JP4196646B2 - 水洗便器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗浄水吐出口より洗浄水を吐出する水洗便器及び水洗便器の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、水洗便器の一形態として、排泄物受け面を有するボウル部と、同ボウル部の上周縁部を周回するように形成したリム通水路とを連続した曲面に形成し、同リム通水路に臨ませてノズル取付部を形成して、同ノズル取付部に異なる部材にて別体に構成した洗浄水噴出ノズルを嵌合させて取り付けると共に、同洗浄水噴出ノズルの先端部をリム通水路側に突出させ、同洗浄水噴出ノズルよりリム通水路を通して上記排泄物受け面に洗浄水を供給するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−106048号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した水洗便器では、ノズル取付部より洗浄水噴出ノズルの先端部を突出させて、同先端部をリム通水路に露出させているために、同先端部に飛散した排泄物や汚水等が付着し易い上に、同先端部とノズル取付部との間に形成された凹凸部に、飛散した排泄物や汚水等が侵入した場合には、清掃が煩雑になるという不具合がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、ボウル部の上周縁部に延在する環状凹部を形成し、同環状凹部の上周縁部に環状のオーバーハング部を介して環状のリム部を形成すると共に、前記環状凹部内にボウル部の上周縁部を周回するようにリム通水路を形成し、同リム通水路とボウル部の排泄物受面とを連続した曲面に形成して、同リム通水路を通して上記排泄物受け面に洗浄水を供給するようにした水洗便器において、前記ボウル部と同一素材にて一体成形すると共に、前記リム通水路に臨ませて形成した洗浄水吐出口と、前記洗浄水吐出口の上流側に連続して形成した空間と、前記洗浄水を供給する給水管を流入側接続部に接続したバルブユニットの流出側接続部に通水管を介して接続され、前記洗浄水吐出口より離間して、前記空間に設けられた先端部を有する洗浄水噴出ノズルと、を具備し、前記空間は、前記洗浄水噴出ノズルから供給された洗浄水の量を、前記洗浄水吐出口から吐出される洗浄水の量よりも多くすることによって、内部に洗浄水が滞留して満水状態となるように、前記洗浄水噴出ノズル側から前記洗浄水吐出口に向けて漸次縮径させて先細り状に形成し、前記洗浄水噴出ノズルより供給される洗浄水を、前記空間を通して前記洗浄水吐出口より吐出させるようにしたことを特徴とする水洗便器を提供するものである。
【0006】
また、本発明は、以下の構成にも特徴を有する。
【0009】
(1)空間の底面を形成する底面部は、ボウル部に向かって下り傾斜面に形成したこと。
【0010】
(2)空間の天井面を形成する天井面部は、ボウル部に向かって下り傾斜面に形成したこと。
【0011】
また、本発明では、排泄物受け面を有するボウル部と、同ボウル部の上周縁部を周回するように形成したリム通水路と、同リム通水路に臨ませて形成した洗浄水吐出口と、同洗浄水吐出口を通して洗浄水を供給する洗浄水供給手段との間に形成した空間とを具備する水洗便器の製造方法において、洗浄水吐出口と空間は、一側形成体と他側形成体とを突き合わせると共に、洗浄水吐出口及び空間を形成する空間形成部内に接着剤吸収性と弾性収縮性とを有する接着剤吸収体を充填して、両形成体の突き合わせ面同士を接着剤を介して接着し、空間形成部内にはみ出した接着剤は、接着剤吸収体に吸収させると共に、洗浄水吐出口より接着吸収体を引き出しながら拭き取るようにしたことを特徴とする水洗便器の製造方法を提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
