JP5455323B2 - 自動水栓付き洗面器ユニット - Google Patents
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Description
また従来、配管ユニットの前板に自動水栓付き洗面器を取り付けることがあるが、自動水栓の制御ボックスが洗面器の下方の前板に取り付けられて露出するため、車椅子の使用者が洗面器に近づく時に洗面器の下方の制御ボックスが邪魔になり、洗面器に十分に近づけないことがあった。
本発明は、縦材と横材で枠組み形成されたフレーム内に横引き配管が配設され、該フレームの前面には前板が、該フレームの天面には取り外し可能に天板が設けられて、前記前板に自動水栓付き洗面器が設置されてなる洗面器ユニットにおいて、
前記フレームは、左右両端側の前記縦材の上端に前後方向に延びる前後材がそれぞれ固定され、左右の前後材の前端側上面に掛け渡して左右方向に延びる前横材が取り付けられ、左右の前後材の後端側上面に掛け渡して左右方向に延びる後横材が取り付けられ、該前横材および後横材には、それぞれ左右両端側に、ビスを通すビス孔が形成されており、該ビス孔内に上方からビスを通し、該ビスを左右の前後材に締め付けることで、前横材および後横材の底面が左右の前後材の上面に固定され、ビスを外すことで、前横材および後横材は取り外すことができるように構成されてなり、
前記フレーム内には、横引き配管より上方に前記自動水栓の機能部が設けられている
ことを要旨とする。
また、フレーム内に隠蔽される自動水栓の機能部は、フレームの上端側の前横材および後横材および天板を取り外すことにより、容易に施工およびメンテナンスを行うことができ、また、機能部の交換作業等も容易に行うことができ、作業時に低い姿勢をとる必要がなく、作業が楽に行えるものとなる。また、従来に比べて配管ユニットの奥行寸法を小さくすることができる。
こうすれば、ケーシングの上面側を外して、自動水栓の機能部のメンテナンスをフレームの上面側から容易に行うことができる。
図1は、洗面器ユニットと、手洗器ユニットと、便器ユニットの設置状態の平面構成図であり、図2は、分解斜視図である。また図3は、各ユニットに洗面器,手洗器,便器を取り付ける前の外観斜視図であり、また図4は、各ユニットを構成するフレームの配置状態の斜視構成図である。
また、手洗器ユニット9は、フレーム10の前面に、前板11(前板本体11aと着脱前板11bで構成される)が取り付けられ、フレーム10の天面には天板12が取り付けられ、フレーム10の側面に側板24が取り付けられ、前板本体11aの前面に、手洗器13とペーパーホルダー14とL型手摺り15が設置されたものである。
なお、前板本体11aには、便器20に取り付けられる温水洗浄便座のリモコン25と、便器洗浄ボタンXと、非常用呼び出しボタンYが設けられる。
この排水横引き配管26の下流端は、図示しない下水管に接続されるものである。
また、排水横引き配管26からフレーム10内で立ち上げ状に通気管27が配管されており、フレーム17内においても通気管27が立ち上げ状に配管されている。
洗面器ユニット1を構成するフレーム2は、縦方向の縦材2a,2a,2a,2aが左右に間隔をおいて四本立設され、この縦材2a,2a,2a,2aの下端側は左右方向に延びる横材2bで連結されており、左右両端側の縦材2a,2aの上端には、前後方向に延びる前後材2e,2eの前端がそれぞれ溶接で固定され、前後材2e,2eの後端下面には、壁に固定するための壁固定金具2fが溶接で設けられている。
また、図7に平面図で示すように、左右の前後材2e,2eの前端側上面に掛け渡して左右方向に延びる前横材2cが取り付けられ、左右の前後材2e,2eの後端側上面に掛け渡して左右方向に延びる後横材2dが取り付けられている。
なお、この前横材2cおよび後横材2dの上面に取り付けられる天板4は、面ファスナーで容易に着脱できるように構成されている。
なお、図6中31は、洗面器6を引っ掛けるための引っ掛けフックである。
なお、この横材10bの上面に取り付けられる天板12は、面ファスナーで容易に着脱できるように構成されている。
なお、この横材10bの上面に取り付けられる天板19は、面ファスナーで容易に着脱できるように構成されている。
フレーム2内には、給水横引き配管28から上向きに立ち上げて止水栓29が接続されており、この止水栓29の側方に、自動水栓の機能部30が配置されている。
自動水栓の機能部30は分割可能なケーシングを有しており、ケーシングの一部となるケーシングカバー30aが機能部から着脱可能となっている。この機能部30は、ケーシングが上下方向に分割可能となるようにフレーム2内に上向きに配置されており、ケーシングカバー30aが上方向へ取り外し可能となっている。
一方、フレーム10内においては、フレーム10の左端側に給水横引き配管28から上向きに立ち上げて止水栓32が接続され、止水栓32の側方に自動水栓の機能部33が配置されている。
この機能部33は、ケーシングが前後方向に分割可能となるようにフレーム2内に前向きに配置されており、ケーシングカバーが前方向へ取り外し可能となっている。
