JP6667097B2 - 水洗大便器 - Google Patents
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Description
また、局部洗浄装置の概ね箱状の内部には、伸縮可能なノズルが設けられており、このノズルの先端部から水又は温水を吐出することにより、使用者の局部を洗浄することができるようになっている。
さらに、便器本体の後端面には、開口部が形成されており、局部洗浄装置は、便器本体の外部から、この開口部を通じて便器本体の内部に挿入されて便器本体内の所定位置に取り付けられるようになっている。
また、特許文献3に記載されているように、便器本体とは別体の洗浄水タンクを用いずに、水道水に直結され、この水道水から供給された洗浄水がバルブユニットによりジェットノズル及びリムノズルのそれぞれに供給され、ジェット洗浄及びリム洗浄をそれぞれ行う水洗大便器についても知られている。この水洗大便器においては、バルブユニットが便器本体の後部の収納室内に収納されており、便器本体の後部の上面の高さ位置がリムの上面の高さ位置よりも高くなるように、リムの上面から便器本体の後部の上面まで連続して形成されている。
したがって、局部洗浄装置の側面とスカート部の側面との間の隙間に汚れが付着しやすく、清掃やメンテナンスの負担が大きくなるという問題がある。また、スカート部の外側が被水した場合には、スカート部の上縁から局部洗浄装置に水が浸入する可能性もあり、局部洗浄装置の故障や不具合の要因にもなるという問題がある。
さらに、局部洗浄装置のメンテナンスを行う際には、便器本体の後端面から便器本体内の局部洗浄装置にアクセスしなければならならず、便器本体上方の使用者側から簡単にアクセスすることができないため、作業負担も大きいという問題もある。
また、便器本体の外側が被水した場合には、便器本体の壁面部の開口からバルブユニットに水が浸入する可能性もあり、バルブユニットの故障や不具合の要因にもなり得るという問題がある。
さらに、バルブユニットのメンテナンスを行う際には、バルブユニットの側方の便器本体の壁面部の開口からバルブユニットにアクセスしなければならならず、便器本体の上方の使用者側から簡単にアクセスすることができないため、作業負担も大きいという問題もある。
また、近年では、水洗大便器の機能性や清掃性を高めつつ、便蓋が便器本体の便座を覆った状態で、便器本体のスカート部と便蓋との構造的な外観の一体性を高めることにより、いかに水洗大便器の外観の意匠性を向上させるかについても要請された課題となっている。
このように構成された本発明においては、ボウル部よりも後方側のスカート部の側面が衛生洗浄部の側方側を覆うようにリム部の上面よりも上方に突出して形成されていることにより、衛生洗浄部の側面とスカート部の側面との間に隙間がなくなり、この隙間から汚れが付着することを防ぐことができるため、清掃性を高めることができる。また、衛生洗浄部の側面とスカート部の側面との間に隙間がなくなることにより、スカート部の外側が被水した場合であっても、隙間から衛生洗浄部内に水が浸入することを防ぐこともできる。さらに、衛生洗浄部の側方側を覆うスカート部の上部に衛生洗浄部の上面が配置されていることにより、例えば、衛生洗浄部についてメンテナンス等を行う際に、衛生洗浄部に対して上方側(使用者側)からアクセスしやすくなるため、メンテナンス性を高めることができる。また、ボウル部よりも後方側のスカート部の側面が衛生洗浄部の側方側を覆うようにリム部の上面よりも上方に突出して形成されていることにより、ボウル部、リム部及びスカート部の構造的な外観の一体性を高めることができ、意匠性を向上させることもできる。
このように構成された本発明においては、衛生洗浄部の下面とリム部の後方側領域の上面との間にシール部材が設けられていることにより、衛生洗浄部内に水が浸入することをシール部材によって防ぐことができる。
このように構成された本発明においては、スカート部の上面が、ほぼ水平に形成された水平部と、この水平部の後端から衛生洗浄部の側方側を覆うように上方に突出する突出部とを備えており、リム部が、スカート部の上面の水平部及び突出部の双方に接着されることにより、リム部をスカート部の上面に対して確実に接着して固定することができる。また、リム部とスカート部との接着部分を目立たなくすることができるため、リム部とスカート部との構造的な一体性を高めることができ、意匠性を向上させることもできる。
