JP7237280B2 - 洗浄水タンク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄水タンク装置に係り、特に、便器を洗浄する洗浄水を貯水する洗浄水タンク装置に関する。
従来、局部洗浄装置と、洗浄水タンクとが、同じケーシング内に収納されたトイレ装置が知られている。このようなトイレ装置においては、洗浄水タンクに貯水された洗浄水が蒸発してケーシング内で結露することで結露水を生じ、例えば、局部洗浄装置がその結露水によりショートしてしまうなど、結露水が電装部品と接触して不具合をきたす恐れがある。よって、洗浄水タンクは、密閉式のタンク構造に形成されている。
特開2011-256530号明細書
しかしながら、特許文献1に示すような洗浄水タンクでは、密閉式のタンク構造を形成するため、タンク本体とタンク蓋体との接合部分にパッキンからなるシール部材を設け、このパッキンによって気密性を保持していた。このようにパッキンによりタンク本体とタンク蓋体とを接合しようとすると、部品交差等を考慮してパッキンを比較的大きく形成する必要が生じ、その分、洗浄水タンクが大型化してしまうという問題があった。また、パッキンをタンク本体の形状に合わせて張り付けるための手間やコストがかかる等、施工性が悪くなるという問題があった。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題点と課題を解決するためになされたものであり、水シール部により水蒸気が洗浄水タンクの外部に漏洩することを抑制でき、従来のパッキン等によるシール部材を省略して洗浄水タンク装置を小型化及びローシルエット化することができる洗浄水タンク装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、便器を洗浄する洗浄水を貯水する洗浄水タンク装置であって、底面と立壁とを備えた洗浄水タンクと、上記立壁の上部に取付けられ、上記洗浄水タンクの上部開口部を覆う蓋部とを備え、上記蓋部は、上記立壁の上部に取付けられた状態で、上記立壁の内側に沿って延びる垂下リブを備え、上記立壁と上記垂下リブとの間の隙間により、水シール部が上下方向且つ周方向に形成され、この水シール部のシール部分は、上記洗浄水タンクの内部で発生した水蒸気の結露水により形成されることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、立壁と垂下リブとの間の隙間により水シール部が上下方向且つ周方向に形成され、この水シール部のシール部分は洗浄水タンクの内部で発生した水蒸気の結露水により形成される。これにより、洗浄水タンクの内部で水蒸気が発生する場合に、水シール部のシール部分が形成され、水蒸気が洗浄水タンクの外部に漏洩することが抑制される。よって、水シール部により水蒸気が洗浄水タンクの外部に漏洩することを抑制でき、従来のパッキン等によるシール部材を省略して洗浄水タンク装置を小型化及びローシルエット化することができる。また、洗浄水タンクの内部で発生した水蒸気が蓋部の内面に結露して結露水を生じ、蓋部の内面に付着した結露水の少なくとも一部が、蓋部の内面から垂下リブに沿って流下する場合、毛細管現象によって結露水が垂下リブの下端における立壁と垂下リブとの間の隙間に入り込み、この隙間において表面張力によって水滴がその場に保持されシール部分を形成する。よって、洗浄水タンクの内部で水蒸気が発生する場合に、水シール部のシール部分が形成され、水蒸気が洗浄水タンクの外部に漏洩することが抑制できる。
本発明において、好ましくは、上記蓋部は、上記垂下リブの位置よりも外側まで突出し、上記洗浄水タンクの上記立壁の上端部と当接する側方リブ部を備えている。
このように構成された本発明においては、水シール部のシール部分が形成される前に水蒸気が水シール部を上昇した場合に、側方リブ部と洗浄水タンクの立壁の上端部とが当接しているため、水蒸気を側方リブ部より外側に漏洩させることを抑制することができる。また、水蒸気が立壁の上端部と側方リブ部との間を通過しにくく、水蒸気が滞留されている間に冷却され、結露水が生成され、結露水が水シール部において水シール部分を形成できる。
本発明において、好ましくは、上記側方リブ部と上記立壁の上記上端部との当接部分の幅は、平面視において、上記水シール部の隙間の幅よりも大きい。
このように構成された本発明においては、側方リブ部と立壁の上端部との当接部分の幅が水シール部の隙間の幅よりも大きいので、側方リブ部と立壁の上端部との当接部分の長さが比較的長くなり、水蒸気が当接部分を通り抜けることがより抑制される。また、水シール部の隙間の幅は、側方リブ部と立壁の上端部との当接部分の幅よりも小さいので、水シール部の隙間の幅が比較的小さくなり、当接部分を通り抜ける前の位置に留まっている水蒸気が効率よく冷却されると共に、結露水が表面張力によってその場に保持されるため水シール部に水シール部分が形成されやすい。さらに、水シール部の隙間内の毛細管現象により水シール部分が上下方向且つ周方向に形成されやすくできる。よって、水蒸気が洗浄水タンクの外部に漏洩することがより抑制できる。
