JP2002081117A - 水洗便器 - Google Patents

水洗便器

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JP2002081117A
JP2002081117A JP2000271177A JP2000271177A JP2002081117A JP 2002081117 A JP2002081117 A JP 2002081117A JP 2000271177 A JP2000271177 A JP 2000271177A JP 2000271177 A JP2000271177 A JP 2000271177A JP 2002081117 A JP2002081117 A JP 2002081117A
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water supply
connection
supply means
connection member
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JP2000271177A
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Hideaki Shimizu
英昭 清水
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続部材を介しての給水源と洗浄水供給手段
との接続が容易であるとともに、接続部材と給水源およ
び接続部材と洗浄水供給手段との接続が容易且つ確実な
水洗便器を提供する。 【解決手段】 汚物を受けて排出口から汚物を排出する
ボウル部と、該ボウル部の後部に一体的に設けられた収
納室と、該収納室に収納され給水源からの洗浄水を前記
給水源の圧力を利用して前記ボウル部内へ供給する洗浄
水供給手段と、前記給水源と前記洗浄水供給手段とを接
続する接続部材と、前記収納室に開設された前記接続部
材を挿通するための前記接続部材よりも大きな挿通孔と
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水源からの洗浄
水を給水源の圧力を利用してボウル部内へ供給する洗浄
水供給手段を備えた水洗便器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の水洗便器として、例えば
特許第2811796号および特許第2830316号
に見られるものを詳述すると、以下の通りである。これ
らの水洗便器は、汚物を受けて排出口から汚物を排出す
るボウル部と、ボウル部の後部上方に載置され給水源か
らの洗浄水を給水源の圧力を利用してボウル部内へ供給
する洗浄水供給手段と、給水源と洗浄水供給手段を接続
する接続部材と、接続部材を挿通させる挿通口を備える
とともに洗浄水供給手段を保護する別体のカバーにより
構成されている。この種の水洗便器は、給水源の圧力を
利用してボウル部に洗浄水を供給するため、洗浄水タン
クを備える必要がないので、連続してボウル部の洗浄が
できるとともに、便器後部上方の出っ張りを洗浄水タン
クよりも小さくでき見映えが良い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の水洗便器
では、給水源および水洗便器の設置位置や水洗便器自体
の寸法誤差により、接続部材を介しての給水源と洗浄水
供給手段との接続が困難であるという問題があった。ま
た、接続部材と給水源、および接続部材と洗浄水供給手
段との接続部に螺子止構造を採用しているため、接続作
業に際しては、狭いトイレ空間内でスパナ等を用いなけ
ればならないので作業が困難で、しかも一方を締め付け
る時に他方に緩める方向のトルクがかかるので接続部が
緩む恐れがあった。本発明は、上記課題を解決するため
になされたもので、本発明の目的は、接続部材を介して
の給水源と洗浄水供給手段との接続が容易であるととも
に、接続部材と給水源および接続部材と洗浄水供給手段
との接続が容易且つ確実な水洗便器を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、汚物を受けて排出口から汚
