JPH0750428Y2 - 手洗器の取付け構造 - Google Patents

手洗器の取付け構造

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JPH0750428Y2
JPH0750428Y2 JP1989051973U JP5197389U JPH0750428Y2 JP H0750428 Y2 JPH0750428 Y2 JP H0750428Y2 JP 1989051973 U JP1989051973 U JP 1989051973U JP 5197389 U JP5197389 U JP 5197389U JP H0750428 Y2 JPH0750428 Y2 JP H0750428Y2
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JP
Japan
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frame
wall
fixing screw
fixture
cover
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JP1989051973U
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JPH02144062U (ja
Inventor
勝 在津
竜一 貞許
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、クリーンルームや一般の洗面所等の壁に固定
される自動吐水型の手洗器の取付け構造に関する。
〔従来の技術〕
手洗器は便所等の壁を利用して固定されるのが一般的で
ある。そして、便所等のように室内のスペースが限られ
ていることから、壁面からの突き出しが小さくなるよう
な形状としたものが広く利用されている(実開昭60−11
1962号公報)。
近来になって、人の手を検知して吐水を自動的に開始し
たり停止するシステムを持つ自動水栓が公衆用等として
急速に普及してきた。これは、光電式のセンサや電磁弁
等を備えて、人の手を感知することによって電磁弁を開
閉させ、自動的に吐水するようにしたものである。
一方、手洗器の分野においても、たとえばクリーンルー
ムや病院等のように埃対策や衛生面の問題から自動水栓
が利用されるようになった。第10図及び第11図にその一
例を示す。
手洗器は、壁Aに固定するフレーム50に陶器製のボール
51を載せ、内蔵機器全体を隠すカバー52を備えている。
カバー52の中には、吐水ヘッド53及び温風ヘッド54を設
け、人の手を感知する光電式のセンサを利用することに
よって自動吐水及び自動温風吹き出しを可能としてい
る。また、ボール51には排水管51aが接続され、吐水ヘ
ッド53には温水タンク53aが接続されている。そして、
自動吐水のための電磁弁の開閉や温風ヒータ等への通電
を制御するコントローラ等もカバー52に内蔵され、表面
に設けた操作パネル55によって必要な操作を行う。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、フレーム50を壁Aに固定しその前面にカバー
52を一体化するため、手洗器が壁Aからかなり大きく突
き出る。特に、自動吐水や温風吹き出し等のために設け
る温水タンク53aや温風ファン等を収納するので、カバ
ー52の容積が大きくなる。このため、狭い便所の壁に据
え付けるには適当でない場合もあり、施工条件が限られ
てしまうことがある。
また、フレーム50は壁Aの中にねじ込む固定ビス50aに
よって固定される。一方、コントローラや他の機器の保
守点検をするとき、カバー52を取り外して更にフレーム
50も壁Aから取り去る場合もある。このときには、固定
ビス50aを壁Aから抜き取り、保守点検の後には再び固
定ビス50aをねじ込む作業となる。しかし、このような
作業を頻繁に行うと、固定ビス50aをねじ込む孔が大き
くなりがちであり、固定ビス50aが緩みやすくなる。ま
た、アンカーピン等を用いる固定構造であっても、同様
な結果となる。
このように、従来の手洗器では、壁からの突き出しが大
きくなってしまうことや、保守点検の際の障害も無視で
きないという問題がある。
そこで、本考案は、手洗器の壁からの突き出しを小さく
して室内を有効に利用できしかも内蔵機器の点検も簡単
に行えるようにすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の手洗器の取付け構造は、以上の目的を達成する
ために、建屋壁に設けた凹所の中に背部側を差し込んで
設置する手洗器であって、前記凹所の奥の壁に固定した
固定具と、前記手洗器のボール及び吐水ヘッド等の付帯
機器を前面側に装着したフレームと、これらの付帯機器
及びフレームを覆うカバーとを備え、前記固定具には固
定ネジ孔を設け、前記フレームにはその前面から固定ネ
ジを差し通し可能であって前記固定ネジ孔に整合する挿
通孔を設け、前記固定ネジと前記固定具の固定ネジ孔と
