JP2004301326A - 大気圧式バキュームブレーカ、及びこのバキュームブレーカを用いた水洗便器 - Google Patents

大気圧式バキュームブレーカ、及びこのバキュームブレーカを用いた水洗便器 Download PDF

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一幸 渡邊
Haruo Tsutsui
治雄 筒井
Yukinori Kubozono
幸徳 窪園
Akira Watanabe
昭 渡邉
Wakichi Mizoguchi
和吉 溝口
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Abstract

【課題】 寒冷地で使用する場合の水抜が可能で、通水時の圧力損失が小さく、負圧破壊性能に優れた大気式バキュームブレーカ、及びこのバキュームブレーカを用いた水洗便器を提供すること。
【解決手段】 入水口と出水口を有する水流路と、前記水流路に大気を導入するための大気導入口と、前記水流路内の水勢によって移動して非通水時には前記大気導入口から前記水流路に大気を導入し通水時には前記大気導入口を塞ぐ可動弁体と、を備えた大気圧式バキュームブレーカにおいて、前記可動弁体は非通水時に当接して前記入水口を隠蔽する弾性体で形成した可動弁体当接部を備え、前記可動弁体当接部が前記入水口に当接した状態で前記入水口との間に流路を形成し、前記入水口側に負圧が生じた場合に負圧値の上昇に伴って前記可動弁体当接部が変形して前記流路の面積を減少させることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、非通水時には大気導入口から水流路に大気を導入し、通水時には前記大気導入口を塞ぐ可動弁体を備えた大気圧式バキュームブレーカ、及びこのバキュームブレーカを用いた水洗便器に関するものである。
給水または給湯用の配管系統において、負圧が生じた場合、逆サイホン作用による逆流を防止するために、負圧部分へ自動的に大気を導入する機能を有し、常時圧力のかからない部分に設けるものを大気圧式バキュームブレーカと呼ばれている。
大気圧式バキュームブレーカの構成としては、図17に示すものが一般的である。大気導入口100を塞ぐ第1弁体101と、このバキュームブレーカの入水口103を塞ぐ第2弁体102を備え、第1弁体101と第2弁体102はリンク機構により連結されており、非通水時は第1弁体101と第2弁体102の自重の差により、第1弁体101が開弁すると共に第2弁体102が閉弁し、給水路にエアギャップを形成すると共に、このバキュームブレーカの入水口103を塞ぐ。入水口103に連絡する給水管が負圧になってもこのバキュームブレーカを備えることにより、給水管の吐水口が水没された状態でも汚水を吸い込むことがない。また、通水時には、水圧により第2弁体102が閉弁すると共に、第1弁体101が開弁するため水道水を大気中へ漏水させないものである。(例えば、非特許文献1参照)
また、大気圧式バキュームブレーカの小型化に関するものとしては、図18に示すバキュームブレーカ111がある。このバキュームブレーカ111は給水管から弁手段110を介して便器の鉢部を洗浄するリム流路と、便器トラップへ向けて洗浄水を噴出して便鉢部の汚水及び汚物を排出するためのジェット流路と、に分岐し給水される水洗便器の給水装置用のものであり、リム流路またはジェット流路の最高部に設けられている。このバキュームブレーカ111は、弾性体からなるコマ112と、吸気口114を介して大気と連通した大気連通路113とを備えており、通水時はコマ112が水圧で上昇しこの大気連通路113を塞ぎ、非通水時はコマが自重で落下し大気連通路113が開き、給水管と便鉢の底部に配設されたジェット流路との間にエアギャップを形成し、便器ボウル内の大腸菌などの細菌が水道管に進入することを防ぎ、給水装置の衛生性を確保している。コマ112は、下部から横外方向に延設されたフランジ部115とフランジ部115から延設された脚116と、を備えており、フランジ部115は通水時、大気連通路113を塞ぐ機能を、脚116は非通水時、ジェット流路に大気を導入する大気連通路113を形成する機能を有しており上記のような衛生性を確保できる仕組みになっている。また、コマ112は、ゴムなどの弾性体で一体成形されていため、非常にシンプルな構成であると言える。(例えば、特許文献1参照)
