JP7222241B2 - 水洗大便器装置 - Google Patents
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Description
上記構成の本発明によれば、連結ユニットを交換することにより、給水管の取り回しに適した位置に給水口を配置することができる。
上記構成の本発明によれば、給水口から供給された洗浄水は、一度連結ユニットの底面に衝突した後、開口部からタンク本体に供給される。このため、給水時における静音化及び水はねの抑制を実現できる。
上記構成の本発明によれば、傾斜面を設けることにより給水時に洗浄水が衝突する際の音を抑えることができるとともに、水はねの抑制を実現できる。
上記構成の本発明によれば、連結ユニットを交換することにより、各国の規格に対応したタンク装置を構成することができる。
上記構成の本発明によれば、密閉防止手段により給水開口部が洗浄水により密閉されるのを防止できるため、配管が水により閉塞されることに起因する異音などが発生することなく、洗浄水が給水開口部をスムーズに流れる。
上記構成の本発明によれば、壁部により給水開口部の内部空間が、洗浄水流路と、空気が流れる空気流路とに区画されるため、確実に空気が流れる空気流路を確保することができ、給水開口部が洗浄水により密閉されるのを防止できる。
上記構成の本発明によれば、タンク本体から排出される空気が空気流路を流通し、壁部の側方を通って内部区間に排出されるため、給水開口部が洗浄水により密閉されるのを防止できる。
上記構成の本発明によれば、タンク本体から排出される空気が空気流路を流通し、壁部の上方を通って内部区間に排出されるため、給水開口部が洗浄水により密閉されるのを防止できる。
上記構成の本発明によれば、タンク本体から排出される空気が空気流路から空気逃がし流路を通り外部に排出されるため、給水開口部が洗浄水により密閉されるのを防止できる。
以下、本発明の水洗大便器装置の第1実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による水洗大便器装置を示す斜視図である。また、図2は、本発明の第1実施形態による水洗大便器装置の構成を示す構成図である。図1に示すように、本実施形態による水洗大便器装置1は、便器本体2と、タンク装置4とを備える。
タンクユニット16のタンク本体32内の貯留部32Aには洗浄水が貯留されている。使用者がリモコンなどにより水洗大便器装置1の洗浄スイッチを起動すると、ポンプユニット34が駆動され、タンク本体32の貯留部32A内の洗浄水が吐水管6に送出され、便器本体2のボウル部2aに吐出される。この際、連結ユニット14のオーバーフロー開口24Bに逆止弁30が取り付けられているため、オーバーフロー管6Aに吐水管6から洗浄水が流れ込んでも、連結ユニット14のハウジング24内に流れこむのを防止できる。
本実施形態によれば、着脱可能な連結ユニット14、114を取り換えることにより、オーバーフロー開口24B、224Bの位置を変えることができるため、製品ごとに異なるオーバーフロー開口24B、224Bの取り回しが可能になるとともに、オーバーフロー管6Bの接続作業に適するようにオーバーフロー開口24B、224Bの位置を変更することができる。さらに、オーバーフロー水位をタンク本体32の上端よりも上方にすることができ、タンク本体32の容積を最大限活用できる。
例えば、密閉防止手段として、傾斜部28、128、228の上面にシボ加工を施してもよい。シボ加工を施すことにより、傾斜部28、128、228の上面には微細な凹凸が形成される。これにより、傾斜部28、128、228の親水性が向上し、給水口26A、126A、226Aから供給された洗浄水は傾斜部28、128、228に沿って流れ、給水開口部24A、124A、224Aの傾斜部28、128、228側の部分を流れる。このため、給水開口部24A、124A、224Aの全断面が洗浄水により密閉されるのを防止することができ、給水開口部24A、124A、224Aの傾斜部28、128、228と反対側の領域を、タンクユニット16から排出される空気が流通することができる。このように、傾斜部28、128、228にシボ加工により形成された凹凸も、給水開口部24A、124A、224Aが洗浄水により密閉されるのを防止する密閉防止手段として機能する。
以下、本発明の水洗大便器装置の第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態における水洗大便器装置は、連結ユニットの構成のみが第1実施形態と異なっている。
図6~図9は、第2実施形態の水洗大便器装置の連結ユニットを示し、図6は斜視図、図7は上面図、図8は図7におけるA-A断面図、図9は図7におけるB-B断面図である。なお、図6及び図7では、給水部材及び逆止弁を省略して図示する。
本実施形態によれば、壁部344により給水開口部324Aの内部空間が、洗浄水流路346Bと、空気が流れる空気流路346Aとに区画されるため、確実に空気が流れる空気流路346Aを確保することができ、給水開口部324Aが洗浄水により密閉されるのを防止できる。
以下、本発明の水洗大便器装置の第3実施形態を説明する。なお、第3実施形態における水洗大便器装置は、連結ユニットにおける壁部の構成のみが第2実施形態と異なっている。
