JP3952642B2 - 押圧・回転操作型電子部品 - Google Patents

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    • H01H19/14Operating parts, e.g. turn knob
    • H01H2019/146Roller type actuators

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主としてマウス等のコンピュータ周辺機器、携帯電話等の通信端末機器、車載電装品等に使用され、機器の操作面から突出した円形操作つまみの外周を、接線方向に回転操作および回転中心軸方向に押圧操作することにより操作される押圧・回転操作型電子部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の押圧・回転操作型電子部品としては、図15の外観斜視図に示すようなプッシュスイッチ付回転型エンコーダが知られている。
【0003】
このプッシュスイッチ付回転型エンコーダは図15および図16の側面断面図に示すように、接点付取付基板1の片側に回転操作部品部としての回転型エンコーダ部2が、そして反対側に押圧操作部品部としてのプッシュスイッチ部3が配置され、回転型エンコーダ部2は一定の範囲で垂直方向(図15および図16に示す矢印V方向)に移動できるように保持され、プッシュスイッチ部3は動かないように固定されている。
【0004】
そして、接点付取付基板1は、図17の外観斜視図に示すように、平板状の樹脂体に回転型エンコーダ部2の移動用のガイドレール部4を有する窪み5と、プッシュスイッチ部3を固定するための窪み6および回転型エンコーダ部2の電気信号を外部へ伝達するための端子7をそれぞれ有する三つの接点板8が設けられ、さらに下端の取付面1Bには、このプッシュスイッチ付回転型エンコーダを機器の配線基板に装着するための脚部1Aが設けられている。
【0005】
回転型エンコーダ部2は、図16の側面断面図に示すように、接点付取付基板1の窪み5にはめ込まれてガイドレール部4により一定の範囲で垂直方向(矢印V方向)に動き得るように保持された樹脂製のスライド接点体9にインサート成形により固定された三つの弾性接点脚10に対して、円形の操作つまみ12の内面に取り付けられた樹脂製の回転体14に保持された放射状可動接点板13が接触し、回転可能なように円柱軸15により保持されて構成されている。
【0006】
そして、スライド接点体9から上記の三つの弾性接点脚10のそれぞれと導通した三つの弾性接点脚11が反対方向に突出して、回転型エンコーダ部2で発生した電気信号を端子7へ伝達するようになっている。
【0007】
さらに、スライド接点体9の下方端部に装着された板ばね16が、接点付取付基板1のピン状突起17(図17参照)に弾接することにより、通常状態において、回転型エンコーダ部2がプッシュスイッチ部3から離れた位置にあるように付勢している。
【0008】
プッシュスイッチ部3は、図16に示すように、その操作ボタン18が回転型エンコーダ部2の円柱軸15の押圧部15Aに当接するように、接点付取付基板1の回転型エンコーダ部2とは反対側の面の窪み6にはめ込まれて固定され、その電気信号を外部へ伝達するための端子19が下方へ突出している。
【0009】
このプッシュスイッチ付回転型エンコーダは以上のように構成されたものであるが、使用機器に装着される場合には、図18の部分断面の側面図に示すように、接点付取付基板1下端の取付面1Bの脚部1Aおよび回転型エンコーダ部2の端子7、プッシュスイッチ部3の端子19を機器の配線基板20の取付孔21,22に挿入・半田付けすることによって装着され、円形の操作つまみ12の外周部12Aが操作部として機器の上ケースの操作面23から突出するように取り付けられるものであった。
【0010】
このように構成された従来のプッシュスイッチ付回転型エンコーダの動作は、まず、円形の操作つまみ12の外周部12Aに接点方向(図15に示す矢印H方向)の力を加えて操作つまみ12を回転させることにより、回転体14が円軸15を中心として回転し、これに保持された放射状可動接点板13のリング状接点部13Aおよび櫛歯状接点部13B(図19の接点部の平面図参照)上をスライド接点体9に固定されたコモン弾性接点脚と二つの信号用弾性接点脚からなる三つの弾性接点脚10が弾接触しながら摺動して回転型エンコーダ部2としての電気信号を発生し、この電気信号が弾性接点脚10から反対方向の三つの弾性接点脚11を経由して接点付取付基板1上の接点板8に伝わり、外部接続用の端子7を経て機器の配線基板20の回路に伝達されるものである。
【0011】
また、回転型エンコーダ部2を押し上げている板ばね16の付勢力に逆らって円形の操作つまみ12の外周部12Aに回転軸中心方向(図16および図18に示す矢印V1方向)の押し力を加えて回転型エンコーダ部2全体を接点付取付基板1のガイドレール部4に沿って動かし、円柱軸15の押圧部15Aで操作ボタン18を押してプッシュスイッチ部3を動作させると、その電気信号は端子19を経て機器の配線基板20の回路に伝達され、この後、操作つまみ12に加えていた押し力を除くと、板ばね16の弾性復元力によって回転型エンコーダ部2が押し戻されて、元の状態に復帰するように構成されたものであった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の押圧・回転操作型電子部品においては、回転操作部品部である回転型エンコーダ部2の電気信号を発生するための放射状可動接点板13は、リング状接点部13Aの外側に櫛歯状接点部13Bが放射状に配置されたものであるため直径が大きく、したがって回転体14の外径も大きい。
【0013】
そして、これを操作する円形の操作つまみ12はさらに大きくしなければならず、また、使用機器に装着する場合、接点付取付基板1が上ケースの操作面23から出ないようにしなければならないと共に、配線基板20に取り付ける接点付取付基板1の取付面1Bの位置は操作つまみ12の外周よりも低くなっているため、機器の操作面23から配線基板20までの間を広くしなければならず、したがって、機器のケースの高さ寸法が大きくなってしまうという課題があった。
【0014】
