JP2004232374A - 水洗式大便器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、ボウル部の上部に略水平方向に洗浄水を吐出する吐水出口を有するノズルについて、その取付精度を陶器の精度向上を図らずに達成し、所望の洗浄水の吐水状態を得る水洗式大便器を提供することを目的とするものである。
【解決手段】ボウル部と、前記ボウル部の上部に略水平方向に洗浄水を吐出する吐水出口と、前記吐水出口を端部とし、内部に洗浄水の通水路を備える管状部と、を備えた吐水部と、前記吐水部への洗浄水の制御をおこなう制御部と、を備えた水洗式大便器において、前記吐水部を固定する固定部が、吐水方向に間隔をあけて設けられた第1固定部と第2固定部の2箇所であることを特徴とする水洗式大便器。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボウル部の上部に略水平方向に洗浄水を吐出する水洗式大便器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ボウル部の上部に略水平方向に洗浄水を吐出する水洗便器の一形態として、排泄物受け面を有する便鉢(ボウルとも言う)と、同便鉢の上周縁部を周回するように形成したリム通水路とを連続した曲面に形成し、同リム通水路に臨ませてノズル取付部を形成して、同ノズル取付部にノズル(特許文献1では、案内部)を取り付けると共に、同ノズルよりリム通水路を通して上記排泄物受け面に洗浄水を供給するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ここで従来の水洗式大便器の上面透視概略図を図8に示す。
便器本体1は、リム1c内に形成され、水により便鉢1aを洗浄可能なリム通水路1bを有するとともに、便器本体1の後壁面1eに隠蔽され、リム通水路1bに後方から繋がるリム導水路1fを有する。また、便器本体1の後壁面1eにはリム導水路1fに連通する通孔1gが貫設されている。通孔1g内にスパッド10が係合されている。リム用導管7はスパッド10の図示しない給水路によりリム導水路1f内を経ることなく案内部14(ノズル)を経てリム通水路1bに連通している。
【0004】
よって、水はリム導水路1f内を流れずに案内部14(ノズル)の射水口14aからリム通水路に至ることが出来るので、リム導水路を流れる間の抵抗により便鉢内への射水力が弱くなり洗浄能力が劣る恐れが少なくなった。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−20358号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した水洗便器では、ノズル取付孔となる通孔にノズルを取り付ける際に、通孔の外側の後壁面の周縁部1箇所のみに押圧状態にて当接させて取り付けるようになっているので、ノズル取付壁の垂直度などに大きな影響を受け、垂直度が悪いと案内部先端の射水口の位置が所望していた位置から変動してしまいることとなり、ノズルから吐出する洗浄水の向きに大きく影響を受け、便鉢の洗浄不良を引き起こすという不具合がある。
【0007】
特に、従来の場合はその取付部が便器の後壁面であることから、便鉢までの距離も最も長くわずかな後壁面の傾斜やバリなどが大きくノズル取付向きに影響する。
【0008】
ここで陶器の製造上の精度を上げると言うことも考えられるが、型の再検討やことによっては製造ラインからの見直しになるため時間もかかり、費用も莫大なものになり対応が難しい。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、ノズル取付の精度を陶器の精度向上を図らずに達成し、所望の洗浄水の吐水状態を得ることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
上記目的を達成するために請求項1は、ボウル部と、前記ボウル部の上部に略水平方向に洗浄水を吐出する吐水出口と、前記吐水出口を端部とし、内部に洗浄水の通水路を備える管状部と、を備えた吐水部と、前記吐水部への洗浄水の制御をおこなう制御部と、を備えた水洗式大便器において、前記吐水部を固定する固定部が、吐水方向に間隔をあけて設けられた第1固定部と第2固定部の少なくとも2箇所を備えたことを特徴とする水洗式大便器を提供する。
【0011】
本発明によれば、第1固定部と第2固定部の少なくとも2箇所が吐水方向に備えられた固定部であることを特徴とする。
