JP3374957B2 - 直流−交流電力変換装置 - Google Patents

直流−交流電力変換装置

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JP3374957B2
JP3374957B2 JP15639497A JP15639497A JP3374957B2 JP 3374957 B2 JP3374957 B2 JP 3374957B2 JP 15639497 A JP15639497 A JP 15639497A JP 15639497 A JP15639497 A JP 15639497A JP 3374957 B2 JP3374957 B2 JP 3374957B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータの直流
−交流変換動作により、任意の振幅、周波数の単相交流
電圧を負荷に供給し、または直流電力を単相交流電源に
回生する直流−交流電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の直流−交流電力変換装置
を概念的に示したものであり、100は直流電源、20
0は昇圧チョッパ等の直流−直流コンバータ、300は
平滑コンデンサ、400は単相電圧形インバータ、50
0は負荷としての単相交流電動機等の単相回路である。
この従来技術では、直流電源100とコンバータ200
との間で直流電力を授受することにより、平滑コンデン
サ300の両端の直流電圧を所定の値に保ち、この直流
電圧を入力電圧とするインバータ400により所定の振
幅、周波数を有する単相交流電圧を発生させて単相回路
500に供給している。
【0003】次に、図11は、図10の従来技術の具体
例を示す回路図である。図11において、101は直流
電源、102はリアクトル、201は直流電源101の
電圧を所定の直流電圧に昇圧する昇圧チョッパ、301
は平滑コンデンサ、401は単相負荷501に単相交流
電圧を供給する単相電圧形インバータ(単相電圧形PW
Mインバータ)、Dはダイオード、Tr1〜Tr5はそ
れぞれ逆並列ダイオードが接続されたIGBT等の自己
消弧形半導体スイッチング素子である。
【0004】上記構成において、昇圧チョッパ201
は、直流電源電圧をリアクトル102を介しスイッチン
グ素子Tr5によって短絡することにより、リアクトル
102にエネルギーを蓄える。そして、スイッチング素
子Tr5をオフすることにより、リアクトル102に蓄
積されたエネルギーを直流電源101のエネルギーと共
に平滑コンデンサ301に供給している。この結果、平
滑コンデンサ301の電圧は直流電源電圧よりも高い直
流電圧となる。
【0005】一方、単相電圧形インバータ401の動作
は公知であるため説明を省略するが、4個のアームの導
通状態を制御することにより出力電圧を制御するための
2通りのスイッチングパターンと、上アームまたは下ア
ームをすべて導通させて出力電圧が零になるいわゆる零
電圧ベクトルと呼ばれる2通りのスイッチングパターン
とを選択できるようになっている。なお、平滑コンデン
サ301の容量を十分に大きくとることにより、昇圧チ
ョッパ201及びインバータ401のスイッチングをそ
れぞれ独立して自由に行うことが可能である。
【0006】また、図12は図10の従来技術の別の具
体例を示す回路図である。この従来技術は、インバータ
401から出力される交流電力をリアクトル503を介
して単相交流電源502に回生するようにしたものであ
る。この従来技術において、インバータ401の入力側
直流電圧は、回生先である単相交流電源502の電源電
圧の最大値よりも大きい必要があり、これよりも直流電
源電圧が小さい場合には、昇圧チョッパ201を用いて
図11と同様の動作で昇圧する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図10の従来技術で
は、インバータ400の入力側直流電圧を所定値に保つ
ために、コンバータ200は半導体スイッチング素子を
備えなくてはならず、その分だけ回路構成の複雑化、装
置の大型化を招く原因となる。より具体的に説明する
と、図10の具体例である図11、図12の従来技術で