特開平2001−73434号公報(図5参照)
著「空気調和・衛生工学 第62巻 第9号」昭和63年9月(50頁参照)
特許文献1記載のバキュームブレーカは、非常にコンパクトな構成であるが洗浄水の水路から分岐された位置にバキュームブレーカが配設されており、給水管に負圧が生じた場合、汚水を給水管に吸い込む恐れがある。負圧値が高くなるとゴム製のコマが変形し、脚がつぶれ大気連通路の流路断面積が減少するため、十分な空気を給水管に吸い込むことができず、給水管内の負圧が低下しないためである。又、非特許文献1記載のバキュームブレーカは、構成上、大型化するため、給水装置を便器内に内蔵する水洗便器などには搭載できない。
また、非特許文献1記載の大気圧式バキュームブレーカの負圧破壊性能として、次の水位上昇試験に合格する規格がある。給水装置を設置する機器の溢れ面からバキュームブレーカの基準面までの高さをバキュームブレーカ空間とし、最大400mmHgの一定の負圧を給水管に加え、その際の溢れ面からの水位上昇を評価するもので、合格基準はVB空間の1/2以下であり、特に、非特許文献1の構成のように可動部分があるものについては、弁座と弁体に給水管径に応じたワイヤーを挟み込み試験される。この規格に合格するためには、非特許文献1の構成では、大気圧式バキュームブレーカの下流に逆止弁を設けるか、給水管に負圧が生じた場合、弾性体からなるコマにより規定のワイヤーを包み込み、バキュームブレーカより下流側の配管が負圧にならないように、確実に入水口を塞ぐ必要がある。但し、逆止弁を設けると、一般に通水時の圧力損失が大きくなり低水圧現場で十分な瞬間流量が得られなくなる。特に、水道直圧式便器の給水装置においては、瞬間流量の低下は洗浄不良を誘発する恐れがある。また、非通水時に入水口を塞ぐと、大気圧式バキュームブレーカの水流路内の水が抜けず寒冷地での水抜きができなくなる。
本発明では上記課題を鑑み、寒冷地で使用する場合に水抜が可能で、通水時の圧力損失が小さく、不慮の事故により水道管に負圧が生じても汚水を水道管に吸い込まない負圧破壊性能に優れた大気式バキュームブレーカ、及びこのバキュームブレーカを用いた水洗便器を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明は、入水口と出水口を有する水流路と、前記水流路に大気を導入するための大気導入口と、前記水流路内の水勢によって移動して非通水時には前記大気導入口から前記水流路に大気を導入し通水時には前記大気導入口を塞ぐ可動弁体と、を備えた大気圧式バキュームブレーカにおいて、前記可動弁体は非通水時に当接して前記入水口を隠蔽する弾性体で形成した可動弁体当接部を有し、前記可動弁体当接部が前記入水口に当接した状態で前記入水口との間に流路を形成し、前記入水口側に負圧が生じた場合に負圧値の上昇に伴って前記可動弁体当接部が変形して前記流路の面積を減少させることを特徴とする。
上記の構成をとることにより、給水管側の負圧値の上昇に伴い入水口の流路断面積が減少する。そのため、寒冷地での水抜き作業により、比較的小さな負圧が加わった場合は、可動弁体当接部の変形量が小さく入水口の流路の断面積を十分確保でき、流動弁を開弁することによりバキュームブレーカより下流の水を抜くことができる。又、不良の事故により給水管に比較的大きな負圧が加わった場合は、可動弁体当接部の変形量が大きく前記流路の断面積が十分絞られ、汚水の給水管への引き込みを抑えることができる。又、弾性体により、ワイヤーを包み込むことができ、空気・調和衛生工学会の負圧破壊性能の規格をクリアーさせることも可能となる。更に、給水管に逆止弁を設ける必要がなく、低圧損タイプで小型の大気圧式バキュームブレーカが実現できる。
また、可動弁体の前記入水口に当接して隠蔽する可動弁体当接部を弾性体で形成することにより、給水管に負圧が生じた場合、弾性体が拘束されず、比較的小さな負圧値でも変形しやすく、弾性体の局部的な歪み量を抑えることができる。弾性体の局部的な歪み量を抑えることにより、弾性体(ゴムなど)の圧縮永久歪みを抑えることができ、長期にわたり、負圧値と大気導入流路の変化量を略一定に維持することができる。