また、止水栓29,32の上面には、図7および図8に示すように、止水栓の開閉操作を行うためのマイナスドライバーを嵌め込むドライバー溝29aが形成されている。
なお、図中8は、洗面器6に取り付けられた石鹸入れである。また、図中6aは、洗面器6の排水口である。
また同様に、手洗器13の自動水栓の機能部33においても、吐水口に手をかざした時に、センサーが手を検知すると、自動的に電磁弁を開けて、手洗器13内に自動吐水できるように構成されている。
また、自動水栓の機能部30の奥行き寸法は、前横材2cと後横材2dの間の前後方向の隙間より大きく、平面視において、前横材2cと後横材2dが自動水栓の機能部30の一部を覆う形となっており、自動水栓の機能部30はフレーム2から取り出せないが、図7の状態から、ビス35を外して、前横材2cおよび後横材2dを取り外すと、図8のような状態となり、この状態では、フレーム2内から自動水栓の機能部30を外部に取り出すことができ、機能部30の交換や修理作業等が容易に行えるものである。
また、前横材2cおよび後横材2dを取り外した状態で、フレーム2内に止水栓29および機能部30を容易に設置することができ、施工も容易に行えるものである。
なお、止水栓29,32および自動水栓の機能部30,33は、給水横引き配管28の上方に設けられるため、給水横引き配管28に干渉することなく良好に設置できるものである。
特に、洗面器ユニット1では、メンテナンス時等に低い姿勢をとる必要がなく、立った状態で、容易に止水栓29の開閉および流量調節あるいは機能部30のメンテナンス等を行うことができるものである。
また、前面側へ突出して洗面器6は設置されるため、前方側から車椅子で容易に洗面器6に近づいて、洗面器6を使用することができ、従来のように、機能部30,33は前板3,11の前面に露出しないために、設置状態の意匠性が向上したものとなる。
また、自動水栓付き洗面器は、自動水栓と洗面器が一体になったものだけでなく、水栓が自動水栓である洗面器ユニットであれば、一体であるか別体であるかに関係なく、洗面器の上方の前板に自動水栓が取り付けられるものも含むものである。
2 フレーム
2a 縦材
2b 横材
2c 前横材
2d 後横材
2e 前後材
2f 壁固定金具
3 前板
4 天板
6 洗面器
6b 排水トラップ
7 自動水栓の吐水部
9 手洗器ユニット
10 フレーム
11 前板
11a 前板本体
11b 着脱前板
13 手洗器
16 便器ユニット
17 フレーム
18 前板
18a 上前板
18b 下前板
18c 側前板
19 天板
20 便器
21 手摺り
26 排水横引き配管
28 給水横引き配管
29,32 止水栓
30,33 自動水栓の機能部
30a ケーシングカバー
35 ビス
35a ビス孔
Claims (2)
- 縦材と横材で枠組み形成されたフレーム内に横引き配管が配設され、該フレームの前面には前板が、該フレームの天面には取り外し可能に天板が設けられて、前記前板に自動水栓付き洗面器が設置されてなる洗面器ユニットにおいて、
前記フレームは、左右両端側の前記縦材の上端に前後方向に延びる前後材がそれぞれ固定され、左右の前後材の前端側上面に掛け渡して左右方向に延びる前横材が取り付けられ、左右の前後材の後端側上面に掛け渡して左右方向に延びる後横材が取り付けられ、該前横材および後横材には、それぞれ左右両端側に、ビスを通すビス孔が形成されており、該ビス孔内に上方からビスを通し、該ビスを左右の前後材に締め付けることで、前横材および後横材の底面が左右の前後材の上面に固定され、ビスを外すことで、前横材および後横材は取り外すことができるように構成されてなり、
前記フレーム内には、横引き配管より上方に前記自動水栓の機能部が設けられている
ことを特徴とする自動水栓付き洗面器ユニット。 - 前記自動水栓の機能部は、分割可能なケーシングを有しており、ケーシングが上下方向に分割可能となるように配置されている
請求項1に記載の自動水栓付き洗面器ユニット。
Priority Applications (1)
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JP2008128948A JP5455323B2 (ja) | 2008-05-15 | 2008-05-15 | 自動水栓付き洗面器ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008128948A JP5455323B2 (ja) | 2008-05-15 | 2008-05-15 | 自動水栓付き洗面器ユニット |
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Family
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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2008
- 2008-05-15 JP JP2008128948A patent/JP5455323B2/ja not_active Expired - Fee Related
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