従って、2箇所によってノズル(吐水部の管状部)の向きを支持するので、陶器の製造誤差などによらず確実に所望の方向にノズルを向けることが出来る。よってボウル部内での所望の洗浄水の吐水状態を実現することが出来る。
【0012】
また、請求項2は、前記ボウル部の上部の略垂直面に開口された陶器出口と、前記吐水出口が挿入される陶器開口部と、前記陶器出口と前記陶器開口部との間に形成される空間に、前記吐水出口が位置することを特徴とする請求項1記載の水洗式大便器を提供する。
【0013】
本発明によれば、前記吐水出口が、前記ボウル部の上部の略垂直面に開口された陶器出口と、前記吐水出口が挿入される陶器開口部との間に形成される空間に配置される。
従って、洗浄水は、吐水出口から空間を介して最終的に陶器出口より吐出するような複雑な洗浄吐水構造であっても、所望の向きにノズルを設定できるので最適な吐水状態を実現できる。また、吐水出口を使用者に見せない構造にも出来るので意匠性も向上するとともに、ノズルのいたずら防止にもなる。
【0014】
上記目的を達成するために請求項3は、前記第1固定部が、前記陶器開口部と前記管状部の外側に設けられたフランジ部と、前記陶器開口部と前記フランジ部とにより押圧される平パッキンと、からなり、前記第2固定部が、前記陶器開口部の後方に備えられる陶器切り欠き部と、前記陶器切り欠き部端面に弾性部を固定し、前記弾性部の内周部に雌ネジ部を有し、前記雌ネジ部と螺合するネジ部を外周に備える前記管状部とからなることを特徴とする請求項1または2記載の水洗式大便器を提供する。
【0015】
本発明によれば、第1固定部と第2固定部の2箇所によってノズルの向きを支持するので、陶器の製造誤差などによらず確実に所望の方向にノズルを向けることが出来る。よってボウル部内での所望の洗浄水の吐水状態を実現することが出来る。
また第2固定部に管状部の伸延による過負荷応力がかかる心配がないために、組み付け時の施工性が向上するとともに、施工のためのトルク管理も行いやすくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下図面に沿って発明内容を説明する。
図1に本発明に係る第1実施例である水洗式大便器の概略斜視図を示す。また図2に第1実施例での吐水部の固定状態を示す。また図3、4にそれぞれ変形例として、固定部の第2実施例、第3実施例の概略斜視図を示す。
なお、各実施例における具体的固定方法に関しては後述する。
【0017】
図1に示す水洗式大便器300はボウル部70の後方上部に一体的に形成された壁30、および蓋20からなる収納部40を形成している。収納部40には洗浄水の吐水を制御する制御部であるバルブ50を備えている。バルブ50には、図示しない給水管を介して水道管が連結される。本実施例では洗浄水をタンクに貯留するタイプではなく、水道直圧型と呼ばれるタイプの水洗式大便器である。
【0018】
洗浄水は陶器出口60からの旋回状態での洗浄水Wrと、ボウル部70下部から図示しないトラップ入り口に向けて吐水(ゼット吐水)される洗浄水Wzとして吐水される。
【0019】
次に、図2に示す第1実施例である吐水部の構成について説明する。
ボウル部70側に開口した陶器出口60と、収納部40側に開口した陶器開口部150との間に形成される空間140がボウル部70と連続して形成されている。
【0020】
収納部40内の図示しないバルブに接続される継手部370の下流には、ホース350を介し先端部に吐水出口131を備える洗浄水の通水路である管状部132を有している。管状部132は通水方向に第1固定部110と第2固定部120を備えており、後述するような操作にて管状部132を伸ばすことにより第1固定部110と第2固定部120の2箇所で固定される。
【0021】
なお、本実施例では、第1フランジ700、第2フランジ800がそれぞれ空間内部壁141、陶器開口部150の端面に押圧される形となっている。
【0022】
ここで図1、2を用い本実施例での水洗式大便器300の洗浄方法について説明する。
まず洗浄スイッチ400により収納部40に設けられたバルブ50は、内部に図示しない切り替えの弁を備えており、まず、吐水出口131より空間140を介して陶器出口60より洗浄水を吐出する。吐水された洗浄水Wrは図中矢印で示すように適宜重力によりボウル部70の下部方向に垂下することでボウル部70が全周洗浄される。
【0023】
その時点でバルブ50の切替弁が作動し吐水出口131からの吐出が終了し、図示しないトラップ部入り口と対峙するゼット口より洗浄水Wzが吐水開始される。するとトラップ内が洗浄水により満水状態となりサイホン力が発生し、溜水とそこにある汚物がトラップ部を介して外部へ向けて排出される。