【0013】
すなわち、本発明に係る水洗便器は、排泄物受け面を有するボウル部と、同ボウル部の上周縁部を周回するように形成したリム通水路とを連続した曲面に形成し、同リム通水路を通して上記排泄物受け面に洗浄水を供給するようにしており、リム通水路に臨ませて洗浄水吐出口を形成すると共に、同洗浄水吐出口は、ボウル部と同一素材にて一体成形している。
【0014】
そして、本発明に係る水洗便器は、洗浄水吐出口と、同洗浄水吐出口を通して洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、同洗浄水供給手段と上記洗浄水吐出口との間に形成した空間とを具備し、洗浄水供給手段より供給される洗浄水は、空間を通して洗浄水吐出口より吐出させるようにしており、同空間は、洗浄水供給手段側から洗浄水吐出口に向けて漸次縮径させて先細り状に形成している。
【0015】
しかも、空間の底面を形成する底面部は、ボウル部に向かって下り傾斜面に形成し、同空間の天井面を形成する天井面部は、ボウル部に向かって下り傾斜面に形成している。
【0016】
また、本発明に係る水洗便器は、排泄物受け面を有するボウル部と、同ボウル部の上周縁部を周回するように形成したリム通水路と、同リム通水路に臨ませて形成した洗浄水吐出口と、同洗浄水吐出口を通して洗浄水を供給する洗浄水供給手段との間に形成した空間とを具備しており、洗浄水吐出口と空間は、一側形成体と他側形成体とを突き合わせると共に、洗浄水吐出口及び空間を形成する空間形成部内に接着剤吸収性と弾性収縮性とを有する接着剤吸収体を充填して、両形成体の突き合わせ面同士を接着剤を介して接着し、空間形成部内にはみ出した接着剤は、接着剤吸収体に吸収させると共に、洗浄水吐出口より接着吸収体を引き出しながら拭き取るようにしている。
【0017】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。
【0018】
図1は、本発明にかかる水洗便器Aの斜視説明図であり、同水洗便器Aは、便器本体1の後側上部に機能部としてのバルブユニット2や手動バルブ操作手段3等を配設しており、同バルブユニット2には、流入側接続部2aに給水管4の先端部を接続する一方、第1流出側接続部2bにリム通水管5の基端部を接続すると共に、第2流出側接続部2cにゼット通水管6の基端部を接続している。7は分岐栓、8は、便器本体1に接続した排水管である。
【0019】
便器本体1は、図2〜図7に示すように、排泄物受け面10aを有するボウル部10と、同ボウル部10の底部に連通連設したサイホントラップ部11と、同サイホントラップ部11の後部上方位置でかつボウル部10の後方位置に形成した機能部設置部12と、同機能部設置部12の右側前方位置に形成したノズル配設部13と、同ノズル配設部13の前方位置に連通させて形成した空間形成部14とを具備している。
【0020】
そして、ボウル部10は、図2及び図5に示すように、上周縁部に略水平に延在する環状凹部15を形成し、同環状凹部15の上周縁部に環状のオーバーハング部16を介して環状のリム部17を形成しており、上記環状凹部15内にボウル部10の上周縁部を周回するようにリム通水路18を形成し、同リム通水路18とボウル部10の排泄物受け面10aとを連続した曲面に形成して、同リム通水路18を通して上記排泄物受け面10aに後述する洗浄水供給手段としての洗浄水噴出ノズル19より洗浄水(図2に示すリム洗浄水Wr)を供給するようにしている。
【0021】
サイホントラップ部11は、図5に示すように、基端部をボウル部10の底部に連通連設すると共に、先端部を前記排水管8(図1参照)に接続している。
【0022】
機能部設置部12は、図1、図2、図5及び図6に示すように、ボウル部10の直後方位置にて左右方向に横長の凹状に形成して、機能部としてのバルブユニット2や手動バルブ操作手段3等を設置している。
【0023】
