JP3191766B2 - 便器装置用ベースプレート及びそれを含む便器装置 - Google Patents

便器装置用ベースプレート及びそれを含む便器装置

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JP3191766B2
JP3191766B2 JP17962198A JP17962198A JP3191766B2 JP 3191766 B2 JP3191766 B2 JP 3191766B2 JP 17962198 A JP17962198 A JP 17962198A JP 17962198 A JP17962198 A JP 17962198A JP 3191766 B2 JP3191766 B2 JP 3191766B2
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修 筒井
厚雄 牧田
博文 竹内
信次 柴田
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東陶機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電気系、機械系、
配管系等の系(これらをまとめて本明細書では「内部
系」と呼ぶ)を備える便器装置に関する。
【0002】
【従来の技術】便器洗浄機能や局部洗浄機能を有する便
器装置においては、複雑な内部系の保護のため、及びデ
ザイン性の向上のために、樹脂等で作成されたカバー
(ケース)でその内部系を隠蔽するのが通例である。例
えば、電気的に作動する弁機構を備えた洗浄給水装置を
便器に収納する場合、図9に示すように、便器101の
後部上方にケース102を立設して、このケース102
内に電磁弁103や制御部104を収納する技術は知ら
れている。又、図10に示すように、便器111の後部
側方にケース112を設けて、このケース112内に電
磁弁113や制御部114を収納する技術は知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9、図10
に示した従来の便器101、111は形状が大きくな
り、また、ケース102、112が便器本体から突出し
ているので、便所の掃除等の邪魔になり不便である。そ
こで、図11に示すように便器121のトラップ排水路
122の下部または側部に電磁弁123や制御部124
を設けることが考えられるが、一度設置した便器の保守
・点検ができないという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る便器装置用ベースプレートは、
腰掛け式便器の後部上面に設けられた開口に、便器に接
続される配管、電気的に作動する弁機構及び該弁機構を
制御する制御回路部を含む洗浄給水装置を設置するため
のベースプレートであって、前記便器の後部上面と略同
じ高さに前記洗浄給水装置の一部を設置するためのプレ
ートに、前記便器後部の内部空間において該便器の後部
上面よりも低い位置に前記洗浄給水装置の他の一部を収
容するための収容口を設けて成ること特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】一般に、便器装置の内部系は、ベ
ースプレート又はそれに相当する下部ケースを介して便
器の上面の所定位置に固定される。本発明に係るベース
プレートは、特に後部上面に開口が設けられた腰掛け式
便器に便器装置を取り付けるのに適した構造を有してい
る。すなわち、上記のような収容口を有する本発明に係
るベースプレートを用いれば、便器後部の内部に形成さ
れた空間に便器装置の内部系の一部を収容することがで
きるため、便器及び便器装置の全体がコンパクトになる
のである。
【0006】前記本発明に係るベースプレートのより具
体的な形態の例としては、前記腰掛け式便器の後部上面
に設けられた開口に面する位置に設けられた収容口を有
するベースプレートが挙げられる。この場合、ベースプ
レートに取り付けられた内部系の一部が前記収容口を通
じて便器後部の内部空間に吊下された状態で保持され
る。
【0007】また、別の例としては、前記腰掛け式便器
の後部上面に設けられた開口内で下方へ突出する凹部を
有するベースプレートが挙げられる。この場合、ベース
プレートに取り付けられた内部系の一部を凹部内に吊下
された状態で保持することもできるし、又は内部系の一
部を凹部の底面上に固定することもできる。なお、この
凹部はベースプレートの本体と一体成形してもよいが、
例えば、先の例に記載した収容口をベースプレートに設
け、その収容口に、断面が略コ字状の凹部形成部材を取
り付けることにより凹部を構成してもよい。
【0008】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る便器装置用
ベースプレートによれば、便器後部の内部に形成された
