JP2002294841A - 水洗便器 - Google Patents

水洗便器

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JP2002294841A
JP2002294841A JP2001094773A JP2001094773A JP2002294841A JP 2002294841 A JP2002294841 A JP 2002294841A JP 2001094773 A JP2001094773 A JP 2001094773A JP 2001094773 A JP2001094773 A JP 2001094773A JP 2002294841 A JP2002294841 A JP 2002294841A
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toilet
flush
rim
valve unit
flush toilet
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Shuho Miyahara
秀峰 宮原
Shinji Shibata
信次 柴田
Shinko Shinkawa
新川  真弘
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 便器上面の見栄えを維持できると共に、いた
ずら防止の効果を高める。 【解決手段】 便器後部の便器外観をなす後部便器部分
120を、リム21とボール部22に連設して便器後方
に延びるように形成し、その便器後部上面部121をリ
ムの上面21aに連続させた。そsして、この便器後部
上面部121で、その下方の収納室40に収納済みのバ
ルブユニット60を便器上方側で遮蔽する。また、左右
壁面部123、124には、バルブユニット60を便器
側方から収納室40に組み込み可能な左右開口125、
126を空け、この開口を通してバルブユニット60を
組み付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボール部に洗浄水
を給水して洗浄する腰掛け式の水洗便器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の水洗便器、例えば、特開平11
−71802号公報の水洗便器では、洗浄水給水に関与
する機器を含む便器装置を便器内に収納することが提案
されている。そして、こうすることで、便器高さを低く
して便器の小型化(ローシルエット化)を図っており、
収納後の便器装置を蓋体にて遮蔽している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうした水洗便器で
は、蓋体は便器上面に設けた開口に装着される。よっ
て、使用者は、上体を屈めたりする等の不自然な姿勢を
採るまでもなく、蓋体と便器の繋ぎ部分を容易に視認で
きる。このため、この繋ぎ部分に汚れが付着すると、そ
の汚れが目障りとなり便器上面の見栄えを損なってい
た。
【0004】また、例えば駅や公園、ビル等の不特定の
使用者が想定される建物に設置された上記の水洗便器で
は、心ない使用者のいたずらにより蓋体が外され、その
下方の便器装置が破損されるようなことがあった。これ
は、便器前方で立っている使用者は、便器装着済みの蓋
体を必然的に視認できると共に、蓋体を外すと、便器前
方に立ったままの姿勢で便器装置を上方から容易に見る
ことができるためと考えられる。なお、蓋体の取り外し
を鍵等を付けて制限しても、鍵が破損されることもある
ため、現実的な解決とはなっていないのが現状である。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
され、便器上面の見栄えを維持できると共に、いたずら
防止の効果を高めることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】か
かる課題の少なくとも一部を解決するため、以下本発明
について説明する。
【0007】本発明の第1の水洗便器では、ボール部に
洗浄水を給水して洗浄する腰掛け式の水洗便器であっ
て、前記ボール部を上縁で取り囲み便座を受けるリム
と、該リムと前記ボール部に連設して便器後方に延び、
便器後部の便器外観をなす後部便器部分とを有し、前記
後部便器部分は、前記リムの上面から連続して形成され
た便器後部上面部の下方に、洗浄水給水に関与する機器
を含む便器装置を収納する収納領域を形成して備え、前
記収納領域に、便器左右側面の少なくとも一方の側か
ら、前記便器装置を設置可能としたことを特徴とする。
【0008】上記構成を有する本発明の第1の水洗便器
によれば、リムとボール部に連設して便器後方に延び、
便器後部の便器外観をなす後部便器部分自体が有する便
器後部上面部で、収納後の便器装置を便器上方側で遮蔽
する。よって、便器にはこの便器装置遮蔽のための蓋体
を要せず、蓋体繋ぎ部分に汚れをきたすことが無いの
で、便器上面の見栄えを維持できる。また、繋ぎ部分の
汚れ除去のための清掃も便器上面において必要としな
い。
【0009】更に、収納済みの便器装置は、便器上面の
蓋体で塞がれていないことから、蓋体を外そうという気
を使用者に起こさせない。加えて、この便器装置は、便
器前方で立っている使用者が自分の上体を屈めたりする
等の不自然な姿勢を採らないと視認されない。これらの
結果、いたずらを行おうと云った気分を使用者に抱かせ
難くできるので、いたずら防止の効果を高めることがで
きる。なお、便器設置後の便器装置の保守・点検は、便
器装置の設置方向から支障なく実行でき、問題は起きな
い。
【0010】この本発明の水洗便器にあっては、前記収
納領域への前記便器装置の設置を、便器左右側面の両方
の側から可能としたり、便器後部端面の側からも可能と
することができる。こうすれば、便器装置の設置の作業
性を高めることができると共に、便器設置後の便器装置
の保守・点検の作業性をも高めることができる。特に、
便器装置の設置を便器後部端面の側からも可能としたも
のにあっては、便器後部端面と対向する壁面からの給水
源配管をも、後部便器部分で隠すことができるので、便
器周囲の見栄えも向上できる。
【0011】この場合、前記後部便器部分を、便器左右
側面もしくは便器後部端面に前記便器装置を出し入れ可
能な開口を有するものとすれば、簡便である。なお、こ
うして設けた開口を塞ぐ蓋体を設けることも、便器外観
の一体感向上、汚水や塵・虫等の内部への浸入防止の上
から好ましい。こうして設けた蓋体も、便器前方の使用
者が自分の上体を屈めたりする等の不自然な姿勢を採ら
ないと視認されないので、便器上面に蓋体があるものに
比して、いたずら防止の効果を高めることができる。
【0012】また、前記後部便器部分を前記収納領域と
した場合において、前記便器装置を直接的に固定可能と
