JP5111781B2 - 排水トラップ及び排水トラップの封水高さ調整部材 - Google Patents

排水トラップ及び排水トラップの封水高さ調整部材 Download PDF

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Description

本発明は、浴室の洗い場や、流し台、洗面台等に設けられる排水トラップ、排水トラップに装着して使用され、封水高さを調整するために用いられる封水高さ調整部材に関する。
浴室の洗い場等において排水用の配管経路中には、下水側からの悪臭や害虫の侵入を防止するために排水トラップが設けられている。排水トラップとしては、一定の深さで排水を溜め、上端に開口が形成された封水室と、封水室の開口から溢れ出した排水を排出する排水口とを有するものがある。封水室には、洗い場に開口する内側筒が挿入されており、洗い場からの排水は、内側筒の下端の開口から封水室に流入し、排水口から排出される。さらに、封水室の側部には、浴槽に開口する排水枝管が接続されている。浴槽からの排水は、排水枝管から封水室に流入し、排水口から排出される。下水側からの悪臭などは、封水室に溜まっている排水(以下、封水という)によって進路を阻まれるので、室内に侵入することはない(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−182118号公報
ところで、封水室に溜まっている封水の水位が排水枝管の接続高さや、内側筒の下端を下回ると、排水口と排水枝管や、排水口と内側筒が直接連通してしまって、悪臭などの侵入を阻めなくなる。このため、封水室の上端開口から排水枝管の接続位置までの長さ(以下、排水枝管の封水高さという)や、封水室の上端開口から内側筒の下端までの長さ(以下、内側筒の排水高さという)を十分に確保することが要求される。
ここで、排水枝管の封水高さについては、特許文献1に開示されているように、垂下片で開口を小さくすると、排水枝管の封水高さは大きくなるが、流路抵抗が大きくなって排出に要する時間が増大するので好ましくない。
排水トラップ全体としての高さを変化させて、排水枝管の接続位置を封水室の下方に設定すれば、封水高さは大きくなるが、排水トラップ全体の高さが大きくなるので浴室等への配置が難くなる。
これに対して、排水トラップ全体としての高さを変化させずに、封水室の上端開口を高い位置に設定すると、封水高さは大きくなるが、排水口を洗浄する高圧洗浄管などを挿入し難くなるという問題が生じる。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、排水トラップの大型化を防止しつつ、十分な封水高さを確保することを主な目的とする。
上記の課題を解決する本発明の請求項1に係る発明は、排水を貯溜可能で上端に開口が形成された有底筒状の封水室を有し、前記封水室に上方又は側方から排水が流入したときに前記封水室から溢れ出した排水を排出口から排出するように構成した排水トラップであって、側方から前記封水室に排水を流入させる排水枝管が前記封水室の側部に形成する連通口を有し、前記連通口を上方から覆うように前記封水室内に突出して前記連通口の上端よりも下方に延び、前記連通口における流路面積を略維持するように前記封水室内に突出する封水高さ調整部材を備え、前記封水高さ調整部材は、前記封水室の周方向に延び、前記排水枝管から前記封水室に流入する排水が流れる開口部を有し、前記開口部の高さ方向に略直交する幅方向の開口長さは、前記排水枝管の前記連通口の幅よりも大きく、前記封水室内には、上方から前記封水室に排水を流入させる内側筒が、該内側筒の下端が前記連通口の上端よりも下方に位置するとともに前記封水室の底部との間に隙間を形成するように挿入され、前記封水高さ調整部材は、前記封水室内に前記内側筒側に向かって突出し、前記封水室の底部との間に前記開口部を形成する調整部を備え、前記調整部は、前記連通口からの排水が前記開口部から前記封水室に入り込むときに経る流入空間を形成し、前記調整部は、前記内側筒側に向かって斜め下方に延在するとともに下端が前記開口部を形成し、前記流入空間を前記内側筒側から閉塞する傾斜部を備え、前記傾斜部は、前記内側筒の外周面から離間して配置されていることを特徴とする排水トラップとした。
この排水トラップは、封水高さ調整部材が流路面積を減少させることなく、実質的な排水枝管の開口高さを下げる。開口高さが下がることで、排水枝管における封水高さが大きくなって破封し難くなる。また、流路面積が確保されるので、排水枝管から排水が封水室にスムーズに流れる。
