JP3885355B2 - 順番待ち情報配信条件設定装置および順番待ち情報配信方式 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般電話、公衆電話、携帯電話、簡易型携帯電話(以下、PHSと記す。)、携帯情報端末、パーソナルデータアシスタント(以下、PDAと記す。)、ポケットベル等、有線、無線を問わず通信手段を利用して、利用者が病院の診察や遊園地のアトラクション、アミューズメント施設への入場などの順番待ちを伴うサービスを受ける場合に、そのサービスを受ける為の順番登録、状況確認、呼出し変更を行なうとともに、今までのサービスの利用実績からサービス提供までにかかる時間等の順番待ち情報を提供する、順番待ち情報配信条件設定装置ならびに順番待ち情報配信方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、大きな総合病院などにおいて、産婦人科など忙しい妊婦さんを対象に、ポケットベルを貸し出し、現在診察されている診察番号を通知するサービスを試験的に実施している。このポケットベルサービスの目的は、産婦人科のように待ち時間が長く、また、患者が至って健康で自由が利くような診察科などにおいて、この長い待ち時間を病院の椅子にただ座って待っているのではなく、できるだけ有効に活用してもらおうというものである。このサービス形態は、まず、妊婦さんが受付で診察の手続きを行ない診察番号をもらったうえで、所定の使用料あるいは保証金を支払い、ポケットベルを借りる。ポケットベルには所定の時間がきたら呼出しが入るようになっているので、妊婦さんは病院からの呼出しがかかるまで、家に帰って掃除や洗濯を行なったり、あるいはスーパーやデパートで買い物をしたりというように長い待ち時間を有意義に過ごすことができる。
【0003】
図10は従来装置の概要図である。図において、1001は病院1004で診察予約を行なってポケットベル1002を借りた患者、1002は診察状況の通知がなされるポケットベル、1003は公衆回線、1004は患者1001が診察予約を行なった病院、1005は患者の個人情報とカルテ等の病院管理情報が入ったコンピュータ、1006はコンピュータ1005を操作するオペレータ、1007は医師である。
【0004】
次に、図10を用いて、従来装置の動作を説明する。まず、患者1001が病院1004に行き、診察カード等を用いて診察予約を行なう。その際、診察状況を通知するサービスを受けるとポケットベル1002が貸し出される。病院1004では医師1007が患者の診察を行ない、オペレータ1006がコンピュータ1005に対して、カルテ等の病院管理情報を入力する。コンピュータ1005は診察の順番情報を所有し、今、何番の診察番号を持った患者の診察を行なっているかを把握しており、患者1001を呼び出す条件が整ったときに、公衆回線1003を介してポケットベル1002に診察状況を通知する。患者1001は病院1004から受信した診察状況をみて病院1004に行き、診察を受ける。以下に、コンピュータ1005が患者1001に対して、診察状況を通知する方法を説明する。
【0005】
一つ目の通知方法としては、コンピュータ1005が現在の診察番号を10番単位で通知する。10番の診察番号をもつ患者の診察を始めると「10番台の診察が始まりました。」、20番の診察番号をもつ患者の診察を始めると「20番台の診察が始まりました。」というようにポケットベル1002に対して、診察状況の通知を行なう。この場合には、貸し出されているポケットベル1002すべてに対して、同一の情報を流す。
【0006】
また、二つ目の通知方法としては、例えば患者1001の診察番号の何番か前に、あと「何番後にあなたの診察です。」というように通知する。つまり、患者1001それぞれに対して別々の情報を流す。
【0007】
以上のように、患者は、ポケットベルを用いた順番待ち情報配信条件設定装置および順番待ち情報配信方式により、病院から診察状況を通知方法1のように定期的に、あるいは通知方法2のように患者個々の診察番号に応じて受信することができるため、現在の診察状況を病院の外に居てもある程度把握することができる。また、このサービスを利用する患者は、自分の診察が来るまでじっと病院で待機しておく必要がないため、病院から診察状況の通知があるまで自由に外に出ることができ、時間の有効活用が可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来のポケットベルを用いた順番待ち情報配信条件設定装置および順番待ち情報配信方式は病院から診察状況を患者に定期的、あるいは患者個々の診察番号に応じて一回あるいは数回配信するシステムであった。このシステムでは、患者に応じた診察状況の通知がなされないため、例えば、外出できる先が限られてしまったり、現在診察されている番号がわかっても、自分の診察の順番がいつ来るのかわからなかったり、また、診察状況の通知が病院からの一方的なものであるために、患者は外出先から現在の診察状況を確認できなかったりするなどの問題がある。
【0009】
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、病院の診察状況確認に限らず、遊園地のアトラクション等順番待ちを伴うサービスを享受する利用者が、利用者の意志で順番待ち情報配信の条件を設定し、サービス提供元では各サービスの処理実績などの統計データに基づき、上記順番待ち情報配信条件を解析して情報配信を行ない、また、利用者が任意の時刻にサービス提供元に対して現在の順番待ち情報(診察情報)の確認ができる、順番待ち情報配信条件設定装置ならびに順番待ち情報配信方式を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る順番待ち情報配信条件設定装置は、サービスに対する順番待ち情報の配信条件を設定する順番待ち情報配信条件設定装置において、サービス提供元の各サービス情報と利用者情報を有するデータベースと、データベースに登録された各サービス情報と利用者情報を統計的に処理する統計処理手段と、順番待ち情報に関する利用者からの各種要求を受け付ける利用者要求受付手段と、利用者の位置を入力する位置入力手段と、上記位置入力手段により入力された利用者の位置からサービス提供元までの移動時間を概算する所要時間概算手段と、利用者からの要求に対して順番待ち情報配信条件を設定する順番待ち情報設定手段を有し、上記順番待ち情報設定手段において、上記利用者要求受付手段により受け付けられる利用者要求と、上記統計処理手段から得られる各サービスに対する統計データと、上記所要時間概算手段から得られる移動時間をもとに順番待ち情報配信条件を設定するよう構成するものである。