本発明において、好ましくは、上記垂下リブの長さは、上記側方リブ部の長さよりも長い。
このように構成された本発明においては、側方リブ部の長さが垂下リブの長さよりも短いため、側方リブ部と立壁の上端部との当接部分から結露水を水シール部側に戻りやすくできる。さらに、垂下リブの長さは、側方リブ部の長さよりも長いため、結露水が毛細管現象により側方リブ部の高さまで上昇しにくくすることができ、さらに、水シール部に流入した水蒸気を水シール部でより冷却させ結露水をより生じさせやすくし、水シール部をより形成しやすくすることができる。
本発明において、好ましくは、上記洗浄水タンクの上記立壁の上部内側には、上記水シール部の隙間を拡張する拡張部が形成されている。
このように構成された本発明においては、毛細管現象又は洗浄水タンク内の圧力上昇によって結露水が水シール部内を上昇する場合に、結露水が拡張部より上方に上昇し、結露水が洗浄水タンクの外部に漏洩することが抑制できる。
本発明において、好ましくは、上記蓋部の上記垂下リブは、上記垂下リブを上記立壁から内側に向けて凹ませた凹部を備える。
このように構成された本発明においては、毛細管現象又は洗浄水タンク内の圧力上昇によって結露水が水シール部内を広がる場合に、結露水が凹部から流下することができる。これにより、結露水が上方まで広がり、結露水が洗浄水タンクの外部に漏洩することが抑制できる。
本発明において、好ましくは、上記洗浄水タンクは、上記凹部より下方側に間隔をあけた位置において、上記凹部と上記立壁との間の空間の真下の領域に広がるよう形成された突出部を備える。
このように構成された本発明においては、蓋部の垂下リブが凹部を備える場合に、突出部により、洗浄水タンクの内部で発生した水蒸気が凹部に流入することを抑制し、水蒸気が凹部から洗浄水タンクの外部に漏洩することを抑制できる。
本発明において、好ましくは、上記水シール部は、0.01mm以上3.0mm以下の範囲内の隙間により形成される。
このように構成された本発明においては、水シール部の隙間が所定の大きさに形成されることにより、表面張力により水が保持されやすくなると共に、毛細管現象をより起こしやすくすることができ、シール部分をより形成しやすくできる。
本発明において、好ましくは、上記水シール部は、上下方向に3mm以上50mm以下の範囲内の長さに形成される。
このように構成された本発明においては、水シール部がこのような長さに形成されることにより、結露水が毛細管現象により側方リブ部の高さまでより到達しにくくすることができ、さらに、水シール部に流入した水蒸気を水シール部で冷却させ結露水を生じさせやすくし、水シール部をさらに形成しやすくできる。
本発明のトイレ装置によれば、密閉式洗浄水タンク内への吸気を行うことができ、且つ蒸気が密閉式洗浄水タンクからケーシング内部に流出してケーシング内部で結露されることを防ぐことができ、結露した水によりケーシング内部に収納されている局部洗浄装置がショートする故障を防ぐことができる。
本発明の第1実施形態による洗浄水タンク装置を備えたトイレ装置の上面図である。 本発明の第1実施形態による洗浄水タンク装置を備えたトイレ装置の側面図である。 図1のIII-III線に沿って見た断面図である。 図1のトイレ装置のケーシングプレート、局部洗浄装置及び洗浄水タンク装置を示す上面図である。 図1のトイレ装置の洗浄水タンク装置を示す上面図である。 図1のトイレ装置の洗浄水タンク装置を示す正面図である。 図5のVII-VII線に沿って見た断面図である。 図5のVIII-VIII線に沿って見た断面図である。 図5のIX-IX線に沿って見た断面図である。 図8の洗浄水タンク装置の領域Hにおける上側立壁と蓋部との取付状態を拡大して示す部分拡大断面図である。 図9の洗浄水タンク装置の領域Gにおける上側立壁と垂下リブの凹部との取付状態を拡大して示す部分拡大断面図である。 図5のXII-XII線に沿って見た断面図である。 本発明の第2実施形態による洗浄水タンク装置の領域Hにおける上側立壁と蓋部との取付状態を拡大して示す部分拡大断面図である。
つぎに、添付図面により、本発明の第1実施形態による洗浄水タンク装置を備えたトイレ装置について説明する。
まず、図1乃至図3により、本発明の第1実施形態による洗浄水タンク装置を備えたトイレ装置について説明する。
図1は本発明の第1実施形態による洗浄水タンク装置を備えたトイレ装置の上面図であり、図2は本発明の第1実施形態による洗浄水タンク装置を備えたトイレ装置の側面図であり、図3は図1のIII-III線に沿って見た断面図である。