本発明の好ましい態様としては、前記入水口の前記可動弁体当接部との接触する部位に突起を備えるようにする。
大気の導入流路の形成を目的とした突起を入水口の可動弁体当接部との接触部位に設けることにより、弾性体で形成した可動弁体当接部の経年変化による影響を受けにくいことから、確実に大気の導入流路を確保することができる。信頼性の面でより好ましい形態といえる。
また、本発明の好ましい態様としては、前記突起を3ヶ所以上設けるようにする。
そうすることにより、弾性体で形成した可動弁体当接部と突起の接触面の傾きを抑えることができる他、突起の数を変更することにより、給水管の負圧値に伴い入水口の流路断面積の減少量を簡便に設定しやすい。弾性体及び突起の形状を複雑にする必要がなく、設計の面でより好ましい形態といえる。
請求項4記載の本発明は、入水口と出水口を有する水流路と、前記水流路に大気を導入するための大気導入口と、前記水流路内の水勢によって移動して非通水時には前記大気導入口から前記水流路に大気を導入し通水時には前記大気導入口を塞ぐ可動弁体と、を備えた大気圧式バキュームブレーカにおいて、前記可動弁体は非通水時に当接して前記入水口を隠蔽し、前記入水口は前記可動弁体が当接する弾性体で形成した入水口当接部を有し、前記可動弁体が前記入水口当接部に当接した状態で前記入水口当接部との間に流路を形成し、前記入水口側に負圧が生じた場合に負圧値の上昇に伴って前記入水口当接部が変形して前記流路の面積を減少させることを特徴とする。
上記の構成をとることにより、給水管側の負圧値の上昇に伴い入水口の流路断面積が減少するため、寒冷地での水抜き作業により、比較的小さな負圧が加わった場合は、入水口当接部の変形量が小さく入水口の流路断面積を十分確保でき、流動弁を開弁することによりバキュームブレーカより下流の水を抜くことができる。また、不良の事故により給水管に比較的大きな負圧が加わった場合は、入水口当接部の変形量が大きく前記流路断面積が十分絞られ、汚水の給水管への引き込みを抑えることができる。また、弾性体により、ワイヤーを包み込むことができ空気・調和衛生工学会の負圧破壊性能の規格をクリアーさせることも可能となる。更に、給水管に逆止弁を設ける必要がなく、低圧損タイプで小型の大気圧式バキュームブレーカが実現できる。
また、入水口側の可動弁体が当接する入水口当接部を弾性体で形成することにより、比較的負圧値が低い領域で大気導入路の流路断面積が急激に減少することがなく、流路断面積のばらつきを抑えることができる。従って、比較的負圧値の低い領域から流路断面積の制御が可能となる。
本発明の好ましい態様としては、前記可動弁体の前記入水口接触部との接触する部位に突起を備えるようにする。
突起を前記可動弁体の前記入水口当接部との接触する部位に設けることにより、弾性体で形成した入水口当接部の経年変化による影響を受けにくいことから、確実に大気導入の流路を確保することができる。信頼性の面でより好ましい形態といえる。
また、本発明の好ましい態様としては、前記突起を3箇所以上設けるようにする。
そうすることにより、弾性体で形成した入水口当接部と突起の接触面の傾きを抑えることができる他、突起の数を変更することにより、給水管の負圧値に伴い入水口の流路断面積の減少量を簡便に設定しやすい。弾性体及び突起の形状を複雑にする必要がなく、設計の面でより好ましい形態といえる。
また、本発明の大気圧式バキュームブレーカにおいては、前記入水口の上流側の水流路に、前記上流側の水流路に大気を導入する第2大気導入口と、通水時に前記第2大気導入口を塞ぎ、非通水時に前記第2大気導入口より大気を導入する第2可動弁体とを備えた補助バキュームブレーカを連設するようにすることもできる。
そうすることにより、入水口の上流側の給水管に大気の導入流路を形成することができ、万が一、入水口の流路断面積が確保できなくなった場合でも、補助バキュームブレーカから大気を導入することができる。より信頼性の面で好ましい形態と言える。
また、本発明の大気圧式バキュームブレーカを水洗便器に用いることが好ましい。
