JP2004222337A - 交流−交流電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】入力電流波形及び出力電圧波形に歪みのない正弦波を得ることにより、電源系統や電動機等の負荷に障害を与えない電力変換装置を提供する。
【解決手段】電源の多相交流電力を直流電力に変換するPWM整流器20と、このPWM整流器20から出力される直流電力を多相交流電力に変換するPWMインバータ40とを有し、かつ、直流リンク部に平滑用のフィルタを有しない交流−交流電力変換装置に関する。PWM整流器20のスイッチングしている相のオンオフ比を抽出するオンオフ比抽出手段17と、前記オンオフ比に基づき、PWM整流器20のキャリアに対するインバータ40のキャリアの位置を、PWM整流器20の各相入力電流波形が正弦波になるように変化させた変形三角波を発生する変形三角波発生手段16とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】電源の多相交流電力を直流電力に変換するPWM整流器20と、このPWM整流器20から出力される直流電力を多相交流電力に変換するPWMインバータ40とを有し、かつ、直流リンク部に平滑用のフィルタを有しない交流−交流電力変換装置に関する。PWM整流器20のスイッチングしている相のオンオフ比を抽出するオンオフ比抽出手段17と、前記オンオフ比に基づき、PWM整流器20のキャリアに対するインバータ40のキャリアの位置を、PWM整流器20の各相入力電流波形が正弦波になるように変化させた変形三角波を発生する変形三角波発生手段16とを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体スイッチング素子を用いて多相交流電力を直流電力に変換し、更にこの直流電力を多相交流電力に変換する交流−交流電力変換装置に関し、特に、電解コンデンサ等の大形のエネルギーバッファを用いることなく入力電流波形及び出力電圧波形の歪みを低減する電力変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、この種の交流−交流電力変換装置の従来技術を示しており、入出力側の相数は、多相の例としては最も一般的な三相となっている。
図5において、20は半導体交流スイッチ21〜26からなる電流形の三相PWM整流器、30は平滑用のリアクトル31及びコンデンサ32からなるフィルタ、40は環流ダイオードを備えたIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)等の半導体スイッチング素子41〜46からなる三相電圧形PWMインバータ(以下、単にインバータともいう)、R,S,Tは交流入力端子、U,V,Wは交流出力端子である。
【0003】
前記PWM整流器20の制御は、キャリア発生手段13から出力されるキャリア波形と入力電流指令とを比較手段11により比較し、その大小関係によってPWM整流器20側のPWM指令を得ると共に、このPWM指令をゲートパルス発生手段14に入力してPWM整流器20の各スイッチ21〜26に対するゲートパルスを生成し、各スイッチ21〜26をオンオフさせることにより行われる。
一方、PWMインバータ40側についても同様に、キャリア発生手段13からのキャリア波形と出力電圧指令とを比較手段12により比較してインバータ40側のPWM指令を得ると共に、このPWM指令に基づいてゲートパルス発生手段15によりインバータ40の各スイッチング素子41〜46に対するゲートパルスが生成される。
【0004】
上記の動作により、三相のPWM整流器20により交流入力電流を制御しながら所望の直流電圧を得て、この直流電圧をインバータ40により所望の大きさ及び周波数を有する三相交流電圧に変換している。
ここで、直流リンク部に設けられたフィルタ30は、大形のエネルギーバッファとして機能しており、PWM整流器20及びインバータ40のそれぞれ独立した制御に寄与している。なお、図5において、idc,edcは直流リンク部の電流、電圧である。
【0005】
なお、図5のように、PWM整流器、直流リンク部の平滑コンデンサ及びPWMインバータを備えたコンバータ−インバータ構成の電力変換装置は多数知られており、例えば特許文献1,2に記載されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−299290号公報(図1,[0018],[0019]等)
【特許文献2】
