JP3902831B2 - 半導体メモリ装置及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はマイクロ電子工学に係り、特に半導体メモリ装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
DRAM素子においては、メモリセルに貯蔵された情報電荷が時間の経過と共に各種の経路を通して消失する。したがって、周期的に情報を再生させるリフレッシュ動作が必要である。このようなリフレッシュ動作の間隔となるリフレッシュタイムの減少は、キャパシタの容量を増加させることにより電荷量を増加させるか、蓄積している電荷量を消失しないように素子の特性を改善させることにより解決できる。
【0003】
図1は消失する電荷量を最小化するために形成した従来の半導体メモリ装置の断面図である。
図1を参照すれば、半導体基板10の上に形成された素子分離膜12によりセルアレー領域、コア領域及び周辺回路領域がそれぞれ限定されている。セルアレー領域にはデータを貯蔵する複数のメモリセルがマトリックス状に配列されており、コア領域にはデータを感知するためのセンス増幅器及びデコーダなどが配列されており、周辺回路領域にはセルアレー領域のメモリセルを駆動させるための回路が配列されている。
【0004】
セルアレー領域には、低濃度の不純物領域16からなるソース/ドレイン領域とゲート電極14からなるトランジスタが形成されており、ゲート電極14には絶縁膜18が形成されている。コア領域及び周辺回路領域には、低濃度の不純物領域16と高濃度の不純物領域20からなるLDD(Lightly Doped Drain )又はDDD(Double Diffused Drain )構造のソース/ドレイン領域とゲート電極14からなるトランジスタが形成されており、ゲート電極14の側壁にはスペーサ18aが形成されている。
【0005】
図1に示したように、セルアレー領域に形成されたトランジスタのソース/ドレイン領域は、LDD構造でなく、約1013/cm2 の低いドーズでn型の不純物、例えば、リンをイオン注入することにより形成された低濃度の不純物領域16のみからなる。
一方、コア領域や周辺回路領域のトランジスタは、約1013/cm2 のドーズでn型の不純物、例えば、リンをイオン注入することにより形成された低濃度の不純物領域16と、ゲート電極の側壁にスペーサを形成した後、約1015/cm2 のドーズで再びn型の不純物をイオン注入することにより形成された高濃度の不純物領域20とから構成される二重構造(LDD又はDDD構造)のソース/ドレイン領域からなる。
【0006】
ところが、最近、素子のデザインルールが0.2μm以下に縮小することにより、デザインルールに直接影響を受けるコア領域に形成されるトランジスタのゲート電極の長さは引き続き小さくなるが、デザインルールに直接影響を受けず、電流の駆動能力の増加がさらに重要な要素と考慮される周辺回路領域に形成されるトランジスタのゲート電極は一定の長さ以上を保持する。しかしながら、図1に示した従来の半導体メモリ装置では、コア領域のゲート電極の長さが周辺回路領域の長さより短く形成されているので、有効チャンネルの長さは著しく短くなる。しかしながら、ソース/ドレイン領域は周辺回路領域と同じく形成されている。したがって、デザインルールが減少すると、周辺回路領域とは異なり、コア領域では、有効チャンネルの長さが短くなり、トランジスタのパンチスルーマージンが低減するという問題がある。
【0007】
