JP3566861B2 - 半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体記憶装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体記憶装置はその情報を記憶しているメモリ領域とその情報を外部と受け渡しする周辺回路領域に分けることができる。図9に示す第1の従来の半導体記憶装置の製造方法は以下の通りである。
【0003】
まず、シリコン基板31に選択酸化法(LOCOS)またはシャロートレンチ(STI)によってシリコン酸化膜32が形成される。その後、シリコン酸化膜32が形成されていない領域にゲート酸化膜33が形成され、その上に、ポリシリコン34、タングステン又はモリブデンの高融点金属又は高融点金属シリサイド膜35、エッチング時のマスク用及び反射防止用のCVD膜(図示せず。)が堆積され、フォトリソグラフィ法及びドライエッチング法によってMOSトランジスタのゲート電極が全領域に形成される。
【0004】
次に、周辺回路領域におけるトランジスタのソース及びドレインとメモリ領域におけるトランジスタのソース及びドレインとを同時又は別々に行い、1018〜1019cm−3の低濃度拡散層38、41を形成する。
【0005】
次に周辺回路領域に1020cm−3程度の高濃度拡散層を形成するために必要な側壁保護膜39を形成するために、CVD法にて堆積させた、堆積温度が400℃程度の低温酸化膜(Low Temperature Oxide)や堆積温度が700〜900℃程度の高温酸化膜(High Temperature Oxide)又はSiNをドライエッチング法にて全面にエッチバックすることで形成し、フォトリソグラフィ法を用いてメモリ領域をマスクし、イオン注入法を行い、周辺回路領域に高濃度拡散層40を形成する。
【0006】
次に、CVD法、フォトリソグラフィ法及びドライエッチング法によりキャパシタ43、50及びビット線42を有する半導体記憶装置またはそれを設けた半導体装置はその加工を行う。また、あるいはキャパシタ43、50及びビット線42を有しない半導体記憶装置または半導体記憶素子を設けた半導体装置はメタル配線44等を行う。
【0007】
前者の構造の具体的な製造方法は、以下の通りである。
まず、CVD法でゲート電極34、35上に絶縁膜を形成し、フォトリソグラフィ法及びエッチング法でビットライン42と基板31とのコンタクトホールを形成する。次に、CVD法でタングステンシリサイド等の高融点金属シリサイド/N+ポリシリコンを形成し、フォトリソグラフィ法及びエッチング法でビットライン42を加工する。
【0008】
次に、CVD法でキャパシタ下部電極43とビットライン42との間の絶縁膜を形成する。次に、フォトリソグラフィ法及びエッチング法でキャパシタ下部電極43と基板31とのコンタクトホールと形成する。次に、CVD法でN+ポリシリコンを堆積し、フォトリソグラフィ法及びエッチング法でキャパシタ下部電極43を形成する。次に、キャパシタ用絶縁膜(図示せず)を形成し、N+ポリシリコンをCVD法で堆積する。
【0009】
次に、フォトリソグラフィ法及びエッチング法でキャパシタ上部電極50を形成する。次に、キャパシタ上部電極50とメタル配線44との間の層間絶縁膜をCVD法で堆積する。次に、フォトリソグラフィ法及びエッチング法でメタル配線44と基板31との間のコンタクトホールを形成する。次に、スパッタ法でメタルを堆積した後、フォトリソグラフィ法及びエッチング法でメタル配線44を形成する。
【0010】
また、後者の構造の具体的な製造方法は、以下の通りである。
まず、CVD法でゲート電極34、35上に絶縁膜を形成し、フォトリソグラフィ法及びエッチング法でビットライン42と基板31とのコンタクトホールを形成する。次に、CVD法でタングステンシリサイド等の高融点金属シリサイド/N+ポリシリコンを形成し、フォトリソグラフィ法及びエッチング法でビットライン42を加工する。
【0011】