便器の洗浄水を便器の鉢部を洗浄するリム流路と、便器トラップへ向けて噴出し、便鉢部の汚水及び汚物を排出するためのジェット流路とへ分岐し給水する水道直圧式水洗便器においては、常時ジェット流路が便鉢内に水没しているため、衛生性の面では、他の水洗便器と異なりバキュームブレーカの高機能化が要求されるため、衛生性の面でより好ましい形態といえる。又、便器本体後部に給水装置を隠蔽した水道直圧式の水洗便器においては、給水装置の小型化が必要とされる他、低水圧時の便器性能を確保するためには、16L/min以上の瞬間流量を確保する必要があり、給水装置の低圧損化が重要であり、本発明の大気圧式バキュームブレーカの効果を十分発揮できる用途と言える。
本発明によれば、寒冷地で使用する場合に水抜が可能で、通水時の圧力損失が小さく、不慮の事故により水道管に負圧が生じても汚水を水道管に吸い込まない負圧破壊性能に優れた大気式バキュームブレーカを実現することができる。
以下、図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
(第1実施例)
図1、図2、図3、図4は、本発明に係る第1実施例の大気圧式バキュームブレーカの断面図である。図1は通水時の断面図、図2は非通水時の断面図である。又、図3は、図1のP視断面を示した断面図である。図4は図2のA部拡大図である。図6は図2のA部の立体断面図である。
大気圧式バキュームブレーカ1は、入水ポート2、入水ポート2と直交する方向に設けた出水ポート4を有し、入水ポート2と出水ポート4とが直交する部分に水流路11を形成している。水流路11は、入水ポート2の下流側に開口した入水口12と、出水ポート4の上流側に開口した出水口13と連通している。また、水流路11の上方位置に大気導入口7を配設している。大気導入口7の上方には立設壁部10aを有する容器10を連設している。
水流路11内には入水口12の中心軸線と同じ軸線上を上下に移動可能な可動弁体3を配設している。可動弁体3は容器10に支持されたガイド軸10bにガイドされながら上下動するコマ3aと、コマ3aに装着保持した弾性体で形成した円盤状のパッキン5とパッキン6とからなり、パッキン5が大気導入口7に当接して隠蔽し、パッキン6が入水口12に当接して隠蔽する構成としている
入水口12の周縁部には図3に示すように、等間隔(120度)で3ヶ所に突起14を設け、非通水時に可動弁体3が下降してパッキン6が突起14に当接する。また、ガイド軸3aの上部には大気導入口7の開口より大きい傘状の蓋9を支持している。
次に、大気圧式バキュームブレーカ1の動作について説明する。
入水ポート2の上流側に連設した図示しない開閉弁の開弁により洗浄水は入水ポート2に導かれる。入水ポート2に導かれた洗浄水は水流路11内に流入し、水圧により可動弁体3全体を上方に押し上げ、出水ポート4に導かれる。パッキン5が大気導入口7の弁座8に密着し大気導入口7を塞ぎ、洗浄水を通水した場合の外部漏れを防止している。
更に、パッキン5が大気導入口7に密着して塞ぐまで間に大気導入口7から上方に漏れる洗浄水は、傘状の蓋9によって直接大気中に噴出されず容器10に滞留する。容器10に溜まった洗浄水は、非通水時、大気導入口7より水流路11に排出される。又、コマ3aは比重の低いポリプロピレン樹脂で形成しており、通水後、すぐに大気導入口7を塞さぐ工夫がなされている。
前記図示しない開閉弁が閉弁すると、水流路11内の圧力が低下して可動弁体3がその自重により下降する。可動弁体3が下降すると、パッキン5と弁座8が離れて大気導入口7を開放し、水流路11に大気が導入されて可動弁体3より下流の水は重力により排出され、大気圧式バキュームブレーカ1の入水口12と出水口13の間にエアギャップが形成される。このエアギャップを維持することにより、給水装置の衛生性が確保できる仕組みになっている。
可動弁体3が自重により下降して、パッキン6の端面6aが入水口12の突起14に当接した状態となる。この状態で図4に示すように、入水口12から水流路11に連通する大気導入路17が、パッキン6の外周端面6bと水流路11の壁面11aで形成される隙間15と、パッキン6の端面6aと入水口12の周縁部12aで形成される隙間16で形成される。
