JP3901196B2 - 積層セラミック電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は、積層セラミック電子部品、詳しくは、積層された複数のセラミック層の間に内部電極が配設された積層セラミック電子部品に関する。
従来、代表的な積層セラミック電子部品の一つである積層セラミックコンデンサは、図3に示す断面構造を有している。この積層セラミックコンデンサ20は、複数のセラミック層21からなるセラミック積層体20a内に、セラミック層21を間にして互いに対向する内部電極22が配設されている。セラミック積層体20aの両端部にはそれぞれ外部電極23,23が形成されており、これら外部電極23,23には内部電極22が交互に引き出されて電気的に接続されている。
前記積層セラミックコンデンサ20は、小型で大きな容量を得ることができ、種々の用途に広く用いられている。そして、さらに小型・大容量化を図るために、内部電極22の間に介在するセラミック層21の厚みを小さくしたり、内部電極22の積層枚数を増やしたりする(即ち、薄層・多層化する)ための研究、開発が行われている。
しかし、薄層・多層化が進むと、焼結の際のセラミック積層体20aの収縮歪みにより、内部電極22とセラミック層21との界面で剥離が生じてセラミック層21にクラックが発生し、目標とする特性を確保することができなくなる問題点が生じている。このような問題点は、図3に示す構造を有する積層セラミックコンデンサ20に限らず、セラミック積層体中にセラミック層を介して互いに対向するように内部電極が配設された構造を有する積層タイプのバリスタ、サーミスタ、圧電素子、多層基板などにも当てはまる。
積層セラミック電子部品におけるこのような問題点を解消するため、特許文献1には、クラックがセラミック層21の積層方向中央部分(セラミック積層体の中心部分)に近づくほど多く発生することに着目し、セラミック層21の積層方向中央部に近づくほど内部電極22の連続性と呼ばれる数値が低くなるように内部電極22の材料を調整することにより、セラミック層21の積層方向中央部分に発生する収縮応力を抑制することが開示されている。
前述のように、積層セラミックコンデンサの製造の際に、焼結時の収縮歪みにより積層体に発生するクラックは、特許文献1に開示されている発明により抑えることができる。しかしながら、製品として完成した積層セラミックコンデンサに関しては、内部電極の材料とセラミック層の材料が異なるので両者の熱膨張係数が異なり、リフロー半田による回路基板への実装工程などにおいて、熱的なストレス(熱衝撃)が積層セラミックコンデンサに加わると、熱膨張係数の相違に基づく応力がセラミック積層体に発生し、クラックが生じる。
このようなクラックは、図3のS−S線に沿う断面を示す図4において、最上部付近に位置する内部電極22の短辺方向両端部分24,24及び最下部付近に位置する内部電極22の短辺方向両端部分24,24に多く発生する。
特開平11−31633号公報
そこで、本発明の目的は、実装工程などにおいて加わる熱衝撃により発生するセラミック積層体のクラック不良を解消でき、信頼性の高い積層セラミック電子部品を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る積層セラミック電子部品は、
積層された複数のセラミック層の間に内部電極が配設された積層セラミック電子部品において、
前記内部電極の一方向断面における長さXと該断面内の空孔により形成されるギャップの総和Yとに基づいて内部電極の連続性を(X−Y)/Xで定義する場合、
積層方向の最上部に位置する内部電極と積層方向の最下部に位置する内部電極との間の距離のそれぞれ上下から10%の範囲内に位置する内部電極の連続性の平均値が、それ以外の内部電極の連続性の平均値よりも5〜20%低く設定されていること、
を特徴とする。
