JPH10318372A - 密結用パッキン及びロータンク密結構造 - Google Patents

密結用パッキン及びロータンク密結構造

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JPH10318372A
JPH10318372A JP12721297A JP12721297A JPH10318372A JP H10318372 A JPH10318372 A JP H10318372A JP 12721297 A JP12721297 A JP 12721297A JP 12721297 A JP12721297 A JP 12721297A JP H10318372 A JPH10318372 A JP H10318372A
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JP
Japan
Prior art keywords
packing
low tank
western
ring
style toilet
Prior art date
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Pending
Application number
JP12721297A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Sogabe
伸雄 曽我部
Masataka Mizutani
優孝 水谷
Takashi Yomoda
毅史 四方田
Toichiro Matsuura
統一郎 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベースプレートと洋風便器との間隔が小さい
場合であっても、ベースプレートに変形を生じさせない
ようにする。鍔部が流出管の外周面に確実に密着するよ
うに構成する。 【解決手段】 密結用パッキン30は、リング部31
と、このリング部31の内周から突設された鍔部32と
を備えており、リング部31の外周に凹条33が設けら
れている。鍔部32は、リング部31の上面側に偏って
設けられている。リング部31の上面側の外周から突片
34が突設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洋風便器の後部上面
にロータンクを設置する場合に用いられるパッキンと、
このパッキンを用いたロータンクの設置構造とに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】洋風便器の後部上面に設置されるロータ
ンクとしては、陶器製のものと合成樹脂製のものとがあ
る。陶器製ロータンクの場合における密結用パッキン及
びロータンク密結構造の従来例(実開平6−12571
号)について第6図を参照して説明する。
【0003】洋風便器1の後部上面に陶器製のロータン
ク2が設置され、ボルト(図示略)によって両者が連結
されている。ロータンク2の底面にフロート弁装置3が
設置されており、該フロート弁装置3の洗浄水流出管4
がロータンク2の底面から下方に突設されている。この
流出管4の外周の雄ネジにナット5を締め込むことによ
り、フロート弁装置3がロータンク2に固定されてい
る。洋風便器1の後部上面には洗浄水を受け入れる給水
口6が設けられており、流出管4はこの給水口6に差し
込まれている。
【0004】洋風便器1の給水口6の縁部とロータンク
2の底面との間にパッキン8が設けられている。このパ
ッキン8は、リング部8aと、このリング部8aの内周
側に突設された鍔部8bとを有している。
【0005】リング部8aの上面がロータンク2の底面
に密着し、リング部8aの下面が洋風便器1の上面に密
着することにより、流出管2から流出する洗浄水がパッ
キン8外に広がることが防止される。
【0006】合成樹脂製ロータンクの場合の従来例につ
いて第7,8図を参照して説明する。
【0007】この場合、洋風便器10の後部上面にはロ
ータンク11(第8図)や温水洗浄装置(図示略)等を
内蔵したコンソールボックス12が設置される。このコ
ンソールボックス12の外殻はそれぞれ合成樹脂製のベ
ースプレート13とタンクカバー14とによって構成さ
れており、ロータンク11はこのベースプレート13に
取り付けられている。ベースプレート13からは下方に
ボルト14が突設されており、このボルト14を洋風便
器11のボルト孔15に通し、ナット16を締め込むこ
とによりコンソールボックス12が洋風便器10に固定
される。
【0008】このベースプレート13と洋風便器10と
の間にパッキン17が介在され、そのリング部18がベ
ースプレート13と洋風便器1とに密着する。この場
合、パッキン17の鍔部19を流出管20の外周に密着
させることにより、流出管20からの洗浄水がベースプ
レート13の上側へ漏出しないようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
(1) ロータンク2と洋風便器1との間隔あるいはベ
ースプレート13と洋風便器10との間隔は製造公差に
より、±5mm程度の変化がある。この間隔が過度に大
きいと、パッキン8,17の洋風便器1,10、ロータ
ンク2への密着が甘くなり、漏水するおそれがある。逆
にこの間隔が過度に小さいと、ベースプレート13に加
えられる圧迫力が過大となり、ベースプレート13が変
形するおそれがある。
【0010】本発明は、このような課題を解決し、上記
間隔の大小にかかわらず洋風便器、ロータンク及びベー
スプレートに適切に密着する密結用パッキン及び密結構