寒冷地においては、この状態で給水装置より上流に配置された流動弁を開き給水装置内の水を抜く作業を行う。流動弁を開くと、大気導入口7、隙間11b、入水口12が連通して大気が入水ポート2に導かれる。大気圧式バキュームブレーカ1は給水装置の最上部に取り付けられているため洗浄水の自重により給水装置内の水は確実に抜けることになる。
また、不慮の事故により入水ポート2の上流側に接続された給水管に負圧が生じた場合、可動弁体3が入水口12側に吸引されて図5に示すようにパッキン6の端面6aが突起14を囲むように変形し、入水口12の周縁部12aとの隙間21が狭くなって大気導入路15を更に絞られる。
大気導入路15を絞ることにより、可動弁体3より下流の水流路の負圧値を大幅に低減することが可能となる。従って、大気圧式バキュームブレーカより下流で汚水に水没された流路の水位上昇を抑えることができ、一度形成されたエアギャップが崩されることがない。エアギャップにより便器ボウル内の大腸菌などの細菌が水道管に進入することがなく、給水装置の衛生性を確保することができる。
上記の構成をとることにより、、給水管の負圧値の上昇に伴い入水口の流路断面積が減少するため、寒冷地での水抜き作業により、比較的小さな負圧が加わった場合は、パッキン6の変形量が小さく入水口12の流路断面積を十分確保でき、流動弁を開弁することにより給水装置内の水を抜くことができる。又、不良の事故により給水管に比較的大きな負圧が加わった場合は、パッキン6の変形量が大きく給水管の流路断面積が十分絞られ、汚水の給水管への引き込みを抑えることができる。また、空気・調和衛生工学会の負圧破壊性能試験において、パッキン6によりワイヤーを包み込むことができ所定の規格をクリアーさせることも可能となる。更に、給水管に逆止弁を設ける必要がなくなるため、低圧損タイプで小型の大気圧式バキュームブレーカが実現できる。
また、大気圧式バキュームブレーカ1は、可動弁体3のパッキン6がない場合は、可動弁体3は入水口12の突起14とは接触せず、入水口12に設けられたテーパー部12cとコマ3aの周縁部とが当接する構成をとっている。
この構成をとることにより、万が一可動弁体3にパッキン6の組付けを忘れた状態で不慮の事故により入水ポート2の上流側に接続された給水管に負圧が生じても、可動弁体3が入水口12側に吸引され、コマ3aと入水口12のテーパー部12cが密着するため大気導入路15が絞られ、汚水の給水管への引き込みを抑えることができる。
パッキン6を組付けを忘れた状態で使用した場合に、汚水の給水管への引き込みを抑える構成としては、必ずしも入水口12にテーパー部12cを備える必要はなく図19に示す構成でも良い。図19に示す大気圧式バキュームブレーカは、テーパー部12aの代わりに入水口12の周縁部に突設部12bを設け、可動弁体3のコマ3aの端面3bが突設部12bに当接してシールする構成としている。図19は、非通水時の大気圧式バキュームブレーカ断面図である。
非通水時、パッキン6がある場合は、可動弁体3はパッキン6と突起14が当接し入水口12の周縁部の突設部12bとは接触せず、パッキン6がない場合は、可動弁体3は突起14とは接触せず、可動弁体3のコマ3aの端面3bが突設部12bと当接する。テーパ−部12cにコマ3aの端面3bを当接させるより、接触面圧が均一に加わり、より好ましい形態と言える。
次に、第1実施例の大気式バキュームブレーカ1を空気調和・衛生工学会の水位上昇試験で行った結果について説明する。
図14は、空気調和・衛生工学会の水位上昇試験の概要を示した試験装置概要図である。水槽40に水を満たし、供試品である大気式バキュームブレーカ1の出水ポート4を延長し水没させ、入水ポート2から最大400mmHgの一定負圧を加え、水槽1の水面から水位上昇を確認するものである。合格基準は、給水装置を取り付ける機器のVB空間1/2以下である。現状の水洗便器でVB空間の一番小さいものは、80mm程度であり、合格基準は水位上昇40mm以下となる。この値を負圧値に換算すると2.9mmHg以下となり、大気圧式バキュームブレーカ1の出水ポート4付近の負圧値を大気圧付近まで小さくする必要があることを示している。また、可動弁体3のような可動部がある場合は、シール部であるパッキン6部に、給水管41の管径に応じたワイヤーを挟み込んで、この基準をクリアーすることが求められている。図15に、空気調和・衛生工学会における給水管41とワイヤー径の関係を示した表を記載する。
