JP6565060B2 - 排水弁装置、この排水弁装置を備えた洗浄水タンク装置、及び、この洗浄水タンク装置を備えた水洗大便器 - Google Patents
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Description
このような従来の排水弁装置においては、便器の洗浄動作が開始されて排水弁が開弁されると、洗浄水タンク内の洗浄水が筒体の上端開口部から排水弁装置内に流入した後、洗浄水タンクの排水口から便器本体に洗浄水が供給されるようになっている。
また、排水弁が開弁している間、洗浄水タンク内の水位が筒体よりも上方の初期水位(満水水位)から筒体の上縁位置(止水水位(又は死水水位))まで下降すると、筒体の外側の領域に洗浄水が残され、洗浄水タンクから便器本体への洗浄水の供給が停止されるようになっている。
よって、特許文献1に記載されているような筒体を用いた従来の排水弁装置では、満水水位から止水水位(又は死水水位)までの洗浄水量が洗浄水タンクから便器本体に供給される洗浄水量となり、便器洗浄後の洗浄水タンク内の止水水位(又は死水水位)は筒体の上縁位置によって決まるようになっている。
特に、排水口ユニットに取り付けられる筒体の取付部分の隙間から筒体内に浸入した洗浄水が、洗浄水量のばらつきや無駄水の発生の要因ともなるため、排水口ユニットと筒体の組み付け性をいかに向上させるかが要請された課題となっている。
このように構成された本発明においては、洗浄水タンクの仕様に応じて選択自在な筒体が、本体部に対して取り付けられることにより、洗浄水タンク内の規定水位を容易に設定することができると共に本体部と筒体との組み付け性を向上させることができる。すなわち、本体部に取り付けられる筒体の取付部に浸入防止手段が形成されているので、洗浄水タンク内の洗浄水が筒体の取付部から筒体の内部に浸入することを防止し、筒体の上方のみから洗浄水を筒体内に流入させることができるため、排水口部から便器本体に供給する洗浄水に対して、筒体の取付部から筒体の内部に浸入する洗浄水が無駄水として寄与することを抑えることができ、便器本体に供給される洗浄水量のばらつきも抑制することができる。
また、便器洗浄終了後等、筒体の外側の洗浄水タンク内の水位が筒体の上端より下方にあり、本体部の弁体が開弁することにより洗浄水タンクの排水口が開放され、筒体内の洗浄水が低下し、筒体の内側と外側で圧力差が生じている状態であっても、浸入防止手段により筒体の外部の洗浄水が筒体の取付部から筒体の内部に浸入することを防止することができるため、無駄水の発生を防ぐことができる。これらの結果、本体部と筒体との組み付け性を向上させることができ、洗浄水量のばらつきと無駄水の発生を抑制し、節水化を実現することができる。
さらに、浸入防止手段は、筒体を排水口部に取り付けた状態で対向する突出部によって潰されて変形することにより、第1の取付面と排水口部の外周面との隙間を密閉した状態で上記突出部と係止することができるため、洗浄水タンク内の洗浄水の筒体の内部への浸入が防止される。これにより、排水口部から便器本体に供給する洗浄水に対して、第1の取付面と排水口部の外周面との隙間から筒体の内部に浸入する洗浄水が無駄水として寄与することを防止することができ、便器本体に供給される洗浄水量のばらつきも抑制することができる。
これらの結果、本体部と筒体との組み付け性を向上させることができると共に、洗浄水量のばらつきと無駄水の発生を抑制し、節水化を実現することができる。
このように構成された本発明においては、筒体の下側開口部の内周側を排水口部に取り付けると、筒体の下側開口部の内周側の第1の取付面に形成された複数の突起が、排水口部の外周面の突出部を乗り越えた後に、これらの突起と突出部とが確実に係止されるため、筒体を本体部に対して強固に固定することができる。また、洗浄水タンク内の洗浄水の水圧によって筒体を浮上させる力が筒体に作用していたとしても、筒体の下側開口部の内周側の第1の取付面の複数の突起と排水口部の外周面の突出部との確実な係止によって、筒体は本体部に対して抜け止めされるため、筒体を本体部に対して安定して保持することができる。これらの結果、本体部と筒体との組み付け性を向上させることができると共に、洗浄水量のばらつきと無駄水の発生を抑制し、節水化を実現することができる。
