JP3153987B2 - 便器の設置構造 - Google Patents

便器の設置構造

Info

Publication number
JP3153987B2
JP3153987B2 JP21040496A JP21040496A JP3153987B2 JP 3153987 B2 JP3153987 B2 JP 3153987B2 JP 21040496 A JP21040496 A JP 21040496A JP 21040496 A JP21040496 A JP 21040496A JP 3153987 B2 JP3153987 B2 JP 3153987B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet
cabinet
front plate
rear end
installation structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21040496A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1018393A (ja
Inventor
毅 岩越
満治 西岡
伸晃 岸
英博 中島
Original Assignee
株式会社イナックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社イナックス filed Critical 株式会社イナックス
Priority to JP21040496A priority Critical patent/JP3153987B2/ja
Publication of JPH1018393A publication Critical patent/JPH1018393A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3153987B2 publication Critical patent/JP3153987B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トイレの壁面に沿
って洗浄水タンクや給排水管等を収納するキャビネット
を取り付け、このキャビネットの前面へ便器を設置する
ための構造に関するものであって、便器を固定するため
のボルトが外側から観察されないようにすることを目的
とする。
【0002】
【従来の技術】トイレを乾式施工する手段として、図5
に示す如く、洗浄水タンク又はフラッシュバルブ等の給
水装置や給水管・排水管等の各種配管類を収納するキャ
ビネット10を壁面Wに沿って取り付け、このキャビネ
ットの前板14表面に後端部を当接させて洋風便器1を
設置する構造が従来採用されている。
【0003】キャビネット10の前面へ便器1を設置す
るには、図5乃至図7に示す如く、便器1の後端部を前
板14表面に当接させたのち、キャビネット10の裏面
側から、固定用ボルト30を便器1の後端部に形成した
フランジ部1aへ挿通し、室内側へ突出させたボルト3
0の先端部へナット31を螺合させて締めつける。ま
た、便器1の台座2の前端部を貫通させたボルト9を、
床面Fに固定したベース部材8へ螺合させることによ
り、便器1の前側における固定をなす。そして、排水管
21及び給水管22を前板14に形成した開孔14c,
14dを通じ、適当な接続部材25,26,27(図7
参照)を介して、便器1後端部の給水口及び排出口(い
ずれも図示せず)へ接続する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の設置構造
は、便器1の後端部をボルト30・ナット31を用いて
キャビネット10の前板14へ固定する構造のため、こ
の前板14が充分な強度を有する必要があり、それ故、
コストが高くなる。
【0005】またナット31が露出するため、ナット3
1にめっき等の表面仕上げを要し、それでもなお、充分
に満足できる美観性が得られるとは限らない。しかも、
ナット31部分は、便器1のフランジ部1aの表面から
突出するため、埃が溜まりやすい上に、清掃がしにくい
という問題を有している。
【0006】さらに、固定用ボルト30を挿通させるた
めのフランジ部1aを形成する必要があるため、便器1
の外表面形状が複雑になり、便器の製造性が悪いという
問題も有る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記従来の問題
点に鑑み創案された便器の設置構造であって、その特徴
とするところは、便器の後端部に形成した凹部の底部に
固定部材を挿通し、洗浄装置や配管類等が収められるキ
ャビネットの前板に、前記凹部と連通する切欠を形成し
たことにある。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明を実施するにあたり、使用
するキャビネットの種類については、特に制限を設けな
い。キャビネットの前板には、メラミン化粧板,DAP
(ジアリルフタレート)化粧板等の各種化粧合板,塩ビ
鋼板等の化粧鋼板,表面仕上げALC(軽量気泡コンク
リート)ボード,表面仕上げプラスターボード,タイル
パネル等が用いられ、天板には各種化粧合板のほか、人
造大理石や陶板等を用いることもできる。必要に応じ、
前板の裏面側に木製、鉄製又はアルミニウム製の補強材
が配設される。また、天板部分に、手洗器を設置する場
合もある。
【0009】さらに、トイレ内に空間的な余裕が有る場
合、図1に例示する如く、中央に位置する洗浄装置や配
管等の収納用キャビネット10の左右に、トイレットペ
ーパーや清掃用具等の備品を収納するためのキャビネッ
ト12,13を並設することもできる。
【0010】本発明に利用する便器は、後端部にフラン
ジ部を形成する代わりに、後端部に凹部を形成し、さら
に、該凹部の底部にボルト・ネジ・釘等の固定部材を挿
通させるための貫通孔を形成したところが従来と異なっ
ている。例えば、便器の後端部に排出口を有する場合、
その下側領域に凹部を形成する。
【0011】本発明においても、便器の後端部をキャビ
ネットの前板表面に当接させて設置する点は、従来と同
じである。但し本発明では、便器後端部の凹部の底部を
挿通させた固定部材で、便器の後部側を床面へ固定す
る。この作業は、便器をキャビネットの前面へ配置した
のち行われるが、本発明では、前板に切欠を形成し、該
切欠を通じて、キャビネット内から便器後端部の凹部へ
手が届くように構成したので、上記固定作業が可能であ
る。
【0012】便器の前側の固定については、従来と同様
の構造が採用され、台座の前面を貫通させたボルトを、