次に、キャパシタ上部電極50とメタル配線44との間の層間絶縁膜をCVD法で堆積する。次に、フォトリソグラフィ法及びエッチング法でメタル配線44と基板31との間のコンタクトホールを形成する。次に、スパッタ法でメタルを堆積した後、フォトリソグラフィ法及びエッチング法でメタル配線44を形成する。
【0012】
しかし、この従来の製造方法では、側壁保護膜39を形成するときにそのドライエッチングのダメージがシリコン基板11に入り、これに起因するリーク電流が発生したり、素子を分離するための酸化膜12が薄くなるために分離特性が悪化してしまう。
【0013】
このような欠点を解決する方式として、特開平3−191569号公報、特開平7−106432号公報に開示されている方法がある。これらの方法では側壁保護膜39のエッチバック時にメモリ領域にマスクをして、メモリ領域にドライエッチングのダメージが入らないようにしている。
【0014】
図10に特開平3−191569号公報に開示されている第2の従来技術を示す。この例では、側壁保護膜39のエッチバック時にメモリ領域をマスクするためにフォトレジストを使っている。メモリ領域では側壁保護膜39がエッチングされずに高融点金属又は高融点金属シリサイド膜35の上に残っており、メモリ領域がそのエッチングされなかった側壁保護膜39の膜厚分高くなっている。
【0015】
図11に特開平7−106432号公報に開示されている第3の従来技術を示す。この例では、側壁保護膜39のエッチバック時のメモリ領域のマスクにキャパシタ上部電極50を用いている。
【0016】
具体的には、低濃度拡散層38、41の注入までは従来と同様に行う。側壁保護膜39を形成するための絶縁膜を堆積した後に、従来の工程では側壁保護膜39形成のエッチングと高濃度拡散層40を形成する前にキャパシタを形成する。キャパシタの上部電極50をマスクにして、側壁保護膜をエッチングして形成する。その後、高濃度拡散層40を注入する。キャパシタ上部電極50をマスクとするので、キャパシタ部分には側壁保護膜19形成のためのエッチングのダメージが入らない。この例でも、メモリ領域では側壁保護膜がエッチングされず、高融点金属又は高融点金属シリサイド膜35の上に残っており、メモリ領域がその膜厚分高くなっている。
【0017】
つまり、いずれの方法でも、メモリ領域の側壁保護膜39がエッチングされずに残り、この時点で周辺回路領域とメモリ領域で、1000〜3000Å程度の余分な標高差が生じてしまう。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
上述の方法では、周辺回路領域に高濃度拡散層20を形成するのに必要な側壁保護膜19を形成するときのドライエッチングによるダメージがシリコン基板11に生じる。また、選択酸化法等によって形成したシリコン酸化膜が薄くかつ後退するために素子分離特性が劣化してしまい、キャパシタ43、50に蓄積された電荷がリークし、十分な記憶保持時間が得られない。
【0019】
また、キャパシタ23を有しない半導体記憶装置又は半導体装置においても、リーク電流の影響で十分な出力レベルが得られなくなる。それらの問題を解決すべく特開平3−191569号公報、特開平7−106432号公報に開示された方法があるが、これらの方法では、メモリ領域のシリコン基板へのダメージの回避、素子分離特性の劣化の抑制、且つ、メモリ領域と周辺回路領域との間に余分な標高差の発生させ、後工程の加工を困難にする。
【0020】
これは、従来では、メモリセル部分においても、多種類の膜形成がなされており、段差が多くなっているので、逆にそのために、ドライエッチングにおいても下地のダメージを緩和しているわけであり、あまり問題になっていなかったが、近年、微細化の進展とともに、厚さ方向にも段差を小さくしなくてはならなくなってきている。フォーカスマージンを小さくしなくてはならない点もその一因として挙げられる。このフォーカスマージンにはステッパーステージの傾きやウエハのひずみやステッパーのフォーカス合わせ精度等を考慮する必要があり、デバイス構造の高低は、例え1000Åでも減らすことが要求されている。
【0021】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明の半導体記憶装置の製造方法は、同一半導体基板上に、メモリ領域と周辺回路領域とを備えた半導体記憶装置の製造方法において、
