JP3541317B2 - スライド式ポインティングデバイス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、スライド式ポインティングデバイスに関し、特に、携帯電話その他の情報端末に使用される薄型長ストロークの操作性良好なスライド式ポインティングデバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】
ポインティングデバイスの一般的な例を図9を参照して説明する。
プリント配線基板1の上面には、外周スイッチ2を構成する固定接点対24が表面の外周部に周方向に複数対形成されている。そして、このプリント配線基板1の上面の中心部には、中心スイッチ3の固定接点対34が形成されている。36は上に凸のクリック反転する金属ドームであり、中心スイッチ3の固定接点対34に対向してプリント配線基板1表面に配置されている。37は接着シートであり、プリント配線基板1表面に配置される金属ドーム36をプリント配線基板1表面に接合固定するものである。50は上に凸にエンボス加工された合成樹脂フィルムシートより成る薄板キートップであり、裏面の外周部に周方向に外周スイッチ2の各固定接点対24に対応して外周スイッチ2の可動接点25が形成されている。ここで、薄板キートップ50を形成する合成樹脂としてはポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネートの如き剛性の比較的大なる合成樹脂を採用する。そして、薄板キートップ50を外周部を角張らせて円形にエンボス加工することにより、薄板キートップ50の外周部を押圧した時クリック動作を生ぜしめることができる。
【0003】
薄板キートップ50の中心部を下向きに押圧操作すると、この薄板キートップ50は弾性変形せしめられ、金属ドーム36を下向きに押圧駆動してこれを反転せしめるに到る。金属ドーム36は反転することにより中心スイッチ3の固定接点対34に接触してこれを閉成する。そして、薄板キートップ50の押圧を解放すると、金属ドーム36および薄板キートップ50の双方共に元の扛上位置に弾性的に復帰することにより固定接点対34は解放する。
ここで、薄板キートップ50の外周部を押圧して部分的に弾性変形せしめることにより裏面の外周部に周方向に形成される外周スイッチ2の可動接点25は対応する固定接点対24に接触してこれを閉成する。そして、薄板キートップ50の押圧を解放すると、薄板キートップ50が元の扛上位置に弾性的に復帰することにより固定接点対24は解放する。また、上に凸にエンボス加工された合成樹脂フィルムシートより成る薄板キートップ50は、外周部を部分的に押圧すると局所的に弾性変形し、この際にクリック操作感が得られる。
【0004】
中心スイッチ3は、薄板キートップ50の中心部を下向きに押圧操作することにより金属ドーム36を介して固定接点対34を開閉制御するものであり、下向きの押圧操作に対して金属ドーム36がスペーサとしての働きをし、金属ドーム36の上向きの反作用が加えられる。この上向きの反作用により、薄板キートップ50の中心部の下向きの押圧操作に伴って薄板キートップ50の外周部が下向きに変位する恐れは小さくなり、外周スイッチ2も同時に動作する誤動作を減少することができる。
【0005】
以上の一般例は操作方向および操作量を接点のオン、オフとして捉えてこれを表示画面のカーソルの方向および位置を指示するアナログ信号を得る。ポインティングデバイスの他の従来例としては、指示方向および操作量を接点のオン、オフに代えて抵抗値の如きアナログ量の変化として捉えてこれをアナログ信号で出力指示する例も開発使用されている。更に、接点のオン、オフ或いは抵抗値の変化の具体的なさせ方について、キートップ或いはスイッチノブの如きスイッチ操作部を水平方向に摺動せしめて接点のオン、オフ或いは抵抗値の変化を生ぜしめている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、スイッチ操作部を水平方向に摺動せしめて接点のオン、オフ或いは抵抗値の変化を生ぜしめる型のポインティングデバイスは通常はスイッチ操作部にバイアスバネを具備せしめてスイッチ操作の容易性を確保している。ところで、このバイアスバネをコイルバネにより構成してその長さを長くすることにより、スイッチ操作の容易性を確保する上にスイッチ操作部の操作感を軽快にすることができる。しかし、ポインティングデバイスの形状寸法上の制約から、コイルバネの操作感を向上する点を重視し過ぎて無制限に長く設計するという訳には行かない。
【0007】