は、装置全体で何れも自己消弧形半導体スイッチング素
子が5個必要であり、これらの駆動回路や駆動電源、制
御回路等を含めると回路構成が複雑かつ高価なものとな
る。また、昇圧チョッパ201の半導体スイッチング素
子に対する責務が大きいので、装置の小型化を阻害する
原因となっていた。
【0008】そこで、本発明は、装置全体として半導体
スイッチング素子の数を少なくし、また、回路構成の簡
略化、装置の小型化、低コスト化を可能にした直流−交
流電力変換装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、半導体スイッチング素子の
動作により直流−交流電力変換を行って単相交流電圧を
出力する単相電圧形インバータと、このインバータの直
流入力端子間に接続された平滑コンデンサと、インバー
タの交流出力端子間に接続された単相負荷や単相交流電
源等の単相回路と、インバータの交流出力端子間に直列
接続され、かつ、相互の接続点の途中で極性が反転する
複数のダイオードからなるダイオード群と、このダイオ
ード群内部の極性反転点と平滑コンデンサの一端との間
に接続された直流電源とを備えている。そして、前記イ
ンバータを構成する半導体スイッチング素子のスイッチ
ング動作により、単相回路に交流電力を供給する。ま
た、インバータの特定のスイッチングパターンにより零
電圧ベクトルを出力させ、ダイオード群を介して直流電
源との間で直流電力を授受するものである。
【0010】ここで、図1は請求項1に記載した発明の
概念図である。図において、前記同様に100は直流電
源、300は平滑コンデンサ、400は単相電圧形イン
バータ、500はインバータ400との間で交流電力を
授受する単相交流電動機、トランス、またはインダクタ
ンスを介した単相交流電源等の単相回路である。更に、
600は複数のダイオードを内部の接続点で極性が反転
するように直列接続して構成されたダイオード群であ
り、このダイオード群600の両端がインバータ400
の交流出力端子に接続され、ダイオード群600の内部
の極性反転点(仮想中性点)が直流電源100の正極に
接続されている。なお、直流電源100の負極はインバ
ータ400の下アームと平滑コンデンサ300との接続
点に接続されており、インバータ400、ダイオード群
600及び直流電源100は、直流電源100の電圧及
び電流が、インバータ400の交流出力端子からダイオ
ード群600を介して見たときに零相分(大きさが等し
く位相差がない成分)となるようにループ状に接続され
ている。
【0011】上記構成において、インバータ400と単
相回路500との間の交流電力の授受は、インバータ4
00の線間電圧及び線間を流れる電流(負荷電流)によ
る電力の制御によって従来と同様に行われる。つまり、
単相回路500が交流電動機等の単相負荷である場合に
は交流電力を供給して単相負荷が駆動される。また、単
相回路500がリアクトルを介した単相交流電源である
場合、直流電源100の直流電力がインバータ400を
介して交流電力に変換され、単相交流電源に回生され
る。一方、インバータ400と直流電源100との間で
は、インバータ400に零電圧ベクトルを出力させて零
相電圧、零相電流を制御することにより直流電力を授受
させる。すなわち、インバータ400は、単相回路50
0との間の交流電力の授受、直流電源100との間の直
流電力の授受を時間分割で行い、直流電源100との間
で直流電力を授受している時には、インバータ400
が、直流−直流変換動作を行うチョッパの作用を実行す
る。その結果、図10に示したような直流−直流コンバ
ータ200が不要になり、このコンバータ200を構成
する半導体スイッチング素子やその駆動回路等を削減す
ることができる。
【0012】以下の各発明は、上記請求項1に記載した
発明における単相回路500やダイオード群600、直
流電源100を更に具体化したものである。まず、請求
項2記載の発明は、請求項1の発明における単相回路5
00が単相負荷となっている。すなわち、請求項2記載
の発明は、前記同様の単相電圧形インバータ及び平滑コ
ンデンサと、インバータの交流出力端子間に接続された
単相負荷と、インバータの交流出力端子間に直列接続さ
れ、かつ、相互の接続点の途中で極性が反転する2個の
