JPH0840092A - フューエルフィラーパイプのシール構造 - Google Patents

フューエルフィラーパイプのシール構造

Info

Publication number
JPH0840092A
JPH0840092A JP20589094A JP20589094A JPH0840092A JP H0840092 A JPH0840092 A JP H0840092A JP 20589094 A JP20589094 A JP 20589094A JP 20589094 A JP20589094 A JP 20589094A JP H0840092 A JPH0840092 A JP H0840092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
filler pipe
seal
fuel filler
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20589094A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3175490B2 (ja
Inventor
Hitoshi Endo
均 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP20589094A priority Critical patent/JP3175490B2/ja
Publication of JPH0840092A publication Critical patent/JPH0840092A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3175490B2 publication Critical patent/JP3175490B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造簡易かつ安価で、製造組付けの手間を要
しない。 【構成】 フューエルフィラーパイプ5の貫通部外周を
覆ってゴム材よりなる筒状シール体1を設ける。シール
体1は両端開口部11,12の全周を厚肉に成形してこ
こに溝条14,15を形成するとともに、筒壁部13を
薄肉として軸方向へ伸縮可能となす。シール体1は、そ
の両端溝条14,15にてそれぞれ上記インナパネル2
の開口21およびフューエルインレットボックス4の開
口41の周縁に係止固定される。シール体1の開口部1
1全周に内方へ征びるシールリップ16は先端がフュー
エルフィラーパイプ5の外周に液密的に当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフューエルフィラーパイ
プのシール構造に関し、特にその構造の簡易化に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4に従来のシール構造(特公平3−4
2206号公報)を示す。図において、フューエルタン
クより延びるフューエルフィラーパイプ(以下単にフィ
ラーパイプという)5は、その先端が車両ボデーのイン
ナパネル2に設けた開口21を通って上方のフューエル
インレットボックス(以下単にインレットボックスとい
う)4内に位置している。インレットボックス4はボデ
ーアウタパネル3に設けた開口縁に筒壁の一端が接合さ
れて、フィラーリッド42により開閉される。
【0003】フィラーパイプ5の周囲には筒状のシール
ラバー6が配設されて、拡径リング7を装着したその一
端が外周溝部61により上記インレットボックス4の底
壁開口41周縁に係止されるとともに、他端の周縁は複
数位置でボデーインナパネル2の開口周縁にボルト8に
より結合されている。シールラバー6の他端内周には全
周にシールリップ62が形成されて、その先端がフィラ
ーパイプ5の貫通部外周に液密的に接している。かかる
構造により、フィラーパイプ5の軸方向の変位を可能と
しつつパイプ5周りからの燃料漏れを防止するととも
に、インレットボックス4とボデーインナパネル2の組
付け誤差を吸収しつつこれらの間への燃料漏れを防止し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
シール構造によると、シールラバーへの拡径リングの装
着やボルトの締結に手間を要し、また、これら部品の製
造管理も煩雑であった。
【0005】そこで、本発明はかかる課題を解決するも
ので、構造簡易かつ安価で、製造組付けの手間も要しな
いフューエルフィラーパイプのシール構造を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の構成では、車
両ボデーのインナパネル2に設けた開口21を挿通し
て、アウタパネル3の一部に設けたフューエルインレッ
トボックス4内に貫通位置せしめられるフューエルフィ
ラーパイプ5のシール構造において、上記フューエルフ
ィラーパイプ5の貫通部外周を覆ってゴム材よりなる筒
状シール体1を設け、該シール体1は両端開口部11,
12の全周を厚肉に形成してここに係止部14,15を
形成するとともに、筒壁部13を薄肉として軸方向へ伸
縮可能となし、上記シール体1を、その両端係止部1
4,15にてそれぞれ上記インナパネル2の開口21お
よびフューエルインレットボックス4の開口41の周縁
に係止固定し、かつシール体1の上記開口部の一方11
には、開口縁の全周に内方へ延びるシールリップ16を
形成して、その先端を上記フューエルフィラーパイプ5
の外周に液密的に当接せしめる。請求項2の構成では、
上記係止部14,15を、上記開口部11,12の筒壁
部13との境界に筒壁部周面に対して垂直に形成したス
トッパ面11a,12aを内方へ延ばして全周に形成し
た溝条により構成する。
【0007】
【作用】請求項1の構成においては、シール体の両端開
口部に形成した各係止部をインナパネルとインレットボ
ックスの開口周縁にそれぞれ係止固定するから、拡径リ
ングやボルトは不要であり、構造簡易となるとともに組
付けも容易である。
【0008】請求項2の構成においては、インナパネル
とインレットボックスの各開口周縁にストッパ面が当接
することによりシール体の各開口部が位置決めされ、同
時に、各開口部の拡径復元力により溝条が上記開口周縁
にスムーズかつ確実に装着係止される。
【0009】
【実施例】図1において、車両ボデーのインナパネルた
