JP7237285B2 - 水洗大便器 - Google Patents

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Description

本発明は、水洗大便器に係り、特に、洗浄水により洗浄されて汚物を排出する水洗大便器に関する。
従来から、洗浄水により洗浄されて汚物を排出する水洗大便器として、例えば、特許文献1に記載されているように、貯水タンク本体に貯水された洗浄水をポンプ装置により便器本体に排出し、便器本体の洗浄を行うものが知られている。
このような従来の水洗大便器においては、水道管から供給される水道水(洗浄水)を、給水圧を利用して便器本体のリム部に形成されたリム吐水口から吐水すると共に、貯水タンク本体に貯水された洗浄水をポンプ装置により加圧してボウル部の底部に形成されたジェット吐水口から吐水するようになっている。
また、上述した特許文献1に記載されている従来の水洗大便器においては、ポンプ装置の駆動中にタンク給水を行う、いわゆる、「追っかけ給水」を行うようになっている。これにより、貯水タンク本体を小型化しながら、大流量の洗浄水を用いて便器洗浄を行うことができるようになっている。
特開2009-30405号公報
近年、意匠性向上のため、水洗大便器の多様なデザインに適応する貯水タンク本体が求められており、貯水タンク本体の形状が複雑化に伴い、貯水タンク本体の底面に高低差(段差)が形成される。
また、貯水タンク本体の底面には、ポンプ装置の吸引管の開口が位置するように設けられているが、貯水タンク本体の底面の高低差によって、吸引管に洗浄水が流れ込むのに時間がかかってしまい、便器洗浄が途中で途切れてしまうおそれがあるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、貯水タンク本体を小型化することが可能であるとともに、十分な量の洗浄水を便器本体へ供給することができる水洗大便器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、洗浄水により洗浄されて汚物を排出する水洗大便器であって、汚物を受けるボウル部と、このボウル部の上縁に形成されたリム部と、上記ボウル部内の汚物を排出する排水トラップ部と、を備えた便器本体と、上記便器本体の後方に設けられて上記便器本体に洗浄水を供給するタンク装置と、を有し、上記タンク装置は、給水源から供給された洗浄水を給水する給水部と、上記便器本体の後方且つ床面よりも上方に設けられた貯水タンク本体と、上記貯水タンク本体の下流側に設けられて上記貯水タンク本体から流入した洗浄水を上記便器本体に圧送するポンプと、上記貯水タンク本体内に設けられた上流端開口部を含み、上記ポンプの駆動部が作動することにより上記貯水タンク本体内の洗浄水を上記上流端開口部から上記ポンプ側に向けて吸引可能にする吸引管と、を備えており、上記給水部は、上記ポンプの駆動中に上記貯水タンクへの給水を可能にするものであり、上記貯水タンク本体は、上記貯水タンク本体の最低底面を有すると共に容積が大きい側である大タンク部と、容積が小さい側である小タンク部と、を備えており、上記貯水タンク本体の上面には、上記給水部からの洗浄水を上記貯水タンク本体内に給水可能にする給水口が設けられており、この貯水タンク本体の給水口及び上記吸引管の上流端開口部のそれぞれは、上記大タンク部側に設けられていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、給水部から貯水タンク本体への給水中にポンプの駆動部を駆動することにより、貯水タンク本体から便器本体に洗浄水を圧送することができる。このとき、貯水タンク本体への給水とポンプから便器本体への洗浄水の供給とを同時に行う、いわゆる、「追っかけ給水」を行うことができるため、貯水タンク本体の貯水量を抑制することができ、貯水タンク本体の小型化が可能になる。
また、貯水タンク本体の最低底面を有する大タンク部側において、貯水タンク本体の給水口及び吸引管の上流端開口部のそれぞれが設けられているため、給水部からの洗浄水が貯水タンク本体の給水口から貯水タンク本体内に給水された際に、まず、小タンク部よりも容量が大きい大タンク部側から優先的に洗浄水を供給することができる。
したがって、大タンク部側に設けられた吸引管への給水についても枯渇しないため、貯水タンク本体の小タンク部と大タンク部による複雑なタンク形状において、追っかけ給水を行うものであっても、便器洗浄が途切れることを抑制することができる。
これらの結果、貯水タンク本体を小型化することが可能であるとともに、タンク装置から十分な量の洗浄水を便器本体へ供給することができる。