したがって、このようなパンチスルー特性を改善させるためには、有効チャンネルの長さを増加させる方法が求められる。トランジスタの構造も従来の方式よりさらに細分化して変更させる必要がある。すなわち、セルアレー領域のトランジスタを漏れ電流の発生を防止するように形成しなければならない。セルのデザインルールに直接影響を受けるコア領域のトランジスタは非常に短いゲートから構成されるので、有効チャンネルの長さを最大としてパンチスルーを防止すると共に、電流の駆動能力も向上させるように形成すべきである。周辺回路領域のトランジスタは最小のデザインルールで形成しなくてもよいため、パンチスルーの問題よりは純粋な電流駆動能力を増加させるように形成する必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、セルアレー、コア領域及び周辺回路領域に形成されるトランジスタの構造を相異なるように形成することにより、それぞれの領域で求められる漏れ電流の防止、パンチスルーマージンの増加及び電流駆動能力の増加を達成できる半導体メモリ装置を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、前記半導体メモリ装置の製造に好適な半導体メモリ装置の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明は、相異なる構造の第1スイッチング素子、第2スイッチング素子及び第3スイッチング素子を含む。この際、前記第1スイッチング素子は、データを貯蔵する複数のセルが配列されるセルアレー領域に形成され、ソース/ドレイン領域が低濃度の不純物領域のみからなる。前記第2スイッチング素子は、前記データを感知するための回路が配列されるコア領域に形成され、ソース/ドレイン領域が同一のドープ剤で形成された高濃度の不純物領域と低濃度の不純物領域からなる。前記第3スイッチング素子は、前記複数のセルを駆動させるための回路が配列される周辺回路領域に形成され、ソース/ドレイン領域が相異なるドープ剤で形成された高濃度の不純物領域と低濃度の不純物領域からなる。
【0011】
本発明の半導体メモリ装置において、前記コア領域のトランジスタの低い濃度の不純物領域を形成するドープ剤は、周辺回路領域のトランジスタの低濃度の不純物領域を形成するドープ剤よりも低い拡散度を有する。前記第1スイッチング素子の不純物領域はリンで形成される。かつ、前記第2スイッチング素子の高濃度と低濃度の不純物領域は砒素で形成される。前記第3スイッチング素子の高濃度の不純物領域は砒素で、低濃度の不純物領域はリンで形成される。
【0012】
前記他の目的を達成するために本発明による半導体メモリ装置の製造方法によれば、素子分離領域を形成してデータを貯蔵する複数のセルが配列されるセルアレー領域、前記データを感知するための回路が配列されるコア領域及び前記複数のセルを駆動させるための回路が配列される周辺回路領域をそれぞれ分離した後、前記半導体の基板上にゲート絶縁膜及び導電膜を積層してから順次に食刻してゲート電極を形成する。次いで、写真工程により前記セルアレー領域及び周辺回路領域をオープンさせ、第1不純物をイオン注入することにより、前記セルアレー領域及び周辺回路領域に第1不純物領域を形成する。次に、写真工程により前記コア領域をオープンさせ、第2不純物をイオン注入することにより、前記コア領域に第2不純物領域を形成する。その後、前段階の結果物の全面に絶縁膜を蒸着し、これを異方性食刻することにより、前記ゲート電極の側壁にスペーサを形成した後、写真工程により前記コア領域及び周辺回路領域をオープンさせ、第3不純物をイオン注入することにより、前記コア領域及び周辺回路領域に前記第2不純物領域よりも高い不純物の濃度を有する第3不純物領域を形成する。
【0013】
本発明において、前記第1不純物領域はリンから構成され、その濃度は1017〜1019cm-3であり、前記第2不純物領域は砒素から構成され、その濃度は1017〜1019cm-3であり、前記第3不純物領域は砒素から構成され、その濃度は1018〜1021cm-3である。
さらに、前記第2不純物領域が形成された結果物の全面に絶縁膜を蒸着した後、写真工程により前記コア領域及び周辺回路領域に形成された絶縁膜を露出させる。次に、前記露出された絶縁膜を異方性食刻して前記コア領域及び周辺回路領域に形成されたゲート電極の側壁にスペーサを形成する。
【0014】
本発明によれば、セルアレー領域、コア領域及び周辺回路領域を構成するトランジスタを相異なる構造で形成することにより、各領域で求められる素子の特性を最適化させうる。