図1乃至図3に示すように、符号1は、洗浄水によって洗浄し、汚物を排出するトイレ装置であり、このトイレ装置1は、陶器製の便器本体2(図2参照)と、洗浄ユニット4とを備え、この便器本体2には、便器本体2の頂面に設けられる便蓋3と、便器本体2の上面に配置される便座5(図3参照)と、汚物を受けるボウル部6と、このボウル部6の下部と連通する排水トラップ管路8がそれぞれ形成されている。なお、便器本体2は、陶器のみで形成される以外に、樹脂と陶器、又は樹脂のみで形成するようにしても良い。
便器本体2のボウル部6の上縁部には、内側にオーバーハングしたリム10が形成され、便器本体2のボウル部6の左側上方には、便器本体2の後方側の内部に形成される導水路12から供給される洗浄水を吐水する第1吐水口14が形成され、この第1吐水口14から吐水された洗浄水は、旋回しながら下降してボウル部6を洗浄する旋回流を主に形成するようになっている。
ボウル部6の下方には、溜水面が鎖線W0で示された溜水部16が形成されている。この溜水部16の下方には、排水トラップ管路8の入口8aが開口し、この入口8aから後方の排水トラップ管路8は排水ソケット(図示せず)を介して床下の排出管(図示せず)に接続されている。
また、ボウル部6の右側上方且つ後方には、便器本体2の後方側の内部に形成される導水路12から供給される洗浄水を吐水する第2吐水口(図示せず)が形成され、この第2吐水口(図示せず)から吐水される洗浄水が溜水部16の溜水を主に上下方向に旋回させる旋回流を生じさせるようになっている。
つぎに、図2乃至図9により、洗浄ユニットの内部構造について説明する。
図4は図1のトイレ装置のケーシングプレート、局部洗浄装置及び洗浄水タンク装置を示す上面図であり、図5は図1のトイレ装置の洗浄水タンク装置を示す上面図であり、図6は図1のトイレ装置の洗浄水タンク装置を示す正面図であり、図7は図5のVII-VII線に沿って見た断面図であり、図8は図5のVIII-VIII線に沿って見た断面図であり、図9は図5のIX-IX線に沿って見た断面図である。
なお、図7においては、洗浄水タンク内の満水水位をWL0で示している。
洗浄ユニット4は、局部洗浄装置及び洗浄水タンク装置一体収納型の洗浄ユニットを形成している。洗浄ユニット4は、便器本体2の後方側の上面に設けられている。洗浄ユニット4は、便器本体2の後方側の上面上に配置され且つ洗浄ユニット4の基部を形成しているプレートであるケーシングプレート18と、ケーシングプレート18の上面に設けられ、人体の局部を洗浄する洗浄水を噴出するノズル部20を作動させる局部洗浄装置22と、ケーシングプレート18の上面に設けられ、便器本体2を洗浄する洗浄水を貯水し、且つ貯水した水の蒸気が外部に流出することを防ぐように形成されている密閉式の洗浄水タンク装置24と、ケーシングプレート18との間で、局部洗浄装置22及び洗浄水タンク装置24を内部に収納するケーシングであるケーシングカバー26と、洗浄水タンク装置24の内部空間から洗浄水タンク装置24の外部のケーシング内部空間まで延びる通気管28(図6及び図9参照)と、を備えている。
このような洗浄ユニット4は、手洗い器の付いていないトイレ装置の他、手洗い器付きのトイレ装置、便器本体の形状が異なるトイレ装置にも共通して使用することができる。
ケーシングプレート18は、四角形状に形成されている。ケーシングプレート18は、便器本体2の左右方向において、ケーシングプレート18の左右方向の辺の長さが便器本体2の左右方向の幅にほぼ合うように形成され、便器本体2の前後方向において、ケーシングプレート18の前後方向の辺が便器本体2のほぼ後端からボウル部6の後端より前方側まで延びるように形成されている。ケーシングプレート18は、洗浄水タンク装置24と、局部洗浄装置22とを一緒にケーシングプレート18上に互いに近傍に並んで配置して、一つのケーシングカバー26の内部空間に一体のユニットとして一緒に収納する。
局部洗浄装置22は、人体の局部に洗浄水を噴出するノズル部20と、電気装備品であり且つノズル部20の作動を制御するコントローラ29と、電気装備品であり且つ適温に温められた温水をノズル部20に供給する温水洗浄用タンク30を温めるヒーター32とを有する。
これらのコントローラ29及びヒーター32は、ケーシングプレート18上を流れる水による短絡事故防止のため、ケーシングプレート18の上面から隙間を空けて配置されている。後述する本実施形態の洗浄ユニット4の構成により、コントローラ29及びヒーター32等の電装部品上に水蒸気が結露すること或いはケーシングカバー26等の他の部材上で結露した水滴が付着することにより短絡事故が発生することが抑制されている。