物を排出するボウル部と、ボウル部の後部に一体的に設
けられた収納室と、収納室に収納され給水源からの洗浄
水を給水源の圧力を利用してボウル部内へ供給する洗浄
水供給手段と、給水源と洗浄水供給手段とを接続する接
続部材と、収納室に開設された接続部材を挿通するため
の接続部材よりも大きな挿通孔とを備えたことを特徴と
する。
【0005】そして、請求項2記載の発明は、汚物を受
けて排出口から汚物を排出するボウル部と、ボウル部の
後部に一体的に設けられた収納室と、収納室を覆うカバ
ーと、収納室に収納され給水源からの洗浄水を給水源の
圧力を利用してボウル部内へ供給する洗浄水供給手段
と、給水源と洗浄水供給手段とを接続する接続部材と、
収納室および/またはカバーの収納室とカバーとの嵌合
部に切欠きにより開設された接続部材を挿通するための
接続部材よりも大きな挿通孔とを備えたことを特徴とす
る。
【0006】そして、請求項3記載の発明は、挿通孔を
収納室の背面または下面に設けたことを特徴とする。
【0007】そして、請求項4記載の発明は、接続部材
および洗浄水供給手段の少なくともいずれか一方に可撓
性をもたせたことを特徴とする。
【0008】そして、請求項5記載の発明は、接続部
材、または接続部材と給水源の接続部、または接続部材
と洗浄水供給手段の接続部の何れかのうち少なくとも一
個所に、所定の自由回転を許容する固定構造を備えたこ
とを特徴とする。
【0009】そして、請求項6記載の発明は、固定構造
が、弾性変形によって接続されることを特徴とする。
【0010】
【作用及び発明の効果】請求項1記載の発明は、汚物を
受けて排出口から汚物を排出するボウル部と、ボウル部
の後部に一体的に設けられた収納室と、収納室に収納さ
れ給水源からの洗浄水を給水源の圧力を利用してボウル
部内へ供給する洗浄水供給手段と、給水源と洗浄水供給
手段とを接続する接続部材と、収納室に開設された接続
部材を挿通するための接続部材よりも大きな挿通孔とを
備えたことにより、挿通口内における接続部材の位置に
挿通口の大きさと接続部材の大きさの差分だけ自由度が
あるため、給水源および水洗便器の設置位置や便器本体
の寸法誤差を吸収できるので、接続部材を介しての給水
源と洗浄水供給手段との接続を容易にすることが可能に
なる。
【0011】そして、請求項2記載の発明は、汚物を受
けて排出口から汚物を排出するボウル部と、ボウル部の
後部に一体的に設けられた収納室と、収納室を覆うカバ
ーと、収納室に収納され給水源からの洗浄水を給水源の
圧力を利用してボウル部内へ供給する洗浄水供給手段
と、給水源と洗浄水供給手段とを接続する接続部材と、
収納室および/またはカバーの収納室とカバーとの嵌合
部に切欠きにより開設された接続部材を挿通するための
接続部材よりも大きな挿通孔とを備えたことにより、請
求項1記載の発明と同様に接続部材を介しての給水源と
洗浄水供給手段との接続を容易にすることが可能になる
うえ、挿通孔が収納室および/またはカバーに切欠きに
よって開設されるため、収納室および/またはカバーの
成形時に同時加工もでき、孔あけ加工の加工工数を削減
することも可能となる。
【0012】そして、請求項3記載の発明は、挿通孔を
収納室の背面または下面に設けたことにより、接続部材
が便器の側方に飛び出さなくなるため、清掃性や意匠性
が向上するとともに高齢者が脚を引っかけるような危険
性および悪戯を軽減できる。
【0013】そして、請求項4記載の発明は、接続部材
および洗浄水供給手段の少なくともいずれか一方に可撓
性をもたせたことにより、更に接続部材を介しての給水
源と洗浄水供給手段との接続を容易にすることが可能に
なる。
【0014】そして、請求項5記載の発明は、接続部
材、または接続部材と給水源の接続部、または接続部材
と洗浄水供給手段の接続部の何れかのうち少なくとも一
個所に、所定の自由回転を許容する固定構造を備えたこ
とにより、接続作業に際しては、何れかの接続部が螺子
止構造であっても螺子止構造側の締め付けにより生じる
トルクが他の接続部へ影響しないので、確実な接続が可
能となる。
【0015】そして、請求項6記載の発明は、固定構造