本発明において、好ましくは、上記貯水タンク本体は、上記貯水タンク本体を左右中央で二分割したときに容積が大きい側に設けられた上記大タンク部と、上記貯水タンクを左右中央で二分割したときに容積が小さい側に設けられた上記小タンク部とにより左右非対称の形状であり、上記貯水タンク本体の給水口は、上記大タンク部の上面に設けられ、上記吸引管は、上記大タンク部内に設けられている。
このように構成された本発明においては、貯水タンク本体の給水口が貯水タンク本体の大タンク部の上面に設けられていると共に、吸引管が貯水タンク本体の大タンク部内に設けられていることにより、貯水タンク本体の給水口及び吸引管の双方について、貯水タンク本体の大タンク部に集約して設けることができる。
これにより、便器本体の後方の限られたスペースを有効活用して、貯水タンク本体のタンク容量をより大きく確保することができる。
また、貯水タンク本体の大タンク部側において、貯水タンク本体の給水口と吸引管を設けることにより、小タンク部よりも容量が大きい大タンク部側から優先的に洗浄水を供給することができ、吸引管への給水についても枯渇しないようにすることができる。
したがって、追っかけ給水を継続させることができる。
本発明において、好ましくは、上記貯水タンク本体内には、上記給水部から上記貯水タンク本体内に供給された洗浄水が衝突する衝突部が設けられており、この衝突部は、その衝突後の洗浄水の少なくとも一部を上記吸引管の上流端開口部に向かって流水可能にする。
このように構成された本発明においては、貯水タンク本体内に設けられた衝突部により、この衝突部に衝突した後の洗浄水の少なくとも一部について、吸引管の上流端開口部に向かって流水させることができるため、吸引管側に洗浄水を効率良く誘導することができる。
したがって、貯水タンク本体における給水口と吸引管の互いの配置が異なる箇所にずれて配置されていたとしても、貯水タンク本体の給水口から貯水タンク本体内に給水された洗浄水を吸引管の上流端開口部に優先的に供給することができる。
よって、吸引管への給水が枯渇することなく、追っかけ給水を継続させることができる。
本発明において、好ましくは、上記吸引管は、さらに、上記ポンプ側に設けられる下流端開口部と、この下流端開口部から水平左右方向に延びる横管部と、この横管部の一端側から上記上流端開口部まで延びる縦管部と、を備えており、上記衝突部は、上記給水口の下方に配置された上記横管部の周面に設けられており、上記縦管部の外周面は、側面視において、上記横管部との接続部から上記上流端開口部に向かって斜め下方に延びるように形成されている。
このように構成された本発明においては、貯水タンク本体における給水口と吸引管(横管部及び縦管部)との互いの配置が異なる箇所にずれて配置されていたとしても、貯水タンク本体の給水口から貯水タンク本体内に給水された洗浄水について、貯水タンク本体内の給水口の下方に配置された吸引管の横管部の周面に設けられた衝突部で衝突させることができる。
そして、この衝突部に衝突した後の洗浄水の少なくとも一部については、吸引管の縦管部の上流端開口部に向かって斜め下方に延びる外周面により、吸引管の縦管部の上流端開口部に向かって流れ易くなるため、貯水タンク本体内に給水された洗浄水を優先的に吸引管側に効率良く誘導することができる。
したがって、吸引管への給水が枯渇することなく、追っかけ給水を継続させることができる。
また、吸引管の縦管部の外周面が、側面視において、横管部との接続部から上流端開口部に向かって斜め下方に延びるように形成されているため、吸引管の縦管部の上下方向の高さ寸法を抑制することができる。
したがって、吸引管が設けられている貯水タンク本体における大タンク部側の上下方向の収容スペースを小型化することができる。
本発明の水洗大便器によれば、貯水タンク本体を小型化することが可能であるとともに、十分な量の洗浄水を便器本体へ供給することができる。
本発明の一実施形態による水洗大便器を斜め後方且つ上方から見た概略斜視図である。 本発明の一実施形態による水洗大便器の全体構成図である。 本発明の一実施形態による水洗大便器のタンクユニットの部分を拡大した部分拡大平面図である。 図3のIV-IV線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による水洗大便器の貯水タンクを斜め後方且つ上方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態による水洗大便器の貯水タンクの背面図である。 図3に示す本発明の一実施形態による水洗大便器の水受けハウジング部分を拡大した部分拡大平面図である。 図3のVIII-VIII線に沿った断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態による水洗大便器について説明する。
