JP2907349B2 - 便器の手洗い用吐水具 - Google Patents

便器の手洗い用吐水具

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JP2907349B2
JP2907349B2 JP40672490A JP40672490A JP2907349B2 JP 2907349 B2 JP2907349 B2 JP 2907349B2 JP 40672490 A JP40672490 A JP 40672490A JP 40672490 A JP40672490 A JP 40672490A JP 2907349 B2 JP2907349 B2 JP 2907349B2
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toilet bowl
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修治 井上
康治 泉
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TOTO KIKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、便器に一体化した洗浄
水タンクの上に設ける手洗い用の吐水具に関する。
【0002】
【従来の技術】便器本体に洗浄水タンクを設けたもので
は、この洗浄水タンクから洗浄水を便器本体のボールに
送り込んで汚水を流し出すほか、手洗い用の吐水具を設
けて手を洗えるようにもしている。吐水具は洗浄水タン
クのボールタップに接続され、排水された後の洗浄水タ
ンクに水を溜める間に吐水するようになっている。
【0003】図7は吐水具の洗浄水タンクへの固定構造
の従来例を示すものである。
【0004】洗浄水タンクの蓋50は手洗い鉢を兼ねた
ものであり、吐水管51の下端には固定具52を取付け
てこれを蓋50の取付け孔50aに差し込んでいる。固
定具52の下端部には雄ネジ52aを設けておき、蓋5
0の下面側からナット53をこの雄ネジ52aに螺合す
ることによって固定具52が蓋50に固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような吐水管51
の固定構造では、蓋50が洗浄水タンクの本体から外せ
るので、固定具52の取付け孔50aの差し込み及びナ
ット53のねじ込み作業は比較的簡単に行える。
【0006】ところが、たとえば局部洗浄用の衛生洗浄
装置の形状が複雑な場合、吐水管51の固定部まで手が
届かないことがある。このため、蓋50の下面からナッ
ト53を締め上げる作業はできず、図7のような固定構
造は適切ではない。また、ナット53を締め上げるとき
の作業では、吐水管51の向きが正しくなるようにする
ため、吐水管51を片方の手で握りナット53の締め上
げを他方の手を使って作業する要領となるので、固定作
業が煩わしい。
【0007】本発明において解決すべき課題は、手洗い
用の吐水具を簡単にしかも正しい姿勢に固定できるよう
にすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、便器洗浄用の
洗浄水タンクへの給水路から分岐した給水系を備え、前
記便器洗浄水タンクの上に配置した手洗い鉢に吐水する
吐水管を前記給水系に接続した吐水具であって、前記給
水系の給水端に継手部を設けると共に前記吐水管の背部
に前記継手部に挿入可能なスリーブを備え、前記継手部
がスリーブの中に入り込む部分の周面に突起及びパッキ
ンを設け、前記吐水管のスリーブの背部端から前方に向
けて前記突起が移動可能に嵌まり込む切欠を切開し、該
切欠は、前記突起がスリーブの円周方向に湾曲させて走
る係合部を備えていることを特徴とする。また、便器の
手洗い鉢(3)の一部を形成する立上がり部(3a)
組み込まれ、該手洗い鉢(3)にて手洗いするための洗
浄水を吐水する便器の手洗い用吐水具であって、前記洗
浄水を給水する第一の通水路を有し、継手部(8)を有
する接続管(6)と、前記継手部(8)の先端を内包す
るように結合し、前記第一の通水路と連通する第二の通
水路を形成する吐水管(5)とを備えたことを特徴とす
る。前記接続管(6)は前記手洗い鉢(3)がケーシン
グ(2)と合体する前には既に、該手洗い鉢(3)の立
上がり部(3a)に組み込まれ、また、前記立上がり部
(3a)は前記接続管(6)を固定するための溝(3
b)を備え得るように構成することができる。
【0009】
【作用】吐水管のスリーブの中に継手部を差し込むとき
に継手部の突起をスリーブの端部から切開した切欠の中
に入り込ませる。継手部を固定したものとすれば、吐水
管を差し込むにしたがって切欠は突起にガイドされなが
ら吐水管は継手部に結合されるようになり、円周方向に
湾曲した切欠の係合部に突起が到達し始めると、吐水管
