JP2016191242A - 洗浄水タンク装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、特許文献2に記載された手洗いなしロータンクにおいても上蓋全体を取り外してメンテナンスをしなければならず、煩雑であった。また、タンク本体を覆う上蓋の端部がタンク本体の側面に位置するため外観上の見栄えがよくないという欠点があった。しかも、上蓋の上面は略平面であるために汚れが目立ち、この点でも見栄えが悪いという欠点があった。
また、本発明の他の目的は、掃除などの際にタンクカバーの上面に水がこぼれてタンクカバー内部に入った水をタンクカバー外部または内部のタンク本体内に誘導できるようにした洗浄水タンク装置を提供することである。
本発明による洗浄水タンク装置は、タンクカバーの本体部の上面に設けた開口を蓋部で取り外し可能に閉塞し、しかも本体部の開口端部に設けた係合受け部に蓋部の係合端部が係合して閉塞するため、上面における本体部と蓋部のつなぎ目が目立たず汚れも目立たないので意匠性が高い。しかも、便器本体に着座した使用者がタンクカバーに寄り掛かったとしても、蓋部はタンクカバーの上面に設けた開口にのみ設置したため、蓋部の縁が当たって不快な思いをすることがない。
これによってタンクカバーの係合受け部に流入した水を係合受け部の誘導路を通してタンクカバーの外部に排出できる。
掃除等の際にタンクカバー上の水が係合受け部に流れて外部に排出されたとして、係合受け部から溢れそうになった場合、係合受け部と係合端部の係合部から、係合受け部のガイド部に水が誘導されてタンクカバー内部に排出できる。
なお、ガイド部はガイド孔でもよいし、断面略V字状等のガイド溝等でもよい。
掃除等によってタンクカバーの本体部の上面にかかった水が、本体部の係合受け部からガイド部に誘導されて、ガイド部から落下して内蓋の貫通孔を通ってタンク本体内に回収できる。そのため、水が飛散したり洗浄水タンク装置の電気部品等に付着したりしない。
タンクカバー本体部の上面における係合受け部に流れ込んだ水は、係合受け部でガイド部に水が集められて、ガイド部から更に内蓋のスロープに落下し、スロープを流れて貫通孔からタンク本体内に落下して回収できる。この貫通孔はボールタップ等のタンク本体の収納部品を装着する孔の隙間でもよいし、この水を挿入するために形成した孔でもよい。
図1は本発明の実施形態による温水洗浄便器1を示すものであり、例えば陶器製の便器本体2の上部に便座3が設置され、便座3の後端部には例えばロータンク5が設置されている。ロータンク5は外側に設けたタンクカバー7の本体部8で概ね覆われており、上面の背面側に形成した開口8aに取り外し可能な蓋部9が設置されている。
図2及び図3において、タンクカバー7に設けた蓋部9は、例えば取り外して開口8aを通して、タンク本体10や内蓋14やその近辺の後述するボールタップ12や便器本体2を自動洗浄するモーター25等のメンテナンスを行うことができる。
図2に示す洗浄水タンク装置6において、タンク本体10は例えば樹脂製または陶器製であり、タンク本体10内にはボールタップ12、オーバーフロー管、浮玉を備えたフラッパー弁等が設置されている。タンク本体10の上面には内蓋14が設置され、下面には図示しないベースプレートが連結され、タンク本体10の下部の両側部には局部を温水洗浄するための温水洗浄用電気部品15と脱臭用電気部品や脱臭フィルター等を備えた脱臭器16とが設置されている。
特に図3において、略四角形の開口8aにおける前面8b側の一辺の係合受け部19は、図4及び図5にも示すように、本体部8の上面8dとの間に凹段部があるため、受け部18と凹段部を含めて断面略U字状の係合受け部19が一辺の全長に亘って湾曲して形成されている。係合受け部19は、上面8dから下方へ垂下した垂下部19bと垂下部19bから略水平に延びた底部19aと底部19aから上方へ突出した突出片19cとから形成されている。なお、係合受け部19は底部19aに流れ落ちた水をタンクカバー7の両端から外部に排出可能な誘導路を形成する。
一方、蓋部9は略四角形板状をなしていてその四辺の周縁部には、開口8aの3辺の受け部18と残りの一辺の係合受け部19に着座する下向き片をなす係合端部9aが形成されている。そのため、図4及び図5に示すように開口8aの前面側の断面略U字状の係合受け部19の底部19aに蓋部9の係合端部9aが着座して係合する。
また、スロープ22の傾斜面の下端部には内蓋14の貫通孔23が形成されており、貫通孔23にはタンク本体10の内部に固定されたボールタップ12の上端が突出している。貫通孔23の内径はボールタップ12の外径寸法よりも大きいため、隙間が形成されている。そのため、係合受け部19の底部19aに水が落下した場合には、ガイド孔20を通して内蓋14のスロープ22に落下し、この水はスロープ22を流れて貫通孔23の隙間からタンク本体10内に落下して回収されることになる。
図1に示す本実施形態による温水洗浄便器1において、洗浄水タンク装置6のロータンク5を水等で掃除している際、水がロータンク5の上面を流れて本体部8の開口8aと開口8aを塞ぐ蓋部9との仕切り部である係合受け部19と蓋部9の係合端部9aとの隙間に流れ込むことがある。この場合、係合受け部19が断面略U字状であるために、底部19aの高所から低所のガイド孔20に向けて流れる。また、係合受け部19に溜まった水の一部は係合受け部19を誘導路としてその両端からタンクカバー7の外部に排出される。
