JP2014087141A - 回転機およびそのドライブシステム - Google Patents

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Yoshihiro Kusuno
順弘 楠野
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Abstract

【課題】回転機をインバータで駆動するドライブシステムにおいて、軸受の電食を抑制する。
【解決手段】2組の3相巻線を備えた回転機と、同一の直流電源に接続された2組のインバータとを備え、2組のインバータの交流端子が回転機の各組の3相巻線にそれぞれ接続されている回転機のドライブシステムであって、回転機は、複数のスロットに巻線を収納して固定子を形成し、2組の3相巻線を備え、各組の同相の巻き線は前記複数のスロットのうち互いに電気角が180度位相が相違するスロット位置から巻き始め、互いに電気角が180度位相が相違するスロット位置で巻き終わり、各組の3相巻線の巻き終わり点をそれぞれ共通接続しており、2組の3相巻線には大きさが等しく位相が反転する交流電圧が印加されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転機にインバータドライブシステムを適用して構成する回転機およびそのドライブシステムに係り、特にインバータにより発生する回転機軸受の電食を低減することができる回転機およびそのドライブシステムに関する。
近年、高い制御性能や省エネ効果を背景とし、電動機や発電機といった回転機にインバータシステムを適用して回転機ドライブシステムを構成する事例が広がっている。また近年におけるインバータ直並列接続技術の進歩により、MWクラス以上の大容量回転機のドライブが可能となってきている。
一方、インバータの低損失化技術により出力電圧パルスの変化率(dV/dt)が高くなりつつあり、回転機軸受の電食問題が無視できなくなってきている。
上記電食に対しては、磁気軸受にすることで電気的接触を回避する方法、軸受を金属ではなく、セラミクスを適用する方法、インバータと回転機の間にコモンモードフィルタを挿入する方法、などが提案されている。この一例として、特許文献1はコモンモードフィルタ挿入により電触防止を図った事例である。
特許第4260110号
しかし、既存の方式では、MW以上の回転機は回転子重量が大きいため磁気軸受のための構造大型化、重量に耐えうるセラミクスの製造困難、大電力の通過するコモンモードフィルタ挿入によるシステム大型化、という課題がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的はドライブシステムの大型化を回避しつつ軸受電食を防止することができる回転機およびそのドライブシステムを提供することにある。
以上のことから本発明の回転機は、複数のスロットに巻線を収納して固定子を形成し、2組の3相巻線を備え、各組の同相の巻き線は複数のスロットのうち互いに電気角が180度位相が相違するスロット位置から巻き始め、互いに電気角が180度位相が相違するスロット位置で巻き終わり、各組の3相巻線の巻き終わり点をそれぞれ共通接続し、2組の3相巻線には大きさが等しく位相が反転する交流電圧を印加することを特徴とする。
また以上のことから本発明の回転機のドライブシステムは、2組の3相巻線を備えた回転機と、同一の直流電源に接続された2組のインバータとを備え、2組のインバータの交流端子が回転機の各組の3相巻線にそれぞれ接続されている回転機のドライブシステムであって、回転機は、複数のスロットに巻線を収納して固定子を形成し、2組の3相巻線を備え、各組の同相の巻き線は前記複数のスロットのうち互いに電気角が180度位相が相違するスロット位置から巻き始め、互いに電気角が180度位相が相違するスロット位置で巻き終わり、各組の3相巻線の巻き終わり点をそれぞれ共通接続しており、2組の3相巻線には大きさが等しく位相が反転する交流電圧が印加されることを特徴とする。
本発明の構成により、単機インバータの出力する零相電流が、他方の単機インバータの出力する零相電流により相殺され、結果として軸受を流れる電流を低減することが可能となる。
本発明の第一実施例に係る回転機ドライブシステムの全体構成を示す図。 図1の2レベルインバータ210の構成を示す図。 図1の同期機の固定子巻線結線を示す図。 図1のインバータ用コントローラの構成を示す図。 図3の同期機の模式図。 2レベルインバータにより得られる差電圧VN1、VN2の波形を示す図。 軸受を流れる電流i0abcとi0xyzの波形を示す図。 本発明の第二実施例に係る回転機ドライブシステムの全体構成を示す図。 図8の3レベルインバータ230の構成を示す図。 図8の3レベルインバータ用コントローラの構成を示す図。 3レベルインバータにより得られる差電圧VN1、VN2の波形を示す図。 インバータ直流回路に流入するリプル電流の低減効果を説明する図。 本発明を風力発電システムに適用した時の構成の一例を示す図。 本発明を風力発電システムに適用した時の構成の他の一例を示す図。 連系変圧器の構成の一例を示す図。 従来の同期機の固定子巻線結線を示す図。
以下、本発明の実施例を、図面を用いて説明する。
本発明の回転機およびそのドライブシステムの第一の実施形態では、まず回転機は同期機であり、当該同期機は中性点の絶縁された2組の3相固定子巻線を備える。回転機のドライブシステムは、2組の2レベル3相インバータで構成され、同期機の2組の3相固定子巻線に位相が反転した電圧を与えるように構成される。このため、2組の2レベル3相インバータの入力端子に位相を反転した2本の三角波を搬送波として与えて駆動する構成が挙げられる。本構成により、同期機軸受の零相電流を低減することが可能となる。
また、本発明の回転機およびそのドライブシステムの第二の実施形態としては、回転機のドライブシステムインバータとして3レベルインバータとする。3レベルインバータとすることにより、軸受の電食防止効果に加え、直流中点電流のリプル成分をキャンセルすることができ、中点電位固定のための複雑な制御や大容量の直流コンデンサを不要とでき、システム簡素化・小型化が可能となる。