洗浄水タンク装置24は、自身の高さが比較的低く形成されているいわゆるローシルエットタンク装置であり、ボウル部6へ供給する水を貯水している。
図5乃至図9に示すように、洗浄水タンク装置24は、トイレ装置1を洗浄する洗浄水を貯水する洗浄水タンク34と、蓋部36とを備えている。
図7に示すように、洗浄水タンク34は、底面38と、底面38の外縁から上方に延びる立壁である下側立壁40とを備え、この下側立壁40の内側に洗浄水を貯水する。
洗浄水タンク34の底面38には、便器本体2の導水路12と連通する排水口42が形成され、洗浄水タンク34内の洗浄水が排水口42から便器本体2の導水路12へと供給される。
図8及び図9に示すように、洗浄水タンク装置24は、さらに、洗浄水タンク34内に洗浄水を供給する給水装置43と、便器本体2へ洗浄水を供給する排水弁装置45と、洗浄水タンク34内の洗浄水の水位Wが満水水位WL0となった状態を検知するフロートスイッチ50とを備えている。
洗浄水タンク34は、さらに、下側立壁40の上端に取付けられる取付部材44を備えている。取付部材44は、下側立壁40の内側の領域のうち一部分を切り欠くような開口部(開口領域)46を形成する。さらに、取付部材44は、開口部46以外のカバー部分において、電動駆動部48(図3及び図4参照)やフロートスイッチ50(図3及び図4参照)等の電装部品を洗浄水タンク34の外側の外部空間(ケーシングカバーの内部空間)に配置するための取付構造を形成している。取付部材44は、洗浄水タンク34の下側立壁40の上縁から内側に延びる内蓋部分の一部を構成している。取付部材44は、開口部46の外縁において上方に延びる立壁である上側立壁52を備えている。上側立壁52は、取付部材44上の任意の位置から上方に延びている。上側立壁52の上部に開口部46が形成されている。開口部46は、主に上側立壁52の内側の領域を上方に開口するように形成されている。よって、上側立壁52は、開口部46の内側の洗浄水タンク内部空間と開口部46の外側のケーシング内部空間とを区別する。本実施形態においては、立壁は、上側立壁52と下側立壁40とにより構成されているが、下側立壁40のみにより構成されていてもよい。
蓋部36は、洗浄水タンク34の上側立壁52の上部に取付けられ、洗浄水タンク34の開口部46を覆うように形成されている。蓋部36は、上側立壁52の上部に取付けられた状態で洗浄水タンク34の天井部分の覆いを完成させる。蓋部36が洗浄水タンク34に取付けられた状態で、洗浄水タンク34内の洗浄水タンク内部空間は閉空間となり、ケーシング内部空間と区別される。蓋部36が取付部材44と合わせて取付けられることにより、洗浄水タンク34内に貯水した水の水蒸気が外部に流出することを抑制するように洗浄水タンク34の上方を密閉することができる。蓋部36は、蓋部36が洗浄水タンク34に取付けられた状態で、洗浄水タンク34の上側立壁52の内側に沿って延びる垂下リブ54を備えている。
次に、図10及び図12を参照して、本発明の第1実施形態による水シール部の詳細について説明する。
図10は、図8の洗浄水タンク装置の領域Hにおける上側立壁と蓋部との取付状態を拡大して示す部分拡大断面図である。図11は、図9の洗浄水タンク装置の領域Gにおける上側立壁と垂下リブの凹部との取付状態を拡大して示す部分拡大断面図であり、図12は図5のXII-XII線に沿って見た断面図である。
上側立壁52と垂下リブ54との間の隙間により、水シール部56が上下方向且つ周方向に形成され、この水シール部56のシール部分は洗浄水タンク34の内部で発生した水蒸気の結露水により形成される。水シール部56は、タンク外の外気に接する部材である上側立壁52と、タンク内の内気に接する部材である垂下リブ54との間に形成される。水シール部56は外気に接する上側立壁52の内側に形成されるので、内部で結露水を生じやすくなっている。垂下リブ54は、上下方向且つ周方向に上側立壁52とほぼ平行に延びている。垂下リブ54は、上側立壁52の内周全体のうち、好ましくはフロートスイッチ等の電装部品の取り付け部分の内側部分、より好ましくは2分の1以上、より好ましくは3分の2以上、より好ましくは全部に形成されている。よって、水シール部56は、上側立壁52の内周全体のうち、好ましくはフロートスイッチ等の電装部品の取り付け部分の内側部分、より好ましくは2分の1以上、より好ましくは3分の2以上、より好ましくは全部に形成されている。
蓋部36は、垂下リブ54の形成される位置よりも外側まで突出し、洗浄水タンク34の上側立壁52の上端部52aと当接する側方リブ部58を備えている。側方リブ部58は上端部52aと当接することにより簡易なシール構造を形成している。加えて、水シール部56のシール部分が形成されることにより、より高性能なシール構造が形成される。上側立壁52と垂下リブ54との間及び上側立壁52と側方リブ部58との間にはパッキンによるシール部が形成されていない。
