価で高さ寸法が小さく、しかも防塵性能が優れたものとすることができるという作用を有する。
【0024】
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか一つに記載の発明において、回転操作部品部の固定接点と一体に形成された金属薄板製の連結板で導通連結された接続用の接点ブロックを有するものであり、回転操作部品部の電気信号を使用電子機器の配線基板に伝えるために、摺動接点を有する接触部品を使用しないので、高い接触信頼性が得られると共に、省スペース化が図れるという作用を有する。
【0025】
請求項11に記載の発明は、請求項10記載の発明において、円柱状操作つまみの外周上面と回転操作部品部の活電部の間をシールドするシールド板を使用電子機器のアース回路に接続する接点も接点ブロックに連結させたものであり、シールド端子と回転操作部品部の電気信号を使用電子機器の配線基板に伝えるための接点ブロックを共用することができるので、部品点数を少なくして、小形化を図れるという作用を有する。
【0026】
請求項12に記載の発明は、請求項10または11記載の発明において、接点ブロックが基台部に固定され、基台部下面の押圧操作部品部の接続端子部と共に、使用電子機器の下ケースに保持された配線基板上にはんだ付け接続されるものであり、回転操作部品部および押圧操作部品部の電気信号を使用電子機器の配線基板に伝える部分に接触部分が全くないので、電気信号を確実に安定して伝達することができるという作用を有する。
【0027】
請求項13に記載の発明は、請求項1〜12のいずれか一つに記載の発明において、基台部と使用電子機器の上ケースの間に、位置決め用係合部を設けたものであり、使用電子機器の上ケースに対して、回転・押圧操作型電子部品を正確な位置に組み合せることができるので、操作部である円柱状操作つまみの位置も正確に決まり、安定した正確な操作ができると共に、使用電子機器の外観もよいという作用を有する。
【0028】
請求項14に記載の発明は、請求項1〜13のいずれか一つに記載の発明において、円柱状操作つまみの両端を使用電子機器の上ケースと一体に形成したカバーで覆ったものであり、使用電子機器内への塵埃等の侵入を防ぐことができると共に、同機器の操作面の見栄えが良くなるという作用を有する。
【0029】
請求項15に記載の発明は、請求項1〜14のいずれか一つに記載の回転・押圧操作型電子部品と、この回転・押圧操作型電子部品の円柱状操作つまみの外周上面を押圧操作して一定時間内に二つの押圧操作部品部が操作された時に、どちらの押圧操作部品部が操作された時の電気信号とも異なる電気信号として処理するための時間測定手段を用いたスイッチング認識手段を備えた電子機器としたものであり、回転・押圧操作型電子部品の円柱状操作つまみの回転操作による二種類の電気信号に加えて、同操作つまみの外周上面を押圧操作する位置を変えることによって三つの電気信号を検知して出力することができる電子機器を実現できるという作用を有する。
【0030】
請求項16に記載の発明は、請求項15記載の発明において、本体表示部に表示された複数の選択項目を所定の配列関係で包含するメニューに対して、回転または回動中心軸が操作面に対して平行な円柱状操作つまみの外周上面に接線方向の力を加え、前方側または手前側に回転または回動操作することにより、上記複数の選択項目を所定の方向に移動させるように第一または第二の電気信号を発生し、かつ上記円柱状操作つまみの外周上面の左側部または右側部の所定の範囲を下方に押圧操作して二つの押圧操作部品部のいずれか一方のみを操作することにより、上記複数の選択項目を上記の移動方向に対して直交する方向に移動させるように第三および第四の電気信号を発生し、また上記円柱状操作つまみの外周上面の中央の所定の範囲を下方に押圧操作して上記二つの押圧操作部品部を同時に操作して、上記移動後の選択項目の決定を行うように第五の電気信号を発生させるようにしたものであり、円柱状操作つまみを回転操作することによる第一または第二の電気信号と、同操作つまみの外周上面の左側部または右側部の押圧操作による第三および第四の電気信号および同操作つまみの外周上面中央の押圧操作による第五の電気信号により、一つの操作つまみで、複数の選択項目からなるメニューを二つの異なる方向に移動させて、希望する項目を簡単かつ迅速に選択・決定して使用することができる操作性の優れた電子機器を実現することができるという作用を有する。
【0031】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0032】
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態による回転・押圧操作型電子部品としてのプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダの外観斜視図、図2は同分解斜視図、図3は同部分断面の正面図、図4は同部分断面の側面図である。
【0033】
図1に示すように、このプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ21は、二つの押圧操作部品部としての単体プッシュオンスイッチ22A,22Bを有する樹脂製の基台部23と、この基台部23に回動可能に支持された四角形の枠体24と、この枠体24に回転可能に保持された円柱状操作つまみ25と、この円柱状操作つまみ25の一端と四角形の枠体24の一つの辺である板状体26の間で構成される回転操作部品部としての回転型エンコーダ部27(図1には示さず)と、この回転型エンコーダ部27に連結された接点ブロック28からなるものである。