特許第3296695号公報(図3等)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記コンデンサ32や特許文献1,2に記載された平滑コンデンサには、通常、電解コンデンサが用いられているが、電解コンデンサは外形が大きく、また、寿命も短いため、装置の小形化、長寿命化の妨げとなっている。更に、前記リアクトル31も大形であり、小形化の妨げとなる。
このため、直流リンク部に挿入されているフィルタ30を除去すれば、装置の小形化、長寿命化を図ることができる。
【0008】
図6は、前記フィルタ30を除去した場合のPWM整流器20側のキャリア、R相PWMパルス、電源電流、直流リンク部の電流、及びインバータ40側のキャリアの関係を示している。
PWM整流器20側の制御により、図6に太線で示すように、入力電流(電源電流)はR相とS相とに分配され、その合成電流がT相に流れている。
【0009】
図5に示したようにPWM整流器20及びインバータ40に同一のキャリアを用いた場合、インバータ40がゼロ電圧ベクトルによってゼロ電圧を出力している期間(図6の期間T0)は、インバータ40側の出力が短絡状態となり、図示するように直流リンク部の電流idcはゼロになる。このため、PWM整流器20側では、各相の入力電流波形から図6の網掛け部分が削られることになる。これにより、PWM整流器20側の各相では、入力電流波形にアンバランスが発生する。
【0010】
すなわち、図6の例では、PWM整流器20側のスイッチングによって各相に元々電流が分配されているが、R相の電流irは網掛け部分の削除によりゼロになるのに対し、S相の電流isは若干削られる程度であり、T相の電流はR相、S相両者の削除部分が削除される形となる。いずれにしても、PWM整流器20の各相の電流は、ゲートパルス発生手段14によって本来制御するべき値と異なってくる。
この結果、入力電流波形に歪みが発生するが、このように交流電源側で歪みが発生すると、入力される瞬時電力が一定ではなくなるため、直流リンク部の電圧edcの平均値も変動することになり、インバータ40の出力電圧波形にも歪みが発生する。
【0011】
図7は、従来技術において、フィルタを除去した場合の入力電流波形と出力電圧波形を説明するためのものであり、上から電源電圧波形、R相電流波形、UV線間電圧波形を示している。前述した直流リンク部電流idcのゼロ期間T0の影響により、R相電流波形に大きな歪みが発生しており、これに伴ってUV線間電圧波形にも歪みが発生している。
【0012】
このように入力電流の歪みは電源電圧の高調波を増加させ、系統の電圧低下や他機器の誤動作などの悪影響を及ぼす。また、出力電圧の歪みは、交流−交流電力変換装置の負荷として電動機が接続されている場合、電動機のトルク振動や騒音を生じさせるだけでなく、高調波電流により銅損が増加し、効率を低下させる。
【0013】
そこで本発明は、PWM整流器とPWMインバータとの間にフィルタを有しない交流−交流電力変換装置において、入力電流波形及び出力電圧波形に歪みのない正弦波を得ることにより、電源系統や電動機等の負荷に障害を与えない電力変換装置を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載した発明は、電源の多相交流電力を直流電力に変換するPWM整流器と、前記PWM整流器から直流リンク部を介して出力される直流電力を多相交流電力に変換するPWMインバータとを有し、かつ、前記直流リンク部に平滑用のフィルタを有しない交流−交流電力変換装置において、
前記PWM整流器のスイッチングしている相のオンオフ期間の比を抽出するオンオフ比抽出手段と、前記オンオフ期間の比に基づき、前記PWM整流器のキャリアに対する前記PWMインバータのキャリアの位置を、前記PWM整流器の各相入力電流波形が正弦波になるように変化させた変形キャリアを発生する変形キャリア発生手段と、を備えたものである。
【0015】
請求項2に記載した発明は、電源の多相交流電力を直流電力に変換する仮想的なPWM整流器と、前記PWM整流器から仮想的な直流リンク部を介して出力される直流電力を多相交流電力に変換する仮想的なPWMインバータとを有するマトリクスコンバータからなる交流−交流電力変換装置において、
前記PWM整流器のスイッチングしている相のオンオフ期間の比を抽出するオンオフ比抽出手段と、前記オンオフ期間の比に基づき、前記PWM整流器のキャリアに対する前記PWMインバータのキャリアの位置を、前記PWM整流器の各相入力電流波形が正弦波になるように変化させた変形キャリアを発生する変形キャリア発生手段と、を備えたものである。
【0016】