が、弾性変形によって接続されることにより、接続作業
が単純かつ簡便となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
【0017】図1は本実施例にかかる水洗便器10を示
す斜視図、図2は水洗便器10の正面図である。水洗便
器10は、便器本体20と別体の洗浄水タンクを備えな
い、いわゆる水道直結型であり、リム洗浄およびジェッ
ト洗浄を行なうタイプである。また、水洗便器10は、
その上部が低く抑えられたシンプルなデザインとなった
ローシルエットタイプである。図3は水洗便器10の縦
方向断面図、図4は便器本体20などを示す断面図であ
る。図3に示すように、水洗便器10は、便座12およ
び便蓋14を載置した陶器製の便器本体20と、便器本
体20と一体に形成したトラップ排水管30と、トラッ
プ排水管30に接続された樹脂製の排水ソケット50
と、便器本体20の後部に収納された洗浄水供給手段6
0とを備えている。
【0018】次に、水洗便器10の各部の構成について
説明する。水洗便器10は、図4に示すように陶器製の
便器本体20にボウル部22を備えている。このボウル
部22の周壁は、水洗便器10の非洗浄時でも溜水RW
と接する覆水面22aと、水洗便器10の非洗浄時には
溜水RWと接しない露出面22bから形成されている。
【0019】また、ボウル部22の底部には、汚物落し
込み凹部23が形成され、この奥壁部にトラップ排水管
30の入口31を開設している。また、図3に示すよう
に、汚物落し込み凹部23の前壁部には、トラップ排水
管30の入口31に臨ませてジェットノズル25が対向
して配置されている。ジェットノズル25には、洗浄水
供給手段60に接続されたジェット用連結管27が接続
されている。このジェット用連結管27に洗浄水供給手
段60を通じて洗浄水が供給されると、洗浄水は、ジェ
ットノズル25から吐水され、ボウル部22の汚物をト
ラップ排水管30へ排出してボウル部22を洗浄する、
いわゆるジェット洗浄が実施される。
【0020】図4に示すように、ボウル部22の上開口
周縁には、洗浄水をボウル部22の内壁面に沿って吐水
するためのリム通水路28が設けられている。リム通水
路28の上流側は、リム用連結管(図示省略)を介して
洗浄水供給手段60に接続され、また、リム通水路28
の下部には、複数個のリム水出孔28aが形成されてい
る。このリム用連結管29に洗浄水供給手段60を通じ
て洗浄水が供給されると、洗浄水は、複数のリム水出孔
28aから吐水され、ボウル部22の内壁面を洗浄する
いわゆるリム洗浄が実施される。
【0021】また、トラップ排水管30は、前述のよう
にその入口31がボウル部22の底部分に設けた汚物落
し込み凹部23に開口されており、この入口31からボ
ウル部22の裏面に沿って便器本体20の後方に向かっ
て斜め上向きに延びる上昇路32と、上昇路32上端か
ら下方に向かってほぼ垂直に延びる下降路33とを備え
ている。下降路33は、便器設置個所において床面から
立ち上げ設置された排水管Poに排水ソケット50を介
して接続される。
【0022】図5は排水ソケット50の便器本体20に
対する配置関係を説明する説明図である。図4および図
5に示すように、排水ソケット50は、樹脂製の管体か
ら構成され、つまり下降路33の下端に接続される入水
側接続管51と、水平接続管52と、排水側接続管53
とを備え、これらを接続することにより構成されてい
る。入水側接続管51は、下降路33の下端を受ける受
け部51aと、受け部51aにつながる連通管51b
と、連通管51bの下部に形成されかつ床面に支持する
ための脚部51cとを一体に形成している。また、入水
側接続管51の連通管51bの下流側端部には、水平接
続管52の嵌合端52aが外嵌接続している。この水平
接続管52の他端は、排水側接続管53に接続されてい
る。排水側接続管53は、その下端に床面に固定するた
めの脚部53aを有しており、排出口53bにて下水管
につながる排水管Poに接続されている。
【0023】上記排水ソケット50では、水平接続管5
2の長さを調節することにより、異なったラフィンに対
応することができる。ここで、ラフィンとは、トイレ室