本発明に係る第一の実施例を、図1を用いて説明する。図1には、回転機が同期機である場合の、回転機ドライブシステム1を示している。なおこの場合の同期機は、同期電動機の例を示しているが、同期発電機であってもよい。
図1の回転機ドライブシステム1の構成要素を大別すると、これは整流器30、インバータシステム20および同期機10により構成されている。また、回転機ドライブシステム1には、電力系統50が連係され、回転機ドライブシステム1のインバータシステム20により同期機10の回転子(シャフト)7にトルクを生じさせ、負荷6にトルクを伝達する。
なお図1の事例では同期電動機を意図しているため、電力は電力系統50から同期電動機10の方向に与えられることから整流器30を設置している。このため、同期機として同期発電機とする場合には、整流器30に代えてインバータを備え、電力を発電機側から電力系統側に送るようにすればよい。
以下同期電動機を念頭に置き、回転機ドライブシステム1の構成要素について、電力系統50に近い側から順にその構成と機能を説明する。
まず、整流器30は、電力系統50に対して電気的絶縁と電圧変換を目的として設けられる変圧器320と、変圧器320に接続され入力交流電力を直流電力に変換するダイオード整流器310により構成される。この整流器30は、電力系統50より受電した交流電力を直流に整流し、インバータシステム20に直流電力を供給する。
次にインバータシステム20について説明するに、これは電力主回路とその制御回路部分で構成されている。まず電力主回路は、直流入力端子P、Nが並列接続された2レベルインバータ210、220、フィルタリアクトル240、250、直流コンデンサ400により構成されている。なお直流コンデンサ400は、整流器30の出力する直流電力の脈動を低減することを目的とし、整流器30とインバータ210、220を結ぶ直流回路に接続される。
同期機10は、パワーアース端子PEが接地点Eに接続され、絶縁された2組の3相固定子巻線を備える。各組の3相固定子巻線はそれぞれインバータ210、220に接続されて給電される。同期機10の回転子(シャフト)7は負荷6に接続されている。なお、同期機10の2組の3相固定子巻線の接続関係について図3を用いて後述する。
インバータシステム20の制御回路部分は、コントローラ100とその入出力回路部分で構成され、インバータ210、220はコントローラ100が与えるゲート信号Gにより制御される。
コントローラ100は、インバータ210、220の出力電流iを電流センサ81A、81C、81X、81Zにより検出し、またインバータ210、220の出力電圧vを電圧センサ82AB、82BC、82XY、82YZにより検出して、その検出値をコントローラ100の入力とする。
なお、以後の図示および説明における記号付与上の約束として以下のようにしている。まず、直流入力端子P、Nが並列接続された2レベルインバータ210、220の交流側端子は、いずれもU、V、W相で表記している。但し、2レベルインバータ210の交流側端子U、V、Wと2レベルインバータ220の交流側端子U、V、Wとで、扱う電気量を区別して説明した方が良い場合がある。このために、以下の説明では、インバータ210側の電流i、電圧vには記号A、B、Cまたはa、b、cを付して相や線間を区別し、インバータ220側の電流i、電圧vには記号X、Y、Zまたはx、y、zを付して相や線間を区別するものとする。
また図1の図示において、電流iについて3相のうちの2相の電流(図示ではインバータ210側についてia、ic、インバータ220側についてix、iz)のみコントローラ100に入力し、電圧vについて3つの線間のうちの2つの線間電圧(図示ではインバータ210側についてvab、vbc、インバータ220側についてvxy、vyz)のみコントローラ100に入力している。これは残りの1相の電流ib、iy、残りの1つの線間の電圧vca、vzxは合成により求めることができるため入力回路部分の構成を簡略化したものであり、コントローラ100内部では3相量として取り扱われる。
コントローラ100の詳しい演算内容は図4を用いて後述するが、ここでは、トルク指令τrefと同期機10への出力トルクが一致するよう2レベルインバータ210、220のゲート信号Gを算出し、ゲート信号Gをそれぞれ2レベルインバータ210、220に出力する。なお、2レベルインバータ210に与えられるゲート信号G―ABCと、2レベルインバータ220に与えられるゲート信号G―XYZは、先に説明した記号A、B、Cまたは記号X、Y、Zにより区別し、表示されている。
2レベルインバータ210の構成を、図2を用いて説明する。なお2レベルインバータ220の構成は210と等しいため、説明は2レベルインバータ210のみとする。2レベルインバータ210は、IGBT素子が2つ直列接続されて構成されたアームが、各相ごとに形成され、3アームで構成されている。
IGBT素子210m、210n、210o、210p、210q、210rは、IGBTとこのIGBTに逆並列接続されたダイオードにより構成される。コントローラ100から2レベルインバータ210に出力されるゲート信号G―ABCは、IGBT素子210m、210n、210o、210p、210q、210rの制御電極であるゲートへ入力され、IGBTがオン・オフ制御される。
なおゲート信号Gが「0」のときIGBT素子はオフ、ゲート信号Gが「1」のときIGBT素子はオン状態とされ、2レベルインバータ210では、上記IGBT素子のオン・オフの時間比率を調整することにより、交流端子U、V、Wへ高調波成分を含む交流電圧を出力する。図1のリアクトル240、250は、電圧高調波により同期機10に流入する高調波電流を抑制するために設けられている。