上記半導体基板上の少なくともメモリ領域及び周辺回路領域にゲート絶縁膜を形成し、更にゲート電極材料を堆積させる工程と、
上記メモリ領域上と上記周辺回路領域におけるゲート電極となる領域上とにレジストパターンを形成し、該レジストパターンをマスクとして上記ゲート絶縁膜及びゲート電極をパターニングする工程と、
上記レジストパターンを除去した後、上記周辺回路領域におけるソース・ドレイン領域の低濃度不純物領域を形成するためのイオン注入を行う工程と、
少なくとも上記メモリ領域と上記周辺回路領域との上に絶縁膜を形成し、エッチバックすることにより、上記メモリ領域における絶縁膜を除去し、かつ上記周辺回路領域におけるゲート電極側壁に側壁保護膜を形成する工程と、
上記ゲート電極材料、上記周辺回路領域におけるゲート電極及び上記側壁保護膜をマスクとして上記周辺回路領域におけるソース・ドレイン領域の高濃度不純物領域を形成するためのイオン注入を行う工程と、
上記周辺回路領域上及び上記メモリ領域のゲート電極となる領域上とにレジストパターンを形成し、上記メモリ領域において該レジストパターンをマスクとして上記ゲート絶縁膜及びゲート電極をパターニングすることで側壁保護膜のないゲート電極を形成する工程と、
該レジストパターンをマスクとして上記メモリ領域のソース・ドレイン領域の低濃度不純物領域を形成するためのイオン注入を行う工程とを有することを特徴とするものである。
【0022】
また、請求項2に記載の本発明の半導体装置の製造方法は、上記絶縁膜を素子分離領域上にも形成することを特徴とする、請求項1に記載の半導体記憶装置の製造方法である。
【0023】
【実施の形態】
以下、一の実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
【0024】
図1乃至図7は一の実施の形態の半導体装置の製造工程図である。尚、各図において、(a)はメモリ領域の断面を示し、(b)は周辺回路領域のNMOSトランジスタの断面を示す。但し、周辺回路領域はPMOSトランジスタとNMOSトランジスタからなるCMOSトランジスタ構造であるが、PMOSトランジスタは図示していない。
【0025】
図1(a)、(b)に示すように、シリコン基板1の表面に選択酸化法またはシャロートレンチ法(STI)によって形成した膜厚200〜600nmのシリコン酸化膜12と膜厚6〜12nmのゲート酸化膜3をシリコン酸化膜2の無い領域に形成する。
【0026】
次に、図2(a)、(b)に示すように、膜厚50〜250nmの第1ポリシリコン膜4を堆積して、これにリンを注入又は拡散した後、膜厚50〜200nmのタングステン等の高融点金属又は高融点金属シリサイド膜5を堆積し、さらに膜厚50〜250nmのHTO又はLTO又はSiON膜等の、エッチングマスク及び反射防止膜となる積層膜6を形成する。
【0027】
次に、図3(a)、(b)に示すように、フォトレジスト7をマスクに、周辺回路のLTO又はHTO又はSiON膜等の積層膜6をエッチングし、続いてタングステン等の高融点金属又は高融点金属シリサイド膜5及びポリシリコン膜4を順次エッチングを行い、周辺回路領域のゲート電極を形成する。尚、フォトレジスト7を用いて、積層膜6をエッチング後、フォトレジスト7を除去し、積層膜6をマスクに高融点金属又は高融点金属シリサイド膜5及びポリシリコン膜4を順次エッチングしてもよい。
【0028】
次に、図4(a)、(b)に示すように、フォトレジスト7を除去した後、レジスト(図示せず)でPMOSトランジスタ形成領域をマスクして、NMOSトランジスタの低濃度のn型不純物のイオン注入を行って、低濃度拡散層8を形成する。次に、同様にNMOSトランジスタ形成領域をレジスト(図示せず)でマスクして、p型不純物をイオン注入して、PMOSトランジスタの低濃度拡散層(図示せず)を形成する。
【0029】