また、この排水トラップは、封水高さ調整部材が周方向に延びる開口を有するので、封水室に上方から排水を流入させる内側筒との干渉が防止される。
さらに、この排水トラップは、開口が幅方向に延びることで開口高さを下げた場合でも、底部の位置を下げなくてすむ。排水トラップの外形を変えることなく、封水高さや流路面積を確保することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の排水トラップにおいて、前記封水高さ調整部材は、前記封水室の内壁に沿って前記連通口の上縁部と側縁部を囲むように配置されるとともに、前記調整部が前記内側筒側に向かって突出する本体部と、前記本体部の外面に設けられるとともに、前記排水枝管の内周面から下方に向けて突設されて前記連通口の上縁部を形成する引っ掛かりに係合可能な係合爪と、を備え、前記係合爪は、前記本体部の外面から前記連通口の中心線が延在する方向に板状に延びて前記引っ掛かりの下方を通過した後、上方に向かうように形成されており、前記本体部の外面との間で前記引っ掛かりを、前記連通口の中心線が延在する方向に挟み込むことで、前記引っ掛かりに係合することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の排水トラップにおいて、前記開口部は、前記周方向に略沿っていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、排水を貯溜可能で上端に開口が形成された有底筒状の封水室を有し、前記封水室に上方又は側方から排水が流入したときに前記封水室から溢れ出した排水を排出口から排出する排水トラップに装着され、前記封水室の側方から前記封水室に排水を流入させる排水枝管が前記封水室の側部に形成する連通口の封水高さを調整するために用いられ、前記連通口を上方から覆うように突出して前記連通口の上端よりも下方に延び、前記連通口における流路面積を略維持するように前記封水室内に突出し、前記封水室の周方向に延び、前記排水枝管から前記封水室に流入する排水が流れるとともに、高さ方向に略直交する幅方向の開口長さが前記排水枝管の前記連通口の幅よりも大きい開口部を形成し、前記封水室内に挿入されて下端が前記連通口の上端よりも下方に位置するとともに前記封水室の底部との間に隙間を形成し、上方から前記封水室に排水を流入させる内側筒側に向かって前記封水室内に突出し、前記封水室の底部との間に前記開口部を形成する調整部を備え、前記調整部は、前記連通口からの排水が前記開口部から前記封水室に入り込むときに経る流入空間を形成し、前記調整部は、前記内側筒側に向かって斜め下方に延在するとともに下端が前記開口部を形成し、前記流入空間を前記内側筒側から閉塞する傾斜部を備え、前記傾斜部は、前記内側筒の外周面から離間して配置されることを特徴とする排水トラップの封水高さ調整部材とした。
この封水高さ調整部材は、封水室の側部に開口する排水枝管の開口面積を維持しながら、実質的な排水枝管の開口高さを下げて封水高さを大きくする。封水高さ調整部材は、開口が幅方向に延びているので開口高さを下げた場合でも、排水トラップの底部の位置を下げなくてすむ。排水トラップの外形を変えることなく、封水高さや流路面積を確保することができる。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の排水トラップの封水高さ調整部材において、前記封水室の内壁に沿って前記連通口の上縁部と側縁部を囲むように配置されるとともに、前記調整部が前記内側筒側に向かって突出する本体部と、前記本体部の外面に設けられるとともに、前記排水枝管の内周面から下方に向けて突設されて前記連通口の上縁部を形成する引っ掛かりに係合可能な係合爪と、を備え、前記係合爪は、前記本体部の外面から前記連通口の中心線が延在する方向に板状に延びて前記引っ掛かりの下方を通過した後、上方に向かうように形成されており、前記本体部の外面との間で前記引っ掛かりを、前記連通口の中心線が延在する方向に挟み込むことで、前記引っ掛かりに係合することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項4又は請求項5に記載の排水トラップの封水高さ調整部材において、前記開口部は、前記周方向に略沿っていることを特徴とする。
本発明によれば、封水室の側部に開口する排水枝管の開口面積を維持しながら、排水枝管の封水高さを大きくすることができる。このため、排水とラップの外形を変化させることなく破封を防止できる。封水室を高くする必要がないので、排水口の洗浄等も容易に行える。