【0034】
そして、上記二つの単体プッシュオンスイッチ22A,22Bは、図2および図3に示すように、基台部23の上面の前端部に所定の間隔をあけて配設された二組の固定接点29A,29Bおよび29C,29Dの上に、弾性金属薄板からなるほぼ同一反転ストローク・同一反転動作力のドーム状可動接点30A,30Bを載せ、その上面を下面に粘着剤を塗布した可撓性フィルム31A,31Bで覆って、二つの自力復帰型のプッシュオンスイッチ22A,22Bとして形成したものであり、各単体プッシュオンスイッチ22A,22Bはそれぞれの固定接点29A,29Bおよび29C,29Dと導通した接続用端子29E,29Fおよび29G,29Hを基台部23の前端部に有している。
【0035】
また、基台部23の上記単体プッシュオンスイッチ22A,22Bとは反対側の後端部両側には一対の支持用の長孔32A,32Bが設けられており、ここに上記四角形の枠体24の支持軸としての後方の辺33の両端下部の支軸33A,33Bが上方からスナップイン結合されて、回動可能で所定の範囲だけ上下動可能に支持されていると共に、四角形の枠体24の上記後方の辺33に対向した前方の辺34の両端部近傍の下面には、図3および図4に示すように、上記二つの単体プッシュオンスイッチ22A,22Bに対応した二つの押圧用突部35A,35Bが設けられており、通常状態において、二つの単体プッシュオンスイッチ22A,22Bのドーム状可動接点30A,30Bの中央頂点部上に、それぞれ可撓性フィルム31A,31Bを介して当接している。
【0036】
なお、上記の基台部23の二つの長孔32Aと32Bとの中間部に固定されたばね体36は、図4に示すように、上記枠体24の辺33の両端下部の支軸33A,33Bが通常状態において、その上下動可能範囲の下端にあるように、単体プッシュオンスイッチ22Aまたは22Bの動作力よりも小さい力で下方に付勢するためのものである。
【0037】
また、基台部23の二つの長孔32A,32Bと上記のばね体36の中間の後端部に二つずつ設けられた四つの端子23Aは、基台部23すなわちこの回転・押圧操作型電子部品21を、後述の使用電子機器の配線基板51上にはんだ付け固定するためのものである。
【0038】
次に、四角形の枠体24と円柱状操作つまみ25について説明すると、図4のE−E線における断面図である図5、および回転型エンコーダ部の分解斜視図である図6に示すように、対向する辺33,34の後方の辺33の両端下部に支軸33A,33Bを有するコの字形体37と、その開口部を塞ぐ板状体26を組み合せて止め金具38で固定することによって形成された四角形の枠体24に対して、コの字形体37の中央の辺39と板状体26の孔により回転しないように保持された金属製の軸40に、円柱状操作つまみ25が対向する辺33,34と平行で回転可能に支持されている。
【0039】
そして、この円柱状操作つまみ25の外周面は、その中間部25Aが両側の側部25B,25Cよりも窪んだ形で細径部となっており、この押圧・回転操作型電子部品を操作する人が容易に中間部25Aを下方に押圧操作して、上記の二つの単体プッシュオンスイッチ22A,22Bを同時に動作させることができるように構成されている。
【0040】
なお、前記の四角形の枠体24の後方の辺33の両端下部の支軸33A,33Bを支持するために基台部23の後端部両側に設けられる長孔32A,32Bの間隔は、この円柱状操作つまみ25の中間部25Aの範囲よりも広い間隔とすることによって、円柱状操作つまみ25の窪んだ細径部となった中間部25Aを押圧操作する際に二つの単体プッシュオンスイッチ22A,22Bを確実に動作させることができるように配慮されているものである。
【0041】
さらに、円柱状操作つまみ25の板状体26側の端部は中空となっていて、その開口部を塞ぐように回転体41がはめ込まれており、この回転体41の外側面には可動接点としての放射状接点板42が配設されると共に、これに対向する板状体26から固定接点としてのコモン弾性接点43Aと僅かに長さの異なる二つの信号用弾性接点43B,43Cが伸ばされて放射状接点板42に弾接しており、円柱状操作つまみ25の回転に伴い回転体41が回転することによって、放射状接点板42上を三つの弾性固定接点が弾接摺動し、コモン弾性接点43Aと二つの信号用弾性接点43B,43Cとの間で回転方向に合わせた二種類の電気信号(パルス信号)を発生する回転型エンコーダ部27を構成している。
【0042】
また、回転体41の内側面には、外側面の放射状接点板42に対応した放射状凹凸部44が設けられて、この上に軸40に固定された節度ばね45の先端のダボ45Aが弾接しており、上記の円柱状操作つまみ25の回転に伴う電気信号の発生に合わせて節度感を発生すると共に、円柱状操作つまみ25すなわち回転体41が回転しない時には、節度ばね45の先端のダボ45Aが放射状凹凸部44の凹部にはまり込んでおり、円柱状操作つまみ25が誤って回転して誤信号を発生することを防止している。
【0043】