その後洗浄水Wzの吐出は終了し、再び吐水出口131より洗浄水が吐出し陶器出口60を介してボウル部70を旋回しながら再び溜水として保持される。
【0024】
ここで、吐水出口を空間内に位置させ、洗浄水を空間を介して陶器出口より吐出させることは、陶器出口と吐水出口との間に間隔を設けることになり、陶器出口から飛散した汚水等が空間に侵入した場合でも、吐水出口を持つ管状部には、前記汚水等が付着しないようにでき、また、吐水出口から吐水する洗浄水は、洗浄可動時、空間をほぼ満水にした状態で陶器出口から吐水することになるため、従来、吐水出口がボール面に臨むような場合の水はねの防止もすることができる構成となっている。
【0025】
よって本第1実施例では、吐水部は吐水方向に備えられた第1固定部と、第2固定部の2箇所により固定される。すなわち2箇所によって吐水部を固定し、向きを支持するので、陶器の製造誤差などによらず確実に所望の方向にノズルを向けることが出来る。よってボウル部内での希望通りの洗浄水の吐水状態を実現することが出来る。尚、実施例では、2箇所で支持させたが、さらにそれらの中間位置に吐水部を3点で支持するようにしても良い。
【0026】
また、本実施例の方法により、より陶器出口に近いところに吐水出口を設定することが出来るため吐水出口と陶器出口の関係もより精度良く設定することが出来るのでより洗浄水の吐水状態を設計しやすくなる。
【0027】
また、収納部の外で吐水部を固定するので、収納部の奥行き方向の長さを短くすることが出来、ひいては水洗式大便器全体の長さを短くすることが出来るので、小さなトイレ空間にも設置でき汎用性が広がる。
【0028】
また、陶器出口を介してボウル部に吐水されるので吐水出口を使用者に見せない構造にも出来るので意匠性も向上するとともに、ノズルのいたずら防止にもなる。
【0029】
次に、本発明の第2実施例である吐水部の概略透視図を図3に示す。
第1実施例による水洗式大便器と同一又は相当する構成要素には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0030】
ボウル部70側に開口した陶器出口60と、収納部40側に開口した陶器開口部150との間に形成される空間140がボウル部70と連続して形成されている。収納部40内の図示しないバルブに接続される継手部370の下流には、先端部に吐水出口131を備える洗浄水の通水路である管状部132を有している。管状部132は吐水方向に第1固定部110と第2固定部120を備えており、後述するような操作にて管状部132を伸ばすことにより第1固定部110と第2固定部120の2箇所で固定される。
【0031】
さらには、本実施例では第1固定部110、第2固定部120ともに収納部40内に位置している。第1固定部110は陶器開口部150に対して、管状部の第1フランジ700を押圧する形で形成されており、第2固定部120は収納部40に設けられた切り欠き部900に管状部の第2フランジ800が押圧され形成されている。
【0032】
したがって、これらのことから下記する効果が発揮される。
すなわち、第1固定部と第2固定部の2箇所によってノズルの向きを支持するので、陶器の製造誤差などによらず確実に所望の方向にノズルを向けることが出来る。よってボウル部内での所望の洗浄水の吐水状態を実現することが出来る。
【0033】
また、本実施例では第1固定部、第2固定部ともに収納部に配置されており、その固定状態を上方より目視にて確認することが出来るので施工性が非常によい。
【0034】
また、陶器出口を介してボウル部に吐水されるので吐水出口を使用者に見せない構造にも出来るので意匠性も向上するとともに、ノズルのいたずら防止にもなる。
【0035】
次に、本発明の第3実施例である吐水部の概略透視斜視図を図4に示す。
第1実施例による水洗式大便器と同一又は相当する構成要素には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0036】
図4は、水洗式大便器を裏側から見た図であり、はかま160の一部分を透視した図であり、吐水部の横には外部からバルブ内へ給水を得る給水管500が配置している。
【0037】
図4に示す吐水部は、固定方式自体は図3に示す第2実施例と同様の原理である。ただし、第1固定部、第2固定部の各フランジの押圧される面である陶器開口部150の端面、切り欠き部900がそれぞれ水洗式大便器の裏側に開口して位置する構成となっている。