このように構成された本発明においては、浸入防止手段である第1の爪部が、筒体を排水口部に取り付けた状態で変形すると共に第1の取付面と排水口部の外周面との隙間を密閉するので、洗浄水タンク内の洗浄水の筒体の内部への浸入が防止されるため、排水口部から便器本体に供給する洗浄水に対して、第1の取付面と排水口部の外周面との隙間から筒体の内部に浸入する洗浄水が無駄水として寄与することを防止することができ、便器本体に供給される洗浄水量のばらつきも抑制することができる。これらの結果、本体部と筒体との組み付け性を向上させることができると共に、洗浄水量のばらつきと無駄水の発生を抑制し、節水化を実現することができる。
このように構成された本発明においては、浸入防止手段である第2の爪部が、筒体を排水口部に取り付けた状態で変形すると共に第2の取付面と排水口部の接続部との隙間を密閉するので、第2の取付面と排水口部の接続部との隙間から筒体の内部への洗浄水の浸入が防止されるため、排水口部から便器本体に供給する洗浄水に対して、第2の取付面と排水口部の接続部との隙間から筒体の内部に浸入する洗浄水が無駄水として寄与することを防ぐことができ、便器本体に供給される洗浄水量のばらつきも抑制することができる。これらの結果、本体部と筒体との組み付け性を向上させることができると共に、洗浄水量のばらつきと無駄水の発生を抑制し、節水化を実現することができる。
このように構成された本発明においては、本体部が洗浄水タンクの排水口に対して固定された後、洗浄水タンクの仕様に応じて選択自在な筒体を本体部に対して上方から取り付ける簡単な取り付け操作によって、洗浄水タンク内の規定水位をさらに容易に設定することができる。
このように構成された本発明においては、洗浄水タンクの仕様に応じて選択した排水弁装置の筒体を排水弁装置の本体部に取り付けるだけで、洗浄水タンク内の規定水位を容易に設定することができ、洗浄水タンクから便器本体に供給する洗浄水量を容易に調整することができる洗浄水タンク装置を提供することができる。また、排水弁装置の筒体の取付部から筒体の内部に浸入する洗浄水が無駄水として寄与することを防ぐことができ、便器本体に供給される洗浄水量のばらつきも抑制することができる。これらの結果、本体部と筒体との組み付け性を向上させることができ、洗浄水量のばらつきと無駄水の発生を抑制し、節水化を実現することができる。
このように構成された本発明においては、洗浄水タンクの仕様に応じて選択した排水弁装置の筒体を排水弁装置の本体部に取り付けるだけで、洗浄水タンク内の規定水位を容易に設定することができ、洗浄水タンクから便器本体に供給する洗浄水量を容易に調整することができる水洗大便器を提供することができる。また、排水弁装置の筒体の取付部から筒体の内部に浸入する洗浄水が無駄水として寄与することを防ぐことができ、便器本体に供給される洗浄水量のばらつきも抑制することができる。
図1は、本発明の第1実施形態による排水弁装置が適用される洗浄水タンク装置を備えた水洗大便器を示す概略図であり、図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。
この洗浄水タンク装置4の上面に取り付けられている大洗浄ボタン4aまたは小洗浄ボタン4bを押すことによって、洗浄形態に応じた流量の洗浄水が洗浄水タンク装置4から便器本体2に供給されるようになっている。
また、排水弁装置8は、オーバーフロー管12を備えており、洗浄水タンク6内の洗浄水がオーバーフロー管12の上端位置に相当する規定水位を超えた場合に排水弁装置8の下流側へ流出させるようになっている。