ダイオードからなるダイオード群と、このダイオード群
の極性反転点に一端が接続されたリアクトルと、このリ
アクトルの他端と平滑コンデンサの一端との間に接続さ
れた直流電源とを備えている。そして、インバータのス
イッチング動作により、インバータが、単相負荷との間
で交流電力を授受し、かつ、零電圧ベクトルの出力によ
りダイオード群を介して直流電源との間で直流電力を授
受する。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1の発明に
おける単相回路500が単相交流電源であり、インバー
タの動作により直流電源の電力を単相交流電源に回生す
る場合のものである。すなわち、請求項3記載の発明
は、前記同様の単相電圧形インバータ及び平滑コンデン
サと、インバータの交流出力端子間に第1のリアクトル
を介して接続された単相交流電源と、この単相交流電源
の両端子間に直列接続され、かつ、相互の接続点の途中
で極性が反転する2個のダイオードからなるダイオード
群と、このダイオード群の極性反転点に一端が接続され
た第2のリアクトルと、第2のリアクトルの他端と平滑
コンデンサの一端との間に接続された直流電源とを備え
ている。そして、インバータのスイッチング動作によ
り、インバータが、単相交流電源との間で交流電力を授
受して直流電源の電力を回生し、かつ、零電圧ベクトル
の出力時にダイオード群を介して直流電源との間で直流
電力を授受する。
【0014】また、請求項4記載の発明も、請求項1の
発明における単相回路500が単相交流電源であり、イ
ンバータの動作により直流電源の電力を単相交流電源に
回生する場合のものである。すなわち、請求項4記載の
発明は、前記同様の単相電圧形インバータ及び平滑コン
デンサと、インバータの一方の交流出力端子に一端が接
続された第1のリアクトルと、インバータの他方の交流
出力端子に一端が接続された第2のリアクトルと、これ
らの第1、第2のリアクトルの他端の間に接続された単
相交流電源と、単相交流電源の両端子間に直列接続さ
れ、かつ、相互の接続点の途中で極性が反転する2個の
ダイオードからなるダイオード群と、このダイオード群
の極性反転点と平滑コンデンサの一端との間に接続され
た直流電源とを備えている。そして、インバータのスイ
ッチング動作により、インバータが、単相交流電源との
間で交流電力を授受して直流電源の電力を回生し、か
つ、零電圧ベクトルの出力時にダイオード群を介して直
流電源との間で直流電力を授受する。
【0015】更に、請求項5記載の発明は、上記請求項
2,3または4記載の直流−交流電力変換装置におい
て、前記直流電源を、交流電源と整流回路とを組み合わ
せて構成したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。まず、図2は請求項2に記載した発明の
実施形態を示す回路図である。図において、101は直
流電源、102はリアクトル、301は平滑コンデン
サ、401はIGBT等の自己消弧形半導体スイッチン
グ素子Tr1〜Tr4と各スイッチング素子に逆並列さ
れたダイオードとからなる単相電圧形インバータ、50
1はインバータ401の交流出力端子に接続された単相
交流電動機等の単相負荷、601はダイオードD1,D
2が逆極性で直列接続され、かつ、各ダイオードD1,
D2のカソードがインバータ401の交流出力端子に接
続されると共にアノード(ダイオードD1,D2の相互
接続点であり、極性反転点でもある)がリアクトル10
2の一端に接続されたダイオード群である。ここで、直
流電源101の正極はリアクトル102の他端に接続さ
れ、負極はインバータ401の下アームと平滑コンデン
サ301との接続点に接続されている。
【0017】本実施形態は、単相電圧形インバータ40
1の零電圧ベクトルに着目したものである。すなわち、
単相電圧形インバータ401において零電圧ベクトルを
出力するには上アームをすべて導通させる場合と下アー
ムをすべて導通させる場合との2通りのスイッチングパ
ターンがあり、本実施形態ではこの自由度を利用する。
インバータ401から出力される零相電圧は線間電圧に
は現れないので、単相負荷501への交流電力供給には
影響しない。従って、正相分の等価回路は図3のように