トラップ排水路の曲折部の上方もしくは側方の空間に便
器装置の内部系の少なくとも一部を簡単に収容すること
ができるため、便器及び便器装置の全体がコンパクトに
なる。また、本発明に係る便器装置用ベースプレートで
は、内部系の一部を床に近いところに設置するのではな
く、便器の上面に近い高さに収容するため、内部系の収
納、取り出し、メンテナンス等の作業が容易に行える。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1は、本発明に係るベースプレートを介
して便器本体に設置された給水洗浄装置を備える水洗式
便器を示す縦断面図、図2は同便器のカバー、便蓋およ
び便座を取り外した状態の平面図、図3は図1のIII−I
II線断面図である。
【0010】水洗式便器1は、陶器製の便器本体2と、
合成樹脂製等の便座3および便蓋4ならびに合成樹脂製
等のカバー5を備えるとともに、内部に洗浄給水装置6
を備える。
【0011】便器本体2は、隔壁7で区画されたボウル
部8とトラップ排水路9を有し、トラップ排水路9の上
方、すなわち、便器本体2の後部上面に開口10を形成
している。
【0012】トラップ排水路9は、ボウル部8の底部に
開設した流入口9aと、便器本体2の後部底面に開設し
た流出口9bとを略逆U字状に曲折して連絡している。
そして、トラップ排水路9の曲折部9cの上方ならびに
側方に、洗浄給水装置6をベースプレート11を介して
便器本体2に取り付け、便器本体2の開口10および洗
浄給水装置6をカバー5で覆っている。このカバー5
は、その上面が便蓋4の上面と略同一面となるよう形成
している。
【0013】洗浄給水装置6は、バルブユニット12と
制御回路部13から構成している。バルブユニット12
は、給水を制御するための各種弁機構と大気開放弁等を
一体にしたもので、給水管との接続部および吐水部を備
える。本実施例のバルブユニット12は、止水機能を備
えた流量調節弁12aと、2個の大気開放弁12b、1
2cと、二方向切替弁12d、および、圧力センサ12
eを一体化してユニットとしている。また、このバルブ
ユニット12は、給水接続管12fを備えるとともに、
リム用吐水口12gおよびジェット用吐水口12hを備
える。給水接続管12fは、その先端が便器1の後部よ
り外方へ突出するよう形成され、ベースプレート11に
起設された給水接続管支持部11aで固定される。
【0014】ボウル部8の上端周縁のリム部14には、
リム通水路15をボウル部8の内方へ突出するよう環状
に形成し、このリム通水路15の底面にリム射水孔16
…を適宜間隔毎に、ボウル部8に対して斜めに開設して
いる。リム通水路15は、リム給水管17を介してバル
ブユニット12のリム用吐水口12gへ接続している。
なお、本実施例では、バルブユニット12を上方から装
着できるよう、各吐水口12g、12hをバルブユニッ
ト12の下側に設けている。このためリム給水管17は
略U字状に曲折させて、リム給水管17の接続部が略垂
直向きになるよう形成している。
【0015】ボウル部8の底部に、ジェットノズル18
をその噴射孔18aがトラップ排水路9の曲折部9cを
指向して取着する。このジェットノズル18は、ボウル
部8の内面側から挿入され、ボウル部8の底部側から固
定用ナット19で締付固定する。ジェットノズル18と
取付用孔との間にはパッキン20を設けている。ジェッ
トノズル18に、ジェット給水管21の一端を袋ナット
22を介して接続し、他端はバルブユニット12のジェ
ット用吐水口12hへ接続する。
【0016】図3に示すように、ベースプレート11に
は、下方へ略コ字状に突出させた給水管固定部11bを
形成している。そして、図4および図5に示すようにこ
の給水管固定部11bに設けた給水管取付孔11cにリ
ム給水管17、ジェット給水管21の先端を下方から挿
入し、平面視C型のスナップリング23を用いて各給水
管17、21を固定する。各給水管17、21には上下
2個所に拡径段部24a、24bが形成されており、そ
の間にガタ止め用リング25が設けられている。また、
各給水管17、21の先端部にはシールリング26が装
着されている。
【0017】そして、図6の分解斜視図に示すように、
ベースプレート11にリム給水管17およびジェット給
水管21を前述の方法で固定した後、上方からバルブユ
ニット12をリム用およびジェット用吐水口12g、1
2hがリムおよびジェット給水管17、21と嵌合する
ように装着して固定する。
【0018】なお、ベースプレート11にはボルト等の
締結部材の径よりも比較的大きな穴径の取付孔11d…
が形成されている。そして、図3に示すように比較的外
径の大きい座金等27を介してボルト等の締結部材28
を用いてベースプレート11を便器本体2へ固定する構
造としている。便器本体2は陶器製で寸法精度が低い
が、このような構造にすることでベースプレート11の
