JPH06804Y2 - 回転操作装置 - Google Patents
回転操作装置Info
- Publication number
- JPH06804Y2 JPH06804Y2 JP3933188U JP3933188U JPH06804Y2 JP H06804 Y2 JPH06804 Y2 JP H06804Y2 JP 3933188 U JP3933188 U JP 3933188U JP 3933188 U JP3933188 U JP 3933188U JP H06804 Y2 JPH06804 Y2 JP H06804Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- knob
- chassis
- insulating substrate
- opening
- cabinet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Adjustable Resistors (AREA)
- Elimination Of Static Electricity (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は回転操作装置に係り、とくに抵抗値を所望の値
に変化させるボリュームやスイッチに用いて好適な回転
操作装置に関する。
に変化させるボリュームやスイッチに用いて好適な回転
操作装置に関する。
本考案は、つまみを回転可能に支持するとともに、その
上面に絶縁基板を配するようにしたシャーシの側縁部で
あってつまみが臨むキャビネットの開口と対応する部分
を折曲げるようにし、折曲げ部分によって絶縁基板の側
端面を覆うようにしたものであって、つまみとキャビネ
ットの開口との間の隙間から抵抗体へ電荷が飛び、回路
基板上にマウントされているICが破壊されるのを防止
するようにしたものである。
上面に絶縁基板を配するようにしたシャーシの側縁部で
あってつまみが臨むキャビネットの開口と対応する部分
を折曲げるようにし、折曲げ部分によって絶縁基板の側
端面を覆うようにしたものであって、つまみとキャビネ
ットの開口との間の隙間から抵抗体へ電荷が飛び、回路
基板上にマウントされているICが破壊されるのを防止
するようにしたものである。
例えばラジオ受信機やテープレコーダにおいては、その
音量を調整するために、小型の回転式のボリュームが設
けられており、そのつまみをキャビネットの開口を通し
て外部から回転操作するようにしている。そして上記の
ような電子機器の小型化に伴って、薄いボリュームが採
用されるようになっている。このようなボリュームは、
シャーシ上につまみを回転可能に取付けるとともに、つ
まみとシャーシとの間に絶縁基板を配し、この絶縁基板
上に形成されている印刷抵抗をつまみの摺動子と摺接さ
せて抵抗値を変化させるようにしている。
音量を調整するために、小型の回転式のボリュームが設
けられており、そのつまみをキャビネットの開口を通し
て外部から回転操作するようにしている。そして上記の
ような電子機器の小型化に伴って、薄いボリュームが採
用されるようになっている。このようなボリュームは、
シャーシ上につまみを回転可能に取付けるとともに、つ
まみとシャーシとの間に絶縁基板を配し、この絶縁基板
上に形成されている印刷抵抗をつまみの摺動子と摺接さ
せて抵抗値を変化させるようにしている。
このような構造のボリュームの小型化に伴って、つまみ
の回転中心を中心として円弧状に形成される印刷抵抗の
パターンの半径が小さくなっており、ステレオの場合の
抵抗体の連動誤差や抵抗変化のカーブ等の特性に対する
要求がきびしくなっている。このために小さな絶縁基板
上にできるだけ大きな半径を有する円弧に沿って抵抗を
印刷する傾向になっている。このような構造によれば、
つまみとキャビネットの開口の間の隙間から静電気が飛
込み易くなり、これによってICの静電破壊につながる
可能性がある。
の回転中心を中心として円弧状に形成される印刷抵抗の
パターンの半径が小さくなっており、ステレオの場合の
抵抗体の連動誤差や抵抗変化のカーブ等の特性に対する
要求がきびしくなっている。このために小さな絶縁基板
上にできるだけ大きな半径を有する円弧に沿って抵抗を
印刷する傾向になっている。このような構造によれば、
つまみとキャビネットの開口の間の隙間から静電気が飛
込み易くなり、これによってICの静電破壊につながる
可能性がある。
このような静電破壊を防止するために、避雷針を設けた
り、キャビネットの内側であって開口に臨む部分に導電
