JP2001045795A - 可変速駆動装置 - Google Patents

可変速駆動装置

Info

Publication number
JP2001045795A
JP2001045795A JP11220611A JP22061199A JP2001045795A JP 2001045795 A JP2001045795 A JP 2001045795A JP 11220611 A JP11220611 A JP 11220611A JP 22061199 A JP22061199 A JP 22061199A JP 2001045795 A JP2001045795 A JP 2001045795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inverters
inverter
motor
inductance
drive device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11220611A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Yamamoto
康弘 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP11220611A priority Critical patent/JP2001045795A/ja
Publication of JP2001045795A publication Critical patent/JP2001045795A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータまでの線路に流れていた漏れ電流を低
減する。 【解決手段】 モータを180°位相を異にする2つの
巻線W1,W2からなる6相モータとし、インバータを
オン、オフが反対に変化するPWMパターンで駆動され
る2組の3相インバータ11,12とし、インバータ1
1,12とモータ巻線W1,W2間をL−C−Lのノイ
ズフィルタA1,A2で接続し、ノイズフィルタA1,
A2のインバータ側のインダクタンスL1とモータ巻線
W1,W2との間の点から2組のインバータ11,12
間をコンデンサC12で接続する。2つのPWMパター
ンの高調波電流は逆極性となっているので、漏れ電流は
それぞれキャンセルされモータの外には漏れ電流はなく
なる(従来技術)。モータの鉄心部分には浮遊容量を通
して高調波電流が流れる。この高調電流をノイズフィル
タA1,A2で阻止されると共にコンデンサC12によ
りバイパスせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、PWM変調方式
の電力変換装置を用いた可変速駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】PWM変調方式の電力変換装置はインバ
ータ、UPS、無効電力補償装置などに多数利用されて
いる。PWM変調方式の電力変換装置の基本的回路を図
6に示す。図6の電力変換装置1はIGBT等をスイッ
チング素子S1〜S6として直流を3相交流に変換し、
モータ・トランス等に出力するように構成されている。
【0003】図7に示すように電力変換装置1は一種の
直流〈−〉交流電圧変換器であり、対象が電力系統であ
ったりモータであったりするが、どれも同じ原理であ
る。可変速駆動装置はインバータをVVVF制御してモ
ータを駆動する。図6に示すように実際のモータの巻線
Wと鉄心Fとの絶縁部分や配線路部分などに、対地に対
するコンデンサ成分C0が存在するため漏れ電流が流れ
る。特に、PWM変調のために電力変換装置1のスイッ
チング素子S1〜S6がON/OFF動作を行うと、各
線路と対地間の電位が急変するために、コンデンサ成分
0を流れる高周波の漏れ電流成分が発生する。これが
他の機器に対するノイズ源になる。図6では3相の例を
示したが1アーム分に簡略化したモデルの場合での漏れ
電流について示すと図8に示すようなモデルとなる。
【0004】上記漏れ電流を抑制する方式の1つに、参
考文献として次のようなものがある。
【0005】Annette von Jouann
e,Haoran Zang;”A Dual−Bri
dge Inverter Approach toE
liminationg Common−Mode V
oltage andBearing and Lea
kage Currents”;IEEETrans.