側方リブ部58と上側立壁52の上端部52aとの当接部分の幅W2は、平面視において、水シール部56の隙間の幅W1よりも大きい。水シール部56の隙間の幅W1は、表面張力によって水滴がその場に保持されるような隙間、又は毛細管現象が生じるような隙間の少なくともいずれかに形成されている。例えば、水シール部56の幅W1は、0.01mm以上3.0mm以下の範囲内の隙間の幅により形成される。このように形成された水シール部56によれば、樹脂材料である上側立壁52及び垂下リブ54に付着した結露水に対し毛細管現象をより起こしやすくすることができる。
垂下リブ54の上下方向の長さL1は、側方リブ部58の横方向の長さL2よりも長い。例えば、水シール部56の上下方向の長さL1は、上下方向に3mm以上50mm以下の範囲内の長さに形成される。これに対し、側方リブ部58の横方向の長さL2は、2mm以上20mm以下の範囲内の長さに形成される。
洗浄水タンク34の上側立壁52の上部内側には、水シール部56の隙間を拡張する拡張部60が形成されている。拡張部60は、好ましくは、上側立壁52の上端に形成されている。
また、図11及び図12に示すように、蓋部36の垂下リブ54は、垂下リブ54を内側に向けて凹ませた凹部62を備えている。凹部62は、垂下リブ54の上端から下端まで縦方向に延びて形成されている。凹部62と上側立壁52との間において、洗浄水が凹部62から洗浄水タンク34内に流下することができる。
洗浄水タンク34は、凹部62の下端より下方側に間隔をあけた位置において、凹部62と上側立壁52との間の隙間空間の真下の領域に広がるよう形成された突出部64を備える。突出部64は、上側立壁52から内側に向けて板状に突出する。よって、凹部62の下方(突出部64の下方)で発生した水蒸気が上昇する際に、水蒸気が突出部64に当たり、凹部62に流入することが抑制される。よって、凹部62が側方リブ部58近傍まで形成されている場合であっても、水蒸気が側方リブ部58と上側立壁52の上端部52aとの当接部分から洗浄水タンク34の外部に流出することが抑制できる。
つぎに、図7、図10及び図11を参照して、本発明の第1実施形態による洗浄水タンク装置の水シール部により水蒸気の結露水によるシール部分の形成動作(作用)を説明する。
図7に示すように、排水弁装置45の排水開始前(洗浄を開始する前)の待機状態では、排水弁装置45の排水弁45aが排水口42を閉止しており、洗浄水タンク34内の初期水位が満水水位WL0となっている。給水装置43の給水バルブ43aは閉止された状態となっている。
例えば冬場等に、洗浄水タンク34外の外気の温度が、洗浄水タンク34内の洗浄水の温度よりも冷たくなるような状態を想定する。矢印F1に示すように、洗浄水タンク34内に貯水されている洗浄水から水蒸気が発生する。水蒸気は空気よりも軽いため、上昇する。図10において矢印F2に示すように、発生した水蒸気のうち一部が水シール部56に流入する。矢印F3に示すように、水シール部56に流入した水蒸気は、水シール部56内をさらに上昇する。
矢印F3に示すように、水蒸気が水シール部56内をさらに上昇するとき、側方リブ部58と上側立壁52の上端部52aとが当接しているため、水蒸気を側方リブ部58より外側に逃がすことを抑制することができる。また、矢印F4に示すように、水蒸気が上端部52aと側方リブ部58との間を通過しにくく滞留されている間に水蒸気が冷却されることにより、結露水が生成され、結露水が水シール部56において水シール部分を形成することができる。
矢印F3に示すように、水蒸気が水シール部56内をさらに上昇するとき、上側立壁52は、洗浄水タンク外の外気に接して冷却され、比較的低温となっている。さらに、水シール部56は所定の大きさの比較的小さい隙間に形成されているので、水蒸気から熱を奪いやすくなっている。これにより、水蒸気は、熱を奪われて結露水を生じさせる。
水シール部56は、上下方向に所定の長さに形成されているので、結露水が下端から毛細管現象により側方リブ部58の高さまでより到達しにくくすることができ、さらに、水シール部56に流入した水蒸気を水シール部56で冷却させやすくし、水シール部56をさらに形成しやすくすることができる。
また、図10に示すように、上側立壁52の上部内側には、水シール部56の隙間を拡張する拡張部60が形成されている。これにより、拡張部60が結露水で満たされにくくされ、毛細管現象が拡張部60を超えて生じにくく、結露水が拡張部60より上方に上昇しにくくなっている。さらに、洗浄水タンク34内の圧力上昇によって結露水が水シール部56内を上昇する場合に、結露水が拡張部60より上方に上昇して洗浄水タンク34の外部に漏洩することを抑制できる。