請求項3に記載した発明は、請求項1または2に記載した交流−交流電力変換装置において、
前記変形キャリア発生手段は、前記直流リンク部の電流のゼロ期間を前記オンオフ期間の比に従って分割するピーク位置を持った変形三角波を発生するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の第1実施形態を示す構成図であり、図5と同一の構成要素には同一の参照符号を付して詳述を省略し、以下では異なる部分を中心に説明する。
【0018】
図1の実施形態では、図5の構成から直流リンク部のフィルタ30を除去すると共に、PWM整流器20のスイッチングしている相のオンオフ比(後述するT1,T2の比)を抽出するオンオフ比抽出手段17を比較手段11の出力側に接続し、この抽出手段17により抽出したオンオフ比に基づき、キャリア発生手段13による発生キャリアの三角波の周波数を変えずにピーク位置を移動させたインバータ側の変形三角波を得る変形キャリア発生手段としての変形三角波発生手段16を付加して構成されている。なお、上記変形三角波の周波数情報は、キャリア発生手段13の出力キャリアから得ればよい。
【0019】
前述した如く、インバータ40側の制御では、ゼロ電圧発生のタイミングが重要となる。従来技術に関して説明したように、入力電流波形の不平衡を防止するためには、ゼロ電圧の発生によって直流リンク電流idcがゼロとなる期間、すなわち、各相電流が削除される期間をPWM整流器20側の各相導通期間に対してほぼ同一の比率にする必要があり、これが達成されれば、各相入力電流波形のアンバランスが是正されて入力電流波形をほぼ正弦波にすることができる。
【0020】
上記の点に着目した本実施形態の作用を、図2に基づいて説明する。
PWM整流器20側の制御により、入力電流はR相とS相とに分配され、その合成電流がT相に流れている。このとき、インバータ40のゼロ電圧ベクトルによる直流リンク部電流idcのゼロ期間T0によって各相入力電流が削除される期間は、R相の電流irについてもS相の電流isについても、それぞれが流れる期間に対してほぼ同一の比率になることが望ましい。
同時に、キャリア1周期中の直流リンク部電流idcの平均値を、R相の導通期間及びS相の導通期間で等しくする必要がある。
【0021】
そこで、図2の如く、インバータ40側のキャリアのピーク位置を、PWM整流器20のスイッチングしている相(R相)のオンオフ期間の比(R相とS相のオン期間の比)、つまり図2のT1,T2の比に応じて移動させることにより変形三角波とし、R相のオン期間T1及びオフ期間T2において、直流リンク部電流idcの平均値が一致するようにゼロ電圧期間T0の発生タイミングを制御する。
このとき、期間T1,T2において、ゼロ電流期間T0内の期間t1,t2の比はT1,T2の比と等しくなる。従って、本来のR相導通期間T2に対する(ゼロ電流期間T0に起因した)R相入力電流波形の削除期間t2の比と、本来のS相導通期間T1に対する(ゼロ電流期間T0に起因した)S相入力電流波形の削除期間t1の比とが等しくなる。
つまり、変形三角波発生手段16は、直流リンク部電流idcのゼロ期間T0を、R相とS相の導通期間の比(T2,T1の比、すなわちt2,t1の比)に従って分割するピーク位置を持ったキャリアを発生させることになる。
【0022】
具体的な変形三角波の作成方法としては、図1における変形三角波発生手段16が、オンオフ比抽出手段17から出力されたR相のオンオフ比を用い、キャリアの正の傾きをT1に比例させ、キャリアの負の傾きをT2に比例させる。
他のS相,T相動作モードでも同様に、PWM整流器20が発生するスイッチング相のオンオフ期間に比例させて傾きを制御した変形三角波を発生させることで、各相電流が削除される期間をPWM整流器20側の各相の導通期間に対してほぼ同一の比率にすることができ、各相入力電流波形のアンバランスを是正して入力電流波形をほぼ正弦波にすることができる。
【0023】
この結果、変形三角波ではキャリアの傾きが正負で異なってくるが、キャリア1周期内のPWMパルスはインバータ40側の電圧指令vu *,vv *,vw *に応じたオンオフ比となり、キャリア1周期内の平均電圧は電圧指令vu *,vv *,vw *と一致するので、インバータ40側でも所望の出力電圧を得ることができる。
【0024】
図3は、この実施形態による入力電流波形及び出力電圧波形を説明するためのもので、上から電源電圧波形、R相電流波形、UV線間電圧波形を示している。なお、図7と同様に低次ひずみ分を観測するため、観測用にフィルタを用いている。この図3によれば、R相電流波形及びUV線間電圧波形において、良好な正弦波が得られていることが確認できる。