この発明は、ポインティングデバイスの形状寸法上の制約内において格別の形状寸法の変更を必要とせずに上述の問題を解消したポインティングデバイスを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1:中央スイッチ50と、中央スイッチ50を中心として共通円周に沿って等角度間隔で配列される複数個の周辺スイッチ30と、中央スイッチ50のドーム状可動接点5に係合するプッシャ32と、中央スイッチ50および周辺スイッチ30を駆動するキートップ2と、中央スイッチ50のドーム状可動接点ランド64、65および周辺スイッチ30のスライダ動作検出ランド61、62が形成されるプリント基板6と、デバイスユニット3を有するスライド式ポインティングデバイスにおいて、デバイスユニット3は中心部にプッシャ挿通開口331が形成される操作伝達中間板33と周辺スイッチ30の摺動接点34を担持するスライダ35を有し、スライダ35を操作伝達中間板33に対してコイルバネ36を介して係合せしめて、複数個の周辺スイッチ30のスライダ35を、2個1組づつ、操作伝達中間板33を介して互いに対向して一直線状に配列位置決めしたスライド式ポインティングデバイスを構成した。
【0009】
そして、請求項2:請求項1に記載されるスライド式ポインティングデバイスにおいて、スライダ35は摺動方向に交差する向きに突起356を形成し、デバイスユニット3は、プッシャ32が挿通する中心開口311、スライダ案内切り欠き312およびスライダ35の突起356を係止するストッパ316を形成したデバイスユニットハウジング31を有するスライド式ポインティングデバイスを構成した。
また、請求項3:請求項1および請求項2の内の何れかに記載されるスライド式ポインティングデバイスにおいて、中央部に開口11を形成した筐体1を具備し、キートップ2はその周縁に周側壁20を垂下形成し、周側壁20の下端周縁に幅広の鍔21を形成しており、キートップ2は周側壁20の内側面をスライダ35の摺動方向外方端部に係合すると共に下面をプッシャ32に係合して筐体1の開口11を介して突出させたスライド式ポインティングデバイスを構成した。
【0010】
ここで、請求項4:中央スイッチ780と、中央スイッチ780を中心として共通円周に沿って等角度間隔で配列される複数個の周辺スイッチ450と、周辺スイッチ450を駆動するキートップ2と、中央スイッチ780を駆動する中央スイッチキートップ3と、デバイスユニット4と、中央スイッチを形成するドーム状可動接点ランド83および周辺スイッチを形成する導電ゴム接点ランド84が形成されるプリント基板8とを有するスライド式ポインティングデバイスにおいて、デバイスユニット4は、センタスライダ42と、センサ押圧突条433を有する水平プッシャ43およびコイルバネ44の組の複数組とより成り、水平プッシャ43およびコイルバネ44の組をセンタスライダ42に関して互いに対向して一直線状に配列位置決めして水平プッシャ43をコイルバネ44を介してセンタスライダ42に係合せしめ、周辺スイッチ450を形成する桿状導電ゴム圧力センサ52をセンサ押圧突条433に対向して位置決め固定したスライド式ポインティングデバイスを構成した。
【0011】
そして、請求項5:請求項4に記載されるスライド式ポインティングデバイスにおいて、デバイスユニット4は更にデバイスユニットハウジング46を有し、これにセンタスライダ42、水平プッシャ43およびコイルバネ44の組の複数組を載置保持するスライド式ポインティングデバイスを構成した。
また、請求項6:請求項5に記載されるスライド式ポインティングデバイスにおいて、円板状ゴムシート5を具備し、円板状ゴムシート5はその上面に同心的に環状突条50を形成すると共にその中心部にドーム状可動接点7を駆動する押圧突部53を突出形成し、更に、桿状導電ゴム圧力センサ52を環状突条50の内部領域において環状突条50に沿ってセンタスライダに関して互いに対向して一直線状に配列位置決めしてインサート成形したスライド式ポインティングデバイスを構成した。
【0012】
更に、請求項7:請求項6に記載されるスライド式ポインティングデバイスにおいて、プリント基板8のドーム状可動接点ランド83にドーム状可動接点7を位置決め固定し、プリント基板8と円板状ゴムシート5とデバイスユニット4とをこの順に積み重ねたスライド式ポインティングデバイスを構成した。
そして、請求項8:請求項4ないし請求項7の内の何れかに記載されるスライド式ポインティングデバイスにおいて、桿状導電ゴム圧力センサ52に対向するセンサ押圧突条433の端部をセンサ押圧突条433のセンサ衝合部431を導電材料により構成すると共にその端面を弧状凸面端面に形成したスライド式ポインティングデバイスを構成した。
【0013】
また、請求項9:請求項4ないし請求項8の内の何れかに記載されるスライド式ポインティングデバイスにおいて、キートップ2はその上面中央領域を窪ませて周縁部を相対的に隆起する構成とし、中央領域に中央小孔22を形成し、これを介して下側から中央スイッチキートップ3を露出せしめたスライド式ポインティングデバイスを構成した。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を第1の実施例を参照して説明する。
