JP4013442B2 - 押圧・回転操作型電子部品およびその装着方法 - Google Patents

押圧・回転操作型電子部品およびその装着方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として携帯電話等の電子機器に使用され、機器の操作面から露出した円柱状の操作つまみを接線方向に回転操作でき、また、その操作つまみの中央部または端部を回転中心に向けて押圧操作して所定の電気信号が生成できる押圧・回転操作型電子部品およびその装着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の押圧・回転操作型電子部品としては、プッシュオンスイッチ付回転型エンコーダが知られており、そのプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダを例として以下に図面を用いて説明する。
【0003】
図14は、従来の押圧・回転操作型電子部品であるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダの外観斜視図、図15は同側面断面図である。
【0004】
同図に示すように、従来のプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ1は、接点付取付基板2に、回転操作型部品部としての回転型エンコーダ部3と押圧操作型部品部としてのプッシュオンスイッチ部4が所定の位置に配設され、回転型エンコーダ部3は一定の範囲で上下方向(図14および図15に示す矢印V方向)に移動できるように、またプッシュオンスイッチ部4が動かないように固定されている。
【0005】
この回転型エンコーダ部3は、接点付取付基板2に対して一定の範囲で上下方向に動きうるように保持されたスライド接点体5と、その中央に固定された軸部6により回転可能に保持された回転体7と、この回転体7を回転操作できるように軸部6を介して取り付けられた円形操作つまみ8とにより構成され、スライド接点体5の下端から突出した板ばね9が接点付取付基板2前面のピン状突起10に弾接することにより、通常状態において回転型エンコーダ部3はプッシュオンスイッチ部4から離れた位置にあるように付勢されている。
【0006】
また、プッシュオンスイッチ部4は図15に示すように、その操作釦11が回転型エンコーダ部3の軸部6後方の押圧部6Aに当接するように、接点付取付基板2の回転型エンコーダ部3が配設された面とは反対側の部分に固定されている。
【0007】
このように構成された従来のプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ1の動作は、まず円形操作つまみ8の外周上面8Aに接線方向(図14に示す矢印H方向)の力を加えて円形操作つまみ8を回転させることにより、回転体7が軸部6を中心として回転して回転型エンコーダ部3からの電気信号を導出できるものであった。
【0008】
また、回転型エンコーダ部3を押し上げている板ばね9の付勢力に逆らって、円形操作つまみ8の外周上面8Aにその中心に向かう下方向(図14および図15に示す矢印V方向)の押し力を加えて回転型エンコーダ部3全体を下方に動かすことにより、軸部6の押圧部6Aで操作釦11を押してプッシュオンスイッチ部4を作動させることができ、その円形操作つまみ8に加えていた押し力を除くと、板ばね9の弾性復元力によって回転型エンコーダ部3が押し戻されて元の状態に復帰するものであった。
【0009】
そして、このプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ1が使用機器である携帯電話12に使用される場合には、図16の携帯電話の外観斜視図に示すように、別の電子部品である二回路プッシュオンスイッチ13と組み合わせて使用されることが多かった。
【0010】
この二回路プッシュオンスイッチ13は図17の部分断面正面図に示すように、スイッチ基板14の上に所定の間隔をあけて配置された二つの自力復帰型のプッシュオンスイッチ15A,15Bがスイッチ基板14中央の支持部14Aで回動可能に支持された操作釦16の上面16Aまたは16Bを押圧操作することにより、それぞれ個別に作動できるように構成されたものである。
【0011】
次に、この携帯電話12の使用方法について説明すると、その携帯電話12の使用開始時に、操作面12Aに配された表示部17に複数の機能項目メニューが所定の配列関係で表示された状態において、まず操作者は、プッシュオンスイッチ付回路型エンコーダ1の円形操作つまみ8の操作面12Aから突出した部分に接線方向の力を加え、円形操作つまみ8を所定方向に回転させる。
【0012】
この円形操作つまみ8の回転に伴って、図16には図示していない回転型エンコーダ部3からの信号が導出され、携帯電話12の内部に配された回路部がこの信号を検出・制御して表示画面中の機能項目メニューを希望する項目のある行まで前後方向に移動させる。
【0013】
続いて、操作者は、二回路プッシュオンスイッチ13の操作釦16の上面16A,16Bのいずれかを押圧操作して所定のプッシュオンスイッチ15Aまたは15Bを作動させ、表示画面中の機能項目メニューを目的とする項目のある列まで左右方向に移動させて目的の項目を選択する。
【0014】
最後に、操作者は、再度プッシュオンスイッチ付回路型エンコーダ1の円形操作つまみ8を下方に押圧操作して、図16には図示していないプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ1のプッシュオンスイッチ部4を作動させ、選択した機能項目メニューを決定するものであった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の押圧・回転操作型電子部品としてのプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ1を二回路プッシュオンスイッチ13と共に携帯電話12等に搭載した場合には、操作者はプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ1の円形操作つまみ8と二回路プッシュオンスイッチ13の操作釦16の間を指を大きく移動させながら操作しなければならないので操作性に劣ると共に、それらの電子部品の装着範囲は広い面積が必要となるため、急激に小型化が進展している電子機器においては使用し難くなってきており、電子機器メーカからは前記両操作が可能な小型の電子部品への開発要望が高まってきていた。
【0016】
また、このプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ1は、使用機器の配線板に対して操作部分となる円形操作つまみ8を含めて半田付け装着しなければならず、この半田付け時に円形操作つまみ8の外観に影響を与えることのないように、高価な高耐熱樹脂を用いて形成しなければならないという課題もあった。