【0025】
次に、図4は本発明の第2実施形態を示す構成図であり、この実施形態では電力変換装置としてマトリクスコンバータ50を用いている。このマトリクスコンバータ50は、入力端子R,S,Tと出力端子U,V,Wとの間に双方向スイッチ51〜59を接続して構成されており、各スイッチ51〜59は、例えばIGBT等の2個の半導体スイッチング素子を逆方向に直列接続すると共に、各スイッチング素子に環流ダイオードをそれぞれ逆並列に接続して構成される。
また、制御装置の構成は図1と実質的に同様であり、図1におけるゲートパルス発生手段14,15に代えてPWMパルス合成手段18が設けられ、その出力パルスが双方向スイッチ51〜59に与えられている。
【0026】
上記マトリクスコンバータ50の制御に当たっては、図1におけるPWM整流器20、三相電圧形インバータ40と同様なPWM整流器、三相電圧形インバータを仮想し、これらの仮想整流器及び仮想インバータに対するPWMパルス(スイッチング関数)を合成手段18により合成してマトリクスコンバータ50を制御する方法が知られている(例えば、「マトリクスコンバータにおける入出力無効電力の非干渉制御法」,伊藤里絵・高橋勲,電気学会半導体電力変換研究会SPC−01−121,IEA−01−64を参照)。
【0027】
すなわち、マトリクスコンバータ50の電力変換動作は、以下の数式1によって表される。なお、数式1において、vu,vv,vwは出力相電圧、vr,vs,vtは入力相電圧、S51〜S59は双方向スイッチ51〜59のスイッチング関数である。
【0028】
【数1】
【0029】
また、上記スイッチング関数S51〜S59は、仮想整流器側のスイッチング関数及び仮想インバータ側のスイッチング関数を用いて、数式2のように表すことができる。
【0030】
【数2】
【0031】
従って、本実施形態では、比較手段11からのPWM指令に基づく仮想整流器側のスイッチング関数と、変形三角波を用いた比較手段12からのPWM指令に基づく仮想インバータ側のスイッチング関数とを用いてPWMパルス合成手段18が数式2によりスイッチング関数を演算し、このスイッチング関数に従って双方向スイッチ51〜59をオンオフ制御すればよい。
この場合、仮想整流器側の動作は、電源短絡を許容しないため電流形のPWM整流器と等価な動作となる。
【0032】
この実施形態では、変形三角波発生手段16が、マトリックスコンバータ50内の仮想PWM整流器のスイッチングしている相のオンオフ比に基づき、仮想直流リンク部の電流のゼロ期間をR相とS相の導通期間の比に従って分割するピーク位置を持った変形三角波をキャリアとして発生させる。これにより、各相入力電流が削除される期間を各相の導通期間に対してほぼ同一の比率にするものである。以下、各部の動作は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0033】
なお、本発明は、各実施形態で説明した三相以外の多相交流の相互変換にも適用可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、PWM整流器及びPWMインバータを有する交流−交流電力変換装置において、直流リンク部のフィルタを除去した場合でも、入力電流波形や出力電圧波形に歪みのない正弦波を得ることができ、小形、長寿命であって電源系統や電動機等の負荷に障害を与えない電力変換装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す構成図である。
【図2】第1実施形態の作用を説明するための波形図である。
【図3】第1実施形態における入力電流波形及び出力電圧波形を示す波形図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示す構成図である。
【図5】従来技術を示す構成図である。
【図6】従来技術の問題点を説明するための波形図である。
【図7】従来技術における入力電流波形及び出力電圧波形を示す波形図である。
【符号の説明】
11,12:比較手段
13:キャリア発生手段
14,15:ゲートパルス発生手段
16:変形三角波発生手段
17:オンオフ比抽出手段
18:PWMパルス合成手段
20:PWM整流器
21〜26:半導体交流スイッチ
40:三相電圧形インバータ
41〜46:スイッチング素子
50:マトリクスコンバータ
51〜59:双方向スイッチ
R,S,T:交流入力端子
U,V,W:交流出力端子