すなわち、セルアレー領域のトランジスタのソース/ドレイン領域は低濃度のリン不純物のみで形成されるため、結晶欠陥の発生が最小となり、漏れ電流の発生を防ぐことができる。コア領域のトランジスタのn- ソース/ドレイン領域は拡散度がリンより低い砒素で形成されるため、ソース/ドレインの側面拡散による有効チャンネルの長さの減少を最小としてパンチスルーのマージンを増加させることができる。かつ、周辺回路領域のトランジスタのソース/ドレインはリンから構成されたn- ソース/ドレイン領域と砒素から構成されたn+ ソース/ドレイン領域のLDD又はDDD構造で形成されるため、電流の駆動能力を最適化させうる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面に基づき本発明の実施の形態を詳しく説明する。
本発明は以下で開示される実施例に限るものでなく、相異なる様々な形態で具現される。ただし、本実施例は本発明の開示が完全になるようにし、通常の知識を持つ者により発明の範囲を完全に知らせるために提供される。添付図面においては、各種の膜と領域の厚さは明瞭性のために強調している。かつ、ある一つの膜が他の膜又は基板の上に存在するとするとき、他の膜又は基板の真上に存在するか、層間膜が存在することもある。トランジスタは広い意味でスイッチング素子と言える。
【0016】
図2は本発明の第1実施例による半導体メモリ装置の構造を示す断面図である。図3は図2に示したセルアレー領域のトランジスタを、図4はコア領域のトランジスタを、図5は周辺回路領域のトランジスタを示す拡大断面図である。
図2を参照すれば、半導体基板100に形成されたトレンチ型の素子分離酸化膜102によりセルアレー領域、コア領域及び周辺回路領域の活性領域がそれぞれ定義されている。それぞれの活性領域内にはソース/ドレイン用の不純物領域106,108,112が、活性領域にはゲート絶縁膜103、ゲート電極104及びキャッピング膜105が形成されている。セルアレー領域、コア領域及び周辺回路領域に形成されたゲート電極104の側面にはスペーサ110aが形成されている。
【0017】
図3を参照すれば、セルアレー領域のトランジスタは低濃度のn- 不純物領域106のみからなるソース/ドレイン領域で構成される。このようにソース/ドレイン領域が低濃度のn- 不純物領域106のみで形成されると、基板100内に微量の結晶欠陥のみが存在する。したがって、漏れ電流の増加を防ぐことにより、リフレッシュ特性を最大とする。n- 不純物領域106はリンイオンで構成されることが望ましく、リンイオンの濃度は1017〜1019cm-3程度のものが望ましい。
【0018】
図4を参照すれば、コア領域のトランジスタは低濃度のn- 不純物領域108がチャンネルを向けて高濃度のn+ 不純物領域112より拡張されたLDD構造で形成されている。本実施例では、ソース/ドレイン領域をLDD構造としたが、低濃度のn- 不純物領域108が高濃度のn+ 不純物領域112を取り囲むDDD構造で形成することもできる。
【0019】
この際、低濃度のn- 不純物領域108は1017〜1019cm-3の濃度を有する砒素イオンから構成され、高濃度のn+ 不純物領域112は1018〜1021cm-3の濃度を有する砒素イオンから構成される。
図5を参照すれば、周辺回路領域のトランジスタはコア領域のトランジスタのようにLDD構造で形成されているが、コア領域のトランジスタのゲート電極よりゲート電極が長く、低濃度のn- 不純物領域106は1017〜1019cm-3の濃度を有するリンイオンから構成され、高濃度のn+ 不純物領域112は1018〜1021cm-3の濃度を有する砒素イオンから構成される。
【0020】
すなわち、コア領域トランジスタのn- 不純物領域108を構成する不純物は、周辺回路領域のn- 不純物領域106より拡散度の低い不純物から構成される。言い換えれば、周辺回路領域のn- 不純物領域106はリンイオンから構成されるが、コア領域のトランジスタのn- 不純物領域108はリンより拡散度の低い砒素で形成される。したがって、コア領域のトランジスタのソース/ドレイン領域はLDD又はDDD構造で形成されるため、電流の駆動能力を向上させると共に、n- 不純物領域106は拡散度の低い不純物で形成されるため、不純物イオンの側面拡散による有効チャンネルの長さの減少を最小とすることができる。したがって、最小のデザインルールに応じてゲートの長さを周辺回路部のものより短く形成しても、パンチスルーを防ぐことができる。