取付位置を所定の位置に調節することができる。
【0019】また、本実施例では流量調節弁12aに外
部パイロット式のダイヤフラム弁を用いているため、給
水時にパイロット流路からの水を外部へ排出する必要が
ある。そこで、図1および図2に示すように、ボウル部
8の後部で隔壁7の上方側に排水升29を形成し、排水
升29の下部とボウル部8側とを連通路30で連通し、
この排水升29へパイロット流路からの水を導水パイプ
31を介して排出する構成としている。同様に、大気開
放弁12b、12cから漏れた水についても他方の導水
パイプ32を介して排水升29へ導くよう構成してい
る。
【0020】図7は洗浄給水装置6のブロック構成図で
ある。給水接続管12fから供給される洗浄水は、流量
調節弁12aで流量を調節され、二方向切替弁12dで
流路を指定され、大気開放弁12b、12cを介してリ
ム給水管17またはジェット給水管21を通り、リム射
水孔16またはジェットノズル18からボウル部8また
はトラップ排水路9へ供給される。二方向切替弁12d
の上流側には圧力センサ12eを設けている。
【0021】制御回路部13は、例えばマイクロコンピ
ュータ等を用いて構成され、洗浄起動入力が与えられる
と、予め設定された順序で流量調節弁12a、二方向切
替弁12dを駆動して洗浄水の給水を行なう。また、制
御回路部13は、圧力センサ12eからの給水圧力信号
に基づいて流量調節弁12aの開度を調節して給水圧力
にかかわらず所定の流量が得られるよう制御している。
図2において、図示を省略しているが、この制御回路部
13とバルブユニット12との間はコネクタ等を用いて
接続されている。また、制御回路部13は全体をシリコ
ン樹脂等で封水した防水構造としている。
【0022】図8は洗浄給水順序の一例を示すタイムチ
ャートである。この実施例では、ボウル部の前洗浄を行
なった後にジェットノズル18へ給水してトラップ排水
路9内にサイホン作用を発生させ、ボウル部8内の汚
水、汚物を排出させる。さらに、サイホン作用が終了し
た後もしばらくの間ジェットノズル18への給水を継続
してボウル部8の底部の汚物や浮遊汚物をトラップ排水
路9内へ押し込み(ブロー効果)、その後、封水のため
の給水を行なう順序としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るベースプレートを介して便器本
体に設置された給水洗浄装置を備える水洗式便器を示す
縦断面図。
【図2】 図1の便器のカバー、便蓋および便座を取り
外した状態の平面図。
【図3】 図1のIII−III線断面図。
【図4】 リムおよびジェット給水管の固定構造を示す
斜視図。
【図5】 リムおよびジェット給水管の固定状態の断面
図。
【図6】 バルブユニットのリムおよびジェット給水管
との接続構造を示す分解斜視図。
【図7】 洗浄給水装置のブロック構成図。
【図8】 洗浄給水順序の一例を示すタイムチャート。
【図9】 従来の水洗式便器における洗浄給水装置の配
置構造を示す説明図。
【図10】 従来の水洗式便器における洗浄給水装置の
配置構造を示す説明図。
【図11】 従来の水洗式便器における洗浄給水装置の
配置構造を示す説明図。
【符号の説明】
1…水洗式便器 2…便器本体 6…洗浄給水装置 9…トラップ排水路 10…開口 11…ベースプレート 12…バルブユニット 13…制御回路部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 信次 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 新原 登 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−116127(JP,A) 実開 昭63−165376(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03D 11/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腰掛け式便器の後部上面に設けられた開
    口に、便器に接続される配管、電気的に作動する弁機構
    及び該弁機構を制御する制御回路部を含む洗浄給水装置
    を設置するためのベースプレートであって、前記便器の
    後部上面と略同じ高さに前記洗浄給水装置の一部を設置
    するためのプレートに、前記便器後部の内部空間におい
    て該便器の後部上面よりも低い位置に前記洗浄給水装置
    の他の一部を収容するための収容口を設けて成ること
    特徴とする便器装置用ベースプレート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のベースプレートを備え
    る便器装置。
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