また、接点付取付基板1を挟んで片側に回転操作部品部である回転型エンコーダ部2が垂直動可能に取り付けられ、反対側に押圧操作部品部であるプッシュスイッチ部3が配置されているため、円形の操作つまみ12によりプッシュスイッチ部3を押圧操作する場合に、接点付取付基板1のガイドレール部4にこじり力が働いて操作感にバラツキが生じ易いという課題があり、さらに回転型エンコーダ部2で発生した電気信号を伝えるために、スライド接点体9の弾性接点脚11と接点付取付基板1の接点板8を経由するため弾性接点および摺動接触部が多く、組み立てが難しいと共にコスト高であるという課題もあった。
【0015】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、回転操作部品部および円形の操作つまみの径を小さくできて、使用機器のケースの高さ寸法を小さくできると共に、押圧操作がスムーズで、構成部品数が少なく、組み立て時に接点部等に損傷を与えることが少ない安価な押圧・回転操作型電子部品を提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の押圧・回転操作型電子部品は、支持軸を備えた辺を有する四角形の枠体と、この枠体の対向する二辺により支持軸と平行に回転可能なように保持された段付円柱形状で、中央大径部が外周面を操作される円柱形のつまみ部となり、その側部の小径の円形軸部の外周面に可動接点が設けられた回転体と、枠体の支持軸を回動可能に支持する支持部を有する絶縁材料製の基体部と、この基体部に保持されて可動接点に弾接触する弾性固定接点からなる回転操作部品部と、枠体の支持軸を備えた辺と対向する辺に対応して基体部に配設され、支持軸を支点とする枠体の回動により押圧されて動作する自力復帰型の押圧操作部品部とを備え、枠体は、一辺に支持軸を備えた対向する二辺が回転体の保持部を有する辺で連結されたコの字形体の開口部を、回転体の保持部を有する辺で塞いで形成されるとともに、少なくとも一方の保持部を有する辺の外方に、可動接点およびこれに弾接触する弾性固定接点の周囲を覆うカバーが一体に形成されたものである。
【0017】
これにより、回転操作部品部の電気信号を発生する可動接点の径を小さくすることができ、したがって円形の操作つまみの径および使用機器の高さ寸法を小さくできると共に、押圧操作部品部の操作がスムーズで、しかも構成部品数が少なくて組み立て易く、組み立て時に接点部等に損傷を与えることが少ない安価な押圧・回転操作型電子部品を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、支持軸を備えた辺を有する四角形の枠体と、この枠体の対向する二辺により支持軸と平行に回転可能なように保持された段付円柱形状で、中央大径部が外周面を操作される円柱形のつまみ部となり、その側部の小径の円形軸部の外周面に可動接点が設けられた回転体と、枠体の支持軸を回動可能に支持する支持部を有する絶縁材料製の基体部と、この基体部に保持されて可動接点に弾接触する弾性固定接点からなる回転操作部品部と、枠体の支持軸を備えた辺と対向する辺に対応して基体部に配設され、支持軸を支点とする枠体の回動により押圧されて動作する自力復帰型の押圧操作部品部とを備え、枠体は、一辺に支持軸を備えた対向する二辺が回転体の保持部を有する辺で連結されたコの字形体の開口部を、回転体の保持部を有する辺で塞いで形成されるとともに、少なくとも一方の保持部を有する辺の外方に、可動接点およびこれに弾接触する弾性固定接点の周囲を覆うカバーが一体に形成されている押圧・回転操作型電子部品としたものであり、回転操作部品部の電気信号を発生する可動接点の径を小さくすることができ、したがって円形の操作つまみの径および使用機器の高さ寸法を小さくできると共に、押 圧操作部品部の操作がスムーズで、しかも構成部品数が少なくて組み立て易く、組み立て時に接点部等に損傷を与えることが少ない安価な押圧・回転操作型電子部品を実現することができるという作用を有する。
【0019】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、四角形の枠体の支持軸を備えた辺と対向する辺の端部の突起が基体部に設けられた規制孔に係合して、支持軸を支点とする枠体の回動角度範囲を規制するようにしたものであり、請求項1に記載の発明による作用に加えて、枠体の回動角度を高精度に規制することができるという作用を有する。
【0020】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、回転体を、大径中空円筒状のつまみ部と中央部を除く側部の外周面に可動接点を設けた小径の円形軸部に分割し、上記つまみ部を樹脂形成してその中央孔に上記円形軸部を挿入結合する構成としたものであり、外周面を操作される大径のつまみ部と外周面に可動接点を有する小径の軸部からなる回転体を高精度で安価に形成できると共に、つまみ部の外径・形状や色の変更、電気信号の違いによる可動接点の変更等に対しても容易に対応できるという作用を有する。
【0021】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、回転体の円形軸部の外周にリング状可動接点およびこれと導通した導電部と絶縁部が所定の角度ピッチで交互に配設された櫛歯状可動接点を設け、基体部にそれぞれの可動接点に弾接触する複数個の弾性固定接点を配設して、回転操作部品部を回転型エンコーダとし、自力復帰型の押圧操作部品部を自力復帰型のプッシュスイッチとしたものであり、近年のコンピュータ周辺機器や通信端末機器等に多用されているデジタル回路に信号を直接入力することができ、機器制御を簡素化できる小型で安価な電子部品を実現することができるという作用を有する。
【0022】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、自力復帰型のプッシュスイッチが、基体部の所定位置に設けられたスイッチ固定接点上に弾性金属薄板製の円形ドーム状可動接点を配設したものであり、請求項6に記載の発明による作用に加えて、自力復帰型で動作時に節度感を有する高性能のプッシュスイッチを、コンパクトでしかも他の構成部材と高い位置精度に備えることができるという作用を有する。
【0023】
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、回転体のつまみ部側部の円形軸部の外周面に、中心軸線と平行に所定の角度ピッチで凹溝を設けたリング状凹凸部に対し、基体部から伸ばされた弾性脚部先端のダボが弾接する節度機構を設けたものであり、回転操作部品部の操作時に節度感を伴った快適で安定した操作ができると共に、押圧操作部品部の操作時に回転体が回り、回転操作部品部が誤動作することを防止できるという作用を有する。