本発明に係る積層セラミック電子部品においては、積層体内で最上部とその近傍に位置する内部電極及び最下部とその近傍に位置する内部電極の前記連続性の平均値が、積層体内の中央部分に位置する内部電極の前記連続性の平均値よりも低く設定されている。即ち、積層体内で最上部とその近傍に位置する内部電極及び最下部とその近傍に位置する内部電極の電極材料密度が低くなっている。それゆえ、熱衝撃が加えられて積層体(セラミック層及び内部電極)が熱膨張したときに、内部電極の電極材料密度の低い部分が変形しやすく、セラミック層に加わるストレスが緩和される。これにより、積層体の最上部とその近傍に位置する内部電極及び最下部とその近傍に位置する内部電極に発生する応力、特にこれらの内部電極の短辺方向の両端部分に発生する応力が小さくなり、熱衝撃が加わってもこの部分にクラックが発生するのが防止される。
なお、最上部に位置する内部電極及び最下部に位置する内部電極との間の距離のそれぞれ上下から10%の範囲内に位置する内部電極の前記連続性の平均値、それ以外の内部電極の前記連続性の平均値との差が5%未満のときは、熱衝撃が加わったときに積層体にクラックが発生するようになり、20%を超えると所要の電気特性を得ることができなくなる。
本発明に係る積層セラミック電子部品は、コスト面から内部電極にニッケル又はニッケル合金を用いることが好ましい。
また、セラミック層はその厚みが10μm以下でその積層枚数が100枚以上であることが好ましい。セラミック層はその厚さが薄くなるほど、熱衝撃が加えられたときの内部電極とセラミック層の膨張率の差から生じる応力の影響が大きくなり、積層体にクラックが発生しやすくなる傾向がある。この傾向はセラミック層の厚みが10μm以下になると著しくなる。しかし、このような場合にも、内部電極の前記連続性を制御することにより、積層体にクラックが発生するのを防止することができる。また、セラミック層はその積層枚数が100枚以上となると、熱衝撃が加えられたときの内部電極とセラミック層の膨張率の差から生じる応力の影響が大きくなり、積層体にクラックが発生しやすくなる傾向がある。この傾向はセラミック層の積層枚数が100枚以上になると著しくなる。しかし、このような場合にも、内部電極の前記連続性を制御することにより、積層体にクラックが発生するのを防止することができる。
本発明によれば、積層体内で最上部とその近傍に位置する内部電極及び最下部とその近傍に位置する内部電極の電極材料密度が低くなっているので、熱衝撃が加えられて積層体が熱膨張したときに、積層体の最上部とその近傍に位置する内部電極及び最下部とその近傍に位置する内部電極に発生する応力、特にそれらの内部電極の短辺方向の両端部分に発生する応力が小さくなり、これら部位にクラックが発生するのを防止することができ、従って、耐熱衝撃性を有し、実装後も所望の性能を確実に発揮することができる信頼性の高い積層セラミック電子部品を得ることができる。
以下、本発明に係る積層セラミック電子部品の実施例について添付図面を参照して説明する。
(第1実施例)
本発明の第1実施例である積層セラミック電子部品は積層セラミックコンデンサであって、その縦断面構造を図1に示す。この積層セラミックコンデンサ10は、セラミック層11からなるセラミック積層体10a内に、セラミック層11を間にして互いに対向する、例えば、Ni又はNi合金からなる内部電極12,12を配設したものである。
セラミック積層体10aの両端部には、それぞれ外部電極13,13が形成されており、これら外部電極13,13には内部電極12が交互に引き出されて電気的に接続されている。
セラミック層11は、いずれも、誘電体セラミック材料をドクターブレード法や引き上げ法などの手法で成形したセラミックグリーンシートからなり、該シートの表面に形成された内部電極12とともに積層及び圧着されて焼成され、積層体10aとされている。
内部電極12は、図2(a)に示すような矩形形状をなし、前記セラミックグリーンシート上に導電ペーストを印刷して形成されている。内部電極12は金属粒子が連続して一様にセラミック層11の上に分布することにより形成されているものではなく、微視的に見たときには多数の空孔が分布している。そこで、内部電極12の連続性と呼ばれる数値を次のように定義する。
即ち、内部電極12の連続性は、図2(a),(b)に示すように、内部電極12の長辺方向の中央に沿うT−T線断面における長さXと該断面内に内部電極12が有する空孔により形成されるギャップgの総和Yとにより,(X−Y)/Xで定義する。このように定義された連続性の値は、内部電極12を形成する導電ペースト中の金属(例えば、Ni又はNi合金)の固形分比や内部電極12の厚み、金属粒径を変化させることにより制御することができる。