そして、上記の可動接点である放射状接点板42と固定接点であるコモン弾性接点43Aおよび二つの信号用弾性接点43B,43Cの間で発生した電気信号は、各弾性接点と一体の金属薄板で形成された可撓性を有する連結板46Aおよび46B,46Cを経て、接点ブロック28の外側端部の接続用端子47Aおよび47B,47Cに導かれるように構成されている。
【0044】
ここで、上記の板状体26と接点ブロック28の形成方法について説明すると、図7の板状体および接点ブロックの形成方法の説明図において、まず同図(a)の打抜き加工後の金属薄板の平面図に示す三つの弾性接点43A,43B,43Cと各連結板46A,46B,46Cおよびその先端に形成された三つの接続用端子47A,47B,47Cとなる部分を打抜き加工した弾性を有する金属薄板48を、同図に点線で示す接点ブロック28および板状体26となる部分の成形加工時にインサート成形加工した後、同図(b)の金属薄板部分の切断および打抜き加工後の断面図に示すように、各弾性接点となる部分を切断・曲げ加工してコモン弾性接点43Aおよび二つの信号用接点43B,43Cとし、三つの接続用端子47A,47B,47Cも切断・曲げ加工した後、連結板46A,46B,46Cの中間部分でクランク状に折り曲げて、板状体26と接点ブロック28をエンコーダ部27の完成時の形状に合った形状とするものである。
【0045】
そして、接点ブロック28は、図2に示すように、四角形の枠体24を基台部23の支持用の長孔32A,32Bに係合支持させる際に、その固定用孔28Aに基台部23上面側部の固定用ダボ23Bを通してカシメることによって、図3〜図5に示すように、接点ブロック28の下面が基台部23の下面と同一面となるように固定される。
【0046】
次に、図8は本実施の形態による回転・押圧操作型電子部品であるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダを使用電子機器に装着する方法を説明する外観斜視図、図9は同回転・押圧操作型電子部品を装着した電子機器の部分断面の側面図、図10は同部分断面の正面図であり、同図において、49は電子機器の上ケース、50は同下ケース、51は同各種電子部品を装着するための配線基板である。
【0047】
図8に示すように、本実施の形態によるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ21は、その基台部23の前端部に設けた単体プッシュオンスイッチ22A,22B用の四つの端子29E,29F,29G,29Hおよび後端部に設けた四つの端子23Aを使用電子機器の配線基板51上の四つずつのはんだ付け用ランド部52A,52Bに、また接点ブロック28下面の三つの接続用端子47A,47B,47Cをはんだ付け用ランド部52Cに、それぞれはんだ付けすることによって配線基板51に取付け接続され、この配線基板51を上ケース49と下ケース50の間に挟み込むように固定することにより、使用電子機器に装着されるものである。
【0048】
なお、配線基板51を使用電子機器の上ケース49と下ケース50の間に挟み込み固定する際に、電子機器の上ケース49の下面に突出した二つの長い円錐形のボス49Aを、本実施の形態によるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ21の基台部23の二つの丸孔23Cにそれぞれ挿入することによって、電子機器の上ケース49とプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ21を正確な位置に組み合せることができ、上ケース49の開口部に対する円柱状操作つまみ25の位置も正確に決まるので、安定した正確な操作ができると共に、使用電子機器の外観もよくすることができるものである。
【0049】
また、図9および図10に示すように、本実施の形態によるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ21を電子機器に装着した状態において、円柱状操作つまみ25はその円柱形状の上側半分が電子機器の上ケース49から突出していると共に、その両端部を電子機器の上ケース49と一体に形成した半球形のカバー部53で覆われている。
【0050】
これにより、円柱状操作つまみ25の操作性がよくなると共に、電子機器の上ケース49の高さ寸法を小さくすることができ、また、円柱状操作つまみ25の端部から電子機器内への塵埃等の侵入を防ぐこともでき、さらに電子機器の操作面である上ケース49の上面の見栄えもよいものとなっている。
【0051】
本実施の形態によるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダは以上のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。
【0052】
まず、図9および図10の本実施の形態によるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダを装着した電子機器の部分断面図において、電子機器の上ケース49上面の操作面から突出した円柱状操作つまみ25の外周の窪んだ細径部となった中間部25Aの上端部分に接線方向(図9に示す矢印H方向)の力を加えて回転させることによって、この円柱状操作つまみ25の端部に結合されている回転体41が回転し(図5の断面図参照)、その外側面に配設された放射状接点板42上を四角形の枠体24の板状体26から伸ばされたコモン弾性接点43Aと二つの信号用弾性接点43B,43Cが弾接摺動して、円柱状操作つまみ25の回転方向に合わせた回転型エンコーダ部27としての電気信号(パルス信号)を発生すると共に、回転体41の内側面の放射状凹凸部44上を軸40に固定された節度ばね45先端のダボ45Aが弾接摺動して、電気信号の発生に合わせた節度感を発生し、円柱状操作つまみ25の回転が止まると放射状凹凸部44の凹部内にはまり込んで停止する。