する棚部を、或いは前記便器装置が装着済みのプレート
を介して前記便器装置を間接的に固定可能とする棚部
を、前記収納領域に有することができる。 こうすれ
ば、便器装置の収納組み付け作業を簡便化できる。
【0013】そして、この棚部を、陶器製とされた前記
後部便器部分と一体の陶器製とすれば、後部便器部分と
の一体製造並びに焼成が可能となるので、棚部強度を高
めることができる。このため、高機能化のために給水関
与機器の重量が増し便器装置が重くなっても、棚部を介
した固定に支障をきたさないようにできる。
【0014】この場合、棚部を、前記便器装置に含まれ
る機器が上下に並んだ位置関係を採るよう、前記便器装
置を直接的に或いは前記プレートを介して間接的に固定
可能とされているものとでき、こうすれば、機器配置効
率が高まり、収納領域を効果的に利用できる。そして、
このようにするに当たり、プレートを縦置き状態で棚部
に固定保持するようにすれば、収納領域を便器高さ方向
に亘って確保すればよく、便器前後方向の便器サイズを
小さくできる。
【0015】また、収納領域を、前記ボール部から洗浄
水を排出するためのトラップの左右領域とすることもで
き、こうすれば、トラップ左右の単なる空間を収納領域
に利用できるので、便器の小型化をより促進できる。そ
して、トラップ左右を収納領域とするに当たり、前記便
器装置に含まれる機器が装着されたプレートを前記収納
領域としての前記トラップ左右領域のそれぞれに縦置き
状態で固定保持可能な棚部を有するようにできる。こう
すれば、便器装置に含まれる機器を二枚のプレートに分
けて装着したりできる。この際、機器を機能毎に分けた
りすることもできる。
【0016】また、上記課題の少なくとも一部を解決す
るため、本発明の第2の水洗便器は、ボール部に洗浄水
を給水して洗浄する腰掛け式の水洗便器であって、前記
ボール部を上縁で取り囲み便座を受けるリムと、該リム
と前記ボール部に連設して便器後方に延び、便器後部の
便器外観をなす後部便器部分とを有し、前記後部便器部
分は、前記リムの上面から連続して形成された便器後部
上面部と、該便器後部上面部に便器左右側面側で連設さ
れた便器左右側面部とを備え、便器後部に位置する建物
壁面もしくは床面に設置され洗浄水給水に関与する機器
を含む便器装置を、前記便器後部上面部と前記便器左右
側面部で遮蔽し、前記便器左右側面部の少なくとも一方
には、前記遮蔽した便器装置に対して便器左右側からの
作業が可能となるよう前記便器装置を露呈させる開口を
有することを特徴とする。
【0017】上記構成を有する本発明の第2の水洗便器
では、便器後部に位置する建物壁面もしくは床面に設置
され洗浄水給水に関与する機器を含む便器装置を、便器
後部上面部と便器左右側面部で遮蔽するので、便器には
この便器装置遮蔽のための蓋体を要しない。よって、本
発明の第1の水洗便器と同様、蓋体繋ぎ部分に汚れをき
たすことが無いので、便器上面の見栄えを維持できる。
また、繋ぎ部分の汚れ除去のための清掃も便器上面にお
いて必要としない。そして、この第2の水洗便器では、
前記便器左右側面部の少なくとも一方には、前記遮蔽し
た便器装置に対して便器左右側からの作業が可能となる
よう前記便器装置を露呈させる開口を有するので、この
開口から便器装置を支障なく設置できる。
【0018】こうした本発明の第2の水洗便器を設置す
るに当たっては、施工対象となる水洗便器の後部に位置
する建物壁面もしくは床面に、前記水洗便器への洗浄水
給水に関与する機器を含む便器装置を配設する工程と、
該配設済みの便器装置が、本発明の第2の水洗便器が有
する前記便器後部上面部と前記便器左右側面部で遮蔽さ
れるよう、請求項11記載の水洗便器を前記建物壁面或
いは前記床面に設置すると共に、前記開口を通して前記
配設済み便器装置に対して作業を施し、該便器装置と前
記水洗便器を接続する工程とを行う。
【0019】こうすれば、便器上面の見栄え維持といた
ずら防止効果の向上とを両立させた水洗便器を容易に設
置できる。しかも、便器装置を便器内に収納するもの
の、当該装置を便器に固定する必要がないので、装置固
定のための構造が不要となり、便器構造の簡略化を図る
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
【0021】図1は本実施例にかかる水洗便器10を示
す側面図、図2は水洗便器10をそのボール部を中心に
縦方向に断面視した断面図、図3は便器本体20を便器
後方から見た概略斜視図、図4は便器本体20の縦方向
断面図、図5は図2における5−5線概略断面図であ
る。これら図面に示すように、水洗便器10は、便器本
体20と別体の洗浄水タンクを備えない、いわゆる水道
直結型であり、リム洗浄およびジェット洗浄を行なうタ
イプである。また、水洗便器10は、その上部が低く抑
えられたシンプルなデザインとなったローシルエットタ
イプである。水洗便器10は、便座12および便蓋14
を載置した陶器製の便器本体20と、便器本体20と一
体に形成したトラップ排水管30と、トラップ排水管3
0に接続された樹脂製の排水ソケット50と、便器本体
20の後部に収納されたバルブユニット60とを備えて
いる。
【0022】次に、水洗便器10の各部の構成について
説明する。水洗便器10は、図4に示すように陶器製の
便器本体20にボール部22を備えている。このボール
部22の周壁は、水洗便器10の非洗浄時でも溜水RW
と接する覆水面22aと、水洗便器10の非洗浄時には
溜水RWと接しない露出面22bから形成されている。
また、ボール部22の前壁の裏面側には、滞留室24が
形成されている。この滞留室24は、後述するジェット
洗浄時に噴出する洗浄水を貯めるためのスペースであ
る。
【0023】また、ボール部22の底部には、汚物落し
込み凹部23が形成され、この奥壁部にトラップ排水管
30の入口31を開設している。また、図2に示すよう
に、汚物落し込み凹部23の前壁部には、トラップ排水
管30の入口31に臨ませてジェットノズル25が対向
して配置されている。ジェットノズル25には、バルブ
ユニット60に接続されたジェット用連結管27が接続
されている。このジェット用連結管27にバルブユニッ
ト60を通じて洗浄水が供給されると、洗浄水は、ジェ
ットノズル25から吐水され、ボール部22の汚物をト
ラップ排水管30へ排出してボール部22を洗浄する、
いわゆるジェット洗浄が実施される。なお、このジェッ
ト用連結管27は、いわゆるフレキシブル管とされてい
る。
【0024】図4に示すように、ボール部22はその上
開口周縁に亘ってリム21で取り囲まれている。リム2
1は、中空とされ、その内部を、洗浄水をボール部22
の内壁面に沿って吐水するためのリム通水路28とす
る。リム通水路28の上流側は、リム用連結管29を介
してバルブユニット60に接続され、また、リム通水路
28の下部には、複数個のリム水出孔28aが形成され
ている。このリム用連結管29にバルブユニット60を