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体スイッチング素子を用いて多相交流電力を直流電力に変換し、更にこの直流電力を多相交流電力に変換する交流−交流電力変換装置に関し、特に、電解コンデンサ等の大形のエネルギーバッファを用いることなく入力電流波形及び出力電圧波形の歪みを低減する電力変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、この種の交流−交流電力変換装置の従来技術を示しており、入出力側の相数は、多相の例としては最も一般的な三相となっている。
図5において、20は半導体交流スイッチ21〜26からなる電流形の三相PWM整流器、30は平滑用のリアクトル31及びコンデンサ32からなるフィルタ、40は環流ダイオードを備えたIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)等の半導体スイッチング素子41〜46からなる三相電圧形PWMインバータ(以下、単にインバータともいう)、R,S,Tは交流入力端子、U,V,Wは交流出力端子である。
【0003】
前記PWM整流器20の制御は、キャリア発生手段13から出力されるキャリア波形と入力電流指令とを比較手段11により比較し、その大小関係によってPWM整流器20側のPWM指令を得ると共に、このPWM指令をゲートパルス発生手段14に入力してPWM整流器20の各スイッチ21〜26に対するゲートパルスを生成し、各スイッチ21〜26をオンオフさせることにより行われる。
一方、PWMインバータ40側についても同様に、キャリア発生手段13からのキャリア波形と出力電圧指令とを比較手段12により比較してインバータ40側のPWM指令を得ると共に、このPWM指令に基づいてゲートパルス発生手段15によりインバータ40の各スイッチング素子41〜46に対するゲートパルスが生成される。
【0004】
上記の動作により、三相のPWM整流器20により交流入力電流を制御しながら所望の直流電圧を得て、この直流電圧をインバータ40により所望の大きさ及び周波数を有する三相交流電圧に変換している。
ここで、直流リンク部に設けられたフィルタ30は、大形のエネルギーバッファとして機能しており、PWM整流器20及びインバータ40のそれぞれ独立した制御に寄与している。なお、図5において、idc,edcは直流リンク部の電流、電圧である。
【0005】
なお、図5のように、PWM整流器、直流リンク部の平滑コンデンサ及びPWMインバータを備えたコンバータ−インバータ構成の電力変換装置は多数知られており、例えば特許文献1,2に記載されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−299290号公報(図1,[0018],[0019]等)
【特許文献2】
特許第3296695号公報(図3等)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記コンデンサ32や特許文献1,2に記載された平滑コンデンサには、通常、電解コンデンサが用いられているが、電解コンデンサは外形が大きく、また、寿命も短いため、装置の小形化、長寿命化の妨げとなっている。更に、前記リアクトル31も大形であり、小形化の妨げとなる。
このため、直流リンク部に挿入されているフィルタ30を除去すれば、装置の小形化、長寿命化を図ることができる。
【0008】
図6は、前記フィルタ30を除去した場合のPWM整流器20側のキャリア、R相PWMパルス、電源電流、直流リンク部の電流、及びインバータ40側のキャリアの関係を示している。
PWM整流器20側の制御により、図6に太線で示すように、入力電流(電源電流)はR相とS相とに分配され、その合成電流がT相に流れている。
【0009】
図5に示したようにPWM整流器20及びインバータ40に同一のキャリアを用いた場合、インバータ40がゼロ電圧ベクトルによってゼロ電圧を出力している期間(図6の期間T0)は、インバータ40側の出力が短絡状態となり、図示するように直流リンク部の電流idcはゼロになる。このため、PWM整流器20側では、各相の入力電流波形から図6の網掛け部分が削られることになる。これにより、PWM整流器20側の各相では、入力電流波形にアンバランスが発生する。
【0010】
すなわち、図6の例では、PWM整流器20側のスイッチングによって各相に元々電流が分配されているが、R相の電流irは網掛け部分の削除によりゼロになるのに対し、S相の電流isは若干削られる程度であり、T相の電流はR相、S相両者の削除部分が削除される形となる。いずれにしても、PWM整流器20の各相の電流は、ゲートパルス発生手段14によって本来制御するべき値と異なってくる。