【0017】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、操作つまみを円柱状のものとし、この一つの操作つまみに対して接線方向に回転操作でき、また、その操作つまみの中央部または端部を回転中心に向けて押圧操作可能であると共に、その装着時には、あらかじめ使用機器の配線板上に半田付け固定された所定部材に対して操作つまみを含むブロック体を後から取り付けて装着可能な操作性に優れた小型の押圧・回転操作型電子部品およびその装着方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明は、四角形上面の前辺近傍に所定の間隔をあけて配置された二つの自力復帰型の押圧操作型部品部を設けた取付台に対して、弾性接点脚を備えた基台部をスナップイン結合すると共に、弾性接点脚と共同して回転操作型部品部を構成する可動接点部を有する円柱状操作つまみを回転可能に保持した枠体を、前記基台部上に、前方下面に設けられた押圧部が前記各押圧操作型部品部に当接するようにして所定の範囲内で傾動可能で、かつ前記押圧操作型部品部が配された辺と対向する前記円柱状操作つまみの回転中心軸と平行な後辺を支持軸として回動可能に配するものである。
【0019】
これにより、一つの円柱状操作つまみの回転操作に伴って可動接点部を共廻りさせて回転操作型部品部を作動させることができ、かつその円柱状操作つまみの中央部または端部を押圧操作することにより、枠体が基台部に対して回動または傾動して所定の押圧操作型部品部を作動させることができるコンパクトで操作性に優れた押圧・回転操作型電子部品が得られると共に、その装着時には、取付台のみを使用機器の配線板に半田付け固定した後に、基台部・枠体・円柱状操作つまみ等をあらかじめ組立てたブロック体をスナップイン結合して装着することができるものを提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明による請求項1に記載の発明は、四角形上面の前辺近傍に所定の間隔をあけて二つの自力復帰型の押圧操作型部品部が配されると共に、対向する側辺の上方に突出した側板部に係合部を備えた使用機器の配線板上に固着される取付台と、回転操作型部品部を構成するための固定接点である弾性接点脚を備え、前記取付台の上方からスナップイン結合されて前記取付台の係合部で側壁部が保持される基台部と、中央部が外周面を操作される円柱状のつまみ部となる円柱状操作つまみと、対向する二辺で前記円柱状操作つまみを回転可能に保持すると共に、前方下面に設けられた押圧部が前記各押圧操作型部品部に当接するようにして前記基台部の後辺近傍に設けられた位置決め保持部で位置決めされ、かつ前記基台部に設けられた上方位置規制手段によって上方への移動規制がなされるように前記基台部上に載せられ、前記基台部に対して所定の範囲内で傾動可能で、かつ前記押圧操作型部品部が配された辺と対向する前記円柱状操作つまみの回転中心軸と平行な後辺を支持軸として回動可能に配された四角形の枠体と、前記円柱状操作つまみと共廻りするように、前記円柱状操作つまみの回転軸線上に設けられた小径の円柱部の外周面に設けられ、前記弾性接点脚と共に回転操作型部品部を構成する可動接点部からなり、前記円柱状操作つまみのつまみ部を回転操作することにより、前記回転操作型部品部である前記可動接点部と前記弾性接点脚とが共同して所定の電気信号が生成でき、一方、前記つまみ部外周上面の両端部近傍のいずれかを下方に押圧操作することにより、前記枠体が前記基台部に対して傾動して前方下面の前記押圧部で前記各押圧操作型部品部を個別に操作でき、また前記つまみ部の外周上面の中央部を下方に押圧操作することにより、前記枠体が前記支持軸を中心として回動して前方下面の前記押圧部で前記二つの押圧操作型部品部を同時に操作できる押圧・回転操作型電子部品としたものであり、一つの円柱状操作つまみの回転操作に伴って可動接点部を共廻りさせて回転操作型部品部を作動させることができ、かつその円柱状操作つまみの中央部または端部を押圧操作することにより、枠体が基台部に対して回動または傾動して所定の押圧操作型部品部を作動させることができるコンパクトで操作性に優れた押圧・回転操作型電子部品が得られると共に、その装着時に、取付台のみを使用機器の配線板に半田付け固定した後に、基台部・枠体・円柱状操作つまみ等をあらかじめ組立てたブロック体を、その取付台にスナップイン結合して装着するようにすることにより、円柱状操作つまみを含む回転操作型部品部に対する半田付け固定時の影響をなくすことができるという作用を有する。
【0021】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、取付台の上面に圧接用接点部を設けると共に、基台部に弾性接点脚と導通した圧接用弾性端子を配設し、前記取付台の係合部によって前記基台部の側壁部が保持された際に、前記圧接用弾性端子が前記圧接用接点部に圧接接続され、回転操作型部品部からの電気信号が前記取付台に伝達されるようにしたものであり、請求項1記載の発明による作用に加えて、簡単な構成で回転操作型部品部からの信号を取付台に確実に伝達して導出できるものが得られるという作用を有する。
【0022】
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の発明において、取付台に二つの自力復帰型の押圧操作型部品部を配設する代わりに、それらを基台部上面の前辺近傍に配するようにしたものであり、基台部に押圧操作型部品部を設けるようにすることにより、その押圧操作型部品部と基台部上に載せられる枠体の押圧部の位置を精度高く組み合わせ易くなり、押圧操作型部品部をより確実に作動させることができるものが得られると共に、取付台のみを使用機器の配線板に半田付け固定した後に、この基台部・枠体・円柱状操作つまみ等をあらかじめ組立てたブロック体を、その取付台にスナップイン結合して装着するようにすることにより、円柱状操作つまみを含む回転操作型部品部に加えて押圧操作型部品部に対しても半田付け固定時の影響が加わらないものにできるという作用を有する。
【0023】
請求項4に記載の発明は、請求項3記載の発明において、取付台の上面に圧接用接点部を設けると共に、基台部に弾性接点脚および各押圧操作型部品部の接点部分と導通した圧接用弾性端子を配設し、前記取付台の係合部によって前記基台部の側壁部が保持された際に、前記圧接用弾性端子が前記圧接用接点部に圧接接続され、回転操作型部品部および押圧操作型部品部からの電気信号が前記取付台に伝達されるようにしたものであり、請求項3記載の発明による作用に加えて、簡単な構成で回転操作型部品部および押圧操作型部品部からの信号を取付台に確実に伝達して導出できるものが得られるという作用を有する。
【0024】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、枠体の支持軸となる後辺下面部分を、前記枠体もしくは基台部に設けた支持突起で支えるようにしたものであり、円柱状操作つまみのつまみ部への押圧操作時に、基台部に対して枠体は、この支持突起を中心として確実かつ滑らかに回動または傾動動作するものにでき、押圧操作性の良好なものが容易に得られるという作用を有する。
【0025】
請求項6に記載の発明は、請求項5記載の発明において、支持突起が、二つの押圧操作型部品部の中点の位置から等距離位置に設けられたものであり、請求項5に記載の発明による作用に加えて、枠体の回動および傾動時を含めて基台部に対する枠体の安定性を向上させることができると共に、枠体の傾動動作時の左右の傾動角度が同一なものが得られるという作用を有する。
