JP2697551B2 - 可変抵抗器 - Google Patents

可変抵抗器

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JP2697551B2
JP2697551B2 JP5094418A JP9441893A JP2697551B2 JP 2697551 B2 JP2697551 B2 JP 2697551B2 JP 5094418 A JP5094418 A JP 5094418A JP 9441893 A JP9441893 A JP 9441893A JP 2697551 B2 JP2697551 B2 JP 2697551B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主に映像機器、音響機
器およびフロッピーディスクドライブなどの情報機器に
使用される可変抵抗器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の可変抵抗器を図３〜図５により説
明する。同図によると、１は絶縁材料よりなり中央部に
穴１ａを有する基板で、この基板１の略中央に設けられ
た穴１ａの周囲表面には馬蹄形の抵抗体（図示せず）が
設けられており、前記抵抗体両端からは基板１の側面を
通り裏面へと、銀ペーストを下地とする電極２が設けら
れている。
【０００３】また基板１の他方には、実装用基板３へ半
田付けするためのダミー電極４が設けられている。５は
金属製の軸で、軸５の上部にはかしめ部５ａを形成し、
軸５の下部には裏面調整用ドライバー溝５ｂを形成して
いる。また軸５は、金属板６（この金属板６はフープ状
に形成され、これをベースに可変抵抗器を組立てるもの
で可変抵抗器完成時切断され金属板６となる。）の穴部
６ａに回転可能に圧入されるとともに、基板穴１ａ及び
バネ性を有する金属材料からなる摺動子７のセンター穴
７ａを挿通し、かしめ部５ａをかしめて摺動子７と軸５
と基板１を一体化するとともに、前記軸５と摺動子７と
を電気的に導通させている。更に摺動子７には、一端に
前記抵抗体上を摺接する接点７ｂを有している。
【０００４】前記実装用基板３は、金属材料からなる導
電性基板であり、表層部のみレジスト加工（図示せず）
を行い絶縁化されている。またこの実装用基板３は、前
記軸５の裏面調整部５ｂを調整するための基板穴３ａを
有している。
【０００５】一方実装用基板３の前記レジスト加工上
（表層部）には、半田電極２，４を半田付けするための
銅箔ランド８が形成され、半田９により実装用基板３へ
前記可変抵抗器を半田付けして装着するものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
る可変抵抗器は、実装用基板３に可変抵抗器を半田付け
した時、半田がはみ出して電極２相互間や電極２とダミ
ー電極４間を金属板６を介してショートさせる危険性を
有していた。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、可変抵抗器の電極やダミー電極の内側部
分を円弧状に形成したものである。
【０００８】
【作用】以上のように電極やダミー電極の内側部分を円
弧状に形成したので、電極やダミー電極と金属板との間
隔が大きく設定でき、ショートの防止を行うものであ
る。
【０００９】
【実施例】本発明の可変抵抗器の一実施例を図１及び図
２により説明する。なお、従来技術と同一部品は同一番
号を適用し説明を省略して説明する。
【００１０】同図によると、１０及び１１はダミー電極
および電極であり、このダミー電極１０および電極１１
の内側は円弧状としており、更にはダミー電極１０は絶
縁基板１の両端部に分けて形成されている。またこのダ
ミー電極１０に対応して実装用基板１３に銅箔ランド１
２が形成され、電極１１に対応した銅箔ランド１２ａと
ともに、内側は円弧状に形成されている。
【００１１】また、１３ａは実装用基板穴である。
【００１２】
【発明の効果】本発明は以上のように、可変抵抗器の裏
面の電極およびダミー電極の内側を円弧状に形成したの
で、可変抵抗器裏面略中央に配置された金属板と電極や
ダミー電極との距離を充分に確保できて、実装用基板に
実装した時、半田によってショートすることが防止され
るものである。
【００１３】また、実装用基板の銅箔ランドの内側も上
記電極、ダミー電極の形状にあわせて円弧状とし、上記
実装用基板として導電性のものを使用したものにあって
は可変抵抗器の装着時の位置ずれを考慮して穴径を大き
くしても、この穴と銅箔ランドや電極、ダミー電極との
距離を充分に確保できるので、実装時、半田が穴内部に
侵入し、銅箔ランド、電極、ダミー電極と実装基板がシ
ョートすることも防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の可変抵抗器の一実施例の裏面図
【図２】同使用される実装用基板の銅箔ランドのパター
ン図
【図３】従来の可変抵抗器の裏面図
【図４】同使用される実装用基板の銅箔ランドのパター
ン図
【図５】同実装状態を示す側断面図
【符号の説明】
１ 絶縁基板 ５ 軸 ６ 金属板 １０ ダミー電極 １１ 電極 １２ 銅箔ランド １３ 実装用基板 １３ａ 実装用基板穴

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 少なくとも中央に穴を有する基板と、こ
    の基板に形成された抵抗体と、この抵抗体の両端にそれ
    ぞれ電気的に接続され前記基板の裏面まで延長された電
    極と、前記電極と電気的接続関係を有することなく前記
    基板の裏面に実装基板へ半田付けするためにのみ設けら
    れたダミー電極と、前記基板の中央の穴に配置された金
    属板とで構成され、前記電極およびダミー電極は、前記
    基板の穴に向かう内側を円弧状とした可変抵抗器。
  2. 【請求項２】 表層部を絶縁化してランドを形成した裏
    面調整用の穴を有する金属製の実装用基板に半田付けに
    より装着される可変抵抗器であって、少なくとも前記ラ
    ンドに半田付けされる電極およびダミー電極を基板の裏
    面に設けるとともに、上記ランドとともにこの電極およ
    びダミー電極の前記実装用基板の穴に向かう内側も円弧
    状とした可変抵抗器。
JP5094418A 1993-04-21 1993-04-21 可変抵抗器 Expired - Fee Related JP2697551B2 (ja)

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JPS5993103U (ja) * 1982-12-14 1984-06-25 アルプス電気株式会社 半固定可変抵抗器

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