図1はポインティングデバイスの全体を上から視た斜視図である。1はポインティングデバイスの筐体、2はポインティングデバイスを操作するキートップ、6はポインティングデバイス全体を支持する基板であり、プリント基板により構成される。筐体1には中央部に開口11を形成している。キートップ2はその周縁に周側壁20を垂下形成し、周側壁20の下端周縁に幅広の鍔21を形成している。
【0015】
図2を参照するに、これはポインティングデバイスの分解斜視図である。3はデバイスユニットを示す。プリント基板6の表面には下面に接着剤を塗布した接着シート4が接合されている。
図3を参照するに、これはポインティングデバイスの構成の内の一部である接着シート4、ドーム状可動接点5、および固定接点側部材60の詳細を説明する分解斜視図である。61はスライダ動作検出用コモン側ランドであり、コモン電極611が径方向に延伸形成されている。62はスライダ動作検出用信号検出側ランドであり、検出電極621が径方向に離散的に配列形成されている。このスライダ動作検出用信号検出側ランド62は、また、これを連続した1枚の抵抗膜により形成することができる。63はデバイスユニット3を位置決め固定する抜き孔を示す。64はドーム状可動接点5の周縁部が位置決め固定されるドーム状可動接点固定ランド、65はドーム状可動接点5が動作時に接触するドーム状可動接点接触ランドを示す。接着シート4にはプリント基板6の表面に接合された曉に、固定接点側部材60のそれぞれに対応する貫通孔61’、62’、63’が形成されている。
【0016】
図4を参照するに、これはデバイスユニット3を説明する分解斜視図である。ここで、31はデバイスユニットハウジング、32は組み立てられた時にドーム状可動接点5に対応してこれを押圧するプッシャ、33はキートップ2の操作力を伝達する操作伝達中間板、35はスライダである。デバイスユニットハウジング31の中心部にはプッシャ32が挿通する中心開口311が形成されている。312はスライダ35が進入するスライダ案内切り欠きであり、313は位置決めボスである。316はスライダ35の突起356を係止するストッパである。操作伝達中間板33には中心部にプッシャ挿通開口331が形成されている。332は操作伝達中間板33を支える支持突起である。
【0017】
図5を参照するに、これはスライダの詳細を説明する分解斜視図である。スライダ35には、スライダ動作検出摺動接点34、コイルバネ36、コイルバネ係合部材37が組み込まれる。摺動接点34は互に平行な1対の摺動舌片341、342および両摺動舌片の基端部を連結する連結片340により構成される。摺動舌片341、342の自由端を接点部としている。コイルバネ係合部材37は互いに平行な1対の係合部371および両係合部の下側部同志を連結する連結部372により構成される。連結部372はコイルバネ36が当接して内向きにバイアスされる。係合部371に直交する方向の断面はコ字状である。スライダ35にはその左右両側部にスライダ動作検出摺動接点34の両摺動舌片341、342を収容して動作させる接点スペース351を摺動方向に沿って形成されている。スライダ35の前端には両接点スペース351に平行に延伸する上側案内片352が形成されると共に上側案内片352の下側には対向して下側案内片353が延伸形成されている。上側案内片352の下面と下側案内片353の上面との間はコイルバネ係合部材37の連結部372が進入するギャップ355が形成されている。上側案内片352の基部は自身の延伸方向と直角に膨出して係止部354が形成されている。この係止部354には、コイルバネ係合部材37の係合部371が当接し、スライダ35の移動量を制限する。357はスライダ35の下面に摺動方向に延伸形成されたコイルバネ収容溝であり、これにコイルバネ36が下側から組み込まれる。摺動接点34の連結片340は、両摺動舌片341、342をスライダ35の接点スペース351に進入せしめた状態で、スライダ35の後端部に一体に固定されている。
【0018】
以上のポインティングデバイスの組み立て方を極く簡単に説明する。
先ず、プリント基板6の表面に形成されるドーム状可動接点固定ランド64にドーム状可動接点5の周縁部を載置して位置決めし、下面に接着剤を塗布した接着シート4をプリント基板6の表面に対して固定接点側部材60のそれぞれに貫通孔61’、62’、63’を対応させた状態で接合する。これによりドーム状可動接点5はドーム状可動接点固定ランド64に固定される。ここで、スライダ動作検出用コモン側ランド61、スライダ動作検出用信号検出側ランド62、抜き孔63は接着シート4から露出している。次いで、ドーム状可動接点5がプッシャ挿通開口331内に位置した状態にして操作伝達中間板33をプリント基板6の表面に載置する。スライダ35のコイルバネ収容溝357にコイルバネ36を組み込み、上側案内片352と下側案内片353の間のギャップ355にコイルバネ係合部材37の連結部372を進入せしめ、更に、操作伝達中間板33の外周縁部がギャップ355に進入した状態にしてスライダ35を操作伝達中間板33に組み合わせる。そして、プッシャ32をドーム状可動接点5に対応位置決めし、デバイスユニットハウジング31をそのスライダ案内切り欠き312をスライダ35に対応させると共に、中心開口311にプッシャ32が挿通した状態で、上側から取り付ける。この後、キートップ2および筐体1をこの順に組み合わせて組み立ては終了する。この組み立て終了状態において、共通円周に沿って90゜の等角度間隔で配列される4個の周辺スイッチ30のスライダ35は、2個1組づつ、操作伝達中間板33を介して互いに対向して一直線状に配列位置決めされた状態にある。なお、操作伝達中間板33は、摺動自在に組み立てられている。