通じて洗浄水が供給されると、洗浄水は、複数のリム水
出孔28aから吐水され、ボール部22の内壁面を洗浄
するいわゆるリム洗浄が実施される。また、リム通水路
28の前方下端には、滞留室24に接続されるリム接続
孔28bが接続されている。このリム接続孔28bは、
ジェットノズル25から吐水されたときにイジェクタ効
果によって滞留室24内の洗浄水を巻き込めるように大
気と連通するとともに、リム通水路28から供給される
洗浄水を滞留室24に供給するための孔である。
【0025】また、トラップ排水管30は、前述のよう
にその入口31がボール部22の底部分に設けた汚物落
し込み凹部23に開口されており、この入口31からボ
ール部22の裏面に沿って便器本体20の後方に向かっ
て斜め上向きに延びる上昇路32と、上昇路32上端か
ら下方に向かってほぼ垂直に延びる下降路33とを備え
ている。下降路33は、便器設置個所において床面から
立ち上げ設置された排水管Poに排水ソケット50を介
して接続される。
【0026】図4に示すように、排水ソケット50は、
樹脂製の管体から構成され、つまり下降路33の下端に
接続される入水側接続管51と、水平接続管52と、排
水側接続管53とを備え、これらを接続することにより
構成されている。入水側接続管51は、下降路33の下
端を受ける受け部51aと、受け部51aにつながる連
通管51bと、連通管51bの下部に形成されかつ床面
に支持するための脚部51cとを一体に形成している。
また、入水側接続管51の連通管51bの下流側端部に
は、水平接続管52の嵌合端52aが外嵌接続してい
る。この水平接続管52の他端は、排水側接続管53に
接続されている。排水側接続管53は、その下端に床面
に固定するための脚部53aを有しており、排出口53
bにて下水管につながる排水管Poに接続されている。
【0027】上記排水ソケット50では、水平接続管5
2の長さを調節することにより、異なったラフィンに対
応することができる。ここで、ラフィンとは、トイレ室
の便器背面壁から排水管Poの中心までの距離をいい、
トイレ室の施工条件に応じて適宜変更される。このよう
に異なったラフィンの位置に対して、水平接続管52を
ラフィン位置にあわせて適当な長さに切断し、または水
平接続管52を使用せずに入水側接続管51と排水側接
続管53だけで排水側接続管53の位置を変更すること
ができ、これにより種々のラフィンの位置に対応するこ
とができる。また、入水側接続管51を図における右
側、即ち図示しない建物壁面側に向け、便器後部から外
部の排水管Poに排水するように構成することもでき
る。
【0028】図3に戻り、便器本体20は、リム21と
ボール部22に連設して便器後方に延び、便器後部の便
器外観をなす後部便器部分120を有する。この後部便
器部分120は、リム21の上面21aから便器後部上
面部121を連続形成して備え、当該上面部の後端に便
器後部壁面部122とその左右に左右壁面部123、1
24を連設して備える。便器後部壁面部122は、便器
後端においてリム21の上面21aよりも隆起してお
り、その内部を収納室40とする。この収納室40は、
バルブユニット60を収納するためのものであり、左右
壁面部123、124に空けられた左右開口125、1
26を経て外部と連通されている。
【0029】バルブユニット60は、ボール部22内に
リム洗浄およびジェット洗浄を行なうための洗浄水の供
給を制御する弁機構を含み、トイレ室に施工されている
図示しない水道管にニップルPnを介して接続されてい
る。そして、バルブユニット60は、洗浄水給水に必要
な各種機器、具体的には止水機能付き分岐接続管や、止
水栓、定流量弁、自閉弁、切替弁、切替弁から分岐した
バキュームブレーカ等の他、これら機器を駆動制御する
ための電子制御回路をも有し、これらをベースプレート
62の上面に固定して有する。なお、バキュームブレー
カの外気導入部は、リム21より高い位置の収納室40
の頂上部近傍に配設されており、逆流防止が図られてい
る。
【0030】こうした構成のバルブユニット60は、こ
れら各機器を駆動することで、水道管からの水道水を、
ジェット用連結管27やリム用連結管29を経てジェッ
トノズル25或いはリム通水路28のリム水出孔28a
に導き、洗浄水をボール部22に吐水する。なお、こう
した洗浄水給水は、図示しない手動レバーの操作によ
り、リム・ジェット・リムの順で実行される。
【0031】上記のバルブユニット60を便器の左右側
方から組み込み設置するための左右開口125、126
は、当該ユニットのサイズに適合したものであると共
に、収納室40に収納後のバルブユニット60に対して
便器左右から手を差し込んで作業ができるような大きさ
で形成されている。つまり、この左右開口の開口形状
は、バルブユニット60におけるベースプレート62の
前後方向サイズより広く、図1における開口部右方でリ
ム用連結管29の配管接続作業ができるようなものとさ
れている。なお、左右開口の高さ方向サイズは、便器後
部上面部121の頂上高さをできるだけ低くするよう、
バルブユニット60よりやや大きくされているに過ぎな
い。
【0032】また、この左右開口125、126には、
収納室40の内部側において、棚部127が形成されて
いる。この棚部127は、左右壁面部123、124か
ら便器内部に突出し、バルブユニット60を、ベースプ
レート62の左右端部で受ける。なお、この棚部127
には、プレート固定用のブッシュ並びにネジが装着され
る切欠128が形成されている。
【0033】ここで、このような水洗便器10の製造方
法について簡単に説明する。図6は水洗便器10を製造
する上で用いる型構造を説明するための説明図である。
【0034】水洗便器10を製造するに当たっては、ボ
ール部22やトラップ排水管30を含む便器下部部分K
Bと、リム21並びに便器後部上面部121を含む便器
上部部分JBとを型成形する。
【0035】便器下部部分KBの作成には、多孔質の上
型KUKと左右の側型KLK、KRKと底型KSKとを
用い、これらを型合わせして吸引することで、型表面へ
の泥漿堆積を図り、便器下部部分KBの素地とする。な
お、上型KUKと底型KSKの図中太線範囲MKをシー
ト等で目張りすることで、これら範囲の型表面に泥漿を
付着させないようにする。こうすることで、左右壁面部
123、124の便器下部部分KB上端部分で棚部12
7(素地)が突出形成される。なお、切欠128につい
ては、ヘラ等で棚部127の素地に切欠形成される。
【0036】便器上部部分JBの作成には、多孔質の上
型JUKと底型JSKとを用い、これらを型合わせして
吸引することで、型表面への泥漿堆積を図り、便器上部
部分JBの素地とする。上型JUKと底型JSKのう
ち、左右開口125、126を形成するための領域に
は、当該開口形状に合わせたシリコン製の非透過型部分
HSKが組み込まれており、この型部分表面に泥漿を付