【0053】
そして、発生した電気信号は、各弾性接点43A,43B,43Cから各連結板46A,46B,46Cおよび接点ブロック28の各接続用端子47A,47B,47Cを経由して、電子機器の配線基板51のはんだ付け用ランド部52Cに伝えられて電子機器の回路に伝達される。
【0054】
なお、この円柱状操作つまみ25の外周の上端部分に接線方向の力を加えて回転型エンコーダ部27を動作させる際に、円柱状操作つまみ25に接線方向の力を加える位置は、必ずしも円柱状操作つまみ25の外周の中間部25Aの上端部分である必要はなく、左または右方向へ偏った位置でもよいが、中間部25Aであると接線方向の力を加える際に誤って円柱状操作つまみ25を押してしまうことを最も少なくできる。
【0055】
次に、図9と図10、および本実施の形態によるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダの上面図である図11において、電子機器の上ケース49上面の操作面から突出した円柱状操作つまみ25の外周の一方の側部25Bの上端部分に矢印V1方向(図10および図12の本実施の形態によるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダの動作状態を示す正面図、参照)の押圧力を加えると、その押圧力により円柱状操作つまみ25を保持した四角形の枠体24が支軸33A,33Bの回動により揺動し、その辺34下面の押圧用突部35A,35Bが基台部23上の二つの単体プッシュオンスイッチ22A,22Bを押して動作させようとするが、矢印V1方向への押圧力は二つの単体プッシュオンスイッチ22A,22Bのうち、押圧位置である円柱状操作つまみ25の外周の一端部25Bに近い単体プッシュオンスイッチ22Aに大きく作用するために、この単体プッシュオンスイッチ22Aのドーム状可動接点30Aが押し下げられて下方に撓むと共に、四角形の枠体24は一方の支軸33Aと他方の単体プッシュオンスイッチ22Bを結ぶ線を支軸として傾き、押圧力が大きくなるとドーム状可動接点30Aは反転動作して、図12に示すように、固定接点29Aと29Bの間を短絡して単体プッシュオンスイッチ22Aをオン状態とする。
【0056】
この時、四角形の枠体24は、ばね体36の付勢力に抗してその片方の支軸33Bがその支持用の長孔32B内で上方に動くが、その動きは単体プッシュオンスイッチ22Aの動作ストロークにほぼ等しい。
【0057】
そして、円柱状操作つまみ25の外周の一方の側部25Bの上端部分に加える押圧力を除くと、単体プッシュオンスイッチ22Aのドーム状可動接点30Aは自身の弾性復元力によって元のドーム形状に戻り、固定接点29Aと29Bの間は元のオフ状態になると共に、四角形の枠体24およびこれに保持された円柱状操作つまみ25も元の図9に示す通常の位置に戻る。
【0058】
このように、円柱状操作つまみ25の一方の側部25Bの上端部分を押圧操作すると、左の単体プッシュオンスイッチ22Aを動作させることができる。
【0059】
同様にして、円柱状操作つまみ25の他方の側部25Cの上端部分を押圧操作することにより、右側の単体プッシュオンスイッチ22Bを動作させることができる。
【0060】
次に、円柱状操作つまみ25の外周の窪んで細径となった中間部25Aの上端部分に矢印V2方向(図9および図13の本実施の形態による回転・押圧操作型電子部品の動作状態を示す正面図、参照)の押圧力を加えると、その押圧力により円柱状操作つまみ25を保持した四角形の枠体24が支軸33A,33Bの回動により揺動して、その辺34下面の押圧用突部35A,35Bが基台部23上の二つの単体プッシュオンスイッチ22A,22Bを押して動作させようとするが、矢印V2方向への押圧力は二つの単体プッシュオンスイッチ22A,22Bにほぼ均等に作用するため、二つの単体プッシュオンスイッチ22A,22Bのドーム状可動接点30Aおよび30Bがほぼ同時に撓むと共に、四角形の枠体24は二つの支軸33A,33Bを結ぶ中心線を回動軸として回動し、押圧力が大きくなると二つのドーム状可動接点30A,30Bがほぼ同時に反転動作して、図13に示すように、それぞれの固定接点29Aと29Bの間および29Cと29Dの間を短絡して単体プッシュオンスイッチ22Aおよび22Bを共にオン状態とする。
【0061】
この時、四角形の枠体24の支軸33A,33Bは共にばね体36の付勢力により支持用の長孔32A,32B内の下端に押し付けられた状態で回動する。
【0062】
そして、円柱状操作つまみ25の細径の中間部25Aの上端部分に加える押圧力を除くと、単体プッシュオンスイッチ22Aおよび22Bのドーム状可動接点30Aおよび30Bが自身の弾性復元力によって元のドーム形状に戻り、各単体プッシュオンスイッチ22A,22Bはいずれもオフの状態になると共に、四角形の枠体24およびこれに保持された円柱状操作つまみ25も元の図9に示す通常の状態に戻る。