さらに、図11に示すように、蓋部36の垂下リブ54は、垂下リブ54を上側立壁52より内側に向けて凹ませた凹部62を備える。凹部62は、上側立壁52との間で毛細管現象が生じにくいような比較的大きな隙間を形成している。毛細管現象又は洗浄水タンク34内の圧力上昇によって結露水が水シール部56内を広がる場合に、矢印F5に示すように、結露水が凹部62から洗浄水タンク34の内部まで流れ落ちることができる。これにより、結露水が上方まで広がり、結露水が洗浄水タンク34の外部に漏洩することを抑制できる。
図10において、水シール部56内において結露水が生じると、この結露水により水シール部56内にシール部分が形成される。点状領域Aにより結露水により水シール部56内にシール部分が形成されている部分を示している。水シール部56内に結露水が一部に生じるとき、この結露水が毛細管現象により上下方向及び周方向(左右方向)に伝わり且つ広がる。水シール部56内の比較的狭い隙間に結露水が上下方向且つ周方向に広がると、後続の水蒸気が、この結露水を通り抜けて洗浄水タンク34の外部に出られなくなる。すなわち、水シール部56による水シール部分により、洗浄水タンク34の内部と外部との間のシールを形成する効果が奏される。上述のような毛細管現象により結露水によるシール部分が上下方向且つ周方向の広範囲、好ましくはほぼ全周に形成される。よって、洗浄水タンク34の内部で水蒸気が発生する場合に、水シール部56により水蒸気が洗浄水タンク34の外部に漏洩することを抑制できる。
また、図10に示すように、洗浄水タンク34の内部で発生した水蒸気が蓋部36の内面に結露して結露水Bを生じる場合がある。このような場合に、蓋部36の内面に付着した結露水Bの少なくとも一部が、蓋部36の内面から垂下リブ54に沿って流下し、垂下リブ54の下端における上側立壁52と垂下リブ54との間から比較的細い隙間の水シール部56による毛細管現象により吸い上げられ、シール部分を形成する。毛細管現象により結露水によるシール部分が、上述同様に上下方向且つ周方向の広範囲、好ましくはほぼ全周に形成される。よって、洗浄水タンク34の内部で水蒸気が発生する場合に、水シール部56により水蒸気が洗浄水タンク34の外部に漏洩することを抑制することができる。
上述した本発明の第1実施形態による洗浄水タンク装置24によれば、上側立壁52と垂下リブ54との間の隙間により水シール部56が上下方向且つ周方向に形成され、この水シール部56のシール部分は洗浄水タンク34の内部で発生した水蒸気の結露水により形成される。これにより、洗浄水タンク34の内部で水蒸気が発生する場合に、水シール部56のシール部分が形成され、水蒸気が洗浄水タンク34の外部に漏洩することが抑制される。よって、水シール部56により水蒸気が洗浄水タンク34の外部に漏洩することを抑制でき、従来のパッキン等によるシール部材を省略して洗浄水タンク装置24を小型化及びローシルエット化することができる。
また、洗浄水タンク34の内部で発生した水蒸気が蓋部36の内面に結露して結露水を生じ、蓋部36の内面に付着した結露水の少なくとも一部が、蓋部36の内面から垂下リブ54に沿って流下する場合、毛細管現象によって結露水が垂下リブ54の下端における上側立壁52と垂下リブ54との間の隙間に入り込み、この隙間において表面張力によって水滴がその場に保持され、シール部分を形成する。よって、洗浄水タンク34の内部で水蒸気が発生する場合に、水シール部56のシール部分が形成され、水蒸気が洗浄水タンク34の外部に漏洩することが抑制できる。
また、本実施形態による洗浄水タンク装置24によれば、水シール部56のシール部分が形成される前に水蒸気が水シール部56を上昇した場合に、側方リブ部58と洗浄水タンク34の上側立壁52の上端部52aとが当接しているため、水蒸気を側方リブ部58より外側に漏洩させることを抑制することができる。また、水蒸気が上側立壁52の上端部52aと側方リブ部58との間を通過しにくく、水蒸気が滞留されている間に冷却され、結露水が生成され、結露水が水シール部56において水シール部56分を形成できる。
さらに、本実施形態による洗浄水タンク装置24によれば、側方リブ部58と上側立壁52の上端部52aとの当接部分の幅W2が水シール部56の隙間の幅W1よりも大きいので、側方リブ部58と上側立壁52の上端部52aとの当接部分の長さが比較的長くなり、水蒸気が当接部分を通り抜けることがより抑制される。また、水シール部56の隙間の幅W1は、側方リブ部58と上側立壁52の上端部52aとの当接部分の幅W2よりも小さいので、水シール部56の隙間の幅が比較的小さくなり、当接部分を通り抜ける前の位置に留まっている水蒸気が効率よく冷却されると共に、結露水が表面張力によってその場に保持されるため水シール部に水シール部分が形成されやすい。さらに、水シール部56の隙間内の毛細管現象により水シール部56分が上下方向且つ周方向に形成されやすくできる。よって、水蒸気が洗浄水タンク34の外部に漏洩することがより抑制できる。
