JP3938486B2 - 多重巻線電動機の制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、一つの電動機内に独立した複数の巻線を有する多重巻線電動機を、複数のインバータにより駆動して回転を可変速制御する多重巻線電動機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
交流電動機を可変速駆動する場合、一般的には1組の多相(一般的には三相)巻線を持つ交流電動機を、1つの交流電力変換器(インバータ)により駆動する。この方式での誘導電動機の電流制御装置の構成を図6に示す。
【0003】
図6において、主回路構成は、1台の電圧印加手段15を1つの巻線群を持つ誘導電動機3に接続しており、電圧印加手段15の出力側にその出力電流を検出する電流検出器4が設けられている。電圧印加手段15は、直流電源1、交流電圧指令信号v*に対応したPWM(Pulse Width Modulation)パルスを出力するPWMパルス発生回路5、このPWMパルス発生回路5が発生するPWMパルス信号により直流電源1の電圧を出力するドライブ回路2からなっており、誘導電動機3に電力を供給している。
【0004】
電流制御手段6は、誘導電動機の場合は1次周波数指令、同期電動機の場合は回転子速度であるω1 *を入力とし2相正弦波基準(位相)信号を出力する2相正弦波発生回路7、回転座標系のd−q軸成分電圧指令Vd*、Vq*から固定子座標系の3相交流電圧指令信号v*に座標変換する電圧指令座標変換器8、各巻線交流電流iをd−q軸成分電流Id、Iqに座標変換する電流成分検出座標変換器9、各成分電流指令Id *、Iq *を指令とし、電流成分検出座標変換器9の出力であるd−q軸成分電流Id、Iqを入力とする電流制御器11より構成されている。
【0005】
この電流制御装置では、電流の大きさと位相の指令を、励磁成分電流指令Id*、トルク成分電流指令Iq*、1次周波数指令ω1 *として与え、電動機の各巻線に必要な交流電圧指令信号v*を演算出力し、電圧印加手段15を介して、誘導電動機3に電流iを流し、電流検出器4よりの検出値iをフィードバック値とする電流制御系を構成している。以上の電流制御手段6、電圧印加手段15、および電流検出器4により、インバータ14が構成されている。
【0006】
一方、大容量の交流電動機を駆動する装置で、電動機の容量に対して適合する容量のインバータがない場合、複数の多相巻線の組を持つ多重巻線型の交流電動機を、複数のインバータにより駆動する場合がある。この方式によれば、異なる容量の大型電動機に対して新たに大容量インバータを開発することなく、図6に示したような単位容量のインバータを容量に応じて組み合わせることができるので、インバータの開発・製造が効率化してコストダウンが図れるという利点がある。しかしながら、この方式において各巻線組に流れる電流に不平衡があると、平衡しているときに較べて大容量のインバータが必要になる、あるいはトルクリプルが発生する等の問題点が発生する。このため、各巻線組に流れる電流を等しくするための方式が提案されている。
【0007】
例えば、図7は特開平5−260792号公報に示された多重巻線電動機の電流制御装置を示すものである。図7において、主回路構成は、2つの電圧印加手段15A、15Bが、A組とB組の2組の巻線により構成された多重巻線電動機3に並列接続されており、ドライブ回路2A,2B、電流検出器4A,4B、PWMパルス発生回路5A,5Bの働きは図6の場合と同様である。
【0008】
多重電流制御手段6は、誘導電動機の場合は1次周波数指令、同期電動機の場合は回転子速度であるω1 *を入力とし2相正弦波基準(位相)信号を出力する2相正弦波発生回路7、回転座標系のd−q軸成分電圧指令Vda *、Vqa *、Vdb *、Vqb *から固定子座標系の3相交流電圧指令信号va *、vb *に座標変換する電圧指令座標変換器8A,8B、各巻線交流電流ia、ib、をd−q軸成分電流Ida、Iqa、Idb、Iqbに座標変換する電流成分検出座標変換器9A,9B、各巻線のd−q軸成分電流の平均値を演算する平均電流検出回路10、各成分電流指令Id *、Iq *を指令とし、平均電流検出回路10の出力である平均電流Idバー、Iqバーとの偏差を入力とする平均電流制御器11、平均電流Idバー、Iqバーと各巻線のd−q軸成分電流との偏差を入力して各巻線電流のアンバランスを補正する電流アンバランス補償回路12A,12B、加算器13A,13Bより構成されている。