次に図3を用いて同期機10の構成について説明する。図3には、同期機10の電気角360度分の固定子巻線結線図を示している。ここで同期機10はスター巻線の2極機であり、図3にはA相とX相の巻線10A、10Xのみを示している。図1の2組の2レベルインバータ210、220の交流端子の記号付与の約束で述べたことから明らかなように、これはU相交流端子の巻線のみを記述したものである。また、スロット10sの上部に記載の番号1〜18はスロット番号を示す。
この図に示すように、A相の巻線10Aは、端子Aよりスロット番号1→8→2→9→3→10を介して端子N1に接続される。X相の巻線10Xは、端子Xよりスロット番号10→17→11→18→12→1を介して端子N2に接続される。このようにA相の巻線10Aは、スロット1からスロット9の間で巻回され、X相の巻線10Xは、スロット10からスロット18の間で巻回されている。
この巻き方によれば、U相巻線の2組の巻線のうち端子Aのものはスロット番号1から巻き始め開始し、端子Xのものはスロット番号10から巻き始め開始している。これは、同相の2組の巻き線を互いに180度位相が相違するスロット位置を始点として巻き始め、180度位相が相違するスロット位置を終点として巻き終えることを意味している。
なお、図示はしていないがV相とW相についてもそれぞれ2組の3相固定子巻線を備えている。V相について、図1のB相の巻線10Bは、スロット7からスロット16の間で巻回され、Y相の巻線10Yは、スロット16からスロット5の間で巻回されている。同様にW相について、図1のC相の巻線10Cは、スロット13からスロット4の間で巻回され、Z相の巻線10Zは、スロット4からスロット11の間で巻回されている。これ等の相でも、同相の2組の巻き線を互いに180度位相が相違するスロット位置を始点として巻き始め、180度位相が相違するスロット位置を終点として巻き終えている。
なお、U、V、W相間は120度の位相差をもつスロット位置に配列されていることは言うまでもない。また各組の3相交流巻線の巻き終わりは、例えば相A、B、Cの場合には中性点端子N1に結線され、相X、Y、Zの場合には中性点端子N2に結線されて、スター結線を構成している。
本発明の回転機は、その固定子巻線が上記関係を満たすように結線されている。本発明では、係る巻線構造の同期機に対して、インバータシステム20は、後述のように端子Aから端子N1に流れる電流iaと、端子Xから端子N2に流れる電流ixとを位相が180異なるように制御する。図3には、このように制御した場合に巻線10A、10Xに流れる電流方向を巻線ごとに示している。
この反転電流を与えることにより、例えば電流iaが端子Aから流入してスロット番号1→8→2→9→3→10を介して端子N1に流出するとき、電流ixは、端子N2から流入してスロット番号1→12→18→11→17→10を介して端子Xに流出する。
なお、比較の参考として、図16に従来のスター結線2極同期機の固定子巻線結線図を示す。端子Aから入力された電流は、巻線10Uによりスロット番号1→8→2→9→3→10まで流れた後、スロット1→12→18→11→17→10と辿って端子Nまで流れる。この結果、図3と図16では、各巻線の電流方向が同じになっている。
本構造に示すように、同期機10はパワーアース端子PEの絶縁された2組の3相固定子巻線を備えており、これにより同期機10の回転子の巻線10Aと10Xには、位相が180度異なる電圧が誘起される。これにより、従来の2極同期機と等しい空間磁束を作ることが可能となる。
次にコントローラ100について、図4を用いて説明する。コントローラ100は、2レベルインバータ210用コントローラ110ABC、2レベルインバータ220用コントローラ110XYZ、トルク分配器1100、PWMキャリア生成器1101により構成される。この2組のコントローラ110ABC、110XYZにより、図3の端子Aから端子N1に流れる電流iaと、端子Xから端子N2に流れる電流ixとを位相が180異なるように制御する。
コントローラ110ABC、110XYZに与えられる入力について説明する。コントローラ110ABC、110XYZの機能はトルク制御にあるので、入力の一つはトルク指令τrefである。トルク指令τrefはトルク分配器1100により1/2に除算され、コントローラ110ABC、110XYZへ共通に入力される。従って、2つのコントローラ110ABC、110XYZは、同一値のトルク指令τrefで作動する。
また、トルク指令τrefに対応して実際のトルクを導出する必要があるために、電圧センサ、電流センサの検出値を得ている。トルク算出のために使用するのは図1に示したように、電流iについてコントローラ110ABCではia、ic、コントローラ110XYZではix、izであり、電圧vについてコントローラ110ABCではvab、vbc、コントローラ110XYZではvxy、vyzを使用する。
なおその他の入力として、コントローラ110ABC、110XYZにおけるベクトル制御のためのd軸電流指令値Idref、点弧タイミングを決定するためのキャリア信号Triを用いる。
コントローラ110ABC、110XYZでは、これらの信号をもとに、該当インバータ210、220が同期機10の回転子に与えるトルクと、上記除算されたトルク指令τref/2が一致するように演算されたインバータの交流出力電圧指令値varef、vbref、vcrefを、2相/3相変換器111ABCから得る。
算出された交流出力電圧指令値varef、vbref、vcrefは、PWM演算器1112ABCにおいて、キャリア生成器1101の出力であるキャリア信号Triと大小比較される。これにより、インバータ出力電圧の瞬時平均値が上記電圧指令値と一致するようなゲート信号G―ABC、G―XYZが算出される。
具体的な演算方法について、図を用いて説明する。但し、コントローラ110ABCとコントローラ110XYZは同じ回路構成とされ、等しい演算器を備えるため、コントローラ110ABCの例で説明する。