【0024】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、基体部に保持され、回転体の可動接点に弾接触する弾性固定接点およびリング状凹凸部に弾接する弾性脚部が、いずれも回転体を基体部から離す方向に付勢するようにしたものであり、請求項8に記載の発明による作用に加えて、押圧操作部品部の自己復帰力と共に、弾性固定接点および弾性脚部が枠体および回転体を押し上げるので、通常状態における枠体および回転体の位置が安定すると共に、回転操作部品部の操作時に押圧操作部品部が誤動作することを防止できるという作用を有する。
【0025】
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、回転体のつまみ部と円形軸部との段部端面または円形軸部に設けた段差部の端面と、枠体の前記端面に対向する面の、いずれか一方を所定の角度ピッチで放射状に凹溝を設けた円形凹凸面とし、他方にこの凹凸面に弾接する弾性ダボを有するばね体を配する節度機構を設けたものであり、回転体の円形軸部を短くすることができるので、幅寸法の小さい押圧・回転操作型電子部品とすることができて、しかも請求項8に記載の発明と同様の作用を有する。
【0026】
請求項9に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、基体部に保持された二つの弾性固定接点が回転体の櫛歯状可動接点に弾接触し、その弾接触位置が所定寸法だけずれているものであり、二つの弾性固定接点それぞれと可動接点とにより発生する電気信号の間に生じる位相差により、つまみ部による回転体の回転方向および回転角度を使用機器の回路で検知することができるという作用を有する。
【0027】
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、回転体のつまみ部側部の、一方の円形軸部の外周面にリング状凹凸部およびリング状可動接点を設けて、基体部に保持された弾性脚部先端のダボおよび弾性固定接点をそれぞれ弾接および弾接触させ、他方の円形軸部の外周面に櫛歯状可動接点を設けて、基体部に保持された二つの弾性固定接点を弾接触させるようにしたものであり、請求項11に記載の発明による作用に加えて、つまみ部による回転体の回転方向および回転角度を使用機器の回路で検知することができる押圧・回転操作型電子部品を左右対称で小さな幅寸法に形成できるという作用を有する。
【0028】
請求項11に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、回転体のリング状凹凸部または円形凹凸面に設ける凹溝のピッチを回転体の櫛歯状可動接点の導電部および絶縁部を配設するピッチと同じにして、基体部から伸ばされた弾性脚部先端のダボが上記リング状凹凸部または円形凹凸面の凹部内にはまり込んだ時に、上記櫛歯状可動接点に対する弾性固定接点の弾接触位置が上記絶縁部にあるようにしたものであり、通常状態において回転操作部品部の接点間は非導通状態であるので、使用機器の回路における信号処理が容易で、消費電力を少なくすることができると共に、押圧操作部品部の操作時に回転操作部品部が誤動作することをより確実に防止できるという作用を有する。
【0029】
請求項12に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、基体部に保持された複数個の弾性固定接点のうち、少なくとも回転体の櫛歯状可動接点に弾接触する弾性固定接点が回転体の中心軸線よりも枠体の支持軸側の位置から伸ばされ、その弾接触位置が支持軸を中心とする枠体の回動時における回転体の中心軸の回動円上にあるようにしたものであり、押圧操作部品部の操作時に、弾性固定接点が櫛歯状可動接点に弾接触している位置の変動が少なく、回転操作部品部が誤動作することを少なくできるという作用を有する。
【0030】
請求項13に記載の発明は、請求項1〜12のいずれか一つに記載の発明において、基体部の下面を平板状とし、回転操作部品部の弾性固定接点および押圧操作部品部とそれぞれ導通した複数個の弾性押圧接続端子を上記基体部の下面よりも突出して配設したものであり、押圧・回転操作型電子部品を使用機器の配線基板に押し付けて固定するだけで各接続端子を接続することができるので、半田付け接続時の熱による変形や、半田フラックスによるつまみ部の汚れ等のロスが発生せず、また基体部等に耐熱性の樹脂を使用しなくてもよいので安価にすることができる等の作用を有する。
【0031】
以下、本発明の実施の形態における押圧・回転操作型電子部品について、近年のコンピュータ周辺機器や通信端末機器等に多用されているプッシュスイッチ付回転型エンコーダを例として、図面を用いて説明する。
【0032】
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態によるプッシュスイッチ付回転型エンコーダの外観斜視図、図2は同要部断面の正面図、図3は同分解斜視図である。
【0033】
同図に示すように、このプッシュスイッチ付回転型エンコーダは、絶縁樹脂製の基体部31の対向支持部32により回動可能に支持された四角形の枠体33に回転可能に保持された回転体34の中央を大径円柱形のつまみ部35とし、その側部の小径の円形軸部36Aおよび36Bの外周面に可動接点37およびリング状凹凸部38を配設し、可動接点37には基体部31に保持された三つの弾性固定接点39A,39B,39Cを弾接触させ、リング状凹凸部38には基体部31から伸ばされた弾性脚部40のダボ40Aを弾接させて回転操作部品部としての回転型エンコーダ部を構成すると共に、枠体33の回動により押圧されて動作する自力復帰型の押圧操作部品部としてのプッシュスイッチ部41を基体部31に配設したものであり、小型で安価な構成となっている。
【0034】
なお、42は、可動接点37および弾性固定接点39A,39B,39C等の周囲を覆って防塵化を図り、接点部等の信頼性を高めるためのカバーである。
【0035】
そして、四角形の枠体33は、図3に示すように、支持軸43を備えた辺44Aとこれに対向する辺44Bおよびこれらと直交するように連結された対向する二辺45A,45Bからなり、辺44Aの支持軸43を基体部31の対向支持部32の支持孔32Aに圧挿入されて回動可能に支持されると共に、これに対向する辺44B両端の突起46A,46Bを、基体部31の反対側に対向して設けられた規制孔47A,47Bに挿入されて、その回動角度範囲を高精度に規制されている。
【0036】