るレールフロアサイドパネル2には開口21が設けられ
て、該開口21に下方のフューエルタンク(図示略)か
ら延びるフィラーパイプ5が挿通され、フィラーキャッ
プ51を設けたパイプ5の先端は、やや離れた上方に位
置するインレットボックス4の容器壁に設けた開口41
を通ってボックス4内に位置している。このインレット
ボックス4は容器壁の開放口がピラーアウタパネル3に
設けた開口の周縁に接合され、フィラーリッド42によ
り開閉される。
【0010】上記フィラーパイプ5の開口貫通部の周囲
にはゴムの一体成形になる筒状シール体1が配接してあ
り、その詳細を図2で説明する。図において、シール体
1の両端開口部11,12は全周が厚肉となって、適度
な弾性復元力を有している。これら開口部11,12間
は薄肉の筒壁部13で連結されており、該筒壁部13は
中央が外方へ山形に屈曲する屈曲部131となって、こ
の屈曲部131で筒軸方向へ伸縮可能となっている。
【0011】シール体1の各開口部11,12は、筒壁
部13との境界でこれよりも径方向外方へ突出してお
り、筒壁部13に面する側面は、筒壁部13周面と直交
するストッパ面11a,12aとなっている。そして、
このストッパ面11a,12aが内方へ延長せしめられ
て、筒壁部13周面より凹陥した係止部としての溝条1
4,15となっている。また、開口部11は内周全周が
内方へ薄肉状に延びてシールリップ16となっている。
【0012】かかるシール体1をパネルに接着する場合
には、図3に示す如く、一方の開口部12を内方へ縮径
変形せしめてレールフロアサイドパネル2の開口21に
通し(図のA矢印)、その後、他方の開口部11を内方
へ縮径せしめつつフィラーボックス4の開口41よりボ
ックス内へ引き出す(図のB矢印)。この時、開口部1
2はそのストッパ面12aがパネル2の開口21縁に当
接して位置決めされるとともに復元力で拡径し、図1に
示すように溝条15が上記開口縁に嵌合する。一方、ボ
ックス4の開口より引き出した開口部11を離すと、シ
ール体1は原形に復するべく全体が軸方向へ収縮する
が、ストッパ面11aが開口41の開口縁に当接して開
口部11が位置決めされるとともに、復元力により拡径
してその溝条14が上記開口41縁に嵌合する。かくし
て、開口部11,12の各溝条14,15により開口2
1,41に装着係止されたシール体1(図1)は、筒壁
部13が適当に伸縮することにより、レールフロアサイ
ドパネル2とフィラーボックス4の組付け誤差等による
対向間隔の変動を吸収しつつ、両者の間への燃料漏れ、
あるいは水浸入を防止する。
【0013】装着された上記シール体1のシールリップ
16はその先端が、図1に示す如く、開口41を貫通す
るフィラーパイプ5の外周に液密的に接し、これによ
り、フィラーボックス4からの燃料漏れが防止される。
【0014】以上の如く、本実施例のシール構造におい
ては、ストッパ面と溝条を形成したゴム製シール体をフ
ィラーパイプ貫通用パネル開口に簡易に装着して、パネ
ル開口のシールを容易かつ確実に行うことができる。
【0015】
【発明の効果】以上の如く、本発明のフューエルフィラ
ーパイプのシール構造によれば、一体成形のゴム製シー
ル体をその係止部によりインナパネルおよびインレット
ボックスの開口に簡易かつ確実に装着して、拡径リング
やボルト等の別部品を使用することなく安価な構造で燃
料シールを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフューエルフィラーパ
イプ貫通部のパネル断面図である。
【図2】シール体の縦断面図である。
【図3】シール体の装着手順を示す概略断面図である。
【図4】従来例を示すフューエルフィラーパイプ貫通部
のパネル断面図である。
【符号の説明】
1 シール体 11,12 開口部 11a,12a ストッパ面 13 筒壁部 14,15 溝条(係止部) 16 シールリップ 2 レールフロアサイドパネル(インナパネル) 21 開口 3 ピラーアウタパネル(アウタパネル) 4 フューエルインレットボックス 41 開口 5 フューエルフィラーパイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両ボデーのインナパネルに設けた開口
    を挿通して、アウタパネルの一部に設けたフューエルイ
    ンレットボックス内に貫通位置せしめられるフューエル
    フィラーパイプのシール構造において、上記フューエル
    フィラーパイプの貫通部外周を覆ってゴム材よりなる筒
    状シール体を設け、該シール体は両端開口部の全周を厚
    肉に形成してここに係止部を形成するとともに、筒壁部
    を薄肉として軸方向へ伸縮可能となし、上記シール体
    を、その両端係止部にてそれぞれ上記インナパネルの開
    口およびフューエルインレットボックスの開口の周縁に
    係止固定するとともに、シール体の上記開口部の一方に
    は、開口縁の全周に内方へ延びるシールリップを形成し
    て、その先端を上記フューエルフィラーパイプの外周に
    液密的に当接せしめたことを特徴とするフューエルフィ
    ラーパイプのシール構造。
  2. 【請求項2】上記係止部を、上記開口部の筒壁部との境
    界に筒壁部周面に対して垂直に形成したストッパ面を内
    方へ延ばして全周に形成した溝条により構成した請求項
    1記載のフューエルフィラーパイプのシール構造。
JP20589094A 1994-07-26 1994-07-26 フューエルフィラーパイプのシール構造 Expired - Lifetime JP3175490B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20589094A JP3175490B2 (ja) 1994-07-26 1994-07-26 フューエルフィラーパイプのシール構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20589094A JP3175490B2 (ja) 1994-07-26 1994-07-26 フューエルフィラーパイプのシール構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0840092A true JPH0840092A (ja) 1996-02-13
JP3175490B2 JP3175490B2 (ja) 2001-06-11