【0009】
各ドライブ回路間の出力電圧に不平衡が無い場合には、各電流アンバランス補償回路12A,12Bの出力は零となり、各ドライブ回路間の出力電圧は等しくなる。一方、各ドライブ回路間の出力電圧に不平衡がある場合には、各巻線電流に不平衡が発生してd−q軸成分電流Ida、Iqa、Idb、Iqbに差が発生する。
各電流アンバランス補償回路12A,12Bは、各電流の平均値からの偏差に基づいて、各巻線のd−q軸成分電流の差が零となるよう、各巻線のd−q軸成分電圧指令を補正する信号を出力し、この信号が加算された3相交流電圧指令信号va *、vb *が電圧指令座標変換器8A,8Bから出力される。これにより各巻線の電流値が等しくなるように制御が行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の多重巻線電動機の制御装置は、以上のように、複数の電圧印加手段を一つの多重電流制御手段により制御するため、図6に示したような単一巻線対応の単位容量インバータと較べて電流制御系の構成を大幅に変更して構成する必要があり、単位容量インバータを単独で使用する状態との間で電流制御系を共用することが難しいという問題があり、単位容量インバータを用いたメリットを十分に生かすことが出来なかった。
【0011】
この問題を解決する手段として、各組の巻線をそれぞれ独立して電流制御する方法が考えられるが、この方式については各巻線間の電流位相の不平衡による干渉でトルクリプルが発生し、高応答の電流制御が出来ないという問題があることが、上記の特開平5−260792号公報に示された多重巻線電動機の電流制御装置の中で言及されている。
【0012】
ここで、上記のように各巻線間の電流位相の不平衡による干渉で電流制御の応答を高く出来ない原因について詳しく考察してみる。
多重巻線電動機では、例えば図1に示すように、中性点Naで接続された一組のUa、Va、Waの三相巻線(以下、添え字aで表す)および中性点Nbで接続されたもう一組のUb、Vb、Wbの三相巻線(以下、添え字bで表す)が電気的に接続されることなく電動機の固定子に納められている。この二つの巻線は電気的には接続されていないが、電動機が構成する磁気回路により磁気的には結合されており、丁度トランスの一次側と二次側のような結合状態にある。
【0013】
このため、並列して配置されたUa相とUb相の等価回路は図2のように表すことができる。図2において、vUは各中性点からの各端子電圧、Rは抵抗、veは誘起電圧、lは漏れインダクタンス、Mは相互インダクタンスを表している。またnはトランスで言う巻数比である。なお、これらの値のうち、特にlとMは通常のモータ制御で用いる値とは異なり、並列して配置された多重の二相間のそれであることに注意されたい。また、一般には、多重巻線電動機では並列する巻線の巻数は同じであるので、n=1である。またこの時、Va相とVb相、Wa相とWb相の等価回路も図2と同じであるので、三相の特性が等しい場合、UVW三相から回転子dq軸二相上に座標変換を行っても、このd,q軸二相上での等価回路は図2に示した等価回路と同じである。
【0014】
以上に説明したように、多重巻線電動機の複数の組の巻線は磁気的に結合しているので、相互に干渉電圧が生じる。UVW三相の多重巻線電動機の等価回路を回転子dq軸二相上に座標変換したとき、それぞれの相の回路構成は上記のように図2と同じであるが、そのd軸の等価回路をブロック図形式で表したものを図3に示す。図中でvda、vdbはa、bそれぞれの組の巻線のd軸電圧であり、ida、idbはa、bそれぞれの組の巻線のd軸電流である。また、図中でvda、vdbで表される電圧が、他の組の巻線からの干渉電圧を示している。なお、図中のsはラプラス変換の微分演算子を表す。図3は回転子d軸上の等価回路を示したものであるが、以上の説明より分かるように回転子q軸上の等価回路も同様の構成である。