なり、単相負荷501への電力供給に関しては従来と同
じインバータとして動作し、インバータ401の線間電
圧及び線間を流れる電流による電力の制御によって単相
負荷501との間で交流電力を授受する。なお、直流電
源101の電圧はインバータ401の交流出力端子から
ダイオード群601のダイオードD1,D2を介して見
ると零相電圧となり、零相電流は上記接続によってダイ
オード群601によりバイパスされ、単相負荷501に
は流れない。
【0018】一方、零相分について考えると図4のよう
になり、図3におけるインバータ401の2アームはあ
たかも零電圧ベクトルの比でスイッチング動作する1つ
のアーム401’とみなすことができる。つまり、図1
1に示した従来の昇圧チョッパ201を、図2のインバ
ータ401による零相電圧の制御によって代用可能であ
る。なお、図4における601’は図2のダイオード群
601を等価的に示したダイオードである。
【0019】従って、インバータ401のスイッチング
動作によって零電圧ベクトルを出力させることにより、
図11の昇圧チョッパ201と同様の動作が可能であ
り、直流電源101とコンデンサ301との間で直流電
力を授受することができる。つまり、図2に示した回路
により実質的に図11と同様な直流−交流電力変換装置
を実現することができるので、昇圧チョッパを構成する
半導体スイッチング素子の削減によって回路構成の簡略
化、小型化、低コスト化が可能になる。
【0020】図2におけるインバータ401はPWM制
御されるが、そのPWMパルスは例えば図5に示す制御
回路によって作成される。すなわち図5において、直流
電圧指令Vdc *と直流電圧検出値Vdcとの偏差を加算器
701により求めて電圧制御器702に入力し、零相
(入力)電流指令i 0 *を得る。また、この零相電流指令
0 *と零相電流検出値i0との偏差を加算器703によ
り求めてその偏差を電流制御器704に入力する。一
方、インバータ401の出力電圧指令vout *を絶対値検
出器706に入力してその絶対値を求め、この絶対値を
加算器709により電流制御器704の出力から減算し
て零相電圧指令vo *を得る。出力電圧指令vout *と零相
電圧指令vo *とを加算器707により加算し、また、極
性反転器705にて出力電圧指令vout *の極性を反転さ
せた信号と零相電圧指令vo *とを加算器708により加
算した後、これらの加算結果をコンパレータ710,7
11により三角波と比較し、直流電圧検出値Vdcを直流
電圧指令Vdc *に追従させるようなインバータ401の
スイッチング素子Tr1〜Tr4に対するPWMパター
ンを得る。
【0021】本実施形態において、直流電源101の正
極をインバータ401の上アームと平滑コンデンサ30
1との接続点に接続する場合には、直流電源101の負
極をリアクトル102の一端に接続し、その他端をダイ
オードD1,D2のカソードどおしの接続点(極性反転
点)に接続してダイオードD1,D2のアノードをイン
バータ401の交流出力端子に各々接続すればよい。
【0022】図6は、請求項3に記載した発明の実施形
態を示す回路図である。この実施形態は図12の従来技
術に対応しており、インバータ401から出力された交
流電力を単相交流電源502に回生する場合のものであ
る。なお、その他の構成要素で図2の実施形態と同一の
ものには同一番号を付してある。本実施形態では、回生
電流波形を正弦波にするために、図7に示す制御回路を
用いる。すなわち、回生電流指令ir *と実際の回生電流
検出値irとの偏差を加算器712により求め、この偏
差を電流制御器713に入力して出力電圧指令vout *
得る。以下の制御演算の内容は、図5と同様である。
【0023】本実施形態の動作も図2の実施形態とほぼ
同様であり、インバータ401に零電圧ベクトルを出力
させることで図12における昇圧チョッパ201の動作
を代用させ、直流電源101との間で直流電力を授受す
る。このとき、零相電流はダイオード群601によりバ
イパスされるため、単相交流電源502側に流れること
はない。電力回生時には、正弦波状の電流irを流して
直流電源101の直流電力をインバータ401を介し単
相交流電源502へ回生する。