この結果、入力電流波形に歪みが発生するが、このように交流電源側で歪みが発生すると、入力される瞬時電力が一定ではなくなるため、直流リンク部の電圧edcの平均値も変動することになり、インバータ40の出力電圧波形にも歪みが発生する。
【0011】
図7は、従来技術において、フィルタを除去した場合の入力電流波形と出力電圧波形を説明するためのものであり、上から電源電圧波形、R相電流波形、UV線間電圧波形を示している。前述した直流リンク部電流idcのゼロ期間T0の影響により、R相電流波形に大きな歪みが発生しており、これに伴ってUV線間電圧波形にも歪みが発生している。
【0012】
このように入力電流の歪みは電源電圧の高調波を増加させ、系統の電圧低下や他機器の誤動作などの悪影響を及ぼす。また、出力電圧の歪みは、交流−交流電力変換装置の負荷として電動機が接続されている場合、電動機のトルク振動や騒音を生じさせるだけでなく、高調波電流により銅損が増加し、効率を低下させる。
【0013】
そこで本発明は、PWM整流器とPWMインバータとの間にフィルタを有しない交流−交流電力変換装置において、入力電流波形及び出力電圧波形に歪みのない正弦波を得ることにより、電源系統や電動機等の負荷に障害を与えない電力変換装置を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載した発明は、電源の多相交流電力を直流電力に変換するPWM整流器と、前記PWM整流器から直流リンク部を介して出力される直流電力を多相交流電力に変換するPWMインバータとを有し、かつ、前記直流リンク部に平滑用のフィルタを有しない交流−交流電力変換装置において、
前記PWM整流器のスイッチングしている相のオンオフ期間の比を抽出するオンオフ比抽出手段と、前記オンオフ期間の比に基づき、前記PWM整流器のキャリアに対する前記PWMインバータのキャリアの位置を、前記PWM整流器の各相入力電流波形が正弦波になるように変化させた変形キャリアを発生する変形キャリア発生手段と、を備えたものである。
【0015】
請求項2に記載した発明は、電源の多相交流電力を直流電力に変換する仮想的なPWM整流器と、前記PWM整流器から仮想的な直流リンク部を介して出力される直流電力を多相交流電力に変換する仮想的なPWMインバータとを有するマトリクスコンバータからなる交流−交流電力変換装置において、
前記PWM整流器のスイッチングしている相のオンオフ期間の比を抽出するオンオフ比抽出手段と、前記オンオフ期間の比に基づき、前記PWM整流器のキャリアに対する前記PWMインバータのキャリアの位置を、前記PWM整流器の各相入力電流波形が正弦波になるように変化させた変形キャリアを発生する変形キャリア発生手段と、を備えたものである。
【0016】
請求項3に記載した発明は、請求項1または2に記載した交流−交流電力変換装置において、
前記変形キャリア発生手段は、前記直流リンク部の電流のゼロ期間を前記オンオフ期間の比に従って分割するピーク位置を持った変形三角波を発生するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の第1実施形態を示す構成図であり、図5と同一の構成要素には同一の参照符号を付して詳述を省略し、以下では異なる部分を中心に説明する。
【0018】
図1の実施形態では、図5の構成から直流リンク部のフィルタ30を除去すると共に、PWM整流器20のスイッチングしている相のオンオフ比(後述するT1,T2の比)を抽出するオンオフ比抽出手段17を比較手段11の出力側に接続し、この抽出手段17により抽出したオンオフ比に基づき、キャリア発生手段13による発生キャリアの三角波の周波数を変えずにピーク位置を移動させたインバータ側の変形三角波を得る変形キャリア発生手段としての変形三角波発生手段16を付加して構成されている。なお、上記変形三角波の周波数情報は、キャリア発生手段13の出力キャリアから得ればよい。
【0019】
前述した如く、インバータ40側の制御では、ゼロ電圧発生のタイミングが重要となる。従来技術に関して説明したように、入力電流波形の不平衡を防止するためには、ゼロ電圧の発生によって直流リンク電流idcがゼロとなる期間、すなわち、各相電流が削除される期間をPWM整流器20側の各相導通期間に対してほぼ同一の比率にする必要があり、これが達成されれば、各相入力電流波形のアンバランスが是正されて入力電流波形をほぼ正弦波にすることができる。
【0020】
上記の点に着目した本実施形態の作用を、図2に基づいて説明する。