性の金属箔を接着したり、あるいは静電破壊の電圧を下
げる等の対策をとっている。あるいはまたボリュームを
構成する抵抗体と安定電位との間にコンデンサを挿入す
る等の対策をとっている。しかしこれらの対策は一長一
短であって、ボリュームの構造が複雑になったり、ある
いはコストを上昇させたりする欠点がある。
り、キャビネットの内側であって開口に臨む部分に導電
性の金属箔を接着したり、あるいは静電破壊の電圧を下
げる等の対策をとっている。あるいはまたボリュームを
構成する抵抗体と安定電位との間にコンデンサを挿入す
る等の対策をとっている。しかしこれらの対策は一長一
短であって、ボリュームの構造が複雑になったり、ある
いはコストを上昇させたりする欠点がある。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであっ
て、つまみとキャビネットの開口との間から静電気が絶
縁基板上に飛込むのを簡潔な構造によって防止するよう
にした回転操作装置を提供することを目的とするもので
ある。
て、つまみとキャビネットの開口との間から静電気が絶
縁基板上に飛込むのを簡潔な構造によって防止するよう
にした回転操作装置を提供することを目的とするもので
ある。
本考案は、つまみをシャーシ上に回転可能に支持すると
ともに、前記つまみと前記シャーシとの間に絶縁基板を
配し、前記つまみに設けられている摺動子を前記つまみ
に対向するように前記絶縁基板上に設けられている導体
上を摺接させることによって電気的な状態を変化させる
ようにした装置において、キャビネットに形成されてい
る開口に前記つまみの外周部の一部が臨むようにすると
ともに、前記シャーシの側縁部であって前記開口に臨む
部分を折曲げて前記絶縁基板の側端面を覆うようにした
ものである。
ともに、前記つまみと前記シャーシとの間に絶縁基板を
配し、前記つまみに設けられている摺動子を前記つまみ
に対向するように前記絶縁基板上に設けられている導体
上を摺接させることによって電気的な状態を変化させる
ようにした装置において、キャビネットに形成されてい
る開口に前記つまみの外周部の一部が臨むようにすると
ともに、前記シャーシの側縁部であって前記開口に臨む
部分を折曲げて前記絶縁基板の側端面を覆うようにした
ものである。
従って本考案によれば、つまみとシャーシとの間に配さ
れている絶縁基板の側縁部であってキャビネットの開口
に臨む部分がシャーシの折曲げ部分によって覆われるよ
うになり、外部から飛込んだ静電気がシャーシの折曲げ
部分を通して安定電位に流れることになり、これによっ
て絶縁基板上の導体と接続されている回路基板上のIC
が静電破壊から保護されることになる。
れている絶縁基板の側縁部であってキャビネットの開口
に臨む部分がシャーシの折曲げ部分によって覆われるよ
うになり、外部から飛込んだ静電気がシャーシの折曲げ
部分を通して安定電位に流れることになり、これによっ
て絶縁基板上の導体と接続されている回路基板上のIC
が静電破壊から保護されることになる。
〔実施例〕 第1図〜第3図は本考案の一実施例に係るボリュームを
示すものであって、このボリュームは円盤状のつまみ1
0を備えている。つまみ10はシャーシ11に設けられ
ている支軸12によって回転可能に支持されている。そ
してキャビネット13には開口14が形成されるととも
に、つまみ10の外周側の一部が第2図および第3図に
示すように開口14の外側に突出するようになってい
る。これによってキャビネット13の外部からボリュー
ムの調整を行なうことを可能にしている。またシャーシ
11には上記開口14に対応する側端部において折曲げ
部分15を形成するようにしている。
示すものであって、このボリュームは円盤状のつまみ1
0を備えている。つまみ10はシャーシ11に設けられ
ている支軸12によって回転可能に支持されている。そ
してキャビネット13には開口14が形成されるととも
に、つまみ10の外周側の一部が第2図および第3図に
示すように開口14の外側に突出するようになってい
る。これによってキャビネット13の外部からボリュー
ムの調整を行なうことを可能にしている。またシャーシ
11には上記開口14に対応する側端部において折曲げ
部分15を形成するようにしている。
つまみ10の下面であってシャーシ11側には摺動子1
6が取付けられている。またつまみ10とシャーシ11
との間には絶縁基板17が配されるようになっている。
絶縁基板17上には抵抗18が印刷によって円弧状に形
成されている。なお抵抗18を構成するパターンの中心