【0026】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の発明において、基台部の位置決め保持部が、上方に突出形成された位置決め突部で構成され、前記位置決め突部に枠体の後辺に設けた規制孔が挿通されて前記枠体の前後左右の位置決めが図られると共に、基台部の上方位置規制手段が、基台部前方位置に設けられた上方に突出した第一弾性爪で構成され、前記第一弾性爪が前記枠体の前端上面に係止されたものであり、簡単な構成で、枠体を基台部に対して前後左右方向の位置ずれを少なく、かつ、基台部に対する枠体の上方へのガタツキを少なく組み合わすことができると共に、枠体の回動または傾動後の復帰位置を第一弾性爪で容易に規制することができるという作用を有する。
【0027】
請求項8に記載の発明は、請求項7記載の発明において、基台部の後方位置に第二弾性爪が設けられ、その爪部下面と枠体の後部上端面との間が所定の隙間を空けるように配されたものであり、枠体の回動および傾動時に上方に移動することとなる枠体の後部側の上方位置を確実に規制することができて、所定角度で傾動操作可能なものを得ることができるという作用を有する。
【0028】
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一つに記載の発明において、取付台に対して基台部が、上下方向には隙間がないが水平方向には所定の隙間を設けて所定範囲内で移動可能に保持されたものであり、取付台を使用機器の配線板に半田付けによって固定した後に、その他の部材を組込む場合であっても、円柱状操作つまみの位置等を前記水平方向に設けた隙間で容易に調節して正規の位置に対応させて配することができるものを得ることができるという作用を有する。
【0029】
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか一つに記載の発明において、基台部に設けられた弾性接点脚が、枠体の支持軸を中心とした前記枠体の回動時に、移動する円柱状操作つまみの回転中心軸の回動円周上の位置で可動接点部に弾接したものであり、前記枠体の回動時に弾性接点脚と可動接点部との接触位置が変わらないようにできるため、押圧操作時に回転操作型部品部からの誤信号が発し難いものにできるという作用を有する。
【0030】
請求項11に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか一つに記載の発明において、基台部に設けられた弾性接点脚が、枠体の支持軸を中心とした前記枠体の回動時に、基台部方向に変移しない位置で可動接点部に弾接したものであり、繰り返して押圧操作された場合にも、弾性接点脚は基台部方向に撓まないものにできるため、弾性接点脚のばね弾性力を長期間に亘って維持させることができ、安定した回転操作型部品部からの出力が得られるものにできるという作用を有する。
【0031】
請求項12に記載の発明は、請求項1〜11のいずれか一つに記載の発明において、円柱状操作つまみの回転動作時に節度感を発生する節度機構を備えたものであり、円柱状操作つまみの回転操作時の操作フィーリングが良好で、かつ、円柱状操作つまみに対する押圧操作時に、不用意に円柱状操作つまみが回転して回転操作型部品部から誤信号が発せられることを防止できるという作用を有する。
【0032】
請求項13に記載の発明は、請求項1〜12のいずれか一つに記載の発明において、回転操作型部品部が、円柱状操作つまみの円柱部の外周に設けられたリング状接点部およびこれと導通した導通部と絶縁部が所定の角度ピッチで交互に配された櫛歯部に対して、基台部に配された弾性接点脚がそれぞれ弾接した回転型エンコーダであるものであり、円柱状操作つまみを所定方向に回転操作することにより、所定のパルス信号を送出できる回転型エンコーダを備えたものにできると共に、この回転型エンコーダは円柱状操作つまみの外径よりも小さい径の中に構成できるため、製品外形が小型で薄形のものを容易に実現することができるという作用を有する。
【0033】
請求項14に記載の発明は、請求項13記載の発明において、円柱状操作つまみのつまみ部に金属めっきを施して円柱部外周に設けたリング状接点部と導通させると共に、前記リング状接点部に弾接する弾性接点脚の一端を使用機器のアース回路に導通させたものであり、操作部分となる円柱状操作つまみのつまみ部等から流入する静電気を確実に使用機器のアース回路に逃がすことができるという作用を有する。
【0034】
請求項15に記載の発明は、請求項1〜14のいずれか一つに記載の発明において、押圧操作型部品部が、弾性金属薄板製のドーム状可動接点が中央固定接点の上方に所定の距離を持って対峙するように、外周下端が外側固定接点上に配されると共に、ドーム状可動接点の上面に貼り付けられた絶縁フィルムで位置決めされたプッシュオンスイッチであるものであり、押圧操作型部品部が節度感触を備えた簡素な構成のものであるため、押圧操作フィーリングの優れた安価なものを容易に実現できるという作用を有する。
【0035】
請求項16に記載の発明は、請求項1〜15のいずれか一つに記載の発明において、基台部上面に位置決め穴を設け、この位置決め穴に使用機器の上ケースより突出させた位置決めボスを挿入係合させることにより、前記上ケースに対して位置決め装着可能としたものであり、上ケースを組込むのみで押圧・回転操作型電子部品の装着位置を調節することができ、上ケースに設けられた開口部に対して円柱状操作つまみのつまみ部を所定位置に容易に配するようにできるという作用を有する。
【0036】
請求項17に記載の発明は、請求項1〜16のいずれか一つに記載の押圧・回転操作型電子部品の装着方法であって、あらかじめ使用機器のプリント配線板上の所定位置に取付台を固着し、その後に、基台部・枠体および円柱状操作つまみ等を組み合わせて構成したブロック体を、前記取付台にスナップイン結合して保持させるようにした押圧・回転操作型電子部品の装着方法としたものであり、この押圧・回転操作型電子部品を配線板上に半田付けによって装着する場合に、取付台のみにしか半田付け時の熱が加わらないようにできるため、外装部材となる円柱状操作つまみ等への半田付け時の影響をなくせて、外観のきれいな状態で容易に装着することができ、また円柱状操作つまみ等の形成材料としても高耐熱性の高価な材料を用いずともよくなるため、電子機器の低価格化にも寄与することができるという作用を有する。
【0037】
(実施の形態)
以下に本発明による押圧・回転操作型電子部品を、従来と同様にプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダを例として説明する。
【0038】
図1は本発明の一実施の形態による押圧・回転操作型電子部品としてのプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダの外観斜視図であり、図2は同分解斜視図、図3は同正面図である。
【0039】