【0015】
通常、交流電動機のベクトル制御は、回転子dq軸上でそれぞれ独立して電流制御を行うが、多重巻線電動機では以上に説明した干渉電圧が相互に作用して、電流制御系に対して外乱として作用する。この干渉電圧は、図3より分かるように、各巻線電流の微分値に比例するため、電流を高速に応答させるほど大きくなる性質を持つため、従来の単一巻線電動機の電流制御と較べて電流制御系の応答を高くすることが出来ない。また、このため電流に脈動成分が生じ、トルクリプルが発生するという問題点があった。
【0016】
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものであり、一つの多重巻線電動機を複数のインバータで駆動制御する際に、各巻線ごとに電流制御系を構成しながら、各巻線の電流制御系の間の干渉を補償することができる多重巻線電動機の制御装置を提供することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る多重巻線電動機の制御装置は、2つの巻線組を持つ多重巻線電動機の第1の巻線の電流を電流指令値にしたがって制御する第1の電流制御手段、第1の巻線に流れる電流を検出する第1の電流検出器、上記第1の電流制御手段から出力される電圧指令値にしたがって上記第1の巻線に電圧を印加する第1の電圧印加手段、上記多重巻線電動機の第2の巻線の電流を制御する第2の電流制御手段、上記第2の巻線に流れる電流を検出する第2の電流検出器、上記第2の電流制御手段から出力される電圧指令値にしたがって第2の巻線に電圧を印加する第2の電圧印加手段を備えた多重巻線電動機の制御装置であって、上記第1の電流制御手段には、電流指令値と上記第1の電流検出器からの電流検出値から電圧指令値を演算する第1の電流制御器を、上記第2の電流制御手段には、電流指令値と上記第2の電流検出器からの電流検出値から電圧指令値を演算する第2の電流制御器を備えており、さらに上記第1の電流制御手段には、上記第1の電流制御器からの電圧指令値に対して、上記第2の電流制御器からの電圧指令値を用いて上記第2の巻線の電圧が上記第1の巻線に発生する干渉電圧を補償して非干渉された電圧指令値を出力する第1の電圧非干渉化演算部を、上記第2の電流制御手段には、上記第2の電流制御器からの電圧指令値に対して、上記第1の電流制御器からの電圧指令値を用いて上記第1の巻線の電圧が上記第2の巻線に発生する干渉電圧を補償して非干渉された電圧指令値を出力する第2の電圧非干渉化演算部を設けたものである。
【0018】
請求項2の発明に係る多重巻線電動機の制御装置は、3つ以上の複数の巻線組を持つ多重巻線電動機の複数の巻線の電流を電流指令値にしたがって制御する複数の電流制御手段、各巻線に流れる電流を検出する複数の電流検出器、上記電流制御手段から出力される電圧指令値にしたがって各巻線に電圧を印加する複数の電圧印加手段を備えた多重巻線電動機の制御装置であって、各電流制御手段には、電流指令値と上記各電流検出器からの電流検出値から電圧指令値を演算する電流制御器を備えており、さらに上記各電流制御手段には、各々の電流制御器からの電圧指令値に対して、他の電流制御手段の電流制御器からの電圧指令値を用いて上記他の電流制御手段が制御する巻線が当該電流制御手段が制御する巻線に発生する干渉電圧を補償して非干渉された電圧指令値を出力する電圧非干渉化演算部を設けたものである。
【0019】
請求項3の発明に係る多重巻線電動機の制御装置は、上記電圧非干渉化演算部の電圧指令算出を、多重巻線電動機に発生する干渉電圧の伝達関数に基づいて用いて行うものである。
【0020】
請求項4の発明に係る多重巻線電動機の制御装置は、上記電圧非干渉化演算部の電圧指令算出を、それぞれの電流制御器の電圧指令に係数を乗じたものを合計して行うものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を、図に基づいて説明する。
実施の形態1.