まず電圧検出値vab、vbcは、2相3相演算器1101ABCに入力され、3相の相電圧Van1、Vbn1、Vcn1に変換される。この2相3相演算器内演算は、公知の方法によって実施することができるので詳細説明を割愛する。同様に電流検出値ia、ibは、2相3相演算器1102ABCに入力され、3相電流ia、ib、icに変換される。
3相化された電圧検出値Van1、Vbn1、Vcn1、電流検出値ia、ib、icは位相算出器1103ABCに入力され、同期機10の固定子巻線誘起電圧位相が演算される。具体的には、同期機10の入力電流と既知の値である同期機インピーダンス、入力端子電圧より誘起電圧を推定し、該電圧の位相θabcを算出することにより上記位相演算が実現される。本演算も、本分野で広く知られている位相検出方法であるため、詳細の説明を省略する。
トルク算出器1105ABCでは、誘起電圧位相算出値θabcおよび3相に変換された同期機10の端子電圧van1、vbn1、vcn1、入力電流ia、ib、icを入力として、2レベルインバータ210により同期機10の回転子に印加しているトルクτabcを算出する。
トルク補償器1107ABCでは、トルク分配器1100の出力(トルク指令τref/2)と、実トルクτabcを入力とし、両者の偏差を減らすようトルク電流指令値(ベクトル制御のq軸電流指令値)iqref_abcを算出し、電流制御器1108ABCに出力する。ここでベクトル制御においては、同時にd軸電流も調整しており、電流制御器1109ABCには外部からd軸電流指令値Idrefが与えられている。
これらの電流制御器1108ABC、1109ABCで使用するトルク電流であるq軸電流iq_abc、無効電流であるd軸電流id_abcは、以下のようにして算出されている。まず入力電流ia、ib、icは、α−β演算器1104ABCに入力される。α−β演算器1104ABCは入力された3相量をα−β変換し、該変換値をd−q変換器1106ABCに出力する。
d−q変換器1106ABCでは、入力電流のα−β変換値を、位相算出値θabcを用いてd−q変換し、トルク電流であるiq_abc、無効電流であるid_abcを算出し、電流制御器1108ABCおよび1109ABCに出力する。
電流制御器1108ABCは、トルク電流指令iqref_abcとiq_abcが一致するよう、2レベルインバータ210のq軸出力電圧指令値vqrefを算出する。また電流制御器1109ABCは、零である無効電流指令値idrefとid_abcが一致するよう、2レベルインバータ210のd軸出力電圧指令値vdrefを算出する。
電圧指令値vdref、vqrefはd−q逆変換器1110ABCでα−β変換されたのち、2相/3相変換器111ABCにより3相化され、該3相電圧指令値varef、vbref、vcrefはPWM演算器1112ABCに出力される。
以上により、2レベルインバータ210はトルク指令に一致したトルクを発生させるよう制御される。これに対し、コントローラ110XYZは、コントローラ110ABCと同じ演算を実施する。つまり、電圧検出値vxy、vyz、電流検出値ix、iyを用いてトルク指令分配器1100の出力と、2レベルインバータ220が同期機10の回転子に印加するトルクが一致するよう2レベルインバータ220のゲート信号を算出する。
コントローラ110ABCとコントローラ110XYZで異なる点は、PWM演算器1112に入力されるキャリアTriが乗算器1102によって位相反転されている点と、同期機10のX相、Y相、Z相に誘起される電圧位相がA相、B相、C相と反転している点である。
上記キャリアの位相反転と誘起電圧の位相反転により、以下に説明するように回転機軸受に流れる電流をキャンセルすることができ、結果として電食を低減することが可能となる。図5、図6、図7を用いて、本実施例における同期機10の電食防止原理を説明する。
まず図5には、図3のように結線した同期機10の模式図を示す。まず2レベルインバータ210の側についてみると、端子A、B、Cは同期機10内の巻線10A、10B、10Cに接続され、端子N1において結線されている。また2レベルインバータ220の側についてみると、端子X、Y、Zは同期機10内の巻線10X、10Y、10Zに接続され、端子N2において結線されている。
以下の現象は2組の巻線(10A、10B、10Cと10X、10Y、10Z)において同じ事象を示すので、ここでは2レベルインバータ210の側の巻線10A、10B、10Cを例にとって説明する。まず巻線10A、10B、10Cと同期機10のシャフト7の間には、浮遊容量10STC_ABCが存在する。巻線10X、10Y、10Zと同期機10のシャフト7の間には、同様に浮遊容量10STC_XYZが存在する。
ところで、端子A、B、C(端子X、Y、Z)には、2レベルインバータ210(220)によりパルス状電圧が印加されている。この印加電圧がパルス状に変化するときに、浮遊容量10STC_ABC、10STC_XYZが充放電される。そして浮遊容量10STC_ABC、10STC_XYZを介した電流の和(零相電流)が、軸受であるベアリング10Bearingと軸受ケースである10CASE、およびパワーアース端子PEを介して大地Eに流れる。
この大地に流れ込んだ電流は、図示しない2レベルインバータ210、220の大地浮遊容量、もしくは整流器30内の変圧器320の大地浮遊容量を介して再び2レベルインバータ210、220に戻る。軸受などを通して流れる大地電流が大きいほど、回転機軸受の電食問題が無視できなくなってくる。
この浮遊容量10STC_ABC、10STC_XYZは、巻線10A、10B、10Cおよび巻線10X、10Y、10Zの巻き数を等しくすることにより、ほぼ等しくすることができる。
また図5の構成において、インバータシステム20の直流回路電圧を2等分割した電位である直流仮想中点電位VdcNと、巻線10A、10B、10Cの中性点N1の電位(端子A、B、Cに印加される電圧の零相成分)の差電圧VN1により軸受電流i0abcが流れる。同様に、直流仮想中点電位Vdcと、巻線10X、10Y、10Zの中性点N2の電位(端子X、Y、Zに印加される電圧の零相電圧)との差電圧VN2により、インバータ220を介して軸受に流れる電流i0xyzが流れる。