まず、図1は、本発明の一実施形態による水洗大便器を斜め後方且つ上方から見た概略斜視図である。また、図2は、本発明の一実施形態による水洗大便器の全体構成図である。
図1及び図2に示すように、本発明の一実施形態による水洗大便器1は、陶器製の便器本体2と、その後方側に設けられたタンク装置4と、を備えている。
また、便器本体2は、汚物を受けるボウル部2aと、このボウル部2aの底部から延びてボウル部2a内の汚物を排出する排水トラップ部(排水トラップ管2b)と、ボウル部2aの上縁に形成されるリム部2cと、を備えている。
つぎに、図1及び図2に示すように、タンク装置4は、その上流側及び下流側にそれぞれ接続された給水管6(給水部)及び吐水管8をそれぞれ備えている。
給水管6の上流側は、水道等の外部の給水源(図示せず)に接続されている。一方、給水管6の下流側は、タンク装置4の貯水タンク10(詳細は後述する)に接続されている。これらにより、給水管6から貯水タンク10に洗浄水が供給されるようになっている。
また、給水管6には、上流側から下流側に向かって、止水栓12、バルブユニット14がそれぞれ設けられている。
さらに、バルブユニット14は、給水管6に設けられた定流量弁16、並びに、この定流量弁16の下流側に設けられた開閉弁(ダイヤフラム弁17)を開閉する電磁弁18をそれぞれ含む。
つぎに、図1及び図2に示すように、タンク装置4は、さらに、給水管6のバルブユニット14の下流側に接続されている連結ユニット20と、この連結ユニット20の下流側に接続されて貯水タンク10を含むタンクユニット22とを備えている。
バルブユニット14において、給水管6内の洗浄水が定流量弁16により流量が一定に調整されるようになっている。
その後、電磁弁18が電磁的に開弁し、開閉弁(ダイヤフラム弁17)により給水管6の流路が開放されると、給水管6内の洗浄水が連結ユニット20を経てタンクユニット22に供給されるようになっている。
すなわち、バルブユニット14全体は、給水管6と共に、水道等の給水源から供給された洗浄水を貯水タンク10に給水する給水部として機能するようになっている。
図2に示すように、連結ユニット20は、水受けハウジング24(小タンク)と、オーバーフロー管26と、逆止弁28と、を備えている。
また、水受けハウジング24は、その下方開口部24aがタンクユニット22の貯水タンク10の上方開口部10aに着脱可能に接続されている。
なお、水受けハウジング24とその周辺部分の詳細については、後述する。
つぎに、オーバーフロー管26は、水受けハウジング24の側壁の一部に設けられたオーバーフロー口24bと吐水管8とを接続している。
吐水管8は、その上流側がタンク装置4のポンプ30に接続された接続管(洗浄水供給管)であり、その下流側が便器本体2のリム部2cの内部のリム導水路2dに接続されている。
さらに、逆止弁28は、オーバーフロー口24bに設けられており、水受けハウジング24内の洗浄水がオーバーフロー口24bからオーバーフロー管26に流入することを可能にする一方、オーバーフロー管26内の洗浄水が水受けハウジング24内へ逆流することを妨げることができるようになっている。
つぎに、図2に示すように、タンクユニット22は、貯水タンク10、ポンプ30、フロートスイッチ32、水抜き栓34、及び、コントローラC等をそれぞれ備えている。
ポンプ30は、吐水管8の上流側に接続されている通水管36の一部(途中)に設けられている。この通水管36の上流端36aは、貯水タンク10内に設けられた吸引管38の下流端38aに接続されている。
なお、通水管36及び吸引管38の詳細については後述する。
貯水タンク10内に貯水されている洗浄水は、ポンプ30が作動することにより、吸引管38の上流端開口部である吸引口38bから吸引管38内に吸引され、その後、この吸引管38から通水管36内に吸引された後、ポンプ30を経て吐水管8に圧送されるようになっている。
これにより、貯水タンク10からポンプ30により吐水管8に供給された洗浄水のうちのすべてがリム導水路2dの入口2eからリム導水路2d内に供給されるようになっている。
そして、リム導水路2d内の洗浄水はリム導水路2dの下流端のリム吐水口2fからボウル部2a内に吐水され、便器洗浄(いわゆる、リム吐水100%による便器洗浄)が行われるようになっている。
すなわち、これらの通水管36及び吐水管8のそれぞれは、貯水タンク10からポンプ30によって圧送された洗浄水を便器本体2に供給する洗浄水供給管として機能するようになっている。