床面に固定したベース部材へ螺合させる構造を採用し得
る。
【0013】しかるのち、便器と排水管・給水管等との
接続、洗浄水タンク又はフラッシュバルブ等の給水装置
の配設などを行い、便器の設置作業を完了する。
【0014】
【実施例】図1及び図2は、本発明に基づく便器1の設
置構造の一例を示すものである。本発明に利用する便器
1は、従来のフランジ部を持たず、従って、台座2部分
は表面が滑らかで簡素な形状を有している。
【0015】便器1の後端部3には、排出口4の下側領
域に凹部5が形成され、該凹部5の底部6に、ボルト,
ネジ,釘等の固定部材を挿通させるための貫通孔6aが
形成されている。
【0016】本実施例では、左右に備品等の収納用キャ
ビネット12,13(図1参照)を並設すると共に、中
央キャビネット11の前板14を、洗浄水タンク23の
前面を覆う上半部14aと、便器1を当接させる下半部
14bとに分割構成した。かかる構成は、後述する施工
作業を容易にするために採用される。そして、前板上半
部14aは従来と同様でよいが、前板下半部14bにつ
いては、下端部まで達する切欠15が形成されている
(図4参照)。該切欠15は、キャビネット10の内部
空間17と便器後端部3の凹部5とを連通するものであ
る。また、排水管21及び給水管22は、この切欠15
を通じて便器1へ接続される。
【0017】便器1を設置する作業手順の概略を説明す
ると、次の如くである。まず、左右キャビネット12,
13を壁面Wに沿って所定箇所へ据え置いたのち、両者
の間へ前板下半部14bを配置し、その両端部を左右の
キャビネット12,13へ取着する。
【0018】次いで便器1を、その後端部3が前板下半
部14bの表面へ当接するように設置したのち、便器1
の前側については台座2の前端面から挿通したボルト9
を床面Fに固定したベース部材8へ螺合させ、後側につ
いては凹部5の底部6に形成した貫通孔6aから床Fへ
ネジ部材7をねじ込むことにより、便器1の固定をな
す。
【0019】なお、図3に示すように前板下半部14b
だけを取り付けた状態にあっては、キャビネット10は
半分の高さであって且つ上部が開口しているので、便器
後端部3の凹部5におけるネジ部材7のねじ込み作業
は、キャビネット10の内部側から前板下半部14bの
切欠15を通じて凹部5へ達する径路L(同図に二点鎖
線で示す)により行うことができる。
【0020】引き続き、キャビネット10内において、
適宜接続部材25,26,27(図4参照)を介し、便
器1へ排水管21及び排水管22を接続したのち、タン
ク載置板18を架設して洗浄水タンク23を設置する。
【0021】続けて、洗浄水タンク23と給水栓(図示
せず)との接続作業等、所要の配管作業を行ったのち、
前板上半部14aを洗浄水タンク23の前面へ装着し、
最後に天板16(図1参照)及び必要に応じ手洗器17
(図2参照)を設置して作業を終了する。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、便器をキャビネットの
前面へ当接させて設置するにあたり、便器の後端部をキ
ャビネットへ固定するのではなく、便器の後端部の凹部
に形成した貫通孔から挿通した固定部材で床へ固定する
ものであるから、キャビネットの前板の強度を高める必
要がなくなる。それ故、コストダウンを図ることが可能
である。
【0023】また、従来のようにナット等の固定部材が
露出することがなく、しかも、台座の外表面を簡素な形
状とすることができるので、美観性が改善されると共
に、清掃が容易となり、埃が溜まりにくくなるから、衛
生性も向上する。
【0024】さらに、台座形状の簡素化に伴い、便器の
製造性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る設置構造により設置された便器を
示す斜視図である。
【図2】本発明に係る便器の設置構造を示す側面断面図
である。
【図3】本発明に係る便器の設置構造により便器を設置
する途中状態を示す側面断面図である。
【図4】本発明に係る便器の設置構造に使用する前板下
半部と、給排水管の接続部材とを示す分解斜視図であ
る。
【図5】従来の便器の設置状況を示す斜視図である。
【図6】従来の便器の設置構造を示す側面断面図であ
る。
【図7】従来の便器の設置構造に使用する前板下半部
と、給排水管の接続部材とを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 便器 2 台座 3 便器後端部 4 排出口 5 凹部 6 凹部の底部 6a 貫通孔 7 ネジ部材(固定部材) 10 キャビネット 14 前板 14a 前板上半部 14b 前板下半部 15 切欠 F 床面 W 壁面
フロントページの続き (72)発明者 中島 英博 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株 式会社イナックス内 (56)参考文献 実開 平5−73083(JP,U) 実開 昭61−72300(JP,U) 実開 平1−84380(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03D 11/14 E03D 11/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄装置や配管類等を収めるキャビネッ
    トの前板表面に後端部を当接させて洋風便器を設置する
    ための構造であって、便器の後端部に形成した凹部の底
    部に固定部材が挿通され、前記キャビネットの前板に前
    記凹部と連通する切欠が形成されていることを特徴とす
    る便器の設置構造。
JP21040496A 1996-07-04 1996-07-04 便器の設置構造 Expired - Fee Related JP3153987B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21040496A JP3153987B2 (ja) 1996-07-04 1996-07-04 便器の設置構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21040496A JP3153987B2 (ja) 1996-07-04 1996-07-04 便器の設置構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1018393A JPH1018393A (ja) 1998-01-20
JP3153987B2 true JP3153987B2 (ja) 2001-04-09