このように構成された本発明においては、吐水部が左右方向の一方側のリム部の前後方向の中間部付近において後方に向けて吐水する吐水口を形成しており、スカート部の上面の突出部が吐水口付近のリム部の上面から後方側に向かって徐々に上方に突出するように形成されていることにより、吐水口から後方に向けて洗浄水が吐水された際に、この吐水された洗浄水がリム部の後方側領域において外側に飛び出すことを抑制することができる。
このように構成された本発明においては、リム部の後方側領域の上面の高さ位置が、使用状態の衛生洗浄部のノズル部がボウル部の上縁の高さ位置と同一の高さ位置付近で水没しないように、リム部の前方側領域の上面の高さ位置と同一高さ位置に設定されているか、又は、この同一高さ位置よりも高い高さ位置に設定されていることにより、使用状態の衛生洗浄部のノズル部について、ボウル部の上縁の高さ位置と同一の高さ位置付近で水没することなく、ボウル部の上方の所定位置まで伸長させやすくすることができる。また、衛生洗浄部のノズル部がボウル部内で水没することによって衛生洗浄部に故障や不具合が発生することを防ぐことができる。
このように構成された本発明においては、スカート部の外周面が上下方向の中間部付近から下方に向かって窄まる形状に形成されているため、例えば、このスカート部の外周面の窄まる形状部分に、水洗大便器を持ち運びするための便器補助部材を取り付けることができ、水洗大便器を容易に持ち運びすることができる。
このように構成された本発明においては、衛生洗浄部及びリム部を上方から覆うように設けられている便座により、衛生洗浄部の上面及びリム部の上面を保護することができる。また、これらの衛生洗浄部の上面及びリム部の上面を隠蔽して目立たなくすることができるため、意匠性を向上させることもできる。
このように構成された本発明においては、便座の全体を上方から覆うように設けられている便蓋により、水洗大便器を使用しないときには、便蓋で便座を覆うことにより、便座を保護することができる。また、便蓋が便座を覆うことにより、便座やボウル部内を隠蔽して目立たなくすることができるため、意匠性を向上させることもできる。
このように構成された本発明においては、スカート部の外側表面積が便蓋の外側表面積及びスカート部の外側表面積の総面積に対して60%〜70%に設定されていることにより、水洗大便器における便蓋以外の大半の部分をスカート部で占有することができ、内部構造をスカート部で保護することができる。また、水洗大便器の大半を占有するスカート部により、水洗大便器の構造的な外観の一体性を高めることができるため、意匠性を向上させることもできる。
まず、図1は、本発明の一実施形態による水洗大便器を示す斜視図であり、便蓋を閉鎖した状態を示し、図2は、本発明の一実施形態による水洗大便器を示す斜視図であり、便器本体に対して便座及び便蓋を上方位置まで回動させた状態を示す。
また、図3は、図1に示す本発明の一実施形態による水洗大便器における左右方向の中央断面を左側から見た断面図であり、図4は、図2に示す本発明の一実施形態による水洗大便器における左右方向の中央断面を右側から見た断面図である。
また、図3及び図4に示すように、機能部8は、便器本体2の後方上部に配置されて、使用者の局部を洗浄する衛生洗浄部として機能する衛生洗浄系機能部10と、この衛生洗浄系機能部10に近接して配置されて、便器本体2への給水機能に関与する給水系機能部12とを備えている。
図2〜図5に示すように、便器本体2は、汚物を受けるボウル部14と、このボウル部14の上縁に設けられたリム部16と、ボウル部14の下方に入口部18aが接続されて、ボウル部14内の汚物を排出する排水路である排水トラップ管路18と、ボウル部14及び排水トラップ管路18のそれぞれに対して側方から覆うように設けられたスカート部20(詳細は後述する)とを備えている。
一方、給水系機能部12の給水路(図示せず)は、その上流側が給水源である水道(図示せず)に接続されており、貯水タンク(図示せず)の上流側の給水路には、定流量弁(図示せず)、電磁弁(図示せず)、貯水タンク(図示せず)への給水とリム吐水口22への吐水とを切り替える切替弁(図示せず)等が設けられている。また、給水系機能部12には、これら以外にも、電磁弁(図示せず)の開閉操作、切替弁(図示せず)の切替操作、及び、加圧ポンプ(図示せず)の回転数や作動時間等を制御するコントローラ(図示せず)等が設けられている。
図6は、本発明の一実施形態による水洗大便器の便器本体の背面図である。
図1〜図6に示すように、便器本体2のスカート部20は、ボウル部14よりも後方側の側面20aが衛生洗浄系機能部10の左右方向の両側を覆うようにリム部16の上面16aよりも上方に突出して且つ内側に窄まるように形成されており、衛生洗浄系機能部10の最上面10aは、スカート部20の上部に配置されている。そして、衛生洗浄系機能部10の上方には、カバー部材32が上方から取り外し可能に取り付けられている。