Power Electronics,vol.14,
No.1,Jan.1999,p.43−48 上記文献の回路構成を図9に示す。これは、従来3相モ
ータを3アームのインバータで駆動していたものを6相
モータMに変更して、3アームブリッジで構成した2台
のインバータ11,12で駆動することに特徴がある。
ここで、モータMの6相は従来の3相を2倍に増やした
もので、2組の3相巻線W1,W2には180°位相の
ずれた対称的な反転電圧となるように極性を定めてい
る。
【0006】上記のように6相モータを2組の3アーム
ブリッジで構成した2台のインバータ11,12で駆動
する場合には、図10(a)に示すようにモータの電圧
は丁度基本波周期に対して180°ずれた正負反転した
波形となる。ここで、2台のインバータ11,12の三
角波PWMキャリア自体も対称に切り換えると(PWM
波形を上下反転させると)、丁度PWMパターンも図1
0(b)のように、同時に一方がONするときには他方
がOFFするようになる。つまり、2台のインバータの
出力電圧の合成電圧(PWM_Va+PWM_Va´)
は常に零一定にすることができる。
【0007】または、図11に示すようなモデルを考え
て、2つのPWMパターンの高周波電流は、丁度逆極性
になっているため、対地を通ってインバータに還流する
漏れ電流を零にすることができると考えても良い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の2組の3相
巻線を有する6相モータを2台の3アームブリッジで構
成したインバータで駆動する漏れ電流抑制方式は、モー
タの外には漏れ電流は流れなくなる。しかし、鉄心部分
には浮遊容量(コンデンサ)を通した高調波電流は流れ
る。したがって、インバータからモータへの配線路から
放射するノイズ成分は残る。
【0009】この発明は、上記課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、上記インバータか
らモータへの配線路から放射するノイズ成分も抑制しう
るようにした可変速駆動装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、位相が18
0°異なる2組の3相巻線を有するモータを、それぞれ
オン、オフが反対に変化するPWMパターンで駆動され
る3アームブリッジで構成された2台のインバータで駆
動する可変速駆動装置において、インバータの出力端子
にインダクタンスまたはこのインダクタンスを含むフィ
ルタを直列に接続し、そのインダクタンスとモータ巻線
との間の点から2台のインバータ間をコンデンサで接続
し、モータに流れる漏れ電流をバイパスさせることを特
徴とする。
【0011】または、位相が180°異なる2組の3相
巻線を有する系統電源に接続されたトランスと、2台の
3アームブリッジで構成されたインバータで駆動するシ
ステムであり、その2組の3相巻線を、オン、オフが反
対に変化するPWMパターンで駆動させておき、少なく
ともインバータの出力端子にインダクタンスを直列に接
続し、そのインダクタンスとモータ巻線との間の点から
2台のインバータ間をコンデンサで接続することによ
り、モータに流れる漏れ電流をバイパスさせることによ
り、モータに流れ込む漏れ電流を低減させることを特徴
とする。
【0012】そして、2台のインバータを出力電圧が等
しく電流容量を異にしたインバータとし、各インバータ
の出力端子に接続するインダクタンスの値またはこのイ
ンダクタンスを含むフィルタの各素子の各インピーダン
ス値を2台のインバータの電流容量比の2乗に逆比例さ
せることができる。
【0013】また、トランスは2個のトランスでなく一
方のインバータは直接3相電源に接続し、もう一方はそ
の電源から逆位相の電圧を出力できるトランスを介して
2台目のインバータに接続することができる。
【0014】
【実施の形態】図1に実施例1にかかる可変速駆動装置
の回路構成を示す。図1において、11,12はそれぞ
れ環流ダイオードを有するIGBT等をスイッチング素
子S1〜S6として3アームブリッジ接続した第1,第
2の3相インバータで、インバータ11,12は出力電
圧位相が180°異なるようにPWM変調によりVVV
F制御される。W1,W2は6相モータMを構成する第
1,第2の3相巻線で、それぞれ3相インバータ11,
12に3相L−C−L形のノイズフィルタA1,A2を
介して接続されている。
【0015】上記ノイズフィルタA1,A2はインバー
タ11,12の各相出力端子とモータの巻線W1,W2
の各相端子との間にそれぞれ直列に接続された3相分の
インダクタンスL1,L2と、各相のインダクタンスL
1,L2の接続点間にΔまたはY接続されたコンデンサ
C1で構成されている。