Family

ID=16588760

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21040496A Expired - Fee Related JP3153987B2 (ja) 1996-07-04 1996-07-04 便器の設置構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3153987B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002188205A (ja) * 2000-12-20 2002-07-05 Shimizu Corp フレーム構造体の形成方法
JP7051280B2 (ja) * 2016-05-31 2022-04-11 株式会社Lixil 便器装置
JP7213855B2 (ja) * 2020-09-29 2023-01-27 株式会社Lixil 便器装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1018393A (ja) 1998-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6301838B1 (en) Waste discharge system comprising water closet carrier
JP3153987B2 (ja) 便器の設置構造
JP2529301B2 (ja) 浴室ユニット
JPS5835119Y2 (ja) 身障者用トイレユニツト
KR950006224Y1 (ko) 좌변기 시공용 받침대
JPH0335771Y2 (ja)
JPH0347235Y2 (ja)
JPH11303164A (ja) 配管ユニットの施工方法
JPH029242U (ja)
JP3263270B2 (ja) 浴槽のエプロン取り付け構造
JP2003138630A (ja) サニタリーユニットにおける壁掛型衛生設備機器の取付構造
JPH0727313Y2 (ja) 浴 室
JPS6231494Y2 (ja)
JP3503322B2 (ja) 配管ユニットの取付構造
JPH0751024Y2 (ja) 防水床パンへのポンプ取り付け構造
JP2583082Y2 (ja) 備え付け収納家具
JPH0237896Y2 (ja)
JPH0319823Y2 (ja)
JPH05171673A (ja) 小便器の取付け構造
JP3132741B2 (ja) 床下配管の点検口構造
JPS644930Y2 (ja)
JPH0750428Y2 (ja) 手洗器の取付け構造
JPH0542143Y2 (ja)
JPH0743468U (ja) トイレユニット及びトイレの施工構造
JP2530677Y2 (ja) 壁掛け型小便器用下部カバー装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees