JPS6317204Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6317204Y2 JPS6317204Y2 JP15978682U JP15978682U JPS6317204Y2 JP S6317204 Y2 JPS6317204 Y2 JP S6317204Y2 JP 15978682 U JP15978682 U JP 15978682U JP 15978682 U JP15978682 U JP 15978682U JP S6317204 Y2 JPS6317204 Y2 JP S6317204Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- stopper
- variable resistor
- substrate
- board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 20
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 17
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Adjustable Resistors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は絶縁基板上に円弧状に抵抗膜を設
け、基板上に回動自在に装着した金属摺動子に設
けた摺動接点を該抵抗膜に摺動自在に接触させる
形式の小型で、かつチツプ形状の可変抵抗器に関
するものである。
け、基板上に回動自在に装着した金属摺動子に設
けた摺動接点を該抵抗膜に摺動自在に接触させる
形式の小型で、かつチツプ形状の可変抵抗器に関
するものである。
このような可変抵抗器は抵抗膜の両端にそれぞ
れ電極を設け、摺動子を基板に回動自在に取付け
る金属製の軸には摺動子側の端子を設けて、抵抗
膜端の電極と摺動子側の端子間の抵抗値を変化さ
せるようになつている。従つて摺動子を回動する
と抵抗値が変化するものであるが、従来のこの種
のチツプ形状の可変抵抗器は小型で構造が簡単で
あるという利点があるが、大きさの制限があるた
め大形の可変抵抗器のようにストツパを取付ける
ことができなかつたのである。
れ電極を設け、摺動子を基板に回動自在に取付け
る金属製の軸には摺動子側の端子を設けて、抵抗
膜端の電極と摺動子側の端子間の抵抗値を変化さ
せるようになつている。従つて摺動子を回動する
と抵抗値が変化するものであるが、従来のこの種
のチツプ形状の可変抵抗器は小型で構造が簡単で
あるという利点があるが、大きさの制限があるた
め大形の可変抵抗器のようにストツパを取付ける
ことができなかつたのである。
このように、ストツパを取付けられない場合、
第6図に示すように、可変抵抗器の調整時に摺動
子が電極21あるいは電極22をはずれて抵抗体
基板20上を何回か摺動したときには、上記摺動
子が削られてその金属粉が記号23で示すように
基板20上に付着し、上記電極21と他方の電極
22との間で短絡事故を起こす問題があり、摺動
子の回動時には非常な神経を使つていた。
第6図に示すように、可変抵抗器の調整時に摺動
子が電極21あるいは電極22をはずれて抵抗体
基板20上を何回か摺動したときには、上記摺動
子が削られてその金属粉が記号23で示すように
基板20上に付着し、上記電極21と他方の電極
22との間で短絡事故を起こす問題があり、摺動
子の回動時には非常な神経を使つていた。
この考案は上記のような従来のチツプ形可変抵
抗器の問題点を解消するためになされたものであ
り、従来の可変抵抗器の構成部分の一部を利用す
ることにより簡単な機構で摺動子の一定以上の回
動を阻止するようにしたチツプ形可変抵抗器を提
供することを目的とする。
抗器の問題点を解消するためになされたものであ
り、従来の可変抵抗器の構成部分の一部を利用す
ることにより簡単な機構で摺動子の一定以上の回
動を阻止するようにしたチツプ形可変抵抗器を提
供することを目的とする。
この考案の構成は前記したような従来の可変抵
抗器においてその摺動子を回動自在に支承する中
空などの軸の下端に一体に連続するように設けた
金属端子を基板の下部から基板の端縁へ向けて延
長して更に該端縁に沿つて上方へ屈曲し、その上
端を基板上へ突出させてストツパとし、摺動子の
外周一部には該ストツパに接触して摺動子の回動
を制限する突片を設けることにより、従来のチツ
プ形可変抵抗器と同じ部品構成と大きさでストツ
パ付に構成したものである。
抗器においてその摺動子を回動自在に支承する中
空などの軸の下端に一体に連続するように設けた
金属端子を基板の下部から基板の端縁へ向けて延
長して更に該端縁に沿つて上方へ屈曲し、その上
端を基板上へ突出させてストツパとし、摺動子の
外周一部には該ストツパに接触して摺動子の回動
を制限する突片を設けることにより、従来のチツ
プ形可変抵抗器と同じ部品構成と大きさでストツ
パ付に構成したものである。
以下、この考案の実施例を第1図ないし第5図
にもとづいて説明する。
にもとづいて説明する。
第1図ないし第3図の第1の例において、1は
絶縁材料からなる基板でその上に抵抗膜2が半円
状に設けてあり、その両端は基板1の一方の端縁