【0021】
図6〜図8は、本発明の第1実施例による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図である。
図6を参照すれば、第1導電型、例えばp型の半導体基板100の上に通常の素子分離工程、例えば浅いトレンチ素子分離工程を通して素子分離領域102を形成することにより、活性領域と非活性領域を区分する。次いで、素子分離領域102が形成された基板の全面にゲート絶縁膜103、ゲート電極用の導電膜及び絶縁膜を順次に形成する。次に、絶縁膜及び導電膜をパタニングしてゲートキャッピング層105及びゲート電極104を形成する。ゲート電極104は単一の多結晶シリコン構造又は多結晶シリコンの上に高融点の金属シリサイドが積層されているポリサイド構造のうち、いずれか一つで形成される。その後、ゲート電極104及びゲートキャッピング層105が形成された結果物の全面にフォトレジストを塗布した後、写真工程により前記フォトレジストを食刻してセルアレー領域と周辺回路領域を露出させる第1フォトレジストパターン107を形成する。第1フォトレジストパターン107をマスクとして用いて第1導電型の不純物をイオン注入することにより、セルアレー領域及び周辺回路領域に1017〜1019cm-3の濃度を有するリン不純物からなるn- 型の第1不純物領域106を形成する。
【0022】
図7を参照すれば、第1フォトレジストパターン107を取り除いた後、再び結果物の全面にフォトレジストを塗布する。写真工程により前記フォトレジストを食刻してコア領域を露出させる第2フォトレジストパターン109を形成する。第2フォトレジストパターン109をマスクとして用いて第1導電型の不純物、例えばn型の砒素不純物をイオン注入することにより、コア領域に1017〜1019cm-3の濃度を有する砒素不純物からなるn- 型の第2不純物領域108を形成する。
【0023】
図8を参照すれば、第2フォトレジストパターン109を取り除いた後、結果物の全面に、例えばシリコン窒化物やシリコン酸化物を蒸着してスペーサ用の絶縁膜110を形成する。次いで、その絶縁膜110を異方性食刻してゲート電極104の側壁にスペーサ110aを形成する。次に、結果物の全面にフォトレジストを塗布し、これを食刻してコア領域及び周辺回路領域を露出させる第3フォトレジストパターン111を形成する。前記第3フォトレジストパターン111をマスクとして用いて第1導電型の不純物、例えばn型の砒素不純物をイオン注入することにより、前記コア領域及び周辺回路領域に1018〜1021cm-3の濃度を有するn+ 型の第3不純物領域112を形成する。
【0024】
すなわち、図6〜図8に示した製造方法によれば、セルアレー領域を構成するトランジスタは、リン不純物から構成されるn- ソース/ドレイン領域のみで形成される。コア領域を構成するトランジスタは、砒素不純物から構成されるn- ソース/ドレイン領域と砒素不純物から構成されるn+ ソース/ドレイン領域で形成される。かつ、周辺回路を構成するトランジスタは、リン不純物から構成されるn- ソース/ドレイン領域と砒素不純物から構成されるn+ ソース/ドレイン領域で形成される。したがって、セルアレー領域を構成するトランジスタは、漏れ電流の増加を防止することにより、リフレッシュの特性を最大とすることができ、周辺回路領域及びコア領域のトランジスタのソース/ドレイン領域はLDD又はDDD構造で形成されているので、電流の駆動能力を向上させうる。かつ、コア領域のn- 不純物領域108は周辺回路領域のn- 不純物領域106よりも拡散度の低い不純物で形成されるので、不純物イオンの側面拡散による有効チャンネルの長さの減少を最小とすることができる。したがって、最小のデザインルールに応じてゲートの長さを周辺回路領域のものより短く形成しても、パンチスルーを防止できる。
【0025】