図3は、本発明の第1実施形態による排水弁装置の平面図であり、図4は、図3のIV−IV線に沿った断面図であり、図5は、図3のV−V線に沿った断面図である。
また、図5に示すように、排水口部14は、オーバーフロー管12の下方部分と排水口部本体22とを一体的に接続するように設けられると共に、排水路24bとオーバーフロー管12とを連通させるオーバーフロー管接続部28を備えている。
また、図4及び図5に示すように、筒体20の取付部(詳細は後述する下側開口部46)が取り付けられる排水口部本体22の外周面の取付部には、外側に向けて突出する突出部34が全周に渡って帯状に形成されている。
また、各連通口36は、図3及び図4に示すように、筒体20の内側で且つ本体部18の外側の第1の領域A1と排水口部14内の第2の領域A2とを連通させており、洗浄水タンク6内の洗浄水の水位が筒体20の上縁よりも上方に位置するときに、筒体20内に流入した洗浄水は、各連通口36から排水口部14内に流入するようになっている。
また、排水弁部16は、下端側に弁体38が設けられていると共に、上端側が大洗浄ボタン4a及び小洗浄ボタン4bと接続されるリンク機構40と連結されている主軸部材42を備えている。
さらに、排水弁部16は、弁体38及び主軸部材42を覆い排水弁部16の外観を形成する円筒状のケーシング44を備えている。
図6は、本発明の第1実施形態による排水弁装置の筒体を斜め上方から見た斜視図であり、図7は、図6のVII−VII線に沿った断面図であり、図8は、図7のVIII部を部分的に拡大した部分拡大図であり、図9は、図7のIX−IX線に沿って見た部分断面図である。
そして、図4及び図7に示すように、下側開口部46の内周側には排水口部14の外周面56と対向する第1の取付面58が形成されており、この第1の取付面58には、筒体20の外部の洗浄水が筒体20から筒体20の内部に浸入することを防止する浸入防止手段である第1の爪部60が形成されている。
この第1の爪部60は、上方に向かって突出しており、筒体20を排水口部14に取り付けると変形して第1の取付面58と排水口部14の外周面56との隙間を密閉することができるようになっている。
なお、本実施形態においては、第1の爪部60が下側開口部46の第1の取付面58の全周に渡って形成されているが、この第1の爪部60については、下側開口部46の第1の取付面58に周方向に沿って間隔を置いて形成してもよい。
なお、突起62の個数は第1の取付面58に複数形成されていれば、その個数は4つに限定されるものでない。
また、側壁部50は、図4に示すように排水口部14の排水口部本体22及び排水弁部16のケーシング44から距離を置いて対向しており、下方に向かってやや傾斜している。
これにより、筒体20は、第1の領域A1における流路断面積が下方に向かって減少するように形成されている。
よって、第1の領域A1から連通口36を経て第2の領域A2から排水口部14の排水口14aに至る流路は、その流路面積が下流側に位置するにつれて小さくなるように形成されている。
また、筒体20の上側開口部52の下縁52b付近の高さ位置P1における筒体20の内側で且つ本体部18の外側の第1の領域A1の流路断面積について、流路面積S1とし、高さ位置P1よりも下方で且つ連通口36よりも上方の高さ位置P2における筒体20の内側で且つ本体部18の外側の第1の領域A1の流路断面積について、流路面積S2としている。
さらに、図5においては、高さ位置P2よりも下方の各連通口36が形成されている高さ位置P3では、すべての連通口36の開口総面積について、流路面積S3で示しており、各連通口36の下方の排水口14aの高さ位置P4では、排水口14aの開口断面積をS4で示している。
また、図5においては、排水路形成部24の排水路24bの下端付近の流路断面積をS5で示している。
図5に示すように、各流路面積S1〜S5は、位置P1から位置P5まで下流側になる程小さくなるように設定されている。