図6を用いて、差電圧VN1、VN2の波形を説明する。図6のグラフの横軸は時間であり、その最上段には、キャリアTriと2レベルインバータ210の交流電圧指令値vaerf、vbref、vcrefを示している。三角波のキャリアTriはほぼ一定周期で増減を繰り返しているに対し、交流電圧指令値varef、vbref、vcrefは、varefとvbrefの絶対値が時間経過とともに減少し、vcrefの絶対値が時間経過とともに増加している例を示している。但しvarefは正の値、vbrefとvcrefは負の値をとっているものとする。
これに対し、図6のグラフの上から3段目には、キャリアTriを位相反転して求めたキャリアTri2と、2レベルインバータ220の交流電圧指令値vxref、vyref、vzrefを示している。位相反転した三角波のキャリアTri2はほぼ一定周期で増減を繰り返している。また交流電圧指令値vxref、vyref、vzrefは、2レベルインバータ210の交流電圧指令値vaerf、vbref、vcrefの正負をそれぞれ反転したものとしている。varefに対応するvxrefは負の値、vbrefに対応するvyrefとvcrefに対応するvzrefは正の値をとっている。なおvxrefとvyrefの絶対値が時間経過とともに減少し、vzrefの絶対値が時間経過とともに増加している例を示している。
これらの各相ごとの交流電圧指令値とキャリアの比較により、これらが交差する時刻t1〜t20で、図2のIGBT素子210m、210n、210O、210P、210q、210rの点弧タイミングが決定される。例えばIGBT素子はキャリアが交流電圧指令値以下のときに点弧されて交流端子に電圧発生する。
上記した各相ごとの交流電圧指令値とキャリアの比較により、各IGBT素子の点弧タイミングが決定された結果として、交流側端子に得られる各相の交流電圧が変化する。図6のグラフの上から2段目と4段目には、この場合の3相の交流電圧により定まる零相電圧を示している。零相電圧は、図5の直流仮想中点電位Vdcと、巻線の中性点N1、N2の電位との差電圧VN1、VN2で表している。この図6に示すように、差電圧VN1、VN2は互いに逆位相のものとなっている。
この図6の波形において、交流電圧指令値varef、vbref、vcrefと、vxref、vyref、vzrefとは零点に対して対称となる。この理由は、図1の電力主回路構成において、フィルタ240を含む2レベルインバータ210と同期機10までの合計インダクタンスと、フィルタ250を含む2レベルインバータ220と同期機10までの合計インダクタンスとを略等しくできること、この場合には、図4で述べた2レベルインバータ210、220へのトルク指令τrefが等しくできること、そのうえで巻線10A、10B、10Cと、巻線10X、10Y、10Zの巻き数を等しくできること、さらに巻線に誘起される誘起電圧が180度位相が異なるなどの条件をみたすことができることによる。
これらの条件を満たした場合、零相電圧であるVN1とVN2は、それぞれ端子A、B、Cと、端子X、Y、Zの電圧の平均値に等しくなる。
また、キャリアTriとTri2の位相が反転しており、なおかつ電圧指令値も反転するため、差電圧VN1、VN2も正負対称の波形となる。
同期機10の巻線巻き数が全て等しいため、浮遊容量10STC_ABCと10STC_XYZは略等しい値になり、印加される電圧VN1、VN2も正負対称となるため、軸受を流れる電流i0abcとi0xyzの波形も正負対称となり、実質的に軸受に流れる電流i0は相殺される。電食は軸受に流れる電流が引き起こす事象であるため、結果として本実施例により軸受の電食を防止することができる。
図7は、横軸に時間、縦軸に軸受を流れる電流i0abcとi0xyzの波形を示しており、これらが正負対称になり、軸受に流れる電流i0が実質的に相殺されることを示している。
上記効果を十分に達成するには以下の点に考慮するのが良い。例えば軸受の電流は、2レベルインバータの出力電圧と、リアクトルおよびインバータと同期機10を接続する配線インピーダンスの和により決まるため、2レベルインバータ210と同期機10を結ぶ配線長と2レベルインバータ220と同期機10を結ぶ配線長は略等しいことが望ましい。
特に、リアクトル240、250が鉄心を備えるリアクトルの場合、リアクトルの巻線と鉄心の間に大きな浮遊容量が存在するため、軸受電流に与える配線長の差は無視できず、50%以上の軸受電流抑制効果を狙うには配線長の比率を1:2より小さい値、たとえば1:1.5に制限することが望ましい。
以上のように、本実施例によれば、インバータ210、220から流れる同期機10の軸受電流を相殺することができるため、軸受の電食を防止することが可能である。
本実施例では、回転機として同期機を想定したが、同期機の代わりに誘導機でも良い。
また、ゲート信号を作るため、キャリアとの大小比較によりゲート信号を算出したが、たとえば空間ベクトル変調によりゲート信号を算出しても良い。空間ベクトル変調を実施する際には、1スイッチング周期中の電圧ベクトルの選定順番を、2レベルインバータ210、220で逆にすることにより、本実施例と同様の効果を得ることが可能となる。
また、本実施例では直流回路が共通なインバータを2台として説明したが、零相電圧位相が反転し、直流回路が共通なインバータ対をN、電気角が180度異なる3相巻線をN組備える回転機であれば、同様の電食抑制効果が得られる。
また、本実施例では回転機を2極機としたが、4極や6極など多極化しても同様の効果を得られる。
また、本実施例では回転機を短節巻としたが、全節巻としても同様の効果を得られる。
本発明に係る第二の実施例を、図8を用いて説明する。本実施例において、本発明の第一実施例と同一の構成要素には同一符号を用い、重複説明を避ける。本実施例と本発明第一実施例との相違点は、インバータが2レベルインバータ210、220ではなく、3レベルインバータ230、240である点にある。