は上記支軸12と一致している。また印刷抵抗18は導
体から成る配線パターン19を介してリード20に接続
されている。そしてこのボリュームが第2図に示すよう
に回路基板21上にマイントされると、リード20が回
路基板21上の配線パターン19に半田付けされて接続
されるようになっている。また絶縁基板17の側端には
切込み22が形成されており、シャーシ11に折曲げて
形成されている折曲げ片23を受入れるようになってお
り、これによって絶縁基板17の位置決めを行なうよう
にしている。
6が取付けられている。またつまみ10とシャーシ11
との間には絶縁基板17が配されるようになっている。
絶縁基板17上には抵抗18が印刷によって円弧状に形
成されている。なお抵抗18を構成するパターンの中心
は上記支軸12と一致している。また印刷抵抗18は導
体から成る配線パターン19を介してリード20に接続
されている。そしてこのボリュームが第2図に示すよう
に回路基板21上にマイントされると、リード20が回
路基板21上の配線パターン19に半田付けされて接続
されるようになっている。また絶縁基板17の側端には
切込み22が形成されており、シャーシ11に折曲げて
形成されている折曲げ片23を受入れるようになってお
り、これによって絶縁基板17の位置決めを行なうよう
にしている。
以上のような構成において、キャビネット13の開口1
4の外側に臨む外周側の一部を利用して、つまみ10を
回転操作すると、このつまみ10の下面に設けられてい
る摺動子16が印刷抵抗18上を摺動し、これによって
抵抗値が変化することになる。このような操作によって
ラジオ受信機あるいはテープレコーダの音量を調整する
ことが可能になる。
4の外側に臨む外周側の一部を利用して、つまみ10を
回転操作すると、このつまみ10の下面に設けられてい
る摺動子16が印刷抵抗18上を摺動し、これによって
抵抗値が変化することになる。このような操作によって
ラジオ受信機あるいはテープレコーダの音量を調整する
ことが可能になる。
そしてこのようなボリュームにおいて、シャーシ11の
側縁部であってキャビネット13の開口14に臨む部分
には折曲げ部分15が形成されており、この折曲げ部分
15が絶縁基板17の側面を覆うようになっている。従
ってキャビネット13の開口14のつまみ10との間の
隙間から飛込んだ静電気は絶縁基板17上の印刷抵抗1
8に流れることがなく、折曲げ部分15を通して回路基
板21上の安定電位に流れることになる。従って絶縁基
板17上の印刷抵抗18および配線パターン19を通し
て回路基板21上のICに静電気が飛込むことがなくな
り、ICの静電破壊を未然に防止することが可能にな
る。すなわちボリュームの取付け板11のようなラジオ
受信機やテープレコーダの安定電位に接続できる部分で
抵抗体18を構成する絶縁基板17の側端面を覆うこと
によって、つまみ10を外部から操作するための開口1
4からの静電気を抵抗18に飛込まないようにして、回
路基板21上にマウントされかつ抵抗18と接続されて
いる回路部品を静電気から保護することが可能になる。
側縁部であってキャビネット13の開口14に臨む部分
には折曲げ部分15が形成されており、この折曲げ部分
15が絶縁基板17の側面を覆うようになっている。従
ってキャビネット13の開口14のつまみ10との間の
隙間から飛込んだ静電気は絶縁基板17上の印刷抵抗1
8に流れることがなく、折曲げ部分15を通して回路基
板21上の安定電位に流れることになる。従って絶縁基
板17上の印刷抵抗18および配線パターン19を通し
て回路基板21上のICに静電気が飛込むことがなくな
り、ICの静電破壊を未然に防止することが可能にな
る。すなわちボリュームの取付け板11のようなラジオ
受信機やテープレコーダの安定電位に接続できる部分で
抵抗体18を構成する絶縁基板17の側端面を覆うこと
によって、つまみ10を外部から操作するための開口1
4からの静電気を抵抗18に飛込まないようにして、回
路基板21上にマウントされかつ抵抗18と接続されて
いる回路部品を静電気から保護することが可能になる。
以上本考案を図示の一実施例につき述べたが、本考案は
上記実施例によって限定されることなく、本考案の技術
的思想に基づいて各種の変更が可能である。例えば上記
実施例はボリュームに関するものであるが、本考案はそ
の他各種の回転操作装置、例えばスイッチ等にも適用可
能である。
上記実施例によって限定されることなく、本考案の技術
的思想に基づいて各種の変更が可能である。例えば上記
実施例はボリュームに関するものであるが、本考案はそ