フロートスイッチ32は、貯水タンク10内の水位を検知するものである。バルブユニット14の電磁弁18の開閉動作は、フロートスイッチ32が検知した貯水タンク10内の水位に基づいてコントローラCにより制御されるようになっている。
また、ポンプ30の作動についても、フロートスイッチ32が検知した貯水タンク10内の水位に基づいてコントローラCにより制御されるようになっている。
例えば、フロートスイッチ32が検知した貯水タンク10内の水位が所定以下である場合には、電磁弁18が開弁して給水管6が開放され、ポンプ30が作動されるようになっている。
そして、貯水タンク10内の水位が所定水位まで到達すると、電磁弁18が閉弁して給水管6が閉鎖され、ポンプ30が停止されるようになっている。
さらに、コントローラCの制御により、給水管6から貯水タンク10への給水中にポンプ30を駆動して、貯水タンク10から便器本体2に洗浄水を圧送することができ、給水管6から貯水タンク10への給水とポンプ30から便器本体2への洗浄水の供給を同時に行うことができる。
水抜き栓34は、貯水タンク10の底面に設けられている。この水抜き栓34は、通常使用時では、常時閉鎖されており、必要に応じて開放され、貯水タンク10内の洗浄水を外部に排出することができるようになっている。
つぎに、図3~図6を参照して、タンクユニット22の貯水タンク10の詳細について説明する。
図3は、本発明の一実施形態による水洗大便器のタンクユニットの部分を拡大した部分拡大平面図である。また、図4は、図3のIV-IV線に沿った断面図である。
まず、図3及び図4に示すように、タンクユニット22の貯水タンク10は、単一のタンク本体40と、このタンク本体40の外側を覆う防露材42とを備えている。
つぎに、図5は、本発明の一実施形態による水洗大便器の貯水タンクを斜め後方且つ上方から見た斜視図である。また、図6は、本発明の一実施形態による水洗大便器の貯水タンクの背面図である。
図3~図6に示すように、タンクユニット22の貯水タンク10を左右中央で二分割する仮想の鉛直面を「鉛直面A1」とすると、貯水タンク10の単一のタンク本体40及びその外側の防露材42は、鉛直面A1に対して左右に大タンク部44及び小タンク部46をそれぞれ備えており、鉛直面A1によって、大タンク部44と小タンク部46とに左右に二分割されている。
すなわち、図6に示すように、大タンク部44は、タンク本体40及び防露材42を背面側から見て鉛直面A1の左側に配置され、小タンク部46は、タンク本体40及び防露材42を背面側から見て鉛直面A1の右側に配置されており、大タンク部44の容積V1は、小タンク部46の容積V2よりも大きく設定(V1>V2)されている。
これにより、貯水タンク10は、大タンク部44と小タンク部46とにより左右非対称の形状(平面視において概ねC字形又はU字形の異形状)となっている。
また、図1、図3及び図4に示すように、便器本体2の排水トラップ管2bは、ボウル部2aの下方に接続される入口部2gからボウル部2aよりも後方の出口部2hに向かって前後方向に延びている。
そして、図3~図6に示すように、貯水タンク10の大タンク部44は、排水トラップ管2bの後方側に配置される後方側大タンク部44aと、この後方側大タンク部44aから前方に延びて排水トラップ管2bの左右一方側(便器本体2の正面側から見て右側)に配置された前方側大タンク部44bと、後方側大タンク部44aから下方に延びる下方側大タンク部44cと、を備えている。
つぎに、図3~図6に示すように、貯水タンク10の小タンク部46は、排水トラップ管2bの後方側に配置される後方側小タンク部46aと、この後方側小タンク部46aから前方に延びて排水トラップ管2bの左右他方側(便器本体2の正面側から見て左側)に配置された前方側小タンク部46bと、を備えている。
すなわち、図1、図3及び図4に示すように、貯水タンク10は、排水トラップ管2bの上部に対して左右両側及び後方側から取り囲むように配置されている。
つぎに、図4に示すように、便器本体2は、ボウル部2aよりも後方側の領域において、大タンク部44及び小タンク部46のそれぞれを床面よりも上方の位置で収容する大タンク収容部S1及び小タンク収容部S2をそれぞれ備えている。
すなわち、大タンク収容部S1は、便器本体2のボウル部2aよりも後方側の領域において、左右中央で二分割した鉛直面A1に対して左右一方側(便器本体2を正面側から見て鉛直面A1の右側)に形成されている。
一方、小タンク収容部S2は、便器本体2のボウル部2aよりも後方側の領域において、鉛直面A1に対して左右他方側(便器本体2を正面側から見て鉛直面A1の左側)に形成されている。