図16は、図14に示す試験装置で第1実施例の大気式バキュームブレーカ1の水位上昇試験結果を示した表とワイヤー取付位置の説明図である。試験条件としては、給水管41が15Aの場合を想定し、挟み込みワイヤー径はφ0.8mm、3箇所の突起14高さは0.8mm、パッキン6の厚さは1mm、2mm、パッキン6の硬度は、Hs40Hs60、ワイヤーの挟み込み位置は、突起から15度、30度、60度離した場所に配置した。この試験結果は、下記のことを証明しており、本発明の構成を実施すれば、空気調和・衛生工学会の負圧破壊性能を満足する大気式バキュームブレーカを製作できることを示している。
(1)今回のパッキン6と突起14の組み合わせにおいては、全て空気・調和衛生工学会の負圧破壊性能を満足する。
(2)パッキン6と突起14の組み合わせにすれば、パッキン6の硬度のばらつき、パッキン6の厚さのばらつきによる影響を小さくすることができる。
図20は、図14に示す試験装置で実施例1の大気圧式バキュームブレーカ1で突起14の高さを変更した場合の各負圧値と水位上昇の関係を示したものである。図20の試験条件としては、3箇所の突起高さは0.8mm、0.2mmの2通りで、挟み込みワイヤー径はφ0.8mm、ワイヤーの挟み込み位置は、突起から60度離した位置に配置し、パッキン6硬度はHs70である。
突起高さ0.8mmの場合は、150mmHg付近で水位上昇が7mm程度まで上昇するポイントがある。これは入水口の負圧値に対してパッキンの変形量により決まる大気導入口の流路断面積が大きいためである。突起高さ0.2mmでは、0.8mmの場合のようなピーク点が無く、水位上昇も安定して1mm以下であり、突起の高さとしては、0.2mm程度が最良であることがわかる。
(第2実施例)
図7は、本発明に係る第2実施例の大気圧式バキュームブレーカの入水口近傍の部分断面図で、非通水時の状態を示している。
この第2の実施例は、前記第1の実施例における弾性部材で形成したパッキン6の部分を変形しにくい当接部材51で形成し、入水口12の周縁部12aにリング状の弾性部材52を配設したもので、その他の構成については第1の実施例と同様であるので説明を省略する。
当接部材51には、弾性部材52と当接する突起51aを設け、水流路11の壁部11aと当接部材51の外周端面51bとの隙間53、当接部材51の端面51cと弾性部材52の端面52aとの隙間54で、水流路11と入水口12とを連通する大気導入路55を形成している。
この実施例において、入水口12の上流側が負圧になると、図8に示すように突起14が弾性部材52に食い込んで隙間54が小さくなり、水流路11と入水口12とを連通する大気導入路16の断面積が絞られる。
(第3実施例)
図9は、本発明に係る第3実施例の大気圧式バキュームブレーカの入水口近傍の部分断面図で、非通水時の状態を示している。この実施例は、前記第1の実施例の構成において、入水口12の周縁部12aには突起を設けずに、パッキン6の端部に突起6aを設けた例である。
(第4実施例)
図10は、本発明に係る第4実施例の大気圧式バキュームブレーカの入水口近傍の部分断面図で、非通水時の状態を示している。この実施例は、前記第2の実施例の構成において、当接部材51には突起を設けずに、リング状の弾性部材52に突起52aを設けた例である。
(第5実施例)
図11は、本発明に係る第5実施例の大気圧式バキュームブレーカの断面図で、非通水時の状態を示している。この実施例は、前記第1実施例の大気式バキュームブレーカ1の上流側で分岐した第2水流路19を備え、その端部に大気式バキュームブレーカ1を補助する補助バキュームブレーカ18を一体的に備えたものである。
第2水流路19内には、入水口26の中心軸線と同じ軸線上を上下に移動可能な可動弁体21を配設している。可動弁体21は容器10に支持されたガイド軸10dにガイドされながら上下動するコマ21aと、このコマ21aに装着保持した弾性部材で形成したの円盤状のパッキン24とからなり、通水時にパッキン28が大気導入口22に当接して隠蔽する構成としている。また、第2水流路19の壁部19aの一部に段部27を設け、非通水時にコマ21aの先端部21bの一部が係止し、第2大気導入口22、第2入水口26、第2出水口23が相互に連通するようにしている。