【0011】
また、上記位置入力手段として、上記利用者要求受付手段への受付の際に利用者が利用した電話番号を調べる電話番号確認手段と、上記電話番号確認手段により得られた電話番号をもとに利用者データベースを検索し利用者の位置を特定する位置特定手段を有し、利用者自らの位置入力なしに自動的に利用者の位置特定ができるよう構成するものである。
【0012】
また、上記位置入力手段として、住所のほか、近隣の施設名や電話番号を用いるよう構成するものである。
【0013】
また、上記順番待ち情報設定手段において、上記統計処理手段から得られる統計データをもとに推測される利用者の順番となる時間と、上記所要時間概算手段から得られる移動時間を考慮することにより、利用者の順番となる一定時間前に利用者がサービス提供元に到達できるような順番待ち情報配信条件を設定するよう構成するものである。
【0014】
また、上記順番待ち情報設定手段において、上記統計処理手段から得られる統計データをもとに推測される利用者の順番となる時間と、上記所要時間概算手段から得られる移動時間を考慮することにより、利用者の順番となる一定番号前に利用者がサービス提供元に到達できるような順番待ち情報配信条件を設定するよう構成するものである。
【0015】
また、本発明に係る順番待ち情報配信方式は、サービスに対する順番待ち情報を配信する順番待ち情報配信方式において、サービス提供元の各サービス情報と利用者情報を有するデータベースと、データベースに登録された各サービス情報と利用者情報を統計的に処理する統計処理手段と、順番待ち情報に関する利用者からの各種要求を受け付ける利用者要求受付手段と、利用者の位置を入力する位置入力手段と、上記位置入力手段により入力された利用者の位置からサービス提供元までの移動時間を概算する所要時間概算手段と、利用者からの要求に対して順番待ち情報配信条件を設定する順番待ち情報設定手段を有し、上記順番待ち情報設定手段において、上記統計処理手段から得られる統計データと上記所要時間概算手段から得られる移動時間をもとに利用者要求受付手段で受け付けた利用者要求に合致する順番待ち情報配信条件を設定し、上記順番待ち情報配信条件を満足した場合に自動的に順番待ち情報を配信するよう構成するものである。
【0016】
また、上記位置入力手段として、上記利用者要求受付手段への受付の際に利用者が利用した電話番号を調べる電話番号確認手段と、上記電話番号確認手段により得られた電話番号をもとに利用者データベースを検索し利用者の位置を特定する位置特定手段を有し、利用者自らの位置入力なしに自動的に利用者の位置特定ができるよう構成するものである。
【0017】
また、上記位置入力手段として、住所のほか、近隣の施設名や電話番号を用いるよう構成するものである。
【0018】
また、上記順番待ち情報設定手段において、上記統計処理手段から得られる統計データをもとに推測される利用者の順番となる時間と、上記所要時間概算手段から得られる移動時間を考慮することにより、利用者の順番となる一定時間前に利用者がサービス提供元に到達できるような順番待ち情報の自動配信を行なうよう構成するものである。
【0019】
また、上記順番待ち情報設定手段において、上記統計処理手段から得られる統計データをもとに推測される利用者の順番となる時間と、上記所要時間概算手段から得られる移動時間を考慮することにより、利用者の順番となる一定番号前に利用者がサービス提供元に到達できるような順番待ち情報の自動配信を行なうよう構成するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
サービスに対する順番待ち情報の配信条件を設定する順番待ち情報配信条件設定装置において、データベースを用いてサービス提供元の各サービス情報と利用者情報を検索する。データベースに登録された各サービス情報と利用者情報は統計処理手段で統計的に処理し、利用者要求受付手段で順番待ち情報に関する利用者からの各種要求を受け付ける。また、位置入力手段で利用者の位置を入力し、所要時間概算手段で上記位置入力手段により入力された利用者の位置からサービス提供元までの移動時間を概算する。順番待ち情報設定手段で利用者からの要求に対して順番待ち情報配信条件を設定する。このとき、上記順番待ち情報設定手段において、上記利用者要求受付手段により受け付けられる利用者要求と、上記統計処理手段から得られる各サービスに対する統計データと、上記所要時間概算手段から得られる移動時間をもとに順番待ち情報配信条件を設定する。
【0021】
電話番号確認手段で上記利用者要求受付手段への受付の際に利用者が利用した電話番号を調べ、上記電話番号確認手段により得られた電話番号をもとに利用者データベースを検索し利用者の位置を特定する。そして、利用者自らの位置入力なしに自動的に利用者の位置特定を行なう。
【0022】
上記位置入力手段の入力情報として、住所のほか、近隣の施設名や電話番号を用いる。
【0023】
上記順番待ち情報設定手段において、上記統計処理手段から得られる統計データをもとに推測される利用者の順番となる時間と、上記所要時間概算手段から得られる移動時間を考慮する。利用者の順番となる一定時間前に利用者がサービス提供元に到達できるような順番待ち情報配信条件を設定する。
【0024】
上記順番待ち情報設定手段において、上記統計処理手段から得られる統計データをもとに推測される利用者の順番となる時間と、上記所要時間概算手段から得られる移動時間を考慮する。利用者の順番となる一定番号前に利用者がサービス提供元に到達できるような順番待ち情報配信条件を設定する。
【0025】
