JP3871579B2 - トイレットペーパーホルダー用防水カバー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トイレットペーパーホルダーに装着されたトイレットペーパーに水がかかって使用不能になる事態を避けるためのトイレットペーパーホルダー用防水カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、いわゆるワンルームマンション、アパート、ビジネスホテル等のように少ない面積を有効利用しなければならない小規模住居にあっては、バスルームがバスタブ、シャワー、洗面台、トイレの各機能を備えたユニットバス構造が広く採用されている。
【0003】
ユニットバス構造は、主にプラスチック素材を活用して床、壁、天井がコンパクトにまとめられており、バスタブ、シャワー設備、洗面用流し、鏡、照明、換気扇など一式が組み合わされてユニット化されたものが工場生産されており、温・冷水配管および排水部、ならびに電気配線を接続すれば、すぐに使用できるような構造のものが多い。
【0004】
このようなユニットバス構造は、床面、壁面、天井、これらの接合部、ドア部などの各部における漏水や湯気の放出などに関しても十分に配慮されており、現場施工の初歩的失敗がない限り、大きな問題は生じないように形成されている。
【0005】
この種ユニットバスでは、バス、シャワー使用にあたってシャワーカーテンを適切に利用すれば、トイレや洗面台方向にシャワー飛沫がかかることは防止できる。しかしながら、シャワーカーテンの利用が不適切であったり、床面積を極端に節減するためにシャワーカーテンを省略した設備などにあっては、シャワーからの水滴が広範囲にわたって飛散し、トイレ側に設置されているトイレットペーパーホルダーにかかってしまうことがある。トイレットペーパーホルダーに水滴がかかれば、濡れている間のトイレットペーパーの使用は不可能となり、例えトイレットペーパーを乾燥させたとしても使用感を悪くする。
【0006】
また、水滴がトイレットペーパーホルダーに直接かからないにしても、バスタブに温水を張って入浴する際に湿気が充満することによりトイレットペーパーが吸湿してしまうこともあり、使用感を低下させ、極端な場合には取り外して乾燥しなければならないような事態に至ることがある。このような失敗に懲りてシャワー使用時や入浴時に前以ってトイレットペーパーを取り外すような対策をとることもあるが、失念することも多い上あまりに煩雑で実用上は極めて不便な対策となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、上述のような背景を踏まえて、トイレットペーパーホルダーにシャワーヘッドや蛇口からの飛沫によって水濡れを生じ、あるいは充満する湯気によって吸湿してしまう事態を回避するためのトイレットペーパーホルダー用防水カバーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の課題は、請求項1に記載するように、既設のトイレットペーパーホルダー背面と一体化して取り付け可能に構成され、かつ両側面を覆う硬質材製の防水カバー本体1と、トイレットペーパーホルダーの頂部から前面にかけて覆うように垂下する防水カバー蓋であって、必要に応じてめくり上げて内部のトイレットペーパーを所要長さずつ取り出すことが出来る軟質材製の防水カバー蓋2と、からなり、前記防水カバー蓋を垂下状態に保持するために該防水カバーの下端裏面に配設された下部掛け止め手段を具備する、トイレットペーパーホルダー用防水カバー、によって解決される。
【0009】
また、本発明の課題は、請求項2に記載するように、水滴や飛沫の飛散する虞がない場合に、トイレットペーパーの取り出しを容易にするために、前記防水カバーを上方にめくり上げた状態で保持するための前記防水カバーの頂部付近と前記防水カバー蓋の下端表側に配設された上部掛け止め手段を有する、トイレットペーパーホルダー防水カバーによって解決される。ユニットバスのようにシャワー、浴槽、トイレ等が集約されたこの種設備であっても、水滴や飛沫の飛散を伴うシャワー使用や入浴の機会はトイレ使用の機会に比して少ないのが一般である。水滴や飛沫の飛散する虞がない場合にも防水カバーを垂下させた防水状態としておくことは、トイレットペーパー取り出し操作をやや煩雑にする。したがって、水滴や飛沫の飛散する虞がない場合には防水カバーをめくり上げておき、トイレットペーパー取出しを阻害しないように構成するほうが合理的である。この場合、上述のように上部掛け止め手段により防水カバーをめくり上げておくことが可能であるように構成している。本発明にかかるトイレットペーパーホルダー防水カバーの防水カバー本体は、硬質プラスチック、金属薄板等の硬質材で形成することが望ましい。また、防水カバー蓋は、塩化ビニル、ポリエチレン等のプラスチックフィルムが適しており、また防水処理の施された布地や不織布等とすることができる。さらに、この防水カバー蓋を垂下させて内部を防水状態に維持するための下部掛け止め手段、水滴や飛沫の飛散の虞がない場合に、防水カバーをめくりあげた状態に保持する上部掛け止め手段としては、凹部および凸部の組合せからなるスナップフィット、一対の平面ファスナー、フェライトまたは金属磁石と強磁性体板片からなる磁気スナップ(ファスナー)等を採用することが出来る。
【0010】
本発明にかかるトイレットペーパーホルダー用防水カバーは、防水カバー本体を既設のトイレットペーパーホルダーに対して付加的に取り付けるものである。そして、防水カバー本体の頂部奥側において防水カバー蓋の上端部を嵌合、接着、補助材を利用した締付け等の適宜手段によって防水状態となるように取り付けるものである。かかる構造において防水カバー蓋を垂下させ、かつ下部掛け止め手段を機能させることにより、シャワー使用時をはじめ、入浴、洗面、清掃等の際における過誤ないし不可避的な水滴、飛沫、水流等の浸漬を確実に防護することが出来る。シャワー使用時をはじめ、入浴、洗面、清掃等が行なわれない状態では、防水カバー蓋をめくり上げた状態で上部掛け止め手段を機能させておくことにより、トイレットペーパー取り出しの際の煩雑さを解消することが出来る。なお、軟質材製の防水カバー蓋は硬質材製の防水カバー本体とは別個に製作されるものであるから、損傷、汚損、デザインの陳腐化等を考慮して新規のカバー蓋と適宜交換可能である。