【0019】
図6ないし図8を参照して以上のポインティングデバイスの動作を説明する。図6(a)はポインティングデバイスの非動作状態、図6(b)はキートップ2を操作してポインティングデバイスが矢印の向きに動作した状態を示す。図7はポインティングデバイスを筐体とキートップを取り外して上から視た斜視図であり、図7(a)はポインティングデバイスの非動作状態、図7(b)は図示されないキートップを矢印方向に操作して対向する1対のスライダ35を動作させた状態、図7(c)は図示されないキートップを周方向に隣接するスライダ35の中間において矢印方向に操作して対向する2対のスライダ35をすべて動作させた状態を示す。図8は実線で表示されているが、ポインティングデバイスを裏から視た斜視図である。
【0020】
このポインティングデバイスは、組み立て終了状態において、共通円周に沿って90゜の等角度間隔で配列される4個の周辺スイッチ30のスライダ35は、2個1組づつ、操作伝達中間板33を介して互いに対向して一直線状に配列位置決めされた状態にある。
ここで、キートップ2を矢印の向きに操作すると、スライダ35は水平方向矢印の向きに駆動される。スライダ35がこの通りに駆動されると、コイルバネ36は水平方向矢印の向きに駆動圧縮され、このコイルバネ36の圧縮力はこれに係合するコイルバネ係合部材37を介してコイルバネ係合部材37に係合する操作伝達中間板33に伝達される。操作伝達中間板33に伝達された圧縮力は、今度は、この操作伝達中間板33、対向するスライダ35のコイルバネ係合部材37を介して対向するスライダ35のコイルバネ36を圧縮する。即ち、キートップ2の一方方向の操作に際して、必要とされる操作力および操作ストロークのコイルバネ特性は、操作伝達中間板33に関して対向して一直線状に配列される2個のコイルバネ36が関係してこれらを併せたコイルバネ特性となる。従って、コイルバネ36自体の長さが2倍となることによりキートップ2の水平方向の操作感は軽快となると共にストロークは2倍となる。
【0021】
以上の実施例は中央スイッチ50を中心として共通円周に沿って等角度間隔で配列される周辺スイッチ30の個数を4個としているが、これは一般に複数個として実施することができる。
この発明の第2の実施例を図を参照して説明する。なお、第2の実施例における参照符号は第1の実施例における参照符号と必ずしも共通するものではない。先ず、図10を参照するに、これはポインティングデバイスの第2の実施例の全体を上から視た斜視図である。1はポインティングデバイスの筐体、2はポインティングデバイスを摺動操作するキートップ、9はポインティングデバイス全体を支持する基板である。筐体1には中央部に開口11を形成している。キートップ2は周縁に周側壁20を垂下形成し、周側壁20の下端周縁に幅広の鍔21を形成している。周側壁20の下端周縁に幅広の鍔21を形成している。キートップ2はその上面中央領域は少し窪ませて周縁部は相対的に隆起する構成とされている。そして、この中央領域には中央小孔22が形成され、これを介して下側から中央スイッチキートップ3が露出せしめられる。
【0022】
図11は第2の実施例の構成部材を説明する分解斜視図である。図11には、筐体1およびキートップ2が更に明瞭に示されている。そして、4はこの実施例の主要部を形成するデバイスユニットの全体を示し、後で図12および図13を参照して詳しく説明される。41は環状の上部金属板である。46はデバイスユニットハウジングであり、その下面には90゜の角度間隔でデバイスユニット4を基板9に位置決め固定する取り付けボス464が突出形成されている。