【0016】そして、ノイズフィルタA1の各相のイン
ダクタンスL1とL2の接続点a,b,cとノイズフィ
ルタA2の各相のインダクタンスL1とL2の接続点c
´,b´,a´との間にそれぞれ漏れ電流循環(バイパ
ス)用コンデンサC12を接続してある。
【0017】実施例1は、従来図9の回路にインダクタ
ンスL1,12とコンデンサC1からなるノイズフィル
タA1,A2を追加し、さらに、インバータ11,12
間をインダクタンスL1の後段部分において漏れ電流バ
イパス用コンデンサC12で接続したものである。
【0018】このバイパス用コンデンサC12を漏れ電
流が流れることにより、モータへの配線路に流れる漏れ
電流を低減することになる。ここで、フィルタA1,A
2をインバータ11,12の近傍に設置すると、配線路
が長くても漏れ電流による放射ノイズが抑制できる。
【0019】ここで、バイパス用コンデンサC12は、
モータ自身の漏れ電流路を構成する静電容量より大きい
方がよいが、元々モータ自体の漏れ電流路を構成する静
電容量自体が小さいため、それほど大きな値を必要とせ
ず、小型なものでよい。ノイズフィルタA1,A2はダ
ンピング用の抵抗を含むものでもよい。
【0020】また、ノイズフィルタは、L−C−L形に
限られるものではなく、インバータ側だけに突入電流抑
制効果をもったインダクタンスL1を設けても漏れ電流
に対しては同様の効果を発揮する。
【0021】もし、インバータの各スイッチング素子が
理想的に瞬時にON/OFF動作ができると仮定する
と、単に反転PWM発生できるインバータを2台用意し
てインダクタンスL1を介してバイパスコンデンサC1
2を接続し、一方のインバータにのみモータを3相接続
して他方のインバータにモータを接続しなくても等価な
漏れ電流バイパス効果は得られる。
【0022】しかし、実際にはスイッチング遅れが存在
するため、アームの上下が同時にONしないよう、PW
M変化時に短絡防止期間と呼ばれる上下ともオフの期間
を挿入している。この短絡防止期間中は負荷電流がイン
バータのスイッチング素子に接続されている環流ダイオ
ードに流れるが、ここで、アームの上下の2個のダイオ
ードのどちらに流れるかはその負荷電流の極性によって
決まる。
【0023】そのため、出力電圧を正確に対称な波形と
するためには、2つのインバータは電流自体の波形も対
称でなくてはならない。もし電流波形が異なると、短絡
防止期間中の出力電圧が対象でなくなり、漏れ電流をキ
ャンセルできない期間が生じてしまう。
【0024】したがって、この短絡防止期間による電流
波形の遅れ時間の影響を避けるためには、モータを含め
て対象的な回路構成にする必要があるため、モータも6
相分接続しなくては十分な効果は得られない。このよう
に、モータ部分まで対称な構成にすることが、本発明の
特徴である。 実施例2 図2に実施例2にかかる可変速駆動装置の回路構成を示
す。
【0025】図2について、A1´,A2´は第1,第
2のインバータ11,12と6相モータの第1,第2巻
線W1,W2との間を接続するノイズフィルタで、直列
に接続されたインダクタンスL1,L2で構成されてい
る。C12はノイズフィルタA1´の各相のインダクタ
ンスL1とL2の接続点a,b,cとノイズフィルタA
2´の各相のインダクタンスL1とL2の接続点c´,
b´,a´との間に接続されたフィルタコンデンサを兼
ねた漏れ電流バイパス用コンデンサで、コンデンサC1
2の容量は図1のフィルタコンデンサC1と同程度の容
量としてある。その他の構成は図1(実施例1)と変わ
りがない。
【0026】図1の場合、ノイズフィルタA1,A2の
ΔまたはY結線されたフィルタコンデンサC1は漏れ電
流バイパス用のコンデンサC12よりも静電容量が大き
い。実施例2では、バイパス用コンデンサC12を図1
のフィルタコンデンサC1と同等の静電容量を有する大
きなものとし、図1のコンデンサC1を省略したもので
ある。
【0027】実施例2は、図1のノーマルモード用のノ
イズフィルタA1,A2のコンデンサC1を漏れ電流バ
イパス用のコンデンサC12で兼ねた構成となっている
ので、少ない部品点数で実施例1と同様に漏れ電流を抑
制することができる。 実施例3 図3に実施例にかかる可変速駆動装置の回路構成を示
す。図3について、2つのインバータ11,12は容量
を異にしている。インバータ11,12と6相モータの
巻線W1,W2との間は図1の場合と同様に3相L−C
−L形のノイズフィルタA1,A2で接続され、フィル
タA1とA2間にバイパス用コンデンサC12が接続さ
れている。ただし、ノイズフィルタA1,A2のインピ
ーダンス成分は後述するように決める。その他の構成は
図1の物と変わりがない。なお、図中、C0は漏れ電流
等価コンデンサを示す。
【0028】図1(実施例1)でバイパスコンデンサC