このように側壁部50のスリット66が形成されていることにより、筒体20を排水口部14に取り付けた際に排水口部14のオーバーフロー管接続部28のリブ28aが筒体20の側壁部50のスリット60に挿入されるようになっている。
この第2の爪部70は、上方に向かって突出しており、筒体20を排水口部14に取り付けると変形して第2の取付面68と排水口部14のオーバーフロー管接続部28のリブ28aとの隙間を密閉するようになっている。
そして、図2及び図7に示すように、上側開口部52の湾曲面72は、筒体20の上側開口部52の給水装置10側の上縁部分(正面側から見て筒体20の上側開口部52の左側上縁部分)に最も湾曲している最大湾曲面72aを形成している。
一方、筒体20の上側開口部52の左側上縁部分以外の上縁部分、すなわち、筒体20の上側開口部52の前後の上縁部分や右側上縁部分は、筒体20の上側開口部52の左側上縁部分の最大湾曲面72aに比べてほとんど湾曲していない。
まず、予め、洗浄水タンク6の排水口6bに排水弁装置8の本体部18の排水口部14の下側部分を上方から挿入して固定し、この状態で、洗浄水タンク6の仕様に応じて選択した筒体20を排水弁装置8の本体部18の排水口部14に上方から取り付ける。
具体的には、排水弁装置8の本体部18の上方に位置ある取付前の筒体20を下方に移動させることにより、筒体20の下側開口部46の開口46a内に排水弁装置8の本体部18の上方部分から排水口部本体22の下方の突出部34付近まで挿入する。そして、筒体20の下側開口部46の内周側の突起62が排水弁装置8の本体部18の排水口部本体22の外周側の突出部34を乗り越えるまで、筒体20を本体部18に対して下方に移動させることにより、筒体20の下側開口部46の内周側を排水弁装置8の本体部18の排水口部14の排水口部本体22の外周側の突出部34に嵌める。
このとき、筒体20の第1の爪部60が排水口部14の突出部34によって潰されて変形し、筒体20と排水口部本体22との間の隙間が密閉され、筒体20の外部の洗浄水が筒体20と排水口部本体22との間の隙間から排水口部14内に浸入することが防止される。
同時に、筒体20の第2の爪部70が接続部28のリブ28aによって潰されて変形し、筒体20と接続部28との間の隙間が密閉され、筒体20の外部の洗浄水が筒体20と接続部28との間の隙間から排水口部14内に浸入することが防止される。
これにより、洗浄水タンク6内の洗浄水の浮力によって、筒体20が排水口部14から脱落することを防ぐことができる。
そして、この洗浄水の水位が筒体20の上側開口部52の上端52bより下方に低下すると、筒体20の上側開口部52から内部に洗浄水が流入しなくなるため、洗浄水タンク6内の水位を止水水位(又は死水水位)DWLで停止させることができる。
したがって、洗浄水タンク6の仕様に応じて選択した筒体20を本体部18に後付けするだけで、洗浄水タンク6内の規定水位(止水水位(又は死水水位)DWL)を容易に設定することができ、洗浄水タンク6から便器本体2に供給する洗浄水量を容易に調整することができる。
また、本体部18に取り付けられる筒体20の第1の取付面58及び第2の取付面68のそれぞれに浸入抑制手段である第1の爪部60及び第2の爪部70がそれぞれ形成されているので、洗浄水タンク6内の洗浄水が筒体20の第1の取付面58及び第2の取付面68のそれぞれから筒体20の内部に浸入することを抑制し、筒体20の上方のみから洗浄水を筒体20内に流入させることができるため、排水口部14の排水口14aから便器本体2に供給する洗浄水に対して、筒体20の取付部から筒体20の内部に浸入する洗浄水が無駄水として寄与することを抑えることができ、便器本体に供給される洗浄水量のばらつきも抑制することができる。
また、便器洗浄終了後等、筒体20の外側の洗浄水タンク6内の水位が筒体20の上端より下方にあり、本体部18の弁体38が開弁することにより、洗浄水タンク6の排水口6bに接続されている排水口部14の排水口14aが開放され、筒体20内の洗浄水が低下し、筒体20の内側と外側で圧力差が生じている状態であっても、浸入防止手段である第1の爪部60及び第2の爪部70により筒体20の外部の洗浄水が筒体20の第1の取付面58及び第2の取付面68のそれぞれから筒体20の内部に浸入することを防止することができるため、無駄水の発生を防ぐことができる。