また、本実施形態による洗浄水タンク装置24によれば、側方リブ部58の長さL2が垂下リブ54の長さL1よりも短いため、側方リブ部58と上側立壁52の上端部52aとの当接部分から結露水を水シール部56側に戻りやすくできる。さらに、垂下リブ54の長さL1は、側方リブ部58の長さL2よりも長いため、結露水が毛細管現象により側方リブ部58の高さまで上昇しにくくすることができ、さらに、水シール部56に流入した水蒸気を水シール部56でより冷却させ結露水をより生じさせやすくし、水シール部56をより形成しやすくすることができる。
また、本実施形態による洗浄水タンク装置24によれば、毛細管現象又は洗浄水タンク34内の圧力上昇によって結露水が水シール部56内を上昇する場合に、結露水が拡張部60より上方に上昇し、結露水が洗浄水タンク34の外部に漏洩することが抑制できる。
また、本実施形態による洗浄水タンク装置24によれば、毛細管現象又は洗浄水タンク34内の圧力上昇によって結露水が水シール部56内を広がる場合に、結露水が凹部62から流下することができる。これにより、結露水が上方まで広がり、結露水が洗浄水タンク34の外部に漏洩することが抑制できる。
また、本実施形態による洗浄水タンク装置24によれば、蓋部36の垂下リブ54が凹部62を備える場合に、突出部64により、洗浄水タンク34の内部で発生した水蒸気が凹部62に流入することを抑制し、水蒸気が凹部62から洗浄水タンク34の外部に漏洩することを抑制できる。
また、本実施形態による洗浄水タンク装置24によれば、水シール部56の隙間が所定の大きさに形成されることにより、表面張力により水が保持されやすくなると共に、毛細管現象をより起こしやすくすることができ、シール部分をより形成しやすくできる。
また、本実施形態による洗浄水タンク装置24によれば、水シール部56がこのような長さに形成されることにより、結露水が毛細管現象により側方リブ部58の高さまでより到達しにくくすることができ、さらに、水シール部56に流入した水蒸気を水シール部56で冷却させ結露水を生じさせやすくし、水シール部56をさらに形成しやすくできる。
次に、図13により、本発明の第2実施形態による洗浄水タンク装置を備えたトイレ装置を説明する。第2実施形態は、本発明による洗浄水タンク装置の立壁に内側に延びる壁部を形成した例である。図13は本発明の第2実施形態による洗浄水タンク装置の領域Hにおける上側立壁と蓋部との取付状態を拡大して示す部分拡大断面図である。領域Hは、第1実施形態による洗浄水タンク装置の領域Hと同様の位置に対応する(図8参照)。
第2実施形態による洗浄水タンク装置124は、上述した第1実施形態による洗浄水タンク装置24と構造がほぼ同じであるため、本発明の第2実施形態の第1実施形態とは異なる点のみを説明し、同様な部分については図面に同じ参照符号を付して説明を省略する。
トイレ装置1の洗浄ユニット4は、ケーシングプレート18の上面に設けられ、便器本体2を洗浄する洗浄水を貯水し、且つ貯水した水の蒸気が外部に流出することを防ぐように形成されている密閉式の洗浄水タンク装置124を備える。
上側立壁152と垂下リブ54との間の隙間により、水シール部156が上下方向且つ周方向に形成され、この水シール部156のシール部分は洗浄水タンク34の内部で発生した水蒸気の結露水により形成される。水シール部156は、タンク外の外気に接する部材である上側立壁152と、タンク内の内気に接する部材である垂下リブ54との間に形成される。水シール部156は外気に接する上側立壁52の内側に形成されるので、内部で結露水を生じやすくなっている。
上側立壁152は、垂下リブ54の下端から所定の隙間を開けた下方側において内向きに延びる突出部153を備えている。突出部153は上側立壁152から横向きに延びる棚状の壁面を形成している。垂下リブ54の下端と突出部153の上面との隙間の幅は後述する水シール部156の隙間の幅W1(第1実施形態における水シール部56の隙間の幅W1と同様の幅)に形成されている。このように形成することにより、垂下リブ54の下端と突出部153との間の隙間に水シール部156を形成することができる。垂下リブ54の下端と突出部153との間の水シール部156は、横方向、上下方向且つ周方向に形成される。
突出部153は垂下リブ54のある部分のほぼ全てに対応して内周の全体に形成されている。突出部153は上側立壁52の内周のうちの一部に形成されていてもよい。水シール部156は、上側立壁52の内周全体のうち、好ましくはフロートスイッチ等の電装部品の取り付け部分の内側部分、より好ましくは2分の1以上、より好ましくは3分の2以上、より好ましくは全部に形成されている。
