JPH0751388Y2 - 自動車用燃料タンク給油口 - Google Patents

自動車用燃料タンク給油口

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JPH0751388Y2
JPH0751388Y2 JP13343989U JP13343989U JPH0751388Y2 JP H0751388 Y2 JPH0751388 Y2 JP H0751388Y2 JP 13343989 U JP13343989 U JP 13343989U JP 13343989 U JP13343989 U JP 13343989U JP H0751388 Y2 JPH0751388 Y2 JP H0751388Y2
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JP
Japan
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injection pipe
locking
synthetic resin
fuel tank
resin injection
Prior art date
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Application number
JP13343989U
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JPH0370528U (ja
Inventor
昌則 坂田
誠一 高塚
Original Assignee
オーエム工業株式会社
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、燃料注入パイプが合成樹脂製の自動車用燃料
タンク給油口の改良に関するものであって、合成樹脂製
注入パイプと口金部材との組付け強度を高めることを目
的としたものである。
【従来の技術】
自動車用燃料タンクの注入パイプを合成樹脂製のものと
した場合、パイプ先端部に口金部材を固定する必要があ
る。その固定方法として、従来は、口金部材を合成樹脂
製注入パイプに組付けた後、全周カシメをしていた(例
えば特開昭61−89122号)。このカシメによる固定の場
合、合成樹脂がカシメ時に変形して、カシメ部分の合成
樹脂製注入パイプへの食い込みが浅くなり、組付け強度
が弱い。 その為の対策としてはカシメ時の力を受けるための金属
製の当て板を反対側即ちパイプ内側へ設ける必要性があ
った(例えば、前記特開昭61−89122号、実開昭62−130
936号)。
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような構造にしても、カシメ部分の合成樹
脂製注入パイプへの食い込みが充分ではなく、組付け強
度を更に高める必要性が指摘されていた。
【課題を解決するための手段】
前記課題を合成樹脂製注入パイプ(1)の燃料注入口近
傍外周に係止凹部(4)を設け、その合成樹脂製注入パ
イプ先端へ装着する金属製口金部材(2)へ注入パイプ
(1)外周に添い複数に分割された係止部(5)を設
け、その係止部(5)に前記係止凹部(4)に嵌まる内
向き凸部(6)を設けると共に、係止部(5)外周に環
状の拘束部材(3)を設けた構造とすることにより解決
したのである。
【作用】
このような構造であると、合成樹脂製注入パイプ(1)
へ口金部材(2)を組付ける際には、口金部材(2)の
複数に分割された係止部(5)が広がるので内向き凸部
(6)があっても、邪魔にならないで装着できる。口金
部材(2)の装着後、注入パイプ(1)の係止凹部
(4)へ口金部材(2)の係止部(5)の内向き凸部
(6)を嵌めて係止部(5)外周へ拘束部材(3)を外
挿すると、口金部材(2)の係止部(5)が開いて内向
き凸部(6)が係止凹部から外れるのを拘束部材(3)
が拘束して強固に固定状態が維持される。
【実施例】
以下図面によって本考案の実施例を詳細に説明する。 第1,2図は本考案の第1実施例であって、第1図は一部
破断側面図、第2図は同分解斜視図である。 これらの図において、燃料タンクへ燃料油を導く注入パ
イプ(1)は合成樹脂である。その給油口側には給油口
キャップが保持されなければならない。そのために同キ
ャップ保持のための金属製口金部材(2)が必要であ
る。この口金部材(2)はキャップ係止ねじ部(7)を
備えているばかりでなく、連続して樹脂製注入パイプ
(1)の内周側へ挿入する筒状であり、更に、注入パイ
プ(1)の外周側へ挿入してその端縁を覆う2重筒で、
外筒下端には同注入パイプ(1)外周に添う複数に分割
された係止部(5)を設けている。係止部(5)には、
この例では内向き凸部(6)が設けられている。この内
向き凸部(6)は前記合成樹脂製注入パイプ(1)の係
止凹部(4)に嵌まる位置にある。係止部(5)外周に
は環状拘束部材(3)が設けられており、前記係止部
(5)の内向き凸部(6)の部分で、全周カシメ固定し
ている。なお、シール性を高めるために合成樹脂製注入
パイプ(1)の端部付近にはシールリングの保持溝
(9)が設けられており、それにシールリングが嵌まっ
ている。 車体には環状拘束部材(3)の上端外方へ張り出した取
付フランジ部(8)によって取付ける。 この実施例のタンク給油口の組付け方法は、注入パイプ
(1)の先端部にある保持溝へシールリング(10)を嵌
めたのち、口金部材(2)の複数に分割された係止部
(5)を広げて注入パイプ(1)の先端かつ、係止凹部
(4)へ口金部材(2)の係止部(5)の内向き凸部
(6)を嵌め、そして係止部(5)外周へ拘束部材
(3)を外挿した後、全周カシメにより固定する。 第3図は本考案の第2実施例の断面図である。この例で
は、口金部材(2)を内側口金部材(2a)とそれに外装