12によりインバータ11,12の出力部分でバイパス
する電流は、インバータ容量に対して大幅に小さな電流
値である。したがって、漏れ電流をバイパスする目的だ
けなら2台のインバータ11,12は同一容量でなくて
も良い。インバータ11,12のどちらか一方にモータ
を駆動できる容量をもたせて、他方は漏れ電流だけを抑
制できる程度の、極小さなインバータであっても良い。
【0029】しかし、電流が少なくても電圧自体は対称
な波形にする必要があるため、フィルタA1,A2のノ
ーマルモード用のインダクタンスL1,L2やフィルタ
コンデンサC1などのインピーダンス成分を電流の2乗
に反比例した大きさに決め、電流波形を相似形にする。
こうするとバイパスコンデンサC12の両端子には同一
の大きさで対称な電圧波形が生じるようになり、漏れ電
流のキャンセル効果が得られる。
【0030】なお、本例の場合は主電流自体(漏れ電流
以外の系統に流れ込む電流成分)がインバータ11と1
2の間では異なるため、図2(実施例2)のようにバイ
パス用コンデンサC12の静電容量を大きくしてフィル
タ用コンデンサC1を省略することはできない。 実施例4 図4に実施例4にかかる可変速駆動装置の系統側インバ
ータ部の回路構成を示す。図4について、TR1は1次
巻線が電源系統に接続され、180°位相を異にする第
1,第2の2次巻線S1,S2を有する3相トランス、
21,22はトランスTR1の2次巻線S1,S2にノ
イズフィルタA1´,A2´を介して接続されたコンバ
ータ(インバータ)で、逆並列にダイオードが接続され
ているIGBTをスイッチング素子S1〜S6として3
アームブリッジ接続されている。ノイズフィルタA1
´,A2´は図2(実施例2)と同様にインダクタンス
L1,L2とフィルタコンデンサを兼ねたバイパス用コ
ンデンサC12で構成されている。この系統側インバー
タ21,22の直流側にはこの直流を電源とする可変駆
動装置(例えば図2)が接続されている。
【0031】図2ではモータを対象としていたが、図4
はそれを電源側に利用したものである。この場合、18
0°位相の反転した2組の3相電源が必要であり、2次
側が2組の出力をもつトランスTR1を利用している。
原理的には図2の場合と同様である。図4のトランスT
R1はΔ−Υの組み合わせで示しているが2次巻線S
1,S2に逆極性の電圧が発生すればその他の組み合わ
せでもよい。
【0032】実施例4の動作について説明する。トラン
スTR1の2次巻線S1,S2から出力される180°
位相を異にする3相交流はノイズフィルタA1´,A2
´を介して系統側インバータ21,22のスイッチング
素子S1〜S6のIGBTと逆並列に接続されているダ
イオードにより直流に変換され、直流コンデンサCDC
充電すると共に可変速駆動装置のモータ側インバータ1
1,12(図2)に直流電源を供給する。
【0033】インバータ11,12により制御される巻
線W1,W2を有する6相モータ(図2)が回生状態に
なると、モータからの回生電力がモータ側インバータ1
1,12のスイッチング素子S1〜S6の還流ダイオー
ドを介して直流側に回生され、直流電圧が上昇する。直
流電圧の上昇を検出して系統側インバータ21,22の
スイッチング素子21,22がPWM制御され、回生電
力を電源系統側に流す。
【0034】このインバータ21,22のPWM制御に
基づくトランスTR1の巻線部から漏れる漏れ電流は図
2の場合と同じ原理によりノイズフィルタA1´,A2
´とバイパス用コンデンサC12により抑制される。
【0035】また、実施例3のようにインバータ容量が
異なっていても、ノイズフィルタA1´,A2´のイン
ダクタンスL1,L2の値を適切に設定することによ
り、2組のインバータ21,22の出力電流波形を相似
にすることにより、バイパスコンデンサC12の両端の
電圧波形を正負逆極性で対称とすることにより、同様な
漏れ電流抑制効果を得ることもできる。この場合はノー
マルモードのノイズ成分も低減させるためには、実施例
3のように3相コンデンサC1を挿入する必要がある。 実施例5 図5に実施例5にかかる可変速駆動装置の系統側インバ
ータ部の回路構成を示す。図5について、TR2は1次
巻線P1が電源系統に接続され、2次巻線P2に1次電
圧と電圧を同じくし位相を180°位にする電圧を出力
する反転電圧発生用3相トランス、21および22は電
源系統およびトランスTR2の2次側にそれぞれノイズ
フィルタA1,A2を介して接続されたインバータで、
逆並列ダイオードを有するIGBT等をスイッチング素
子S1〜S6として3アームブリッジに構成されてい
る。ノイズフィルタA1,A2は図3(実施例3)と同
様に構成されている。このインバータ21,22の直流
側にはこの直流を電源とする可変駆動装置(例えば図