の便器背面壁から排水管Poの中心までの距離をいい、
トイレ室の施工条件に応じて適宜変更される。このよう
に異なったラフィンの位置に対して、水平接続管52を
ラフィン位置にあわせて適当な長さに切断し、または水
平接続管52を使用せずに入水側接続管51と排水側接
続管53だけで排水側接続管53の位置を変更すること
ができ、これにより種々のラフィンの位置に対応するこ
とができる。
【0024】図3に戻り、便器本体20の後部には、カ
バー41により閉じられる背面に挿通口42が開設され
た収納室40が一体的に設けられている。収納室40に
は、洗浄水供給手段60が収納されている。図6はカバ
ー41を外した状態における便器本体20の平面図であ
る。洗浄水供給手段60は、ボウル部22内にリム洗浄
およびジェット洗浄を行なうための洗浄水の供給を制御
する弁機構であり、図7に示す給水系統となっている。
【0025】洗浄水供給手段60は、図7に示す如く、
トイレ室に施工されている給水源である水道管Pwに接
続部材100を介して接続されており、接続部材100
に接続される止水機能付き分岐接続管61と、止水栓6
2と、定流量弁63と、開閉弁64と、切替弁70と、
切替弁70から分岐したバキュームブレーカ78Aおよ
びバキュームブレーカ78Bとを備えている。止水機能
付き分岐接続管61は、接続部材100と流入口61a
が接続され、一方の流出口61bは止水栓62に接続さ
れ、他方の流出口61cは温水洗浄便座に洗浄水を供給
する便座側給水管に接続可能になっている。このよう
に、分岐接続管61は、ボウル部22への洗浄水の供給
のほかに水洗便器10の内側スペースを有効に利用して
配管接続を行なうことにより、温水洗浄便座側への配管
接続を容易にしている。定流量弁63は、の圧力に関係
なく定流量弁63を通過する洗浄水の流量を一定に保
ち、開閉弁64は、電子制御回路80により洗浄開始ま
たは止水の制御信号を受けて開弁または閉弁し、切替弁
70は、電子制御回路80により出力される制御信号を
受けて、洗浄水の吐水先をリム側ポート70aまたはジ
ェット側ポート70bへ切り替える。バキュームブレー
カ78Aおよびバキュームブレーカ78Bは、リム用連
結管29を介してリム通水路28およびジェット用連結
管27を介してジェットノズル25にそれぞれ接続され
ており、リム側ポート70aあるいはジェット用連結管
27に負圧が発生すると、それぞれに大気導入を図り、
いわゆる負圧破壊を実施する。
【0026】接続部材100は、一方がクイックファス
ナ接続構造で他方が螺子接続構造を有するニップルPn
と、一方がニップルPnのクイックファスナ接続構造に
対応するクイックファスナ接続構造で他方が袋ナット接
続構造を有する給水フレキシブル管Pfと、ニップルP
nと給水フレキシブル管Pfのクイックファスナ接続構
造を連結するクイックファスナQfとからなる。
【0027】接続部材100の接続手順は、先ず給水フ
レキシブル管Pfの袋ナット接続構造側を洗浄水供給手
段60に接続し、次いでニップルPnの螺子接続構造側
を挿通孔42を通して水道管Pwに接続し、最後にニッ
プルPnと給水フレキシブル管Pfのクイックファスナ
接続構造側をクイックファスナQfによって連結する。
この接続手順により、給水フレキシブル管Pfと洗浄水
供給手段60の接続およびニップルPnと水道管Pwの
接続時に発生する締め付けトルクが、他の螺子止構造の
接続部へ影響することを防止できるので、確実な接続が
可能となる。
【0028】図8は、水洗便器10の背面図である。図
8において、挿通口42は収納室40の背面に切欠きに
よって開設されている。挿通口42を切欠きによって開
設することで、便器本体20の成形時に同時加工もで
き、孔あけ加工の加工工数を削減することも可能とな
る。なお、挿通口42の大きさとしては、接続部材10
0より大きければ大きいほど、給水源である水道管Pw
および水洗便器10の設置位置や便器本体20の寸法誤
差の吸収範囲が大きくなるので、接続部材100とおよ
び接続部材100と洗浄水供給手段60との接続が容易
になるが、実質の水道管Pwおよび水洗便器10の設置
位置や便器本体20の寸法誤差、および埃の侵入等を考