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、排水トラップ1は、洗い場下に配置されるトラップ本体2を有し、トラップ本体2の上方からフランジ部材3、内側筒4及び目皿5を順番に挿入した構成を有する。
トラップ本体2は、有底円筒状の封水室11を有し、封水室11の側部からは排水枝管14が一体に延設されている。排水枝管14は、封水室11の軸線(高さ方向)に略直交する方向に延びており、連通口15によって封水室11に連通している。排水枝管14に接続される配管W2は、封水室11の上端の開口12よりも高い位置で不図示の浴槽の排水口に接続されている。さらに、封水室11の上端の開口12を囲むように、排水室13が封水室11と一体に成型されている。
排水室13は、封水室11の上端部の外周面を囲むように略環状の底部を有する。周方向で排水枝管14の上方に相当する位置にある底部13Aは、封水室11の上端に近い位置に延設されている。これに対して、周方向で排水枝管14の延設位置と反対側の底部13Bは、底部13Aよりも低く設定されている。底部13Aと底部13Bとを繋ぐ底部は、封水室11の外周に沿って延びつつ底部13Bに向かって傾斜している。そして、最も低い位置に設けられている底部13Bの位置に合わせて排水室13の側部に排水口16が開口している。排水室13の側部は、円筒形状を有し、その上端は封水室11の上端の開口12よりも上方に延びている。排水室13の天井面17は、その中央に開口部18が設けられている。開口部18の内周面には、ネジ18が刻まれている。この開口部18には、フランジ部材3が螺着される。
フランジ部材3は、中央には、排水口32が排水室13内に連通するように形成された筒形状を有し、その上端にフランジ31が径方向外側に向けて延設されている。このフランジ31と排水室13の天井面17との間には、洗い場BRに設けた開口部がパッキン21を介して挟み込まれる。排水口32の下端部は、径方向内側に環状に突出して受け部33を形成しており、この受け部33に内側筒4が支持されている。また、排水口32の上端部付近には、上下方向に一対のリブ34が周方向に略等間隔に複数突設されている。
内側筒4は、円筒形の筒本体41を有し、筒本体41の上端には、ツバ部42が径方向外側に環状に延設されており、ツバ部42がパッキン43を介してフランジ部材3の受け部33に支持される。筒本体41は、排水口32に挿入可能な外径を有し、内側筒4の下端はフランジ部材3に支持された状態で封水室11に進入し、かつ封水室11の底部11Aとの間に所定の隙間を形成する。
目皿5は、排水口32を塞ぐように配置され、排水を流す開口51が複数形成されている。目皿5の側部には、凹部52が複数形成されている。これら凹部52は、フランジ部材3のリブ34に係合されるもので、フランジ部材3に装着したときには、目皿5の上面とフランジ部材3の上面とが略面一になる。
ここで、図1及び図3に示すように、排水枝管14の連通口15には、高さ調整部材60(封水高さ調整部材)が封水室11内に突出するように取り付けられている。
図1、図3から図5に示すように、高さ調整部材60は、封水室11の内壁に沿って湾曲する本体部61と、本体部61の内周面61Aから突出する調整部62とを有する。本体部61は、連通口15の上縁部と側縁部を囲むように略門型になっており、外面61Bには一対の突起63と、これら突起63の間に延びる係合爪64とが一体に設けられている。突起63は、排水枝管14への位置決めのために用いられる。係合爪64は、排水枝管14に形成された引っ掛かり14Aに係合可能になっている。
調整部62は、連通口15の上縁部に略相当する位置から略水平に突出する頂部71を有し、頂部71は本体部61の内周面に沿って延びている。頂部71の先端からは、傾斜部72が斜め下方に向けて連なっている。傾斜部72は、下端72Aに向かうにつれて本体部61との距離を徐々に増大させる。下端72Aは、連通口15の中心線C1よりも低い位置まで延びている。頂部71及び傾斜部72のそれぞれの周方向の端部は、排水枝管14の幅よりも広がっており、側壁部73によって本体部61に連結されて閉塞されている。これによって、高さ調整部材60は、封水室11の周方向に略沿った開口部75を形成する。開口部75は、高さ調整部材60と連通口15とで形成され、その開口面積(流路面積)は、連通口15の開口面積(流路面積)に略等しい。開口部75の幅方向の開口長さL1は、連通口15の幅L2よりも長い。
なお、高さ調整部材60は、ABS樹脂のインジェクション成型などで一体に製造され、係合爪64による嵌合と、接着剤によってトラップ本体2に強固に固定されている。