3)が接続されている。
【0036】図3ではモータを対象としていたが、図5
はそれを電源側に利用したものである。図4の場合、電
源に専用のトランスTR1が必要であった。しかし、漏
れ電流自体をバイパスさせることで、外部に流出する漏
れ電流を抑制するためだけであれば実施例3のように異
なる容量比であっても良い。
【0037】実施例5は、一方のインバータ21を大容
量としさらにノイズフィルタA1を介して直接電源系統
に接続し、他方のインバータ22を小容量としてこちら
はノイズフィルタA2を介してトランスTR2の2次側
S2に接続する。これにより電流容量が異なるが電圧振
幅は同等のインバータ21,22を構成できる。フィル
タA1,A2間にバイパス用コンデンサC12を挿入す
る。インバータ21,22がPWM制御するとき発生す
る漏れ電流は、図3の場合と同じ原理で抑制される。
【0038】小容量側のインバータ22は電力を供給す
るためではなく、単にノイズをキャンセルするための電
圧を生成するだけの機能があればよく小形なものでよ
い。そこで、反転電圧発生用の小形の専用トランスTR
2を利用することができるため、3相回路が既に設置さ
れているような場合であっても、大幅な改造を行わずに
トランスや系統に対する漏れ電流を低減させることがで
きる。
【0039】
【発明の効果】この発明は、2台のインバータのPWM
パターンが反転する構成をとり、それらの端子間をLC
の素子で接続して漏れ電流のバイパス回路を構成したの
で、従来モータまでの線路に流れていた、漏れ電流を低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1にかかる可変速駆動装置の回路構成
図。
【図2】実施例2にかかる可変速駆動装置の回路構成
図。
【図3】実施例3にかかる可変速駆動装置の回路構成
図。
【図4】実施例4にかかる可変速駆動装置の回路構成
図。
【図5】実施例5にかかる可変速駆動装置の回路構成
図。
【図6】PWM変調電力変換装置の漏れ電流説明図。
【図7】PWM変調電力変換装置の電源系統側とモータ
側への適用説明図。
【図8】電力変換装置1アーム分についての漏れ電流説
明図。
【図9】従来例にかかる6相モータを2台の3アームブ
リッジインバータで駆動する回路構成図。
【図10】(a)は6相モータの電圧波形図。(b)は
2台のインバータの出力電圧PWMパターン図。
【図11】対称各相の漏れ電流のキャンセルする様子を
示す説明図。
【符号の説明】
11,12は180°位相のずれた対称的な反転電圧を
出力する3相インバータ 21,22は電力回生時インバータとして動作するコン
バータ A1,A2,A1´,A2´…ノイズフィルタ C12…漏れ電流循環(バイパス)用コンデンサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相が180°異なる2組の3相巻線を
    有するモータを、それぞれオン、オフが反対に変化する
    PWMパターンで駆動される3アームブリッジで構成さ
    れた2台のインバータで駆動する可変速駆動装置におい
    て、 インバータの出力端子にインダクタンスまたはこのイン
    ダクタンスを含むフィルタを直列に接続し、そのインダ
    クタンスのモータ巻線側の端点から2台のインバータ間
    をコンデンサで接続し、モータに流れる漏れ電流をバイ
    パスさせることを特徴とする可変速駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 2台のインバータを出力電圧が等しく電流容量を異にし
    たインバータとし、 各インバータの出力端子に接続するインダクタンスの値
    またはこのインダクタンスを含むフィルタの各素子の各
    インピーダンス値をインバータの電流容量比の2乗に逆
    比例させたことを特徴とする可変速駆動装置。
  3. 【請求項3】 位相が180°異なる2組の3相巻線を
    有する系統電源に接続されたトランスと、2台の3アー
    ムブリッジで構成されたインバータで駆動するシステム
    であり、 その2組の3相巻線を、オン、オフが反対に変化するP
    WMパターンで駆動させておき、 少なくともインバータの出力端子にインダクタンスを直
    列に接続し、そのインダクタンスとモータ巻線との間の
    点から2台のインバータ間をコンデンサで接続すること
    により、モータに流れる漏れ電流をバイパスさせること
    により、トランスの漏れ静電容量に流れ込む漏れ電流を
    低減させることを特徴とする可変速駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 2台のインバータを出力電圧が等しく電流容量を異にし