の螺合接合により前記固定具を介して前記フレームを前
記建屋壁に固定してなることを特徴とする。
また、凹所の開口縁であって建屋壁の表面に額縁状の化
粧パネルを取り付け、カバーを化粧パネルに着脱自在に
取り付けた構成としてもよい。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例により本考案の特徴を具体的に
説明する。
第1図は本考案の手洗器を据え付けたときの縦断面図、
第2図はカバーを除いて示す正面図、第3図は全体斜視
図である。
図において、手洗器は従来例と同様にフレーム1の上に
ボール2及びその他の機器を固定し、前面にカバー3を
着脱自在とした構成である。第4図は内蔵機器のみを示
す平面図であり、吐水ヘッド4に温水を供給するための
温水タンク4a,温風乾燥のための温風ファン5等が収納
されている。また、吐水ヘッド4への配管系に設ける電
磁弁や温風ファン5の作動を制御するためのコントロー
ラ(図示せず)も内蔵され、光電センサ6によって自動
吐水及び自動温風吹き出しを可能とした制御系を持たせ
ている。ボール2はフレーム1にボルト等によって固定
され、その底面に排水管2aを接続してこれを建屋側の配
管に連結している。また、温水タンク4aには給水管4bが
接続され、内蔵したヒータで加熱して吐水ヘッド4から
温水を噴出する。なお、第1図及び第2図では説明を簡
単にするために、内蔵機器の一部を省略している。
第5図はフレーム1の建屋壁20への固定を示す斜視図、
第6図は据え付け部の縦断面図である。
第6図に示すように建屋壁20にはフレーム1が納まる程
度の凹所21が形成され、その前面に化粧パネル22が取り
付けられている。化粧パネル22にはフレーム1を凹所21
の中に差し込むための取付け口23が開けられている。
フレーム1は、第5図に示すようにバックプレート1aと
ボール2やその他の機器を載せるためのベースプレート
1bを備えている。そして、このフレーム1は建屋壁20に
予め取り付ける一対の固定具7によって支持される。
第7図は正面から見て左側に位置する固定具7の斜視図
である。この固定具7は、鋼板等を素材としたもので、
上端及び下端に鋼板を矩形状に巻いた固定座7a,7bを備
えている。これらの固定座7a,7bは、上端のものが開口
方向の外側に位置し下端のものが中心側へ位置するよう
に中間部を傾斜させている。更に、固定座7a,7bには、
建屋壁20への取付け孔8及びフレーム1の固定ネジ孔9
がそれぞれ形成される。取付け孔8は固定座7a,7bの前
面から背部まで貫通し、取付けネジ10をこれに差し込ん
で建屋壁20にねじ込めるようになっている。また、固定
ネジ孔9はフレーム1を取付けるための固定ネジ11をね
じ込むためのタップを立てたものである。なお、右側に
配置される固定具7は第7図で示したものと左右対称と
した形状を持ち、取付け孔8や固定ネジ孔9等を同様に
形成したものである。
フレーム1のバックプレート1aには、固定具7の上下の
固定ネジ孔9の位置に合わせて取付けネジ10を差し込む
ための挿通孔12,13がそれぞれ設けらる。第8図はこれ
らの挿通孔12,13部分を拡大した示す正面図であり、上
側の挿通孔12は大径部12aの上側に小径部12bを一体に開
けた形状となっている。
手洗器の据え付けは次の要領で行う。
まず、第5図に示すように、フレーム1のバックプレー
ト1aの背部に固定具7を固定ネジ11によって仮止めして
一体化し、これをパネル22の開口23から凹所21に差し込
む。固定具7の上下の固定座7a,7bを凹所21の内壁21aに
突き当て、それぞれの取付け孔8の芯を壁面にけがく。
この後、フレーム1を固定具7と共に一旦外に取り出
し、けがいた部分に取付けネジ10をねじ込むための予備
孔を開ける。なお、アンカーピンを用いる場合には、ド
リルで穿孔した後ピンを孔に差し込む要領となる。
予備孔を開けた後に、フレーム1と一体化した固定具7
を再度開口23から差し込み、予備孔との位置合わせを確
認した後取付けネジ10によって上下の固定座7a,7bを内
壁21aに固定する。この固定の後、吐水ヘッド4やその
他の機器をフレーム1に取り付け、排水管2aや給水管4b
の接続及び電気配線等の工事を行う。
以上の作業の後、カバー3を化粧パネル22の前面に固定
する。このカバー3の固定のために、第9図に示すよう
に化粧パネル22の左右の縁部の複数個所に取付けリム22
aを形成してこれにネジ孔22bを設ける。そして、カバー
3には取付け孔3aをこれらのネジ孔22bに合わせて開け
ておき、取付けビス3bによってカバー3を着脱自在に取
り付ける。この作業により手洗器が据え付けられ、第3
図に示すように第11図の従来例の場合よりも壁からの突
き出しを小さくなる。
以上の構成において、建屋壁20に凹所21を設けてこの中
にフレーム1の後部側を埋め込むので、従来に比べて建
屋壁20からの突き出しが小さくなる。このため、狭い便
所等に備える場合でも、使い勝手に障害を与えることは
なく、据え付け場所の制限を受けることがない。また、
自動吐水や自動乾燥等の機器を組み込むために手洗器全