の下面から上側面に設けた一対の金属膜からなる
端子3,4に接続している。
絶縁材料からなる基板でその上に抵抗膜2が半円
状に設けてあり、その両端は基板1の一方の端縁
の下面から上側面に設けた一対の金属膜からなる
端子3,4に接続している。
端子3,4は基板1の底面側の部分がプリント
基板などへ直付けするための接続端子となる。な
お、端子3,4は図示例では導電膜を基板1の表
面、端面、底面に連続して一体的に設けている
が、基板1の表面と底面とにそれぞれ導電膜を設
け、両導電膜をスルーホールなどで接続してもよ
く、あるいは金属板で端子3,4を構成するよう
にしてもよい。
基板などへ直付けするための接続端子となる。な
お、端子3,4は図示例では導電膜を基板1の表
面、端面、底面に連続して一体的に設けている
が、基板1の表面と底面とにそれぞれ導電膜を設
け、両導電膜をスルーホールなどで接続してもよ
く、あるいは金属板で端子3,4を構成するよう
にしてもよい。
該基板1の中央には縦孔5を設け、この縦孔5
に金属製の中空軸6を装着し、この中空軸6の下
端に一体に設けた金属端子7の端部を第2図のよ
うに基板1の底面に設けた溝8に沿わせ、さらに
基板1の他方の端縁に設けた縦溝9に沿わせて上
方へ導き、その上端を基板1の上方へ突出させて
内側へ屈曲し、ストツパ10とする。
に金属製の中空軸6を装着し、この中空軸6の下
端に一体に設けた金属端子7の端部を第2図のよ
うに基板1の底面に設けた溝8に沿わせ、さらに
基板1の他方の端縁に設けた縦溝9に沿わせて上
方へ導き、その上端を基板1の上方へ突出させて
内側へ屈曲し、ストツパ10とする。
金属端子7は、基板1の底面側であつて他方の
端縁側の一部を基板底面と面一になるように折曲
し、この折曲部7aをプリント基板などへ直付け
するための接続端子とする。なお、金属端子7は
必らずしも軸と一体的に設ける必要はなく、金属
端子7に穴を設け、この穴に軸を通し軸先端を金
属端子7に対しカシメ止めするようにしてもよ
い。
端縁側の一部を基板底面と面一になるように折曲
し、この折曲部7aをプリント基板などへ直付け
するための接続端子とする。なお、金属端子7は
必らずしも軸と一体的に設ける必要はなく、金属
端子7に穴を設け、この穴に軸を通し軸先端を金
属端子7に対しカシメ止めするようにしてもよ
い。
11は金属板からなる摺動子で、円形椀状であ
り、その中央の孔に前記中空軸6の上端を回動自
在に嵌合させてカシメることにより上方離脱が防
止されている。
り、その中央の孔に前記中空軸6の上端を回動自
在に嵌合させてカシメることにより上方離脱が防
止されている。
この摺動子11の周縁は鍔状となつて外方に突
出し、その周縁の一部に一対の上向きの突片12
を設けて、この突片12が前記ストツパ10に接
触して摺動子11の回動を阻止する。
出し、その周縁の一部に一対の上向きの突片12
を設けて、この突片12が前記ストツパ10に接
触して摺動子11の回動を阻止する。
第1図の13は、摺動子11の突片12の形成
側の反対側に設けた円弧状の透窓で、その外側の
円弧状部分14を下方へ曲げ、その中央を第3図
のように下方に向けてV形に屈曲して摺動接点1
5とし、円弧状部分14の弾力により該摺動接点
15を前記抵抗膜2上に摺接させる。
側の反対側に設けた円弧状の透窓で、その外側の
円弧状部分14を下方へ曲げ、その中央を第3図
のように下方に向けてV形に屈曲して摺動接点1
5とし、円弧状部分14の弾力により該摺動接点
15を前記抵抗膜2上に摺接させる。
なお、図示例では円弧状部分の中央に円弧状の
切目16を形成して柔軟性を与えてあるが、この
切目16を省略してもよく、また中空軸6のかわ
りに中空でない軸を用いてもよい。
切目16を形成して柔軟性を与えてあるが、この
切目16を省略してもよく、また中空軸6のかわ
りに中空でない軸を用いてもよい。
上記の第1の例において、抵抗膜2の両端の端
子3,4と中央の端子7にそれぞれ電気回路を接
続し、摺動子11を回すことにより端子3,4
と、端子7間の抵抗値を変化させる。
子3,4と中央の端子7にそれぞれ電気回路を接
続し、摺動子11を回すことにより端子3,4
と、端子7間の抵抗値を変化させる。
第4図、第5図の第2の例は、ストツパ18が
垂直となり、摺動子11の突片19が水平になつ
ている点以外は第1図ないし第3図と同じである
から説明は省略する。
垂直となり、摺動子11の突片19が水平になつ
ている点以外は第1図ないし第3図と同じである
から説明は省略する。
この考案のチツプ形可変抵抗器は上記の構成と
作用を有するものであるから以下に示す効果があ
る。
作用を有するものであるから以下に示す効果があ
る。
摺動子の中心となる中空などの軸の下端に端子
を設け、この端子の外端を上方へ屈曲し、その上
端をストツパとし、摺動子の外周に突片を設ける
だけで摺動子の回動を阻止できるので構造がきわ
めて簡単で従来のストツパ機構を有しない、チツ
プ形状の可変抵抗器と同じ部品数で大きさも変ら
ないストツパ付きチツプ形可変抵抗器が得られ
る。
を設け、この端子の外端を上方へ屈曲し、その上
端をストツパとし、摺動子の外周に突片を設ける
だけで摺動子の回動を阻止できるので構造がきわ
めて簡単で従来のストツパ機構を有しない、チツ
プ形状の可変抵抗器と同じ部品数で大きさも変ら
