JP7093146B2 - 床置き式便器 - Google Patents
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Description
床面上に取り付けられる床置き式便器であって、
周状の下端面を有し、前記床面上に載置された状態で前記床面と閉じた空間を形成する便器本体と、
前記下端面と前記床面との間に介在するシール材と、
を備え、
前記シール材は、前記下端面に沿う周方向の少なくとも1箇所に、前記空間が開放される開放部が形成されていることを特徴とする。
この場合、この床置き式便器は、前端側において下端面と床面との間にシール材が連続的に介在するため、前端側に尿飛沫などが伝わる場合でも、下端面と床面との間に入り込むことを防ぐことができる。また、床置き式便器は、開放部は、便器本体における後端側に形成されることで、前端側から開放部が視認し難く、見栄えを良くすることができる。
前記凹部は、前記シール材を係止する係止部が設けられ得る。
この場合、この床置き式便器は、シール材を凹部に収納することで、シール材が視認し難くなるため、見栄えを良くすることができる。その上で、床置き式便器は、シール材が係止部に係止するため、シール材が外れ難くなる。
この場合、この床置き式便器のシール材は、便器本体の外周面よりも外側に突出していないため、外側から引っ掛かり難く、外れ難くなる。また、この床置き式便器は、外側から視認し難くなり、見栄えを良くすることができる。
実施例1の床置き式便器10(以下、単に便器10ともいう)は、トイレルームの床面F上に設置される床置き式の水洗式便器である。便器10は、図1、図2に示すように、便器本体20、及びシール材60を備えている。便器本体20は、周状の下端面42を有している。便器本体20は、図3に示すように、下端面42が床面Fに対向するように、床面F上に載置されている。便器本体20は、下端面42と床面Fとの間に介在するシール材60によって、床面Fに密着されている。
便器本体20は、図3に示すように、下端面42が床面Fと対向するように、床面F上に載置される。便器本体20は、床面F上に載置された状態で床面Fと閉じた空間Sを形成する。具体的には、便鉢部21、後側壁部33、下側壁部40、及び排水管50は、床面Fとともに下端部41側において閉じた空間Sを形成する。
実施例1の便器10は、シール材60が便器本体20の下端面42と床面Fとの間に介在する部分では、便器本体20の下端面と床面Fとの間に尿や水が入り込むことを防ぐことができる。その上で、便器10は、シール材60において下端面42に沿う周方向の少なくとも1箇所に、床面Fと便器本体20とによって形成される空間Sが開放される開放部61が形成されている。そのため、便器10は、空間S内で漏水や結露が生じた場合でも、図3に示す矢印T1のように、開放部61から水を外側に流れ出させることができる。これにより、便器10は、空間S内で生じる漏水や結露水を検知することができる。
次に、実施例2について説明する。
実施例2の床置き式便器10は、主に便器本体20にシール材60を嵌め込む凹部45を設けない点が実施例1と異なる。その他の構成は実施例1と同一であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
シール材60は、例えば、その上面に予め両面テープ又は接着剤を設けておき、この両面テープ又は接着剤を介して便器本体20の下端面42に仮固定しておく。このような状態の便器本体20は、床面Fの所定位置に載置されることで、床面Fにシール材60の底面が当接する。シール材60は、便器本体20に押し潰されるように、便器本体20の下端面42と、床面Fに密着状態となる。このようにして、便器10が床面F上に取り付けられる。
(1)実施例1,2では、シール材60は、周方向において後方側の1箇所に開放部61が形成されていたが、開放部61の数や位置はこれに限定されない。
(2)実施例1,2では、シール材60は、乾式の部材であったが、湿式の部材であってもよい。例えば、シール材60は、シリコンを主成分とする液状または粘土状のシール材であってもよい。この場合、実施例1では、シール材60は、下端面42と床面Fとの間に配置される際に、外周側から押圧されることで、下側壁部40の外周面47よりも外側に突出しないようにできる。また、シール材60は、便器本体20によって十分に圧縮されるものであれば、圧縮前の形状が中空状のものであってもよい。
(3)実施例1では、便器本体20の凹部45は、上方に凹む係止部46が形成されていたが、係止部46を設けない構成や、実施例1とは異なる形状の係止部が形成されていてもよい。
(4)実施例2では、シール材60は、シール材60の切れ目を構成するように開放部61が形成されていたが、周方向と直交する方向に貫通するような開放部61が形成されてもよい。例えば、シール材60は、環状に形成され、後端側における左右方向の端部(後方側の角部)において周方向と直交する方向に貫通する一対の開放部61が形成されていてもよい。
(5)実施例1では、便器本体20を床面F上に載置した後に、シール材60を下端面42と床面Fとの間に嵌め込む工程を示した。しかしながら、便器本体20を床面F上に載置する前に、予めシール材60を便器本体20の下端面42(具体的には、凹部45内)に取り付けておいてもよい。
20…便器本体
42…下端面
45…凹部
46…係止部
60…シール材
61…開放部
F…床面
S…空間
Claims (4)
- 床面上に取り付けられる床置き式便器であって、
周状の下端面を有し、前記床面上に載置された状態で前記床面と閉じた空間を形成する便器本体と、
前記下端面と前記床面との間に介在するシール材と、
を備え、
前記シール材は、前記下端面に沿う周方向の少なくとも1箇所に、前記空間が開放される開放部が形成されていることを特徴とする床置き式便器。 - 前記開放部は、前記便器本体における後端側に形成されている請求項1に記載の床置き式便器。
- 前記便器本体は、前記下端面の外周側に前記シール材を収納する凹部が形成され、
前記凹部は、前記シール材を係止する係止部が設けられている請求項1又は請求項2に記載の床置き式便器。 - 前記シール材は、前記便器本体の外周面よりも外側に突出していない請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の床置き式便器。
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JP2018030283A JP7093146B2 (ja) | 2018-02-23 | 2018-02-23 | 床置き式便器 |
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