慮すると、接続部材100の外径よりも上下左右それぞ
れで約15mm程度大きいことが好ましい。
【0029】上記水洗便器10において、水道管Pwに
直結される洗浄水供給手段60および電子制御回路80
は、ボウル部22と一体の便器本体20の収納室40に
収納されているので、洗浄水供給手段60を別体に設置
する場合と比べて、便器本体20の周囲やトイレ室の壁
面に、洗浄水供給手段60を設置するためのスペースが
不要となるうえに、水洗便器10自体もコンパクトにす
ることができる。さらに、このように洗浄水供給手段6
0の便器本体20への組み込み作業は、工場の出荷の際
に予め行なうことができ、よって、梱包作業や搬送作業
が容易になるだけでなく、洗浄水供給手段60を水洗便
器10と別体にトイレ室に施工する必要がなく、施工作
業性にも優れている。
【0030】しかも、洗浄水供給手段60は、給水源で
ある水道管Pwの給水圧が低圧から高圧までの広い範囲
にわたって定流量特性を示すように、定流量弁63が低
圧側まで定流量特性を有するとともに、洗浄水供給手段
60のトータルの圧損を低減することにより、低圧側で
も所定範囲の給水圧を確保している。これにより、以下
の効果がある。すなわち、従来では、止水栓の下流側
に、減圧作用のある絞り弁を用いて、給水圧が高い場合
に所定範囲の給水圧とする構成をとっているが、このよ
うな絞り弁は低圧下の場合の水圧低下をもたらすために
低圧箇所の現場では取り外すなどの作業を行なってい
る。しかし、本実施の形態によれば、広範囲の圧力下で
定流量を確保できる高性能の定流量弁を使用しているた
めに、広範囲の給水圧に対応することができ、よって、
給水圧が低い場合に特別な作業も必要でなく、施工作業
などを簡略化できる。
【0031】電子制御回路80は、マイクロコンピュー
タからなる中央制御部80aを備えており、その入力端
子に操作スイッチ91が接続されている。また、出力端
子には洗浄水供給手段60を駆動する洗浄水供給手段駆
動部82が接続されている。
【0032】上記中央制御部80aは、演算処理部と、
記憶部と、入/出力部とを備えている。記憶部は、制御
プログラムおよび処理に必要なデータなどを記憶してお
り、記憶されるデータとしては、洗浄行程のシーケンス
を示すプログラムなどがある。洗浄行程とは、例えば、
リム洗浄の後にジェット洗浄を行ない最後に再度リム洗
浄を行なう一連の洗浄行程のことである。
【0033】次に、洗浄水供給手段60を駆動して洗浄
開始を起動する操作スイッチ91について説明する。
【0034】図1に示すように、操作スイッチ91は、
便器本体20の上側部に突設された操作部90に支持さ
れている。すなわち、操作部90は、便器本体20の側
部から突設された保持体90aを備え、この保持体90
aに操作スイッチ91が操作面を上面にしかつ前方が低
くなるよう傾斜をもたせて保持されている。また、この
操作部90の上面およびその周囲は、耐熱性樹脂により
形成されており、たばこの火などで損傷しないように保
護機能を付加している。
【0035】操作スイッチ91の洗浄起動入力は、入/
出力部を介して演算処理部に入力されて、ここで演算処
理されて制御信号を洗浄水供給手段駆動部82などに送
ることにより、洗浄水供給手段60を制御する。
【0036】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
【0037】(1)挿通口42の開設においては、収納
室40の背面を略前面に亘り切欠いてもよく、また収納
室40とカバー41の両方、もしくはカバー41のみに
切欠いて開設してもよい。なお、収納室40の背面を略
前面に亘り切欠いて挿通口42を開設すれば、更に給水
源である水道管Pwおよび水洗便器10の設置位置や便
器本体20の寸法誤差の吸収範囲が大きくなる。
【0038】(2)所定の自由回転を許容する固定構造
として、ここではクイックファスナQfを用いたが、所
定の自由回転を許容する固定構造であれば、カプラや自
在継手およびホースクランプ、ホースバンド等であって
もよく、また前記固定構造を用いる個所としては、接続
部材100に限らず接続部材100との接続部、または
接続部材100と洗浄水供給手段60の接続部のいず