5は円板状ゴムシートである。この円板状ゴムシート5には同心的に環状突条50が形成されている。53は後で説明されるドーム状可動接点7を駆動する押圧突部であり、中心部に形成されている。51は取り付けボス嵌合孔である。52は桿状導電ゴム圧力センサである。この桿状導電ゴム圧力センサ52は、円板状ゴムシート5の環状突条50の内部領域に、環状突条50に沿って90゜の等角度間隔で、その端子部521を含み一体にインサート成形することにより固定されている。図13をも参照するに、この桿状導電ゴム圧力センサ52は、水平プッシャ43の駆動方向と直交する方向に延伸して円板状ゴムシート5に一体化されてセンサ押圧突条433のセンサ衝合部431によりその加圧部523が押圧され、この部分の断面積は減少して導電ゴム圧力センサ52の長さ方向の抵抗は増大する。この抵抗の増大を検知してポインティングデバイスが或る向きに操作駆動されたことを認識することができる。即ち、この桿状導電ゴム圧力センサ52およびセンサ押圧突条433のセンサ衝合部431を含み周辺スイッチ450を構成している。環状突条50により限定される内部領域にはデバイスユニット4が載置され、取り付けボス464を取り付けボス嵌合孔51に嵌合して位置決めされる。6はドーム状可動接点7をプリント基板8に対して貼り付ける接着シートである。
【0023】
図12および図13を参照してデバイスユニットを説明する。ここで、図12はデバイスユニットの構成部材を上から視た分解斜視図であり、図13はセンタスライダおよび水平プッシャを主とする部材の組み合わせを下から視たところを示す分解斜視図である。
41は環状の上部金属板である。410は中央開口である。411は互いに180゜の方向に対向して形成される位置決め抜き孔である。412は上部金属板41の周縁に並列して形成される1対の摺動プッシャ案内溝であり、90゜の等角度間隔で4対形成されている。413は曲げ加工係合突起であり、上部金属板41の周縁に90゜の等角度間隔で4個形成されている。
【0024】
42は四角板を原材料として形成されるセンタスライダ、43は四角板を原材料として形成される水平プッシャ、44はコイルバネ、45は中間スライダである。センタスライダ42は中央に大きな中央開口420を形成しており、中央開口420の周縁部は板の上下面より少し隆起している。水平プッシャ43は、その両側部下面に互いに平行に案内突条432を形成すると共にこれら案内突条と平行に且つこれらの中間に桿状導電ゴム圧力センサ52を押圧するセンサ押圧突条433を形成し、その両側部上面に互いに平行に上面案内突条434を形成したものより成る。案内突条432の端部は、双方共、水平プッシャ43の駆動方向の端部において終端している。センサ押圧突条433の一方の端部は、水平プッシャ駆動方向の端部から僅かに突出してセンサ衝合部431とされている。センサ押圧突条433の他方の端部は水平プッシャ43の水平プッシャ駆動方向の端部から突出せずに終端している。中間スライダ45にも、水平プッシャ43と同様に四角板を原材料として形成され、その両側部下面に互いに平行に案内突条452を形成している。そして、これら案内突条と平行に且つこれらの中間にコイルバネ係止部453を形成している。係止部453の一方の端部は水平プッシャ駆動方向の端部から突出せずに終端している。組み立てられた曉において、案内突条432と案内突条452は一直線上に整列すると共にセンサ押圧突条433とコイルバネ係止部453は一直線上に整列する。
【0025】
46は円板状のデバイスユニットハウジングである。デバイスユニットハウジング46の中央には大きな中央開口469が形成されている。461は上面に形成された位置決めボスであり、上部金属板41に形成される位置決め抜き孔411に対応嵌合する。462はコイルバネ収容部である。463は係合突起係合凹部であり、これには上部金属板41の曲げ加工係合突起413が係合する。465は摺動プッシャ案内溝、466は裏面平坦段部である。460はセンタスライダ42のストッパである。コイルバネ収容部462、摺動プッシャ案内溝465および裏面平坦段部466を含む水平プッシャ組み込み部430は中央開口469に沿って90゜の等角度間隔で形成されている。
【0026】
図14を参照するに、接着シート6には、デバイスユニット4の取り付けボス464が挿通する挿通孔61が形成されている。62は逃げ穴であり、デバイスユニットハウジング46の裏面平坦段部466および円板状ゴムシート5の端子部521が挿通するところである。
プリント基板8には、デバイスユニット4の取り付けボス464が挿通する嵌合孔81、デバイスユニットハウジング46の裏面平坦段部466が挿通する逃げ穴82、ドーム状可動接点ランド83、導電ゴム接点ランド84が形成されている。ドーム状可動接点ランド83にはドーム状可動接点7が載置接触せしめられる。このドーム状可動接点7とドーム状可動接点ランド83を含んで中央スイッチ780が構成される。導電ゴム接点ランド84には、円板状ゴムシート5に一体インサート成形された桿状導電ゴム圧力センサ52の端子部521が載置接触せしめられる。ポインティングデバイス全体を支持する基板9にはネジ孔91が形成されている。
【0027】