同図において、31は使用機器の配線板上等に固定される絶縁樹脂製の取付台で、平坦な四角形状の底部31Aの対向する側辺にそれぞれ上方に突出した側板部31Bを備え、これらの側板部31Bには係合部32が各々設けられている。
【0040】
また、この取付台31の底部31Aの前辺近傍には、押圧操作型部品部となる単体のプッシュオンスイッチ33が二箇所に設けられている。
【0041】
このプッシュオンスイッチ33のそれぞれは、図4(a)の断面図および同図(b)の分解斜視図に示すように、取付台31上面の前辺近傍に設けられた凹部内に、所定の間隔をあけて中央固定接点34Aおよび外側固定接点34Bが配置され、弾性金属薄板からなるドーム状可動接点35の中央頂点部35A下面が中央固定接点34Aと所定の距離を持って対峙するようにその外周下端が外側固定接点34B上に載せられていると共に、前記凹部を覆うように貼り付けられた可撓性を有する絶縁フィルム36に、その中央頂点部35A上面が貼り付けられて位置決め保持されたものとなっている。
【0042】
つまり、これらのプッシュオンスイッチ33は、自力復帰型のものに構成されたものである。
【0043】
なお、押圧操作型部品部としては、前記構成のプッシュオンスイッチ33の代わりに、一つの電子部品として完成されたスイッチ完成品を配するようにしてもよく、また、そのスイッチ完成品の他に、押圧されて出力状態が変わるものを配設したものとしてもよい。
【0044】
また、前記中央および外側固定接点34Aおよび34Bにそれぞれ導通している接続用端子37は、取付台31の側部から突出している。
【0045】
そして、38は、前記取付台31の底部31A上に配された絶縁樹脂製の基台部であり、その側壁部38A外面に設けた係合突部38Bは、前記取付台31の側板部31Bの係合部32に係合されている。
【0046】
なお、この基台部38は、取付台31に対して、垂直方向には隙間は殆どないが、水平方向には所定の隙間を設けて所定範囲内で移動可能に、前記取付台31上からスナップイン結合されて結合されている。
【0047】
そして、この基台部38は、前記対向する側壁部38A上面の対角位置に位置決め穴38Cを有すると共に、前記側壁部38Aの間を連結している連結底部38Dの前方部分に切欠き38Eが設けられており、その切欠き38Eは、前記取付台31に設けたプッシュオンスイッチ33の上方位置に対応している。
【0048】
なお、前記位置決め穴38Cは、使用機器に装着される際に用いられるものである。
【0049】
そして、39は弾性金属板製の接点付端子であり、中間部分が基台部38の連結底部38Dに埋設されて基台部38に配され、その一端に形成された弾性接点脚40は、連結底部38Dの面から斜め上方に突出すると共に、その他端は基台部38側部から突出した端子部41となっている。
【0050】
この接点付端子39は、図2の分解斜視図に示すように、三つが基台部38に互いに電気的独立状態に配されている。
【0051】
そして、それぞれの端子部41は、前方の所定位置でU字状に下方に屈曲されており、その先端部が圧接用弾性端子部41Aとして機能するものとなっている。
【0052】
また、前述のように基台部38が取付台31に係合されている状態では、それぞれの接点付端子39の圧接用弾性端子部41Aは、取付台31前端にそれぞれが電気的独立状態に設けられた圧接用固定接点42に各々圧接維持されていると共に、その圧接用固定接点42の導出端子43も、取付台31の側部から突出状態に設けられている。
【0053】
そして、図1に示す44は、底面部44Bの左右両側に設けられた右側部44Aと左側部44Cとの間で円柱状操作つまみ45を回転可能に保持した略四角形状の枠体であるが、この枠体44は、図2の分解斜視図に示すように、その右側部44Aおよび底面部44Bを構成する駆動部材46と、その左側部44Cを構成するカバー部材47とが結合されて構成されたものとなっている。
【0054】
そして、図5の斜視図に示すように、この駆動部材46の下面側の前部には、前記それぞれのプッシュオンスイッチ33を押圧するための押圧部48が設けられていると共に、その後部には、支持突部49が設けられている。
【0055】
この支持突部49は、前記押圧部48どうしを繋ぐ直線に平行で、その押圧部48どうしの中点位置から等距離にある二箇所の位置に設けられている。
【0056】
そして、前記枠体44は、駆動部材46の前部下面に設けられた押圧部48を取付台31上のそれぞれのプッシュオンスイッチ33に当接させ、かつ駆動部材46の後部下面に設けられた支持突部49を前記連結底部38Dの後部上に当接させるようにして基台部38上に載せられている(図3参照)。
【0057】
なお、この状態で円柱状操作つまみ45の回転軸はプッシュオンスイッチ33どうしを繋ぐ直線と平行関係になっている。
【0058】
また、前記二箇所に設けた支持突部49も、前記押圧部48どうしを繋ぐ直線に対して平行関係に設けられているため、支持突部49どうしを繋ぐ直線、プッシュオンスイッチ33どうしを繋ぐ直線、および円柱状操作つまみ45の回転軸は、互いに平行関係になっている。
【0059】
なお、この支持突部49を前記の二箇所の位置に設ける代わりに、その位置を端部とする連結した一つの形状のものにしてもよいし、それを枠体44側に設けずに基台部38側に設けてもよい。
【0060】
そして、図6の後方側からの外観斜視図にも示すように、枠体44の駆動部材46の後部には、二つの規制孔50が設けられており、基台部38の連結底部38Dに形成された規制用突部51がそれぞれ挿入され、枠体44は、基台部38に対して前後左右方向への移動規制がなされて位置決めされている。
【0061】
なお、この規制孔50と規制用突部51との係合位置は、対角位置関係にあるプッシュオンスイッチ33と支持突部49を繋ぐ線上に設定されていると共に、二箇所に設けられた規制孔50と規制用突部51との係合位置どうしを繋ぐ線も、前記プッシュオンスイッチ33どうしを繋ぐ直線に対して平行、つまり円柱状操作つまみ45の回転軸と平行な位置関係になっている。
【0062】
さらに、前記状態で配された枠体44の上方への位置規制手段として、円柱状操作つまみ45の回転軸と平行な枠体44の前部上面には、基台部38の連結底部38D前端に形成された第一弾性爪52の爪部が係止されている(図1参照)。
【0063】
この枠体44の前部上面と第一弾性爪52とは、枠体44の移動のない通常状態においては、前記押圧部48がプッシュオンスイッチ33を作動させることがない位置で停止するように係止されている。
【0064】
また、図2および図6に示すように、基台部38の連結底部38D後端中央にも第二弾性爪53が形成されており、その爪部下面は所定の隙間を空けて枠体44の後部上面に対向している。
【0065】
このようにして枠体44を基台部38に配することによって、枠体44は基台部38に対して対角位置関係にあるプッシュオンスイッチ33と支持突部49を繋ぐ線を支持軸として傾動可能で、かつ前記円柱状操作つまみ45の回転軸と平行な支持突部49どうしを繋ぐ線を支持軸として回動可能となり、前記枠体44の傾動および回動動作に伴って所定のプッシュオンスイッチ33を押圧部48で押圧できるものにできる。
【0066】