本第1実施例では、前記連続性を内部電極12を形成する導電ペースト中の金属含有量に基づいて制御している。そして、本第1実施例では、最上部に位置する内部電極12と最下部に位置する内部電極12との間の距離dのそれぞれ上下から10%の範囲fにそれぞれ位置する内部電極12の前記連続性の平均値が、それ以外の(積層方向の中央部分に位置する)内部電極12の前記連続性の平均値に比較して、5〜20%低く設定している。この数値は、次のような熱衝撃試験の結果に基づくものである。
即ち、熱衝撃試験に用いた積層セラミックコンデンサの試料1〜7の共通仕様として、セラミック積層体10aの寸法、セラミック層11の厚み、内部電極12の積層枚数、静電容量、セラミック積層体10aの積層方向中央部分に位置する内部電極12の金属コンテント(固形分比)及びその連続性の平均値の各数値を、それぞれ次のような値とした。
セラミック積層体の寸法:1.6mm×0.8mm×0.8mm
セラミック層の厚み :3.0μm
セラミック層の積層枚数:180枚
内部電極厚み :0.68μm
内部電極の金属粒径 :0.2μm
静電容量 :1μF(目標値)
積層方向中央部分の内部電極の金属コンテント:48%
積層方向中央部分の内部電極の連続性の平均値:70%
そして、前記共通仕様を有し、前記距離dの10%の範囲fにそれぞれ位置している内部電極12の前記連続性の平均値が、70.0%(試料1)、67.9%(試料2)、66.5%(試料3)、63.0%(試料4)、60.0%(試料5)、56.0%(試料6)、52.5%(試料7)の試料1〜7をそれぞれ50個製作した。これら試料1〜7のそれぞれについて、325℃の半田槽に試料を2秒間浸漬し、その後、50倍の顕微鏡にてクラック発生の有無を確認する熱衝撃試験を実施した。その結果を次の表1に示す。
Figure 0003901196
前記表1において、試料番号に※を付した試料1,2,7は本第1実施例に対する比較例である。また、前記表1において、試料1〜7のそれぞれの静電容量は、各試料50個についての平均値である。
前記表1から分かるように、前記距離dの10%の範囲fにそれぞれ位置している内部電極12の前記連続性の平均値が66.5%で、積層方向中央部分に位置する内部電極12の前記連続性との差が5%の試料3では、熱衝撃試験におけるクラック発生個数はゼロであった。
また、内部電極12の連続性の平均値が63.0%で連続性差が10%の試料4、内部電極12の連続性の平均値が60.0%で連続性差が14%の試料5、内部電極12の連続性の平均値が56.0%で連続性差が20%の試料6も、熱衝撃試験におけるクラック発生個数はゼロであった。
これに対し、内部電極12の連続性の平均値が70.0%で連続性差が0%の試料1では、試料50個中、5個にクラックが発生した。また、内部電極12の平均値が67.9%で連続性差が3%の試料2では、試料50個中、2個にクラックが発生した。さらに、内部電極12の連続性の平均値が52.5%で連続性差が25%の試料7では、クラックが発生したものはなかったが、所要の静電容量を得ることができなかった。
前記熱衝撃試験の結果から、図1に示した構造を有する積層セラミックコンデンサにおいて、積層体の最上部に位置する内部電極12と最下部に位置する内部電極12との間の距離dの10%の範囲内にそれぞれ位置する内部電極12の前記連続性の平均値が、それ以外の内部電極12の前記連続性の平均値に比較して、5〜20%低くなるようにした積層セラミックコンデンサでは、実装時などに熱衝撃が加わっても、積層体にクラックが発生することを解消することができた。
(第2実施例)
本第2実施例では、図1に示した構造を有する積層セラミックコンデンサ10において、内部電極12の前記連続性を、内部電極12の厚みを変化させることにより制御している。そして、本第2実施例にあっても、前記第1実施例と同様に、最上部に位置する内部電極12と最下部に位置する内部電極12との間の距離dのそれぞれ上下から10%の範囲fにそれぞれ位置している内部電極12の厚みを変化させて、前記連続性の平均値が積層方向の中央部分に位置する内部電極12の前記連続性の平均値に比較して、5〜20%低くなるように設定している。
本第2実施例についても、次のような共通仕様を有するとともに、第1実施例と同様の内部電極12の連続性を有する試料1〜7を試作し、第1実施例と同様の熱衝撃試験を実施した。その結果を表2に示す。