着させない。こうすることで、左右開口125、126
を便器後部上面部121に有する便器上部部分JBの素
地が形成される。なお、この左右開口125、126に
該当する部分を、ヘラ等で素地から除去するようにして
も良い。そして、上記の便器上部部分JB素地と便器下
部部分KB素地を接合してその接合部に素地の馴染み処
理を行い、焼成する。こうすると、収納室40を、リム
21の上面から連続した後部便器部分120の下方に有
する水洗便器10が完成する。
【0037】以上のように構成された水洗便器10で
は、次の利点がある。
【0038】上記水洗便器10において、水道管に直
結されるバルブユニット60および電子制御回路80
は、ボール部22と一体の便器本体20の収納室40に
収納されているので、バルブユニット60を別体に設置
する場合と比べて、便器本体20の周囲やトイレ室の壁
面に、バルブユニットを設置するためのスペースが不要
となるうえに、水洗便器10自体もコンパクトにするこ
とができる。さらに、このようにバルブユニット60の
便器本体20への組み込み作業は、工場の出荷の際に予
め行なうことができ、よって、梱包作業や搬送作業が容
易になるだけでなく、バルブユニット60を水洗便器1
0と別体にトイレ室に施工する必要がなく、施工作業性
にも優れている。
【0039】しかも、この水洗便器10では、便器後
方に延び、便器後部の便器外観をなす後部便器部分12
0自体が有する便器後部上面部121の下方に、収納室
40を形成し、この収納室40に収納したバルブユニッ
ト60を便器上方側で遮蔽する。よって、便器にはこの
バルブユニット60遮蔽のための蓋体を要せず、蓋体繋
ぎ部分に汚れをきたすことが無いので、便器上面の見栄
えを維持できる。また、繋ぎ部分の汚れ除去のための清
掃も便器上面において必要としない。特に、便器前方に
立つ使用者には、リム21の上面から連続した一体の便
器後部上面部121の表面(上面)を視認させ、リム2
1から便器後部上面部121に係る範囲を継ぎ目のない
陶器表面とする。よって、この範囲に汚れが付着したと
しても、一体で連続した陶器表面故に、汚れの清掃性を
高めることができる。
【0040】更に、収納室40に収納済みのバルブユ
ニット60は、蓋体で遮蔽されているわけではないこと
から、蓋体を外そうという気を使用者に起こさせない。
加えて、このバルブユニット60は、左右開口125、
126の側方からしか見えず、便器前方で立っている使
用者には、当該ユニットの視認に、自分の上体を無理に
屈めたりする等の不自然な姿勢を強いる。これらの結
果、いたずらを行おうと云った気分を使用者に抱かせ難
くできるので、いたずら防止の効果を高めることができ
る。その反面、バルブユニット60の組み込みに際して
は、便器を横に倒す、作業位置を便器側方とすること
で、作業者は左右開口125、126と正対できるの
で、容易にその組み込み作業を行うことができる。ま
た、この際のリム用連結管29等の接続作業も容易であ
る。加えて、便器設置後の便器装置の保守・点検では、
その作業の必要性から便器側方から支障なく保守・点検
作業を行うことができるので、問題とはならない。
【0041】しかも、収納室40の両側に位置する左
右開口125、126のいずれの側からもバルブユニッ
ト60の組み込み、保守等を行うことができるので、作
業性を高めることができる。
【0042】また、左右開口125、126に棚部1
27を設けて、当該棚部でベースプレート62を介して
バルブユニット60を固定するようにしたので、バルブ
ユニット60の収納組み付け作業を簡便化できる。
【0043】そして、この棚部127を、素地作成の
時点から作成してボール部等と一緒に焼成したので、後
部便器部分120と一体の陶器製とでき、棚部強度を高
めることができる。このため、機器重量が増してバルブ
ユニット60が重くなっても、この棚部127によりバ
ルブユニット60を確実に固定でき好ましい。
【0044】この場合、次のようにして更なる棚強度の
向上を図ることができる。図7は棚強度向上を図った場
合の水洗便器10Aにおける図5に相当する断面図、図
8はこの水洗便器10Aにおける図6に相当する型構造
の説明図である。
【0045】図示するように、この水洗便器10Aで
は、左右壁面部123、124を、便器内側で側壁12
3a、124aを有する2重構造の側面とする。こうす
れば、棚部127の棚強度をより向上できるので、バル
ブユニット60の重量増加にも容易に対応できる。そし
て、こうした棚構造・側壁構造を有する水洗便器10A
とするには、便器下部部分KBの作成に用いる底型KS
Kの側壁を、左右の側型KLK、KRKと対向させ、こ
の側壁にも泥漿を堆積するようにすればよい。
【0046】なお、上記した便器本体20において、棚
部127を収納室40をその下方で塞ぐように形成し
て、棚部127を収納室底面とすることもできる。こう
すれば、この収納室底面の棚部127に、バルブユニッ
ト60が有する各機器を順次、直接固定・設置するよう
にすることもできる。
【0047】次に、第2実施例について説明する。図9
は第2実施例の便器本体220を示す概略斜視図、図1
0はこの便器本体220の縦方向断面図である。この第
2実施例は、便器後端にも開口を有し、便器後端側から
でもバルブユニット60の組み込み作業等を可能とす
る。なお、以下の実施例の説明に当たっては、第1実施
例と同一の部材並びに同一の機能を果たす部材について
は第1実施例と同一の符号を用いることとし、その説明
を省略する。
【0048】図示するように、便器本体220は、便器
後部壁面部122に後面開口130を有する。この後面
開口130は、バルブユニット60の高さより広く、ま
た、ベースプレート62の便器左右方向サイズより広く
なるよう形成されている。よって、便器本体220で
は、図示するように、左右開口125、126からのバ
ルブユニット60の組み込みに加えて、後面開口130
からのバルブユニット60の組み込み作業を行うことが
できる。
【0049】この便器本体220によっても、収納室4
0に連通した左右開口125、126を有することから
第1実施例が有する〜の効果を奏することができ
る。そして、この便器本体220では、後面開口130
を有するので、次の利点がある。便器本体220では、
後面開口130を介したバルブユニット60の組み込み
のみならず、後面開口130の側からの一次側配管接続
も可能である。よって、収納室40を、図1に示すニッ
プルPnを始めそれより上流の管路機器(例えば、フラ
ッシュバルブ)の収納もできるようなものにでき、こう
すれば、このフラッシュバルブも収納室40に納めて遮
蔽することができる。そして、便器後端とトイレ壁面と
の間の距離が短いような場合には、後部便器部分120
にて1次側管路を見え難くできるので、便器周囲の見栄
えを向上できる。このような場合であっても、左右開口
125、126の側からの一次側接続の保守・点検がで
