JP2562754Y2 - グロメット - Google Patents

グロメット

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JP2562754Y2
JP2562754Y2 JP1992002396U JP239692U JP2562754Y2 JP 2562754 Y2 JP2562754 Y2 JP 2562754Y2 JP 1992002396 U JP1992002396 U JP 1992002396U JP 239692 U JP239692 U JP 239692U JP 2562754 Y2 JP2562754 Y2 JP 2562754Y2
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JP
Japan
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grommet
seal portion
panel
lock member
wire harness
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JPH0562131U (ja
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努 五十嵐
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両等のパネルを貫通し
てワイヤハーネスを配索する場合、防水、防音、ワイヤ
ハーネスの損傷防止等のために用いられるグロメットに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のグロメットの一例として
実開昭63−101421号公報に示されたものがあ
り、これを図4を用いて説明する。
【0003】グロメットGは大径の基部1と小径の頭部
2とから成り内部にワイヤハーネス3を挿通した筒状の
軟質グロメット本体Aと、このグロメット本体Aを固定
すると共に車両等のパネルPの係合孔に嵌合係止される
硬質樹脂製ロック部材Bとにより構成されている。
【0004】グロメット本体Aの基部1には、ロック部
材Bに嵌合係止される環状凹部11を設け、さらに、基
部1の先端には、外方へ突出したリップ状で先端部の肉
厚が薄く柔軟なシール部10を設けている。また頭部2
は、挿通されたワイヤハーネス3を固定し、さらに頭部
2の端部とワイヤハーネス3にテープ5を捲着して、挿
通されたワイヤハーネス3の固定をより確実にすると共
に、頭部2の先端とワイヤハーネス3との隙間を密封し
ている。
【0005】このような構成のグロメットGを用いてワ
イヤハーネス3を車両等のパネルPに配索するには、ま
ずロック部材Bにグロメット本体Aの凹部11を嵌合係
止する。続いて、この嵌合係止されたグロメットGをワ
イヤハーネス3に嵌入し、パネルPに穿設された係合孔
に向ってグロメット本体Aの基部1を押圧してロック部
材Bを係合孔に嵌合係止すると共に、グロメット本体A
のシール部10をパネルPに密着してグロメットGを密
封している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、ロック
部材BをパネルPの係合孔に嵌合する際、図5に示すよ
うにシール部10が薄く折曲しやすい構造のため、シー
ル部10の先端が内側へ折曲されたままでグロメットG
がパネルPに組付けられる虞れがあった。このような場
合には、グロメットGが密封されず、雨が降りかかる所
などではグロメットG内に漏水してしまうという問題が
あった。
【0007】このため、シール部10の先端が折曲され
ないようにグロメットGを一個づつパネルPに丹念に固
定することもできるが、このようにするとワイヤハーネ
ス3の配索作業が遅れ、作業性が低下してしまうという
問題がある。
【0008】本考案は上記の点に着目しなされたもの
で、ワイヤハーネスを車両等に配索する場合、グロメッ
トをパネルに穿設された係合孔に組付けるとき、グロメ
ット本体のシール部が折曲されず、しかも容易にパネル
の係合孔に組付けできるグロメットの提供を目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案では、パネルの係合孔に嵌合係止される硬質の
ロック部材と、ワイヤーハーネスが挿通して固定される
軟質グロメット本体とを具備し、前記本体の基部にリッ
プ状のシール部を有すると共に、前記ロック部材を嵌合
して成るグロメットにおいて、前記シール部で囲まれる
内側で、前記シール部の先端から前記基部まで該シール
部及び該基部に連続したリブを設け、前記シール部を補
強したことを特徴としている。
【0010】
【作用】ワイヤハーネスを車両等に配索する場合、グロ
メットを車両等のパネルの係合孔に組付けるときに、リ
ブがシール部を補強するため、シール部を折曲せずにグ
ロメットのロック部材をパネルの係合孔に嵌合係止でき