密着状態の外側口金部材(2b)の2部材からなるものと
し、内側口金部材(2a)にキャップ係止ねじ部(7)を
設け、外側口金部材(2b)へ複数に分割された係止部
(5)を設け、その先端付近へ内向き凸部(6)を設け
ている。この係止部(5)は取付けフランジ部を有する
合成樹脂製筒状の拘束部材(3)の外挿によって拘束さ
れている。この例においては、合成樹脂製拘束部材
(3)の内面下部で注入パイプ(1)の係止凹部(4)
と見合う位置にやや突出した部分を設けて圧入してもよ
い。 ここで合成樹脂製注入パイプ(1)に設けている係止凹
部(4)についての実施例を示す。第4図は係止凹部
(4)が断続溝の例を示している。また、第5図は係止
凹部(4)が連続溝の場合である。この例では、組付け
る口金部材(2)の回り止めに配慮がなされており、係
止凹部(4)の付近へ多数の回り止め突起(11)を設け
ており、外側口金部材(2b)へ複数に分割されて間欠的
に設けられている係止部(5)が前記回り止め突起(1
1)間に嵌まって回らない構造となる。 拘束部材(3)は以上の例では取付けフランジ部と同一
部材であったが、第6図に示したようにリング状のもの
や、あるいは2点鎖線で示したような円筒状の独立した
ものでもよい。 第7図は口金部材(2)の内向き凸部(6)と拘束部材
(3)による拘束の他の態様例を示している。この例で
は内向き凸部(6)は別部材により形成し、それと同位
置の拘束部材(3)へ点カシメ(12)を施すことにより
拘束している。 これまでの例は車体へフランジ部の取付け穴を利用して
直接組付けるタイプのものを示したが、第8図には車体
への取付け態様の異なる例を示した。車体(13)との間
に介在させたゴム弾性部材(14)に拘束部材のフランジ
部(8)端縁を埋設して固定している。このような車体
への取付け構造の場合でも本考案の自動車用燃料タンク
給油口が装備できる。
【考案の効果】
本考案は以上のような構造であるから、口金部材の係止
部凸部が合成樹脂製注入パイプの係止凹部に深く入り、
拘束部材が外方からしっかり拘束するため、口金部材が
抜けない。口金部材の係止部と拘束部材間をカシメによ
って固定する際にも、この場合、金属と金属の接触のた
め少ないカシメ量でも強く固定される。したがって、組
立時に樹脂製パイプの変形、破損がなく、耐久性の大な
製品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案の第1実施例であって、第1図は一部
破断側面図、第2図は同分解斜視図である。第3図は本
考案の第2実施例の断面図である。第4,5図は、合成樹
脂製注入パイプの端部斜視図である。第6,7図は他の実
施例の一部破断側面図である。第8図は車体への取付け
態様例を示す断面図である。 (1)合成樹脂製注入パイプ、(2)口金部材 (3)拘束部材、(4)係止凹部 (5)係止部、(6)内向き凸部 (7)キャップ係止ねじ部、(8)フランジ部 (9)シールリングの保持溝、(10)シールリング (11)回り止め突起、(12)点カシメ (13)車体、(14)ゴム弾性部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製注入パイプ(1)の燃料注入口
    近傍外周に係止凹部(4)を設け、合成樹脂製注入パイ
    プ先端へ装着する金属製口金部材(2)へ注入パイプ
    (1)外周に添う複数に分割された係止部(5)を設
    け、該係止部(5)に前記係止凹部(4)に嵌まる内向
    き凸部(6)を設けると共に、係止部(5)外周に環状
    拘束部材(3)を設けてなる自動車用燃料タンク給油
    口。
JP13343989U 1989-11-15 1989-11-15 自動車用燃料タンク給油口 Expired - Lifetime JPH0751388Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13343989U JPH0751388Y2 (ja) 1989-11-15 1989-11-15 自動車用燃料タンク給油口

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JP13343989U JPH0751388Y2 (ja) 1989-11-15 1989-11-15 自動車用燃料タンク給油口

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0370528U JPH0370528U (ja) 1991-07-16
JPH0751388Y2 true JPH0751388Y2 (ja) 1995-11-22

Family

ID=31680844

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13343989U Expired - Lifetime JPH0751388Y2 (ja) 1989-11-15 1989-11-15 自動車用燃料タンク給油口

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JP5588822B2 (ja) 2010-10-22 2014-09-10 株式会社キーレックス 燃料給油管
JP6308125B2 (ja) * 2014-12-26 2018-04-11 豊田合成株式会社 燃料給油装置

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Publication number Publication date
JPH0370528U (ja) 1991-07-16

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