造を提供することを目的とする。
【0011】(2) 第7,8図に示すロータンク密結
構造においては、第9図(a)の如く流出管20の下端
位置が高いと流出管20に鍔部19が密着しない。
【0012】(3) 第7,8図に示すロータンク密結
構造においては、流出管20の中心とパッキン17の中
心とのズレが大きいと、鍔部19が流出管20に密着し
ない箇所が生じる。
【0013】(4) この(3)の問題を解決するため
に第9図(b)のように鍔部19Aのパッキン径方向幅
を大きくすることが考えられるが、この場合、流出管2
0の下端位置が比較的高いときには鍔部19Aが流出管
20の下端に当ってしまい、密着不良(鍔部19Aが流
出管20の外周面に密着しない)のおそれが生じる。
【0014】本発明は、上記(2),(3),(4)の
課題を解決し、鍔部と流出管との密着性を高めること
を、目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の密結用パッキ
ンは、リング状の密結用パッキンにおいて、該パッキン
の厚み方向の変形弾性を小さくするための凹条を周設し
たことを特徴とするものである。
【0016】請求項2の密結用パッキンは、請求項1に
おいて、該凹条はパッキンの外周に設けられていること
を特徴とするものである。
【0017】請求項3の密結用パッキンは、リング状の
密結用パッキンにおいて、該パッキンの厚み方向の変形
弾性を小さくするための空洞部を周設したことを特徴と
するものである。
【0018】請求項4の密結構造は、請求項1ないし3
のいずれか1項に記載のパッキンを洋風便器の後部上面
の給水口縁部と、ロータンク底面又はベースプレート底
面との間に介在させ、両者に密着させてなるものであ
る。
【0019】この密結用パッキンは、厚み方向に柔軟に
変形するため、ロータンクやベースプレートと洋風便器
との間隔が小さくても十分に変形する。そして、ベース
プレートに対し過度に大きな圧迫力を加えることがな
い。
【0020】請求項5の密結用パッキンは、リング部及
び該リング部の内周側に設けられた鍔部を有する密結用
パッキンにおいて、該パッキンを洋風便器に装着した状
態においてパッキンの上側となる側に該鍔部を偏らせて
設けたことを特徴とするものである。
【0021】請求項6の密結用パッキンは、請求項5に
おいて、該パッキンを洋風便器に装着する際に上面側と
なる側を示す指示部を設けてなり、該指示部は該リング
部の外周のうち前記上側となる側から外方に突設された
突片を有することを特徴とするものである。
【0022】請求項7の密結構造は、請求項5又は6に
記載の密結用パッキンを洋風便器の後部上面の給水口縁
部とベースプレートとの間に介在させ、両者に前記リン
グ部を密着させると共に、前記鍔部をロータンク底面の
洗浄水流出管の外周面に密着させたことを特徴とするも
のである。
【0023】この密結用パッキンは、鍔部が上側に偏っ
ているため、流出管の下端位置が高くても鍔部が流出管
の外周面に密着する。また、鍔部の径方向幅を大きくと
った場合でも、鍔部が流出管の外周面に密着する。鍔部
の径方向幅を大きくすることにより、流出管とパッキン
との中心のズレが大きくても、鍔部が流出管に密着する
ようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。第1図は実施の形態に係る密
結用パッキンの平面図、第2図は第1図のII−II線に沿
う断面図、第3図はこの密結用パッキンの概略的な斜視
図である。また、第4図はこの密結用パッキンに対して
流出管を差し込んだ場合の状態を示す構成図である。な
お、第2図及び第4図では、その右半分を断面としてあ
る。
【0025】この密結用パッキン30は、リング部31
と、このリング部31の内周面から突出し、リング部3
1の内周を周回している鍔部32とを備えている。この
リング部31の外周面には凹条33が設けられている。
また、リング部31の外周面からは突片34が突設され
ている。この突片34の上面側には「タンク側(上)」
との文言が設けられている。
【0026】前記鍔部32は、この密結用パッキン30
を洋風便器とロータンクあるいはベースプレートとの間
に介在させる場合に上面側となる側に偏って設けられて
いる。即ち、鍔部32はリング部31の厚み方向の中間
よりも上側に配置されている。
【0027】前記突片34も、このリング部31の上面
側近傍に設けられている。
【0028】ロータンクを洋風便器に取り付ける作業を
行う場合、この突片34の上面側が上を向くようにこの
密結用パッキン30を用いることにより、第4図に示す
如く、流出管20の下端位置が比較的高い場合であって
も、流出管20の外周面に鍔部32が密着するようにな
る。また、この鍔部32のパッキン径方向の幅を大きく
しても、流出管20の外周面が鍔部32に当るようにな
る。このように鍔部32の径方向の幅を大きくすること
により、流出管20の中心とパッキン30の中心とのズ
レが大きい場合であっても、鍔部32が流出管20の外
周面に密着するようになる。
【0029】このパッキン30にあっては凹条33を設
けているため、リング部31を厚み方向に押し縮める場
合の反発力が小さい。従って、ロータンクやベースプレ
ートと洋風便器との間の間隔が小さい場合であっても、
リング部31を容易に押し縮めることができる。そし
て、リング部31がベースプレートに対し加える圧迫力
が小さいため、合成樹脂製のベースプレートが変形する
こともない。
【0030】なお、前記突片34は、パッキン30の全
周に設けるのではなく、第1,3図のように周方向に数
cm程度の長さだけ延在する小さな片状とするのが好ま
