JP7051280B2 - 便器装置 - Google Patents

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本発明は、便器装置に関する。
従来の便器装置では、便鉢に洗浄水を供給するための洗浄水供給装置が、便器部に設置されている(例えば、特許文献1参照)。便器装置の後方には、便器の外周壁内部に給水ホースを引き込むための貫通孔が設けられている。給水ホースの端部は、この貫通孔から収容部内部に引き込まれた後、洗浄水供給装置の接続部に接続される。
特開2009-191500号公報
しかしながら、従来の便器装置では、給水ホースと接続部の接続を容易にするため、接続部を便器部よりも上方に設ける必要がある。そのため、従来の洗浄水供給装置は、接続部の分だけ高さが増し、洗浄水供給装置が高くなるという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、洗浄機構部の高さを低く抑えることが可能な便器装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、洗浄機構部(例えば、後述する洗浄機構部9、109、209)と、前記洗浄機構部を収容する収容部(例えば、後述する収容部4、204)を後部に有する便器部(例えば、後述する便器部2、202)と、を備える便器装置(例えば、後述する便器装置1、101、201)であって、前記収容部は、その後方壁面(例えば、後述する後方壁面41、141、241)に形成され、第1給水配管(例えば、後述する第1給水配管92、192、292)が挿通される第1開口部(例えば、後述する第1開口部42、142、242)を有し、前記洗浄機構部は、その後部に前記第1開口部に対向して形成され、前記第1給水配管を前記第1開口部の外側から接続可能な第1接続部(例えば、後述する第1接続部91a、191a、291a)を有する便器装置を提供する。
また、前記洗浄機構部は、その後部に前記第1開口部に対向して形成され、前記収容部内に配置される第2給水配管(例えば、後述する第2給水配管96、196、296)を前記第1開口部の外側から接続可能な第2接続部(例えば、後述する第2給水配管接続部91c、191c、291c)をさらに有することが好ましい。
また、前記収容部は、前記第1開口部に配置されるとともに前記給水配管が挿通可能に形成される浸水抑制手段(例えば、後述する浸水抑制手段44)をさらに有することが好ましい。
また、前記収容部は、前記第1開口部の下部から前方に向かって延びる補強壁(例えば、後述する補強壁43、243)をさらに有することが好ましい。
また、前記収容部は、その後方壁面に前記第1開口部よりも下方に形成され、排水配管が挿通される第2開口部(例えば、後述する第2開口部245)をさらに有し、前記第1開口部と前記第2開口部の間に前記補強壁が接続されることが好ましい。
本発明によれば、洗浄機構部の高さを低く抑えることが可能な便器装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る便器装置を示す図である。 本実施形態に係る便器装置が内蔵する洗浄機構部を示す図である。 本実施形態に係る便器装置の背面図である。 本実施形態に係る便器装置の断面図である。 本実施形態に係る便器装置の第1開口部を拡大して示す図である。 本実施形態に係る第1給水配管及び第2給水配管の接続動作を示す図である。 本実施形態に係る補強壁を示す上面図である。 本実施形態に係る蓋部を示す背面図である。 本実施形態に係る蓋部の作用を示す背面図である。 本実施形態の変形例に係る便器装置の第1開口部を示す背面図である。 第二実施形態に係る便器装置の断面図である。 第二実施形態に係る便器装置を示す背面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1~9を参照しながら詳しく説明する。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態と共通する構成については、同一の符号又は共通の規則性を持って符号を付し、適宜その説明を省略する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の一実施形態に係る便器装置1を示す図である。図2は、本実施形態に係る便器装置1が内蔵する洗浄機構部9を示す図である。図3は、本実施形態に係る便器装置1の背面図である。図4は、本実施形態に係る便器装置1の断面図である。図5は、本実施形態に係る便器装置1の開口部を拡大して示す図である。図6は、本実施形態に係る第1給水配管92及び第2給水配管96の接続動作を示す図である。図7は、本実施形態に係る補強壁43を示す上面図である。図8は、本実施形態に係る浸水抑制手段44を示す背面図である。図9は、本実施形態に係る浸水抑制手段44の作用を示す背面図である。