PWM整流器20側の制御により、入力電流はR相とS相とに分配され、その合成電流がT相に流れている。このとき、インバータ40のゼロ電圧ベクトルによる直流リンク部電流idcのゼロ期間T0によって各相入力電流が削除される期間は、R相の電流irについてもS相の電流isについても、それぞれが流れる期間に対してほぼ同一の比率になることが望ましい。
同時に、キャリア1周期中の直流リンク部電流idcの平均値を、R相の導通期間及びS相の導通期間で等しくする必要がある。
【0021】
そこで、図2の如く、インバータ40側のキャリアのピーク位置を、PWM整流器20のスイッチングしている相(R相)のオンオフ期間の比(R相とS相のオン期間の比)、つまり図2のT1,T2の比に応じて移動させることにより変形三角波とし、R相のオン期間T1及びオフ期間T2において、直流リンク部電流idcの平均値が一致するようにゼロ電圧期間T0の発生タイミングを制御する。
このとき、期間T1,T2において、ゼロ電流期間T0内の期間t1,t2の比はT1,T2の比と等しくなる。従って、本来のR相導通期間T2に対する(ゼロ電流期間T0に起因した)R相入力電流波形の削除期間t2の比と、本来のS相導通期間T1に対する(ゼロ電流期間T0に起因した)S相入力電流波形の削除期間t1の比とが等しくなる。
つまり、変形三角波発生手段16は、直流リンク部電流idcのゼロ期間T0を、R相とS相の導通期間の比(T2,T1の比、すなわちt2,t1の比)に従って分割するピーク位置を持ったキャリアを発生させることになる。
【0022】
具体的な変形三角波の作成方法としては、図1における変形三角波発生手段16が、オンオフ比抽出手段17から出力されたR相のオンオフ比を用い、キャリアの正の傾きをT1に比例させ、キャリアの負の傾きをT2に比例させる。
他のS相,T相動作モードでも同様に、PWM整流器20が発生するスイッチング相のオンオフ期間に比例させて傾きを制御した変形三角波を発生させることで、各相電流が削除される期間をPWM整流器20側の各相の導通期間に対してほぼ同一の比率にすることができ、各相入力電流波形のアンバランスを是正して入力電流波形をほぼ正弦波にすることができる。
【0023】
この結果、変形三角波ではキャリアの傾きが正負で異なってくるが、キャリア1周期内のPWMパルスはインバータ40側の電圧指令vu *,vv *,vw *に応じたオンオフ比となり、キャリア1周期内の平均電圧は電圧指令vu *,vv *,vw *と一致するので、インバータ40側でも所望の出力電圧を得ることができる。
【0024】
図3は、この実施形態による入力電流波形及び出力電圧波形を説明するためのもので、上から電源電圧波形、R相電流波形、UV線間電圧波形を示している。なお、図7と同様に低次ひずみ分を観測するため、観測用にフィルタを用いている。この図3によれば、R相電流波形及びUV線間電圧波形において、良好な正弦波が得られていることが確認できる。
【0025】
次に、図4は本発明の第2実施形態を示す構成図であり、この実施形態では電力変換装置としてマトリクスコンバータ50を用いている。このマトリクスコンバータ50は、入力端子R,S,Tと出力端子U,V,Wとの間に双方向スイッチ51〜59を接続して構成されており、各スイッチ51〜59は、例えばIGBT等の2個の半導体スイッチング素子を逆方向に直列接続すると共に、各スイッチング素子に環流ダイオードをそれぞれ逆並列に接続して構成される。
また、制御装置の構成は図1と実質的に同様であり、図1におけるゲートパルス発生手段14,15に代えてPWMパルス合成手段18が設けられ、その出力パルスが双方向スイッチ51〜59に与えられている。
【0026】
上記マトリクスコンバータ50の制御に当たっては、図1におけるPWM整流器20、三相電圧形インバータ40と同様なPWM整流器、三相電圧形インバータを仮想し、これらの仮想整流器及び仮想インバータに対するPWMパルス(スイッチング関数)を合成手段18により合成してマトリクスコンバータ50を制御する方法が知られている(例えば、「マトリクスコンバータにおける入出力無効電力の非干渉制御法」,伊藤里絵・高橋勲,電気学会半導体電力変換研究会SPC−01−121,IEA−01−64を参照)。
【0027】
すなわち、マトリクスコンバータ50の電力変換動作は、以下の数式1によって表される。なお、数式1において、vu,vv,vwは出力相電圧、vr,vs,vtは入力相電圧、S51〜S59は双方向スイッチ51〜59のスイッチング関数である。
【0028】
【数1】
【0029】