次に、前記大気圧式バキュームブレーカの動作について説明する。
第2入水ポート20の上流側に配設した図示しない開閉弁の開弁により、洗浄水が第2入水ポート20に導かれる。第2入水ポート20に導かれた洗浄水は、水圧により可動弁体21を押し上げてパッキン28が第2大気導入口22の弁座25に密着して第2大気導入口22を塞ぐと共に、第2出水ポート23を通って第2出水ポート23から入水ポート2へ導かれる。
前記図示しない開閉弁が閉弁すると、補助バキュームブレーカ18の第2水流路19の圧力が低下しパッキン24と弁座25が離れ、可動弁体21が自重で落下し第2大気導入口22を開放し、第2水流路19に大気が導入される。この時、可動弁体21が落下途中で段部27に係止して第2入水口26が開放状態を維持する。非通水時、第2大気導入口22から第2入水口26に至る大気導入路28が塞がることがない。
従って、大気圧式バキュームブレーカ1の機能が低下しても、この補助バキュームブレーカ18を備えることにより、この大気導入路28から大気を導入することができ、寒冷地での水抜きが保証される他、不慮の事故により給水管に負圧が生じた場合も補助バキュームブレーカ18の大気導入路28より大量の大気が吸い込まれるため、大気圧式バキュームブレーカ1の負圧値が低下し、給水装置の衛生性をより確実に確保することができ、信頼性の面で好ましい形態と言える。
前記いずれの実施例において、入水ポートの上流側で発生する負圧値に応じて前記突起の数を設定することにより、大気導入路の流路断面積減少量を容易に変更・設定することができ、大気導入路の設計を簡便にすることができる。
また、第1実施例において突起の数を調整する方法として、入水口12の周縁部12aに所定の間隔で複数の溝を設けて、突起を形成する箇所の溝には別部材で形成した突部形成部材を装着し、突起を形成しない箇所の溝には周縁部12aと面一となる別部材で形成した面一部材を装着することもできる。
図12は、第1実施例の大気圧式バキュームブレーカ1を備えた水洗便器29の断面図を、図13は、図12の水洗便器29の水路構成を示した構成図を示す。
洗浄水は給水管30から開閉弁31と流路切替弁32を介して便器本体33の便鉢部34を洗浄するリム流路35と、便器本体33のトラップ36へ向けて洗浄水を噴出して便鉢34内の汚水及び汚物を排出するためのジェット流路37と、に分岐し供給される。大気圧式バキュームブレーカ1は、リム流路35またはジェット流路37の最高部に設けられており、各流路35、37の給水が停止する毎に、リム流路35及びジェット流路37にエアギャップを形成し、給水装置38の衛生性を確保している。このような水洗便器29においては、常時ジェット流路37が便鉢34内に水没しているため、衛生性の面では、他の水洗便器29と異なりバキュームブレーカの高機能化が要求されるため、衛生性の面でより好ましい形態といえる。
また、本実施例に記載の水洗便器29は、便器本体33の後部に給水装置38を隠蔽したものであり、給水装置38の小型化が必要とされる他、水道直圧式水洗便器29の低水圧時の便器性能を確保するためには、16L/min以上の瞬間流量を確保する必要があり、給水装置38の低圧損化が重要であり、本発明の大気圧式バキュームブレーカの効果を十分発揮できる用途と言える。
第1実施例の大気圧式バキュームブレーカの通水時の断面図。 第1実施例の大気圧式バキュームブレーカの非通水時の断面図。 図2のP−P視断面図。 図2のA部の拡大断面図。 図1の大気圧式バキュームブレーカの入水口側に負圧が生じた場合の状態を示す図。 図2のA部の立体断面図。 第2実施例の大気圧式バキュームブレーカの通水時の部分断面図。 第2実施例の大気圧式バキュームブレーカの入水口側に負圧が生じた場合の状態を示す図。 第3実施例の大気圧式バキュームブレーカの非通水時の部分断面図。 第4実施例の大気圧式バキュームブレーカの非通水時の部分断面図。 第5実施例の大気圧式バキュームブレーカの非通水時の断面図。 本発明に係る大気圧式バキュームブレーカを用いた水洗便器の断面図。 図12に示す水洗便器の水路構成図。 空気調和・衛生工学会の水位上昇試験の概要を示した試験装置概要図。 空気調和・衛生工学会における給水管17とワイヤー径の関係を示した表。 第1実施例の大気式バキュームブレーカ1の水位上昇試験結果を示した表とワイヤー取付位置の説明図。 非特許文献1の代表図。 特許文献1の代表図。 第1実施例の大気式バキュームブレーカ1のテーパー部12cがない形態の断面図。 第1実施例の大気式バキュームブレーカ1での負圧値と水位上昇の関係を示した説明図。