また、上記の二辺45A,45Bそれぞれの中央に設けられた上方が細幅開口部となったU字形の保持孔48A,48Bに、段付円柱形状の回転体34の円形軸部36A,36Bを上方から圧挿入されて、回転可能に保持するようになっている。
【0037】
そして、この回転体34は、図2に示すように、大径中空円筒状の樹脂製つまみ部35の中央孔35A内に可動接点37を有する小径の円形軸部36を挿入結合させたものであり、その形成過程を図4に基づいて説明する。
【0038】
まず、同図(a)の外観斜視図に示すように、金属棒をヘッダー加工して、ほぼ一様な細径円形軸の外周の両端部が同じ角度ピッチのリング状凹凸部38および48となり、略中間に非円形の鍔部49が突出した金属円形軸50を形成し、次に、同図(b)の外観斜視図に示すように、一方のリング状凹凸部48側の端部を所定の絶縁樹脂によりアウトサート成形加工して凹部を絶縁樹脂で埋めることによって、円形のリング状可動接点37Aとこれに導通した導電部および絶縁部が円周上に所定の角度ピッチで交互に配設された櫛歯状可動接点37Bを備えた円形軸部36とする。
【0039】
なお、この絶縁部を形成する樹脂は、金属円形軸50のリング状凹凸部48側の中心孔を含む端面全体を円板状に覆うことにより、全体として強固にリング状凹凸部48と結合して櫛歯状可動接点37Bを構成している。
【0040】
この後、以上のようにして形成された円形軸部36を、同図(c)の外観斜視図に示すように、別途に樹脂形成された大径中空円筒状のつまみ部35の中央孔35A内に挿入結合させるものであるが、この時、円形軸部36の非円形の鍔部49をつまみ部35の中央孔35Aの非円形大径部に係合させることによって、両者は共回りするように結合され、同図(d)の正面断面図に示すような、段付円柱形状の回転体として完成する。
【0041】
このように、回転体34を大径中空円筒状のつまみ部35と外周面に可動接点37等を有する円形軸部36に分けて形成することにより、回転体34を高精度で安価に形成できると共に、つまみ部の外径・形状や色の変更、電気信号の違いによる可動接点の変更等に対しても容易に対応できるものである。
【0042】
以上のようにして形成された回転体34は、上述のように、枠体33の対向する二辺45A,45Bにより回転可能に保持されているが、その円形軸部36Aに配設されたコモン接点としてのリング状可動接点37Aおよび信号用接点としての櫛歯状可動接点37Bには、図2のP−P線における断面図である図5に示すように、基体部31に保持された三つの弾性固定接点39A,39B,39Cが弾接触して回転型エンコーダ部の電気信号発生用の接点部を構成しており、コモン接点用の弾性固定接点39Aはリング状可動接点37Aに下方から弾接触し、信号接点用の二つの弾性固定接点39B,39Cはいずれも櫛歯状可動接点37Bに下方から弾接触しているが、信号用の二つの弾接触位置は所定寸法だけ僅かにずらされている。
【0043】
そして、三つの弾性固定接点39A,39B,39Cのそれぞれと連結して一体の弾性金属薄板で形成された、弾性を有する三つの接続端子39D,39E,39Fが回転型エンコーダ部の電気信号導出用の端子として基体部31の端部の所定位置から導出され、各導出部から反転して、基体部31の平板状の下面に設けられた浅い窪み状の収容部31A内に向けて折り曲げられ、各接続端子39D,39E,39Fの先端は基体部31の下面よりも下方に突出している。
【0044】
また、回転体34の円形軸部36Bに配設されたリング状凹凸部38には、図2のQ−Q線における断面図である図6に示すように、基体部31から伸ばされた弾性脚部40のダボ40Aが下方から弾接しているが、ダボ40Aがリング状凹凸部38の凹部内にはまり込んだ位置において、上記可動接点37の櫛歯状可動接点37Bに弾接触している二つの弾性固定接点39B,39Cは絶縁部の位置に接触しており、可動接点37と弾性固定接点39B,39Cは非導通状態にあるように設定されている。
【0045】
そして、以上のように三つの弾性固定接点39A,39B,39Cおよび弾性脚部40が回転体34の円形軸部36Aおよび36Bに下方から弾接することによって、回転体34およびこれを保持する枠体33は、通常状態において、その回動角度範囲の上方の終端位置にあるように付勢されて安定した状態にある。
【0046】
なお、これらの可動接点37と弾性固定接点39A,39B,39Cおよびリング状凹凸部38と弾性脚部40の周囲は、基体部31のカシメダボ31Cによりつまみ部35の両側に取り付けられた防塵用のカバー42で覆われている。
【0047】
一方、枠体33の辺44Bに対応して基体部31に配設されたプッシュスイッチ部41は、図2のR−R線における断面図である図7に示すように、基体部31に設けられた円形凹部51内にインサート成形固定されたスイッチ固定接点52のうちの外側固定接点52Aに弾性金属薄板製の円形ドーム状可動接点53の外周部を載せ、通常状態において、その中央部が所定の接点ギャップをあけて中央固定接点52Bに対向してスイッチOFFとなるように構成されたものであり、その上部を塞ぐ可撓性の絶縁フィルム54を介して、枠体33の辺44B下面の押圧用突部44Cが対峙している。
【0048】
このような構成とすることにより、自力復帰型で動作時に節度感を有する高性能のプッシュスイッチ部41を、コンパクトでしかも他の構成部材と高い位置精度に備えることができるものである。
【0049】
なお、プッシュスイッチ部41の固定接点52(52A,52B)のそれぞれと連結して一体の弾性金属薄板で形成された、弾性を有する二つのスイッチ接続端子52C,52Dがプッシュスイッチ部41の電気信号導出用の端子として基体部31の端部の所定の位置から導出され、各導出部から反転して、基体部31の平板状の下面に設けられた浅い窪み状の収容部31B内に向けて折り曲げられ、各スイッチ接続端子52C,52Dの先端が基体部31の下面よりも下方に突出していることは、回転型エンコーダ部の接続端子39D,39E,39Fと同様である。
【0050】
そして、基体部31の平板状の下面の両端には、このプッシュスイッチ付回転型エンコーダを機器の配線基板に装着するための脚部55が設けられている。
【0051】
本実施の形態のプッシュスイッチ付回転型エンコーダは、以上のように構成されるものであり、使用機器に装着される場合には、図8の部分断面の正面図および図8のS−S線における断面図である図9に示すように、基体部31下面の脚部55を機器の配線基板56の取付孔56Aに挿入することによって、配線基板56に対して位置決めされ、基体部31の下面に突出した弾性を有する回転型エンコーダ部の接続端子39D,39E,39Fおよびプッシュスイッチ部41のスイッチ接続端子52C,52D(図7参照)が配線基板56上の各被接続接点57および58(図示せず)にそれぞれ弾接触する。