また、上記スイッチング関数S51〜S59は、仮想整流器側のスイッチング関数及び仮想インバータ側のスイッチング関数を用いて、数式2のように表すことができる。
【0030】
【数2】
【0031】
従って、本実施形態では、比較手段11からのPWM指令に基づく仮想整流器側のスイッチング関数と、変形三角波を用いた比較手段12からのPWM指令に基づく仮想インバータ側のスイッチング関数とを用いてPWMパルス合成手段18が数式2によりスイッチング関数を演算し、このスイッチング関数に従って双方向スイッチ51〜59をオンオフ制御すればよい。
この場合、仮想整流器側の動作は、電源短絡を許容しないため電流形のPWM整流器と等価な動作となる。
【0032】
この実施形態では、変形三角波発生手段16が、マトリックスコンバータ50内の仮想PWM整流器のスイッチングしている相のオンオフ比に基づき、仮想直流リンク部の電流のゼロ期間をR相とS相の導通期間の比に従って分割するピーク位置を持った変形三角波をキャリアとして発生させる。これにより、各相入力電流が削除される期間を各相の導通期間に対してほぼ同一の比率にするものである。以下、各部の動作は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0033】
なお、本発明は、各実施形態で説明した三相以外の多相交流の相互変換にも適用可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、PWM整流器及びPWMインバータを有する交流−交流電力変換装置において、直流リンク部のフィルタを除去した場合でも、入力電流波形や出力電圧波形に歪みのない正弦波を得ることができ、小形、長寿命であって電源系統や電動機等の負荷に障害を与えない電力変換装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す構成図である。
【図2】第1実施形態の作用を説明するための波形図である。
【図3】第1実施形態における入力電流波形及び出力電圧波形を示す波形図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示す構成図である。
【図5】従来技術を示す構成図である。
【図6】従来技術の問題点を説明するための波形図である。
【図7】従来技術における入力電流波形及び出力電圧波形を示す波形図である。
【符号の説明】
11,12:比較手段
13:キャリア発生手段
14,15:ゲートパルス発生手段
16:変形三角波発生手段
17:オンオフ比抽出手段
18:PWMパルス合成手段
20:PWM整流器
21〜26:半導体交流スイッチ
40:三相電圧形インバータ
41〜46:スイッチング素子
50:マトリクスコンバータ
51〜59:双方向スイッチ
R,S,T:交流入力端子
U,V,W:交流出力端子
Claims (3)
- 電源の多相交流電力を直流電力に変換するPWM整流器と、前記PWM整流器から直流リンク部を介して出力される直流電力を多相交流電力に変換するPWMインバータとを有し、かつ、前記直流リンク部に平滑用のフィルタを有しない交流−交流電力変換装置において、
前記PWM整流器のスイッチングしている相のオンオフ期間の比を抽出するオンオフ比抽出手段と、
前記オンオフ期間の比に基づき、前記PWM整流器のキャリアに対する前記PWMインバータのキャリアの位置を、前記PWM整流器の各相入力電流波形がほぼ正弦波になるように変化させた変形キャリアを発生する変形キャリア発生手段と、
を備えたことを特徴とする交流−交流電力変換装置。 - 電源の多相交流電力を直流電力に変換する仮想的なPWM整流器と、前記PWM整流器から仮想的な直流リンク部を介して出力される直流電力を多相交流電力に変換する仮想的なPWMインバータとを有するマトリクスコンバータからなる交流−交流電力変換装置において、
前記PWM整流器のスイッチングしている相のオンオフ期間の比を抽出するオンオフ比抽出手段と、
前記オンオフ期間の比に基づき、前記PWM整流器のキャリアに対する前記PWMインバータのキャリアの位置を、前記PWM整流器の各相入力電流波形が正弦波になるように変化させた変形キャリアを発生する変形キャリア発生手段と、
を備えたことを特徴とする交流−交流電力変換装置。 - 請求項1または2に記載した交流−交流電力変換装置において、
前記変形キャリア発生手段は、
前記直流リンク部の電流のゼロ期間を前記オンオフ期間の比に従って分割するピーク位置を持った変形三角波を発生することを特徴とする交流−交流電力変換装置。
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