また、図4~図6に示すように、大タンク部44及び小タンク部46のそれぞれが大タンク収容部S1及び小タンク収容部S2のそれぞれに設置された状態では、大タンク部44の底面の最低位置(下方側大タンク部44cの底面44a最低位置P1)が、小タンク部46の底面の最低位置(後方側小タンク部46a及び前方側小タンク部46bの底面46cの最低位置P2)よりも下方に位置している。
さらに、図4~図6に示すように、大タンク部44及び小タンク部46のそれぞれが大タンク収容部S1及び小タンク収容部S2のそれぞれに設置された状態では、給水口(上方開口部10a)が形成されている大タンク部44の上面44eの最高位置(前方側大タンク部44bの上面44eの最高位置P3)が、小タンク部46の後方側小タンク部46a及び前方側小タンク部46bの上面46dの最高位置P4よりも上方に位置し、かつ、便器本体2のリム部2cの上面2iよりも下方に位置している。
また、図3~図6に示すように、前方側大タンク部44bの前端44fの位置P5は、前方側小タンク部46bの前端46eの位置P6よりも前方に位置している。
ちなみに、図2及び図4に示すように、吸引管38は、タンク本体40の大タンク部44の後方側大タンク部44a及び下方側大タンク部44c内の双方に亘って設けられている。そして、ポンプ30から上流側(側方)に延びる通水管36の上流端36aは、大タンク部44の一部である吸引管38の下流端38aに水密に接続されている。
また、図3に示すように、ポンプ30から下流側(上方)に延びる通水管36の下流端には、吐水管8の上流端が接続されており、吐水管8の下流端(出口部8a)は、便器本体2の鉛直面A1に対して左右他方側(便器本体2を正面側から見て鉛直面A1よりも左側)のリム導水路2dの入口2eに接続されている。
つぎに、図4に示すように、大タンク部44は、その鉛直面A1側(左右中央側)の側壁面44gが大タンク収容部S1内における排水トラップ管2bの外側(排水トラップ管2bを正面側から見て右側)に配置されている。
同様に、小タンク部46は、その鉛直面A1側(左右中央側)の側壁面46fが小タンク収容部S2内における排水トラップ管2bの外側(排水トラップ管2bを正面側から見て左側)に配置されている。
また、図4及び図5に示すように、排水トラップ管2bは、便器本体2の左右中央に設けられており、通水管36の上流端36aは、大タンク部44の左右側面のうちの排水トラップ管2b側の側壁面44gに接続されている。
さらに、図3及び図4に示すように、ポンプ30は、便器本体2のボウル部2aよりも後方で且つ排水トラップ管2bの上方に配置されている。
また、ポンプ30は、後方側大タンク部44a及び後方側小タンク部46aよりも前方側に配置されており、かつ、前方側大タンク部44bと前方側小タンク部46bとの間の左右方向のスペースに配置されている。
これにより、ポンプ30は、通水管36の上流端36a及び吐水管8の下流端(出口部8a)よりも便器本体2の左右中央側に設けられている。
つぎに、図1~図8を参照して、本発明の一実施形態による水洗大便器1の連結ユニット20の水受けハウジング24(小タンク)、並びに、貯水タンク10の外側及び内側の通水管36及び吸引管38の詳細について説明する。
図7は、図3に示す本発明の一実施形態による水洗大便器の水受けハウジング部分を拡大した部分拡大平面図である。また、図8は、図3のVIII-VIII線に沿った断面図である。
なお、図4及び図7に示す連結ユニット20の水受けハウジング24については、図3に示す水受けハウジング24の上蓋48を取り外した状態を示している。
まず、図4及び図7に示すように、連結ユニット20の水受けハウジング24において、便器本体2の前方側から見て左側の側壁24cの上方には、給水管6が接続されている。この給水管6の下流側には、水受けハウジング24の内部まで延びる給水ノズル50(給水部)が設けられている。
また、給水ノズル50の先端部には、下方に差し向けられた給水口50a(給水部)が設けられている。
さらに、水受けハウジング24の側壁24cの下方のオーバーフロー口24bには、逆止弁28を介してオーバーフロー管26が接続されている。
つぎに、図4、図7及び図8に示すように、貯水タンク10内における吸引管38は、その全体が大タンク部44内に設けられている。この吸引管38は、具体的には、上下方向に延びる縦管部52と、この縦管部52の上端部から水平左右方向に延びる横管部54と、を備えている。
また、通水管36は、ポンプ30の駆動部Dから水平左右方向(上流側)に延びており、その上流端36aが貯水タンク10の大タンク部44の側壁面44gに対して外側から接続される外側通水管となっている。