きるので、支障はない。一方、便器後端とトイレ壁面と
が離れているような場合には、後部便器部分120と左
右開口125、126の側からの一次側接続の保守・点
検ができるので、作業性向上から好ましい。
【0050】次に、第3実施例について説明する。図1
1は第3実施例の便器本体320を示す概略斜視図、図
12はこの便器本体320の縦方向断面図である。この
第3実施例は、収納室40の形成場所とバルブユニット
60の機器配置に特徴がある。
【0051】図示するように、便器本体320は、便器
後部上面部121の下方から便器本体320底面までの
上下の領域を収納室40とする。つまり、この収納室4
0は、ボール部22の後部側で、便器後部上面部121
とその左右の左右壁面部123、124並びに便器後部
壁面部122で囲まれた上下に広い領域とされている。
この場合、便器後部壁面部122は、便器後方から収納
室40に手を入れたり、バルブユニット60の機器を見
渡せる切欠131を有する。そして、便器本体320
は、この収納室40の上方側、即ちリム通水路28の底
面とほぼ同じ高さに位置に、棚部127を有する。な
お、棚部127は、収納室40を上部収納室41と下部
収納室42に分けるよう、便器左右方向に亘って対向し
て形成されている。
【0052】バルブユニット60は、T字状のプレート
構造を有し、弁機構機器を第1実施例と同様に固定した
ベースプレート62に、固定用プレート63を接合させ
て有する。この固定用プレート63は、バルブユニット
60を棚部127の切欠128と図示しないネジ並びに
ブッシュと協働して固定するためのものである。この場
合、バルブユニット60に含まれる機器のうち、組み付
け後の保守点検等が不要な機器、例えば分岐栓等は、ベ
ースプレート62の一方の面(図12における右方の
面)に固定され、保守点検等を必要とすることがある機
器(例えば、電子制御装置等)は、他方の面(左方の
面)に集約して固定されている。
【0053】この第3実施例では、固定用プレート63
を上にした状態でバルブユニット60を左右開口12
5、126の一方から収納室40に組み込む。この時、
保守点検等を必要とすることがある機器が便器後部壁面
部122の切欠131の側となるようにする。次いで、
固定用プレート63を棚部127に載せ、図示しないネ
ジ並びにブッシュを用いて60を固定する。この固定作
業(ネジ締め作業)は、棚部127の上部の上部収納室
41の左右方向から行うことができる。
【0054】この便器本体320によっても、収納室4
0に連通した左右開口125、126を有し、これら開
口からバルブユニット60を収納・組み付けできること
から第1実施例が有する〜の効果を奏することがで
きる。そして、この便器本体320では、次の利点があ
る。
【0055】まず、収納室40を便器底面に亘るまでの
上下に広いものとしたので、バルブユニット60のベー
スプレート62を縦置き状態とでき、そのサイズを、便
器の左右幅とほぼ同じとできると共に、図における高さ
方向についても長くできる。よって、ベースプレート6
2における機器設置面積は広くなり、機器設置の自由度
を高めて、ベースプレート62表面からの機器高さを抑
えることができる。具体的には、略長方体形状の機器を
高さが低くなるように配置できる。このため、収納室4
0については、便器前後方向を短くでき、この便器前後
方向の便器サイズを小さくできる。
【0056】また、収納室40の上方を占める上部収納
室41については、バルブユニット60固定作業(ネジ
締め作業)とリム用連結管29等の配管作業に必要な高
さとすればよいので、第1実施例のものと比して、後部
便器部分120を低くできる。このため、便器のローシ
ルエット化をより促進し、便器の意匠性を高めることが
できる。このようにローシルエット化を進めても、バキ
ュームブレーカの外気導入部をリム21より高い位置と
することができるので、逆流防止に支障はない。
【0057】更に、この便器本体320では、便器後部
壁面部122に形成した切欠131から、バルブユニッ
ト60の機器の保守・点検ができるので、これら作業を
簡便なものとできる。
【0058】なお、上記した便器本体320において、
下降路33の後部に、ベースプレート62のような縦方
向の棚部を便器素地作成時から形成し、この縦方向棚部
を陶器製便器に一体に形成することもできる。こうすれ
ば、この縦方向棚部に、バルブユニット60が有する各
機器を、切欠131の側から、順次、直接固定・設置す
るようにすることもできる。
【0059】次に、第4実施例について説明する。図1
3は第4実施例の便器本体420を示す概略斜視図、図
14はこの便器本体420を便器後方側から見て説明す
る説明図である。この第4実施例にあっても、収納室4
0の形成場所とバルブユニット60の機器配置に特徴が
ある。
【0060】図示するように、便器本体420は、便器
後部上面部121を、リム21の上面21aとほぼ同じ
高さで備え、便器前端から後端までをほぼ同一面状とす
る。そして、この便器後部上面部121の下方から便器
本体320底面までの上下の領域を、第3実施例と同様
に収納室40とする。この場合、収納室40は、トラッ
プ排水管30の左右領域、詳しくは下降路33の左右領
域に分割されており、棚部127より上方の収納室40
は、上部収納室41とされている。この収納室40に連
通する左右開口125、126は、上部収納室41と連
通する上部開口125a、126aと、上部収納室41
下方の収納室40と連通する下部開口125b、126
bとされている。そして、便器後部壁面部122は、ト
ラップ排水管30左右の収納室40をほぼ便器後部にお
いて露呈させるよう、大きく切りかかれている。
【0061】バルブユニット60は、便器左右の棚部1
27に掛け渡して固定される固定用プレート63の下面
に、機器固定プレート62a、62bを対向して備え、
各プレートにそれぞれ弁機構機器を固定して備える。こ
の場合、両プレートの対向面側には、組み付け後の保守
等が不要な機器を固定し、各プレートの外側面には、組
み付け後の保守等が必要となり得る機器を固定した。ま
た、一方の機器固定プレート62aには、バルブユニッ
ト60を駆動させるための電子制御装置や手動駆動機器
といった機器を固定し、他方には、流路開閉を行う管路
関連機器や水洗便器が有する他の機能機器(例えば、脱
臭装置等)を固定した。つまり、各プレートへの固定対
象機器をその機能の点から区別することとした。
【0062】このバルブユニット60における機器固定
プレート62a、62bは、その間隔が図14に示すよ
うに、下降路33の外径より大きくなるようにされてい
る。よって、バルブユニット60が便器後部壁面部12
2の側からその切欠部を経て収納室40に収納される
と、縦置き状態とされた機器固定プレート62a、62
bの間に下降路33が位置するようになる。こうしてバ
ルブユニット60を組み込んだ後は、固定用プレート6
