JP3888214B2 - ロータンクの蓋の取り付け構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水洗便器に付設するロータンクにおいて、ロータンク本体の上面開口にタンク蓋を被着する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図5に示すようにロータンクをロータンク本体1とタンク蓋2とで構成し、ロータンク本体1の上面開口にタンク蓋2を被着してタンク蓋2の下部の内周に設けた嵌合筒3をロータンク本体1の周壁1aの上部の内周に沿わせると共にロータンク本体1の周壁1aの外面とタンク蓋2の外面とが略面一になるように印籠蓋構造で施蓋していた。
【0003】
かかる従来例では印籠蓋構造でロータンク本体1にタンク蓋2が施蓋されるため、タンク蓋2の外面とロータンク本体1の外面とが略面一になるために外観がよくなり、またタンク蓋2の内面の結露水wが図5の矢印aのように伝って流れて嵌合筒3によりタンク蓋2とロータンク本体1との継ぎ目から外部に漏れるおそれがない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ロータンク本体1が経年変化にて図6の矢印bのように外側に膨れるように変形したとき、ロータンク本体1とタンク蓋2の継ぎ目に段差dができて外観が悪くなるという問題がある。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ロータンク本体が経年により変形してもロータンク本体とタンク蓋の継ぎ目に段差ができたりしなくて外観が悪くなることがないロータンクの蓋の取り付け構造を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明のロータンクの蓋の取り付け構造は、ロータンク本体1の上面開口にタンク蓋2を被着してタンク蓋2の下部の内周に設けた嵌合筒3をロータンク本体1の周壁1aの上部の内周に沿わせると共にロータンク本体1の周壁1a外面とタンク蓋2の外面とが略面一になるように印籠蓋構造で施蓋するロータンクの蓋の取り付け構造において、ロータンク本体1の周壁1aの上部の内周に内鍔部4を設けると共に内鍔部4の上面に複数の挟み込み突起5を設け、タンク蓋2の嵌合筒3の外面に突条6を設け、タンク蓋2の嵌合筒3をロータンク本体1の周壁1aと挟み込み突起5との間に挟み込むと共に、隣合う挟み込み突起5の間において嵌合筒3の外面の突条6をロータンク本体1の周壁1aの内面に密着させたことを特徴とする。
タンク蓋2の嵌合筒3をロータンク本体1の周壁1aと挟み込み突起5との間に挟み込んだことによりロータンク本体1が経年変化にて外側に膨れるように変形してもタンク蓋2がこの変形に追従し、ロータンク本体1とタンク蓋2の継ぎ目に段差を生じたりすることがなく、外観が悪くなることがない。またタンク蓋2が抜けにくいように取り付けることができる。またロータンク本体1の周壁1aの内面と嵌合筒3との嵌合をきつくでき、タンク蓋2が一層抜けにくいように取り付けることができる。
【0008】
またロータンク本体1の周壁1aの上端の内面に設けた係止爪7を嵌合筒3の係止穴8に係止したことを特徴とすることも好ましい。この場合、係止爪7を係止穴8に係止してタンク蓋2が一層抜けにくいように取り付けることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
先ず、図1、図2に示す実施の形態の例から述べる。ロータンクはロータンク本体1とタンク蓋2とで構成されており、ロータンク本体1やタンク蓋2は合成樹脂等で形成されている。ロータンク本体1は筒状の周壁1aと底壁とで有底筒状に形成されている。タンク蓋2は上壁2aと上壁2aの周囲から全周に亙って垂下した外周壁2bとで形成されている。タンク蓋2の外周壁2bの下端の内周から全周に亙って嵌合筒3を一体に突設してある。このタンク蓋2はロータンク本体1の上面開口を閉塞するように被着され、嵌合筒3がロータンク本体1の周壁1aの上部内周に嵌合するように嵌め込まれてロータンク本体1の上面開口が閉塞されている。
【0011】