一方、中央部が操作部分であるつまみ部となる円柱状操作つまみ45は、図7の部分断面正面図に示すように、その両側端に窪み45A,45Bを備えたものとなっており、右側の側端の窪み45A中央には、さらに外周と同軸の円形穴45Cが設けられていると共に、左側の側端の窪み45Bには可動接点部材54が円柱状操作つまみ45と共廻りするように固着されている。
【0067】
そして、この可動接点部材54は、前記のごとく固着された状態で、円柱状操作つまみ45から外方に突出する円柱状操作つまみ45よりも小径の円柱部54Aを有しており、その円柱部54Aと前記円形穴45Cとは、同一直線を中心軸としている。
【0068】
そして、この円形穴45Cに、駆動部材46の右側部に形成された円柱支持部55が係合されると共に、それと同軸に配されたカバー部材47の軸受部47Aで円柱部54Aの中間部が保持されることによって、円柱状操作つまみ45は、駆動部材46とカバー部材47とで構成される枠体44の前後辺に対して平行な回転軸を持つように回転可能に保持されている。
【0069】
また、前記のように軸支された可動接点部材54の円柱部54Aの、円柱状操作つまみ45の左側端から外方に突出した部分には、可動接点部56が形成されており、この可動接点部56に対して前記三つの弾性接点脚40が弾接して回転操作型部品部である回転型エンコーダ部が構成され、その周囲は、カバー部材47の覆い部47Bで覆われている。
【0070】
この回転型エンコーダ部について詳しく説明すると、可動接点部56は、図2に示すように、導電基材により形成された円柱部54Aの周回する外周面で形成されるリング状接点部57および、円柱部54Aの外周面に所定の角度ピッチで絶縁部58が設けられ、この絶縁部58と前記リング状接点部57に接続された導通部59が交互に配された櫛歯部60とから構成されている。
【0071】
そして、基台部38の連結底部38Dから延出された接点付端子39の弾性接点脚40の一つは、リング状接点部57に常時弾接したコモン弾性接点となり、その他の二つが櫛歯部60上に僅かに接触位置をずらせて弾接した信号用弾性接点として機能するように組み合わされている。
【0072】
つまり、前記可動接点部56の回転に伴って、前記コモン弾性接点および二つの信号用弾性接点が可動接点部56の所定部分上を弾接摺動することにより、その回転方向に対応した二種類の電気信号(パルス信号)が生成できるインクリメンタルタイプの回転型エンコーダ部が構成されたものとなっており、その出力は、それぞれの接点付端子39の圧接用弾性端子部41Aおよび圧接用固定接点42を介して取付台31の導出端子43から導出できるものとなっている。
【0073】
また、円柱状操作つまみ45の右側の窪み45A内には、節度ばね61が、円柱状操作つまみ45と共廻り可能に収容されており、この節度ばね61の弾性ダボ部61Aは、駆動部材46の円柱支持部55周囲に設けられた放射状凹凸部62に弾接しており、両者で節度機構部が構成されている。
【0074】
なお、放射状凹凸部62と前記櫛歯部60との角度ピッチは、互いに対応させてある。
【0075】
この節度機構部は、円柱状操作つまみ45の回転操作時に所定の節度感触を発生させる機能を備えると共に、円柱状操作つまみ45が回転していない時には節度ばね61の弾性ダボ部61Aが放射状凹凸部62の凹部内にはまり込んで円柱状操作つまみ45を所定位置で停止状態に維持させる機能を果たすものである。
【0076】
また、円柱状操作つまみ45の停止状態のときには、弾性接点脚40の内の信号用弾性接点は、櫛歯部60の絶縁部58上で停止するように構成されていると共に、その弾接位置は、前記枠体44の回動時に、移動する円柱状操作つまみ45の回転中心軸の円周上の位置で弾接したものとなっている。
【0077】
本実施の形態における押圧・回転操作型電子部品であるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダは、前記のごとく構成されるものであり、円柱状操作つまみ45を採用すると共に、回転型エンコーダ部の可動接点部56を可動接点部材54の小径の円柱部54Aの外周部に形成したものであるために、回転型エンコーダ部をコンパクトに構成できて円柱状操作つまみ45の細形化も容易に図ることができ、製品外形が小型で薄形のものを容易に実現することができるものである。
【0078】
次に、本実施の形態による押圧・回転操作型電子部品であるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダの装着方法について図面を用いて説明する。
【0079】
図8は、本実施の形態による押圧・回転操作型電子部品であるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダを使用機器の配線板への装着方法を説明する図である。
【0080】
同図に示すように、前記プッシュオンスイッチ付回転型エンコーダを、まず、取付台31と、取付台31を除く部材である基台部38、枠体44、円柱状操作つまみ45等を前記に説明した状態にあらかじめ組み込んだブロック体63とに分けて準備する。
【0081】
そして、まず、前記準備された取付台31のみを、使用機器の下ケース64内に固定された配線板65上の所定位置に配置して、取付台31のプッシュオンスイッチ33用の接続用端子37と圧接用固定接点42の導出端子43とを、対応するランド部に半田付けによって接続固定する。
【0082】
続いて、この配線板65に固定された取付台31に対して、上方からブロック体63を挿入していき、取付台31の側板部31Bの係合部32に、基台部38の側壁部38A外方に設けた係合突部38Bをスナップイン結合させて図9に示す装着状態のものとする。
【0083】
このときブロック体63は、前記に説明したように、取付台31に対しては、垂直方向には隙間は殆どないが、水平方向には所定の隙間を設けて所定範囲内で移動可能に係合されたものとなる。
【0084】
そして、前記状態のものに対して、図10に示すように、基台部38の位置決め穴38Cに対応する二つの円柱状の位置決めボス66を下面に有すると共に、その中間位置に開口部67を備えた上ケース68を、位置決めボス66を位置決め穴38Cに挿入させるようにして下ケース64に組み合わせていき、円柱状操作つまみ45の上方部分を前記開口部67から所定量突出させて上ケース68と下ケース64とを結合する。
【0085】
このときに、上ケース68の開口部67に対して、本実施の形態によるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダが少しずれた位置に配されている場合にも、基台部38が、取付台31に対して水平方向に所定範囲内で移動可能に係合されているため、その位置決めボス66の挿入に伴って、その位置を補正することができ、上ケース68の開口部67と円柱状操作つまみ45とを簡単に正確な位置関係に補正することができる。
【0086】
このように本装着方法は、配線板65に対して取付台31のみを先に半田付け固定し、その後に、外部に露出する外装部品となる円柱状操作つまみ45が組込まれたブロック体63をスナップイン結合させて装着するものであるため、円柱状操作つまみ45への半田付け固定時の熱等の影響をなくせて見栄えのよい電子機器を容易に得ることができる。
【0087】