既に図3を用いて説明したように、多重巻線電動機では干渉電圧vida、vidbが相互に作用して、電流制御系に対して外乱として作用する。このとき図3から、a、bそれぞれの組の巻線電圧vda、vdbが発生する干渉電圧vida、vidbは下記の(1)式で示す伝達関数式で表されることが理解できる。
【0022】
【数1】
【0023】
電圧制御系間の干渉を抑制するには、(1)式に示した干渉電圧をあらかじめ算出して電圧指令を補償してやればよい。
【0024】
図4は、この発明を実施するための実施の形態1による多重巻線電動機の制御装置の制御方式を説明するための図であり、図3に示した多重巻線電動機の回転子d軸上の等価回路に、電流制御系の構成を加えたブロック線図である。
図4において、3は多重巻線電動機の回転子d軸上の等価回路のブロック線図であって、図3と同じであり、16a、16bはそれぞれa組およびb組の電圧指令を補正する電圧非干渉化演算部である。図4において、Gccaはa組の、Gccbはb組の巻線の、それぞれ電流制御器の伝達関数を表わし、電流指令値ida *、idb *と電流検出値ida、idbを一致させるべく、電圧指令vda0、vdb0を操作している。Gvca、Gvcbは(1)式に示した電圧非干渉化演算の伝達関数であって、例えば下記の(2)式を用いることができる。
【0025】
【数2】
【0026】
電流制御器からの電圧指令vda0、vdb0からGvca、Gvcbを用いて補償電圧vdac、vdbcが算出され、この補償電圧vdac、vdbcを電圧指令vda0、vdb0に加えることにより非干渉化された電圧指令vda、vdbを得ることができる。このようにして、電圧非干渉化演算部16a、16bでは、電流制御器からの電圧指令vda0、vdb0から非干渉化された電圧指令vda、vdbを算出する。
【0027】
それでは以下に、以上に示した方式に基づいて構成された多重巻線電動機の制御装置の実施の形態について説明する。
図5は、この発明の実施の形態1による多重巻線電動機の制御装置の構成を示す図であり、本実施の形態では多重巻線電動機3はa組とb組の二組の巻線により構成されており、a組の巻線はインバータ14aに、b組の巻線はインバータ14bにそれぞれ接続されている。ドライブ回路2a,2b、電流検出器4a,4b、PWMパルス発生回路5a,5b、および電源1a、1bの働きは図6の場合と同様である。
【0028】
電流制御手段6a、6bはそれぞれ、誘導電動機の場合は1次周波数指令、同期電動機の場合は回転子速度であるω1 *を入力とし2相正弦波基準(位相)信号を出力する2相正弦波発生回路7a、7b、回転座標系のd−q軸成分電圧指令Vda *、Vqa *、Vdb *、Vqb *から固定子座標系の3相交流電圧指令信号va *、vb *に座標変換する電圧指令座標変換器8a、8b、各巻線交流電流ia、ibをd−q軸成分電流Ida、Iqa、Idb、Iqbに座標変換する電流成分検出座標変換器9a、9b、電流制御器11aからの電圧指令vda0、vqa0および電流制御器11bからの電圧指令vdb0、vqb0より、前述の演算方式により非干渉化された電圧指令Vda *、Vqa *、Vdb *、Vqb *を算出する電圧非干渉化演算部16a、16bから構成されている。
【0029】
インバータ14a、14bの構成および働きは電圧非干渉化演算部16a、16bが存在することを除けば、図6に示した単位容量インバータと同じであり、図7の従来の多重巻線電動機の制御装置の構成に比べて、図5に示したこの発明の多重巻線電動機の制御装置の構成の方が、単位容量インバータを組み合わせて構成しやすいことが理解できる。
【0030】
なお、上述の(2)式を用いた非干渉化では、a、bそれぞれの組の巻線電圧vda、vdbが発生する干渉電圧vida、vidbを完全に補償することができるが、干渉電圧の低周波数成分は電流制御器によっても抑制が可能なので、高周波成分のみについて非干渉化を行っても十分な効果が得られる場合がある。高周波成分の干渉電圧成分を伝達関数で表すと、ラプラス変換の微分演算子sが大きい状態であるので、この場合上記(2)式は下記のように簡易化することができる。