次に、図5(a)、(b)に示すように、側壁保護膜9を形成するためのLTO又はHTO又はSiNを50〜250nm堆積し、全面エッチバックを行い、側壁保護膜を形成する。このときに、LTO又はHTO又はSiNの下にあるCVD膜6を連続的にエッチングする。続いて、周辺回路の必要なところだけ開口するフォトレジストを形成し、NMOSトランジスタの高濃度のn型不純物のイオン注入を行って、高濃度拡散層10を形成する。次に、同様にPMOSトランジスタの高濃度拡散層(図示せず)を高濃度のp型不純物のイオン注入によって形成する。
【0030】
次に、図6(a)、(b)に示すように、メモリ領域の必要なところにフォトマスク17を形成し、タングステン等の高融点金属又は高融点金属シリサイド膜及びポリシリコン膜4を順次エッチングし、メモリ領域のゲート電極を形成する。続いて、低濃度のn型不純物のイオン注入を行って、低濃度拡散層11を形成する。
【0031】
次に、図7(a)、(b)に示すように、CVD、フォトエッチング等を繰り返し、ビットライン12及びキャパシタ13、20を形成するか、図8(a)、(b)に示すように、キャパシタを形成せずに、CVD、フォトエッチング等を繰り返し、メタル配線14を形成する。
【0032】
前者の構造の具体的な製造方法は、以下の通りである。
まず、CVD法でゲート電極4、5上に絶縁膜を形成し、フォトリソグラフィ法及びエッチング法でビットライン12とシリコン基板1とのコンタクトホールを形成し、次に、CVD法でタングステンシリサイド等の高融点金属シリサイド/N+ポリシリコンを形成し、フォトリソグラフィ法及びエッチング法でビットライン12を加工する。
【0033】
次に、CVD法でキャパシタ下部電極13とビットライン12との間の絶縁膜を形成する。次に、フォトリソグラフィ法及びエッチング法でキャパシタ下部電極13とシリコン基板1とのコンタクトホールと形成する。次に、CVD法でN+ポリシリコンを堆積し、フォトリソグラフィ法及びエッチング法でキャパシタ下部電極13を形成する。次に、キャパシタ用絶縁膜(図示せず)を形成し、N+ポリシリコンをCVD法で堆積する。
【0034】
次に、フォトリソグラフィ法及びエッチング法でキャパシタ上部電極20を形成する。次に、キャパシタ上部電極20とメタル配線14との間の層間絶縁膜をCVD法で堆積する。次に、フォトリソグラフィ法及びエッチング法でメタル配線14と基板1との間のコンタクトホールを形成する。次に、スパッタ法でメタルを堆積した後、フォトリソグラフィ法及びエッチング法でメタル配線14を形成する。
【0035】
また、後者の構造の具体的な製造方法は、以下の通りである。
まず、CVD法でゲート電極4、5上に絶縁膜を形成し、フォトリソグラフィ法及びエッチング法でビットライン12とシリコン基板1とのコンタクトホールを形成する。次に、CVD法でタングステンシリサイド等の高融点金属シリサイド/N+ポリシリコンを形成し、フォトリソグラフィ法及びエッチング法でビットライン12を加工する。
【0036】
次に、キャパシタ上部電極20とメタル配線14との間の層間絶縁膜をCVD法で堆積する。次に、フォトリソグラフィ法及びエッチング法でメタル配線14と基板1との間のコンタクトホールを形成する。次に、スパッタ法でメタルを堆積した後、フォトリソグラフィ法及びエッチング法でメタル配線14を形成する。
【0037】
このように作製した半導体装置は、シリコン基板1へのダメージによるリーク電流の抑制、素子分離特性の劣化によるリーク電流の抑制が余分な標高差を発生させることなく作製することができる。
【0038】
尚、本実施の形態では、周辺回路領域はCMOSトランジスタ構造としたが、NMOSトランジスタ構造又はPMOSトランジスタ構造であってもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明を用いることにより、キャパシタをもった随時記憶保持動作の必要な半導体記憶装置において、余分な標高差を与えることなく、エッチングダメージを与えないようにし、データ保持特性の長い低消費電力の半導体装置を実現できる。
【0040】