また、その装着時に円柱状操作つまみ45には半田付け時の熱が加わらないものであるため、円柱状操作つまみ45やその他のブロック体63を構成する各部材を高価な高耐熱樹脂を用いて形成することも不要となり、このプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダを安価に構成することも可能となるものである。
【0088】
次に、本実施の形態による押圧・回転操作型電子部品としてのプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダの動作について説明する。
【0089】
本実施の形態によるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダは、円柱状操作つまみ45のつまみ部に接線方向の力を加えると、円柱状操作つまみ45が回転して、その回転に伴って節度機構部が節度感を発すると共に、円柱状操作つまみ45に固着された可動接点部材54が回転し、可動接点部56上の所定位置を三つの弾性接点脚40が弾接摺動する。
【0090】
この操作により回転型エンコーダ部が作動し、すなわち弾性接点脚40のコモン弾性接点と二つの信号用弾性接点との間で回転方向に対応した二種類の電気信号(パルス信号)が生成され、接点付端子39の端子部41に導出された前記信号は、圧接用弾性端子部41Aおよび圧接用固定接点42を介して取付台31の導出端子43から導出される。
【0091】
このときに、取付台31と基台部38は上下方向に隙間なく係合されているために、圧接用弾性端子部41Aと圧接用固定接点42との圧接接続という簡単な構成で、回転型操作部品部である回転型エンコーダ部からの信号を取付台31に確実に伝達して導出することができる。
【0092】
なお、前記回転操作時に、円柱状操作つまみ45には、下方に押し下げる力も少し加わるが、その力よりもそれぞれのプッシュオンスイッチ33の作動時の動作力を大きく設定しておくことにより、プッシュオンスイッチ33の誤作動を防止することができる。
【0093】
一方、円柱状操作つまみ45のつまみ部の中央部に下方(図3に示すV1方向)への押圧操作力を加えると、円柱状操作つまみ45およびそれを支持している枠体44は、基台部38に対して駆動部材46の支持突部49どうしを繋ぐ線を回動軸として前方に回動し、その前部下面の押圧部48が取付台31上の各々のプッシュオンスイッチ33を絶縁フィルム36上から同時に押圧していく。
【0094】
このとき、支持突部49どうしを繋ぐ回動軸線は、円柱状操作つまみ45の回転中心軸と平行関係で、かつ後方位置にあるため、その押圧操作力は円柱状操作つまみ45の全体に均等に働き、それを保持する枠体44も安定した状態で基台部38に対して前方に回動するようになる。
【0095】
そして、その押圧力が、それぞれのドーム状可動接点35の動作力よりも大きくなると、図11の部分断面正面図に示すように、前記ドーム状可動接点35は節度感を伴いながら反転動作して、それぞれの中央および外側固定接点34Aおよび34B間を短絡させ、各々のプッシュオンスイッチ33を共にオン状態にして、それらに対応する接続用端子37間が各々導通する。
【0096】
なお、図11には図示していないが、前記押圧操作時には、円柱状操作つまみ45は、節度ばね61の弾性ダボ部61Aが放射状凹凸部62の凹部内にはまり込んだ状態を維持しつつ移動するために、円柱状操作つまみ45が回転することはなく、また、弾性接点脚40の信号用弾性接点は、可動接点部56の絶縁部58上に停止している状態のままで、移動する円柱状操作つまみ45の回転中心軸の回動円周上を移動していくために、回転型エンコーダ部から誤信号を発することはない。
【0097】
一方、前記支持軸を中心とする前記枠体44の回動時に、弾性接点脚40が基台部38側に変移しない位置で弾接させるように組み合わせるようにすると、枠体44の回動時等における弾性接点脚40の負荷を軽減させることができ、回転型エンコーダ部から長期に亘って安定した出力が得られるものにできる。
【0098】
そして、前記押圧操作力を除くと、それぞれのドーム状可動接点35が元の形状に復元し、各々のプッシュオンスイッチ33を共にオフ状態に戻すと共に、枠体44およびそれに保持された円柱状操作つまみ45を元の位置まで押し戻し、図3および図4(a)に示す通常状態に戻る。
【0099】
このとき、枠体44は、基台部38の第一弾性爪52の爪部に前端上面が当接して停止するようになるため、常に所定の上方位置に復帰するようになる。
【0100】
なお、それぞれのプッシュオンスイッチ33を、ほぼ同一反転ストロークで、同一反転動作力のドーム状可動接点35を備えたものにすると、前記動作時にほぼ同時にプッシュオンスイッチ33がオン状態になるものにできる。
【0101】
次に、円柱状操作つまみ45のつまみ部の右端部を、図3に示すV2方向に押し下げると、その押圧力は二つのプッシュオンスイッチ33のうち、押圧位置である円柱状操作つまみ45の右端部に近い方の右側のプッシュオンスイッチ33に大きく作用し、このプッシュオンスイッチ33のドーム状可動接点35が右側の押圧部48で押し下げられていくと共に、枠体44は右側の支持突部49と左側のプッシュオンスイッチ33を結ぶ直線を支持軸として傾動していく。
【0102】
そして、右側の押圧部48による押圧力が所定の大きさを越えると、図12に示すように、右側のプッシュオンスイッチ33のみのドーム状可動接点35が反転動作してオン状態になり、それに対応する接続用端子37間が導通する。
【0103】
このときに、枠体44は、左側の支持突部49が基台部38上から離れると共に、基台部38の左側の第一弾性爪52および第二弾性爪53が駆動部材46の前後部上面に当接した状態で停止する。
【0104】
つまり、この場合の傾動角度も所定角度に設定されており、プッシュオンスイッチ33に過度の力を加えることもなく、良好な操作性を有するものにできる。
【0105】
また、前記傾動操作時にも、回動型エンコーダ部からの誤信号が発せられないことは、前記円柱状操作つまみ45のつまみ部の中央部を押圧した場合と同じである。
【0106】
そして、前記操作力を除くと、右側のドーム状可動接点35は復元してプッシュオンスイッチ33をオフ状態に戻すと共に、その復元力によって枠体44および円柱状操作つまみ45等を元の位置に押し戻して図3および図4(a)に示す通常状態に戻る。
【0107】
一方、円柱状操作つまみ45のつまみ部の左端部を押し下げた場合は、円柱状操作つまみ45が左側に傾動して、左側のプッシュオンスイッチ33のみを作動させることができる。
【0108】
このように本実施の形態による押圧・回転操作型電子部品であるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダは、前記円柱状操作つまみ45のつまみ部を回転操作することにより回転型エンコーダ部から所定信号が得られると共に、前記つまみ部外周上面の両端部近傍のいずれかを下方に押圧操作することにより、前記枠体44が前記基台部38に対して傾動して前方下面の押圧部48で各プッシュオンスイッチ33を個別に操作でき、かつ前記つまみ部の外周上面の中央部分を下方に押圧操作することにより、前記枠体44が前記基台部38に対して回動して前方下面の押圧部48で二つのプッシュオンスイッチ33を同時に操作できる良好な操作性を備えたものである。