    たインバータとし、 各インバータの出力端子に接続するインダクタンスの値
    またはこのインダクタンスを含むフィルタの各素子の各
    インピーダンス値を2台のインバータの電流容量比の2
    乗に逆比例させたことを特徴とする可変速駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4において、 2個のトランスでなく一方のインバータは直接3相電源
    に接続し、もう一方はその電源から逆位相の電圧を出力
    できるトランスを介して2台目のインバータに接続した
    ことを特徴とする可変速駆動装置。
JP11220611A 1999-08-04 1999-08-04 可変速駆動装置 Pending JP2001045795A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11220611A JP2001045795A (ja) 1999-08-04 1999-08-04 可変速駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11220611A JP2001045795A (ja) 1999-08-04 1999-08-04 可変速駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001045795A true JP2001045795A (ja) 2001-02-16

Family

ID=16753694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11220611A Pending JP2001045795A (ja) 1999-08-04 1999-08-04 可変速駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001045795A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003102189A (ja) * 2001-09-25 2003-04-04 Shinko Electric Co Ltd Acサーボモータ駆動装置
KR100691785B1 (ko) 2005-06-30 2007-03-12 이동균 직류모터용 전기자기파 감쇄회로
GB2436927A (en) * 2006-01-14 2007-10-10 Coverteam Ltd Drive circuit for a machine having a dual stator winding
JP2012157086A (ja) * 2011-01-21 2012-08-16 Toyo Electric Mfg Co Ltd 電力変換装置
CN105827126A (zh) * 2015-01-09 2016-08-03 台达电子工业股份有限公司 双降式直流转交流转换系统及其操作方法
EP2725689A3 (en) * 2012-10-23 2016-11-23 Hitachi, Ltd. Rotary machine and drive system therefor
CN106301148A (zh) * 2016-08-30 2017-01-04 山东大学(威海) 一种六相电机驱动器拓扑及控制算法
CN106685307A (zh) * 2016-08-30 2017-05-17 山东大学(威海) 一种电机驱动器拓扑及控制算法
US9876438B2 (en) 2015-03-19 2018-01-23 Mitsubishi Electric Corporation Converter unit system having inrush-current suppression circuit
WO2018142635A1 (ja) * 2017-02-04 2018-08-09 田中 正一 インバータ駆動6相モータ装置
CN109217765A (zh) * 2018-09-17 2019-01-15 沈阳工业大学 一种双三相永磁同步电机直接转矩控制方法

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003102189A (ja) * 2001-09-25 2003-04-04 Shinko Electric Co Ltd Acサーボモータ駆動装置
KR100691785B1 (ko) 2005-06-30 2007-03-12 이동균 직류모터용 전기자기파 감쇄회로
GB2436927A (en) * 2006-01-14 2007-10-10 Coverteam Ltd Drive circuit for a machine having a dual stator winding