サービスに対する順番待ち情報を配信する順番待ち情報配信方式において、データベースを用いて、サービス提供元の各サービス情報と利用者情報を検索する。データベースに登録された各サービス情報と利用者情報を統計処理手段で統計的に処理し、利用者要求受付手段で順番待ち情報に関する利用者からの各種要求を受け付ける。また、位置入力手段で利用者の位置を入力し、所要時間概算手段で上記位置入力手段により入力された利用者の位置からサービス提供元までの移動時間を概算する。順番待ち情報設定手段で利用者からの要求に対して順番待ち情報配信条件を設定する。上記順番待ち情報設定手段において、上記統計処理手段から得られる統計データと上記所要時間概算手段から得られる移動時間をもとに利用者要求受付手段で受け付けた利用者要求に合致する順番待ち情報配信条件を設定する。上記順番待ち情報配信条件を満足した場合に自動的に順番待ち情報を配信する。
【0026】
電話番号確認手段で上記利用者要求受付手段への受付の際に利用者が利用した電話番号を調べ、上記電話番号確認手段により得られた電話番号をもとに利用者データベースを検索し利用者の位置を特定する。そして、利用者自らの位置入力なしに自動的に利用者の位置特定を行なう。
【0027】
上記位置入力手段の入力情報として、住所のほか、近隣の施設名や電話番号を用いる。
【0028】
上記順番待ち情報設定手段において、上記統計処理手段から得られる統計データをもとに推測される利用者の順番となる時間と、上記所要時間概算手段から得られる移動時間を考慮する。利用者の順番となる一定時間前に利用者がサービス提供元に到達できるような順番待ち情報の自動配信を行なう。
【0029】
上記順番待ち情報設定手段において、上記統計処理手段から得られる統計データをもとに推測される利用者の順番となる時間と、上記所要時間概算手段から得られる移動時間を考慮する。利用者の順番となる一定番号前に利用者がサービス提供元に到達できるような順番待ち情報の自動配信を行なう。
【0030】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は本発明に係る順番待ち情報配信条件設定装置および順番待ち情報配信方式の概要図であり、詳しくは、待ち情報配信基地の一例として病院を考えた場合のシステム構成の一例を示したものである。図において、1は自宅、2は一般電話、3は携帯電話、4は公衆回線、5は待ち情報配信基地で本実施の形態1では病院、6は情報管理サーバである。
【0031】
図2は実施の形態1の情報管理サーバ6のブロック構成図である。図において、11はカルテ情報等の病院管理情報の入力端子、12は病院管理情報の出力端子、13は患者により入力される診察予約(初診登録を含む)、診察順番待ち状態の確認、呼出し変更等の利用者要求、および個人情報の入力端子、14は待ち情報の出力端子、15は現在の待ち番号の入力端子、17は入力端子13より入力される利用者要求を受け付ける要求受付部、16は入力端子11より入力されるカルテ情報等の病院管理情報を受け付け、また医師等の要求に応じて病院管理情報を出力端子12に出力する情報入出力部である。また、情報入出力部16では、初診の患者の場合に要求受付部17より処理が移され、患者の氏名、年齢、住所、電話番号を含む個人情報の入力を行なう。18は情報処理部19で得られた待ち情報を出力端子14に出力する情報送出部、19は入力端子15より入力される現在の待ち番号、要求受付部17より入力される利用者要求にもとづき、診察予約や、呼出し条件の設定、情報送出部18への待ち情報の出力を行なう情報処理部、20は患者の氏名、年齢、住所、電話番号などの個人情報と、患者のカルテ情報などの病院管理情報からなるデータベースである。
【0032】
図3は上記情報処理部19のブロック構成図である。図において、31は診察予約(初診登録を含む)、診察順番待ち状態の確認、呼出し変更等の利用者要求の入力端子、32は待ち情報の出力端子、33は現在の待ち番号の入力端子、34はデータベース20に対して個人情報と病院管理情報の検索を行なうときの検索制御信号の出力端子、35はデータベース20から入力される上記検索結果の入力端子、38は入力端子31より入力される利用者要求により、データベース20から個人情報の検索を行ない、検索結果を呼出し条件推測部36に出力する個人情報検索部、37はデータベース20に格納された個人情報、病院管理情報をもとに統計データを作成する待ち時間統計部、36は入力端子31より入力される利用者要求に従い、待ち時間統計部37から出力される統計データに基づいて、待ち情報を出力端子32に出力する呼出し条件を導出、推測する呼出し条件推測部である。39は呼出し条件推測部36より出力された呼出し条件、あるいは利用者からの診察順番待ち状態の確認要求により、呼出し条件推測部36に対して出力端子32への診察順番待ち状態の出力を命令する呼出し部である。
【0033】
以下、図1から図3を用いて、本実施の形態1の動作を説明する。患者は自宅1あるいは外出先から、一般電話2あるいは携帯電話3の通信手段を用いて、公衆回線4経由で病院5に設置された情報管理サーバ6に対して、診察の予約を行なう。予約の際、患者は順番待ち情報の配信条件を入力する。情報管理サーバ6は、配信条件が満足された場合に公衆回線4を通じて順番待ち情報を患者に対して配信する。また、患者は情報管理サーバ6に対して、現在の順番待ち情報の確認、ならびに配信条件の変更を行なうことができる。詳細はフローチャートを使って後述する。
【0034】
次に、図2、3を用いて、情報管理サーバ6の詳細な動作について説明する。患者のカルテ情報等の病院管理情報は、入力端子11を介して情報入出力部16に入力され、データベース20に格納される。反対に、医師等から病院管理情報の出力要求があった場合、個人情報はデータベース20より情報入出力部16に入力され、出力端子12を介して出力される。
【0035】
患者からの診察予約、診察順番待ち状態の確認、呼出し変更等の利用者要求は入力端子13を介して、要求受付部17に入力される。要求受付部17で受け付けた患者が初診の場合には、個人情報の作成のため処理が情報入出力部16に移され、情報入出力部16において、住所、氏名、年齢、電話番号等、患者自身が情報提供する必要のある個人情報を入力する。初診登録が行なわれると患者ひとりひとりを区別するためのID番号が発行される。入力された上記個人情報はデータベース20に格納される。以降、診察予約、診察順番待ち状態の確認、呼出し変更等の利用者要求は上記ID番号をもとにデータベース20を検索することにより、患者の判別を行なう。