なお、以下の説明においては、便器装置1の便座(図示省略)に座った人から視た場合の前後の向きを前後方向とし、便座に座った人から視た場合の左右の向きを左右方向とする。また、便器部2から便蓋5へ向かう鉛直方向に沿った上下の向きを上下方向とする。
便器装置1は、陶器製の便器部2と、便座(図示省略)と、便蓋5と、ベースプレート6と、機能部7と、カバー部8と、洗浄機構部9と、を備える。
便座(図示省略)及び便蓋5は、便器部2の上方において、便器部2に対して回動可能に取り付けられる。
便器部2は、前方側において下方に向けてすり鉢状に形成される便鉢3と、後方側において下方に窪んで設けられ形成される収容部4と、を備えて構成される。便器部2は、全面が陶器で形成される。便器部2の形状等は、特に限定されるものではなく、種々の規格が適用できる。
便鉢3の上方には、断面視略矩形状のリム部31が形成される。便鉢3の下方には、一端部が排水接続管34に接続される断面視略S字状の排水路33が形成されている。便鉢3内部は、洗浄機構部9から供給される洗浄水により洗浄される。
排水路33の途中には、後述するジェットノズル951の接続用開口33aが形成される。排水路33の下流側端部33bに排水接続管34が接続される。排水路33の下流側の壁面36には、後述の補強壁43が接続される。排水路33には、便鉢3から流れ込む洗浄水及びジェットノズル951からの洗浄水が供給される。
収容部4は、後方壁面41において、内部から外部に貫通して形成される第1開口部42と、後方壁面41から前方壁面に向かって形成される補強壁43とを備える。
収容部4の上方には、ベースプレート6が設置されると共に、収容部4内には、このベースプレート6に固定支持される機能部7及び洗浄機構部9の一部が配置される。
収容部4の第1開口部42は、洗浄機構部9に洗浄水を供給する後述の第1給水配管92を挿通可能に設けられる。第1開口部42の大きさは、施工者が両手を差し込んだ状態で、後述する第1給水配管92と洗浄機構部9の接続操作及び係止操作、並びに後述する第2給水配管96と洗浄機構部9の接続操作及び係止操作が可能な大きさで設けられる。第1開口部42は、後方壁面41において、第2給水配管96側(例えば、図4においては左側)に延びる略楕円状の形状に形成される。
収容部4の補強壁43は、一方側の端部が収容部4の後方壁面41に接続し(例えば、図7における紙面下方側)、他方側の端部が排水路33の下流側の壁面36に接続される(例えば、図7における紙面上方側)。
また、図8に示すように、本実施形態の収容部4の第1開口部42には、第1開口部42に嵌合する浸水抑制手段44を用いることができる。
浸水抑制手段44は、中心部に第1給水配管92が挿通可能な略矩形状の挿通孔441が形成される(図9参照)。浸水抑制手段44は、第1給水配管92を洗浄機構部9に接続させた状態のまま、第1開口部42に取り付けることも可能である。
浸水抑制手段44は、外部からの水が収容部4内部に侵入するのを防ぐと共に、第1開口部42の強度を向上させることができる。浸水抑制手段44は、浴室と便器が同一の空間に配置された際に、シャワー等からの水滴が内部に侵入することを防止できるため、本実施形態の便器装置1を海外の住居やホテルの便器に適用する際には、この浸水抑制手段44を一緒に使用することが好ましい。
図2に戻り、ベースプレート6は、収容部4の上面に配置される。ベースプレート6上には、機能部7及び洗浄機構部9が固定支持される。ベースプレート6の一部には、各機能部材及び洗浄機構部9が適切に挿通可能な挿通孔が設けられている。
機能部7は、ベースプレート6に固定される不図示の電源ユニット、便座及び便蓋の電動開閉ユニットに加え、衛生洗浄ユニット、温風乾燥ユニット、各ユニット制御回路基板や、各種配管等の各種機能部材から構成される。機能部7には、上方からカバー部8が設置される。
洗浄機構部9は、洗浄水供給部91と、給水配管92と、リムノズル(第1吐水口)93と、不図示の第2吐水口と、ノズル配管94と、ブースター(蓄圧装置)95と、第2給水配管96と、から構成される。洗浄機構部9は、ベースプレート6の後方側に配置される。洗浄機構部9は、水道管から供給される洗浄水をリムノズル93及び第2吐水口から便鉢3内部に給水し、またジェットノズル951から排水路33内部に給水する。
第1給水配管92は、一方側の端部92aが水道管に連結する止水栓部材10の供給口10aに接続され、他方側の端部92bが後述する洗浄水供給部91の第1給水配管接続部(第1接続部)91aに接続される。第1給水配管92の両端部には、止水栓部材10の供給口10a及び第1給水配管接続部91aに設置される第1給水配管係止部91bが着脱可能な器具等を適宣取り付けることができる。