これらの結果、本体部18と筒体20との組み付け性を向上させることができ、洗浄水量のばらつきと無駄水の発生を抑制し、節水化を実現することができる。
これらの結果、本体部18と筒体20との組み付け性を向上させることができると共に、洗浄水量のばらつきと無駄水の発生を抑制し、節水化を実現することができる。
また、洗浄水タンク6内の洗浄水の水圧によって筒体20を浮上させる力が筒体20に作用していたとしても、筒体20の下側開口部46の内周側の第1の取付面58の複数の突起62と排水口部14の排水口部本体22の取付部の外周面の突出部34との確実な係止によって、筒体20は本体部18に対して抜け止めされるため、筒体20を本体部18に対して安定して保持することができる。
これらの結果、本体部18と筒体20との組み付け性を向上させることができると共に、洗浄水量のばらつきと無駄水の発生を抑制し、節水化を実現することができる。
これらの結果、本体部18と筒体20との組み付け性を向上させることができると共に、洗浄水量のばらつきと無駄水の発生を抑制し、節水化を実現することができる。
また、排水弁装置8の本体部18と筒体20との取付部から筒体20の内部に浸入する洗浄水が無駄水として寄与することを防ぐことができ、便器本体に供給される洗浄水量のばらつきも抑制することができる。
これらの結果、本体部18と筒体20との組み付け性を向上させることができ、洗浄水量のばらつきと無駄水の発生を抑制し、節水化を実現することができる。
また、排水弁装置8の本体部18と筒体20との取付部から筒体20の内部に浸入する洗浄水が無駄水として寄与することを防ぐことができ、便器本体2に供給される洗浄水量のばらつきも抑制することができる。
図10は、本発明の第2実施形態による排水弁装置の筒体を斜め上方から見た斜視図であり、図11は、図10のXI−XI線に沿った断面図であり、図12は、図10のXII−XII線に沿った断面図である。
なお、図10〜図12に示す本発明の第2実施形態による排水弁装置の筒体においては、本発明の第1実施形態による排水弁装置8の筒体20と同一部分については同一の符号を付し、これらの説明は省略し、本発明の第1実施形態による排水弁装置8の筒体20と異なる部分のみについて説明する。
したがって、本発明の第1実施形態による排水弁装置8の筒体20と同様に、筒体120の浸入防止手段である第1の爪部60及び第2の爪部70の組み付けや、筒体120の突起62と排水口部本体22の突出部34との組み付けにより、本体部18と筒体20との組み付け性を向上させることができると共に、洗浄水量のばらつきと無駄水の発生を抑制することができることに加えて、洗浄水タンク6の仕様に応じて選択した筒体120の内部から排水口部14の排水口14aを経て便器本体2に供給される洗浄水量をより効果的に削減し、便器洗浄に使用される洗浄水の節水化を実現することができる。
すなわち、他の形態として、筒体20又は120について、洗浄水タンク6の排水口6bに排水弁装置8の本体部18の排水口部14の下側部分を上方から挿入して固定する前に、予め筒体20又は120の取付部を排水弁装置8の本体部18の排水口部14の所定の取付部に下方から取り付けた後、この筒体20又は120が取り付けられた状態の排水弁装置8の本体部18の下側部分を洗浄水タンク6の排水口6bに挿入し、排水弁装置8の本体部18及び筒体20又は120を洗浄水タンク6に対して固定するようにしてもよい。
2 便器本体
4 洗浄水タンク装置
4a 大洗浄ボタン
4b 小洗浄ボタン
6 洗浄水タンク
6a 底面
6b 排水口
8 排水弁装置
10 給水装置
12 オーバーフロー管
14 排水口部
14a 排水口
16 排水弁部
18 本体部