【0052】
そして、機器の上ケース59Aと下ケース59Bを組み合せることにより、上ケース59Aに設けた押圧リブ59Cで、下ケース59Bに保持された配線基板56上の本プッシュスイッチ付回転型エンコーダの基体部31の上面を下ケース59B側に押し付けることによって、本プッシュスイッチ付回転型エンコーダは固定されると共に、その接続端子39D,39E,39Fおよびスイッチ接続端子52C,52Dは、各被接続接点57および58に対して確実に弾性押圧接続されるものであり、この状態において、回転体34のつまみ部35の外周35Aが操作部として、上ケース59Aの操作面60から突出している。
【0053】
このように、本実施の形態のプッシュスイッチ付回転型エンコーダは、使用機器の配線基板56に押し付けて固定するだけで各接続端子39D,39E,39Fおよびスイッチ接続端子52C,52Dを接続することができるので、半田付け接続時の熱による変形や、半田フラックスによるつまみ部の汚れ等のロスが発生せず、また基体部31等に耐熱性の樹脂を使用しなくてもよいので安価にすることができるものである。
【0054】
次に、以上のように構成された本実施の形態のプッシュスイッチ付回転型エンコーダの動作について説明する。
【0055】
まず、本実施の形態のプッシュスイッチ付回転型エンコーダを使用機器に装着した状態を示す図8および図9において、機器の上ケース59A上面の操作面60から突出した回転体34のつまみ部35の外周部35Aに接線方向(図9に示す矢印H方向)の力を加えて回転させることによって、その側部の円形軸部36Aおよび36Bが回転し、回転型エンコーダ部が動作する。
【0056】
すなわち、円形軸部36Aの外周面に配設されたリング状可動接点37Aと櫛歯状可動接点37B上を基体部31に保持された三つの弾性固定接点39Aおよび39B,39Cが弾接触しながら摺動して、各々の弾性固定接点39Aおよび39B,39Cに導通した接続端子39Dおよび39E,39Fの39D−39E間および39D−39F間にそれぞれ電気信号(パルス信号)を発生し、その信号が配線基板56上の被接続接点57を経て機器の回路に伝達されると共に、円形軸部36Bの外周面に配設されたリング状凹凸部38に対して、基体部31から伸ばされた弾性脚部40のダボ40Aが弾接摺動して電気信号に合わせた節度感を発生し、つまみ部35すなわち回転体34の回転が止まると、リング状凹凸部38の凹部内にはまり込んで停止する。
【0057】
この時、櫛歯状可動接点37Bに接触する弾性固定接点39Bと39Cの位置ずれにより接続端子39D−39E間に発生する電気信号と39D−39F間に発生する電気信号の間に生じる位相差によって、回転体34すなわちつまみ部35の回転方向および回転角度を使用機器の回路で検知することができる。
【0058】
そして、二つの弾性固定接点39B,39Cは櫛歯状可動接点37Bの絶縁部から動き始めて、再び新しい絶縁部の位置で停止するので、この回転型エンコーダ部は回転操作時以外は電力を消費しないものである。
【0059】
なお、このつまみ部35の通常の回転操作時に、プッシュスイッチ部41の押圧用突部44Cを備えた枠体33の辺44Bは、枠体33に保持された回転体34が三つの弾性固定接点39A,39B,39Cおよび弾性脚部40によって上方に付勢されているので下方には動かず、また、回転操作時につまみ部35に下方への押し力が加わって、上記の弾性固定接点39A,39B,39Cおよび弾性脚部40が多少押し撓められて枠体33が少し回動し、押圧用突部44Cを備えた辺44Bが下がっても、プッシュスイッチ部41は自力復帰型であって、動作し難いように設定されている。
【0060】
次に、図8のT−T線における断面図である図10の矢印Hで示すように、枠体33に保持された回転体34を上方に付勢している三つの弾性固定接点39A,39B,39Cと弾性接点脚40(図10には示さず)の力およびプッシュスイッチ部41自身の復帰力に逆らって、つまみ部35の外周部35Aに下方への押し力を加えると、枠体33は基体部31に支持された支持軸43を中心として回動して、辺44B下面の押圧用突部44Cが下がり、プッシュスイッチ部41が動作する。
【0061】
すなわち、可撓性の絶縁フィルム54を介して、押圧用突部44Cが円形ドーム状可動接点53の上面中央部を下方に強く押すことによって、図10に示すように、円形ドーム状可動接点53は節度感を伴って弾性反転し、その中央部下面が中央固定接点52Bに接触することにより、スイッチ固定接点52の外側固定接点52Aと中央固定接点52Bの間すなわちスイッチ接続端子52Cと52D(図10には示さず)の間が短絡してスイッチONとなって、その信号は配線基板56上の被接続接点58を経て機器の回路に伝達される。
【0062】
この後、つまみ部35に加えていた押し力を除くと、スイッチ部41の円形ドーム状可動接点53が弾性復元力によって元の形状に復帰して、スイッチ接続端子52Cと52Dの間は再びスイッチOFFとなり、押圧用突部44Cを備えた辺44Bが上方に押し上げられると共に、枠体33は三つの弾性固定接点39A,39B,39Cと弾性脚部40の力によっても押し上げられて、元の回動角度範囲の上方の終端位置に戻る。
【0063】
なお、このプッシュスイッチ部41の押圧操作は、四角形の一つの辺44Aが備える支持軸43を中心として枠体33を回動させて、押圧用突部44Cを押し下げるものであるから、こじり力が働くことがなく、つまみ部35の押し位置に拘わらずスムーズに操作することができるものである。
【0064】
また、枠体33に保持された回転体34の円形軸部36Bに配設されたリング状凹凸部38の凹部には、弾接する弾性脚部40のダボ40Aがはまり込んでいる(図6参照)ために、このつまみ部35に押し力を加えて枠体33を回動させ、プッシュスイッチ部41を動作させる時に、回転体34は回転せず、したがってエンコーダ部は回転動作しない。
【0065】
しかも、この弾性脚部40のダボ40Aが回転体34のリング状凹凸部38の凹部にはまり込んだ位置において、可動接点37の櫛歯状可動接点37Bに弾接触している二つの弾性固定接点39B,39Cは櫛歯状可動接点37Bの絶縁部に接触しているため、エンコーダ部として誤信号を発することもない。
【0066】