3を棚部127に載せ、棚部127の上部の上部収納室
41に対応する左右の上部開口125a、126aから
バルブユニット60をネジ締め固定する。こうしてバル
ブユニット60が固定されると、それぞれの機器固定プ
レート62a、62bに固定済みの機器は下部開口12
5b、126bから露呈されることになる。
【0063】この便器本体420にあっては、便器後部
壁面部122に収納室40をほぼ全域に亘って露呈させ
る切欠を有し、この切欠からバルブユニット60を収納
・組み付けできる。よって、便器本体420にあって
も、第1実施例が有する〜の効果を奏することがで
きる。そして、この便器本体420では、次の利点があ
る。
【0064】まず、収納室40を便器底面に亘るまでの
上下に広いものとした上で、下降路33の左右にこの収
納室40を分割形成した。しかも、分割された左右の収
納室40において、バルブユニット60の機器固定プレ
ート62a、62bを対向して縦置き状態とし、各プレ
ートにユニット構成機器を固定してこれら機器を左右の
収納室40に収納した。よって、既存の便器では特別な
意図を持って使用されることの無かったトラップ左右の
領域、いわゆるデッドゾーンを機器収納に有効利用でき
る。このため、便器後端をボール部側に近づけても機器
収納に支障がないので、その分だけ便器サイズを小型化
できる。
【0065】しかも、バルブユニット60を構成する機
器を機器固定プレート62a、62bに分けて固定でき
ることから、図における各プレートの上下方向長さも短
くできる。よって、その分だけ、後部便器部分120を
低くして上記のようにリム21とほぼ同一面とすること
もでき、ローシルエット化をより促進して、便器意匠性
の更なる向上を図ることができる。バルブユニット60
が有するバキュームブレーカの外気導入部を、収納室4
0においてではなく便器外部に設置しその位置でリム2
1より高くすれば、逆流防止に支障はない。なお、図1
4に二点鎖線で示すように、この外気導入部の配設箇所
120aだけがリム21より高くなるように、収納室4
0の頂上の一部を隆起させて後部便器部分120を形成
することもできる。
【0066】更に、この便器本体420では、左右壁面
部123、124の下部開口125b、126bから、
バルブユニット60の機器の保守・点検ができるので、
これら作業を簡便なものとできる。
【0067】なお、上記した便器本体420において、
下降路33の左右に、機器固定プレート62a、62b
のような縦方向の棚部を便器素地作成時からそれぞれ形
成し、この縦方向棚部を陶器製便器に一体に形成するこ
ともできる。こうすれば、このそれぞれの縦方向棚部
に、バルブユニット60が有する各機器を、下部開口1
25b、126bの側から、順次、直接固定・設置する
ようにすることもできる。
【0068】次に、第5、第6実施例について説明す
る。これら実施例は、バルブユニット60の構成機器を
便器外部に設け、これら機器を便器で遮蔽した点に特徴
がある。図15は第5実施例の水洗便器500を説明す
るための説明図、図16はこの水洗便器500が有する
便器本体520を示す概略斜視図である。
【0069】この第5実施例の水洗便器500は、バル
ブユニット60の構成機器560を便器後端側のトイレ
壁面に固定して備え、便器本体520の左右壁面部12
3、124には、この構成機器560を露呈させる左右
開口525、526を有する。また、便器本体520
は、その便器後部壁面部122に後部開口527を備
え、この開口位置は、トイレ壁面における構成機器56
0の設置高さに合わせてある。
【0070】この便器本体520においても、後部便器
部分120は、リム21に連続して形成され、リムの上
面21aより高くされており、その下方を収納室40と
している。そして、後部便器部分120、詳しくは収納
室40の頂上部高さは、構成機器560がリム21より
高い位置に有するバキュームブレーカの外気導入部56
2を収納できるものとされており、後部開口527にあ
ってもこの外気導入部562に合わせて形成されてい
る。
【0071】こうした構成の水洗便器500を設置する
には、まず、構成機器560をトイレ壁面に予め配設・
固定する。次いで、図16に示す便器本体520をトイ
レ室内に持ち込み、これをトイレ床面を滑らせるよう
に、便器後部壁面部122をトイレ壁面に接合させる。
この時、トイレ壁面に配設済みの構成機器560は、便
器後部壁面部122の後部開口527を通って収納室4
0に入り込み、これに収納される。これにより、構成機
器560は、後部便器部分120と左右壁面部123、
124で遮蔽されるものの、便器左右の左右開口52
5、526から露呈される。この状態で、左右開口から
手を差し入れ、構成機器560からボール部22への給
水に必要な配管接続作業や、電気機器接続作業を行う。
【0072】このようにして設置された水洗便器500
は、構成機器560を後部便器部分120と左右壁面部
で構成機器560を遮蔽することから、第1実施例等の
各実施例と同様の〜の効果を奏することができる。
そして、この第5実施例によれば、便器上面の見栄え維
持といたずら防止効果の向上とを両立させた水洗便器5
00を容易に設置できる。しかも、構成機器560を便
器に固定する必要がないので、装置固定のための構造が
不要となり、便器構造の簡略化を図ることができる。ま
た、便器本体520の設置前に構成機器560の配設作
業を行って給水源一次側作業を完了させることができる
ので、高い作業性を発揮できる。
【0073】次に、第6実施例について説明する。この
第6実施例は、構成機器600の配設箇所がトイレ床面
である点で、第5実施例と相違する。図17は第6実施
例の水洗便器600を説明するための説明図、図18は
この水洗便器600が有する便器本体620を示す概略
斜視図である。
【0074】この第6実施例の水洗便器600は、バル
ブユニット60の構成機器560を便器後端側のトイレ
床面に固定して備え、便器本体620の左右壁面部12
3、124には、この構成機器560を露呈させるよう
便器底部側に左右開口525、526を有する。この便
器本体620は、その便器後部壁面部122に便器底部
側で切欠形成した後部開口527を備え、この開口の切
欠高さは、トイレ壁面から構成機器560に至る1次側
配管と干渉が起きないものとされている。
【0075】この便器本体620にあっても、後部便器
部分120は、リム21に連続して形成され、リムの上
面21aより高くされており、その下方を収納室40と
している。そして、収納室40の頂上部高さは、第5実
施例と同様、リム21より高い位置まで配設されたバキ
ュームブレーカの外気導入部562を収納できるものと
されている。なお、この第6実施例では、便器をトイレ
床面に設置済みの構成機器560に被せるよう、便器本
体620を取り扱うので、後部開口527を外気導入部
562に合わせて形成する必要はない。しかしながら、