しい。即ち、突片34をパッキンの全周に亙って設けた
場合には、この突片ががフランジのように視覚され、ロ
ータンク設置作業者の注意をさほどひくことがない。
【0031】ところが、このように小さな片状の突片3
4とした場合には、このような突片は一般のパッキンに
は設けられていないところから、ロータンク設置作業者
がこの突片34に対し注意をはらうようになり、該突片
34に記載された文言を確実に読むようになり、パッキ
ン30を正しい姿勢にて洋風便器に対し装着するように
なる。
【0032】上記実施の形態においては、凹条33を設
けているが第5図に示すパッキン40のように、リング
部41に空洞43を設けても良い。この空洞43は、リ
ング部41の全周を周回して設けられている。符号42
は鍔部を示す。
【0033】
【発明の効果】以上の通り、請求項1ないし4の密結用
パッキン及びロータンク密結構造によると、ロータンク
或いはベースプレートと洋風便器との間の間隔の大小に
関わらず、密結用パッキンをロータンク或いはベースプ
レートと洋風便器との双方に密着させることができる。
この場合、パッキンがベースプレートに対し加える圧迫
力が小さいものとなるため、合成樹脂製のベースプレー
トであってもその変形を防止することができる。
【0034】請求項5ないし7の密結用パッキン及びロ
ータンク密結構造によると、流出管の外周面に対し確実
に鍔部を密着させることができ、漏水を確実に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る密結用パッキンの平面図であ
る。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1の密結用パッキンの概略的な斜視図であ
る。
【図4】図1の密結用パッキンと流出管との係合状態を
示す断面図である。
【図5】別の実施の形態に係る密結用パッキンの断面図
である。
【図6】従来例を示すものであり、(a)図はパッキン
の斜視図、(b)図は洋風便器とロータンクとの接続部
分の拡大断面図である。
【図7】別の従来例を示す斜視図である。
【図8】従来例を示す断面図である。
【図9】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1,10 洋風便器 2,11 ロータンク 8,17,30,40 密結用パッキン 13 ベースプレート 20 流出管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浦 統一郎 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング状の密結用パッキンにおいて、該
    パッキンの厚み方向の変形弾性を小さくするための凹条
    を周設したことを特徴とする密結用パッキン。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該凹条はパッキンの
    外周に設けられていることを特徴とする密結用パッキ
    ン。
  3. 【請求項3】 リング状の密結用パッキンにおいて、該
    パッキンの厚み方向の変形弾性を小さくするための空洞
    部を周設したことを特徴とする密結用パッキン。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    のパッキンを洋風便器の後部上面の給水口縁部と、ロー
    タンク底面又はベースプレート底面との間に介在させ、
    両者に密着させてなるロータンク密結構造。
  5. 【請求項5】 リング部及び該リング部の内周側に設け
    られた鍔部を有する密結用パッキンにおいて、該パッキ
    ンを洋風便器に装着した状態においてパッキンの上側と
    なる側に該鍔部を偏らせて設けたことを特徴とする密結
    用パッキン。
  6. 【請求項6】 請求項5において、該パッキンを洋風便
    器に装着する際に上面側となる側を示す指示部を設けて
    なり、該指示部は該リング部の外周のうち前記上側とな
    る側から外方に突設された突片を有することを特徴とす
    る密結用パッキン。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載の密結用パッキン
    を洋風便器の後部上面の給水口縁部とベースプレートと
    の間に介在させ、両者に前記リング部を密着させると共
    に、 前記鍔部をロータンク底面の洗浄水流出管の外周面に密
    着させたことを特徴とするロータンク密結構造。
JP12721297A 1997-05-16 1997-05-16 密結用パッキン及びロータンク密結構造 Pending JPH10318372A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000193092A (ja) * 1998-12-24 2000-07-14 Nok Corp パッキン
JP2016141457A (ja) * 2015-02-04 2016-08-08 いすゞ自動車株式会社 タンクの注入筒取付構造
JP2016169552A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 Toto株式会社 パッキン及び水洗式大便器
CN110965623A (zh) * 2018-09-28 2020-04-07 骊住株式会社 垫圈以及厨卫设备装置

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