ノズル配設部13は、図6〜図9に示すように、洗浄水供給手段としての洗浄水噴出ノズル19の先端側部を取り付ける取付部20と、洗浄水噴出ノズル19の基端側部を支持する支持部21とを具備して、洗浄水噴出ノズル19を取付部20と支持部21との間で着脱自在に取り付け可能としている。
【0024】
そして、取付部20は、後述する空間形成部14の後壁を兼用する取付壁20aに、洗浄水噴出ノズル19の先端側部を取り付けるための取付孔20bを形成している。
【0025】
また、支持部21は、上記取付孔20bと対向する前後方向と上方とが開口したU字状の支持用凹面21aと、同支持用凹面21aの左右側上端より左右外側方へ延設した支持用天井面21b,21bとを形成している。21cは底面である。
【0026】
ここで、洗浄水噴出ノズル19について説明すると、同洗浄水噴出ノズル19は、図7、図9及び図10に示すように、前後方向に伸延するノズル本体19aの先端側部(前端周縁部)に、前記取付部20の取付孔20bの周縁部に当接する先端側当接フランジ部19bを設け、同先端側当接フランジ部19bの直後方に位置するノズル本体19aの部分に空気取入部19cを設け、同空気取入部19cの直後方に位置するノズル本体19aの外周面の部分に筒状の雌ネジ部19dを螺着している。
【0027】
そして、筒状の雌ネジ部19dの前端周縁部には基端側当接フランジ部19eを形成する一方、同雌ネジ部19dの後端縁部には正面視正六角形の回動操作面部19fを形成している。
【0028】
また、ノズル本体19aの先端部には、案内用筒体22を着脱自在に接続するようにしており、同案内用筒体22の基端部周面にはリング状のパッキン23を嵌合すると共に、同パッキン23を、案内用筒体22の基端部外周面に形成した鍔状係止片22aに係止する一方、ノズル本体19aの基端部には、前記したリム通水管5の先端部を着脱自在に接続している。
【0029】
空気取入部19cには、逆止弁26を介して吸気管24を接続するようにしており、同吸気管24の先端開口部24aから外気をエジェクタ効果によりノズル本体19a内に吸気して、同ノズル本体19aより空気混じりのリム洗浄水Wrを噴出することができるようにしている。
【0030】
このようにして、ノズル本体19aから噴出するリム洗浄水Wr中に多数の気泡を分散・混入させて気泡流を形成するようにしており、同気泡流は、固体表面に衝突する際の水跳ねや騒音が少なく、固体表面に衝突する際に発生する高周波振動により高い洗浄力を有する。従って、水洗便器Aの静粛性と便器洗浄力を高めることができる。
【0031】
また、図7、図9及び図10中、25はノズル支持用ブラケットであり、同ノズル支持用ブラケット25は、前記したU字状の支持用凹面21aと符合するU字状凹部25aを有するブラケット本体25bと、同ブラケット本体25bの左右側上端部に連設して、前記した支持用天井面21b,21bに係止するための上部係止片25c,25cと、支持部21の底面21cに係止するための下部係止片25dとを具備している。
【0032】
次に、上記のように構成した洗浄水噴出ノズル19を取り付ける手順について、図7及び図9を参照しながら説明する。
【0033】
(1)取付孔20b中に案内用筒体22を後方から挿通し、同案内用筒体22の基端部周面に嵌合したリング状のパッキン23を取付孔20bの周縁部に当接させる。
【0034】
(2)案内用筒体22の後端部に洗浄水噴出ノズル19の先端開口部を接続すると共に、先端側当接フランジ部19bを上記パッキン23に当接させる。
【0035】
(3)ノズル支持用ブラケット25のU字状凹部25aを支持用凹面21aに符合させ、上部係止片25c,25cを支持用天井面21b,21bに係止すると共に、下部係止片25dを支持部21の底面21cに係止する。
【0036】
(4)U字状凹部25aと支持用凹面21aに洗浄水噴出ノズル19の雌ネジ部19dを嵌合・載置する。
【0037】