【0063】
従って、この二つの単体プッシュオンスイッチ22A,22Bを使用する電子機器において、二つの単体プッシュオンスイッチ22A,22Bが共にオン状態となる時に、そのオンになるタイミングが一定の時間内であれば、どちらの単体プッシュオンスイッチ22Aまたは22Bがオン状態になった時の電気信号とも異なる他の電気信号として処理するための時間測定手段を用いたスイッチング認識手段を設けておくと、円柱状操作つまみ25の押圧操作により三種類の電気信号による操作ができる電子機器とすることができるものである。
【0064】
そして、この円柱状操作つまみ25の押圧操作時において、回転型エンコーダ部27の回転体41はその内側面の放射状凹凸部44の凹部内に節度ばね45先端のダボ45Aがはまり込んでいるため回転せず、その接点部で誤信号を発生することはなく、また、この操作つまみ25の押圧操作時の四角形の枠体24の揺動に伴う回転型エンコーダ部27の動きは、板状体26から導出された可撓性を有する連結板46A,46B,46Cが撓むことにより吸収するので、接点ブロック28には伝わらない。
【0065】
以上のように本実施の形態によれば、一つの円柱状操作つまみ25を回転操作する方向により二種類の電気信号を、また押圧操作する位置を変えることによって三種類の電気信号をそれぞれ発生するので、一つの操作つまみにより合わせて五種類の電気信号による操作を簡単かつ迅速にできる、操作性の優れた回転・押圧操作型電子部品を実現できるものである。
【0066】
なお、上記の説明では、回転操作部品部が円柱状操作つまみ25の回転方向により異なる電気信号を発生する回転型エンコーダ部27である場合について述べたが、これは円柱状操作つまみ25を所定の角度だけ回動させると回動させた方向の接点が動作する回動型スイッチであっても、上記の内容が適用できることは勿論である。
【0067】
また、基台部23の上面に配設された固定接点29A,29Bおよび29C,29Dの上にドーム状可動接点30Aおよび30Bを載せて単体プッシュオンスイッチ22A,22Bを形成する場合について説明したが、これはあらかじめ完成された二つの単体プッシュオンスイッチを基台部23の上に配設してもよく、さらにその単体プッシュオンスイッチが一回路タイプでなく、二回路タイプ等の多回路のプッシュオンスイッチであると、より多くの回路を接・断操作して多くの電気信号を発生することができることはいうまでもない。
【0068】
(実施の形態2)
図14は本発明の第2の実施の形態による回転・押圧操作型電子部品としてのプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダの正面断面図であり、上記の第1の実施の形態によるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ21に対して、このプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ54を操作する人が円柱状操作つまみ55に手や指を触れた際に発生する静電気に対する対策としてアース板58を配した点と、同図に二点鎖線で示す円柱状操作つまみ55が軸56に直接支持されない構成として、使用電子機器の配線基板51に装着した後に円柱状操作つまみ55を組み込むことができるようにした点が異なっており、これ以外は上記第1の実施の形態による回転・押圧操作型電子部品21と同じ構成であるため、第1の実施の形態によるものと同一の部品には同一符号を付して説明を省略し、異なる点について詳細に説明する。
【0069】
まず、アース板58は、円柱状操作つまみ55の上側半分の外周部に隣接する板状体57の上端部を含む外周端部に露出するように、インサート成形されて配設されており、回転型エンコーダ部27の活電部材である可動接点部(放射状接点板42)や固定接点部(コモン弾性接点43Aおよび信号用弾性接点43B,43C)よりも円柱状操作つまみ55の外周に近く配されている。
【0070】
そして、このアース板58は上記の固定接点部と同様に、アース板58と一体の金属薄板63で形成された可撓性を有する連結板46Dを経て接点ブロック59の外側端部の接続用端子47Dに導かれて電子機器のアース回路に接続されるように構成されている。
【0071】
一方、図14に二点鎖線で示す円柱状操作つまみ55は、板状体57側の端部が中空となっていて、その開口部55Dを塞ぐように回転体41がはめ込まれて結合していることは第1の実施の形態の場合と同様であるが、コの字形体60の中央の辺61側の端部は塞がれて、その中心に円形軸部62が突出しており、上記中央の辺61の中央上部に設けられた上部開口の軸受孔61Aに回転可能に保持されている。
【0072】
そして、円柱状操作つまみ55の外周面の中間部55Aが両側の側部55B,55Cよりも窪んだ形の細径部となっていることは、第1の実施の形態の場合と同様である。
【0073】
そして、上記のアース板58付の板状体57を形成する方法は、図15の板状体および接点ブロックの形成方法の説明図において、まず同図(a)の打抜き加工後の金属薄板の平面図に示すように、三つの弾性接点43A,43B,43Cと各連結板46A,46B,46Cおよび三つの接続用端子47A,47B,47Cとなる部分と共に、アース板58、連結板46Dおよび接続用端子47Dとなる部分を打抜き加工した弾性を有する金属薄板63を、同図に点線で示す接点ブロック59および板状体57となる部分の成形加工時にインサート成形加工した後、同図(b)の金属薄板部分の切断および曲げ加工後の断面図に示すように、各弾性接点43A,43B,43Cとなる部分を切断・曲げ加工し、さらに連結板46A,46B,46C,46Dの中間部分でクランク状に折り曲げて、板状体57と接点ブロック59をエンコーダ部64の完成時の形状に合った形状とすることは第1の実施の形態の場合と同様である。