【0024】本実施形態において、直流電源101の正
極をインバータ401の上アームと平滑コンデンサ30
1との接続点に接続する場合には、直流電源101の負
極をリアクトル102の一端に接続し、その他端をダイ
オードD1,D2のカソードどおしの接続点(極性反転
点)に接続してダイオードD1,D2のアノードを単相
交流電源502の両端に各々接続すればよい。
【0025】図8は、請求項4に記載した発明の実施形
態を示す回路図である。この実施形態では、インバータ
401の交流出力端子と単相交流電源502の両端との
間に第1のリアクトル503、第2のリアクトル504
を挿入してある。この構成によると、図2または図6の
実施形態における直流リアクトル102に比べてリアク
トル503,504を流れる電流は小さくて済むので、
リアクトルの責務が軽減される。なお、制御方法は図2
または図6の実施形態と同様であるが、零相電流、回生
電流の指令を求めるためにリアクトル503,504を
流れる電流を検出し、正相分と零相分とに分離する必要
がある。
【0026】本実施形態において、直流電源101の正
極をインバータ401の上アームと平滑コンデンサ30
1との接続点に接続する場合には、直流電源101の負
極をダイオードD1,D2のカソードどおしの接続点
(極性反転点)に接続してダイオードD1,D2のアノ
ードを単相交流電源502の両端に各々接続すればよ
い。
【0027】図9は、請求項5に記載した発明の実施形
態を示す回路図である。この実施形態は、図2の実施形
態における直流電源101に代えて、単相交流電源50
2とダイオードブリッジからなる単相全波整流回路50
5との組み合わせを用いたものである。本実施形態の制
御回路として、図5における電圧制御器702の出力に
交流電源電圧と同期した正弦波の絶対値を掛けることに
より、交流入力電流を正弦波状に制御することが可能に
なる。図示されていないが、三相等の多相交流電源と全
波整流回路とを組み合わせて直流電源に置き換えること
もできる。本実施形態の単相または多相交流電源と整流
回路との組み合わせは、図2以外に図6、図8の実施形
態の直流電源101にも適用可能である。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、単相電圧
形インバータの直流電圧を所定値にするための昇圧チョ
ッパ等の直流−直流コンバータを、インバータにより代
用することができる。このため、装置全体として半導体
スイッチング素子やその駆動回路、駆動電源等を削減す
ることができ、回路構成の簡略化、装置の小型化、低コ
スト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載した発明の構成を示す概念図で
ある。
【図2】請求項2に記載した発明の実施形態を示す回路
図である。
【図3】図2の実施形態の正相分等価回路である。
【図4】図2の実施形態の零相分等価回路である。
【図5】図2の実施形態の制御回路図である。
【図6】請求項3に記載した発明の実施形態を示す回路
図である。
【図7】図6の実施形態の制御回路図である。
【図8】請求項4に記載した発明の実施形態を示す回路
図である。
【図9】請求項5に記載した発明の実施形態を示す回路
図である。
【図10】従来技術を概念的に示した図である。
【図11】従来技術を示す回路図である。
【図12】従来技術を示す回路図である。
【符号の説明】
100,101 直流電源 102 リアクトル 300,301 平滑コンデンサ 400,401 単相電圧形インバータ 401’ アーム 500 単相回路 501 単相負荷 502 単相交流電源 503,504 リアクトル 600,601 ダイオード群 601’ダイオード 701,703,707,708,709,712 加
算器 702 電圧制御器 704,713 電流制御器 705 極性反転器 706 絶対値検出器 710,711 コンパレータ Tr1〜Tr4 自己消弧形半導体スイッチング素子 D1,D2 ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/5387 H02M 1/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体スイッチング素子の動作により直