をその軸線方向にも拘束する力が切欠と突起とによって
作用するようになる。このため、吐水管を回転させてゆ
けば、突起が切欠を介して吐水管を継手部側に連結し、
これと同時に吐水管の姿勢も設定される。
【0010】
【実施例】図1は本発明の手洗い用吐水具の固定構造の
要部を示す縦断面図、図2は拡大縦断面図であり、便器
本体の据付け状況を図3に示す。
【0011】図3において、便器本体1には局部洗浄機
能を備えた衛生洗浄装置を内蔵するケーシング2が一体
化されている。このケーシング2には便座2a及び便蓋
2bが一体化され、衛生洗浄装置のノズル装置や乾燥用
の温風ファン等を作動させるための操作盤2cを側部に
配置している。ケーシング2の内部には、図1に示すよ
うに便器洗浄用の洗浄水タンク4も含めて収納され、ケ
ーシング2の上端は手洗い鉢3が一体化されている。そ
して、この手洗い鉢3の上端部分には手洗い用の吐水管
5を前側に突き出して固定している。
【0012】図1において、洗浄水タンク4には外部か
らの給水のためのボールタップ4aが設けられ、このボ
ールタップ4aは洗浄水タンク4に直接水を送り出す放
出部4bと、給水を手洗い水としても利用するための供
給管4cとを備えている。なお、4dはボールタップ4
aの弁機構を洗浄水の水位によって作動させるフロート
である。
【0013】手洗い鉢3の背部の立上がり部3aの内部
には、供給管3cと第二の流路を有する吐水管5との間
の流路を連絡させる第1の流路を有する接続管6を設け
る。この接続管6は合成樹脂製であり、その下端は供給
管4cに連結され、上端には立上がり部3aの中に位置
決めして仮固定するためのブロック7を一体に形成して
いる。このブロック7は立上がり部3aの内部にきっち
りと嵌まり込む形状を持ち、背部には立上がり部3aの
内壁に設けた溝3bに嵌まり込む突条7aを設け、上端
には立上がり部3aの上端部の孔3cに嵌まり込むピン
7bを設けている。また、接続管6の前面には吐水管5
方向を向く継手部8が一体に形成されている。継手部8
は図4に示すように、接続管6の上端部の周面から前側
に突き出した円筒状であり、周面の下部に突起8aを突
き出し、この突起8aよりも前方にパッキン8bを設け
たものである。
【0014】吐水管5には接続管6側の継手部8に結合
するための合成樹脂製のジョイナ9が一体に固定されて
いる。図5はジョイナ9の詳細図であり、同図の(a)
は正面図、同図の(b)は切欠平面図、同図の(c)は
同図(b)のI−I線矢視断面図、同図の(d)は背面
図及び同図の(e)は要部の底面図である。ジョイナ9
は継手部8を挿入可能なスリーブ9aを一端側に備え、
このスリーブ9aには継手部8の突起8aが嵌まり込む
切欠9bを切開している。また、ジョイナ9の他端側に
はたとえば寒冷地仕様とする場合に水抜き栓を組み込む
のに備えて水抜き栓固定用のアダプタ9cが設けられて
いる。
【0015】スリーブ9aに設けた切欠9bは、スリー
ブ9aの端部から軸線方向に走る挿入部9b−1とその
終端から円周方向に曲げた係合部9b−2とを備えてい
る。このような切欠9bを持つスリーブ9aを継手部8
に結合するには、図6の矢印で示すように突起8aが挿
入部9b−1に嵌まり込む姿勢としてこの突起8aを差
し込み、係合部9b−2の入口に突起8aが達したら矢
印方向にジョイナ9を回転させる。これによって、突起
8aは係合部9b−2の中に嵌まり込み、そしてこの係
合部9b−2の終端部は図5の(e)に示すように鉤状
部を挿入部9b−1との間に形成していることから、突
起8aは抜けることなく係合部9b−2の中に拘束さ
れ、ジョイナ9は継手部8に一体化される。また、突起
8aが係合部9b−2の終端に達したときに、吐水管5
の吐水口5aが真下を向く姿勢となるように切欠9bを
形成しておけば、ジョイナ9を完全に継手部8に結合し
たときには吐水口5aが手洗い鉢3側を向き、またパッ
キン8bはスリーブ9aの内壁に密着する。
【0016】以上の構成において、便器本体1に固定し
た洗浄水タンク4にケーシング2を被せた後、ケーシン
グ2とは別体の手洗い鉢3の立上げ部3aの中に接続管
6をブロック7を利用して位置決めして仮固定する。そ
して、手洗い鉢3をケーシング2に合体させて固定する
と、正面側を向いている継手部8は立上げ部3aの前面
に開けた取付け孔3dに臨む配置となる。この後、ジョ
イナ9を一体化した吐水管5を図6で説明した要領で継
手部8に結合させると、図1及び図2に示すように吐水
口5aが真下を向いて吐水管5が接続管6に連結され
る。そして、パッキン8bはスリーブ9aの内周壁に密
着し、供給管4cからの流路が水密状に接続される。
【0017】ここで、洗浄水タンク3から便器本体1側
へ洗浄水を排出すると、洗浄水タンク3内の水位が下が
ってフロート4dも下降する。これによって、ボールタ
ップ4aの弁が開いて放出部4bから洗浄水タンク3内