【0036】
ID番号発行後、要求受付部17では上記ID番号に対して診察予約の処理を行なう。ここで、利用者は呼出し条件を入力する。なお、呼出し条件の詳細は後述する。呼出し条件の入力が終了すると、要求受付部17では患者に対して待ち番号が発行される。次に、処理は情報処理部19に移される。情報処理部19では、データベース20から作成された統計データをもとに、要求受付部17より入力された利用者要求に合致した呼出し条件を設定する。また、入力端子15より入力される現在の待ち番号あるいは現在時刻と上記呼出し条件を比較し、呼出し条件が満足されたとき、現在の順番待ち情報を情報送出部18に出力する。情報送出部18は上記情報処理部19より出力された順番待ち情報を、出力端子14を介して患者に配信する。以下、図3を用いて、情報処理部19の動作について説明する。
【0037】
待ち時間統計部37では、入力端子35を介して入力された、データベース20に格納されている患者の個人情報や病院管理情報をもとに、診察科単位の一人あたりの平均診察時間、診察内容別一人当たりの平均診察時間、薬の調合時間、会計時間、事務手続き時間などの統計データを作成する。
【0038】
入力端子31より入力されたID番号は個人情報検索部38に入力される。個人情報検索部38では上記ID番号をもとに、出力端子34を介してデータベース20から上記ID番号を有する患者の個人情報を検索する。検索結果は入力端子35を介して個人情報検索部38に入力され、呼出し条件推測部36に出力される。上記個人情報は呼出し条件推測部36において呼出し条件設定の際に使用される。また、入力端子31を介して入力された診察予約の利用者要求は呼出し条件推測部36に入力される。呼出し条件推測部36では、待ち時間統計部37より入力される統計データをもとに、上記利用者要求に合致する呼出し条件を設定する。例えば、一人当たりの平均診察時間が10分である診察科に対して、患者が診察予約を行なったときに発行された診察番号が20番、そのときの診察を受けていた患者の診察番号が10番のとき、患者が自分の順番の4番前に呼出すように呼出し条件を設定したとすると、呼出し条件としては60分後、あるいは、診察番号16番のときを呼出し条件として設定する。
【0039】
呼出し部39では、入力端子33より入力される現在の待ち番号、あるいは呼出し部39内の時計から出力される現在時刻と、上記呼出し条件推測部36で設定された呼出し条件が合致したとき、呼出し条件推測部36に対して出力端子32への順番待ち情報の配信要求を出力する。呼出し条件推測部36では、上記配信要求により順番待ち情報を出力端子32に出力する。
【0040】
要求受付部17に入力された利用者要求が診察予約、呼出し変更の場合も、上記初診登録以降の診察予約の動作と同様である。要求受付部17において、呼出し条件を入力あるいは変更する。呼出し変更の場合には利用者に対して呼出し条件の入力時に発行される待ち番号は、前回、診察予約の際に発行された待ち番号が再発行される。次に、処理は情報処理部19に移される。情報処理部19では、データベース20から作成された統計データをもとに、要求受付部17より入力された利用者要求に合致した呼出し条件を設定する。また、入力端子15より入力される現在の待ち番号、あるいは現在時刻と、上記呼出し条件を比較し、呼出し条件が満足されたとき、現在の順番待ち情報を情報送出部18に出力する。情報送出部18は上記情報処理部19より出力された順番待ち情報を、出力端子14を介して患者に配信する。詳細は後述する。
【0041】
次に、要求受付部17に入力された利用者要求が現在の待ち状態の確認要求の場合について説明する。要求受付部17で待ち番号が入力され、情報処理部19に処理が移る。以下、図3を用いて、利用者要求が現在の待ち状態確認の場合の情報処理部19の動作について説明する。
【0042】
入力端子31より入力された待ち番号は呼出し条件推測部36に入力される。呼出し条件推測部36では、待ち時間統計部37より出力される統計データをもとに、現在時刻、入力端子33より呼出し部39経由で入力される現在の待ち番号から、現在の待ち情報を求め、出力端子32より出力する。例えば、患者が一人当たりの平均診察時間が10分である診察科に対して、診察予約をしたときに発行された診察番号が20番で、待ち状態の確認を行なったときに診察を受けている患者の診察番号が15番のとき、呼出し条件推測部36では、「現在の診察番号15番、患者の診察まであと50分」という情報を現在の待ち情報として設定する。ただし、待ち情報はこれに限るものではない。
【0043】
次に、図4に患者が情報管理サーバ6に診察予約、診察順番待ち状態の確認、呼出し変更要求を行なう場合のフローチャートを示す。患者はステップ101で情報管理サーバ6に対して電話をかけ、ステップ103に移行する。ステップ103では初診か否かで、初診の場合にはステップ106へ、初診でない場合にはステップ104に移行する。ステップ104では初診の際に発行されたID番号を入力し、ステップ105に移行する。ステップ105では上記ステップ104で入力されたID番号を用いて、氏名、年齢、住所、電話番号等の利用者個人情報の検索を行なう。初診の場合にはステップ106において、住所、氏名、年齢等の個人情報の登録を行ない、ID番号を発行する。ステップ105、106で個人情報を取得したあと、処理はステップ102に移行する。ステップ102では診察予約か、診察順番待ち状態の確認要求か、呼出し変更の要求かにより、診察予約の場合にはステップ107に、診察順番待ち状態の確認要求の場合にはステップ201に、呼出し変更要求の場合にはステップ501に移行する。
【0044】
