JP2006271851A

JP2006271851A - フックレール付カウンター

Info

Publication number: JP2006271851A
Application number: JP2005098933A
Authority: JP
Inventors: Ryoichi Harada; 亮一原田; Kazuhiro Tamura; 和博田村
Original assignee: Toto Ltd
Current assignee: Toto Ltd
Priority date: 2005-03-30
Filing date: 2005-03-30
Publication date: 2006-10-12

Abstract

【課題】本発明は、良好な美観とカウンター下空間の有効利用を呈することのできるフックレール付カウンターを提供することにある。
【解決手段】室内の壁面に沿って取り付けられたカウンター本体と、カウンター本体を固定する固定部を覆うように、前面に位置する化粧カバーの下部にカウンターを固定する壁面から一定距離離間させ形成する化粧カバー離間後部と、化粧カバー離間前部とで形成された横方向に移動自在な開口を有し、開口に着脱自在にフックを挿通させると共に、フックは開口に挿通した状態で、壁面部と近接するフック背面部と、フック背面部から前方且つ上方にせり上がる収納係止部を設け、フックは開口部の横方向端部外の箇所でも着脱自在であることを特徴としたフックレール付カウンターなので、取付部材やねじ等が露出しないため、良好な美観を呈するとともに、カウンター下の空間を有効に利用できる。
【選択図】図１

Description

本発明は、室内の壁面に沿って取り付けられたカウンター本体に取り付けられた化粧カバーの下部に横方向に移動可能なフック付レールを設けたフックレールカバー付カウンターに関する発明である。

従来、例えば浴室の収納については、意匠性、使い勝手等の面から様々な工夫がされ、提案されてきた。しかし、浴室内で収納するものとして、入浴時に利用するもの例えばシャンプーや液体石鹸等のボトル状の容器のものと、男性用の髭剃りやボディブラシ、ボディタオル（洗浄時に使用するナイロン製のタオル）スポンジ等の洗体行為時に利用する水切れの悪いものと、入浴後の清掃の際に使用する浴槽洗剤等におおよそ分類される。
特に洗体行為時に利用する水切れの悪いものは、入浴後もしばらくポタポタと水が垂れるため、たとえタオル掛けに掛けたとしても次の入浴者は不快な思いをしていた。
そこで従来の技術では、利用者の目の入り難いカウンターの下にフックを設けて、このフックに清掃のブラシ等水が垂れて不快感のあるものを一時的な利用も含めて、吊下げて利用できるように提案されていた（例えば特許文献1参照。）。
特開2002−291640号公報

しかし、カウンターの下に単にフックを設けただけでは設置されているフックに収納物を掛けるしかなく、1つのフックに複数の収納物を掛けることとなり、見栄えも悪く不潔になってしまう。また、フックの設けられる場所は、カウンターを固定しているビスの位置に限定されてしまうため、フックの増減やフック間の間隔を変更することができないという問題が生じる。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本発明は、良好な美観とカウンター下空間の有効利用を図れるフックレール付カウンターを提供することにある。

本発明に係るフックレール付カウンターは、上記目的を達成するために請求項１記載の発明のように、室内の壁面に沿って取り付けられたカウンター本体と、カウンター本体を固定する固定部を覆うように、前面に位置する化粧カバーの下部にカウンターを固定する壁面部から一定距離離間させ形成する化粧カバー離間後部と、化粧カバー離間前部とで形成された横方向に移動自在な開口を有し、開口に着脱自在にフックを挿通させると共に、
フックは開口に挿通した状態で、壁面部と近接するフック背面部と、フック背面部から前方且つ上方にせり上がる収納係止部を設け、フックは開口部の横方向端部外の箇所でも着脱自在とした。

本発明によれば、取付部材やねじ等が露出しないため、良好な美観を呈するとともに、カウンター下の空間を有効利用できるという効果がある。

図１は、本発明に係る実施の形態の一例(例えば浴室ユニットで採用した場合)を示す。

図1は、フックレールカバー付カウンター15を室内例えば浴室の壁面8に取り付けた状態を示した断面図である。
フックレールカバー付カウンター15は、カウンター本体1と、このカウンター本体1を壁面8にねじで固定し、このねじを意匠性を向上させる目的でこの固定部2であるねじを隠す化粧カバー3と、この化粧カバー3を固定するための化粧カバー取付材16と、この化粧カバー3の下部4に設けられたフック9を着脱自在に挿通させることができる開口部7からなっている。

上記カウンター本体1は、その前面に形成した孔にねじ等の固定部2を挿入し、壁面8内部に固定されている。また、化粧カバー3を固定するための化粧カバー取付材16は、その前面に形成した孔にねじ等の固定部2を挿入し、カウンター本体1に複数固定されている。化粧カバー3は、カウンター本体1を固定する固定部2を覆うように、上記化粧カバー取付材16の係合上部17と係合下部18に係合し、固定されている。上記化粧カバー3の下部4には、カウンター本体1を固定する壁面部8から一定距離離間させ形成する化粧カバー離間後部5と、化粧カバー離間前部6とで形成された横方向に移動自在な開口7を有しており、この開口部に着脱自在なフック9を挿通させることができる。