図10~図12は、第3実施形態の水洗大便器装置の連結ユニットを示し、図10は斜視図、図11は上面図、図12は図11におけるA-A断面図である。なお、図10及び図11では、給水部材及び逆止弁を省略して図示する。上述の通り、本実施形態では、連結ユニット414の壁部444の構成が、第2実施形態の壁部344と異なっているものの、ハウジング324の構成は同一であるため、ハウジング324に関しては同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施形態によれば、壁部444により給水開口部424Aの内部空間が、洗浄水流路446Bと、空気が流れる空気流路446Aとに区画されるため、確実に空気が流れる空気流路446Aを確保することができ、給水開口部324Aが洗浄水により密閉されるのを防止できる。
以下、本発明の水洗大便器装置の第4実施形態を説明する。なお、第4実施形態における水洗大便器装置は、連結ユニットの構成のみが第1実施形態と異なっている。
本実施形態によれば、壁部544により給水開口部524Aの内部空間が、洗浄水流路546Bと、空気が流れる空気流路546Aとに区画されるため、確実に空気が流れる空気流路546Aを確保することができ、給水開口部524Aが洗浄水により密閉されるのを防止できる。
2 便器本体
2a ボウル部
2b 排水トラップ管
4 タンク装置
6 吐水管
6A オーバーフロー管
6B オーバーフロー管
8 給水管
12 バルブユニット
14 連結ユニット
16 タンクユニット
18 止水栓
20 定流量弁
22 電磁弁
22A ダイヤフラム
24 ハウジング
24A 給水開口部
24B オーバーフロー開口
24C 内部空間
26 給水部材
26A 給水口
28 傾斜部
30 逆止弁
32 タンク本体
32A 貯留部
32B 開口部
34 ポンプユニット
34A 通水管
36 フロートスイッチ
38 水抜き栓
114 交換用連結ユニット
124 ハウジング
124A 給水開口部
124B オーバーフロー開口
124C 内部空間
126 給水部材
126A 給水口
128 傾斜部
214 連結ユニット
224 ハウジング
224A 給水開口部
224B オーバーフロー開口
224C 内部空間
224D 第2のオーバーフロー開口
226A 給水口
228 傾斜部
314 連結ユニット
324 ハウジング
324A 給水開口部
324B オーバーフロー開口部
326 給水部材
330 逆止弁
340 本体部
340A 底板
340B 側壁
340C 側壁
340D 側壁
340E 側壁
340E1 開口
342 供給部
342A 側壁
342B 天板
344 壁部
344A 基部
344B 本体部
346A 空気流路
346B 洗浄水流路
414 連結ユニット
444 壁部
446A 空気流路
446B 洗浄水流路
514 連結ユニット
524 ハウジング
524A 給水開口部
524B オーバーフロー開口部
526 給水部材
530 逆止弁
540 本体部
540A 底板
540B 側壁
540C 側壁
540D 側壁
540E 側壁
540E1 開口
542 供給部
542A 側壁
542B 天板
542B1 傾斜部
542B2 水平部
542B3 開口
542B3 開口部
544 壁部
544A 平坦部
544B 円弧部
546 空気流路形成部材
546A 空気流路
546B 洗浄水流路
A 下端高さ
B 湾曲部
Claims (9)
- タンク装置から便器本体に洗浄水が供給される水洗大便器装置であって、
前記タンク装置は、
前記便器本体に供給される洗浄水が貯留部に貯留され、開口部が形成されたタンク本体と、
前記タンク本体の前記開口部に着脱可能に取り付けられ、内部空間が前記タンク本体の貯留部に連通する連結ユニットと、を備え、
前記連結ユニットには、オーバーフロー管が接続され、前記内部空間の洗浄水を外部に逃がすことができるオーバーフロー開口が形成されており、
前記連結ユニットのオーバーフロー開口の上方には、前記内部空間と外部とを連通させる、第2のオーバーフロー開口が設けられている、ことを特徴とする水洗大便器装置。 - 前記連結ユニットには、前記内部空間へ洗浄水を供給する給水管が接続される給水口が形成されている、請求項1に記載の水洗大便器装置。
- 前記給水口は前記開口部に対して水平方向に偏心して設けられている、請求項2に記載の水洗大便器装置。
- 前記給水口の鉛直下方に前記開口部に向かって傾斜する傾斜面が設けられている、請求項3に記載の水洗大便器装置。
- 前記連結ユニットには、前記タンク本体の前記開口部に接続される給水開口部が形成されており、
前記連結ユニットは、前記給水開口部が洗浄水により密閉されるのを防止する密閉防止手段を有する、請求項1~4の何れか1項に記載の水洗大便器装置。 - 前記密閉防止手段は、前記給水開口部内を水平断面内において前記洗浄水が流れる洗浄水流路と、空気が流れる空気流路とに区画する壁部を有する、請求項5に記載の水洗大便器装置。
- 前記壁部の側方において、前記空気流路は前記内部空間に連通している、請求項6に記載の大便器装置。
- 前記壁部の上方において、前記空気流路は前記内部空間に連通している、請求項6に記載の大便器装置。
- 前記密閉防止手段は、さらに、一端が外部に連通する空気逃がし流路を形成する空気流路形成部材を含み、
前記空気流路は前記空気逃がし流路の他端に連通している、請求項6に記載の大便器装置。
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