【0074】
以上のように形成された板状体57および接点ブロック59を四角形の枠体65の一端に構成される回転型エンコーダ部64に組み込む方法は第1の実施の形態の場合と同様であるが、回転型エンコーダ部の分解斜視図である図16に示すように、板状体57とコの字形体37を組み合わせて止め金具38で固定することによって形成された四角形の枠体65の板状体57と止め金具38の孔により回転しないように保持される軸56は短い寸法であり、円柱状操作つまみ55はこの段階では装着されない。
【0075】
そして、本実施の形態によるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ54は、図17の同プッシュオンスイッチ付回転型エンコーダを電子機器の配線基板に装着した状態の正面断面図に示すように、円柱状操作つまみ55を組み込まない状態で使用電子機器の配線基板51にはんだ付け接続される。
【0076】
この後、円柱状操作つまみ55を装着するのであるが、同図に示すようにまず、円柱状操作つまみ55を斜めにして、その中空となった側の端部の開口部55D内に軸56に回転可能に支持された回転体41をはめ込むようにして、回転体41の外周を開口部55Dの内周に結合させた状態で、円柱状操作つまみ55の反対側の端部中心の円形軸部62を、コの字形体60の中央の辺61の中央上部に設けられた上部開口で入口が細幅部61Bとなった軸受孔61Aに上方から押込んでスナップイン結合させ、回転可能に保持させるものである。
【0077】
そして、本実施の形態によるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ54を装着した使用電子機器の配線基板51を上ケース49と下ケース50の間に挟み込んで電子機器に装着する方法、および装着された本実施の形態による回転・押圧操作型電子部品54の動作は、実施の形態1の場合と同様であるのでその説明を省略する。
【0078】
以上のように本実施の形態によれば、本回転・押圧操作型電子部品54を使用電子機器に装着した状態において、操作部として外部に露出する部分である円柱状操作つまみ55の中間部55Aの上端部分に触れて操作する際に静電気が発生しても、その静電気は円柱状操作つまみ55の表面に最も近い導電部であるアース板58の露出部に放電し、連結板46Dおよび接続用端子47Dから電子機器のアース回路に流れ、回転型エンコーダ部や電子機器の回路に流入することがないと共に、回転型エンコーダ部を使用電子機器の配線基板51にはんだ付け装着した後に円柱状操作つまみ55を装着することができるので、円柱状操作つまみ55が、回転型エンコーダ部27の組立時や取扱い時に汚れたり傷が付いたりする可能性を少なくすることができ、特に使用電子機器の配線基板51にはんだ付け接続する際の熱の影響やはんだフラックスの飛散による円柱状操作つまみ55の変色や汚れを防止することができるものである。
【0079】
なお、本実施の形態による回転・押圧操作型電子部品においても、基台部23の上面で単体プッシュオンスイッチを形成しないで、あらかじめ完成された単体プッシュオンスイッチを基台部23の上に配設してもよく、また単体プッシュオンスイッチが多回路のプッシュオンスイッチであるとさらに多くの電気信号を発生することができることは実施の形態1の場合と同様である。
【0080】
(実施の形態3)
図18は本発明の第1の実施の形態による回転・押圧操作型電子部品であるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダを装着した、本発明の第3の実施の形態による電子機器としての携帯電話装置の外観斜視図である。
【0081】
同図に示すように、携帯電話装置66の上面の操作面66Aには、液晶表示部17とテンキー67の間に、前記実施の形態1において説明したプッシュオンスイッチ21の円柱状操作つまみ25の円柱形状の上半分が突出するように配設されている。
【0082】
そして、この携帯電話装置66の使用方法について説明すると、携帯電話装置66の使用開始時にその操作面66Aの液晶表示部17に複数の機能項目メニューが所定の配列関係で表示された状態において、まず操作面66Aから突出した円柱状操作つまみ25の外周の窪んで細径となった中間部25Aの上端部分に接点方向の力を加え、前方側または手前側に回転させることにより回転型エンコーダ部27から発せられた信号により、表示画面(図示せず)中の機能項目メニューを希望する項目のある行まで前後方向に移動させ、次に円柱状操作つまみ25の左方側部25Bまたは右方側部25Cの上端部分を押圧操作して単体プッシュオンスイッチ22Aまたは22Bを動作させることにより、表示画面(図示せず)中の機能項目メニューを目的とする項目のある列まで左右方向に移動させて目的の項目を選択し、たとえば「発信」の位置で、今度は円柱状操作つまみ25の中間部25Aの上端部分を押圧操作して二つの単体プッシュオンスイッチ22A,22Bをほぼ同時に動作させて決定し、次に液晶表示部17には複数の発信相手先のメニューが所定の配列順序で表示され、再び円柱状操作つまみ25の中間部25Aの上端部分に接線方向の力を加えて前方側または手前側に回転させることにより、発信相手先メニューを希望する相手先の位置まで前後方向に移動させて選択し、目的とする相手先の位置で、再び円柱状操作つまみ25の中間部25Aの上端部分を押圧操作して決定し、この後、相手先に対して発呼信号を送るものである。
