JP6685505B2 - 貯水タンク及びその貯水タンクを備えた水洗大便器 - Google Patents
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Description
蒸気による結露水を貯水タンク内部へと返す機構として、例えば、吸気口よりも上側に蓋部を設け、吸気口から貯水タンク内部へと結露水を流し入れるものが考えられるが、大型化ならびにコストの増加が懸念される。
まず、図1により本発明の一実施形態に係る水洗大便器の構造を説明する。図1は本発明の一実施形態に係る水洗大便器を示す構成図である。
定流量弁620は、給水路320から定流量弁620に流れ込んで下流側へ向かう洗浄水の流量を一定にする。主弁640は、その開閉により、リム吐水口212及びジェット吐水口214における洗浄水の吐水と止水とを切替える。給水路切替弁660は、リム側給水路340またはタンク側給水路360へ向けて洗浄水を供給する。また、給水路切替弁660は、リム側給水路340及びタンク側給水路360にともに同じタイミングにて洗浄水を供給可能であって、リム側給水路340及びタンク側給水路360へ供給する洗浄水の量の割合を任意に変更できる。バキュームブレーカ680は上流側への洗浄水の逆流を抑制するものであり、排水路390により貯水タンク800と接続される。
また、タンク本体820の内部には、上端フロートスイッチ(図示せず)及び下端フロートスイッチ(図示せず)が配置されており、タンク本体820内の水位を検出できるようになっている。上端フロートスイッチは、タンク本体820内の水位が所定の貯水水位に達するとオンに切り替わり、制御部はこれを検知して、主弁640を閉鎖させる。一方、下端フロートスイッチは、タンク本体820内の水位が所定の水位まで低下するとオンに切り替わり、制御部はこれを検知して、加圧ポンプ900を停止させる。
図2は本発明の一実施形態に係る水洗大便器のバルブユニットを示す上面図であり、図3は図2のIII−III断面図である。
同様に、バキュームブレーカ680は、給水路切替弁660の下流に設けられタンク側給水路360へ通じるタンク側入水口(図示せず)と、このタンク側入水口を開閉するタンク側弁体(図示せず)と、このタンク側弁体682bを通過した洗浄水が流入するタンク側水流路(図示せず)と、このタンク側水流路を通過した洗浄水をタンク側給水路へ流出させるタンク側出水口684bとを有する。さらに、図2に示すように、タンク側弁体の上方には円筒状のタンク側大気導入口685bが形成されている。
また、リム側大気導入口685a及びタンク側大気導入口685bの周囲には、リム側大気導入口685a及びタンク側大気導入口685bを取り囲むように水受け部686が形成されている。
同様に、タンク側弁体は、非通水時においては、その自重により、タンク側入水口に形成されたシート面に着座して、タンク側入水口を閉鎖している。この際、タンク側水流路とタンク側大気導入口685bは連通されている。また、通水時においては、タンク側弁体は、流入する洗浄水の水勢により上方に押し上げられ、タンク側大気導入口685bの下端に形成されているシート面に着座して、タンク側大気導入口685bが閉鎖される。この際、タンク側入水口とタンク側出水口684bは連通される。
また、水受け部686の底面には、排水口686aが開口され、この排水口686aと貯水タンク800とが排水路390により接続されている。これにより、リム側大気導入口685a及びタンク側大気導入口685bから溢れ出た洗浄水は、水受け部686に入り、排水口686aから排水路390を通って貯水タンク800へと排水される。また、水受け部686の対面は、排水口686aに向けて段階的に傾斜いている。
図4は図3のIV−IV断面図である。
図3に示すように、タンク本体820は、タンク本体820の内部へ吸気を行う導入部850を備える。
吸気口部854は、吸気口854aを形成し、排水路390と連通することで、排水路390を介して水受け部686の排水口686aからタンク本体820へと吸気を行う。また、絞り部856側へ向けて突出した凸条部854bが吸気口854aを取り囲むように形成され、凸条部854bの基端(図3における上端)から外方かつ絞り部856から遠ざかる方向へ延びる傾斜面854cが形成される。
絞り部856は、連通流路852の内壁から内部に向けて突出することで連通流路852に水平断面円形状の絞り開口856aを形成する。
逆止弁本体862は、下方が開放され上方が閉塞された水平断面円形状の筒状に形成され、吸気口部854と絞り部856との間にて摺動可能に設けられる。また、逆止弁本体862の外周縁は凸条部854bの外周縁よりも大きく形成される。
このような構成により、通常時においては、逆止弁本体862は絞り開口856aを上方から覆った状態で絞り部856に載置される。その一方、タンク本体820から連通流路852を介して排水路390へ水が逆流しようとした際には、VB側逆止弁860が流入する水の水勢により上方に押し上げられることで、凸条部854bに着座して弁体864が凸条部854bとの間の水密を保持し、吸気口854aを閉鎖する。
200…便器本体
210…ボウル部
212…リム吐水口
214…ジェット吐水口
220…排水トラップ管路
300…機能部
320…給水路
340…リム側給水路
360…タンク側給水路
370…ポンプ側給水路
380…ジェット側給水路
390…排水路
600…バルブユニット
620…定流量弁
640…主弁
660…給水路切替弁
680…バキュームブレーカ
684a…リム側出水口
684b…タンク側出水口
685a…リム側大気導入口
685b…タンク側大気導入口
686…水受け部
686a…排水口
800…貯水タンク
820…タンク本体
840…給水側逆止弁
850…導入部
852…連通流路
854…吸気口部
854a…吸気口
854b…凸条部(弁座)
854c…傾斜面
856…絞り部
856a…絞り開口
860…VB側逆止弁
862…逆止弁本体
864…弁体
900…加圧ポンプ
Claims (4)
- 内部に水を貯水するタンク本体と、前記タンク本体の内部へ吸気を行う導入部と、を備えた貯水タンクにおいて、
前記導入部は、前記タンク本体の内部と外部とを連通する連通流路と、前記連通流路の上流端部に設けられ吸気口を形成する吸気口部と、前記連通流路の内壁から内部に向けて突出し前記連通流路の流れ方向に直交する断面の断面積を狭める絞り部と、前記吸気口部と前記絞り部との間に設けられ前記タンク本体の内部の水が前記吸気口から外部へと流出することを抑制する逆止弁と、を有し、
前記逆止弁は、前記絞り部により形成された絞り開口を覆う逆止弁本体と、前記逆止弁本体に設けられ前記吸気口を取り囲む弁座に当接することで前記弁座との間の水密を保持可能な弁体と、を有した貯水タンク。 - 前記弁座は前記絞り部側へ向けて突出した凸条部であり、
前記逆止弁本体は、前記逆止弁本体の外周縁が前記凸条部の外周縁よりも大きく形成された請求項1に記載の貯水タンク。 - 前記弁座は前記絞り部側へ向けて突出した凸条部であり、
前記吸気口部は、前記弁座の基端から外方かつ前記絞り部から遠ざかる方向へ延びる傾斜面を有した請求項1又は2に記載の貯水タンク。 - 請求項1乃至3の何れかに記載の貯水タンクを備えた水洗大便器。
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JP2016067363A JP6685505B2 (ja) | 2016-03-30 | 2016-03-30 | 貯水タンク及びその貯水タンクを備えた水洗大便器 |
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JP2016067363A JP6685505B2 (ja) | 2016-03-30 | 2016-03-30 | 貯水タンク及びその貯水タンクを備えた水洗大便器 |
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