上記化粧カバー3の下部4にある化粧カバー離間後部5は、カウンターを固定する壁面部8から一定距離離間させ、また横方向に移動自在な開口7をフック9の厚みより若干大きくすることで、スムーズな着脱とスムーズな横移動を可能としている。

上記フック9は、フック背面部10の一部を突出させ、カウンター本体1を固定する壁面部8と近接させることで、フック9使用時にフック背面部10の一部と壁面部8が接触することで、安定したがたつきの少ない使い勝手を可能としている。
また、フック9は前記背面部10において略水平に立ち上がる第2の背面部13を備え、前記第2の背面部13上端から室内側に屈曲し形成するレール係止部12を備えている。前期レール係止部12は、スムーズかつ開口部7の端部外の箇所でも着脱自在であるように略90°屈曲しており、また通常使用時には不意に外れないよう、レール係止部12には一定の係り幅をもたせている。

上記化粧カバー取付材16は、カウンター本体1とは別体であるため、既存のカウンターであっても、カウンターを固定部2で固定するような形態であるものであれば、上記化粧カバー取付材を取り付けることで、容易に化粧カバーを取り付けることができ、ひいては容易にフックも取り付けることができる。

上記フックレールカバー付カウンター15は、室内の壁面8に沿って取り付けられたカウンター本体1と、カウンター本体1を固定する固定部2を、前面に位置する化粧カバー3が覆い固定部2が露出しないため、良好な美観を呈するとともに、カウンター下の空間を有効利用することができる。

図２は、請求項１に関わる発明に対応する実施の形態の一例を示し、取付状態の断面図である。上記フックレールカバー付カウンターと異なる点のみ説明する。

図２は、フックレールカバー付カウンター15を室内例えば浴室の壁面8に取付けた状態を示した断面図である。
フックレールカバー付カウンター15は、カウンター本体1と、このカウンター本体1を壁面8にねじで固定し、このねじを意匠性を向上させる目的でこの固定部2であるねじを隠す化粧カバーと、この化粧カバー3の下部4に設けられたフック9を着脱自在に挿通させることができる開口部7からなっている。

上記カウンター本体1は、その前面に形成した孔にねじ等の固定部2を挿入し、壁面8内部に固定されている。カウンター本体1の前面及び下面には、カウンター本体と一体の係合部が設けられており、化粧カバー3は、カウンター本体1を固定する固定部2を覆うように、上記係合上部17と係合下部18に係合し、固定されている。上記化粧カバー3の下部4には、カウンター本体1を固定する壁面部8から一定距離離間させ形成する化粧カバー離間後部5と、化粧カバー離間前部6とで形成された横方向に移動自在な開口7を有しており、この開口部に着脱自在なフック9を挿通させることができる。

上記カウンターは、化粧カバー取付材とカウンター本体が一体でできており、施工部材が少ないため、材料コストの低減、施工作業の簡略化を図ることが可能である。

本発明の実施の形態の一例を示した取付け状態の断面図である。本発明の他の実施の形態の一例を示した取り付け状態の断面図である。

符号の説明

１…カウンター本体
２…固定部
３…化粧カバー
４…化粧カバー下部
５…化粧カバー離間後部
６…化粧カバー離間前部
７…開口部
８…壁面
９…フック本体
１０…フック背面部
１１…収納係止部
１２…レール係止部
１３…第２の背面部
１４…傾斜部
１５…フックレール付カウンター
１６…化粧カバー取付材
１７…係合上部
１８…係合下部

Claims

室内の壁面に沿って取り付けられたカウンター本体と、
前記カウンター本体を固定する固定部を覆うように、
前面に位置する化粧カバーの下部に
前記カウンターを固定する壁面から一定距離離間させ形成する化粧カバー離間後部と、化粧カバー離間前部とで形成された横方向に移動自在な開口を有し、
前記開口に着脱自在にフックを挿通させると共に、
前記フックは前記開口に挿通した状態で、
前記壁面部と近接するフック背面部と、
前記フック背面部から前方且つ上方にせり上がる収納係止部を設け、
前記フックは前記開口部の横方向端部外の箇所でも着脱自在であることを特徴とするフックレール付カウンター。
前記フックは側面視において、前記背面部より前方に傾斜する傾斜部と、この傾斜部から前記背面部と略平行に立ち上がる第２の背面部を備え、前記第２の背面部上端から室内側に略90°屈曲し形成するレール係止部からなることを特徴とする請求項１記載のフックレール付きカウンター。