【0083】
なお、上記のプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ21の操作において、円柱状操作つまみ25の外周の窪んで細径となった中間部25Aの上端部分を押圧操作して、二つの単体プッシュオンスイッチ22Aおよび22Bが共にオン状態になる時には、そのオンになるタイミングが一定の時間内であれば、どちらの単体プッシュオンスイッチ22Aまたは22Bがオン状態になった時の電気信号とも異なる他の電気信号として処理するための時間測定手段を用いたスイッチング認識手段を用いて、電気信号を出力するものである。
【0084】
以上のように本実施の形態によれば、一つの操作つまみである円柱状操作つまみ25の上面の操作する位置を変えるだけで、複数の選択項目を有するメニューの中から希望する選択項目を簡単かつ迅速に決定することができる操作性の優れた電子機器としての携帯電話装置を提供することができる。
【0085】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、複数の選択項目を有するメニューの中から所定の選択項目を選択して使用する電子機器に使用されて、希望する項目を簡単かつ迅速に選択・決定することができる操作性の優れた電子部品としての回転・押圧操作型電子部品を実現することができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態による回転・押圧操作型電子部品としてのプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダの外観斜視図
【図2】 同分解斜視図
【図3】 同部分断面の正面図
【図4】 同部分断面の側面図
【図5】 図4のE−E線における断面図
【図6】 同回転型エンコーダ部の分解斜視図
【図7】 同板状体および接点ブロックの形成方法の説明図
【図8】 同プッシュオンスイッチ付回転型エンコーダを使用電子機器に装着する方法を説明する外観斜視図
【図9】 同プッシュオンスイッチ付回転型エンコーダを装着した電子機器の部分断面の側面図
【図10】 同部分断面の正面図
【図11】 同プッシュオンスイッチ付回転型エンコーダの上面図
【図12】 同円柱状操作つまみの外周の一方の側部上面を押圧操作する場合の動作状態を説明する部分断面の正面図
【図13】 同円柱状操作つまみの外周の中間部上面を押圧操作する場合の動作状態を説明する部分断面の正面図
【図14】 本発明の第2の実施の形態による回転・押圧操作型電子部品としてのプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダの正面断面図
【図15】 同板状体および接点ブロックの形成方法の説明図
【図16】 同回転型エンコーダ部の分解斜視図
【図17】 同プッシュオンスイッチ付回転型エンコーダを電子機器の配線基板に装着した状態の正面断面図
【図18】 本発明の第3の実施の形態による電子機器としての携帯電話装置の外観斜視図
【図19】 従来の回転・押圧操作型電子部品としてのプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダの外観斜視図
【図20】 同側面断面図
【図21】 同プッシュオンスイッチ付回転型エンコーダを使用した携帯電話装置の外観斜視図
【図22】 二回路プッシュオンスイッチの部分断面の正面図
【符号の説明】
21,54 プッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ
22A,22B 単体プッシュオンスイッチ
23 基台部
23A 端子
23B 固定用ダボ
23C 丸孔
24,65 枠体
25,55 円柱状操作つまみ
25A 中間部
25B,25C 側部
26 板状体
27,64 回転型エンコーダ部
28,59 接点ブロック
28A 固定用孔
29A,29B,29C,29D 固定接点
29E,29F,29G,29H 接続用端子
30A,30B ドーム状可動接点
31A,31B 可撓性フィルム
32A,32B 長孔
33,34,39,61 辺
33A,33B 支軸
35A,35B 押圧用突部
36 ばね体
37,60 コの字形体
38 止め金具
40,56 軸
41 回転体
42 放射状接点板
43A コモン弾性接点
43B,43C 信号用弾性接点
44 放射状凹凸部
45 節度ばね
45A ダボ
46A,46B,46C,46D 連結板
47A,47B,47C,47D 接続用端子
48,63 金属薄板
49 上ケース
49A ボス
50 下ケース
51 配線基板
52A,52B,52C はんだ付け用ランド部
53 カバー部
58 アース板
61A 軸受孔
61B 細幅部
62 円形軸部

Claims (16)