(5)回動操作面部19fを介して雌ネジ部19dを回動させることにより、同雌ネジ部19dを後方へ後退移動させて、基端側当接フランジ部19eをノズル支持用ブラケット25のブラケット本体25bに押圧状態に当接させる。
【0038】
このようにして、先端側当接フランジ部19bをパッキン23を介して取付孔20bの周縁部に押圧状態に当接させると共に、基端側当接フランジ部19eをノズル支持用ブラケット25のブラケット本体25bを介して支持部21の前端面に押圧状態に当接させることにより、洗浄水噴出ノズル19を取付部20と支持部21との間に簡単に取り付けることができて、同洗浄水噴出ノズル19の取付作業を楽に行うことができる。
【0039】
この際、洗浄水噴出ノズル19は、先端側当接フランジ部19bをパッキン23に押圧状態に当接させることができるため、取付強度や水密性を良好に確保することができる。
【0040】
また、上記とは反対の手順をたどることにより洗浄水噴出ノズル19を簡単に取り外すことができて、メンテナンス作業を楽に行うことができる。
【0041】
前記した空間形成部14は、図6〜図9及び図11に示すように、環状凹部15と連続する左側面部14aと、環状凹部15の一部を形成する右側面部14bと、底面部14cと、天井面部14dと、後壁としての前記取付壁20aとから内部に空間Sを形成すると共に、前部に洗浄水吐出口30をリム通水路18に臨ませて形成している。
【0042】
このようにして、洗浄水噴出ノズル19より供給されるリム洗浄水Wrを、空間Sを通して洗浄水吐出口30よりリム通水路18に吐出させるようにしているため、空間Sを介して洗浄水吐出口30と洗浄水噴出ノズル19との間に一定の離隔した間隔を設けることができて、洗浄水吐出口30から飛散した排泄物や汚水等が空間S内に侵入した場合でも、洗浄水噴出ノズル19には上記汚水等が付着しないようにすることができる。
【0043】
そして、空間S内に侵入した汚水等は、洗浄水噴出ノズル19によりリム洗浄水Wrを空間Sを通して洗浄水吐出口30から吐出させた際に、空間S内から洗浄水吐出口30を通して洗い出されるため、これらの汚水等が空間S内に滞留するのを防止することができる。
【0044】
また、空間Sは、洗浄水噴出ノズル19側、すなわち、取付壁20aから洗浄水吐出口30に向けて漸次縮径させて先細り状に形成している。
【0045】
このようにして、空間Sを洗浄水噴出ノズル19側から洗浄水吐出口30に向けて漸次縮径させて先細り状に形成しているため、洗浄水噴出ノズル19から吐出されたリム洗浄水Wrの圧力損失を小さくすることができると共に、かかるリム洗浄水Wrは、空間Sを形成する側壁に沿って洗浄水吐出口30に誘導されて、同洗浄水吐出口30から円滑に吐出される。
【0046】
この際、漸次縮径されて先細り状に形成された空間Sには、洗浄水噴出ノズル19から供給されたリム洗浄水Wrの量が、洗浄水吐出口30から吐出される量よりも多いため、同空間S内にリム洗浄水Wrが滞留して満水状態となる。
【0047】
その結果、▲1▼空間S内に排泄物や汚水等が侵入するのを確実に防止することができ、▲2▼洗浄水吐出口30から吐出されるリム洗浄水Wrを整流化することができ、▲3▼空間S内への空気の巻き込みを防止することができて、雑音の発生を防止することができ、▲4▼洗浄水吐出口30の周囲を洗剤等を使用して清掃した場合でも、洗剤が洗浄水噴出ノズル19に付着するのを回避することができて、同洗浄水噴出ノズル19の変色等の薬品汚染を防止することができる。
【0048】
また、洗浄水噴出ノズル19は、洗浄水吐出口30から空間Sを介して離隔した所望の位置に配置することができるため、同洗浄水噴出ノズル19を取付作業やメンテナンスを行い易い位置に配置することにより、同洗浄水噴出ノズル19の取付作業性やメンテナンス性を良好に確保することができる。
【0049】