ロータンク本体1の周壁1aの上部の内周には全周に亙って内鍔部4が一体に突設してあり、内鍔部4には上方に突出するように挟み込み突起5を突設してあり、ロータンク本体1の上面にタンク蓋2を被着した状態で周壁1aの内周と挟み込み突起5との間に嵌合筒3を挟持している。このようにすると、経年変化にてロータンク本体1が変形してもロータンク本体1の変形に追従してタンク蓋2が変形し、ロータンク本体1の外面とタンク蓋2の外面との間に段差を生じない。また嵌合筒3の外面には突条6を設けてあり、嵌合筒3を嵌合したとき突条6がロータンク本体1の周壁1aの内面に密着するようになっている。これによりタンク蓋2が抜けにくくなっている。また嵌合筒3に周方向に適当な間隔で切り込み11を設けてあり、嵌合筒3を嵌合するときに嵌合しやすくなっている。また隣り合う挟み込み突起5は連結部12にて連結してあり、挟み込み突起5を補強してある。また図3に示すものも上記例と同じであり、挟み込み突起5の形状や突条6の形状が異なるだけである。
【0013】
次に図4に示す実施の形態の例について述べる。ロータンク本体1の周壁1aの上部の内周に内鍔部4を設けてあり、この内鍔部4に挟み込み突起5を突設してある。また内鍔部4より上で周壁1aの上端の内周には係止爪7を突設してあり、嵌合筒3には係止穴8を穿孔してある。ロータンク本体1にタンク蓋2を被着して嵌合筒3を嵌合した状態で嵌合筒3が周壁1aの内面と挟み込み突起5との間に挟持され、係止穴8に係止爪7が係止される。嵌合筒3が周壁1aの内面と挟み込み突起5との間に挟持されることにより、ロータンク本体1が経年変化にて変形してもタンク蓋2が追従して変形し、ロータンク本体1の外面とタンク蓋2の外面との間に段差を生じない。また係止爪7が係止穴8に係止することでタンク蓋2が一層抜けないように取り付けられる。
【0015】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明は、ロータンク本体の周壁の上部の内周に内鍔部を設けると共に内鍔部の上面に複数の挟み込み突起を設け、タンク蓋の嵌合筒をロータンク本体の周壁と挟み込み突起との間に挟み込んだので、ロータンク本体が経年変化にて外側に膨れるように変形してもタンク蓋がこの変形に追従し、ロータンク本体とタンク蓋の継ぎ目に段差を生じたりすることがなく、外観が悪くなることがないものであり、またタンク蓋が抜けにくいように取り付けることができるものである。
【0016】
また、嵌合筒の外面に設けた突条をロータンク本体の周壁の内面に密着させたので、ロータンク本体の周壁の内面と嵌合筒との嵌合をきつくでき、タンク蓋が一層抜けにくいように取り付けることができるものである。
【0017】
また本発明の請求項2の発明は、請求項1において、ロータンク本体の周壁の上端の内面に設けた係止爪を嵌合筒の係止穴に係止したので、タンク蓋が一層抜けにくいように取り付けることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の一例の一部切欠縦断面図である。
【図2】 (a)は同上の要部を拡大せる分解斜視図、(b)は要部の嵌合状態を示す断面図である。
【図3】 (a)は同上の他の例の要部の分解斜視図、(b)は(a)の組み立て状態の要部の横断面図である。
【図4】 同上の他の例の要部の分解斜視図である。
【図5】 従来例の一部切欠縦断面図である。
【図6】 従来例の問題を説明する一部切欠縦断面図である。
【符号の説明】
1 ロータンク本体
1a 周壁
2 タンク蓋
3 嵌合筒
4 内鍔部
5 挟み込み突起
6 突条
7 係止爪
8 係止穴
Claims (2)
- ロータンク本体の上面開口にタンク蓋を被着してタンク蓋の下部の内周に設けた嵌合筒をロータンク本体の周壁の上部の内周に沿わせると共にロータンク本体の周壁の外面とタンク蓋の外面とが略面一になるように印籠蓋構造で施蓋するロータンクの蓋の取り付け構造において、ロータンク本体の周壁の上部の内周に内鍔部を設けると共に内鍔部の上面に複数の挟み込み突起を設け、タンク蓋の嵌合筒の外面に突条を設け、タンク蓋の嵌合筒をロータンク本体の周壁と挟み込み突起との間に挟み込むと共に、隣合う挟み込み突起の間において嵌合筒の外面の突条をロータンク本体の周壁の内面に密着させたことを特徴とするロータンクの蓋の取り付け構造。
- ロータンク本体の周壁の上端の内面に設けた係止爪を嵌合筒の係止穴に係止したことを特徴とする請求項1記載のロータンクの蓋の取り付け構造。
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