さらに、吸引管38の横管部54は、水平左右方向に延びており、その下流端38aがポンプ30側に設けられる下流端開口部を形成している。また、横管部54の下流端38aは、通水管36(外側通水管)の上流端36aに接続されて貯水タンク10の大タンク部44内に配置される内側通水管となっている。
また、吸引管38の縦管部52は、この横管部54の一端側(図4の左右方向の右側)に接続される接続部(上端部)から下端の上流側開口部(吸引口38b)まで下方に延びている。
より具体的には、吸引管38の縦管部52は、図8に示す側面断面視において、その外周面52aが上方から吸引口38bまで斜め下方かつ後方側に延びるように形成されている。
また、吸引管38の横管部54(内側通水管)の下流端38aは、貯水タンク10の大タンク部44の側壁面44gにおいて、その外側の通水管36(外側通水管)の上流端36aと水密に接続されている。
ちなみに、横管部54は、円筒状に形成されているため、横管部54の上面54aに形成される衝突部(衝突領域面B)については、湾曲状の曲面で形成されている。
つぎに、図4、図7及び図8に示すように、吸引管38の横管部54(内側通水管)の上面54aに設けられている衝突領域面B(衝突部)は、貯水タンク10(貯水タンク本体)と水受けハウジング24(小タンク)との連通穴56の下方に位置している。
そして、衝突領域面Bの高さ位置P7は、フロートスイッチ32の検知部32aの下端(位置P8)よりも上方に位置している。
また、図7及び図8に示すように、フロートスイッチ32は、貯水タンク10内において、吸引管38の横管部54の軸方向に対して直交する側(後方側)に配置されている単一のフロートスイッチ32である。
これらにより、図4、図7及び図8に示すように、貯水タンク10(貯水タンク本体)における大タンク部44の上面44eには、給水口(上方開口部10a)が設けられており、給水ノズル50の給水口50aから吐水された洗浄水Wは、水受けハウジング24(小タンク)の下方開口部24aと貯水タンク10(貯水タンク本体)における大タンク部44の上面44eの給水口(上方開口部10a)との連通穴56を通過するようになっている。
そして、図4、図7及び図8に示すように、連通穴56を通過して貯水タンク10内に流入した給水(洗浄水W)は、吸引管38の横管部54の上面54aの衝突部(衝突領域面B)に着水した後、その洗浄水Wの少なくとも一部が貯水タンク10内のフロートスイッチ32側の水面WLに着水するようになっている。
これにより、貯水タンク10の後方側大タンク部44a内におけるフロートスイッチ32の検知部32aの下端近傍の水面WLが波立つようになっている。
そして、微細な飛び散りによる水滴又はミスト状の水滴がフロートスイッチ32の検知部32aに付着するため、フロートスイッチ32の検知部32aは、湿潤した状態が保たれて、常時固着せずに作動可能となっている。
ちなみに、フロートスイッチ32の検知部32aは、貯水タンク10内の水面WLが上昇して検知部32aの下端に接触するとオン状態となるようになっている。
一方、貯水タンク10内の水面WLがフロートスイッチ32の検知部32aの下端位置よりも低い場合には、フロートスイッチ32の検知部32aは、オフ状態となるようになっている。
また、図4、図7及び図8に示すように、連通穴56を通過して貯水タンク10内に流入した給水(洗浄水W)は、吸引管38の横管部54の上面54aの衝突部(衝突領域面B)に着水した後、貯水タンク10内の吸引管38の縦管部52の後方側の水面WLに着水するようになっている。
そして、この水面WLに着水した洗浄水Wの少なくとも一部が吸引管38の吸引口38bに向かって流水可能になっている。
つぎに、図1~図8を参照して、上述した本発明の一実施形態による水洗大便器1の作用について説明する。
まず、本発明の一実施形態による水洗大便器1によれば、給水部(給水ノズル50の給水口50a)から吐水された洗浄水が、貯水タンク本体(貯水タンク10)の給水口(上方開口部10a)から貯水タンク10内への給水中において、ポンプ30の駆動部Dが駆動することにより、貯水タンク10から便器本体2に洗浄水を圧送することができる。
このとき、貯水タンク10への給水とポンプ30から便器本体2への洗浄水の供給とを同時に行う、いわゆる、「追っかけ給水」を行うことができるため、貯水タンク10の貯水量を抑制することができ、貯水タンク10の小型化が可能になる。
また、貯水タンク10の最低底面(下方側大タンク部44cの底面44d)を有する大タンク部44側において、貯水タンク10の給水口(上方開口部10a)及び吸引管38の上流端開口部(吸引口38b)のそれぞれが設けられている。