以上の第2の実施例の組み立て方を図15をも参照して説明する。図15は第2の実施例の中心近傍を通る線に沿った縦方向断面を示す図である。先ず、プリント基板8の表面に形成されるドーム状可動接点ランド83にドーム状可動接点7の周縁部を載置して位置決めし、下面に接着剤を塗布した接着シート6をプリント基板8の表面に対して、接着シート6の挿通孔61をプリント基板8の嵌合孔81に対応させると共に接着シート6の逃げ穴62をプリント基板8の逃げ穴82に対応させた状態で接合する。これによりドーム状可動接点7はドーム状可動接点固定ランド64に位置決め固定される。次いで、円板状ゴムシート5をプリント基板8に対して取り付けボス嵌合孔51をプリント基板8の嵌合孔81に対応させた状態に位置合わせ載置する。そして、デバイスユニットハウジング46を、その下面に形成される取り付けボス464を円板状ゴムシート5の取り付けボス嵌合孔51およびプリント基板8の嵌合孔81に嵌合させることにより、プリント基板8に固定する。水平プッシャ組み込み部430のコイルバネ収容部462のそれぞれにコイルバネ44を嵌入する。そして、中間スライダ45を、その案内突条452を摺動プッシャ案内溝465に対応させると共にコイルバネ係止部453をコイルバネ収容部462に対応させて水平プッシャ組み込み部430の中央開口469側に載置位置決めする。水平プッシャ43を、その案内突条432を摺動プッシャ案内溝465に対応させると共にセンサ押圧突条433をコイルバネ収容部462に対応させ、コイルバネ44に関して水平プッシャ組み込み部430における中間スライダ45の反対側に載置、位置決めする。この場合、中間スライダ45および水平プッシャ43はコイルバネ係止部453の中間スライダ45の駆動方向の端部から突出していない端部と、センサ押圧突条433の水平プッシャ43の駆動方向の端部から突出していない端部をコイルバネ44側に向けて水平プッシャ組み込み部430に載置される。センタスライダ42を中央開口469に露出している4個の中間スライダ45の端面の間に差し込む。ここで、位置決め抜き孔411を位置決めボス461に対応させ、曲げ加工係合突起413を係合突起係合凹部463に対応させ、摺動プッシャ案内溝412を上面案内突条434に対応させた状態で、上部金属板41を下向きに圧し付けることにより、上部金属板41、水平プッシャ43その他の駆動部材を含むセンタスライダ42、デバイスユニットハウジング46は相互に組み付けられ、これらを基板9に対してネジ孔91を介してネジ止めする。次いで、中央スイッチキートップ3を押圧突部53の上に、上部金属板41とセンタスライダ42とデバイスユニットハウジング46それぞれの中央開口410、420および469を介して載置する。キートップ2を、中央スイッチキートップ3をキートップ2の中央小孔22を介して下側から露出せしめた状態にして、上部金属板41上面に載置する。これにより、キートップ2の周側壁20の内周側面が水平プッシャ43の駆動方向の端部に接触した状態が実現する。最後に、筐体1を、その開口11からキートップ2を露出させた状態で、基板9に対して接合する。
【0028】
図12、図13および図15を参照して第2の実施例の動作を説明する。
第2の実施例は、キートップ2を操作しない中立状態においては、水平プッシャ43と中間スライダ45はセンサ押圧突条433の端部とコイルバネ係止部453の端部との間に介在するコイルバネ44のみにより機械的結合をしていて、センサ押圧突条433の端部とコイルバネ係止部453の端部との間には空隙が形成されている。
この中立状態において、キートップ2を水平矢印方向に操作することにより、キートップ2の周側壁20を介して水平プッシャ43は矢印方向に駆動される。この駆動力は、当該水平プッシャ43のセンサ押圧突条433からコイルバネ44に伝達され、コイルバネ44を圧縮しながら中間スライダ45のコイルバネ係止部453および中間スライダ45を介してセンタスライダ42に伝達される。これによりセンタスライダ42は矢印方向に駆動される。センタスライダ42が矢印方向に駆動されることにより、この駆動力は、センタスライダ42から当該水平プッシャ43に対向設置されるセンタスライダ42に対応する中間スライダ45のコイルバネ係止部453からコイルバネ44に伝達され、このコイルバネ44を圧縮しながら対向水平プッシャ43のセンサ押圧突条433に伝達され、センサ押圧突条433は矢印方向に駆動されるに到る。センサ押圧突条433が矢印方向に駆動される結果、対向水平プッシャ43の対応する導電ゴム圧力センサ52は、センサ押圧突条433のセンサ衝合部431によりその加圧部523が押圧され、この部分の断面積は減少して導電ゴム圧力センサ52の長さ方向の抵抗は増大する。この抵抗の増大を検知してポインティングデバイスが或る向きに操作駆動されたことを認識することができる。
【0029】
中央スイッチキートップ3を下向きに押圧操作すると、円板状ゴムシート5の押圧突部53を介してドーム状可動接点7を反転駆動してドーム状可動接点ランド83との間の電気接続状態を切り替える。
ここで、第2の実施例の変形例として、センサ押圧突条433のセンサ衝合部431を導電材料により構成すると共にその端面を弧状凸面端面に形成し、導電ゴム圧力センサ52が或る程度の抵抗を有するものとした場合、押圧力により導電性センサ衝合部431の弧状凸面端面と導電ゴム圧力センサ52との間の接触面積が0から徐々に増大して、導電ゴム圧力センサ52の長さ方向の抵抗は逆に減少する構成とすることができる。