リムノズル93は、便鉢3上方のリム部31内部に配置される。リムノズル93は、一方側の端部93aに接続されるノズル配管94から供給される洗浄水を、下流側の開口93bから便鉢3に供給する。
ノズル配管94は、流路の途中に不図示の二叉分岐管を備える。ノズル配管94は、この二叉分岐管により、リムノズル93に向かう流路と、第2吐水口に向かう流路とに分岐される。ノズル配管94は、一方側の端部から供給された洗浄水を、リムノズル93及び第2吐水口に送水する。
蓄圧装置95は、第2給水配管96より供給される洗浄水の一部を貯留すると共に、便鉢3内の洗浄のタイミングに合わせて、加圧した洗浄水をジェットノズル951先端から排水路33内に噴射させる。
洗浄水供給部91は、第1給水配管92の他方側の端部92bが接続される第1給水配管接続部91aと、該第1給水配管92を第1給水配管接続部91aに係止させる第1給水配管係止部91bと、ノズル配管94が接続される不図示のノズル配管接続部と、ノズル配管94をノズル配管接続部に係止させる不図示のノズル配管係止部と、第2給水配管96が接続される第2給水配管接続部(第2接続部)91cと、該第2給水配管96を第2給水配管接続部91cに係止させる第2給水配管係止部91dと、を備える。
洗浄水供給部91は、第1給水配管92より給水される洗浄水を、リムノズル93、第2吐水部及び蓄圧装置95に供給する。
第1給水配管接続部91aは、洗浄水供給部91の後ろ側、ベースプレート6の下方側において、第1開口部42側に向けて形成される。第1給水配管接続部91aには、第1給水配管92の他方側の端部92bが接続される。給水配管接続部91aは第1開口部42から目視できる位置に設置され、第1給水配管92を収容部4外部から直接接続可能である。
第1給水配管係止部91bは、第1給水配管接続部91aに接続状態にある第1給水配管92の他方側の端部92bの周囲、或いはその先端をクリップ等の留め具(不図示)によって係止する。また、第1給水配管係止部91bによる、係止状態を解除する際には、第1給水配管92側の解除レバー92cの操作により、取り外しを可能にできる。
なお、第1給水配管92の取り外しは、上記解除レバー92cによる解除動作に限られず、種々の解除機構を適用することができる。
ノズル配管接続部(不図示)は、洗浄水供給部91の前方側で、下方に向けて注水口が形成される。ノズル配管接続部には、ノズル配管94の一方側の端部が接続される。
ノズル配管係止部(不図示)は、給水配管係止部と同様の留め具が備えられる。これにより、ノズル配管94の係止及び係止状態の解除を行うことができる。
第2給水配管接続部91cは、第1給水配管接続部91aに隣接して設けられる。第2給水配管接続部91cは、下方に向けて不図示の給水口が形成される。第2給水配管接続部91cには、第2給水配管96の一方側の端部96aが接続される。第2給水配管接続部91cは第1開口部42からその一部が目視できる位置に設置される。
第2給水配管係止部91dは、第2給水配管接続部91cにクリップ形状等の係止部が設けられる。クリップのスライド操作等により、第2給水配管96の係止及び係止状態の解除を行うことができる。なお、第1給水配管係止部91bと同様の留め具を利用することも可能である。
以上の構成を備える便器装置1において第1給水配管92の接続までの施工手順を、図6を参照しつつ説明する。
先ず、機能部7と洗浄水供給部91を取り付けた状態のベースプレート6を、収容部4に取り付ける。続いて、洗浄水供給部91のノズル配管接続部に、ノズル配管94を接続し、ノズル配管係止部により係止させる。
続いて、第1開口部42から、第2給水配管接続部91cに、第2給水配管96の一方側の端部を上方に向けた状態で接続し、第2給水配管係止部91dにより係止させる。
続いて、水道管に直結する止水栓部材10に、一方側の端部が接続された第1給水配管92の他方側の端部92bを第1給水配管接続部91aに接続し、第1給水配管係止部91bにより係止させる。その後、第1開口部42に対しては、該第1給水配管92を挿通孔441に挿通させた状態で、浸水抑制手段44が取り付けられる。
以上の各工程は、工場において行われ、この状態にまで組みあがった便器装置1が、便器の取り付け現場に搬送される。その後、便器装置1は、止水栓部材10及び排水管35にそれぞれ接続される。これにより、便器装置1には、止水栓部材10から排水管35に至る便器部2の洗浄水の流路が形成される。
なお、本実施形態の便器装置1では、図9に示すように、予め第1開口部42に浸水抑制手段44を取り付けた状態で、第1給水配管接続部91aに第1給水配管92の他方側の端部92bを接続することも可能である。