インバータを3レベルインバータ230、240とすることにより、実施例1と同様に軸受電流の低減効果に加え、インバータ直流回路に流入するリプル電流の相殺が可能となり、3レベルインバータ特有の直流中性点電圧変動を回避することができる。これにより、直流コンデンサの必要容量を低減することが可能となり、電食による不具合を回避でき、さらに安価な回転機ドライブシステムを提供できる。
以下、図面を用いて説明する。図8には本発明第二の形態の回転機ドライブシステム2を示す。
回転機ドライブシステム2のインバータシステム21は、2つの3レベルインバータ230、240を備える。また、整流器310とインバータ230、240を接続する直流回路には容量の等しい2つの直流コンデンサ400P、400Nの直列回路が接続され、コンデンサ400P、400Nの直列回路の両側端子と接続部端子がそれぞれ図に示すように3レベルインバータ230、240の直流端子P、Nと、Mに接続される。
この場合に、コンデンサ400P、400Nの直列回路の両側端子間の電圧がvdcであり、コンデンサ400P、400Nの直列回路の接続部端子に流れる直流電流がiMである。中間点に流れる直流電流iMはインバータ230と240に分流し、図8ではこれをiMabc、iMxyzと表記している。
コントローラ101は、上記3レベルインバータ230、240を制御するゲート信号G―ABC、G―XYZを算出する。ゲート信号の信号数は実施例1記載のゲート信号数が1インバータあたり6点であったの対し、本実施例では12点である。
図9を用いて、3レベルインバータの構成例を230の例で説明する。なお、3レベルインバータ240は3レベルインバータ230と同じ構成を備えるため、説明を省略する。
3レベルインバータ230は、交流側端子ごとの3つのアームにより構成されるインバータである。各アームは、4直列接続されたIGBT素子、および直流中性点の端子Mに接続される2つのダイオードにより構成される。
この図においてU相の交流端子に接続されたアームが230Uであり、V相の交流端子に接続されたアームが230V、W相の交流端子に接続されたアームが230Wである。各アーム構成は基本的に同じ構成とされているので、ここではアーム230Uの例で説明する。
アーム230Uは、4組のIGBT素子(230m、230n、230s、230v)が直列に接続されており、4直列接続されたIGBT素子列の両端が直流回路の正端子Pと負端子Nにそれぞれ接続されている。図の例ではIGBT素子230mのカソード側が直流回路の正端子Pに、IGBT素子230vのエミッタ側が直流回路の負端子Nに接続されている。なお各IGBT素子は、IGBTとこのIGBTに逆並列接続されたダイオードにより構成されている。
4直列接続されたIGBT素子で構成された直列アームは、上側の2個230m、230nで上側アームを構成し、下側の2個230s、230vで下側アームを構成する。かつ上下アームの接続点がU相の交流端子に接続されている。
またこの直列アームの上側アームの2個のIGBT素子230m、230nの接続点と、この直列アームの下側アームの2個のIGBT素子230s、230vの接続点の間に、ダイオード230a、230dの直列回路を接続している。かつダイオード230a、230dの直列回路接続点間を、直流端子Mに接続している。直流端子Mは図8に示したように、容量の等しい2つの直流コンデンサ400P、400Nの直列回路の接続部である。
説明を省略したが、他のアーム230V、230Wも230Uと同じ構成とされている。係る構成において、3レベルインバータ230の直流端子Mからは、直流電流iMの分岐電流iMabcが流入しており、これが各アームに分岐する。交流出力電圧が直流端子Mと同電位のアームの出力電流の和がiMabcとなる。
係る構成の3レベルインバータ230の各IGBT素子の制御電極であるゲート端子に、コントローラ101から出力されるゲート信号を入力することによりIGBT素子を駆動する。アーム230Uを例にして、具体的なIGBT素子の制御方法について説明する。
ゲート信号Gは、下記3つのパターンで出力される。
パターン1:IGBT素子230m、230nをオン、230s、230vはオフ。
パターン2:IGBT素子230n、230sをオン、230m、230vはオフ。
パターン3:IGBT素子230s、230vをオン、230m、230nはオフ。
パターン1の場合は、交流端子Uは直流回路の正端子Pの電位、パターン2の場合は、交流端子Uは直流回路の中間端子Mの電位、パターン3の場合は、交流端子Uは直流回路の負端子Nの電位となるため、直流中点電位から見て+Vdc/2、0、−Vdc/2の3電圧を出力可能である。この関係は他の交流端子においても同じである。
本ゲート信号Gは、図8のコントローラ101により算出される。図10には、コントローラ101の構成を示す。実施例1のコントローラ100との相違点は、キャリア発生器1101の代わりにキャリア発生器11012が備えられ、該キャリア発生器11012が2本の三角波TriP、TriNを出力する点と、コントローラ111ABC2が該2本の三角波を用いてゲート信号を算出するPWM演算器1112ABC2を備える点である。なおコントローラ111ABC2とコントローラ111XYZ2内のPWM演算器は、同等構成とされている。
PWM演算器1112ABC2に与えられる三角波TriPとTriNは、位相と振幅が等しく、直流バイアスが異なる三角波である。直流バイアスにより、三角波TriPが最大値Tとなる時点で三角波TriNは0となり、三角波TriPが最小値0となる時点で三角波TriNは負の最大値(−T)となるように定められている。これによりコントローラ111ABC2からキャリアを用いてゲート信号G−ABCを算出する。
コントローラ11XYZ2には、実施例1と同様にTriP、TriNの位相を反転した三角波TriP2、TriN2がキャリアとして入力され、キャリアを用いてゲート信号G−XYZを算出する。