図9は、本発明の第2実施例による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図である。
第2実施例による製造方法は、第2不純物領域108の形成工程までは第1実施例と同様である。ただし、第2実施例はスペーサの形成段階及びスペーサの形態において第1実施例と異なる。第2実施例では、スペーサ用の絶縁膜110を形成した後、セルアレー領域のみを覆う第3フォトレジストパターン111を形成する。次いで、第3フォトレジストパターン111を食刻マスクとして用いて絶縁膜110を異方性食刻することにより、コア領域及び周辺回路領域のゲート電極104及びキャッピング絶縁膜105の側壁にのみスペーサ110aを形成し、セルアレー領域には絶縁膜をそのまま残す。しかしながら、第1実施例では、絶縁膜110の全体を異方性食刻することにより、図8に示したように、全領域にかけてスペーサ110aを形成する。その他の後続く工程は第1実施例と同様に行われる。このように第3フォトレジストパターン111でセルアレー領域を覆った後、絶縁膜110を異方性食刻してスペーサを形成することにより、セルアレー領域に発生する基板の損傷を最小として漏れ電流の発生を防ぐことができる。
【0026】
【発明の効果】
したがって、上述したように、本発明によれば、次のような効果が得られる。第一に、ソース/ドレイン領域が高濃度の砒素不純物で形成されれば、基板に結晶の欠陥が誘発される。特に、熱酸化工程又はイオン注入のような後続く工程時、その欠陥が深化して接合漏れ電流をもたらす。したがって、本発明のメモリ装置では、セルアレー領域のソース/ドレイン領域は低濃度(1017〜1019cm-3)のリン不純物のみで形成されるため、結晶欠陥の発生が最小となり、漏れ電流の発生を防ぐことができる。
【0027】
第二に、デザインルールに直接影響を受けるコア回路領域のトランジスタにおいては、パンチスルーの改善が強く求められるため、拡散度がリンより低い砒素を用いてn- ソース/ドレイン領域を形成する。したがって、ソース/ドレインの側面拡散による有効チャンネルの長さの減少を最小としてパンチスルーマージンを増加させうる。
【0028】
第三に、周辺回路領域を従来の方法のように、リンから構成されるn- ソース/ドレイン領域と砒素から構成されるn+ ソース/ドレイン領域のLDD又はDDD構造で形成することにより、電流の駆動能力を最適化させる。
本発明は前記実施例に限るものでなく、多くの変形が本発明の技術的な思想内で当分野の通常の知識を持つ者により可能なのは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の半導体メモリ装置の断面図である。
【図2】本発明の第1実施例による半導体メモリ装置の断面図である。
【図3】図2のセルアレー領域のトランジスタの拡大断面図である。
【図4】コア領域のトランジスタの拡大断面図である。
【図5】周辺回路領域のトランジスタの拡大断面図である。
【図6】本発明の第1実施例による半導体メモリ装置の製造方法を示す断面図である。
【図7】本発明の第1実施例による半導体メモリ装置の製造方法を示す断面図である。
【図8】本発明の第1実施例による半導体メモリ装置の製造方法を示す断面図である。
【図9】本発明の第2実施例による半導体メモリ装置の製造方法を示す断面図である。
【符号の説明】
100 半導体基板
102 素子分離酸化膜
103 ゲート絶縁膜
104 ゲート電極
105 キャッピング膜
106 不純物領域
107 第1フォトレジストパターン
108 不純物領域
109 第2フォトレジストパターン
110 絶縁膜
110a スペーサ
111 第3フォトレジストパターン
112 不純物領域
Claims (10)
- データを貯蔵する複数のセルが配列されるセルアレー領域に形成され、ソース/ドレイン領域が低濃度の不純物領域のみからなる複数の第1スイッチング素子と、
前記データを感知するための回路が配列されるコア領域に形成され、ソース/ドレイン領域が同一のドープ剤で形成された高濃度の不純物領域と低濃度の不純物領域からなる複数の第2スイッチング素子と、