第5実施例で説明したように、便器本体をトイレ床面で
滑らすような場合には、図18に二点鎖線で示すよう
に、外気導入部562およびこれに至る管路との干渉を
避け得る異形形状の後部開口527とすればよい。
【0076】こうした構成の水洗便器600を設置する
には、まず、第5実施例と同様に、構成機器560をト
イレ床面に予め配設・固定する。次いで、図18に示す
便器本体520をトイレ室内に持ち込み、その便器後部
壁面部122をトイレ壁面に近づけた状態とし、そのま
ま便器本体520をトイレ床面まで降ろす。この時、ト
イレ床面に配設済みの構成機器560は、便器底部から
収納室40に直接入り込み、これに収納される。これに
より、構成機器560は、後部便器部分120と左右壁
面部123、124で遮蔽されるものの、便器左右の左
右開口525、526から露呈される。この状態で、左
右開口から手を差し入れ、構成機器560からボール部
22への給水に必要な配管接続作業や、電気機器接続作
業を行う。
【0077】このようにして設置された水洗便器600
にあっても、第5実施例と同様に、構成機器560を遮
蔽することから、既述した〜の他、第5実施例と同
一の効果を奏することができる。
【0078】ここで、参考例について説明する。既述し
た第4実施例の便器本体420では、収納室40を下降
路33左右領域として、既存のデットゾーンを有効利用
した点で有益であることから、以下に説明する参考例
は、この点に着目したものである。つまり、この参考例
は、バルブユニット60を収納する収納室40の分割形
成を通してデッドゾーンの有効利用を図り、これを通し
て便器サイズの小型化を図ることを目的とするものであ
る。図19は参考例の水洗便器700を説明するための
説明図、図20は水洗便器700を便器後端側で切断し
た概略断面図である。
【0079】これら図面に示すように、水洗便器700
の便器本体720は、リム21と連続した便器後部部分
に開口710を有し、この開口710を蓋体712で塞
ぐ。開口710は、便器後部壁面部122と左右壁面部
123、124で取り囲まれた収納室40の上部に位置
し、蓋体712は、これら壁面部と共に収納室40を形
成する。なお、図20に二点鎖線で示すように、既述し
た外気導入部の配設箇所712aだけがリム21より高
くなるように蓋体712を形成し、蓋体下方の収納室4
0の一部を隆起させてもよい。
【0080】この便器本体720においても、便器左右
方向に延びた棚部127を有し、この棚部127に図示
するバルブユニット60を固定する。左右壁面部12
3、124には、この棚部127より下方の位置に左右
開口125、126が形成されており、この開口を通し
て収納室40に手を差し入れたりできる。
【0081】この参考例におけるバルブユニット60
は、第4実施例で説明したものと同一の構成を備え、こ
の参考例では、蓋体712を取り外した状態で、開口7
10の上方から収納室40に降ろされる。これにより、
バルブユニット60は、40に収納されると共に、棚部
127に固定される。こうして、固定された状態では、
バルブユニット60は、対向配置して有する機器固定プ
レート62a、62bを縦置き状態として、この間にト
ラップ排水管30の下降路33を位置させる。また、バ
ルブユニット60は、それぞれの機器固定プレート62
a、62bに固定済みの機器を下部開口125b、12
6bから露呈させる。
【0082】従って、上記構成の参考例にあっては、収
納室40を蓋体下面から便器底面に亘るまでの上下に広
いものとした上で、下降路33の左右にこの収納室40
を分割形成した。しかも、分割された左右の収納室40
において、バルブユニット60の機器固定プレート62
a、62bを対向して縦置き状態とし、各プレートにユ
ニット構成機器を固定してこれら機器を左右の収納室4
0に収納した。よって、既存の便器では特別な意図を持
って使用されることの無かったトラップ左右の領域、い
わゆるデッドゾーンを機器収納に有効利用できる。この
ため、便器後端をボール部側に近づけても機器収納に支
障がないので、その分だけ便器サイズを小型化できる。
【0083】しかも、バルブユニット60を構成する機
器を機器固定プレート62a、62bに分けて固定でき
ることから、図における各プレートの上下方向長さも短
くできる。よって、その分だけ、蓋体712を低くして
ローシルエット化をより促進して、便器意匠性の更なる
向上を図ることができる。バルブユニット60が有する
バキュームブレーカの外気導入部を、収納室40におい
てではなく便器外部に設置しその位置でリム21より高
くすれば、逆流防止に支障はない。
【0084】更に、この水洗便器700では、左右壁面
部123、124の左右開口125、126から、バル
ブユニット60の機器の保守・点検ができるので、これ
ら作業を簡便なものとできる。
【0085】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は上記の実施例や実施形態になんら限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例にかかる水洗便器10を示す側面図
である。
【図2】水洗便器10をそのボール部を中心に縦方向に
断面視した断面図である。
【図3】便器本体20を便器後方から見た概略斜視図で
ある。
【図4】便器本体20の縦方向断面図である。
【図5】図2における5−5線概略断面図である。
【図6】水洗便器10を製造する上で用いる型構造を説
明するための説明図である。
【図7】棚強度向上を図った場合の水洗便器10Aにお
ける図5に相当する断面図である。
【図8】この水洗便器10Aにおける図6に相当する型
構造の説明図である。
【図9】第2実施例の便器本体220を示す概略斜視図
である。
【図10】この便器本体220の縦方向断面図である。
【図11】第3実施例の便器本体320を示す概略斜視
図である。
【図12】この便器本体320の縦方向断面図である。
【図13】第4実施例の便器本体420を示す概略斜視
図である。
【図14】この便器本体420を便器後方側から見て説
明する説明図である。
【図15】第5実施例の水洗便器500を説明するため
の説明図である。
【図16】この水洗便器500が有する便器本体520
を示す概略斜視図である。
【図17】第6実施例の水洗便器600を説明するため
の説明図である。
【図18】この水洗便器600が有する便器本体620
を示す概略斜視図である。
【図19】参考例の水洗便器700を説明するための説
明図である。
【図20】この水洗便器700を便器後端側で切断した
概略断面図である。
【符号の説明】