さらに、この回転体34の櫛歯状可動接点37Bに二つの弾性固定接点39B,39Cが弾接触する位置を、支持軸43を中心とする枠体33の回動時における回転体34の中心軸の回動円上にあるように設定しておけば、枠体33を回動させてプッシュスイッチ部41を動作させる時の、二つの弾性固定接点39B,39Cの弾接触位置の変動を最も少なくすることができるものである。
【0067】
以上のように本実施の形態によれば、回転操作部品部としての回転型エンコーダ部の電気信号を発生する可動接点37の径を小さくすることができ、したがって円形のつまみ部35の径および使用機器の高さ寸法を小さくできると共に、押圧操作部品部としてのプッシュスイッチ部41の操作がスムーズで、しかも構成部品数が少なくて組み立て易く、安価な押圧・回転操作型電子部品を実現できるものである。
【0068】
(実施の形態2)
図11は本発明の第2の実施の形態によるプッシュスイッチ付回転型エンコーダの要部断面の正面図、図12は同分解斜視図である。
【0069】
本実施の形態によるプッシュスイッチ付回転型エンコーダは、上記実施の形態1によるプッシュスイッチ付回転型エンコーダに対して、つまみ部を有する回転体の円形軸部に配設する可動接点およびリング状凹凸部の配列位置、および回転体を回転可能に保持する枠体と側部のカバーの構成方法を変更したものであり、これ以外の構成は上記実施の形態1によるプッシュスイッチ付回転型エンコーダと同じであるため、同一部分には同一符号を付与して説明を省略し、異なる点について詳細に説明する。
【0070】
すなわち、図11、図12に示す本実施の形態によるプッシュスイッチ付回転型エンコーダにおいて、絶縁樹脂製の基体部61の対向支持部62に回動可能に支持された四角形の枠体63に回転可能に保持された回転体64の中央を大径円柱形のつまみ部35とし、その側部の小径の円形軸部65Aおよび65Bの外周面に可動接点66およびリング状凹凸部67を配設して、可動接点66には基体部61に保持された三つの弾性固定接点68A,68B,68Cを弾接触させ、リング状凹凸部67には基体部61から伸ばされた弾性脚部40のダボ40Aを弾接させて回転型エンコーダ部を構成すると共に、枠体63の回動により押されて動作する自力復帰型のプッシュスイッチ部41を配設し、さらに、つまみ部35の両側に防塵用のカバー69,70が取り付けられていることは、実施の形態1の場合と同じである。
【0071】
しかし、回転体64のつまみ部35の一方の側部の円形軸部65Aには可動接点66の櫛歯状可動接点66Bのみが配設され、他方の側部の円形軸部65Bにはリング状可動接点66Aとリング状凹凸部67が配設されており、この配列位置に対応して、基体部61の一方の側には櫛歯状可動接点66Bに弾接触する信号用の二つの弾性固定接点68B,68Cが、他方の側にはリング状可動接点66Aに弾接触するコモン用の弾性固定接点68Aと共に、リング状凹凸部67にダボ40Aが弾接する弾性脚部40が配置されて、基体部61の対向支持部62の両側にそれぞれ二つずつの弾性脚が突出して設けられている。
【0072】
なお、この回転体64のつまみ部35を挟んで両側に配設された櫛歯状可動接点66Bとリング状可動接点66Aは、一体の金属材料で形成されたものであり、互いに導通していることは、実施の形態1の場合と同じである。
【0073】
そして、このように形成された回転体64を回転可能に保持する四角形の枠体63は、図12に示すように、支持軸71を備えた辺72Aとこれに対向する辺72Bを、回転体64の保持部としての丸孔73Aを有する辺72Cで連結したコの字形体72の開口部を塞ぐように、回転体64の保持部としての丸孔73Bを有する辺74を連結して形成したものであり、保持部としての丸孔73A,73Bを有する二つの辺72Cと74の外方には、それぞれ上記の櫛歯状可動接点66Bとこれに弾接触する弾性固定接点68B,68Cおよびリング状可動接点66Aとこれに弾接触する弾性固定接点68Aの周囲を覆う防塵用のカバー69および70が一体に設けられると共に、各カバー69,70の外方の端部には、基体部61の端部に対向して設けられた規制孔75A,75Bに挿入されて枠体63の回動角度範囲を規制するための突起69Aと70Aが設けられている。
【0074】
次に、この四角形の枠体63の対向する保持部としての丸孔73A,73Bを有する二つの辺72C,74が回転体64を回転可能に保持するように組み合わせる方法は、上記のコの字形体72とその開口部を塞ぐ辺74を連結する際に、それぞれの丸孔73A,73Bに回転体64の円形軸部65A,65Bをあらかじめ挿入・嵌合させた後、コの字形体72の辺72B,72C先端の二つの突起部72Dを辺74の二つの小孔74Aに挿入して連結するものである。
【0075】
また、回転体64の形成方法およびプッシュスイッチ部41を備えた基体部61の構成は、いずれも実施の形態1の場合と同様であるので詳細な説明は省略するが、基体部61に設けられた回転型エンコーダ部の弾性を有する三つの接続端子68E,68Fと68Dは、弾性固定接点68B,68Cと68Aが対向支持部62の両側に設けられたことにより、対向支持部62の中間部に配設されている。
【0076】
なお、基体部61の弾性固定接点68Bと68Aの側方にそれぞれ設けられた壁部76は、上記のカバー69,70と同様に接点部の防塵化を図るためのものである。
【0077】
さらに、回転体64の可動接点66に対して三つの弾性固定接点68A,68B,68Cが弾接触している状態およびプッシュスイッチ部41の構成は実施の形態1と全く同じである。
【0078】
そして、本実施の形態によるプッシュスイッチ付回転型エンコーダの使用機器への装着方法および動作も実施の形態1の場合と全く同じであるので、説明を省略する。
【0079】
本実施の形態によれば、三つの弾性固定接点68A,68B,68Cと弾性脚部40を、基体部61の対向支持部62およびつまみ部35の両側に二つずつ均等に配設するので、実施の形態1の場合に比較して、プッシュスイッチ付回転型エンコーダを左右対称で小さな幅寸法に形成できると共に、組み立てが容易で、組み立て時に接点部等に損傷を与えることを少なくできるものである。
【0080】
(実施の形態3)
図13は本発明の第3の実施の形態による押圧・回転操作型電子部品としてのプッシュスイッチ付回転型エンコーダの要部断面の正面図、図14は同分解斜視図である。
【0081】