前記複数のセルを駆動させるための回路が配列される周辺回路領域に形成され、ソース/ドレイン領域が相異なるドープ剤で形成された高濃度の不純物領域と低濃度の不純物領域からなる複数の第3スイッチング素子とを含み、
前記第2スイッチング素子の低濃度の不純物領域を形成するドープ剤は、前記第3スイッチング素子の低濃度の不純物領域を形成するドープ剤よりも拡散度が低いことを特徴とする半導体メモリ装置。 - 前記第1スイッチング素子の不純物領域はリンで形成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置。
- 前記第2スイッチング素子の高濃度と低濃度の不純物領域を形成するドープ剤は砒素であることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置。
- 前記第3スイッチング素子の高濃度の不純物領域を形成するドープ剤は砒素であり、低濃度の不純物領域を形成するドープ剤はリンであることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置。
- データを貯蔵する複数のセルが配列されるセルアレー領域に形成され、ソース/ドレイン領域が低濃度のリン領域のみからなる複数の第1スイッチング素子と、
前記データを感知するための回路が配列されるコア領域に形成され、ソース/ドレイン領域が高濃度の砒素領域と低濃度の砒素領域からなる複数の第2スイッチング素子と、
前記複数のセルを駆動させるための回路が配列される周辺回路領域に形成され、ソース/ドレイン領域が高濃度の砒素領域と低濃度のリン領域からなる複数の第3スイッチング素子とを含むことを特徴とする半導体メモリ装置。 - データを貯蔵する複数のセルが配列されるセルアレー領域、前記データを感知するための回路が配列されるコア領域及び前記複数のセルを駆動させるための回路が配列される周辺回路領域をそれぞれ分離するための素子分離領域を半導体の基板上に形成する段階と、
前記半導体の基板上にゲート絶縁膜及び導電膜を積層した後、順次に食刻してゲート電極を形成する段階と、
写真工程により前記セルアレー領域及び周辺回路領域をオープンさせ、第1不純物をイオン注入することにより、前記セルアレー領域及び周辺回路領域に第1不純物領域を形成する段階と、
写真工程により前記コア領域をオープンさせ、第2不純物をイオン注入することにより、前記コア領域に第2不純物領域を形成する段階と、
前記第2不純物領域を形成する段階で用いたレジストパターンを取り除いた後、前記第2不純物領域が形成された前記基板の全面に絶縁膜を蒸着し、これを異方性食刻することにより、前記ゲート電極の側壁にスペーサを形成する段階と、
写真工程により前記コア領域及び周辺回路領域をオープンさせ、第3不純物をイオン注入することにより、前記コア領域及び周辺回路領域に前記第2不純物領域よりも高い不純物の濃度を有する第3不純物領域を形成する段階とを備え、
前記第2不純物は、前記第1不純物よりも拡散度が低いことを特徴とする半導体メモリ装置の製造方法。 - 前記第1不純物領域はリンから構成され、その濃度は1017〜1019cm-3であることを特徴とする請求項6に記載の半導体メモリ装置の製造方法。
- 前記第2不純物領域は砒素から構成され、その濃度は1017〜1019cm-3であることを特徴とする請求項6に記載の半導体メモリ装置の製造方法。
- 前記第3不純物領域は砒素から構成され、その濃度は1018〜1021cm-3であることを特徴とする請求項6に記載の半導体メモリ装置の製造方法。
- 前記スペーサを形成する段階は、
前記第2不純物領域を形成する段階で用いたレジストパターンを取り除いた後、前記第2不純物領域が形成された前記基板の全面に絶縁膜を蒸着する段階と、
写真工程により前記コア領域及び周辺回路領域に形成された絶縁膜を露出させる段階と、
露出された前記絶縁膜を異方性食刻して前記コア領域及び周辺回路領域に形成されたゲート電極の側壁にスペーサを形成する段階とからなることを特徴とする請求項6に記載の半導体メモリ装置の製造方法。
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