Family

ID=16514435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20589094A Expired - Lifetime JP3175490B2 (ja) 1994-07-26 1994-07-26 フューエルフィラーパイプのシール構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3175490B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100811951B1 (ko) * 2006-08-01 2008-03-10 기아자동차주식회사 차량의 필러넥 고정장치
KR100903317B1 (ko) * 2006-11-28 2009-06-16 기아자동차주식회사 연료도어의 하우징 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100811951B1 (ko) * 2006-08-01 2008-03-10 기아자동차주식회사 차량의 필러넥 고정장치
KR100903317B1 (ko) * 2006-11-28 2009-06-16 기아자동차주식회사 연료도어의 하우징 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP3175490B2 (ja) 2001-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5437491A (en) Fuel door housing
JPH0382643A (ja) マグネットシール
US7390043B2 (en) Closure cover
JPH0840092A (ja) フューエルフィラーパイプのシール構造
JPH0927226A (ja) グロメット
JP4237011B2 (ja) ホールプラグ
JP3888214B2 (ja) ロータンクの蓋の取り付け構造
US6318735B1 (en) Wiper pivot shaft air inlet grill seal
JP2507796Y2 (ja) 燃料注入口のシ―ル構造
JPH0755142Y2 (ja) 車両の燃料注入部
JP4401563B2 (ja) グロメット
JPS637533Y2 (ja)
JPS6240224Y2 (ja)
JPH0432525Y2 (ja)
JP2516895Y2 (ja) フューエルインレットボックスのシール構造
JP7413923B2 (ja) グロメット
JP4179124B2 (ja) キャップ装置
JPH08316658A (ja) グロメット
JPH038061Y2 (ja)
JPS621096Y2 (ja)
JP3092895B2 (ja) 内装材取付構造
JPH0133897Y2 (ja)
JPH0210872Y2 (ja)
JPH0451278Y2 (ja)
JPH0413226Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110406

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120406

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140406

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term