診察予約の場合には、ステップ107でどのような状態で呼び出すのかという呼出し条件の入力を行なう。図5に呼出し条件入力に関するフローチャートを示す。ステップ300で呼出し条件入力に入ると、診察予約の場合には、まずステップ301で待ち番号を取得する。後述する呼出し条件の変更の場合には再度同じ待ち番号が発行される。次にステップ302に移行する。ステップ302では、「自分の診察の何分まえに通知してください」という時間前呼出しの場合にはステップ303に、「自分の診察の何人まえに通知してください」という番号前呼出しの場合にはステップ305に移行する。ステップ303では「何分まえか?」を入力する時間前条件の入力を要求され、ステップ304に移行する。ステップ304では診察科の統計データから得られる一人当たりの平均診察時間にもとづき、上記ステップ303で入力した時間前条件に合致する待ち番号、呼出し時間を推測し、ステップ308に移行する。呼出し条件として番号前呼出しを選択した場合にはステップ305で「何人まえか?」を入力する番号前条件の入力を要求され、ステップ306に移行する。ステップ306ではステップ305の番号前条件に合致する待ち番号を算出し、ステップ307に移行する。ステップ307では診察科の統計データから得られる一人当たりの平均診察時間から上記番号前条件に合致する待ち時間を推測し、ステップ308に移行する。ステップ308では、上記時間前呼出し、番号前呼出しに合致する呼出し条件を設定する。ステップ309に移行して呼出し条件入力を終了する。
【0045】
ステップ107で呼出し条件入力により呼出し条件が設定されたのち、ステップ108に移行する。ステップ108では上記ステップ301で取得した待ち番号とともに現在の診察番号、待ち時間等の待ち情報を患者に通知する。最後にステップ109に移行し、診察予約を終了する。
【0046】
診察順番待ち状態の確認要求の場合には、ステップ201において診察予約の際に発行された待ち番号を入力し、ステップ202に移行する。ステップ202では現在診察を受けている待ち番号、患者の診察までの推測時間等の待ち情報の通知が行なわれる。待ち情報通知の後、ステップ203に移行し、診察番号待ち状態の確認を終了する。
【0047】
同様に、呼出し変更要求の場合には、ステップ501において診察予約の際に発行された待ち番号を入力し、ステップ502に移行する。ステップ502では現在診察を受けている待ち番号、自分の診察までの推測時間等の待ち情報の通知が行なわれる。上記通知される待ち情報をもとに、患者は次のステップ107で呼出し条件の変更を行なう。ステップ107以降については上述の診察予約の場合と同様であるので省略する。
【0048】
次に、上記呼出し部39において、呼出し条件推測部36で設定された呼出し条件を満たしたかどうかを確認する呼出し確認の方法を図6のフローチャートに示す。一定時間ごと、あるいは現在の待ち番号が変化するたびにステップ401が呼び出され、呼出し確認が開始される。ステップ402では現在の待ち番号が取得され、ステップ403に移行する。ステップ403では呼出し条件推測部36で求められた呼出し条件と現在の待ち番号あるいは時刻を比較し、条件が合致すればステップ404に、合致しなければステップ406に移行する。条件が合致した場合には、ステップ404で待ち情報を取得しステップ405に移行する。ステップ405ではステップ404で取得された待ち情報を、上記呼出し条件を設定した利用者に対して配信する。続くステップ406では次の呼出し確認の為にこの呼出し確認から抜ける。
【0049】
呼出し部39における待ち行列の一構成例を図7に示す。図7は統計データを用いた呼出し条件の設定法を説明する図であり、ある時間帯の待ち行列を抜き出したものである。患者Aから患者Iまでの人が内科、外科、皮膚科に、ある受付時間に診察予約を行なったとする。診察予約受付の際に、それぞれ、待ち番号 (診察番号)が発行される。待ち番号はアルファベット一文字と数字から構成され、アルファベットは診察科を、数字はそれぞれの診察科内での待ち番号を表わすものとする。待ち番号は必ずしもこれに限るものではなく、病院全体で通し番号になっていても構わないし、担当医師別に区別された番号であっても構わない。患者Aから患者Iは、自宅から病院までの時間や、番号前呼出しか時間前呼出しの選択の違いによって、異なった呼出し条件の設定を行なっている。また、待ち時間統計部37から得られる統計的な各診察科の一人当たりの平均診察時間が、内科10分、外科10分、皮膚科5分であったとする。この過去の診察結果から導き出される統計データをもとに、呼出し時刻、あるいは呼出し番号(呼出し条件に合致して、呼出し部39から呼出し条件推測部36へ待ち情報の出力を促すときの待ち番号)を推測する。図7記載の呼出時刻、呼出時点の診察番号がこれに相当する。呼出し順は待ち行列にならぶ順番を表わしたものである。
【0050】
呼出し条件として時間前待ちを設定した患者Aを例にとって呼出時刻、呼出時点の診察番号の導出、推測の仕方を具体的に説明する。患者Aは内科に対して、10:00に診察予約を行なった。この時点での診察番号はA3、患者Aに発行された待ち番号はA15である。患者Aは図4のステップ107の呼出し条件入力で60分前の時間前呼出しに設定した。このとき、内科の統計データから患者Aの診察の60分前には待ち番号A9を持っている人が診察を受けていると推測される。待ち番号A9の人が診察の順番になるには現時点からあと6人目なので、およそ60分後の11:00に呼び出せばよいことになる。つまり、患者がある診察科に対して診察予約を行なった時点の時刻をT1、そのときに診察を受けている人の待ち番号をN1、診察予約を行なった人の待ち番号N2、上記診察科の一人当たりの平均診察時間をX(時間/番号)、呼出し条件としてY時間前の時間前呼出しを設定した場合に、呼出時点の待ち番号NはN=N2−Y/Xであり、呼出時刻TはT=T1+X×(N2−N1)−Yで表現される。
【0051】
同様に、呼出し条件として番号前呼出しを設定した患者Dを例にとって呼出時刻、呼出時点の診察番号の導出、推測の仕方を具体的に説明する。患者Dは皮膚科に対して、10:30に診察予約を行なった。この時点での診察番号はC2、患者Dに発行された待ち番号はC18である。患者Dは図4のステップ107の呼出し条件入力で10番前の番号前呼出しに設定した。このとき、患者Dの診察の10番前には待ち番号C8を持っている人が診察を受けていると推測される。待ち番号C8の人が診察の順番になるには現時点からあと6人目なので、およそ30分後の11:00に呼び出せばよいことになる。つまり、患者がある診察科に対して診察予約を行なった時点の時刻をT1、そのときに診察を受けている人の待ち番号をN1、診察予約を行なった人の待ち番号N2、上記診察科の一人当たりの平均診察時間をX(時間/番号)、待ち条件としてZ番号前の番号前呼出しを設定した場合に、呼出時点の待ち番号NはN=N2−Zであり、呼出時刻TはT=T1+X×(N2−N1−Z)で表現される。