高さ調整部材60によって排水枝管14の封水高さH1は、傾斜部72の下端72Aまで下がる。この封水高さH1は、内側筒4の封水高さH2に略等しい。なお、図中で2つの封水高さH1,H2は略等しいが、封水高さH2の方を小さくしても良いし、封水高さH2を大きくしても良い。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
通常の使用状態では、封水室11は上端まで排水(封水)が貯溜されている。封水室11に連通する内側筒4内にも上端と同じ高さまで排水が貯溜されている。排水枝管14は、排水で満たされている。
洗い場BRからの排水は、目皿5を通して排水口32に流入する。さらに、排水口32から内側筒4を通って封水室11に導かれる。封水室11の水量が増えるので、一部の排水が封水室11から排水室13に溢れ出す。排水は、排水室13の傾斜に沿って流れ、排水口16から下水管W1に排出される。
浴槽からの排水は、排水枝管14に流入する。この排水は、連通口15から高さ調整部材60が形成する流入空間80を経て開口部75から封水室11に入り込む。高さ調整部材60は周方向に延びる開口部75によって十分な流路面積を確保してあるので、その流路抵抗は高さ調整部材60が無い場合と殆ど変わらない。封水室11の水量が増え、封水室11から排水室13に溢れ出した排水が排水口16から下水管W1に排出される。
ここで、封水室11の水量を徐々に減らした場合、排水枝管14側では高さ調整部材60の傾斜部72の下端72Aを下回るまで破封にはならない。すなわち、排水枝管14の実質的な封水高さH2が、従来のように高さ調整部材60が無い場合の封水高さ(比較のために図1中に示した高さH3)よりも大きいので、封水が従来よりも低い位置まで減ったときでも破封が生じない。
高さ調整部材60は、連通口15を覆うように配置されているが、調整部62の形状によって流路面積は十分に確保されており、排水枝管14から封水室11に至る流量は大きく減少することはない。高さ調整部材60を通して排水するときの排水時間も高さ調整部材60が無い場合に比べて大きく変化することはない。
この実施の形態によれば、高さ調整部材60を取り付けることで排水枝管14の位置や大きさ、封水室11の形状を変えることなく排水枝管14の封水高さH1を大きくすることができる。その結果、破封が起き難くなる。高さ調整部材60は、流路面積を確保できるように突出した形状を有するので、排水に要する時間が大幅に増加することはない。特に、調整部62が頂部71によって突き出された位置から傾斜部72を傾斜させているので、連通口15との間の流路面積を確保できる。さらに、調整部62の周方向の長さが連通口15の幅よりも大きいことも流路面積の確保に寄与している。
ここで、高さ調整部材60を単体の部品として取り扱い、既存の排水トラップに後付けしても良い。十分な流路面積を確保しつつ既存の排水トラップの排水枝管の実質的な開口高さを下げて封水高さを大きくすることが可能である。高さ調整部材60は、接着剤や係合爪64によって簡単に装着することができるので、既に浴室などの設置した排水トラップであっても容易に取り付けられる。
なお、本発明は前記した実施の形態に限定されずに広く応用することができる。
例えば、高さ調整部材60を既存の排水トラップに接着剤等で取り付けて使用しても良い。高さ調整部材60の取り付け構造は、実施の形態に限定されない。
高さ調整部材60は、傾斜部72のみを有しても良い。また、周方向の長さを連通口15の開口幅と同程度にしても良い。高さ調整部材60の取付構造は、実施の形態に限定されず種々変形することができる。
排水トラップの構成を示す断面図である。 排水トラップの構成を示す分解斜視図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 高さ調整部材の斜視図である。 図4のB矢視図である。
符号の説明
1 排水トラップ
11 封水室
12 開口
14 排水枝管
15 連通口
16 排水口
60 高さ調整部材(封水高さ調整部材)
75 開口部(開口)
L1 開口長さ
L2 幅(連通口の幅)

Claims (6)

  1. 排水を貯溜可能で上端に開口が形成された有底筒状の封水室を有し、前記封水室に上方又は側方から排水が流入したときに前記封水室から溢れ出した排水を排出口から排出するように構成した排水トラップであって、
    側方から前記封水室に排水を流入させる排水枝管が前記封水室の側部に形成する連通口を有し、前記連通口を上方から覆うように前記封水室内に突出して前記連通口の上端よりも下方に延び、前記連通口における流路面積を略維持するように前記封水室内に突出する封水高さ調整部材を備え、