【0030】
以上の通りの第2の実施例においても、第1の実施例と同様に、キートップ2の一方方向の操作に際して、必要とされる操作力および操作ストロークのコイルバネ特性は、センタスライダ42に関して互いに対向して一直線状に配列される2個のコイルバネ44が関係し、これらを併せたコイルバネ特性が得られる。従って、ポインティングデバイスの外形寸法を拡大することなしにコイルバネ44自体の長さを2倍としたことになり、キートップ2の操作ストロークが2倍となり、これに伴ってキートップ2の水平方向の操作感は軽快となる。
【0031】
そして、第1の実施例においては抵抗を構成する部材を連続した抵抗膜とし、これに可動接点を摺動接触して移動量を検知している。これによると、可動接点の摺動ストロークを短く設計したい場合、摺動接触の移動量が短くなるので検出の分解能が悪化する。離散的に配列した抵抗膜或いは固定接点に可動接点を摺動接触せしめて移動量を検知する場合は、ストロークを短く設計すると、離散的に配列することができる抵抗膜或いは固定接点の数が減少し、これに起因して検出の分解能が悪化する。ところが、第2の実施例においては、押圧力により導電性センサ衝合部の弧状凸面端面と導電ゴム圧力センサとの間の接触面積が0から徐々に増大して、導電ゴム圧力センサの長さ方向の抵抗を減少する構成とすることにより、ストロークを短く設計しても抵抗値の変化範囲を比較的大きくとることができ、ストロークを短く設計したことによる検出の分解能の悪化を軽減することができる。
【0032】
また、第1の実施例においては、プリント基板の上面は露出しており、防塵防滴性に欠けるうらみがある。ところが、第2の実施例においては、プリント基板の上面は円板状ゴムシートにより被覆されることにより、塵或いは滴に汚染される恐れは小さくなる。
更に、第1の実施例においては、キートップの下面中央部に中央スイッチを下向きに操作するプッシャが厳然と存在している。これにより、キートップを水平操作するに際して、キートップが揺動して操作感が必ずしも良好であるとは言い難い。第2の実施例は、キートップの上面中央領域は少し窪ませて周縁部は相対的に隆起する構成とし、この中央領域には中央小孔が形成され、これを介して下側から中央スイッチキートップを露出せしめる構成を採用することにより、キートップを水平操作するに際してキートップが揺動しない操作感の良好なポインティングデバイスを構成することができる。
【0033】
以上の第2の実施例も、中央スイッチ50を中心として共通円周に沿って等角度間隔で配列される周辺スイッチ30の個数を4個としているが、これは先の実施例と同様に、一般に複数個として実施することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上の通りであって、この発明によれば、キートップの一方方向の操作に際して、必要とされる操作力および操作ストロークのコイルバネ特性は、操作伝達中間板に関して互いに対向して一直線状に配列される2個のコイルバネが関係し、これらを併せたコイルバネ特性が得られる。従って、ポインティングデバイスの外形寸法を拡大することなしにキートップの操作ストロークが2倍となり、これに伴ってキートップの水平方向の操作感は軽快となる。
【0035】
そして、押圧力により導電性センサ衝合部の弧状凸面端面と導電ゴム圧力センサとの間の接触面積が0から徐々に増大して、導電ゴム圧力センサの長さ方向の抵抗を減少する構成とすることにより、ストロークを短く設計しても抵抗値の変化範囲を比較的大きくとることができ、ストロークを短く設計したことによる検出の分解能の悪化を軽減することができる。
また、プリント基板の上面は円板状ゴムシートにより被覆されることにより、プリント基板が塵或いは滴に汚染される恐れは小さくなる。
【0036】
更に、キートップの上面中央領域は少し窪ませて周縁部は相対的に隆起する構成とし、この中央領域には中央小孔が形成され、これを介して下側から中央スイッチキートップを露出せしめる構成を採用することにより、キートップを水平操作するに際してキートップが揺動しない操作感の良好なポインティングデバイスを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例全体を上から視た斜視図。
【図2】実施例の分解斜視図。
【図3】実施例の構成部材の詳細を説明する図。
【図4】実施例のデバイスユニットを説明する分解斜視図。
【図5】スライダの分解斜視図。
【図6】実施例の動作原理を説明する断面図。
【図7】実施例を筐体とキートップを取り外して上から視た斜視図。
【図8】実施例を裏から視た斜視図。
【図9】従来例を説明する図。
【図10】第2の実施例の全体を上から視た斜視図。
【図11】第2の実施例の構成部材を説明する分解斜視図。
【図12】デバイスユニットの構成部材を上から視た分解斜視図。