また、空間Sの底面を形成する底面部14cは、ボウル部10に向かって下り傾斜面に形成し、また、空間Sの天井面を形成する天井面部14dは、ボウル部10に向かって下り傾斜面に形成している。
【0050】
このようにして、空間Sの底面を形成する底面部14cを、ボウル部10に向かって下り傾斜面に形成して、水勾配を設けているため、洗浄水噴出ノズル19から吐出されたリム洗浄水Wrは、水勾配を有する底面部14cに沿って洗浄水吐出口30に誘導されて、同洗浄水吐出口30から円滑に吐出される。
【0051】
また、洗浄水噴出ノズル19からリム洗浄水Wrを供給していない時には、空間S内のリム洗浄水Wrは底面部14cに沿って洗浄水吐出口30からボウル部10内に流出されて、空間S内に滞留しないようにすることができる。
【0052】
そして、空間Sの天井面を形成する天井面部14dを、ボウル部10に向かって下り傾斜面に形成しているため、洗浄水噴出ノズル19から吐出されたリム洗浄水Wrは、傾斜面を有する天井面部14dに沿って洗浄水吐出口30に誘導されて、同洗浄水吐出口30から円滑に吐出される。
【0053】
また、洗浄水吐出口30は、図6に示すように、ボウル部10の上面開口部31に形成されている右側の最大短径部32の近傍位置に配置している。
【0054】
このようにして、洗浄水吐出口30をボウル部10の直線形状に近いところに配置して、吐水後のリム洗浄水Wrが直ちにボウル部10の曲面部分に当たらないようにして、ボウル部10外へのリム洗浄水Wrの飛散を抑制しつつ洗浄機能を良好に確保することができるようにしている。
【0055】
しかも、洗浄水吐出口30から吐出されたリム洗浄水Wrが、環状凹部15に沿って旋回した際に、同洗浄水吐出口30に逆流しないようにすることができる。
【0056】
なお、最大短径部32とは、平面形状が卵形をした上面開口部31の左右方向の横幅の内径が最も大きい部分をいう。
【0057】
上記のように構成した洗浄水吐出口30から吐出される洗浄水であるリム洗浄水Wrは、図2に白抜き矢印で示すように、環状凹部15に沿って上方から見て反時計廻りに流れ、同環状凹部15から下方へ流下し、排泄物受け面10a上を徐々に下降しかつ複数の枝流に分岐しながら流れ、環状凹部15を含む排泄物受け面10aを一回以上旋回した後、ボウル部10の底部に貯留させた溜水(図示せず)に到達する。
【0058】
この際、リム洗浄水Wrにより排泄物受け面10aに付着している汚物が洗い流される。そして、リム洗浄水Wrが溜水に合流することにより、溜水が反時計廻りに旋回され、旋回する溜水は、汚物と共にサイホントラップ部11へ流入する。
【0059】
また、リム洗浄水Wrが溜水に到達した後、バルブユニット2が駆動してリム通水管5への流入と停止させ、洗浄水をゼット通水管6へ流入させるようにしており、同ゼット通水管6に流入した洗浄水は、ボウル部10の底部に形成したゼット吐水口45(図5参照)からサイホントラップ部11に向けてゼット洗浄水Wzとして吐出され、同ゼット洗浄水Wzは溜水を連行してサイホントラップ部11へ流入する。
【0060】
このように、リム洗浄水Wrが合流した溜水とゼット洗浄水Wzとがサイホントラップ部11へ流入することにより、サイホントラップ部11が満水状態となり、サイホン現象が発現して、ボウル部10内の汚水と汚物とが一気にサイホントラップ部11を通って排出管8へ排出される。
【0061】
そして、ボウル部10が空になった後、バルブユニット2が駆動して、ゼット通水管6への洗浄水の流入を停止させると共に、洗浄水をリム通水管5へ流入させて、洗浄水吐出口30から吐出されたリム洗浄水Wrがボウル部10の底部に溜水を形成する。
【0062】
さらに、溜水が形成された後に、バルブユニット2が駆動してリム通水管5への洗浄水の流入を停止させて、便器洗浄を終了する。
【0063】