本実施の形態によるプッシュスイッチ付回転型エンコーダは、上記実施の形態2によるプッシュスイッチ付回転型エンコーダに対して、つまみ部を介して回転体を回転操作する際に電気信号の発生に合わせて節度感を発生する節度機構の構成方法を変更したものであり、これ以外の構成は上記実施の形態2によるプッシュスイッチ付回転型エンコーダと同じであるため、同一部分には同一符号を付与して説明を省略し、異なる点について詳細に説明する。
【0082】
すなわち、図13および図14に示す本実施の形態によるプッシュスイッチ付回転型エンコーダにおいて、絶縁樹脂製の基体部81の対向支持部82により回動可能に支持された四角形の枠体83がコの字形体84とその開口部を塞ぐ辺85を連結して構成され、この枠体83に回転可能に保持された回転体86の中央を大径円柱形のつまみ部87とし、その側部の小径の円形軸部88Aおよび88Bの外周面に櫛歯状可動接点89Bおよびリング状可動接点89Aからなる可動接点89を配設し、基体部81に保持された三つの弾性固定接点68B,68Cおよび68Aを弾接触させて回転型エンコーダ部を構成すると共に、枠体83の回動により押されて動作する自力復帰型のプッシュスイッチ部41を配設し、さらに、枠体83を構成するコの字形体84と辺85の外方に防塵用のカバー90,91が取り付けられていることは、実施の形態2の場合と同じである。
【0083】
しかし、回転体86のつまみ部87側部の円形軸部88Aおよび88Bには、櫛歯状可動接点89Bおよびリング状可動接点89Aからなる可動接点89のみが配設されており、これに対応して、櫛歯状可動接点89Bに弾接触する二つの弾性固定接点68B,68Cおよびリング状可動接点89Aに弾接触する弾性固定接点68Aが、基体部81の対向支持部82の両側にそれぞれ突出して設けられている。
【0084】
そして、回転体86のつまみ部87と一方の円形軸部88Bとの段部端面92には、弾性金属薄板製のリング状のばね体93が装着され、また、回転体を回転可能に保持する四角形の枠体83の辺95のばね体93と対向する面は、回転体86の櫛歯状可動接点89Bの絶縁部と同角度ピッチで放射状に凹溝を設けた円形凹凸面94となっており、上記のばね体93から側方へ突出した弾性ダボ93Aがこの円形凹凸面94に弾接して節度機構を構成している。
【0085】
ここで、リング状ばね体93の弾性ダボ93Aが四角形の枠体83の辺95の円形凹凸面94に弾接するように組み立てる方法は、回転体86のリング状可動接点89A側のつまみ部87の段部端面92の二つの角孔92Aに、リング状ばね体93の二つの脚部93Bをはめ込むことにより仮取付けした状態で、実施の形態2の場合と同様に、コの字形体84とその開口部を塞ぐ辺85を連結する際、コの字形体84の中央の辺95と開口部を塞ぐ辺85それぞれの丸孔95Aと85Aに、回転体86の円形軸部88A,88Bをあらかじめ挿入・嵌合させた後、コの字形体84の対向する辺84A,84B先端の二つの突起部84Cを辺85の二つの小孔85Bに挿入し、その先端を熱カシメ等により抜け止めして連結するものである。
【0086】
そして、本実施の形態によるプッシュスイッチ付回転型エンコーダのその他の部分の構成や使用機器への装着方法および動作は、実施の形態1または2の場合と同じであるので、説明を省略する。
【0087】
本実施の形態によれば、回転体86の円形軸部88Bを短くすることができるので、実施の形態2の場合に比較して、プッシュスイッチ付回転型エンコーダの幅寸法をさらに小さく形成できるものである。
【0088】
なお、上記の説明では、節度機構の構成を、回転体86のつまみ部87と円形軸部88Bとの段部端面92にばね体93を装着し、これに対向する枠体83の辺95の面を円形凹凸面94としたが、この配置を逆にして、回転体86側に円形凹凸面を設け、枠体83側にばね体を装着する構成としてもよい。
【0089】
また、回転体86の段差部を、つまみ部87と円形軸部88Bとの段部端面92としたが、これは円形軸部を部分的に太くして段差面を構成してもよい。
【0090】
さらに、実施の形態1(2,3)において、回転体34(64,86)のリング状凹凸部38(67又は円形凹凸面94)に設けた凹溝の角度ピッチを、櫛歯状可動接点37B(66B,89B)の絶縁部の角度ピッチの二分の一又は四分の一にして節度機構を構成することにより、回転体34(64,86)の一回転当りの節度数を櫛歯状可動接点37B(66B,89B)の絶縁部の角度ピッチは同一ピッチの場合と比べて、2倍または4倍にして細かい節度感触を得ることができると共に、弾接触位置が僅かにずれた信号接点用の二つの弾性固定接点39B,39Cにより、隣接した節度位置でそれぞれ異なる電気信号を出すようにできるため回転体一回転当りの電気信号のカウント数を、それぞれ二倍または四倍にすることもできる。
【0091】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、回転操作部品部の電気信号を発生する可動接点の径を小さくすることができ、したがって円形の操作つまみの径および使用機器の高さ寸法を小さくできると共に、押圧操作部品部の操作がスムーズで、しかも構成部品数が少なくて組み立て時に接点部等に損傷を与えることが少ない安価な押圧・回転操作型電子部品を実現できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態による押圧・回転操作型電子部品としてのプッシュスイッチ付回転型エンコーダの外観斜視図
【図2】 同要部断面の正面図
【図3】 同分解斜視図
【図4】 (a)〜(d)同回転体の形成過程の説明図
【図5】 図2のP−P線における断面図
【図6】 図2のQ−Q線における断面図
【図7】 図2のR−R線における断面図
【図8】 同プッシュスイッチ付回転型エンコーダを装着した機器の部分断面の正面図
【図9】 図8のS−S線における断面図
【図10】 図8のT−T線における断面図
【図11】 本発明の第2の実施の形態による押圧・回転操作型電子部品としてのプッシュスイッチ付回転型エンコーダの要部断面の正面図
【図12】 同分解斜視図
【図13】 本発明の第3の実施の形態による押圧・回転操作型電子部品としてのプッシュスイッチ付回転型エンコーダの要部断面の正面図
【図14】 同分解斜視図
【図15】 従来の押圧・回転操作型電子部品としてのプッシュスイッチ付回転型エンコーダの外観斜視図
【図16】 同側面断面図
【図17】 同要部である接点付取付基板の外観斜視図
【図18】 同プッシュスイッチ付回転型エンコーダを装着した機器の部分断面の側面図
【図19】 同接点部の平面図
【符号の説明】
31,61,81 基体部
31A,31B 収容部
32,62,82 対向支持部