【0052】
実施の形態1の順番待ち情報配信条件設定装置および順番待ち情報配信方式は、以上のように順番待ちを伴うサービスを享受する利用者に対して、各サービスに関する過去の処理時間等の情報をデータベースとして登録し、上記データベースに蓄積された情報から作成した統計データをもとに、利用者自身によって指定された呼出し方に合致した呼出し条件を設定し、呼出し条件を満足したときに順番待ち情報を配信するので、利用者それぞれの事情に合った順番待ち情報の提供が行なえる。また、各サービス単位の統計データをもとに配信時刻等を算出しているため、利用者によって指定された条件に合致した時刻に順番待ち情報を提供することができる。利用者自身により何分前か何番前かという呼出し方を指定するので、サービス提供元から離れる距離や個人の都合に合わせて利用者自ら時間や番号を設定でき、順番待ち情報が入るまでの時間を有効かつ、有意義に過ごすことができる。さらに、サービス提供元からの一方的な配信だけでなく、利用者から順番待ち情報の確認、呼出し変更が可能であるため、時々刻々変化する状況の変化にも対応可能で、また、呼出しがないことに対する不安感がない。
【0053】
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2を図2、図8を用いて説明する。実施の形態2の順番待ち情報配信条件設定装置および順番情報配信方法は図2に示す要求受付部17で受け付ける情報と、図8に示す情報処理部19の構成、および動作のみが実施の形態1と異なる。よって、要求受付部17で受け付ける情報、情報処理部19の詳細な構成、および動作のみ説明し、実施の形態1と同一部分の説明は省略する。
【0054】
本実施の形態2の要求受付部17は、上記利用者が指定した位置からサービス提供元までの経路探索を行なうか否か、利用者の位置が必要か否か、上記経路探索から得られた移動時間を考慮した呼出し条件を設定するか、あるいは、上記移動時間を待ち情報とともに配信するか、など位置に関する情報を入力する点のみ、実施の形態1の要求受付部17と異なる。
【0055】
図8は本実施の形態2における情報処理部19のブロック構成図である。実施の形態1で示した情報処理部19と異なる点は経路探索部41が呼出し条件推測部36に含まれていることである。経路探索部41は図2の要求受付部17で入力された利用者の位置からサービス提供元までの経路探索を行ない、移動時間を計算する。
【0056】
図2、8を用いて、情報処理部19の動作について説明する。なお、上記要求受付部17で入力された利用者の位置から病院5までの経路探索を行ない、経路探索の結果得られた移動時間を考慮して呼出し条件を設定する以外は、本実施の形態1と同様である。よって、以下では上記箇所に関してのみ説明する。
【0057】
診察予約の場合を説明する。入力端子31より入力された利用者位置情報を含む利用者要求は呼出し条件推測部36に入力される。呼出し条件推測部36では、入力された位置情報は経路探索部41に入力される。経路探索部41では入力された位置から病院5までの経路探索を行ない、移動時間を計算する。
【0058】
要求受付部17において、上記移動時間を考慮した呼出し条件を設定するように入力した場合、呼出し条件推測部36では移動時間だけ早い呼出し条件を設定する。例えば、一人当たりの平均診察時間が10分である診察科に対して、患者が指定した場所から病院5までの移動時間が経路探索の結果60分である場合、移動時間を考慮しない実施の形態1よりも60分だけ早く呼び出すように呼出し条件を設定する。あるいは、6番だけ早く呼び出すように呼出し条件を設定する。なお、呼出し条件の設定方法はこれに限るものではない。
【0059】
要求受付部17において、経路探索を行ない、移動時間を考慮しない呼出し条件を設定するように入力した場合には、呼出し条件の設定方法については上述した実施の形態1と同様である。異なる点は、指定した位置から病院5までの移動時間が順番待ち情報とともに配信される点にある。
【0060】
図9に実施の形態2の呼出し条件入力のフローチャートを示す。図4のステップ107で呼出し条件入力に入ると、ステップ300で呼出し条件入力を開始する。診察予約の場合には、ステップ301で待ち番号を取得する。待ち条件の変更の場合には再度同じ待ち番号が発行される。次にステップ601に移行し、経路探索が必要か否かを入力する。不要ならステップ302へ、必要ならステップ602に移行する。ステップ602では位置情報の通知があるかどうか入力する。位置情報がある場合にはステップ604に移行し、ない場合にはステップ603に移行する。端末にGPS(Global Positioning System)など現在位置測定機能が存在し、位置が通知される場合には自動的にステップ604に移行する。ステップ603では位置情報を入力する。位置情報の入力は場所の住所を直接入力する以外に、近隣の施設名や電話番号などを入力することにより行なう。次に、ステップ604に移行し、移動手段を入力する。ここで入力する移動手段としては、自動車、電車、バス、徒歩などの移動手段のほか、必要に応じて経由地などを入力する。その後、ステップ605に移行し、上記ステップ604で入力された移動手段、経由地をもとに図8の経路探索部41において経路探索が行われ、指定場所からサービス提供元への移動時間が導き出される。
【0061】
続いてステップ606に移行し、移動時間を順番待ち情報のひとつとして配信するか、それとも呼出し条件を決めるときに移動時間を考慮するかを選択する。移動時間を順番待ち情報のひとつとして配信する場合にはステップ302に、呼出し条件として移動時間を考慮する場合にはステップ607に移行する。ステップ607では診察科の統計データから算出した一人当たりの平均診察時間にもとづき移動時間を考慮した待ち番号を推測し、ステップ302に移行する。