これにより、給水部(給水ノズル50の給水口50a)から吐水された洗浄水が、貯水タンク本体(貯水タンク10)の給水口(上方開口部10a)から貯水タンク10内に給水された際に、まず、小タンク部46よりも容量が大きい大タンク部44側から優先的に洗浄水を供給することができる。
したがって、貯水タンク10の大タンク部44側に設けられた吸引管38への給水についても枯渇しないため、貯水タンク10の小タンク部46と大タンク部44による複雑なタンク形状において、追っかけ給水を行うものであっても、便器洗浄が途切れることを抑制することができる。
これらの結果、貯水タンク10を小型化することが可能であるとともに、タンク装置4から十分な量の洗浄水を便器本体2へ供給することができる。
つぎに、本実施形態による水洗大便器1によれば、貯水タンク10の給水口(上方開口部10a)が貯水タンク10の大タンク部44の上面(前方側大タンク部44bの上面44e)に設けられていると共に、吸引管38が貯水タンク10の大タンク部44内に設けられている。
これにより、貯水タンク10の給水口(上方開口部10a)及び吸引管38の双方について、貯水タンク10の大タンク部44に集約して設けることができる。
したがって、便器本体2の後方の限られたスペースを有効活用して、貯水タンク10のタンク容量をより大きく確保することができる。
また、貯水タンク10の大タンク部44側において、貯水タンク10の給水口(上方開口部10a)と吸引管38を設けることにより、小タンク部46よりも容量が大きい大タンク部44側から優先的に洗浄水を供給することができ、吸引管38への給水についても枯渇しないようにすることができる。
したがって、追っかけ給水を継続させることができる。
つぎに、本実施形態による水洗大便器1によれば、貯水タンク10内に設けられた衝突部(衝突領域面B)により、この衝突部(衝突領域面B)に衝突した後の洗浄水Wの少なくとも一部について、吸引管38の上流端開口部(吸引口38b)に向かって流水させることができるため、吸引管38側に洗浄水を効率良く誘導することができる。
したがって、貯水タンク10における給水口(上方開口部10a)と吸引管38の互いの配置が異なる箇所にずれて配置されていたとしても、貯水タンク10の給水口(上方開口部10a)から貯水タンク10内に給水された洗浄水を吸引管38の上流端開口部(吸引口38b)に優先的に供給することができる。
よって、吸引管38への給水が枯渇することなく、追っかけ給水を継続させることができる。
つぎに、本実施形態による水洗大便器1によれば、貯水タンク10における給水口(上方開口部10a)と吸引管38(縦管部52及び横管部54)との互いの配置が異なる箇所にずれて配置されていたとしても、貯水タンク10の給水口(上方開口部10a)から貯水タンク10内に給水された洗浄水Wについて、給水口(上方開口部10a)の下方に配置された貯水タンク10内の吸引管38の横管部54の周面(上面54a)に設けられた衝突部(衝突領域面B)より衝突させることができる。
そして、この衝突部(衝突領域面B)に衝突した後の洗浄水Wの少なくとも一部については、吸引管38の縦管部52における上流端(下端)の開口部(吸引口38b)に向かって斜め下方に延びる外周面52aにより、吸引管38の縦管部52の上流端開口部(吸引口38b)に向かって流れ易くなるため、貯水タンク10内に給水された洗浄水を優先的に吸引管38側に効率良く誘導することができる。
したがって、吸引管38への給水が枯渇することなく、追っかけ給水を継続させることができる。
また、吸引管38の縦管部52の外周面52aが、図8の側面視において、横管部54との接続部(縦管部52の上端部)から上流端開口部(吸引口38b)に向かって斜め下方に延びるように形成されているため、吸引管38の縦管部52の上下方向の高さ寸法を抑制することができる。
したがって、吸引管38が設けられている貯水タンク10における大タンク部44側の上下方向の収容スペースを小型化することができる。
1 本発明の一実施形態による水洗大便器
2 便器本体
2a ボウル部
2b 排水トラップ管(排水トラップ部)
2c リム部
2d リム導水路
2e リム導水路の入口
2f リム吐水口
2g 排水トラップ管の入口部
2h 排水トラップ管の出口部
2i リム部の上面
4 タンク装置
6 給水管(給水部)
8 吐水管
8a 吐水管の出口部
10 貯水タンク(貯水タンク本体)
10a 上方開口部(貯水タンク本体の給水口)
12 止水栓
14 バルブユニット(給水部)
16 定流量弁
17 ダイヤフラム弁
18 電磁弁
20 連結ユニット
22 タンクユニット
24 水受けハウジング
24a 下方開口部
24b オーバーフロー口
24c 水受けハウジングの側壁
26 オーバーフロー管
28 逆止弁
30 ポンプ
32 フロートスイッチ