また、洗浄水吐出口30と空間Sは、ボウル部10と同一素材(粘土質)にて一体成形しており、以下にかかる洗浄水吐出口30と空間Sを具備する陶器製の便器本体1の製造方法について、図3、図4、図8、図9、図11及び図12を参照しながら説明する。
【0064】
すなわち、洗浄水吐出口30と空間Sは、一側形成体としての上部形成体40と、他側形成体としての下部形成体41とを上下方向に突き合わせて、同状態にて釉薬を塗布して一体的に焼成するようにしている。
【0065】
この際、図12(a)(b)に示すように、洗浄水吐出口30及び空間Sを形成する空間形成部14内に接着剤吸収性と弾性収縮性とを有するスポンジ等の接着剤吸収体42を充填して、両形成体40,41の突き合わせ面40a,41a同士を接着剤としての接着泥しょう43を介して接着する。
【0066】
そして、図12(c)(d)に示すように、空間形成部14内にはみ出した接着泥しょう43は、接着剤吸収体42に吸収させる。
【0067】
続いて、図12(e)(f)に示すように、洗浄水吐出口30より接着剤吸収体42を引き出しながら空間形成部14内にはみ出した接着泥しょう43を拭き取る。
【0068】
このようにして、洗浄水吐出口30と空間Sを形成する空間形成部14内に、接着剤吸収体42を充填しておくことにより、上部形成体40と下部形成体41の突き合わせ面40a,41a同士を接着泥しょう43により接着した際に、同接着泥しょう43が空間形成部14内にはみ出した場合でも、このはみ出した接着泥しょう43は接着剤吸収体42に吸収させると共に、同接着剤吸収体42を洗浄水吐出口30から引き出しながら拭き取ることができるようにしているため、空間形成部14の接着部分の内周面を滑らかに形成することができる。
【0069】
従って、空間形成部14内の空間Sを通して流れるリム洗浄水Wrは、乱されることなく整流された状態にて洗浄水吐出口30からリム通水路18に吐出されることになり、かかるリム洗浄水Wrによりボウル部10の排泄物受け面10aを確実に洗浄することができる。
【0070】
(1)請求項1に記載の本発明では、ボウル部の上周縁部に延在する環状凹部を形成し、同環状凹部の上周縁部に環状のオーバーハング部を介して環状のリム部を形成すると共に、前記環状凹部内にボウル部の上周縁部を周回するようにリム通水路を形成し、同リム通水路とボウル部の排泄物受面とを連続した曲面に形成して、同リム通水路を通して上記排泄物受け面に洗浄水を供給するようにした水洗便器において、前記ボウル部と同一素材にて一体成形すると共に、前記リム通水路に臨ませて形成した洗浄水吐出口と、前記洗浄水吐出口の上流側に連続して形成した空間と、前記洗浄水を供給する給水管を流入側接続部に接続したバルブユニットの流出側接続部に通水管を介して接続され、前記洗浄水吐出口より離間して、前記空間に設けられた先端部を有する洗浄水噴出ノズルと、を具備し、前記空間は、前記洗浄水噴出ノズルから供給された洗浄水の量を、前記洗浄水吐出口から吐出される洗浄水の量よりも多くすることによって、内部に洗浄水が滞留して満水状態となるように、前記洗浄水噴出ノズル側から前記洗浄水吐出口に向けて漸次縮径させて先細り状に形成し、前記洗浄水噴出ノズルより供給される洗浄水を、前記空間を通して前記洗浄水吐出口より吐出させるようにしている。
【0071】
このようにして、リム通水路に臨ませて形成した洗浄水吐出口を、ボウル部と同一素材にて一体成形することにより、同洗浄水吐出口の周囲に凹凸部が形成されないようにすることができる。
【0072】
そのため、飛散した排泄物や汚水等が洗浄水吐出口に付着した場合には、同洗浄水吐出口より洗浄水が吐出された際に、これらの汚水等は洗い落とされ、また、飛散した排泄物や汚水等が洗浄水吐出口の周囲に付着した場合には、これらの汚水等を清掃具等により簡単に清掃することができる。
【0074】
また、洗浄水供給手段より供給される洗浄水を、空間を通して洗浄水吐出口より吐出させるようにしているため、空間を介して洗浄水吐出口と洗浄水供給手段との間に一定の離隔した間隔を設けることができて、洗浄水吐出口から飛散した排泄物や汚水等が空間内に侵入した場合でも、洗浄水供給手段には上記汚水等が付着しないようにすることができる。