これにより、衛生洗浄系機能部10の側面と、これに対向するスカート部20の内側側面との間に隙間がなくなり、この隙間から汚れが付着することを防ぐことができ、清掃性を高めることができるようになっている。
また、衛生洗浄系機能部10の側面と、これに対向するスカート部20の内側側面との間に隙間がなくなることにより、スカート部20の外側が被水した場合であっても、隙間から衛生洗浄系機能部10内に水が浸入することを防ぐこともできるようになっている。
さらに、衛生洗浄系機能部10の最上面10aがスカート部20の上部に配置されていると共に、衛生洗浄系機能部10の上方にはカバー部材32が上方から取り外し可能に取り付けられていることにより、例えば、衛生洗浄系機能部10の局部洗浄装置30やその他の機器についてメンテナンス等を行う際に、衛生洗浄系機能部10に対して上方側(使用者側)からアクセスしやすくなるため、メンテナンス性を高めることができるようになっている。
また、ボウル部14よりも後方側のスカート部20の側面20aが衛生洗浄系機能部10の左右方向の両側を覆うようにリム部16の上面16aよりも上方に突出して且つ内側に窄まるように形成されていることにより、ボウル部14、リム部16及びスカート部20の構造的な外観の一体性を高めることができ、意匠性を向上させることもできるようになっている。
また、図5に示すように、リム部16の外縁部の下面16bは、便器本体2の製造工程において、スカート部20の上面の水平部20b及び突出部20dの双方に接着されるようになっている。これにより、リム部16をスカート部20の上面に対して確実に接着して固定することができるようになっている。また、リム部16とスカート部20との接着部分を目立たなくすることができるため、リム部16とスカート部20との構造的な一体性を高めることができ、意匠性を向上させることもできるようになっている。
また、図3及び図5に示すように、リム吐水口22付近のリム部16の上面16a付近及びこの付近よりも後方側における左右両側のスカート部20の上面の突出部20dは、リム吐水口22付近のリム部16の上面16a付近から後方側に向かって徐々に上方に突出するように形成されており、リム吐水口22から後方に向けて洗浄水Wが吐水された際に、この吐水された洗浄水Wがリム部14の後方側領域において外側に飛び出すことを抑制することができるようになっている。
また、図2〜図4に示すように、リム部16の後方側領域R1の上面の高さ位置P3は、使用状態のノズル本体38の先端部38aがボウル部14の上縁の高さ位置P2と同一の高さ位置付近で水没しないように、リム部16の前方側領域F1の上面の高さ位置P1と同一高さ位置に設定されている。
なお、リム部16の後方側領域R1の上面の高さ位置P3については、リム部16の前方側領域F1の上面の高さ位置P1よりも高い高さ位置に設定されていてもよい。
これにより、使用状態の局部洗浄装置30のノズル装置28のノズル本体38について、その先端部38aがボウル部14の上縁の高さ位置P2と同一の高さ位置付近で水没することなく、ボウル部14の上方の所定位置まで伸長させやすくすることができるようになっている。
また、使用状態の局部洗浄装置30のノズル装置28のノズル本体38がボウル部14内で水没することによって局部洗浄装置30のノズル装置28に故障や不具合が発生することを防ぐことができるようになっている。
ここで、図7は、本発明の一実施形態による水洗大便器に便器補助部材を取り付けた状態の斜視図である。
図7に示すように、便器補助部材40については、従来のものと同様であるため、詳細な説明については省略するが、水洗大便器1の製品出荷時に水洗大便器1のスカート部20の周囲に装着される梱包部材の一部である内装材であり、段ボール紙等によって形成されている。
例えば、まず、水洗大便器1を所定の設置場所に設置する作業を行う前に、図7に示すように、便器補助部材40の底面開口部40aの中に便器本体2のスカート部20の下方部分から挿入されることにより、便器補助部材40の底面開口部40aの開口断面積よりも大きい断面積を有するスカート部20の外周面の上下方向の中間部Mが、便器補助部材40の底面開口部40aによって保持される。
そして、水洗大便器1を所定の設置場所に設置する際には、水洗大便器1の前後の各施工者が、便器補助部材40の両側に一対ずつ設けられた前側手掛け部40b及び後側手掛け部40cのそれぞれに手を掛けて持ち上げて移動することにより、便器補助部材40と水洗大便器1を所定の設置位置まで容易に持ち運びすることができるようになっている。