ないストツパ付きチツプ形可変抵抗器が得られ
る。
特に、金属板からなる端子を軸と一体的に設け
た場合には、単に部品点数が減少するだけでな
く、次のような実際的な効果が得られる。
た場合には、単に部品点数が減少するだけでな
く、次のような実際的な効果が得られる。
端子と軸とのカシメ止めがないため、摺動子の
突片が端子のストツパに当接し、端子にいろいろ
な力が加わつても、軸と端子の接触不良が起こる
ことは皆無であり、設計、組立時あるいは使用時
において余分な神経を使う必要がない。しかも、
カシメ止めがないため、端子にいろいろな力が加
わつても、カシメガタが生ずることはない。従つ
て摺動子に接続される端子の一部をストツパとし
て構成しても、信頼性の非常に高いストツパ付き
チツプ形可変抵抗器が得られる。
突片が端子のストツパに当接し、端子にいろいろ
な力が加わつても、軸と端子の接触不良が起こる
ことは皆無であり、設計、組立時あるいは使用時
において余分な神経を使う必要がない。しかも、
カシメ止めがないため、端子にいろいろな力が加
わつても、カシメガタが生ずることはない。従つ
て摺動子に接続される端子の一部をストツパとし
て構成しても、信頼性の非常に高いストツパ付き
チツプ形可変抵抗器が得られる。
第1図はこの考案のチツプ形可変抵抗器の平面
図、第2図は同上の断面図、第3図は第2図のA
−A線の断面図、第4図は他の実施例の平面図、
第5図は同上の断面図、第6図はストツパが取付
けられていない従来のチツプ型可変抵抗器の抵抗
体基板を示す平面図である。 1……基板、2……抵抗膜、3,4,7……端
子、5……縦孔、6……中空軸、10,18……
ストツパ、11,19……摺動子、12……突
片、15……摺動接点。
図、第2図は同上の断面図、第3図は第2図のA
−A線の断面図、第4図は他の実施例の平面図、
第5図は同上の断面図、第6図はストツパが取付
けられていない従来のチツプ型可変抵抗器の抵抗
体基板を示す平面図である。 1……基板、2……抵抗膜、3,4,7……端
子、5……縦孔、6……中空軸、10,18……
ストツパ、11,19……摺動子、12……突
片、15……摺動接点。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 絶縁基板に設けた縦孔に嵌合した軸により該
基板の一方面上の金属摺動子を回動自在に取付
け、この摺動子の一部に設けた摺動接点を基板
の一方面上に設けた円弧状抵抗膜に摺動自在に
接触させ、該抵抗膜の両端と、軸にそれぞれ端
子を設けた可変抵抗器において、前記軸に電気
的に導通されかつ基板の他方面に配置される金
属端子を基板の端縁に沿つて上方へ屈曲し、そ
の上端を基板上へ突出させてストツパとし、摺
動子の外周一部には該ストツパに接触して摺動
子の回動を制限する突片を設けたことを特徴と
するチツプ形可変抵抗器。 2 基板上へ突出したストツパの上端を摺動子の
中心の方向に向けて屈曲して屈曲部を形成し、
摺動子の突片は上向きに屈曲して該屈曲部に接
触するようにしたことを特徴とする実用新案登
録請求の範囲第1項に記載のチツプ形可変抵抗
器。 3 基板上へストツパを垂直に突出させ、摺動子
の突片は外方に水平に突出させたことを特徴と
する実用新案登録請求の範囲第1項に記載のチ
ツプ形可変抵抗器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15978682U JPS5963403U (ja) | 1982-10-21 | 1982-10-21 | チツプ形可変抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15978682U JPS5963403U (ja) | 1982-10-21 | 1982-10-21 | チツプ形可変抵抗器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5963403U JPS5963403U (ja) | 1984-04-26 |
JPS6317204Y2 true JPS6317204Y2 (ja) | 1988-05-16 |
Family
ID=30351630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15978682U Granted JPS5963403U (ja) | 1982-10-21 | 1982-10-21 | チツプ形可変抵抗器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5963403U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07118406B2 (ja) * | 1992-03-19 | 1995-12-18 | 北陸電気工業株式会社 | 可変抵抗器とその製造方法 |
-
1982
- 1982-10-21 JP JP15978682U patent/JPS5963403U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5963403U (ja) | 1984-04-26 |
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