このように、本発明の第2実施形態においては、垂下リブ54と上側立壁152の突出部153との間の横向き部分に、水シール部156を形成することができる。洗浄水タンク34内で発生した水蒸気が垂下リブ54と上側立壁152の突出部153との間の水シール部156及び上側立壁152と垂下リブ54の間の水シール部156に流入し、結露水を生じることにより結露水が水シール部156において水シール部分を形成する。よって、洗浄水タンク134の内部で水蒸気が発生する場合に、水シール部156のシール部分が形成され、水蒸気が洗浄水タンク134の外部に漏洩することが抑制される。横向き部分以外の部分の水シール部156の形成による効果は、第1実施形態における水シール部56の形成による効果と同様であるので説明を省略する。
上述した本発明の第2実施形態による洗浄水タンク装置124によれば、上側立壁152と垂下リブ54との間の隙間により水シール部156が上下方向且つ周方向に形成され、この水シール部156のシール部分は洗浄水タンク134の内部で発生した水蒸気の結露水により形成される。これにより、洗浄水タンク134の内部で水蒸気が発生する場合に、水シール部156のシール部分が形成され、水蒸気が洗浄水タンク134の外部に漏洩することが抑制される。よって、水シール部156により水蒸気が洗浄水タンク34の外部に漏洩することを抑制でき、従来のパッキン等によるシール部材を省略して洗浄水タンク装置124を小型化及びローシルエット化することができる。
また、洗浄水タンク134の内部で発生した水蒸気が蓋部36の内面に結露して結露水を生じ、蓋部36の内面に付着した結露水の少なくとも一部が、蓋部36の内面から垂下リブ54に沿って流下する場合、毛細管現象によって結露水が垂下リブ54の下端における上側立壁152と垂下リブ54との間の隙間に入り込み、この隙間において表面張力によって水滴がその場に保持され、シール部分を形成する。よって、洗浄水タンク34の内部で水蒸気が発生する場合に、水シール部156のシール部分が形成され、水蒸気が洗浄水タンク134の外部に漏洩することが抑制できる。
24 洗浄水タンク装置
26 ケーシングカバー
34 洗浄水タンク
36 蓋部
38 底面
43 給水装置
44 取付部材
46 開口部
52 上側立壁
52a 上端部
54 垂下リブ
56 水シール部
58 側方リブ部
60 拡張部
62 凹部
64 突出部
124 洗浄水タンク装置
134 洗浄水タンク
152 上側立壁
153 突出部
156 水シール部
B 結露水
W1 幅
W2 幅

Claims (9)

  1. 便器を洗浄する洗浄水を貯水する洗浄水タンク装置であって、
    底面と立壁とを備えた洗浄水タンクと、
    上記立壁の上部に取付けられ、上記洗浄水タンクの上部開口部を覆う蓋部とを備え、
    上記蓋部は、上記立壁の上部に取付けられた状態で、上記立壁の内側に沿って延びる垂下リブを備え、
    上記立壁と上記垂下リブとの間の隙間により、水シール部が上下方向且つ周方向に形成され、この水シール部のシール部分は、上記洗浄水タンクの内部で発生した水蒸気の結露水により形成されることを特徴とする洗浄水タンク装置。
  2. 上記蓋部は、上記垂下リブの位置よりも外側まで突出し、上記洗浄水タンクの上記立壁の上端部と当接する側方リブ部を備えている、請求項1記載の洗浄水タンク装置。
  3. 上記側方リブ部と上記立壁の上記上端部との当接部分の幅は、平面視において、上記水シール部の隙間の幅よりも大きい、請求項2記載の洗浄水タンク装置。
  4. 上記垂下リブの長さは、上記側方リブ部の長さよりも長い、請求項2又は3に記載の洗浄水タンク装置。
  5. 上記洗浄水タンクの上記立壁の上部内側には、上記水シール部の隙間を拡張する拡張部が形成されている、請求項1乃至4の何れか1項に記載の洗浄水タンク装置。
  6. 上記蓋部の上記垂下リブは、上記垂下リブを上記立壁から内側に向けて凹ませた凹部を備える、請求項1乃至5の何れか1項に記載の洗浄水タンク装置。
  7. 上記洗浄水タンクは、上記凹部より下方側に間隔をあけた位置において、上記凹部と上記立壁との間の空間の真下の領域に広がるよう形成された突出部を備える、請求項6に記載の洗浄水タンク装置。
  8. 上記水シール部は、0.01mm以上3.0mm以下の範囲内の隙間により形成される、請求項1乃至7の何れか1項に記載の洗浄水タンク装置。
  9. 上記水シール部は、上下方向に3mm以上50mm以下の範囲内の長さに形成される、請求項1乃至8の何れか1項に記載の洗浄水タンク装置。
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