しかし、図3に示すように、タンク本体10の上面には、内蓋14における給水部のボールタップ12とは反対側端部に便器本体2を自動洗浄するためのモーター25と回路配線26が設置されているため、自動洗浄用のモーター25や回路配線26が水にぬれて故障や損傷等の原因になる。或いは、内蓋14からタンク本体10の側面等を通して落下して温水洗浄用電気部品15や脱臭器16等に水がかかって故障や損傷の原因になるおそれがある。
しかも、タンクカバー7は上面の背面側領域に開口8aを形成したから、凸曲面形状をなす前面8b側に蓋部9が露出せず、外観がきれいである上に、便座3に着座した使用者が前面8bに背もたれすることができる。
そのため、タンクカバー7の上面におちた掃除用等の水がタンク本体10に流れ込んで、自動洗浄用のモーター25やその回路配線26に掛かったり、或いはタンク本体10のベースプレート上に設置した温水洗浄用電気部品15や脱臭用電気部品と脱臭フィルター等を備えた脱臭器16等に落下して水濡れすることを防止できる。
また、ガイド溝28bの真下には内蓋14の貫通孔29が形成されている。或いは貫通孔29に代えて上述した実施形態に示すスロープ22に水が落下するようにしてもよい。
いずれの場合でも、上面の係合受け部28内に落下した水は底部28aからガイド溝28bに集められてガイド溝28bから貫通孔29、またはスロープ22及び貫通孔23を通ってタンク本体10内に落ちて回収される。
また、本発明による洗浄水タンク装置6は、ロータンク5に限定されることなく、温水洗浄便器1に採用する適宜のタンクや、温水洗浄便座を有さない水洗便器等にも適用できる。
2 便器本体
5 ロータンク
6 洗浄水タンク装置
7 タンクカバー
8 本体部
8a 開口
8b 前面
8d 上面
9 蓋部
9a 係合端部
19、28 係合受け部
19a,28a 底部
20 ガイド孔
22 スロープ
23 貫通孔
28b ガイド溝
29 貫通孔
Claims (5)
- 洗浄水を貯留するタンク本体と前記タンク本体を覆っているタンクカバーとを備えた洗浄水タンク装置であって、
前記タンクカバーは、上面及び側面を有していて前記上面に開口を備えた本体部と、前記開口を閉塞する取り外し可能な蓋部とを有していて、
前記本体部の開口端部に設けている係合受け部と、前記蓋部に設けていて前記係合受け部に係合する係合端部とを備えたことを特徴とする洗浄水タンク装置。 - 前記本体部の係合受け部は、流入した水を前記タンクカバー外部に導く誘導路を形成している請求項1に記載された洗浄水タンク装置。
- 前記係合受け部は、流入した水を前記タンクカバー内に誘導するガイド部を設けた請求項1または2に記載された洗浄水タンク装置。
- 前記係合受け部に設けたガイド部の下方には前記タンク本体の内蓋を有しており、該内蓋には前記タンク本体内に連通する貫通孔を設けている請求項3に記載された洗浄水タンク装置。
- 前記内蓋には、前記係合受け部のガイド部から落下する水を前記貫通孔に案内するスロープを有している請求項4に記載された洗浄水タンク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015071401A JP2016191242A (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | 洗浄水タンク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015071401A JP2016191242A (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | 洗浄水タンク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016191242A true JP2016191242A (ja) | 2016-11-10 |
Family
ID=57246345
Family Applications (1)
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JP2015071401A Pending JP2016191242A (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | 洗浄水タンク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016191242A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0547074U (ja) * | 1991-11-30 | 1993-06-22 | 東陶機器株式会社 | 水洗便器の洗浄水タンク |
JPH084076A (ja) * | 1994-06-17 | 1996-01-09 | Toto Ltd | 手洗器付大便器ユニット |
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JP2003193530A (ja) * | 2001-12-25 | 2003-07-09 | Matsushita Electric Works Ltd | ロータンク |
JP2003313915A (ja) * | 2002-04-23 | 2003-11-06 | Matsushita Electric Works Ltd | ロータンクの蓋の取り付け構造 |
-
2015
- 2015-03-31 JP JP2015071401A patent/JP2016191242A/ja active Pending
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