また、キャパシタを有しない読み出し専用の半導体記憶装置において、リーク電流の抑制により、読みだしレベルが下がらずに低電圧動作を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施の形態の半導体装置の製造工程のメモリ領域の一部断面図であり、(b)は同半導体装置の製造工程の周辺回路領域の一部断面図である。
【図2】(a)は本発明の一実施の形態の半導体装置の製造工程のメモリ領域の一部断面図であり、(b)は同半導体装置の製造工程の周辺回路領域の一部断面図である。
【図3】(a)は本発明の一実施の形態の半導体装置の製造工程のメモリ領域の一部断面図であり、(b)は同半導体装置の製造工程の周辺回路領域の一部断面図である。
【図4】(a)は本発明の一実施の形態の半導体装置の製造工程のメモリ領域の一部断面図であり、(b)は同半導体装置の製造工程の周辺回路領域の一部断面図である。
【図5】(a)は本発明の一実施の形態の半導体装置の製造工程のメモリ領域の一部断面図であり、(b)は同半導体装置の製造工程の周辺回路領域の一部断面図である。
【図6】(a)は本発明の一実施の形態の半導体装置の製造工程のメモリ領域の一部断面図であり、(b)は同半導体装置の製造工程の周辺回路領域の一部断面図である。
【図7】(a)は本発明の一実施の形態の半導体装置の製造工程のメモリ領域の一部断面図であり、(b)は同半導体装置の製造工程の周辺回路領域の一部断面図である。
【図8】(a)は本発明の一実施の形態の半導体装置の製造工程のメモリ領域の一部断面図であり、(b)は同半導体装置の製造工程の周辺回路領域の一部断面図である。
【図9】第1の従来の多層配線構造の半導体装置の製造工程図である。
【図10】第2の従来の多層配線構造の半導体装置の製造工程図である。
【図11】第3の従来の多層配線構造の半導体装置の製造工程図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板
2 シリコン酸化膜
3 ゲート酸化膜
4 ポリシリコン膜(ゲート電極)
5 高融点金属膜又は高融点金属シリサイド膜(ゲート電極)
6 ハードマスク又は反射防止膜
7 フォトマスク
8 第1の低濃度拡散層
9 側壁保護膜
10 高濃度拡散層
11 第2の低濃度拡散層
12 ビットライン
13 キャパシタ下部電極
14 メタル配線
17 フォトマスク
20 キャパシタ上部電極
Claims (2)
- 同一半導体基板上に、メモリ領域と周辺回路領域とを備えた半導体記憶装置の製造方法において、
上記半導体基板上の少なくともメモリ領域及び周辺回路領域にゲート絶縁膜を形成し、更にゲート電極材料を堆積させる工程と、
上記メモリ領域上と上記周辺回路領域におけるゲート電極となる領域上とにレジストパターンを形成し、該レジストパターンをマスクとして上記ゲート絶縁膜及びゲート電極をパターニングする工程と、
上記レジストパターンを除去した後、上記周辺回路領域におけるソース・ドレイン領域の低濃度不純物領域を形成するためのイオン注入を行う工程と、
少なくとも上記メモリ領域と上記周辺回路領域との上に絶縁膜を形成し、エッチバックすることにより、上記メモリ領域における絶縁膜を除去し、かつ上記周辺回路領域におけるゲート電極側壁に側壁保護膜を形成する工程と、
上記ゲート電極材料、上記周辺回路領域におけるゲート電極及び上記側壁保護膜をマスクとして上記周辺回路領域におけるソース・ドレイン領域の高濃度不純物領域を形成するためのイオン注入を行う工程と、
上記周辺回路領域上及び上記メモリ領域のゲート電極となる領域上とにレジストパターンを形成し、上記メモリ領域において該レジストパターンをマスクとして上記ゲート絶縁膜及びゲート電極をパターニングすることで側壁保護膜のないゲート電極を形成する工程と、
該レジストパターンをマスクとして上記メモリ領域のソース・ドレイン領域の低濃度不純物領域を形成するためのイオン注入を行う工程とを有することを特徴とする、半導体記憶装置の製造方法。 - 上記絶縁膜を素子分離領域上にも形成することを特徴とする、請求項1に記載の半導体記憶装置の製造方法。
Priority Applications (1)
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