【0038】
したがって、本実施例では固定部が裏側にあるので、収納部の壁や収納部の他の内部部品による施工の邪魔を受けることがない。
また、水洗式大便器の裏側より固定することにより、収納部内の場合と同様に固定部を目視にて確認もしながら固定作業が出来るので、施工性が格段によい。
【0039】
更に、収納部の外で吐水部を固定するので、収納部の奥行き方向の長さを短くすることが出来、ひいては水洗式大便器全体の長さを短くすることが出来るので、小さなトイレ空間にも設置でき汎用性が広がる。
【0040】
ここで上記してきた実施例について、第2実施例を代表して水洗式大便器への固定及び構成について詳細説明する。図5に第2実施例での吐水部の組立説明図を示す。
ここで、吐水部130について説明すると、同吐水部130の管状部132は、前後方向に伸延する伸延管状部132aの先端側部(前端周縁部)に、陶器開口部150の端面を押圧するする第1フランジ700を設け、伸延管状部132aの外周面の部分に筒状の雌ネジ部19dを螺着している。
【0041】
そして、筒状の雌ネジ部19dの前端周縁部には第2フランジ800を形成する一方、同雌ネジ部19dの後端縁部には正面視正六角形の回動操作面部19fを形成している。
【0042】
また、伸延管状部132aの先端部には、案内用管状部132bを着脱自在に接続するようにしており、同案内用管状部132bの基端部周面にはリング状のパッキン23を嵌合すると共に、同パッキン23を、案内用管状部132bの基端部外周面に形成した鍔状係止片22aに係止する一方、伸延管状部132aの基端部には、図示しないバルブに接続された継手部370を介するホース350の先端部を着脱自在に接続している。
【0043】
次に、上記のように構成した吐水部130を取り付ける手順について、
図3及び図5を参照しながら説明する。
【0044】
(1)陶器開口部150に案内用管状部132bを後方から挿通し、同案内用管状部132bの基端部周面にリング状のパッキン23を当接させる。
【0045】
(2)案内用管状部132bの後端部に伸延管状部132aの第1フランジ700を上記パッキン23を介して当接させる。
【0046】
(3)回動操作面部19fを介して雌ネジ部19dを回動させることにより、同雌ネジ部19dを後方へ後退移動させて、第2フランジ800を切り欠き部900に押圧状態に当接させる。
【0047】
このようにして、第1フランジ700をパッキン23を介して陶器開口部150の周縁部に押圧状態に当接させると共に、第2フランジ800を切り欠き部900の前端面に押圧状態に当接させることにより、吐水部130を陶器開口部150と切り欠き部900の前端面との間に簡単に取り付けることができて、同吐水部130の取付作業を楽に行うことができる。
【0048】
この際、吐水部130は、第1フランジ700をパッキン23に押圧状態に当接させることができるため、取付強度や水密性を良好に確保することができる。
【0049】
また、上記とは反対の手順をたどることにより吐水部130を簡単に取り外すことができて、メンテナンス作業を楽に行うことができる。
【0050】
以上第2実施例での吐水部の構成、取付けについて説明した。第1実施例、第3実施例も基本構成は同様であり、固定部の位置や切り欠き部の開口向きなどが異なるだけであり、取付方法は同じである。
【0051】
次に本発明の第4実施例である吐水部の概略断面図を図6に示す。
第1実施例による水洗式大便器と同一又は相当する構成要素には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0052】
陶器開口部150と管状部132の外側に設けられたフランジ部170と、陶器開口部150とフランジ部170とにより押圧される平パッキン180と、からなる第1固定部110と、陶器開口部150の後方に備えられる陶器切り欠き部210と、陶器切り欠き部210外周面に弾性部200を固定し、弾性部200の内周部に雌ネジ部212を有し、雌ネジ部212と螺合するネジ部190を外周に備える管状部とからなる第2固定部120によって、吐水部が固定されている。
【0053】
ここで、図7に第4実施例での弾性部200の概略斜視図を示す。
弾性部200は内部に雌ネジ部212を有し、外周には4箇所に陶器切り欠き部に嵌合する合致部211を備えている。前記合致部211は陶器切り欠き部210に入るときには径方向にたわむことによって挿入され、嵌合後はエッジ部分が陶器切り欠き部210の端面に当たることにより固定されている。なお、前記陶器切り欠き部210は、図2における参照符号150の陶器開口部のような略円型の形状であるが、実施例2の図3の切り欠き部900のような形状でも良い。