【0011】
本発明にかかるトイレットペーパーホルダー用防水カバー本体の底部は開放しておいてもよく、また底部を形成しておき、1ないし複数のドレン穴を設けて滞水がないように構成してもよい。
【0012】
本発明にかかるトイレットペーパーホルダー用防水カバーによれば、シャワー使用時やバスタブでの入浴時における飛沫、水滴、湯気による過度の湿気等によりトイレットペーパーが使用不能になる事態を回避することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、添付図を参照しながら本発明にかかるトイレットペーパーホルダー用防水カバーの実施の形態について開示する。図1は本発明にかかるトイレットペーパーホルダー用防水カバーの構成例を示す斜視図である。破線で略示されたトイレットペーパーTPを保持するトイレットペーパーホルダーは、一般に使用されている形態であるので本図においては詳細な形態は省略している。
【0014】
この実施の形態では、防水カバー本体1は硬質材からなり、取付け壁面とトイレットペーパーホルダーとの間に間挿され取付けられている。防水カバー蓋2は、この実施の形態では塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等のやや厚めのフィルムのような軟質材である。この軟質材である防水カバー蓋2の左右端部には、防水カバー本体1の上端および前端部を覆う折り曲げ部3が設けられている。
【0015】
この折り曲げ部3は、防水カバー本体1と防水カバー蓋2との隙間をなくし、水滴の侵入を防止するために機能するものであり、材質やデザイ上の便宜により深浅を決めることができる。なお、この折り曲げ部3には、後述のように下端を上部までめくり上げる動作を阻害しないように2〜4箇所の切り込み7を設けておくことが望ましい。
【0016】
防水カバー蓋2の上部と下端前部には、適宜上部掛け止め手段4及び下部掛け止め手段5を取付け、必要に応じて防水カバー蓋2の下端を上部にめくり上げて引き止めておくことができる。これはシャワー等を使用しないときはトイレットペーパーTPの下端を引き出し易くするものであり、シャワー使用時または入浴時にのみ防水カバー蓋2が全体を覆うようにするものである。この掛け止め手段4、掛け止め手段5は特に限定されないが、例えば凹凸嵌合部を有するスナップ、一対のマジックファスナー(商品名)、フェライトまたは金属の永久磁石のような磁力発生材および鉄板のような強磁性吸着材等とすることができる。
【0017】
このような構成によれば、必要に応じて防水カバー蓋2の下端側を引き上げてトイレットペーパーの使用を容易にするか、全体を覆うようにするかを適宜選択することができる。なお、防水カバー本体1の頂部と防水カバー蓋2の上端部との嵌合取付け部6は、防水が可能な構造で着脱可能にすることもできる。
【0018】
図1に示す実施の形態は、一般に採用されている構造による既設トイレットペーパーホルダーに対して付加する放水カバー本体1および防水カバー蓋2として開示しているが、防水カバー本体1をトイレットペーパーホルダー本体と一体化させて製作し、例えば図1の取り付け部6に防水カバー蓋2を嵌合等の適宜手段により取付ける構造に形成しておくことができる。
【0019】
このように当初から防水機能を考慮したトイレットペーパーホルダーの構造であれば、防水カバー蓋2のみをホルダーに着脱することで容易に防水効果が得られる。この防水カバー蓋2を嵌合等により取付け可能とすることにより、異なるデザイン、色彩、素材などのものと適宜交換可能となり、損傷、汚損、デザインの陳腐化などの際に容易に取り替え可能となる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にかかるトイレットペーパーホルダー用防水カバーによれば、簡易な構成でありながらシャワー使用時や入浴時における水滴や飛沫によりトイレットペーパーが濡れてしまって使用感が悪くなったり、極端な場合は使用不能になる事態を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるトイレットペーパーホルダー用防水カバーの基本構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 防水カバー本体
2 防水カバー蓋
3 折り曲げ部
4 上部掛け止め手段
5 下部掛け止め手段
6 嵌合取付け部
7 切り込み
TP トイレットペーパー
Claims (2)
- 既設のトイレットペーパーホルダー背面と一体化して取り付け可能に構成され、かつ両側面を覆う硬質材製の防水カバー本体と、トイレットペーパーホルダーの頂部から前面にかけて覆うように垂下する防水カバー蓋であって、必要に応じてめくり上げて内部のトイレットペーパーを取り出すことが出来る軟質材製の防水カバー蓋と、からなり、前記防水カバー蓋を垂下させた防水状態に保持するために該防水カバーの下端裏面に配設された下部掛け止め手段を具備すること、を特徴とするトイレットペーパーホルダー用防水カバー。
- 水滴や飛沫の飛散する虞がない場合に、前記防水カバーを上方にめくり上げた状態で保持するために前記防水カバーの頂部付近と前記防水カバー蓋の下端表側とに配設された上部掛け止め手段を有すること、を特徴とする請求項1記載のトイレットペーパーホルダー防水カバー。
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