【0062】
例えば、図7の患者Iを例にとって考える。患者Iは内科に対して、11:20に診察予約を行なった。この時点での診察番号はA11、患者Iの待ち番号はA18である。ここで、患者Iが指定した場所から病院までの移動時間の概算が30分であったとする。内科の一人あたりの平均診察時間は統計データから10分なので、時刻12:00に待ち番号A15の人が診察のときに患者Iを呼び出せば、患者Iは自分の診察に間に合うことになる。つまり、患者がある診察科に対して診察予約を行なった時点の時刻をT1、そのとき診察を受けている人の待ち番号をN1、診察予約を行なった人の待ち番号をN2、上記診察科の一人当たりの平均診察時間をX(時間/番号)、移動に要する時間をTとすると、時刻T1+X×(N2−N1)−Tで、待ち番号がN2−T/Xの人が診察を受けているときに呼び出せばよい。ステップ607では統計データを用いて推測した上記時刻と待ち番号を推測する。
【0063】
ステップ302以降の処理は本実施の形態1と同様である。ただし、移動時間を考慮した呼出しを上記ステップ606で設定した場合には、上記ステップ607で推測された呼出し時刻、待ち番号に対して、以降の番号前呼出し、順番前呼出しの条件設定が行われる。例えば、上記例で、患者Iが20分前の呼出しを設定した場合には、時刻11:40に、待ち番号A13の人が診察を受けているときに患者Iを呼び出せば、30分の移動時間を考慮した上で20分余裕をみた呼出しが行なえる。つまり、Y時間前の時間前呼出しを設定した場合に、時刻T1+X×(N2−N1)−T−Yで、待ち番号がN2−(T+Y)/Xの人が診察を受けているときに呼び出せばよい。また、同様に患者Iが自分の診察の1番前の呼出しを設定した場合には、時刻11:50に、待ち番号がA14の人が診察を受けているときに患者Iを呼び出せば、30分の移動時間を考慮した上で待ち番号1番の余裕をみた呼出しが行なえる。つまり、Z番号前の番号前呼出しを設定した場合に、時刻T1+X×(N2−N1−Z)−T、待ち番号がN2−T/X−Zの人が診察を受けているときに呼び出せばよい。
【0064】
実施の形態2の順番待ち情報配信条件設定装置および順番待ち情報配信方式は、以上のように利用者が位置情報と移動手段を通知することにより、情報管理サーバ6において経路探索を行ない、移動時間等の情報を待ち情報とともに配信する。利用者は統計データから導き出される自分の順番までの時間と、上記経路探索の結果得られる移動時間を合わせて考えることにより、移動時間を考慮した呼出し条件設定を行なうことが可能である。また、情報管理サーバ6では上記移動時間を考慮して呼出し条件を設定することができるため、移動時間を考慮する必要がなく、呼出しがあるまでの時間を有効に利用することができる。
【0065】
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3を説明する。実施の形態2の要求受付部17において、患者が位置を指定する場合に、近隣の施設名や電話番号を入力することにより位置指定を行なう点のみ実施の形態2と異なる。よって、位置指定の方法のみ説明を行ない、実施の形態2と同一部分の説明は省略する。
【0066】
要求受付部17における位置指定の方法として周辺の主要な施設、建物名を用いる。このため、あらかじめ、周辺の主要な施設、建物などをデータベース20、あるいは経路探索部41に登録しておく。経路探索部41では、経路探索を行なう際に上記データベース20、経路探索部41の情報検索を行ない、上記施設、建物名から住所を特定し、経路探索を行ない、移動時間を算出する。
【0067】
同様に、要求受付部17における位置指定の方法として周辺の主要な施設、建物の電話番号を用いる。このため、あらかじめ、周辺の主要な施設、建物などの電話番号をデータベース20、あるいは経路探索部41に登録しておく。経路探索部41では、経路探索を行なう際に上記データベース20、経路探索部41の情報検索を行ない、上記施設、建物の電話番号から住所を特定し、経路探索を行ない、移動時間を算出する。
【0068】
実施の形態3の順番待ち情報配信条件設定装置および順番待ち情報配信方式は、以上のように、利用者が実際の詳しい住所を知らなくても、簡単に情報管理サーバ6に対して位置の通知が行なうことができる。上記通知された位置をもとに情報管理サーバ6において経路探索を行ない、移動時間等の情報を待ち情報とともに配信する。利用者は統計データから導き出される自分の順番までの時間と、上記経路探索の結果得られる移動時間を合わせて考えることにより、移動時間を考慮した呼出し条件設定を行なうことが可能である。また、情報管理サーバ6では上記移動時間を考慮して呼出し条件を設定することができるため、移動時間を考慮する必要がなく、呼出しがあるまでの時間を有効に利用することができる。
【0069】
実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4を説明する。図2に示す要求受付部17が電話番号確認部を有し、上記電話番号確認部において使用された電話番号から住所を特定する点のみが実施の形態3と異なる。よって、電話番号確認部についてのみ説明を行ない、実施の形態3と同一部分の説明は省略する。
【0070】
患者の通信手段が電話である場合、要求受付部17にある電話番号確認部において電話番号を調べる。電話番号をもとにデータベース20あるいは経路探索部41を検索することにより、住所の特定を行なう。そのため、あらかじめ、データベース20あるいは経路探索部41に電話番号と住所の関連情報を格納しておく。上記経路探索部41において、特定された住所からサービス提供元までの経路探索を行ない、移動時間を算出する。
【0071】