さらに、便座4によって、衛生洗浄系機能部10の上方のカバー部材32の上面及びリム部16の上面16aを隠蔽して目立たなくすることができ、意匠性を向上させることもできるようになっている。
さらに、図1及び図6に示すように、便蓋6がスカート部20を覆った状態では、スカート部20と便蓋6との構造的な外観の一体性を高めることができ、意匠性を向上させることもできるようになっている。
図3、図4、図6及び図8に示すように、便器本体2のスカート部20は、ボウル部14及びリム部16よりも後方且つ上方の上端部における左右方向の中間部において下方に向かって凹状に切り欠いた切欠き部42を形成している。
なお、図8に示すように、切欠き部42には、通常、切欠き部42の内部を隠蔽するための化粧パネル44が取り付けられているが、図3、図4及び図6に示す切欠き部42については、化粧パネル44を取り外した状態を示している。
また、図3、図4、図6及び図8に示すように、切欠き部42の内側には、便座4及び便蓋6のそれぞれの回動軸46,48が回動可能にそれぞれ取り付けられるヒンジ部である軸受フレーム50が設けられている。これにより、便座4及び便蓋6の各回動軸46,48やこれらのヒンジ部である軸受フレーム50がスカート部20の切欠き部42の外側に露出して設けられているものに比べて、軸受フレーム50やその周辺の便座4及び便蓋6の各回動軸46,48に汚れが溜まり難くすることができるようになっており、便座4及び便蓋6の各回動軸46,48の機能性や清掃性を高めることができるようになっている。
さらに、便蓋6の回動軸48が、スカート部20の切欠き部42の内側の軸受フレーム50に回動可能に取り付けられていることにより、便蓋6がボウル部14及び便座4を覆った状態では、スカート部20と便蓋6との構造的な外観の一体性を高めることができ、意匠性を向上させることもできるようになっている。
これにより、水洗大便器1を設置場所に設置する際に、便器本体2のスカート部20及び便蓋6の前後方向の設置スペースに応じて、軸受フレーム50の前後方向の位置、並びに、便座4及び便蓋6の各回動軸46,48の前後方向の位置を適宜調整して位置決めすることができ、施工負担を軽減することができるようになっている。
まず、本発明の一実施形態による水洗大便器1によれば、便器本体2のボウル部14よりも後方側のスカート部20の側面20aが衛生洗浄系機能部10の左右方向の両側を覆うようにリム部16の上面16aよりも上方に突出して且つ内側に窄まるように形成されていることにより、衛生洗浄系機能部10の側面と、これに対向するスカート部20の内側側面との間に隙間がなくなり、この隙間から汚れが付着することを防ぐことができるため、清掃性を高めることができる。
また、衛生洗浄系機能部10の側面と、これに対向するスカート部20の内側側面との間に隙間がなくなることにより、スカート部20の外側が被水した場合であっても、隙間から衛生洗浄系機能部10内に水が浸入することを防ぐこともできる。
さらに、衛生洗浄系機能部10の最上面10aがスカート部20の上部に配置されていると共に、衛生洗浄系機能部10の上方にはカバー部材32が上方から取り外し可能に取り付けられていることにより、例えば、衛生洗浄系機能部10の局部洗浄装置30やその他の機器についてメンテナンス等を行う際に、衛生洗浄系機能部10に対して上方側(使用者側)からアクセスしやすくなるため、メンテナンス性を高めることができる。
また、ボウル部14よりも後方側のスカート部20の側面20aが衛生洗浄系機能部10の左右方向の両側を覆うようにリム部16の上面16aよりも上方に突出して且つ内側に窄まるように形成されていることにより、ボウル部14、リム部16及びスカート部20の構造的な外観の一体性を高めることができ、意匠性を向上させることもできる。
また、リム部16とスカート部20との接着部分を目立たなくすることができるため、リム部16とスカート部20との構造的な一体性を高めることができ、意匠性を向上させることもできる。
また、使用状態の局部洗浄装置30のノズル装置28のノズル本体38がボウル部14内で水没することによって局部洗浄装置30のノズル装置28に故障や不具合が発生することを防ぐことができる。
また、便座4がカバー部材32と共に、衛生洗浄系機能部10の上面を保護することもできる。
さらに、便座4によって、衛生洗浄系機能部10の上方のカバー部材32の上面及びリム部16の上面16aを隠蔽して目立たなくすることができ、意匠性を向上させることもできる。
また、便蓋6で便座4を覆うことにより、便座4や便器本体2のボウル部14内を隠蔽して目立たなくすることができるため、意匠性を向上させることもできる。