【0031】
【数3】
【0032】
(3)式に示したGvca’、Gvcb’は、上記(2)式のように微分演算子sを持たず、単なる係数であるため、上記のような簡易化を行うことにより電圧非干渉化演算部16a、16bの演算量を小さくすることができる。
【0033】
このようにして、本実施の形態では、ある組の巻線に接続された電圧印加手段に与える電圧指令値を、その巻線の電流を制御する電流制御手段の出力値のみでなく、他の巻線の電流を制御する電流制御手段の出力値をも用いて算出する電圧非干渉化演算部を設けたので、電流制御器間の電圧干渉を補償することができ、高応答の電流制御が実現できる。
【0034】
また、電圧非干渉化演算部の電圧指令算出を、図3に示したような干渉電圧の伝達関数特性を用いて行うので、干渉電圧を完全に補償することができる。
また、電圧非干渉化演算部の電圧指令算出を、それぞれの電流制御手段の出力に係数を乗じたものを合計して行うので、電圧非干渉化演算部の演算量を小さくすることができる。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明によれば、2つの巻線組を持つ多重巻線電動機の第1の巻線の電流を電流指令値にしたがって制御する第1の電流制御手段、第1の巻線に流れる電流を検出する第1の電流検出器、上記第1の電流制御手段から出力される電圧指令値にしたがって上記第1の巻線に電圧を印加する第1の電圧印加手段、上記多重巻線電動機の第2の巻線の電流を制御する第2の電流制御手段、上記第2の巻線に流れる電流を検出する第2の電流検出器、上記第2の電流制御手段から出力される電圧指令値にしたがって第2の巻線に電圧を印加する第2の電圧印加手段を備えた多重巻線電動機の制御装置であって、上記第1の電流制御手段には、電流指令値と上記第1の電流検出器からの電流検出値から電圧指令値を演算する第1の電流制御器を、上記第2の電流制御手段には、電流指令値と上記第2の電流検出器からの電流検出値から電圧指令値を演算する第2の電流制御器を備えており、さらに上記第1の電流制御手段には、上記第1の電流制御器からの電圧指令値に対して、上記第2の電流制御器からの電圧指令値を用いて上記第2の巻線の電圧が上記第1の巻線に発生する干渉電圧を補償して非干渉された電圧指令値を出力する第1の電圧非干渉化演算部を、上記第2の電流制御手段には、上記第2の電流制御器からの電圧指令値に対して、上記第1の電流制御器からの電圧指令値を用いて上記第1の巻線の電圧が上記第2の巻線に発生する干渉電圧を補償して非干渉された電圧指令値を出力する第2の電圧非干渉化演算部を設けたので、電流制御器間の電圧干渉を補償することが出来、高応答の電流制御が実現できるという効果がある。
【0036】
また、請求項2の発明によれば、3つ以上の複数の巻線組を持つ多重巻線電動機の複数の巻線の電流を電流指令値にしたがって制御する複数の電流制御手段、各巻線に流れる電流を検出する複数の電流検出器、上記電流制御手段から出力される電圧指令値にしたがって各巻線に電圧を印加する複数の電圧印加手段を備えた多重巻線電動機の制御装置であって、各電流制御手段には、電流指令値と上記各電流検出器からの電流検出値から電圧指令値を演算する電流制御器を備えており、さらに上記各電流制御手段には、各々の電流制御器からの電圧指令値に対して、他の電流制御手段の電流制御器からの電圧指令値を用いて上記他の電流制御手段が制御する巻線が当該電流制御手段が制御する巻線に発生する干渉電圧を補償して非干渉された電圧指令値を出力する電圧非干渉化演算部を設けたので、電流制御器間の電圧干渉を補償することが出来、高応答の電流制御が実現できるという効果がある。
【0037】
また、請求項3の発明によれば、上記電圧非干渉化演算部の電圧指令算出を、多重巻線電動機に発生する干渉電圧の伝達関数に基づいて用いて行うので、干渉電圧を完全に補償することができるという効果がある。
【0038】
さらに、請求項4の発明によれば、上記電圧非干渉化演算部の電圧指令算出を、それぞれの電流制御器の電圧指令に係数を乗じたものを合計して行うので、電圧非干渉化演算部の演算量を小さくすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 中性点で接続された三相巻線の複数組を示す配置図である。