    流−交流電力変換を行って単相交流電圧を出力する単相
    電圧形インバータと、このインバータの直流入力端子間
    に接続された平滑コンデンサと、インバータの交流出力
    端子間に接続された単相回路と、インバータの交流出力
    端子間に直列接続され、かつ、相互の接続点の途中で極
    性が反転する複数のダイオードからなるダイオード群
    と、このダイオード群内部の極性反転点と平滑コンデン
    サの一端との間に接続された直流電源とを備え、 時間分割により、前記インバータが、単相回路との間で
    交流電力を授受し、かつ、零電圧ベクトルの出力時にダ
    イオード群を介して直流電源との間で直流電力を授受す
    ることを特徴とする直流−交流電力変換装置。
  2. 【請求項2】 半導体スイッチング素子の動作により直
    流−交流電力変換を行って単相交流電圧を出力する単相
    電圧形インバータと、このインバータの直流入力端子間
    に接続された平滑コンデンサと、インバータの交流出力
    端子間に接続された単相負荷と、インバータの交流出力
    端子間に直列接続され、かつ、相互の接続点の途中で極
    性が反転する2個のダイオードからなるダイオード群
    と、このダイオード群の極性反転点に一端が接続された
    リアクトルと、このリアクトルの他端と平滑コンデンサ
    の一端との間に接続された直流電源とを備え、 時間分割により、前記インバータが、単相負荷との間で
    交流電力を授受し、かつ、零電圧ベクトルの出力時にダ
    イオード群を介して直流電源との間で直流電力を授受す
    ることを特徴とする直流−交流電力変換装置。
  3. 【請求項3】 半導体スイッチング素子の動作により直
    流−交流電力変換を行って単相交流電圧を出力する単相
    電圧形インバータと、このインバータの直流入力端子間
    に接続された平滑コンデンサと、インバータの交流出力
    端子間に第1のリアクトルを介して接続された単相交流
    電源と、この単相交流電源の両端子間に直列接続され、
    かつ、相互の接続点の途中で極性が反転する2個のダイ
    オードからなるダイオード群と、このダイオード群の極
    性反転点に一端が接続された第2のリアクトルと、第2
    のリアクトルの他端と平滑コンデンサの一端との間に接
    続された直流電源とを備え、 時間分割により、前記インバータが、単相交流電源との
    間で交流電力を授受して直流電源の電力を回生し、か
    つ、零電圧ベクトルの出力時にダイオード群を介して直
    流電源との間で直流電力を授受することを特徴とする直
    流−交流電力変換装置。
  4. 【請求項4】 半導体スイッチング素子の動作により直
    流−交流電力変換を行って単相交流電圧を出力する単相
    電圧形インバータと、このインバータの直流入力端子間
    に接続された平滑コンデンサと、インバータの一方の交
    流出力端子に一端が接続された第1のリアクトルと、イ
    ンバータの他方の交流出力端子に一端が接続された第2
    のリアクトルと、これらの第1、第2のリアクトルの他
    端の間に接続された単相交流電源と、単相交流電源の両
    端子間に直列接続され、かつ、相互の接続点の途中で極
    性が反転する2個のダイオードからなるダイオード群
    と、このダイオード群の極性反転点と平滑コンデンサの
    一端との間に接続された直流電源とを備え、 時間分割により、前記インバータが、単相交流電源との
    間で交流電力を授受して直流電源の電力を回生し、か
    つ、零電圧ベクトルの出力時にダイオード群を介して直
    流電源との間で直流電力を授受することを特徴とする直
    流−交流電力変換装置。
  5. 【請求項5】 請求項2,3または4記載の直流−交流
    電力変換装置において、 前記直流電源を、交流電源と整流回路とを組み合わせて
    構成したことを特徴とする直流−交流電力変換装置。
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