[変形例]
ここで、本実施形態の変形例について図10を参照して説明する。図10は、本実施形態の変形例に係る便器装置101の第1開口部142を示す背面図である。
本実施形態の変形例において、図10に示すように便器装置101の第1開口部142は、略真円状に加工される。この変形例においては、第1開口部142に対向する位置に、給水配管接続部91a及び第2給水配管接続部91cが設置される。図9に示した浸水抑制手段44の形状を、第1開口部142の形状に合うように加工することにより、本変形例においても蓋部を使用することが可能である。
本変形例の第1開口部142は、第1実施形態の第1開口部42に比べて、一層大きな面積の穴が後方壁面141に形成されるが、収容部には補強壁(不図示)が設けられているため、後方壁面141に過度の圧力が加わらない限りその変形は抑制される。また、本変形例の第1開口部142の略真円状の開口は、第1実施形態の第1開口部42の略楕円形状の穴に比べて、容易に形成することができる。
以上説明した本実施形態の便器装置1によれば以下のような効果が奏される。
本実施形態に係る便器装置1では、洗浄機構部9と、洗浄機構部9を収容する収容部4を後部に有する便器部2と、を備える構成にした。
より詳しくは、便器装置1の収容部4は、その後方壁面41に形成され、第1給水配管92が挿通される第1開口部42を有する構成にした。また、便器装置1の前記洗浄機構部は、その後部に第1開口部42に対向して形成され、前記第1給水配管を前記第1開口部の外側から接続可能な第1接続部91aを有する構成にした。
これにより、本発明の第1給水配管92は、第1給水配管接続部91aに対して、収容部4の外部から接続できる。そのため、本発明の洗浄機構部9では、従来の洗浄機構部のように、給水配管と接続部とを洗浄機構部9内部で行う必要がなく、その高さを抑制することができる。
従って、本実施形態によれば、洗浄機構部9の高さを低く抑えることが可能な便器装置1を提供できる。
また、本実施形態によれば、洗浄機構部9の高さを低く抑えたことにより、便器装置1自体の高さを抑えることができる。その結果、便器装置1全体をコンパクトにすることができる。
また、本実施形態に係る洗浄機構部9は、その後部に第1開口部42に対向して形成され、収容部4内に配置される第2給水配管96を第1開口部42の外側から接続可能な第2接続部91cをさらに有する構成にした。
より詳細には、第1開口部42の形状を第2給水配管96側に延びる略楕円状の形状にしている。これにより、従来の貫通孔では、第2給水配管と第2給水配管接続部の接続作業を行うことは不可能であったが、本発明の第1開口部42はこれを可能にした。
従って、本実施形態によれば、片側のみ開口部を大きくすることで、第2給水配管96と第2給水配管接続部91cの接続に必要な領域を有する開口部が形成される。その結果、本実施形態によれば、その大きさを最小限に抑えることが可能である。
また、本実施形態によれば、第1開口部42の形状は略真円状に変更することも可能である。この場合、略楕円状に比べて、その開口部の形成が容易である。
また、本実施形態に係る収容部4は、第1開口部42に配置されるとともに前記給水配管が挿通可能に形成される浸水抑制手段44を有する構成にした。これにより、便器装置1を洗浄する際に、第1開口部42からの水の浸入を防ぐことができる。
従って、本実施形態によれば、海外やホテル等、シャワールーム空間内に設置される便器にも適応できる。
また、本実施形態によれば、浸水抑制手段44が第1開口部42の補強材としても機能し、上記後方壁面41の強度を保つことができる。
また、本実施形態に係る収容部4は、第1開口部42の下部から前方に向かって延びる補強壁43をさらに有する構成にした。この補強壁43は、後方壁面41及び便器部2に一体に形成される。これにより、補強壁を有さない従来の便器装置に比べて、後方壁面41の強度を保つことができる。
従って、本実施形態によれば、補強壁43により収容部4の後方壁面41を強化できるため、後方壁面41の変形を抑制できる。その結果、従来の便器装置の開口部(貫通孔)よりもその大きさを大きいものにできる。それにより、第1開口部42に手を挿入した状態での作業が可能となり、第1給水配管92や第2給水配管96の接続及び係止作業が容易に行い得る。
[第二実施形態]
続いて、本発明の第二実施形態に係る便器装置201について、図11及び図12を参照して説明する。
図11は、第二実施形態に係る便器装置201を示す上面図である。図12は、第二実施形態に係る便器装置201の背面図である。
便器装置201の便器部202は、所謂、壁排水式のトイレに対応させた点で、上記第一実施形態の便器装置1とは相違する。