符号の説明
1…大気圧式バキュームブレーカ
2…入水ポート
3…可動弁体
3a…コマ
3b…端面
4…出水ポート
5、6…パッキン
7…大気導入口
8、25…弁座
9…蓋
10…容器
10a…立設壁部
10b、21a…ガイド軸
11…水流路
12…入水口
12a…周縁部
12b…突設部
12c…テーパー部
13…出水口
14…突起
15、16…隙間
17…大気導入路
18…補助バキュームブレーカ
19…第2水流路
20…第2入水ポート
21…可動弁体
21a…コマ
22…第2大気導入口
23…第2出水ポート
24…パッキン
26…第2入水口
27…段部
28…大気導入路
29…水洗便器
30…給水管
31…開閉弁
32…流路切替弁
33…便器本体
34…便鉢
35…リム流路
36…トラップ
37…ジェット流路
38…給水装置
40…水槽
41…給水管
51…当接部材
51a、52a、…突起
52…弾性部材
53、54…隙間
55…大気導入路
100…大気導入口
101…第1弁体
102…第2弁体
103…入水口
110…弁手段
111…バキュームブレーカ
112…コマ
113…大気連通路
114…吸気口
115…フランジ部
116…脚





Claims (8)

  1. 入水口と出水口を有する水流路と、前記水流路に大気を導入するための大気導入口と、前記水流路内の水勢によって移動して非通水時には前記大気導入口から前記水流路に大気を導入し通水時には前記大気導入口を塞ぐ可動弁体と、を備えた大気圧式バキュームブレーカにおいて、
    前記可動弁体は非通水時に当接して前記入水口を隠蔽する弾性体で形成した可動弁体当接部を備え、前記可動弁体当接部が前記入水口に当接した状態で前記入水口との間に流路を形成し、前記入水口側に負圧が生じた場合に負圧値の上昇に伴って前記可動弁体当接部が変形して前記流路の面積を減少させることを特徴とする大気圧式バキュームブレーカ。
  2. 前記入水口の前記可動弁体当接部との接触する部位に突起を備えたことを特徴とする請求項1記載の大気圧式バキュームブレーカ。
  3. 前記突起を3箇所以上設けたことを特徴とする請求項2記載の大気圧式バキュームブレーカ。
  4. 入水口と出水口を有する水流路と、前記水流路に大気を導入するための大気導入口と、前記水流路内の水勢によって移動して非通水時には前記大気導入口から前記水流路に大気を導入し通水時には前記大気導入口を塞ぐ可動弁体と、を備えた大気圧式バキュームブレーカにおいて、
    前記可動弁体は非通水時に当接して前記入水口を隠蔽し、前記入水口は前記可動弁体が当接する弾性体で形成した入水口当接部を有し、前記可動弁体が前記入水口当接部に当接した状態で前記入水口当接部との間に流路を形成し、前記入水口側に負圧が生じた場合に負圧値の上昇に伴って前記入水口当接部が変形して前記流路の面積を減少させることを特徴とする大気圧式バキュームブレーカ。
  5. 前記入水口当接部の前記可動弁体との接触する部位に突起を備えたことを特徴とする請求項4記載の大気圧式バキュームブレーカ。
  6. 前記突起を3箇所以上設けたことを特徴とする請求項5記載の大気圧式バキュームブレーカ。
  7. 前記入水口の上流側の水流路に、前記上流側の水流路に大気を導入する第2大気導入口と、通水時に前記第2大気導入口を塞ぎ、非通水時に前記第2大気導入口より大気を導入する第2可動弁体とを備えた補助バキュームブレーカを連設したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の大気式バキュームブレーカ。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の大気圧式バキュームブレーカを用いた水洗便器。
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