【0075】
そして、空間内に侵入した汚水等は、洗浄水供給手段により洗浄水を空間を通して洗浄水吐出口から吐出させた際に、空間内から洗浄水吐出口を通して洗い出されるため、これらの汚水等が空間内に滞留するのを防止することができる。
【0077】
また、空間は、洗浄水供給手段から供給された洗浄水の量を、洗浄水吐出口から吐出される洗浄水の量よりも多くすることによって、内部に洗浄水が滞留して満水状態となるように、洗浄水供給手段側から洗浄水吐出口に向けて漸次縮径させて先細り状に形成しているため、洗浄水供給手段から吐出された洗浄水の圧力損失を小さくすることができると共に、かかる洗浄水は、空間を形成する側壁に沿って洗浄水吐出口に誘導されて、同洗浄水吐出口から円滑に吐出される。
【0078】
この際、漸次縮径され手先細り状に形成された空間には、洗浄水供給手段から供給された洗浄水の量が、洗浄水吐出口から吐出される量よりも多いため、同空間内に洗浄水が滞留して満水状態となる。
【0079】
その結果、▲1▼空間内に排泄物や汚水等が侵入するのを確実に防止することができ、▲2▼洗浄水吐出口から吐出される洗浄水を整流化することができ、▲3▼空間内への空気の巻き込みを防止することができて、雑音の発生を防止することができ、▲4▼洗浄水吐出口の周囲を洗剤等を使用して清掃した場合でも、洗剤が洗浄水供給手段に付着するのを回避することができて、同洗浄水供給手段の変色等の薬品汚染を防止することができる。
【0080】
また、洗浄水供給手段は、洗浄水吐出口から空間を介して離隔した所望の位置に配置することができるため、同洗浄水供給手段を取付作業やメンテナンスを行い易い位置に配置することにより、同洗浄水供給手段の取付作業性やメンテナンス性を良好に確保することができる。
【0081】
(2)請求項記載の本発明では、空間の底面を形成する底面部は、ボウル部に向かって下り傾斜面に形成している。
【0082】
このようにして、空間の底面を形成する底面部を、ボウル部に向かって下り傾斜面に形成して、水勾配を設けているため、洗浄水供給手段から吐出された洗浄水は、水勾配を有する底面部に沿って洗浄水吐出口に誘導されて、同洗浄水吐出口から円滑に吐出される。
【0083】
また、洗浄水供給手段から洗浄水を供給していない時には、空間内の洗浄水は底面部に沿って洗浄水吐出口からボウル部内に流出されて、空間内に滞留しないようにすることができる。
【0084】
(3)請求項記載の本発明では、空間の天井面を形成する天井面部は、ボウル部に向かって下り傾斜面に形成している。
【0085】
このようにして、空間の天井面を形成する天井面部を、ボウル部に向かって下り傾斜面に形成しているため、洗浄水供給手段から吐出された洗浄水は、傾斜面を有する天井面部に沿って洗浄水吐出口に誘導されて、同洗浄水吐出口から円滑に吐出される。
【0086】
(4)請求項記載の本発明では、排泄物受け面を有するボウル部と、同ボウル部の上周縁部を周回するように形成したリム通水路と、同リム通水路に臨ませて形成した洗浄水吐出口と、同洗浄水吐出口を通して洗浄水を供給する洗浄水供給手段との間に形成した空間とを具備する水洗便器の製造方法において、洗浄水吐出口と空間は、一側形成体と他側形成体とを突き合わせると共に、洗浄水吐出口及び空間を形成する空間形成部内に接着剤吸収性と弾性収縮性とを有する接着剤吸収体を充填して、両形成体の突き合わせ面同士を接着剤を介して接着し、空間形成部内にはみ出した接着剤は、接着剤吸収体に吸収させると共に、洗浄水吐出口より接着吸収体を引き出しながら拭き取るようにしている。
【0087】