【0054】
さらに、本実施例では、第2固定部120の上流側に空気取り込み部950を備えており、管状部132内を洗浄水が通ることによりエジェクタ効果により外気を吸い込み、気泡が混入された形で吐水される。
【0055】
なお、ここで空気取り込み部950には、空気を取り込む外気側への洗浄水の漏水を防止するためボウルよりなる逆止機構を有している。
本実施例に示すように気泡混入された洗浄水は、ボウル部に気泡を付着させながら吐水されるので、汚物の壁面への付着防止に役立つ。
【0056】
したがって、これらのことから下記する効果が発揮される。
すなわち、第1固定部110と第2固定部120の2箇所によって吐水部の向きを支持するので、陶器の製造誤差などによらず確実に所望の方向にノズルを向けることが出来る。よってボウル部内での所望の洗浄水の吐水状態を実現することが出来る。
【0057】
また、第2固定部に管状部の伸延による過負荷な応力がかからないために、組み付け時の施工性が向上するとともに、施工のためのトルク管理も行いやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である水洗式大便器の概略斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例である吐水部の概略透視斜視図である。
【図3】本発明の第2実施例である吐水部の概略透視斜視図である。
【図4】本発明の第3実施例である吐水部の概略透視斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す吐水部の組立説明図である。
【図6】本発明の第4実施例である吐水部の概略断面図である。
【図7】本発明の第4実施例での弾性部の斜視図である。
【図8】従来の水洗式大便器の上面透視概略図である。
【符号の説明】
1…便器本体
1a…便鉢
1b…リム通水路
1c…リム
1e…後壁面
1f…リム導水路
1g…通孔
7…リム用導管
9…チューブ
10…スパッド
14…案内部
14a、14b…射水口
19d…雌ネジ部
19f…回動操作面部
20…蓋
22a…鍔状係止片
23…パッキン
30…壁
40…収納部
50…バルブ
60…陶器出口
70…ボウル部
110…第1固定部
120…第2固定部
130…吐水部
131…吐水出口
132…管状部
132a…伸延管状部
132b…案内用管状部
140…空間
141…空間内部壁
150…陶器開口部
160…はかま
170…フランジ部
180…平パッキン
190…ネジ部
200…弾性部
210…陶器切り欠き部
211…合致部
212…雌ネジ部
300…水洗式大便器
350…ホース
370…継手部
400…洗浄スイッチ
500…給水管
700…第1フランジ
800…第2フランジ
900…切り欠き部
950…空気取り込み部
Wr、Wz…洗浄水

Claims (3)

  1. ボウル部と、
    前記ボウル部の上部に略水平方向に洗浄水を吐出する吐水出口と、
    前記吐水出口を端部とし、内部に洗浄水の通水路を備える管状部と、
    を備えた吐水部と、
    前記吐水部への洗浄水の制御をおこなう制御部と、
    を備えた水洗式大便器において、
    前記吐水部を固定する固定部が、吐水方向に間隔をあけて設けられた第1固定部と第2固定部の少なくとも2箇所を備えたことを特徴とする水洗式大便器。
  2. 前記ボウル部の上部の略垂直面に開口された陶器出口と、前記吐水出口が挿入される陶器開口部と、
    前記陶器出口と前記陶器開口部との間に形成される空間に、
    前記吐水出口が位置することを特徴とする請求項1記載の水洗式大便器。
  3. 前記第1固定部が、
    前記陶器開口部と前記管状部の外側に設けられたフランジ部と、
    前記陶器開口部と前記フランジ部とにより押圧される平パッキンと、
    からなり、
    前記第2固定部が、
    前記陶器開口部の後方に備えられる陶器切り欠き部と、
    前記陶器切り欠き部端面に弾性部を固定し、
    前記弾性部の内周部に雌ネジ部を有し、
    前記雌ネジ部と螺合するネジ部を外周に備える前記管状部と
    からなることを特徴とする請求項1または2記載の水洗式大便器。
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