コントローラ111XYZ2側にあたえられる三角波TriP2とTriN2も、位相と振幅が等しく、直流バイアスが異なる三角波であるが、これはコントローラ111ABC2側にあたえられた三角波TriPとTriNを乗算器1102により位相反転したものである。これにより、三角波TriNが最大値Tとなる時点で三角波TriPは0となり、三角波TriNが最小値0となる時点で三角波TriPは負の最大値(−T)となるように定められている。これによりコントローラ111XYZ2から該キャリアを用いてゲート信号G−XYZを算出する。
3レベルインバータ240、250を用いたときの、同期機10中性点電位である差電圧VN1およびVN2の波形を、図11を用いて説明する。
図11では、最上段に3レベルインバータ230のキャリアTriP、TriNと電圧指令値Varef、Vbref、Vcrefの関係を示している。次の段にこの制御により発生する差電圧VN1の変化を示している。3段目に3レベルインバータ240のキャリアTriP2、TriN2と電圧指令値Vxref、Vyref、Vzrefの関係を示している。4段目にこの制御により発生する差電圧VN1の変化を示している。図11の横軸は時間であり、時刻t1〜t21はキャリアと電圧指令値が交差するタイミングの時刻を示す。
実施例1と同様に、3レベルインバータ230と240の電圧指令値は正負対称の波形となる。また、キャリアであるTriP、TriNとTriP2、TriN2も位相が180度異なる。そのため、本実施例においても差電圧VN1、VN2の変化タイミングは一致し、その変化方向は逆となるが、ベース電位が異なる。これは、図11がある位相断面のみを示しているためであり、ベース電位は電圧指令値基本波位相により変化する。しかし、差電圧VN1、VN2の変化タイミングは常に一致し、その変化方向は常に逆となる。
この結果、インバータ230と240それぞれから流出する軸受電流は位相が反転するため、実施例1と同様に実質的に軸受に流れる電流は相殺される。
本実施例のさらなる利点である、インバータ直流回路に流入するリプル電流の低減効果について、図12を用いて説明する。
図12に示すグラフは、上から順に3レベルインバータ230のキャリアと電圧指令値の関係、次にA相出力電圧波形と同期機10のA相電流ia、X相電流ixの関係、次にB相出力電圧波形とB相電流ib、Y相電流iyの関係、次にC相出力電圧波形とC相電流ic、Z相電流izの関係を示し、そして最下段にインバータ230の直流回路端子Mからの流入電流iMabcとインバータ240の直流回路端子Mからの流入電流iMxyzおよびその合計電流iMの波形を示す。
実施例1で説明したように、電流についてみるとA、B、C相電流とX、Y、Z相電流では、位相が180度異なる。そのため、iaとix、ibとiy、icとizは互いに正負対称となる。
また、図11で示したように、3レベルインバータ230と240のスイッチングタイミングが等しいため、直流中性点電流iMabcとiMxyzの変化タイミングも一致する。
そのため、iMabcとiMxyzの波形は正負対称となり、その合計電流iMは相殺されて零になる。
ここでiMは直流回路に流入するリプル電流であり、直流コンデンサ400Pと400Nの端子電圧のアンバランスの原因となる。しかし、本実施例においては、該端子電圧のアンバランス要因である電流iMを相殺することが可能であり、直流電圧安定化に必要な直流コンデンサ容量を低減することが可能である。
本実施例によれば、インバータを3レベルインバータとすることにより、実施例1と同様に軸受電流の低減効果に加え、インバータ直流回路に流入するリプル電流の相殺が可能となり、3レベルインバータ特有の直流中性点電圧変動を回避することができる。これにより、直流コンデンサの必要容量を低減することが可能となり、電食による不具合を回避でき、さらに安価な回転機ドライブシステムを提供できる。
図1、図8に示した回転機ドライブシステムの実施例では、回転機として、負荷6にトルクを与える同期電動機のドライブシステムの構成を示したが、これは図13に示すように、回転機として例えば誘導発電機を採用して構成した風力発電システムにおける回転機ドライブシステムとしても良い。このときには発電方向であるので、直流回路電圧維持は整流器30ではなく、直流電圧維持機能を有する双方向の電力融通が可能な3レベルコンバータ22で実現する。3レベルコンバータ22の例としては図9のものが利用できる。
図13に示す風力発電システムは二次励磁誘導発電機を用いた交流励磁発電システムであり、交流励磁発電機9004がブレード9001により風から回転トルクを得て、ハブ9002、シャフト9003を介して発電機の回転子を回転させる。上記発電機とインバータはナセル9005内に供えられ、発電機の固定子巻線は配線を介して連係変圧器9007に接続され、変圧器9007を介して発電電力が電力系統50に送電される。
本事例でのインバータシステム21としては、図9の構成を備え図10の制御を行うものが使用できる。ここでは発電機回転子が固定子に生じさせる回転磁束の周波数が電力系統50の周波数と一致するように、インバータシステム21によりすべり周波数をもつ低周波励磁電流を流す。
本実施例のインバータシステム21を備え、上記交流励磁発電機の回転子巻線を6相化することにより、低周波励磁電流を出力しても直流コンデンサ400P、400Nの端子電圧には大きなアンバランスが発生しないため、発電システムの低コスト化が図れる。
また、図14に示すように、フルコンバータ式風力発電設備用インバータとして本実施例のインバータシステム21を用いても良い。この例では、発電機シャフト9003に永久磁石が設置されており、永久磁石の回転により固定子に回転磁束を生じさせ、発電する。この場合、コンバータである3レベルコンバータ23はインバータシステム21と同様の主回路構成を備える6相コンバータとしても良い。