【0109】
次に、本実施の形態によるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダが電子機器である携帯電話に装着された状態等について、図13の携帯電話の外観斜視図を用いて簡単に説明する。
【0110】
同図に示すように、携帯電話69の操作面69Aとなる上面には、本実施の形態によるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダが、円柱状操作つまみ45の上端部分を所定量突出させるように装着されている。
【0111】
そして、この携帯電話69の使用方法は、操作面69Aの表示部70に複数の機能項目メニューが所定の配列関係で表示された状態において、まず操作者は、円柱状操作つまみ45の突出部分に対して接線方向の力を加え、円柱状操作つまみ45を所定方向に回転させて回転型エンコーダ部を作動させ、その導出信号に基づき、表示画面中の機能項目メニューを希望する項目のある行まで前後方向に移動させる。
【0112】
続いて、操作者は、円柱状操作つまみ45の突出部分の左右端部のいずれかを押圧操作して、図13には図示していないその方向に対応するプッシュオンスイッチ33を作動させて表示画面中の機能項目メニューを目的とする項目のある列まで左右方向に移動させて目的の項目を選択する。
【0113】
最後に、操作者は、円柱状操作つまみ45の突出部分の中央部を押圧操作して図13には図示していない二つのプッシュオンスイッチ33を作動させ、選択した機能項目メニューを決定する。
【0114】
このように、本実施の形態によるものが搭載された携帯電話等の電子機器は、一つの円柱状操作つまみ45に対する所定操作で、簡単かつ迅速に希望する項目選択および決定等ができる良好な操作性を有するものとなる。
【0115】
また、前述のごとく、その入力デバイスとしてもコンパクトに構成されたプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダのみを搭載するのみで済むために、その設置面積を少なくできて、電子機器の小型化・薄形化等にも容易に対応することができる。
【0116】
以上のように、本実施の形態による押圧・回転操作型電子部品は、一つの円柱状操作つまみに対して回転操作が可能であると共に、三箇所の位置が押圧操作可能である操作性に優れたものであると共に、外装部材となる円柱状操作つまみに半田付け装着時の熱の影響を与えることなく装着できるものであるため、良好な操作性を備えた見栄えの優れた小型・薄形の電子機器を安価に実現できるものである。
【0117】
なお、円柱状操作つまみ45のつまみ部の外周面に金属めっきを施して、この金属めっきを可動接点部材54のリング状接点部57に電気的に接続させるようにして両者を組み合わせ、コモン弾性接点とした弾性接点脚40を使用機器のアース回路に電気的に接続するようにすると、円柱状操作つまみ45のつまみ部から流入する静電気を、リング状接点部57およびその弾性接点脚40等を介して前記アース回路に逃がすことができるものとなり、静電気に起因する誤作動が少なく、安定した使用状態が容易に保証できるものも容易に得ることができる。
【0118】
なお、前記には、回転操作型部品部として回転型エンコーダ部を有するものを説明したが、それを回転式のスイッチ等としてもよい。
【0119】
また、前記には押圧操作型部品部が取付台に配設されたものについて詳述したが、押圧操作型部品部を基台部に構成してもよい。
【0120】
この場合には、基台部に配される回転操作型部品部および押圧操作型部品部からの信号を取付台に伝達できるように、回転操作型部品部を構成する弾性接点脚および各押圧操作型部品部の接点部分と導通した圧接用弾性端子をそれぞれ設け、取付台に基台部をスナップイン結合した際に、それぞれの圧接用弾性端子を圧接用固定接点に圧接接続しなければならないが、円柱状操作つまみを含む回転操作型部品部に加えて押圧操作型部品部も含めて半田付け固定時の影響が加わらないように装着できるものにできるため、それらを高価な高耐熱材料を用いて形成しなくても済み、しかも枠体の押圧部と押圧操作型部品部との位置決めがし易くできるものとなる。
【0121】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、一つの円柱状操作つまみに対して複数箇所に対する押圧操作または回転操作が可能で、使用機器の配線板上に半田付け固定された取付台に対して円柱状操作つまみを含むブロック体を後からスナップイン結合させて取り付けることができる操作性に優れた小型で薄形の押圧・回転操作型電子部品を得ることができるという有利な効果が得られる。
【0122】
また、外装部材となる円柱状操作つまみに前記半田付け固定時の熱による影響を与えないように装着することもできるため、外観がきれいで見栄えも優れ、かつ一つの円柱状操作つまみのみを操作することによって、希望する項目等が容易に選択・決定できる良好な操作性を備えた小型・薄形の電子機器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による押圧・回転操作型電子部品としてのプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダの外観斜視図
【図2】同分解斜視図
【図3】同正面図
【図4】(a)同要部である押圧操作型部品部としてのプッシュオンスイッチの構成を説明する部分断面図
(b)同分解斜視図
【図5】同要部である駆動部材の裏面側の斜視図
【図6】同後方側からの外観斜視図
【図7】同部分断面正面図
【図8】同使用機器の配線板への装着方法を説明する図
【図9】同使用機器の配線板への装着状態を示す図
【図10】同使用機器の上ケースを装着する状態を示す図
【図11】同円柱状操作つまみのつまみ部の中央部を押圧操作した状態を示す部分断面正面図
【図12】同円柱状操作つまみのつまみ部の右端部を押圧操作した状態を示す部分断面正面図
【図13】同押圧・回転操作型電子部品としてのプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダが装着された携帯電話の外観斜視図
【図14】従来の押圧・回転操作型電子部品であるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダの外観斜視図
【図15】同側面断面図
【図16】同従来の押圧・回転操作型電子部品であるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダが搭載された携帯電話の外観斜視図
【図17】同携帯電話に搭載された二回路プッシュオンスイッチの部分断面正面図
【符号の説明】
31 取付台
31A 底部
31B 側板部
32 係合部
33 プッシュオンスイッチ
34A 中央固定接点
34B 外側固定接点
35 ドーム状可動接点
35A 中央頂点部
36 絶縁フィルム
37 接続用端子
38 基台部
38A 側壁部
38B 係合突部
38C 位置決め穴