【図2】 図1の等価回路を示す図である。
【図3】 多重巻線電動機の回転子d軸上の等価回路を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による多重巻線電動機の制御装置の制御方式を説明するための図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による多重巻線電動機の制御装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 一般的な誘導電動機の電流制御装置の構成を示すブロック図である。
【図7】 従来の多重巻線電動機の制御装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
3 多重巻線電動機、4a,4b 電流検出器、6a,6b 電流制御手段、7a,7b 2相正弦波発生回路、8a,8b 電圧指令座標変換器、9a,9b 電流成分座標変換器、14a,14b インバータ、15a,15b 電圧印加手段、16a,16b 電圧非干渉化演算部。
Claims (4)
- 2つの巻線組を持つ多重巻線電動機の第1の巻線の電流を電流指令値にしたがって制御する第1の電流制御手段、第1の巻線に流れる電流を検出する第1の電流検出器、上記第1の電流制御手段から出力される電圧指令値にしたがって上記第1の巻線に電圧を印加する第1の電圧印加手段、上記多重巻線電動機の第2の巻線の電流を制御する第2の電流制御手段、上記第2の巻線に流れる電流を検出する第2の電流検出器、上記第2の電流制御手段から出力される電圧指令値にしたがって第2の巻線に電圧を印加する第2の電圧印加手段を備えた多重巻線電動機の制御装置であって、
上記第1の電流制御手段には、電流指令値と上記第1の電流検出器からの電流検出値から電圧指令値を演算する第1の電流制御器を、上記第2の電流制御手段には、電流指令値と上記第2の電流検出器からの電流検出値から電圧指令値を演算する第2の電流制御器を備えており、さらに上記第1の電流制御手段には、上記第1の電流制御器からの電圧指令値に対して、上記第2の電流制御器からの電圧指令値を用いて上記第2の巻線の電圧が上記第1の巻線に発生する干渉電圧を補償して非干渉された電圧指令値を出力する第1の電圧非干渉化演算部を、上記第2の電流制御手段には、上記第2の電流制御器からの電圧指令値に対して、上記第1の電流制御器からの電圧指令値を用いて上記第1の巻線の電圧が上記第2の巻線に発生する干渉電圧を補償して非干渉された電圧指令値を出力する第2の電圧非干渉化演算部を設けたことを特徴とする多重巻線電動機の制御装置。 - 3つ以上の複数の巻線組を持つ多重巻線電動機の複数の巻線の電流を電流指令値にしたがって制御する複数の電流制御手段、各巻線に流れる電流を検出する複数の電流検出器、上記電流制御手段から出力される電圧指令値にしたがって各巻線に電圧を印加する複数の電圧印加手段を備えた多重巻線電動機の制御装置であって、
各電流制御手段には、電流指令値と上記各電流検出器からの電流検出値から電圧指令値を演算する電流制御器を備えており、さらに上記各電流制御手段には、各々の電流制御器からの電圧指令値に対して、他の電流制御手段の電流制御器からの電圧指令値を用いて上記他の電流制御手段が制御する巻線が当該電流制御手段が制御する巻線に発生する干渉電圧を補償して非干渉された電圧指令値を出力する電圧非干渉化演算部を設けたことを特徴とする多重巻線電動機の制御装置。 - 上記電圧非干渉化演算部の電圧指令算出を、多重巻線電動機に発生する干渉電圧の伝達関数に基づいて用いて行うことを特徴とする請求項1または2記載の多重巻線電動機の制御装置。
- 上記電圧非干渉化演算部の電圧指令算出を、それぞれの電流制御器の電圧指令に係数を乗じたものを合計して行うことを特徴とする請求項1または2記載の多重巻線電動機の制御装置。
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