またこのとき、連係変圧器8007は、図15に示すように6つの二次巻線端子A、B、C、X、Y、Z、および異なる中性点PFを備える3相巻線U、V、Wを備える。6つの二次巻線端子A、B、C、X、Y、Zは、電力変換システム23側に接続され、異なる中性点を備える3相巻線U、V、Wは電力系統50側に接続される。通常、変圧器のコアはパワーアース端子PEを介して大地に接地される。本構成の変圧器およびコンバータとすることにより、接地端子における電食を防止することが可能である。
1、2:回転機ドライブシステム
6:負荷
7:シャフト
10:同期機
20、21、23:インバータシステム
30:整流器
210、220:2レベルインバータ
230、240、250:3レベルインバータ
210m、210o、210p、210q、210r、230m、230n、230o、230p、230q、230r、230s、230t、230u、230v、230w、230x:IGBT素子
230a、230b、230c、230d、230e、230f:ダイオード
50:電力系統
100、101:コントローラ
900:風力発電装置
10A、10X、10u:巻線
10s:スロット
81A、81C、81X、81Y:電流センサ
82AB、82BC、82XY、82YZ:電圧センサ
240、250:リアクトル
400、400P、400N:直流コンデンサ

Claims (15)

  1. 複数のスロットに巻線を収納して固定子を形成し、
    2組の3相巻線を備え、各組の同相の巻き線は前記複数のスロットのうち互いに電気角が180度位相が相違するスロット位置から巻き始め、互いに電気角が180度位相が相違するスロット位置で巻き終わり、
    各組の3相巻線の巻き終わり点をそれぞれ共通接続し、
    前記2組の3相巻線には大きさが等しく位相が反転する交流電圧を印加することを特徴とする回転機。
  2. 請求項1記載の回転機であって、
    回転機が交流励磁発電機であることを特徴とする回転機。
  3. 請求項1記載の回転機であって、
    回転機が同期機であることを特徴とする回転機。
  4. 請求項1記載の回転機であって、
    回転機が誘導機であることを特徴とする回転機。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の回転機であって、
    回転機が短節巻であることを特徴とする回転機。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の回転機であって、
    回転機が全節巻であることを特徴とする回転機。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の回転機であって、
    回転機の3相巻線の相あたりの巻き数が等しいことを特徴とする回転機。
  8. 2組の3相巻線を備えた回転機と、同一の直流電源に接続された2組のインバータとを備え、2組のインバータの交流端子が前記回転機の各組の3相巻線にそれぞれ接続されている回転機のドライブシステムであって、
    前記回転機は、
    複数のスロットに巻線を収納して固定子を形成し、
    2組の3相巻線を備え、各組の同相の巻き線は前記複数のスロットのうち互いに電気角が180度位相が相違するスロット位置から巻き始め、互いに電気角が180度位相が相違するスロット位置で巻き終わり、
    各組の3相巻線の巻き終わり点をそれぞれ共通接続しており、
    前記2組の3相巻線には大きさが等しく位相が反転する交流電圧が印加されることを特徴とする回転機のドライブシステム。
  9. 請求項8記載の回転機のドライブシステムであって、
    前記2組のインバータを制御する2組のコントローラを備え、該コントローラはキャリアを搬送波としたPWMによりインバータの点弧タイミングを制御するとともに、各コントローラに与えられる前記キャリアは位相反転されたものとされることを特徴とする回転機のドライブシステム。
  10. 請求項8記載の回転機のドライブシステムであって、
    前記2組のインバータを制御する2組のコントローラを備え、該コントローラは前記インバータを空間ベクトル制御によりインバータの点弧タイミングを制御するとともに、電圧ベクトルパターンがインバータの点弧スイッチング1周期にわたって順番が逆であることを特徴とする回転機のドライブシステム。
  11. 請求項8乃至請求項10のいずれか1項に記載の回転機のドライブシステムであって、
    回転機と前記2組のインバータを結ぶ配線長さが略等しいことを特徴とする回転機のドライブシステム。
  12. 請求項8乃至請求項11のいずれか1項に記載の回転機のドライブシステムであって、
    前記インバータが3レベルインバータであることを特徴とする回転機のドライブシステム。
  13. 請求項8乃至請求項12のいずれか1項に記載の回転機のドライブシステムであって、
    前記インバータをリアクトルを介して前記回転機に接続し、該リアクトルが鉄心を備えることを特徴とする回転機のドライブシステム。
  14. 請求項8乃至請求項13のいずれか1項に記載の回転機のドライブシステムであって、
    回転機が発電機である場合に、前記直流電源は一方を交流電源側に接続し、他方を直流回路を介して前記2組のインバータに接続した第2の2組のインバータであって、前記直流回路はその線間に直列コンデンサを備え、前記2組のインバータと前記第2の2組のインバータを構成する各インバータは、前記直列コンデンサの接続点と前記直列回路の正負端子間に接続されていることを特徴とする回転機のドライブシステム。
  15. 請求項14に記載の回転機のドライブシステムであって、
    前記第2のインバータを構成する2組のインバータは連系変圧器を介して前記交流電源に接続され、
    前記連系変圧器は、3脚の各脚に巻回された交流電源側巻線と、3脚の各脚に巻回された前記第2のインバータを構成する2組のインバータ側巻線とを備え、前記連系変圧器の脚の一部が設置されていることを特徴とする回転機のドライブシステム。
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