38D 連結底部
38E 切欠き
39 接点付端子
40 弾性接点脚
41 端子部
41A 圧接用弾性端子部
42 圧接用固定接点
43 導出端子
44 枠体
44A 右側部
44B 底面部
44C 左側部
45 円柱状操作つまみ
45A,45B 窪み
45C 円形穴
46 駆動部材
47 カバー部材
47A 軸受部
47B 覆い部
48 押圧部
49 支持突部
50 規制孔
51 規制用突部
52 第一弾性爪
53 第二弾性爪
54 可動接点部材
54A 円柱部
55 円柱支持部
56 可動接点部
57 リング状接点部
58 絶縁部
59 導通部
60 櫛歯部
61 節度ばね
61A 弾性ダボ部
62 放射状凹凸部
63 ブロック体
64 下ケース
65 配線板
66 位置決めボス
67 開口部
68 上ケース
69 携帯電話
69A 操作面
70 表示部

Claims (17)

  1. 四角形上面の前辺近傍に所定の間隔をあけて二つの自力復帰型の押圧操作型部品部が配されると共に、対向する側辺の上方に突出した側板部に係合部を備えた使用機器の配線板上に固着される取付台と、回転操作型部品部を構成するための固定接点である弾性接点脚を備え、前記取付台の上方からスナップイン結合されて前記取付台の係合部で側壁部が保持される基台部と、中央部が外周面を操作される円柱状のつまみ部となる円柱状操作つまみと、対向する二辺で前記円柱状操作つまみを回転可能に保持すると共に、前方下面に設けられた押圧部が前記各押圧操作型部品部に当接するようにして前記基台部の後辺近傍に設けられた位置決め保持部で位置決めされ、かつ前記基台部に設けられた上方位置規制手段によって上方への移動規制がなされるように前記基台部上に載せられ、前記基台部に対して所定の範囲内で傾動可能で、かつ前記押圧操作型部品部が配された辺と対向する前記円柱状操作つまみの回転中心軸と平行な後辺を支持軸として回動可能に配された四角形の枠体と、前記円柱状操作つまみと共廻りするように、前記円柱状操作つまみの回転軸線上に設けられた小径の円柱部の外周面に設けられ、前記弾性接点脚と共に回転操作型部品部を構成する可動接点部からなり、前記円柱状操作つまみのつまみ部を回転操作することにより、前記回転操作型部品部である前記可動接点部と前記弾性接点脚とが共同して所定の電気信号が生成でき、一方、前記つまみ部外周上面の両端部近傍のいずれかを下方に押圧操作することにより、前記枠体が前記基台部に対して傾動して前方下面の前記押圧部で前記各押圧操作型部品部を個別に操作でき、また前記つまみ部の外周上面の中央部を下方に押圧操作することにより、前記枠体が前記支持軸を中心として回動して前方下面の前記押圧部で前記二つの押圧操作型部品部を同時に操作できる押圧・回転操作型電子部品。
  2. 取付台の上面に圧接用接点部を設けると共に、基台部に弾性接点脚と導通した圧接用弾性端子を配設し、前記取付台の係合部によって前記基台部の側壁部が保持された際に、前記圧接用弾性端子が前記圧接用接点部に圧接接続され、回転操作型部品部からの電気信号が前記取付台に伝達されるようにした請求項1記載の押圧・回転操作型電子部品。
  3. 取付台に二つの自力復帰型の押圧操作型部品部を配設する代わりに、それらを基台部上面の前辺近傍に配するようにした請求項1記載の押圧・回転操作型電子部品。
  4. 取付台の上面に圧接用接点部を設けると共に、基台部に弾性接点脚および各押圧操作型部品部の接点部分と導通した圧接用弾性端子を配設し、前記取付台の係合部によって前記基台部の側壁部が保持された際に、前記圧接用弾性端子が前記圧接用接点部に圧接接続され、回転操作型部品部および押圧操作型部品部からの電気信号が前記取付台に伝達されるようにした請求項3記載の押圧・回転操作型電子部品。
  5. 枠体の支持軸となる後辺下面部分を、前記枠体もしくは基台部に設けた支持突起で支えるようにした請求項1〜4のいずれか一つに記載の押圧・回転操作型電子部品。
  6. 支持突起が、二つの押圧操作型部品部の中点の位置から等距離位置に設けられた請求項5記載の押圧・回転操作型電子部品。
  7. 基台部の位置決め保持部が、上方に突出形成された位置決め突部で構成され、前記位置決め突部に枠体の後辺に設けた規制孔が挿通されて前記枠体の前後左右の位置決めが図られると共に、基台部の上方位置規制手段が、基台部前方位置に設けられた上方に突出した第一弾性爪で構成され、前記第一弾性爪が前記枠体の前端上面に係止された請求項1〜6のいずれか一つに記載の押圧・回転操作型電子部品。
  8. 基台部の後方位置に第二弾性爪が設けられ、その爪部下面と枠体の後部上端面との間が所定の隙間を空けるように配された請求項7記載の押圧・回転操作型電子部品。
  9. 取付台に対して基台部が、上下方向には隙間がないが水平方向には所定の隙間を設けて所定範囲内で移動可能に保持された請求項1〜8のいずれか一つに記載の押圧・回転操作型電子部品。
  10. 基台部に設けられた弾性接点脚が、枠体の支持軸を中心とした前記枠体の回動時に、移動する円柱状操作つまみの回転中心軸の回動円周上の位置で可動接点部に弾接した請求項1〜9のいずれか一つに記載の押圧・回転操作型電子部品。
  11. 基台部に設けられた弾性接点脚が、枠体の支持軸を中心とした前記枠体の回動時に、基台部方向に変移しない位置で可動接点部に弾接した請求項1〜9のいずれか一つに記載の押圧・回転操作型電子部品。
  12. 円柱状操作つまみの回転動作時に節度感を発生する節度機構を備えた請求項1〜11のいずれか一つに記載の押圧・回転操作型電子部品。
  13. 回転操作型部品部が、円柱状操作つまみの円柱部の外周に設けられたリング状接点部およびこれと導通した導通部と絶縁部が所定の角度ピッチで交互に配された櫛歯部に対して、基台部に配された弾性接点脚がそれぞれ弾接した回転型エンコーダである請求項1〜12のいずれか一つに記載の押圧・回転操作型電子部品。
  14. 円柱状操作つまみのつまみ部に金属めっきを施して円柱部外周に設けたリング状接点部と導通させると共に、前記リング状接点部に弾接する弾性接点脚の一端を使用機器のアース回路に導通させた請求項13記載の押圧・回転操作型電子部品。
  15. 押圧操作型部品部が、弾性金属薄板製のドーム状可動接点が中央固定接点の上方に所定の距離を持って対峙するように、外周下端が外側固定接点上に配されると共に、ドーム状可動接点の上面に貼り付けられた絶縁フィルムで位置決めされたプッシュオンスイッチである請求項1〜14のいずれか一つに記載の押圧・回転操作型電子部品。
  16. 基台部上面に位置決め穴を設け、この位置決め穴に使用機器の上ケースより突出させた位置決めボスを挿入係合させることにより、前記上ケースに対して位置決め装着可能とした請求項1〜15のいずれか一つに記載の押圧・回転操作型電子部品。
  17. 請求項1〜16のいずれか一つに記載の押圧・回転操作型電子部品の装着方法であって、あらかじめ使用機器のプリント配線板上の所定位置に取付台を固着し、その後に、基台部・枠体および円柱状操作つまみ等を組み合わせて構成したブロック体を、前記取付台にスナップイン結合して保持させるようにした押圧・回転操作型電子部品の装着方法。
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