10…水洗便器 10A…水洗便器 12…便座 14…便蓋 20…便器本体 21…リム 21a…上面 22…ボール部 22a…覆水面 22b…露出面 23…凹部 24…滞留室 25…ジェットノズル 27…ジェット用連結管 28…リム通水路 28a…リム水出孔 28b…リム接続孔 29…リム用連結管 30…トラップ排水管 31…入口 32…上昇路 33…下降路 40…収納室 41…上部収納室 42…下部収納室 50…排水ソケット 51…入水側接続管 51a…受け部 51b…連通管 51c…脚部 52…水平接続管 52a…嵌合端 53…排水側接続管 53a…脚部 53b…排出口 60…バルブユニット 62…ベースプレート 62a、62b…機器固定プレート 63…固定用プレート 80…電子制御回路 120…後部便器部分 120a…配設箇所 121…便器後部上面部 122…便器後部壁面部 123、124…左右壁面部 123a,124a…側壁 125、126…左右開口 125a、126a…上部開口 125b、126b…下部開口 127…棚部 128…切欠 130…後面開口 131…切欠 220…便器本体 320…便器本体 420…便器本体 500…水洗便器 520…便器本体 560…構成機器 525、526…左右開口 527…後部開口 562…外気導入部 600…水洗便器 620…便器本体 700…水洗便器 710…開口 712…蓋体 720…便器本体 HSK…非透過型部分 JB…便器上部部分 JSK…底型 JUK…上型 KB…便器下部部分 KLK…側型 KSK…底型 KUK…上型 Pn…ニップル Po…排水管 RW…溜水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新川 真弘 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D039 AA02 AD00 AD01 AD04 AE00 AE04 CB01 DB00

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボール部に洗浄水を給水して洗浄する腰
    掛け式の水洗便器であって、 前記ボール部を上縁で取り囲み便座を受けるリムと、 該リムと前記ボール部に連設して便器後方に延び、便器
    後部の便器外観をなす後部便器部分とを有し、 前記後部便器部分は、 前記リムの上面から連続して形成された便器後部上面部
    の下方に、洗浄水給水に関与する機器を含む便器装置を
    収納する収納領域を形成して備え、 前記収納領域に、便器左右側面の少なくとも一方の側か
    ら、前記便器装置を設置可能としたことを特徴とする水
    洗便器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の水洗便器であって、 前記収納領域への前記便器装置の設置を、便器左右側面
    の両方の側から可能とした、水洗便器。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の水洗便器
    であって、 前記収納領域への前記便器装置の設置を、便器後部端面
    の側から前記便器装置を設置可能とした、水洗便器。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3いずれか記載の
    水洗便器であって、 前記後部便器部分は、便器左右側面もしくは便器後部端
    面に前記便器装置を出し入れ可能な開口を有する、水洗
    便器。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4いずれか記載の
    水洗便器であって、 前記後部便器部分は、前記便器装置を直接的に、或いは
    前記便器装置が装着済みのプレートを介して前記便器装
    置を間接的に固定可能な棚部を、前記収納領域に有す
    る、水洗便器。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の水洗便器であって、 前記棚部は、陶器製とされた前記後部便器部分と一体の
    陶器製とされている、水洗便器。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6いずれか記載の
    水洗便器であって、 前記棚部は、前記便器装置に含まれる機器が上下に並ん
    だ位置関係を採るよう、前記便器装置を直接的に或いは
    前記プレートを介して間接的に固定可能とされている、
    水洗便器。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の水洗便器であって、 前記棚部は、前記プレートを縦置き状態で固定保持す
    る、水洗便器。
  9. 【請求項9】 請求項2ないし請求項4いずれか記載の
    水洗便器であって、 前記収納領域は、前記ボール部から洗浄水を排出するた
    めのトラップの左右領域とされている、水洗便器。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の水洗便器であって、 前記後部便器部分は、前記便器装置に含まれる機器が装
    着されたプレートを前記収納領域としての前記トラップ
    左右領域のそれぞれに縦置き状態で固定保持可能な棚部
    を有する、水洗便器。
  11. 【請求項11】 ボール部に洗浄水を給水して洗浄する
    腰掛け式の水洗便器であって、 前記ボール部を上縁で取り囲み便座を受けるリムと、 該リムと前記ボール部に連設して便器後方に延び、便器
    後部の便器外観をなす後部便器部分とを有し、 前記後部便器部分は、 前記リムの上面から連続して形成された便器後部上面部
    と、該便器後部上面部に便器左右側面側で連設された便
    器左右側面部とを備え、便器後部に位置する建物壁面も
    しくは床面に設置され洗浄水給水に関与する機器を含む
    便器装置を、前記便器後部上面部と前記便器左右側面部
    で遮蔽し、前記便器左右側面部の少なくとも一方には、
    前記遮蔽した便器装置に対して便器左右側からの作業が
    可能となるよう前記便器装置を露呈させる開口を有する
    ことを特徴とする水洗便器。
  12. 【請求項12】 ボール部に洗浄水を給水して洗浄する
    腰掛け式の水洗便器の施工方法であって、 施工対象となる水洗便器の後部に位置する建物壁面もし
    くは床面に、前記水洗便器への洗浄水給水に関与する機
    器を含む便器装置を配設する工程と、 該配設済みの便器装置が、請求項11記載の水洗便器が
    有する前記便器後部上面部と前記便器左右側面部で遮蔽
    されるよう、請求項11記載の水洗便器を前記建物壁面
    或いは前記床面に設置すると共に、前記開口を通して前
    記配設済み便器装置に対して作業を施し、該便器装置と
    前記水洗便器を接続する工程とを有することを特徴とす
    る水洗便器の施工方法。
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