より具体的には、図12に示すように、便器部202の後方壁面241の第1開口部242の下方には(即ち、補強壁243の下方)、壁配管用の排水接続管234を挿通させる第2開口部245が設けられる。排水接続管234の一方側の端部は排水路233の下流側端部233bに接続され、他方側の端部は第2開口部245に挿通させた状態で、便器後方に設置される不図示の排水管に接続される。
以上の構成を備える便器装置201において、第1給水配管292及び第2給水配管296の接続に係る施工動作は、上記第1実施形態の図6と同様にして実施される。
施工者は第1開口部242から手を挿入して、予め蓄圧装置295に接続された第2給水配管296の他方側の端部を第2給水配管接続部291cに接続する。その後、第2給水配管係止部291dを利用して、第2給水配管296の他端側を第2給水配管接続部291cに係止する。
次いで、予め止水栓部材210に接続された第1給水配管292の他端側の端部292bを給水配管接続部291aに接続する。その後、給水配管係止部291bを利用して、給水配管292の他端側の端部292bを第1給水配管接続部291aに係止する。その後、この第1開口部242に蓋部を嵌めこんだ後、便器装置201の排水接続管234を便器装置201の後方に設けられる排水管に接続する。
以上説明した本実施形態の便器装置201によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態の便器装置201の収容部204は、その後方壁面241に第1開口部242よりも下方に形成される第2開口部245を、さらに有する構成にした。また、補強壁243は、第1開口部242と第2開口部245の間に接続される構成にした。
従って、本実施形態によれば、便器装置201は、建物の壁配管式の便器に適用することができる。
また、本実施形態の便器装置201においても補強壁243が後方壁面241の強度を担保するため、陶器製の便器であっても変形の問題は起こり難い。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、上述した本実施形態の便器装置は工場において予め組み合わせた状態で建物の床面上に設置する手順で例示したが、設置現場において便器装置を組み上げることも可能である。
1、101、201 便器装置
2、102、202 便器部
3、103、203 便鉢
34、134、234 排水接続管
35 排水管
4、104、 収容部
41、141、241 後方壁面
42、142、242 第1開口部
43、243 補強壁
44 浸水抑制手段
441 挿通孔
245 第2開口部
9、109、209 洗浄機構部
91a、191a、291a 第1給水配管接続部(第1接続部)
91c、191c、291c 第2給水配管接続部(第2接続部)
92、192、292 第1給水配管
96、196、296 第2給水配管

Claims (7)

  1. 洗浄機構部と、
    前記洗浄機構部を持するベースプレートと、
    前記洗浄機構部を収容する収容部を後部に有する便器部と、を備える便器装置であって、
    前記収容部は、その後方壁面に形成され、第1給水配管が挿通される第1開口部を有し、
    前記洗浄機構部は、その後部に前記第1開口部に対向して形成され、前記第1給水配管を前記第1開口部の外側から接続可能な第1接続部を有し、
    前記ベースプレートは、前記収容部の上面に配置され、
    前記ベースプレートの一部に前記洗浄機構部が挿通可能な挿通孔が設けられ、
    前記ベースプレートよりも下方側に前記第1開口部及び前記第1接続部が設けられる便器装置。
  2. 前記洗浄機構部は、その後部に前記第1開口部に対向して形成され、前記収容部内に配置される第2給水配管を前記第1開口部の外側から接続可能な第2接続部をさらに有する請求項1に記載の便器装置。
  3. 前記収容部は、前記第1開口部に配置されるとともに前記給水配管が挿通可能に形成される浸水抑制手段をさらに有する請求項1又は2に記載の便器装置。
  4. 前記収容部は、前記第1開口部の下部から前方に向かって延びる補強壁をさらに有する請求項1から3のいずれかに記載の便器装置。
  5. 前記収容部は、その後方壁面に前記第1開口部よりも下方に形成され、排水配管が挿通される第2開口部をさらに有し、前記第1開口部と前記第2開口部の間に前記補強壁が接続される請求項4に記載の便器装置。
  6. 前記第2開口部は、前記便器部の後部の下端まで開口してい請求項5に記載の便器装置。
  7. 前記第2給水配管の一端は、前記第2接続部と接続され、前記第2給水配管の他端は、前記便器部内に接続される請求項2に記載の便器装置。
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