る。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1〜図3は本考案に係るグロメットの一
実施例を示す。図中、グロメット20は、大径の基部3
1と小径の頭部32とから成り内部にワイヤハーネス
(図示せず)を挿通した筒状の軟質グロメット本体30
と、このグロメット本体30を固定すると共に車両等の
パネルの係合孔に嵌合係止される筒状の硬質ロック部材
40とにより構成される。
【0013】グロメット本体30の基部31には環状凹
部33を設け、さらに基部31の先端に外方へ突出し先
端部の肉厚が薄く柔軟なリップ状のシール部34を設け
てある。このシール部34の外周面には、シール部34
の曲げ剛性を増大するために、シール部34の根元から
その先端に向って放射状に延びた複数のリブ35を所定
の間隔をもって立設してある。なお、グロメット本体3
0は軟質の樹脂等で成形される。
【0014】ロック部材40は、筒部41と、その一端
部から外方へ突設されグロメット本体30の環状凹部に
嵌合可能なフランジ部42とから成り、硬質の合成ゴム
等で成形される。
【0015】筒部41の中間には、周壁の一部を切欠き
外方へ突出させ、バネ作用を有する係止部43を複数箇
所、設けてある。
【0016】このような構成のグロメットを用いて車両
等のパネルにワイヤハーネスを配索するには、まずグロ
メット本体30と硬質ロック部材40にワイヤハーネス
を挿通し、グロメット本体30の頭部32の端部と挿通
されたワイヤハーネスにテープを捲着する。続いてグロ
メット本体30の基部31を引き伸ばし拡径された環状
凹部33をロック部材40のフランジ部42に嵌合係止
する。さらにロック部材40の先端を車両等のパネルに
穿設された係合孔に当接しグロメット本体30を押圧す
る。このとき、シール部34は、リブ35により補強さ
れているのでシール部34を内側へ折曲せずに、ロック
部材40をパネルの係合孔に嵌合係止できる。その結
果、シール部34をパネルに密着できる。
【0017】このようにグロメット20のパネルへの組
付けが完了された状態では、グロメット本体30は密封
されているので、雨などが降りかかった場合でも、グロ
メット20内に漏水することはない。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、グ
ロメットを車両等のパネルの係合孔に組み付ける際に、
シール部はリブにより補強されているので、シール部を
折曲せずにグロメットのロック部材をパネルの係合孔に
容易に嵌合係止できる。その結果、シール部をパネルに
密着でき、雨などが降りかかる場合でも、雨水がシール
部とパネルの間を通ってグロメット内に浸入され得ない
という効果を有する。◎また、 シール部の内側にリブ
が設けられているので、グロメットの外周に突出部がな
く、大型化することがないという効果を有する。さら
に、シール部と基部に連続してリブが設けられているの
で、弾性力を分散することで局部的に力が集中すること
がないので、シール部がパネルに密着する際に略均一に
密着することができ、これによっても高いシール性が得
られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるグロメットの一実施例を示す側
面図である。
【図2】図1に示すグロメットの平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】従来のグロメットをパネルの係合孔に組付けた
状態を示す断面図である。
【図5】シール部が内側へ折曲されてグロメットをパネ
ルの係合孔に組付けた場合の図4のグロメットの一部詳
細断面図である。
【符号の説明】
20 グロメット 30 グロメット本体 31 基部 32 頭部 34 シール部 35 リブ 40 ロック部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルの係合孔に嵌合係止される硬質の
    ロック部材と、ワイヤーハーネスが挿通して固定される
    軟質グロメット本体とを具備し、前記本体の基部にリッ
    プ状のシール部を有すると共に、前記ロック部材を嵌合
    して成るグロメットにおいて、 前記シール部で囲まれる内側で、前記シール部の先端か
    ら前記基部まで該シール部及び該基部に連続したリブを
    設け、前記シール部を補強したことを特徴とするグロメ
    ット。
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JPH0562131U JPH0562131U (ja) 1993-08-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013220020A (ja) * 2013-05-08 2013-10-24 Yazaki Corp グロメット

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