    前記封水高さ調整部材は、前記封水室の周方向に延び、前記排水枝管から前記封水室に流入する排水が流れる開口部を有し、
    前記開口部の高さ方向に略直交する幅方向の開口長さは、前記排水枝管の前記連通口の幅よりも大きく、
    前記封水室内には、上方から前記封水室に排水を流入させる内側筒が、該内側筒の下端が前記連通口の上端よりも下方に位置するとともに前記封水室の底部との間に隙間を形成するように挿入され、
    前記封水高さ調整部材は、前記封水室内に前記内側筒側に向かって突出し、前記封水室の底部との間に前記開口部を形成する調整部を備え、
    前記調整部は、前記連通口からの排水が前記開口部から前記封水室に入り込むときに経る流入空間を形成し、
    前記調整部は、前記内側筒側に向かって斜め下方に延在するとともに下端が前記開口部を形成し、前記流入空間を前記内側筒側から閉塞する傾斜部を備え、
    前記傾斜部は、前記内側筒の外周面から離間して配置されていることを特徴とする排水トラップ。
  2. 前記封水高さ調整部材は、前記封水室の内壁に沿って前記連通口の上縁部と側縁部を囲むように配置されるとともに、前記調整部が前記内側筒側に向かって突出する本体部と、前記本体部の外面に設けられるとともに、前記排水枝管の内周面から下方に向けて突設されて前記連通口の上縁部を形成する引っ掛かりに係合可能な係合爪と、を備え、
    前記係合爪は、前記本体部の外面から前記連通口の中心線が延在する方向に板状に延びて前記引っ掛かりの下方を通過した後、上方に向かうように形成されており、前記本体部の外面との間で前記引っ掛かりを、前記連通口の中心線が延在する方向に挟み込むことで、前記引っ掛かりに係合することを特徴とする請求項1に記載の排水トラップ。
  3. 前記開口部は、前記周方向に略沿っていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の排水トラップ。
  4. 排水を貯溜可能で上端に開口が形成された有底筒状の封水室を有し、前記封水室に上方又は側方から排水が流入したときに前記封水室から溢れ出した排水を排出口から排出する排水トラップに装着され、前記封水室の側方から前記封水室に排水を流入させる排水枝管が前記封水室の側部に形成する連通口の封水高さを調整するために用いられ、前記連通口を上方から覆うように突出して前記連通口の上端よりも下方に延び、
    前記連通口における流路面積を略維持するように前記封水室内に突出し、
    前記封水室の周方向に延び、前記排水枝管から前記封水室に流入する排水が流れるとともに、高さ方向に略直交する幅方向の開口長さが前記排水枝管の前記連通口の幅よりも大きい開口部を形成し、
    前記封水室内に挿入されて下端が前記連通口の上端よりも下方に位置するとともに前記封水室の底部との間に隙間を形成し、上方から前記封水室に排水を流入させる内側筒側に向かって前記封水室内に突出し、前記封水室の底部との間に前記開口部を形成する調整部を備え、
    前記調整部は、前記連通口からの排水が前記開口部から前記封水室に入り込むときに経る流入空間を形成し、
    前記調整部は、前記内側筒側に向かって斜め下方に延在するとともに下端が前記開口部を形成し、前記流入空間を前記内側筒側から閉塞する傾斜部を備え、
    前記傾斜部は、前記内側筒の外周面から離間して配置されることを特徴とする排水トラップの封水高さ調整部材。
  5. 前記封水室の内壁に沿って前記連通口の上縁部と側縁部を囲むように配置されるとともに、前記調整部が前記内側筒側に向かって突出する本体部と、前記本体部の外面に設けられるとともに、前記排水枝管の内周面から下方に向けて突設されて前記連通口の上縁部を形成する引っ掛かりに係合可能な係合爪と、を備え、
    前記係合爪は、前記本体部の外面から前記連通口の中心線が延在する方向に板状に延びて前記引っ掛かりの下方を通過した後、上方に向かうように形成されており、前記本体部の外面との間で前記引っ掛かりを、前記連通口の中心線が延在する方向に挟み込むことで、前記引っ掛かりに係合することを特徴とする請求項4に記載の排水トラップの封水高さ調整部材。
  6. 前記開口部は、前記周方向に略沿っていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の排水トラップの封水高さ調整部材。
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