また、水洗大便器1の大半を占有する便器本体2のスカート部20により、水洗大便器1の構造的な外観の一体性を高めることができるため、意匠性を向上させることもできる。
2 便器本体
4 便座
6 便蓋
8 機能部
10 衛生洗浄系機能部(衛生洗浄部)
10a 衛生洗浄系機能部の最上面
12 給水系機能部
14 ボウル部
16 リム部
16a リム部の上面
16b リム部の外縁部の下面
18 排水トラップ管路(排水路)
18a 入口部
18b 上昇管路
18c 頂部
18d 下降管路
20 スカート部
20a ボウル部よりも後方側のスカート部の側面
20b スカート部の上面の水平部
20c スカート部の上面の水平部の後端
20d スカート部の上面の突出部
22 リム吐水口(吐水部)
24 導水路
26 ジェット吐水口
28 ノズル装置(ノズル部)
30 局部洗浄装置
32 カバー部材
34 シール部材
36 待機状態のノズル本体
38 使用状態のノズル本体
38a 使用状態のノズル本体の先端部
40 便器補助部材
40a 底面開口部
40b 前側手掛け部
40c 後側手掛け部
42 便器本体のスカート部の切欠き部
44 化粧パネル
46 便座の回動軸
48 便蓋の回動軸
50 軸受フレーム
52 ベースプレート
54 換気ダクト
56 照明装置
A1 便器本体のスカート部の外側表面積
A2 便蓋の外側表面積
A3 便器本体のスカート部の外側表面積及び便蓋の外側表面積の総面積
F1 リム部の前方側領域
M スカート部の外周面における上下方向の中間部
P1 リム部の前方側領域の上面の高さ位置
P2 ボウル部の上縁の高さ位置
P3 リム部の後方側領域の上面の高さ位置
R1 リム部の後方側領域
Claims (9)
- 給水源から供給される洗浄水によって洗浄されて汚物を排出する水洗大便器であって、
ボウル部と、
このボウル部の上縁に設けられたリム部と、
上記給水源から供給された洗浄水を上記ボウル部に吐水して旋回流を形成する吐水部と、
上記ボウル部の下方に入口部が接続されて、上記ボウル部内の汚物を排出する排水路と、
上記ボウル部の後方に設けられて、上記ボウル部の上方の使用者に向けて洗浄水を噴射するノズル部を含む衛生洗浄部と、
上記ボウル部及び上記排水路のそれぞれに対して側方から覆うように設けられたスカート部と、を有し、
このスカート部は、上記ボウル部よりも後方側の側面が上記衛生洗浄部の側方側を覆うように上記リム部の上面よりも上方に突出して形成されており、上記衛生洗浄部の上面は、上記スカート部の上部に配置されていることを特徴とする水洗大便器。 - 上記衛生洗浄部の下面と上記リム部の後方側領域の上面との間には、シール部材が設けられている請求項1記載の水洗大便器。
- 上記スカート部の上面は、ほぼ水平に形成された水平部と、この水平部の後端から上記衛生洗浄部の側方側を覆うように上方に突出する突出部と、を備えており、上記リム部は、上記スカート部の上面の上記水平部及び上記突出部の双方に接着される請求項1又は2に記載の水洗大便器。
- 上記吐水部は、左右方向の一方側の上記リム部の前後方向の中間部付近において後方に向けて吐水する吐水口を形成し、上記スカート部の上面の突出部は、上記吐水口付近の上記リム部の上面付近から後方側に向かって徐々に上方に突出するように形成されている請求項3記載の水洗大便器。
- 上記衛生洗浄部のノズル部は、使用前の待機状態で上記リム部の後方側領域の上方に位置し、使用状態で先端部が上記ボウル部の上方の所定位置まで伸長して所定方向に洗浄水を噴射するように構成され、
上記リム部の後方側領域の上面の高さ位置は、上記使用状態の上記ノズル部が上記ボウル部の上縁の高さ位置と同一の高さ位置付近で水没しないように、上記リム部の前方側領域の上面の高さ位置と同一高さ位置に設定されているか、又は、この同一高さ位置よりも高い高さ位置に設定されている請求項1乃至4の何れか1項に記載の水洗大便器。 - 上記スカート部は、その外周面が上下方向の中間部付近から下方に向かって窄まる形状に形成されている請求項1乃至5の何れか1項に記載の水洗大便器。
- 更に、上記衛生洗浄部及び上記リム部を上方から覆うように設けられている便座を有する請求項1乃至6の何れか1項に記載の水洗大便器。
- 更に、上記便座の全体を上方から覆うように設けられている便蓋を有する請求項7記載の水洗大便器。
- 上記スカート部の外側表面積は、上記便蓋の外側表面積及び上記スカート部の外側表面積の総面積に対して60%〜70%に設定されている請求項8記載の水洗大便器。
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