このようにして、洗浄水吐出口と空間を形成する空間形成部内に、接着剤吸収体を充填しておくことにより、一側形成体と他側形成体の突き合わせ面同士を接着剤により接着した際に、同接着剤が空間形成部内にはみ出した場合でも、このはみ出した接着剤は接着剤吸収体に吸収させると共に、同接着剤吸収体を洗浄水吐出口から引き出しながら拭き取ることができるようにしているため、空間形成部の接着部分の内周面を滑らかに形成することができる。
【0088】
従って、空間形成部内の空間を通して流れる洗浄水は、乱されることなく整流された状態にて洗浄水吐出口からリム通水路に吐出されることになり、かかる洗浄水によりボウル部の排泄物受け面を確実に洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる水洗便器の斜視説明図。
【図2】便器本体の斜視説明図。
【図3】同便器本体の側面図。
【図4】同便器本体の正面図。
【図5】同便器本体の断面側面図。
【図6】同便器本体の平面図。
【図7】ノズル配設部と空間形成部の断面平面図。
【図8】同ノズル配設部と空間形成部の断面側面図。
【図9】洗浄水噴出ノズル取付状態でのノズル配設部と空間形成部の断面側面図。
【図10】洗浄水噴出ノズルの斜視説明図。
【図11】洗浄水吐出口の断面正面図。
【図12】空間形成部の製造工程説明図。
【符号の説明】
A 水洗便器
1 便器本体
2 バルブユニット
3 手動バルブ操作手段
4 給水管
5 リム通水管
6 ゼット通水管

Claims (4)

  1. ボウル部の上周縁部に延在する環状凹部を形成し、同環状凹部の上周縁部に環状のオーバーハング部を介して環状のリム部を形成すると共に、前記環状凹部内にボウル部の上周縁部を周回するようにリム通水路を形成し、同リム通水路とボウル部の排泄物受面とを連続した曲面に形成して、同リム通水路を通して上記排泄物受け面に洗浄水を供給するようにした水洗便器において、
    前記ボウル部と同一素材にて一体成形すると共に、前記リム通水路に臨ませて形成した洗浄水吐出口と、
    前記洗浄水吐出口の上流側に連続して形成した空間と、
    前記洗浄水を供給する給水管を流入側接続部に接続したバルブユニットの流出側接続部に通水管を介して接続され、前記洗浄水吐出口より離間して、前記空間に設けられた先端部を有する洗浄水噴出ノズルと、
    を具備し、
    前記空間は、前記洗浄水噴出ノズルから供給された洗浄水の量を、前記洗浄水吐出口から吐出される洗浄水の量よりも多くすることによって、内部に洗浄水が滞留して満水状態となるように、前記洗浄水噴出ノズル側から前記洗浄水吐出口に向けて漸次縮径させて先細り状に形成し、前記洗浄水噴出ノズルより供給される洗浄水を、前記空間を通して前記洗浄水吐出口より吐出させるようにしたことを特徴とする水洗便器。
  2. 前記空間の底面を形成する底面部は、前記ボウル部に向かって下り傾斜面に形成したことを特徴とする請求項1記載の水洗便器。
  3. 前記空間の天井面を形成する天井面部は、前記ボウル部に向かって下り傾斜面に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の水洗便器。
  4. 排泄物受け面を有するボウル部と、同ボウル部の上周縁部を周回するように形成したリム通水路と、同リム通水路に臨ませて形成した洗浄水吐出口と、同洗浄水吐出口を通して洗浄水を供給する洗浄水噴出ノズルとの間に形成した空間とを具備する水洗便器の製造方法において、
    洗浄水吐出口と空間は、一側形成体と他側形成体とを突き合わせると共に、洗浄水吐出口及び空間を形成する空間形成部内に接着剤吸収性と弾性収縮性とを有する接着剤吸収体を充填して、両形成体の突き合わせ面同士を接着剤を介して接着し、
    空間形成部内にはみ出した接着剤は、接着剤吸収体に吸収させると共に、洗浄水吐出口より接着剤吸収体を引き出しながら拭き取るようにしたことを特徴とする水洗便器の製造方法。
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