体が大型化しても、壁からの突き出しを小さくした施工
体が得られる。
更に、機器等の保守点検等の場合は、カバー3を取り除
いた後にフレーム1を固定具7に着脱することによって
簡単に行うことができる。すなわち、フレーム1は建屋
壁20に取り付けた固定具7に固定ネジ11によって連結さ
れているので、この固定ネジ11を外せばフレーム1を凹
所21から引き出すことができる。そして、フレーム1に
はボール2やその他の各機器が一体化されているので、
部品交換や保守点検が簡単に行える。また、作業の後に
フレーム1を据え付けるには、固定ネジ11を固定ネジ孔
9にねじ込むだけなので、常に一定の位置に正確に固定
できる。つまり、従来のように建屋壁に固定ビスやアン
カーピン等をねじ込む場合では、取り外しの頻度が高い
とネジが緩みやすくなるのに対し、固定具7を利用する
ので固定ネジ11による常に一定の締め付け力でフレーム
1を固定できる。したがって、コントローラ等の電気機
器等を含むために保守点検の頻度が比較的に高い仕様製
品であっても、据え付け位置がずれたりすることなく設
置できる。
また、固定具7の固定座7a,7bは鋼板を矩形状に巻いた
ものなので、現場施工によって奥行き方向の厚さを変え
ることができる。このため、新設の場合等に凹所21の深
さ寸法が適正でなくても、固定座7a,7bの厚さを変える
ことによって化粧パネル22とカバー3との間に隙間等が
生じることがない施工が可能となる。
〔考案の効果〕
本考案では、建屋壁に設けた凹所に背部側を差し込んで
手洗器を組み込むので、壁面からの手洗器の突き出しを
小さくすることができ、便所等の狭い据え付け条件であ
っても支障なく施工できる。
また、フレームは固定ネジを予め凹所の奥側の壁に取り
付けた固定具の固定ネジ孔に螺合することで連結される
ので、保守点検の際にフレームを頻繁に取り外しても固
定ネジと固定ネジ孔との間での螺合が確実に再現され
る。したがって、ビスを壁にねじ込むような施工に比べ
るとフレームを常に所定の位置に安定して保持すること
ができ、手洗器の姿勢が変わったり取付け位置がずれた
りすることもない。
更に、カバーを建屋壁に取り付けた化粧パネルに着脱自
在に備える場合では、カバーはフレーム側とは無縁にな
るので、機器を使用するときのフレームからの振動等の
伝達がなく、たとえばビスによって化粧パネルに連結す
るような場合でもこのビスの緩みが防止されるほか、振
動に起因する音の発生もなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の手洗器の据え付け状況を示す概略側面
断面図、第2図はカバーを除いて示す概略正面図、第3
図は全体斜視図、第4図は内部機器の概略平面図、第5
図はフレームと固定具を示す図、第6図は建屋壁に設け
た凹所の縦断面図、第7図は固定具及びフレームの取付
けを示す分解斜視図、第8図はフレームの部分正面図、
第9図はカバーと化粧パネルの取付け構造の一例を示す
横断面図、第10図は従来例の縦断面図、第11図はその斜
視図である。 1:フレーム、1a:バックプレート 1b:ベースプレート 2:ボール、2a:排水管 3:カバー、3a:取付け孔 3b:取付けビス 4:吐水ヘッド、4a:温水タンク 4b:給水管 5:温風ファン、6:光電センサ 7:固定具、7a,7b:固定座 8:取付け孔、9:固定ネジ孔 10:取付けネジ、11:固定ネジ 20:建屋壁、21:凹所 21a:内壁、22:化粧パネル 22a:取付けリム、22b:ネジ孔 23:開口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建屋壁に設けた凹所の中に背部側を差し込
    んで設置する手洗器であって、前記凹所の奥の壁に固定
    した固定具と、前記手洗器のボール及び吐水ヘッド等の
    付帯機器を前面側に装着したフレームと、これらの付帯
    機器及びフレームを覆うカバーとを備え、前記固定具に
    は固定ネジ孔を設け、前記フレームにはその前面から固
    定ネジを差し通し可能であって前記固定ネジ孔に整合す
    る挿通孔を設け、前記固定ネジと前記固定具の固定ネジ
    孔との螺合接合により前記固定具を介して前記フレーム
    を前記建屋壁に固定してなる手洗器の取付け構造。
  2. 【請求項2】前記凹所の開口縁であって前記建屋壁の表
    面に額縁状の化粧パネルを取り付け、前記カバーを前記
    化粧パネルに着脱自在に取り付けてなる請求項1記載の
    手洗器の取付け構造。
JP1989051973U 1989-05-01 1989-05-01 手洗器の取付け構造 Expired - Lifetime JPH0750428Y2 (ja)

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JPH0415113Y2 (ja) * 1987-09-12 1992-04-06

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