20 筒体
22 排水口部本体
24 排水路形成部
24a 縮径部
24b 排水路
26 弁座
28 オーバーフロー管接続部
28a リブ
28b 連通路
30 鍔部
32 パッキン
34 突出部
36 連通口(連通口部)
38 弁体
40 リンク機構
42 主軸部材
44 ケーシング
46 下側開口部
46a 開口
48 底面部
50 側壁部
52 上側開口部
52a 下端
52b 上端
54 取付部
56 外周面
58 第1の取付面(筒体の取付部)
60 第1の爪部(浸入防止手段)
62 突起
64 第1の側面
66 スリット(筒体の取付部)
68 第2の取付面(筒体の取付部)
70 第2の爪部(浸入防止手段)
72 湾曲面
72a 最大湾曲面
A1 第1の領域
A2 第2の領域
A3 下方領域
DWL 止水水位(又は死水水位)
Claims (7)
- 便器本体を洗浄する洗浄水を貯える洗浄水タンクの排水弁装置であって、
上記洗浄水タンクに形成された排水口に取り付けられる排水口部と、この排水口部を開閉する弁体と、を備えた本体部と、
この本体部に対して取り付けられて上記洗浄水タンクの仕様に応じて選択自在な筒体と、を有し、
この筒体は、上記本体部の排水口部に取り付けられる下側開口部と、この下側開口部から外周側に突出した後に上記本体部を取り囲む側壁部と、を備え、
上記本体部に取り付けられる上記筒体の取付部には、上記筒体の外部の洗浄水が上記取付部から上記筒体の内部に浸入することを防止する浸入防止手段が形成されており、
上記筒体の取付部は、下側開口部の内周側に上記排水口部の外周面と対向する第1の取付面を形成し、上記排水口部の外周面には、外側に突出する突出部が形成されており、
上記浸入防止手段は、上記第1の取付面に対して一体的に且つ変形可能に内側に突出するように形成されており、
上記浸入防止手段は、上記筒体を上記排水口部に取り付けた状態で対向する上記突出部によって潰されて変形することにより、上記第1の取付面と上記排水口部の外周面との隙間を密閉した状態で上記突出部と係止するように構成されていることを特徴とする排水弁装置。 - 上記第1の取付面には、内側に突出する複数の突起が周方向に間隔を置いて形成され、これらの突起は、上記筒体を上記排水口部に取り付けた状態で上記突出部と係止可能である請求項1記載の排水弁装置。
- 上記浸入防止手段は、上記第1の取付面に一体的に形成される第1の爪部であり、この第1の爪部が、上記筒体を上記排水口部に取り付けた状態で変形すると共に上記第1の取付面と上記排水口部の外周面との隙間を密閉する請求項2記載の排水弁装置。
- 更に、上記排水口部の接続部と接続されると共に上記洗浄水タンク内の洗浄水が規定の水位を超えた場合に上記接続部を介して洗浄水を上記排水口部へ排出するオーバーフロー管を有し、上記筒体の取付部は、更に、上記筒体を上記排水口部に取り付けた状態で上記排水口部の接続部が取り付けられる上記筒体の側壁部に上記排水口部の接続部と対向する第2の取付面を形成し、上記浸入防止手段は、上記第2の取付面に一体的に形成される第2の爪部であり、この第2の爪部が、上記筒体を上記排水口部に取り付けた状態で変形すると共に上記第2の取付面と上記排水口部の接続部との隙間を密閉可能である請求項2又は3に記載の排水弁装置。
- 上記筒体は、上記本体部が上記洗浄水タンクの排水口に対して予め固定された後、上記本体部に対して上方から取り付け可能である請求項1乃至4の何れか1項に記載の排水弁装置。
- 請求項1乃至5の何れか1項に記載の排水弁装置を備えていることを特徴とする洗浄水タンク装置。
- 請求項6記載の洗浄水タンク装置を備えていることを特徴とする水洗大便器。
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JP2016172985A (ja) | 2016-09-29 |
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