の他各種の回転操作装置、例えばスイッチ等にも適用可
能である。
以上のように本考案は、キャビネットに形成されている
開口につまみの外周側の一部が臨むようにするととも
に、シャーシの側縁部であって開口に臨む部分を折曲げ
て絶縁基板の側端面を覆うようにしたものである。従っ
てつまみと開口との間の隙間を通して飛込んだ静電気が
シャーシの折曲げ部分を通して安定電位に逃げることに
なり、これによって絶縁基板上の導体と接続されている
回路部品を静電気から保護することが可能になる。
開口につまみの外周側の一部が臨むようにするととも
に、シャーシの側縁部であって開口に臨む部分を折曲げ
て絶縁基板の側端面を覆うようにしたものである。従っ
てつまみと開口との間の隙間を通して飛込んだ静電気が
シャーシの折曲げ部分を通して安定電位に逃げることに
なり、これによって絶縁基板上の導体と接続されている
回路部品を静電気から保護することが可能になる。
第1図は本考案の一実施例に係る回転式ボリュームを示
す分解斜視図、第2図は同側面図、第3図は同底面図で
ある。 また図面中の主要な部分の名称はつぎの通りである。 10…つまみ 11…シャーシ 12…支軸 13…キャビネット 14…開口 15…折曲げ部分 16…摺動子 17…絶縁基板 18…印刷抵抗 21…回路基板
す分解斜視図、第2図は同側面図、第3図は同底面図で
ある。 また図面中の主要な部分の名称はつぎの通りである。 10…つまみ 11…シャーシ 12…支軸 13…キャビネット 14…開口 15…折曲げ部分 16…摺動子 17…絶縁基板 18…印刷抵抗 21…回路基板
Claims (1)
- 【請求項1】つまみをシャーシ上に回転可能に支持する
とともに、前記つまみと前記シャーシとの間に絶縁基板
を配し、前記つまみに設けられている摺動子を前記つま
みに対向するように前記絶縁基板上に設けられている導
体上を摺接させることによって電気的な状態を変化させ
るようにした装置において、キャビネットに形成されて
いる開口に前記つまみの外周部の一部が臨むようにする
とともに、前記シャーシの側縁部であって前記開口に臨
む部分を折曲げて前記絶縁基板の側端面を覆うようにし
たことを特徴とする回転操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3933188U JPH06804Y2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 回転操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3933188U JPH06804Y2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 回転操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01143103U JPH01143103U (ja) | 1989-10-02 |
JPH06804Y2 true JPH06804Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=31265840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3933188U Expired - Lifetime JPH06804Y2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 回転操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06804Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0729601Y2 (ja) * | 1989-12-26 | 1995-07-05 | 帝国通信工業株式会社 | 回転式電子部品 |
JP3951485B2 (ja) * | 1998-12-25 | 2007-08-01 | 松下電器産業株式会社 | 回転・押圧操作型電子部品およびそれを用いた電子機器 |
-
1988
- 1988-03-25 JP JP3933188U patent/JPH06804Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01143103U (ja) | 1989-10-02 |
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