に供給されると同時に、供給管4cから接続管6を経て
吐水管5にも送られ、吐水口5aから手洗い用の水が吐
出される。そして、手洗い鉢3に流れ込んだ水は、手洗
い鉢3の底部に開けた排水孔3eから洗浄水タンク4へ
戻され、便器洗浄用の水として利用される。
【0018】吐水管5の組込み作業は、その背部のジョ
イナ9を取付け孔3dから接続管6の継手部8が挿入さ
れるように差し込み、この後所定の方向に回転させるだ
けで済む。このため、ケーシング2によって洗浄水タン
ク4をカバーする構造であっても、外部から吐水管5を
簡単に組み込める。また、突起8aと切欠9bとによっ
て、吐水管5を接続管6側に強固に連結できるだけでな
く、吐水口5aを真下に向ける姿勢への設定も連結と同
時に行える。したがって、従来構造のように吐水管5の
組込みにナット等を使うよりも施工が格段に簡単にな
り、吐水管5の姿勢も作業者の技量に頼ることなく常に
正しく設定することができる。
【0019】なお、実施例では、吐水管5とは別体とし
たジョイナ9を用いているが、吐水管5の背部にジョイ
ナ9と同様な構造を持たせたものとすることもできる。
【0020】
【発明の効果】本発明では、吐水管を組み込む部分に対
して前面側からだけの作業で吐水管を洗浄水タンクから
の給水系に接続でき、便器本体を据付けた後でも簡単に
吐水管の組込みが行え、施工性の向上が図られる。ま
た、吐水管の連結と同時に吐水口を真下に向ける位置決
めも行えるので、吐水管を着脱しての保守点検も容易に
なる。さらに、手洗い鉢(3)に立上がり部(3a)が
設けられているため、有効手洗空間が大きくなり、手洗
いがしやすくなるばかりでなく、手洗い時の飛散水が
壁、床を濡らすことも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手洗い用吐水具を手洗い鉢に固定した
ときの要部の縦断面図である。
【図2】手洗い用吐水具の要部を示す拡大縦断面図であ
る。
【図3】本発明の手洗い用吐水具を備えた便器設備の斜
視図である。
【図4】継手部の詳細を示す図である。
【図5】ジョイナの詳細を示す図である。
【図6】継手部とジョイナとの連結要領を示すための斜
視図である。
【図7】従来の吐水管の固定構造を示す概略図である。
【符号の説明】
1 便器本体 2 ケーシング 3 手洗い鉢 4 洗浄水タンク 5 吐水管 6 接続管 7 ブロック 8 継手部 8a 突起 8b パッキン 9 ジョイナ 9a スリーブ 9b 切欠
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03D 9/00 - 9/16 E03D 1/24

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器洗浄用の洗浄水タンクへの給水路か
    ら分岐した給水系を備え、前記便器洗浄水タンクの上に
    配置した手洗い鉢に吐水する吐水管を前記給水系に接続
    した吐水具であって、前記給水系の給水端に継手部を設
    けると共に前記吐水管の背部に前記継手部に挿入可能な
    スリーブを備え、前記継手部がスリーブの中に入り込む
    部分の周面に突起及びパッキンを設け、前記吐水管のス
    リーブの背部端から前方に向けて前記突起が移動可能に
    嵌まり込む切欠を切開し、該切欠は、前記突起がスリー
    ブの円周方向に湾曲させて走る係合部を備えていること
    を特徴とする便器の手洗い用吐水具。
  2. 【請求項2】 便器の手洗い鉢(3)の一部を形成する
    立上がり部(3a)に組み込まれ、該手洗い鉢(3)に
    て手洗いするための洗浄水を吐水する便器の手洗い用吐
    水具であって、前記洗浄水を給水する第一の通水路を有
    し、継手部(8)を有する接続管(6)と、前記継手部
    (8)の先端を内包するように結合し、前記第一の通水
    路と連通する第二の通水路を形成する吐水管(5)とを
    備えたことを特徴とする便器の手洗い用吐水具。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の便器の手洗い用吐水具
    において、前記接続管(6)は、前記手洗い鉢(3)が
    ケーシング(2)と合体する前には既に、該手洗い鉢
    (3)の立上がり部(3a)に組み込まれていることを
    特徴とする便器の手洗い用吐水具。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の便器の手洗い用吐水具
    において、前記立上がり部(3a)は、前記接続管
    (6)を固定するための溝(3b)を備えたことを特徴
    とする便器の手洗い用吐水具。
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