GB2436927B (en) * 2006-01-14 2009-08-26 Converteam Ltd Drive circuits
US7868573B2 (en) 2006-01-14 2011-01-11 Converteam Uk Ltd Drive circuits
JP2012157086A (ja) * 2011-01-21 2012-08-16 Toyo Electric Mfg Co Ltd 電力変換装置
EP2725689A3 (en) * 2012-10-23 2016-11-23 Hitachi, Ltd. Rotary machine and drive system therefor
US9641034B2 (en) 2012-10-23 2017-05-02 Hitachi, Ltd. Rotary machine and drive system therefor
CN105827126A (zh) * 2015-01-09 2016-08-03 台达电子工业股份有限公司 双降式直流转交流转换系统及其操作方法
CN105827126B (zh) * 2015-01-09 2018-10-09 台达电子工业股份有限公司 双降式直流转交流转换系统及其操作方法
US9876438B2 (en) 2015-03-19 2018-01-23 Mitsubishi Electric Corporation Converter unit system having inrush-current suppression circuit
CN106301148A (zh) * 2016-08-30 2017-01-04 山东大学(威海) 一种六相电机驱动器拓扑及控制算法
CN106685307A (zh) * 2016-08-30 2017-05-17 山东大学(威海) 一种电机驱动器拓扑及控制算法
WO2018142635A1 (ja) * 2017-02-04 2018-08-09 田中 正一 インバータ駆動6相モータ装置
CN109217765A (zh) * 2018-09-17 2019-01-15 沈阳工业大学 一种双三相永磁同步电机直接转矩控制方法
CN109217765B (zh) * 2018-09-17 2021-06-15 沈阳工业大学 一种双三相永磁同步电机直接转矩控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5852558A (en) Method and apparatus for reducing common mode voltage in multi-phase power converters
JP5480296B2 (ja) 単相および3相動作用の変換器、dc電源および電池充電器
US5694307A (en) Integrated AC/DC and DC/DC converter
US9712070B2 (en) Power conversion device
JP3352182B2 (ja) インバータ装置
JP4258739B2 (ja) 直流電圧源、特に光電池直流電圧源の電気的な交流電圧を交流電圧に変換する方法
US9701208B2 (en) Inverter
JP2857094B2 (ja) 三相整流装置
KR101423714B1 (ko) 통합된 재충전을 구비하는 개방 델타 모터 드라이브
Vafakhah et al. Multicarrier interleaved PWM strategies for a five-level NPC inverter using a three-phase coupled inductor
WO2006038545A1 (ja) 電力変換装置
JP2001045795A (ja) 可変速駆動装置
JP3365254B2 (ja) 単相−多相電力変換回路
JP3666557B2 (ja) 電力変換回路
JPH11122953A (ja) 電圧形インバータ
JP2004201360A (ja) コンバータ装置
Vafakhah et al. Space-vector PWM for inverters with split-wound coupled inductors
JPS6127989B2 (ja)
JPH07327374A (ja) 高周波リンクdc/acコンバータの停止方法
JPH1023745A (ja) 電力変換装置
JPS59127575A (ja) 単相−3相変換回路
JP3246584B2 (ja) Ac/dcコンバータ
JP3801834B2 (ja) 直接周波数変換回路の制御方法
Giesselmann et al. Inverters
JP3374957B2 (ja) 直流−交流電力変換装置