32A 支持孔
33,63,83 枠体
34,64,86 回転体
35,87 つまみ部
35A 中央孔
36,36A,36B,65A,65B,88A,88B 円形軸部
37,66,89 可動接点
37A,66A,89A リング状可動接点
37B,66B,89B 櫛歯状可動接点
38,48,67 リング状凹凸部
39A,39B,39C,68A,68B,68C 弾性固定接点
39D,39E,39F,68D,68E,68F 接続端子
40 弾性脚部
40A ダボ
41 プッシュスイッチ部
42,69,70,90,91 カバー
43,71 支持軸
44A,44B,45A,45B,72A,72B,72C,74,84A,84B,85,95 辺
44C 押圧用突部
46A,46B,69A,70A 突起
47A,47B,75A,75B 規制孔
48A,48B 保持孔
49 鍔部
50 金属円形軸
51 円形凹部
52 スイッチ固定接点
52A 外側固定接点
52B 中央固定接点
52C,52D スイッチ接続端子
53 円形ドーム状可動接点
54 絶縁フィルム
55 脚部
56 配線基板
56A 取付孔
57,58 被接続接点
59A 上ケース
59B 下ケース
59C 押圧リブ
60 操作面
72,84 コの字形体
73A,73B,85A,95A 丸孔
72D,84C 突起部
74A,85B 小孔
76 壁部
92 段部端面
93 ばね体
93A 弾性ダボ
94 円形凹凸面

Claims (13)

  1. 支持軸を備えた辺を有する四角形の枠体と、
    この枠体の対向する二辺により前記支持軸と平行に回転可能なように保持された段付円柱形状で、中央大径部が外周面を操作される円柱形のつまみ部となり、その側部の小径の円形軸部の外周面に可動接点が設けられた回転体と、
    前記枠体の支持軸を回動可能に支持する支持部を有する絶縁材料製の基体部と、
    この基体部に保持されて前記可動接点に弾接触する弾性固定接点からなる回転操作部品部と、
    前記枠体の前記支持軸を備えた辺と対向する辺に対応して前記基体部に配設され、前記支持軸を支点とする前記枠体の回動により押圧されて動作する自力復帰型の押圧操作部品部とを備え
    前記枠体は、一辺に前記支持軸を備えた対向する二辺が前記回転体の保持部を有する辺で連結されたコの字形体の開口部を、前記回転体の保持部を有する辺で塞いで形成されるとともに、少なくとも一方の保持部を有する辺の外方に、前記可動接点およびこれに弾接触する前記弾性固定接点の周囲を覆うカバーが一体に形成されている押圧・回転操作型電子部品。
  2. 四角形の前記枠体の前記支持軸を備えた辺と対向する辺の端部の突起が前記基体部に設けられた規制孔に係合して、前記支持軸を支点とする前記枠体の回動角度範囲を規制する請求項1に記載の押圧・回転操作型電子部品。
  3. 前記回転体を、大径中空円筒状のつまみ部と中央部を除く側部の外周面に前記可動接点を設けた小径の円形軸部に分割し、前記つまみ部を樹脂形成してその中央孔に前記円形軸部を挿入結合する構成とした請求項1に記載の押圧・回転操作型電子部品。
  4. 前記回転体の前記円形軸部の外周にリング状可動接点およびこれと導通した導電部と絶縁部が所定の角度ピッチで交互に配設された櫛歯状可動接点を設け、前記基体部にそれぞれの前記可動接点に弾接触する複数個の弾性固定接点を配設して、前記回転操作部品部を回転型エンコーダとし、自力復帰型の前記押圧操作部品部を自力復帰型のプッシュスイッチとした請求項1に記載の押圧・回転操作型電子部品。
  5. 自力復帰型の前記プッシュスイッチが、前記基体部の所定位置に設けられたスイッチ固定接点上に弾性金属薄板製の円形ドーム状可動接点を配設したものである請求項4に記載の押圧・回転操作型電子部品。
  6. 前記回転体の前記つまみ部側部の前記円形軸部の外周面に、中心軸線と平行に所定の角度ピッチで凹溝を設けたリング状凹凸部に対し、前記基体部から伸ばされた弾性脚部先端のダボが弾接する節度機構を設けた請求項1に記載の押圧・回転操作型電子部品。
  7. 前記基体部に保持され、前記回転体の前記可動接点に弾接触する前記弾性固定接点およびリング状凹凸部に弾接する前記弾性脚部が、いずれも前記回転体を前記基体部から離す方向に付勢する請求項6に記載の押圧・回転操作型電子部品。
  8. 前記回転体の前記つまみ部と前記円形軸部との段部端面または前記円形軸部に設けた段差部の端面と、前記枠体の前記端面に対向する面の、いずれか一方を所定の角度ピッチで放射状に凹溝を設けた円形凹凸面とし、他方にこの凹凸面に弾接する弾性ダボを有するばね体を配する節度機構を設けた請求項1に記載の押圧・回転操作型電子部品。
  9. 前記基体部に保持された二つの前記弾性固定接点が前記回転体の前記櫛歯状可動接点に弾接触し、その弾接触位置が所定寸法だけずれている請求項4に記載の押圧・回転操作型電子部品。
  10. 前記回転体の前記つまみ部側部の、一方の前記円形軸部の外周面にリング状凹凸部およびリング状可動接点を設けて、前記基体部に保持された前記弾性脚部先端のダボおよび前記弾性固定接点をそれぞれ弾接および弾接触させ、他方の前記円形軸部の外周面に櫛歯状可動接点を設けて、前記基体部に保持された二つの前記弾性固定接点を弾接触させる請求項9に記載の押圧・回転操作型電子部品。
  11. 前記回転体の前記リング状凹凸部または前記円形凹凸面に設ける凹溝の角度ピッチを、前記回転体の前記櫛歯状可動接点の導電部および絶縁部を配設する角度ピッチと同じにして、前記基体部から伸ばされた前記弾性脚部先端のダボが前記リング状凹凸部または前記円形凹凸面の凹部内にはまり込んだ時に、前記櫛歯状可動接点に対する前記弾性固定接点の弾接触位置が前記絶縁部にある請求項6に記載の押圧・回転操作型電子部品。
  12. 前記基体部に保持された複数個の前記弾性固定接点のうち、少なくとも前記回転体の前記櫛歯状可動接点に弾接触する前記弾性固定接点が前記回転体の中心軸線よりも前記枠体の前記支持軸側の位置から伸ばされ、その弾接触位置が前記支持軸を中心とする前記枠体回動時における前記回転体の中心軸の回動円上にある請求項4に記載の押圧・回転操作型電子部品。
  13. 前記基体部の下面を平板状とし、前記回転操作部品部の前記弾性固定接点および前記押圧操作部品部とそれぞれ導通した複数個の弾性押圧接続端子を前記基体部の下面よりも突出して配設した請求項1〜12のいずれか一つに記載の押圧・回転操作型電子部品。
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