セラミック積層体の寸法:1.6mm×0.8mm×0.8mm
セラミック層の厚み :3.0μm
セラミック層の積層枚数:180枚
内部電極の金属粒径 :0.2μm
静電容量 :1μF(目標値)
積層方向中央部分の内部電極の厚み:0.68μm
積層方向中央部分の内部電極の連続性の平均値:70%
Figure 0003901196
前記表2の熱衝撃試験の結果からも明らかなように、本第2実施例である積層セラミックコンデンサも、前記第1実施例と同様の結果を得ることができた。
(第3実施例)
本第3実施例では、図1に示した構造を有する積層セラミックコンデンサ10において、内部電極12の連続性を、内部電極12を構成する金属(Ni又はNi合金)の金属粒径を変化させることにより制御している。そして、本第3実施例にあっても、前記第1実施例と同様に、最上部に位置する内部電極12と最下部に位置する内部電極12との間の距離dの上下からそれぞれ10%の範囲fにそれぞれ位置している内部電極12の金属粒径を変化させて、その連続性の平均値が積層方向中央部分に位置する内部電極12の前記連続性の平均値に比較して、5〜20%低くなるように設定している。
本第3実施例についても、次のような共通仕様を有するとともに、第1実施例と同様の内部電極12の連続性を有する試料1〜7を試作し、第1実施例と同様の熱衝撃試験を実施した。その結果を表3に示す。
セラミック積層体の寸法:1.6mm×0.8mm×0.8mm
セラミック層の厚み :3.0μm
セラミック層の積層枚数:180枚
内部電極の厚み :0.68μm
静電容量 :1μF(目標値)
積層方向中央部分の内部電極の金属粒径:0.2μm
積層方向中央部分の内部電極の連続性の平均値:70%
Figure 0003901196
前記表3の熱衝撃試験の結果からも明らかなように、本第3実施例である積層セラミックコンデンサも、第1実施例と同様の結果を得ることができた。
(他の実施例)
なお、本発明に係る積層セラミック電子部品は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
例えば、前記各実施例では、積層セラミックコンデンサを例にとって説明したが、本発明は積層バリスタ、サーミスタ、圧電素子、多層基板などにも適用することができる。また、積層セラミック電子部品の寸法、目標とする静電容量値、セラミック層の材料や組成、内部電極の構成材料などに関しては、種々応用、変形を加えることができる。
本発明が適用される積層セラミックコンデンサの縦断面図である。 内部電極の連続性の定義を説明するための図で、(a)は平面図、(b)はT−T線に沿って存在するギャップを示す断面図である。 従来の積層セラミックコンデンサの縦断面図である。 図3のS−S線に沿う断面図である。
符号の説明
10…積層セラミックコンデンサ
10a…セラミック積層体
11…セラミック層
12…内部電極
13…外部電極
g…ギャップ
X…内部電極の長辺方向における長さ
Y…T−T線に沿って分布するギャップの総和

Claims (3)

  1. 積層された複数のセラミック層の間に内部電極が配設された積層セラミック電子部品において、
    前記内部電極の一方向断面における長さXと該断面内の空孔により形成されるギャップの総和Yとに基づいて内部電極の連続性を(X−Y)/Xで定義する場合、
    積層方向の最上部に位置する内部電極と積層方向の最下部に位置する内部電極との間の距離のそれぞれ上下から10%の範囲内に位置する内部電極の連続性の平均値が、それ以外の内部電極の連続性の平均値よりも5〜20%低く設定されていること、
    を特徴とする積層セラミック電子部品。
  2. 前記内部電極がニッケル又はニッケル合金からなることを特徴とする請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
  3. 前記セラミック層の厚みが10μm以下でその積層枚数が100枚以上であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の積層セラミック電子部品。
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