【図13】センタスライダおよび水平プッシャを主とする部材の組み合わせを下から視た分解斜視図。
【図14】接着シート、プリント基板、基板の斜視図。
【図15】第2の実施例の中心近傍を通る線に沿った縦方向断面を示す図。
【符号の説明】
2 キートップ
3 デバイスユニット
30 周辺スイッチ
32 プッシャ
33 操作伝達中間板
331 プッシャ挿通開口
35 スライダ
356 突起
36 コイルバネ
50 中央スイッチ
5 ドーム状可動接点
6 プリント基板
Claims (9)
- 中央スイッチと、中央スイッチを中心として共通円周に沿って等角度間隔で配列される複数個の周辺スイッチと、中央スイッチのドーム状可動接点に係合するプッシャと、中央スイッチおよび周辺スイッチを駆動するキートップと、中央スイッチのドーム状可動接点ランドおよび周辺スイッチのスライダ動作検出ランドが形成されるプリント基板と、デバイスユニットを有するスライド式ポインティングデバイスにおいて、
デバイスユニットは中心部にプッシャ挿通開口が形成される操作伝達中間板と周辺スイッチの摺動接点を担持するスライダを有し、スライダを操作伝達中間板に対してコイルバネを介して係合せしめ、複数個の周辺スイッチのスライダを、2個1組づつ、操作伝達中間板を介して互いに対向して一直線状に配列位置決めしたことを特徴とするスライド式ポインティングデバイス。 - 請求項1に記載されるスライド式ポインティングデバイスにおいて、
スライダ35は摺動方向に交差する向きに突起を形成し、
デバイスユニットは、プッシャが挿通する中心開口、スライダ案内切り欠きおよびスライダの突起を係止するストッパを形成したデバイスユニットハウジングを有することを特徴とするスライド式ポインティングデバイス。 - 請求項1および請求項2の内の何れかに記載されるスライド式ポインティングデバイスにおいて、
中央部に開口を形成した筐体を具備し、
キートップはその周縁に周側壁を垂下形成し、周側壁の下端周縁に幅広の鍔を形成しており、
キートップは周側壁の内側面をスライダの摺動方向外方端部に係合すると共に下面をプッシャに係合して筐体の開口を介して突出させたことを特徴とするスライド式ポインティングデバイス。 - 中央スイッチと、中央スイッチを中心として共通円周に沿って等角度間隔で配列される複数個の周辺スイッチと、周辺スイッチを駆動するキートップと、中央スイッチを駆動する中央スイッチキートップと、デバイスユニットと、中央スイッチを形成するドーム状可動接点ランドおよび周辺スイッチを形成する導電ゴム接点ランドが形成されるプリント基板とを有するスライド式ポインティングデバイスにおいて、
デバイスユニットは、センタスライダと、センサ押圧突条を有する水平プッシャおよびコイルバネの組の複数組とより成り、
水平プッシャおよびコイルバネの組をセンタスライダに関して互いに対向して一直線状に配列位置決めして水平プッシャをコイルバネを介してセンタスライダに係合せしめ、
周辺スイッチを形成する桿状導電ゴム圧力センサをセンサ押圧突条に対向して位置決め固定したことを特徴とするスライド式ポインティングデバイス。 - 請求項4に記載されるスライド式ポインティングデバイスにおいて、
デバイスユニットは更にデバイスユニットハウジングを有し、これにセンタスライダ、水平プッシャおよびコイルバネの組の複数組を載置保持することを特徴とするスライド式ポインティングデバイス。 - 請求項5に記載されるスライド式ポインティングデバイスにおいて、
円板状ゴムシートを具備し、
円板状ゴムシートはその上面に同心的に環状突条を形成すると共にその中心部にドーム状可動接点を駆動する押圧突部を突出形成し、更に、桿状導電ゴム圧力センサを環状突条の内部領域において環状突条に沿ってセンタスライダに関して互いに対向して一直線状に配列位置決めしてインサート成形したことを特徴とするスライド式ポインティングデバイス。 - 請求項6に記載されるスライド式ポインティングデバイスにおいて、
プリント基板のドーム状可動接点ランドにドーム状可動接点7を位置決め固定し、
プリント基板と円板状ゴムシートとデバイスユニットとをこの順に積み重ねたことを特徴とするスライド式ポインティングデバイス。 - 請求項4ないし請求項7の内の何れかに記載されるスライド式ポインティングデバイスにおいて、
桿状導電ゴム圧力センサに対向するセンサ押圧突条の端部をセンサ押圧突条のセンサ衝合部を導電材料により構成すると共にその端面を弧状凸面端面に形成したことを特徴とするスライド式ポインティングデバイス。 - 請求項4ないし請求項8の内の何れかに記載されるスライド式ポインティングデバイスにおいて、
キートップはその上面中央領域を窪ませ周縁部を相対的に隆起する構成とし、中央領域に中央小孔を形成し、これを介して下側から中央スイッチキートップを露出せしめたことを特徴とするスライド式ポインティングデバイス。
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