32a 検知部
34 水抜き栓
36 通水管
36a 通水管の上流端
38 吸引管
38a 吸引管の下流端(吸引管の下流端開口部)
38b 吸引管の吸引口(吸引管の上流端開口部)
40 タンク本体
40a タンク本体の底面
42 防露材
42a 防露材の外側上面
44 大タンク部
44a 後方側大タンク部
44b 前方側大タンク部
44c 下方側大タンク部
44d 下方側大タンク部の底面(貯水タンク本体の最低底面)
44e 前方側大タンク部の上面
44f 前方側大タンク部の前端
44g 大タンク部の側壁面
46 小タンク部
46a 後方側小タンク部
46b 前方側小タンク部
46c 後方側小タンク部及び前方側小タンク部の底面
46d 後方側小タンク部の上面
46e 前方側小タンク部の前端
46f 小タンク部の側壁面
48 水受けハウジングの上蓋
50 給水ノズル(給水部)
50a 給水口(給水部)
52 吸引管の縦管部
52a 吸引管の縦管部の外周面
54 吸引管の横管部
54a 吸引管の横管部の上面
56 連通穴
A1 貯水タンクを左右中央で二分割する鉛直面
B 衝突領域面(衝突部)
C コントローラ
D ポンプの駆動部
P1 大タンク部(下方側大タンク部)の底面の最低位置
P2 小タンク部(後方側小タンク部及び前方側小タンク部)の底面の最低位置
P3 大タンク部(前方側大タンク部)の上面の最高位置
P4 小タンク部(後方側小タンク部)の上面の最高位置
P5 前方側大タンク部の前端位置
P6 前方側小タンク部の前端位置
P7 衝突部の高さ位置
P8 フロートスイッチの検知部の下端位置
S1 便器本体の大タンク収容部
S2 便器本体の小タンク収容部
V1 大タンク部の容積
V2 小タンク部の容積
W 洗浄水
WL 貯水タンク内の水位、水面

Claims (3)

  1. 洗浄水により洗浄されて汚物を排出する水洗大便器であって、
    汚物を受けるボウル部と、このボウル部の上縁に形成されたリム部と、上記ボウル部内の汚物を排出する排水トラップ部と、を備えた便器本体と、
    上記便器本体の後方に設けられて上記便器本体に洗浄水を供給するタンク装置と、を有し、
    上記タンク装置は、給水源から供給された洗浄水を給水する給水部と、
    上記便器本体の後方且つ床面よりも上方に設けられた貯水タンク本体と、
    上記貯水タンク本体の下流側に設けられて上記貯水タンク本体から流入した洗浄水を上記便器本体に圧送するポンプと、
    上記貯水タンク本体内に設けられた上流端開口部を含み、上記ポンプの駆動部が作動することにより上記貯水タンク本体内の洗浄水を上記上流端開口部から上記ポンプ側に向けて吸引可能にする吸引管と、を備えており、
    上記給水部は、上記ポンプの駆動中に上記貯水タンク本体への給水を可能にするものであり、
    上記貯水タンク本体は、上記貯水タンク本体の最低底面を有すると共に容積が大きい側である大タンク部と、容積が小さい側である小タンク部と、を備えていることにより、上記大タンク部の底面の最低位置が上記小タンク部の底面の最低位置よりも下方に位置しており、
    上記貯水タンク本体の上面には、上記給水部からの洗浄水を上記貯水タンク本体内に給水可能にする給水口が設けられており、この貯水タンク本体の給水口及び上記吸引管の上流端開口部のそれぞれは、上記大タンク部側に設けられており、
    上記貯水タンク本体内には、上記給水部から上記貯水タンク本体内に供給された洗浄水が衝突する衝突部が設けられており、この衝突部は、その衝突後の洗浄水の少なくとも一部を上記吸引管の上流端開口部に向かって流水可能にすることを特徴とする水洗大便器。
  2. 上記貯水タンク本体は、上記貯水タンク本体を左右中央で二分割したときに容積が大きい側に設けられた上記大タンク部と、上記貯水タンク本体を左右中央で二分割したときに容積が小さい側に設けられた上記小タンク部とにより左右非対称の形状であり、
    上記貯水タンク本体の給水口は、上記大タンク部の上面に設けられ、上記吸引管は、上記大タンク部内に設けられている請求項1に記載の水洗大便器。
  3. 上記吸引管は、さらに、上記ポンプ側に設けられる下流端開口部と、この下流端開口部から水平左右方向に延びる横管部と、この横管部の一端側から上記上流端開口部まで延びる縦管部と、を備えており、上記衝突部は、上記給水口の下方に配置された上記横管部の周面に設けられており、上記縦管部の外周面は、側面視において、上記横管部との接続部から上記上流端開口部に向かって斜め下方に延びるように形成されている請求項1記載の水洗大便器。
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