  1. 両端部を所定の範囲で上下動可能に基台部に支持された一辺を支持軸として回動可能な四角形の枠体と、この枠体内に回転可能に保持されて外周面を操作される円柱状操作つまみと、この円柱状操作つまみの一端に連結された可動接点およびこの可動接点と係合するように上記枠体に配設された固定接点からなり、円柱状操作つまみの回転により電気信号を発する回転操作部品部と、上記四角形の枠体の支持軸を支点とする回動により動作するように枠体の支持軸の辺と対向する辺の両端部近傍の下方の基台部に所定の間隔をあけて配設された同一ストローク・同一動作力の二つの自力復帰型の押圧操作部品部と、通常状態において、上記四角形の枠体の支持軸の両端部がその上下動可能範囲の下端にあるように、上記押圧操作部品部の動作力よりも小さい力で支持軸を下方に付勢するばね体とにより構成され、上記円柱状操作つまみの外周上面の両端部近傍の所定の範囲を下方に押圧操作することにより上記各押圧操作部品部を個別に操作できると共に、上記円柱状操作つまみの外周上面の中央の所定の範囲を下方に押圧操作することにより上記二つの押圧操作部品部を同時に操作できる回転・押圧操作型電子部品。
  2. 四角形の枠体の支持軸の両端部を、上記二つの押圧操作部品部を同時に操作できる円柱状操作つまみの外周の範囲と同等以上の間隔で基台部に支持された請求項1記載の回転・押圧操作型電子部品。
  3. 四角形の枠体が、対向する辺の一方を支持軸とするコの字形体とコの字形体の開口部を塞ぐ板状体を組み合せて構成され、板状体に回転操作部品部の固定接点が配された請求項1または2に記載の回転・押圧操作型電子部品。
  4. 円柱状操作つまみの一端と回転操作部品部の可動接点保持体との連結部を側方からの圧入結合、円柱状操作つまみの他端と枠体の保持部との係合を上方からのスナップイン結合として、回転操作部品部を組立後に円柱状操作つまみを着脱可能とした請求項1〜3のいずれか一つに記載の回転・押圧操作型電子部品。
  5. 二つの押圧操作部品部を同時に押圧操作できる範囲を支持するように、円柱状操作つまみの外周面の中間部を両側部よりも窪ませた請求項1〜4のいずれか一つに記載の回転・押圧操作型電子部品。
  6. 円柱状操作つまみの回転操作時に節度感を発生する請求項1〜5のいずれか一つに記載の回転・押圧操作型電子部品。
  7. 回転操作部品部が回転方向により異なる信号を発生する回転型エンコーダで、押圧操作部品部がプッシュオンスイッチである請求項1〜6のいずれか一つに記載の回転・押圧操作型電子部品。
  8. 回転操作部品部が円柱状操作つまみを所定の角度だけ回動させると回動させた方向の接点が動作する回動型スイッチであり、押圧操作部品部がプッシュオンスイッチである請求項1〜6のいずれか一つに記載の回転・押圧操作型電子部品。
  9. プッシュオンスイッチが基台部上に配された固定接点の上に弾性金属薄板製のドーム状可動接点を配し、その上面を下面に粘着剤を塗布した可撓性フィルムで覆ったものである請求項7または8に記載の回転・押圧操作型電子部品。
  10. 回転操作部品部の固定接点と一体に形成された金属薄板製の連結板で導通連結された接続用の接点ブロックを有する請求項1〜9のいずれか一つに記載の回転・押圧操作型電子部品。
  11. 円柱状操作つまみの外周上面と回転操作部品部の活電部の間をシールドするシールド板を使用電子機器のアース回路に接続する接点も接点ブロックに連結させた請求項10記載の回転・押圧操作型電子部品。
  12. 接点ブロックが基台部に固定され、基台部下面の押圧操作部品部の接続端子部と共に、使用電子機器の下ケースに保持された配線基板上にはんだ付け接続される請求項10または11に記載の回転・押圧操作型電子部品。
  13. 基台部と使用電子機器の上ケースの間に、位置決め用係合部を設けた請求項1〜12のいずれか一つに記載の回転・押圧操作型電子部品。
  14. 円柱状操作つまみの両端を使用電子機器の上ケースと一体に形成したカバーで覆った請求項1〜13のいずれか一つに記載の回転・押圧操作型電子部品。
  15. 請求項1〜14のいずれか一つに記載の回転・押圧操作型電子部品と、この回転・押圧操作型電子部品の円柱状操作つまみの外周上面を押圧操作して一定時間内に二つの押圧操作部品部が操作された時に、どちらの押圧操作部品部が操作された時の電気信号とも異なる電気信号として処理するための時間測定手段を用いたスイッチング認識手段を備えた電子機器。
  16. 本体表示部に表示された複数の選択項目を所定の配列関係で包含するメニューに対して、回転または回動中心軸が操作面に対して平行な円柱状操作つまみの外周上面に接線方向の力を加え、前方側または手前側に回転または回動操作することにより、上記複数の選択項目を所定の方向に移動させるように第一または第二の電気信号を発生し、かつ上記円柱状操作つまみの外周上面の左側部または右側部の所定の範囲を下方に押圧操作して二つの押圧操作部品部のいずれか一方のみを操作することにより、上記複数の選択項目を上記の移動方向に対して直交する方向に移動させるように第三および第四の電気信号を発生し、また上記円柱状操作つまみの外周上面の中央の所定の範囲を下方に押圧操作して上記二つの押圧操作部品部を同時に操作して、上記移動後の選択項目の決定を行うように第五の電気信号を発生させるようにした請求項15記載の電子機器。
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