れ、もしくは全てであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかる水洗便器10を示す斜視図で
ある。
【図2】水洗便器10の正面図である。
【図3】水洗便器10の縦方向断面図である。
【図4】便器本体20などを示す断面図である。
【図5】排水ソケット50の便器本体20に対する配置
関係を説明する説明図である。
【図6】カバーを外した状態における便器本体20の平
面図である。
【図7】水洗便器の給水系統を説明するブロック図であ
る。
【図8】水洗便器10の背面図である。
【符号の説明】
10…水洗便器 12…便座 14…便蓋 20…便器本体 22…ボウル部 22a…覆水面 22b…露出面 23…凹部 25…ジェットノズル 27…ジェット用連結管 28…リム通水路 28a…リム水出孔 29…リム用連結管 30…トラップ排水管 31…入口 32…上昇路 33…下降路 40…収納室 41…カバー 42…挿通孔 50…排水ソケット 51…入水側接続管 51a…受け部 51b…連通管 51c…脚部 52…水平接続管 52a…嵌合端 53…排水側接続管 53a…脚部 53b…排出口 60…洗浄水供給手段 61…分岐接続管 61a…流入口 61b、61c…流出口 62…止水栓 63…定流量弁 64…開閉弁 70…切替弁 70a…リム側ポート 70b…ジェット側ポート 78A、78B…バキュームブレーカ 80…電子制御回路 80a…中央制御部 82…洗浄水供給手段駆動部 90…操作部 90a…保持体 91…操作スイッチ 100…接続部材 RW…溜水 Po…排水管 Pw…水道管 Pn…ニップル Pf…給水フレキシブル管 Qf…クイックファスナ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚物を受けて排出口から汚物を排出する
    ボウル部と、該ボウル部の後部に一体的に設けられた収
    納室と、該収納室に収納され給水源からの洗浄水を前記
    給水源の圧力を利用して前記ボウル部内へ供給する洗浄
    水供給手段と、前記給水源と前記洗浄水供給手段とを接
    続する接続部材と、前記収納室に開設された前記接続部
    材を挿通するための前記接続部材よりも大きな挿通孔と
    を備えたことを特徴とする水洗便器。
  2. 【請求項2】 汚物を受けて排出口から汚物を排出する
    ボウル部と、該ボウル部の後部に一体的に設けられた収
    納室と、該収納室を覆うカバーと、前記収納室に収納さ
    れ給水源からの洗浄水を前記給水源の圧力を利用して前
    記ボウル部内へ供給する洗浄水供給手段と、前記給水源
    と前記洗浄水供給手段とを接続する接続部材と、前記収
    納室および/または前記カバーの前記収納室と前記カバ
    ーとの嵌合部に切欠きにより開設された前記接続部材を
    挿通するための前記接続部材よりも大きな挿通孔とを備
    えたことを特徴とする水洗便器。
  3. 【請求項3】 前記挿通孔は前記収納室の背面または下
    面に設けられたことを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の水洗便器。
  4. 【請求項4】 前記接続部材および前記洗浄水供給手段
    の少なくともいずれか一方に可撓性を有することを特徴
    とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の水洗便
    器。
  5. 【請求項5】 前記接続部材、または前記接続部材と前
    記給水源の接続部、または前記接続部材と前記洗浄水供
    給手段の接続部の何れかのうち少なくとも一個所に、所
    定の自由回転を許容する固定構造を備えたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の水洗便
    器。
  6. 【請求項6】 前記固定構造は、弾性変形によって接続
    されることを特徴とする請求項5に記載の水洗便器。
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