実施の形態4の順番待ち情報配信条件設定装置および順番待ち情報配信方式は、以上のように、利用者自ら位置の指定をしなくても、情報管理サーバ6において自動的に電話番号から位置の特定ができる。上記特定した位置をもとに情報管理サーバ6において経路探索を行ない、移動時間等の情報を待ち情報とともに配信する。利用者は統計データから導き出される自分の順番までの時間と、上記経路探索の結果得られる移動時間を合わせて考えることにより、移動時間を考慮した呼出し条件設定を行なうことが可能である。また、情報管理サーバ6では上記移動時間を考慮して呼出し条件を設定することができるため、移動時間を考慮する必要がなく、呼出しがあるまでの時間を有効に利用することができる。
【0072】
実施の形態1および実施の形態2では、統計データとして診察科単位の一人当たりの診察時間をもとに呼出し条件や待ち情報を設定したがこれに限るものではなく、たとえば、より細かく患者の診察内容別の統計データを用いて、上記呼出し条件および待ち情報を設定してもよいことは言うまでもない。
【0073】
また、実施の形態1および実施の形態2では、順番待ち情報配信条件設定装置、順番待ち情報配信方式として病院の順番待ちシステムを用いたがこれに限るものではなく、遊園地のアトラクション等の順番待ちを伴うサービスを提供するいかなるシステムの場合にも、同様の効果を奏することは言うまでもない。
【0074】
また、実施の形態1および実施の形態2では、順番待ちの登録、状況確認、呼出し変更を行なう端末として電話を用いたがこれに限るものではなく、携帯情報端末、PDA、パソコンなど、順番待ち情報を配信するサーバと通信し、上記順番待ちの登録、状況確認、呼出し変更等の要求ができるものであればその形態を問わず、同様の効果を奏することは言うまでもない。また、電話の場合にも一般電話、公衆電話、携帯電話、PHS等電話の種類を問わないことは言うまでもない。
【0075】
また、実施の形態1および実施の形態2では、順番待ち情報を配信する装置と順番待ちを伴うサービスを提供する場所が同じであるよう構成したがこれに限るものではなく、上記装置と場所が離れていても同様の効果を奏することは言うまでもない。
【0076】
また、利用者データベースをローカルに持っている必要はなく、ネットワークで電子的に接続されていても構わない。
【0077】
実施の形態2において、利用者自ら場所を指定してサービス提供元までの移動時間を算出する場合に、指定する場所は必ずしも利用者の現在位置である必要はなく、これから移動する先の場所であっても構わない。
【0078】
また、位置指定の方法として、場所の住所入力による方法はもちろんのこと、施設名や電話番号を入力することによりデータベースを検索するなどして、場所が特定できればこれに限るものではない。
【0079】
また、電話番号通知サービスなどによって自動的に電話番号を通知することにより、上記電話番号からデータベースを検索して、場所を特定するよう構成してもよい。
【0080】
また、移動経路、位置を選択肢として用意しておき、利用者が適当に移動経路と位置を選択するなどして経路入力、位置入力を行なうよう構成してもよい。
【0081】
また、実施の形態2では、利用者の位置を自動的に測定する手段としてGPSを取り上げたがこれに限るものではなく、PHSのようにPHSの位置がセル単位でわかるような場合にも同様の効果を奏することは言うまでもない。
【0082】
また、実施の形態2では、利用者が指定した位置からサービス提供元までの移動時間がわかったときに、移動時間を考慮した順番待ち情報配信条件として、単純に移動時間分だけ早く呼び出すように構成したが、これに限るものではない。
【0083】
また、経路探索部において、上記移動時間の概算する場合に、移動手段として自動車などを使用する場合には同じ距離、経路であっても時間帯に応じて移動時間を変化させるように構成してもよい。
【0084】
同様に、電車やバスを使用する場合には、時間帯によって運行数が異なるため、時刻表を加味して移動時間の算出を行なうよう構成してもよい。
【0085】
データベースとして、個人情報、サービス情報だけでなく、上記経路探索部において移動時間を計算するために、各種交通手段に関する運行状況もデータベースに登録しておくよう構成してもよい。
【0086】
実施の形態1および実施の形態2では、待ち登録、状況確認、呼出し変更を電話等の通信手段を用いて行なったがこれに限るものではない。例えば、磁気カード等の媒体を情報管理サーバと物理的、電子的に接続された専用端末に差し込むことにより、上記待ち登録や、状況確認、呼出し変更などが行なえるように構成しても同様の効果を奏することはいうまでもない。
【0087】
また、あらかじめ個人情報を記憶した磁気カード等の媒体を差し込むような専用端末を用いて情報管理サーバと情報の送受を行なうように構成することにより、ID番号等の入力による個人認証を自動的に行なうように構成してもよい。
【0088】
実施の形態1および実施の形態2で、1は自宅に限るものではなく、会社、公共施設、公衆電話ボックス等、利用者の居る場所が容易に特定できる場所であればよい。また、2は一般電話に限るものではなく、利用者が一定の場所に束縛される、有線を利用した通信手段を有する通信端末、3は携帯電話に限るものではなく、PHS、携帯情報端末、PDA、ポケットベル等、利用者が場所にとらわれずに移動可能な、無線を利用した通信手段を有する通信端末であればよい。
【0089】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0090】
本発明に係る順番待ち情報配信条件設定装置によれば、データベースを用いてサービス提供元の各サービス情報と利用者情報を検索する。データベースに登録された各サービス情報と利用者情報は統計処理手段で統計的に処理する。利用者要求受付手段で順番待ち情報に関する利用者からの各種要求を受け付ける。また、位置入力手段で利用者の位置を入力し、所要時間概算手段で上記位置入力手段により入力された利用者の位置からサービス提供元までの移動時間を概算する。順番待ち情報設定手段で利用者からの要求に対して順番待ち情報配信条件を設定する。このとき、上記順番待ち情報設定手段において、上記利用者要求受付手段により受け付けられる利用者要求と、上記統計処理手段から得られる各サービスに対する統計データと、上記所要時間概算手段から得られる移動時間をもとに順番待ち情報配信条件を設定する。よって、利用者からの要求に合致した順番待ち情報の配信条件を設定することができる。
【0091】
また、電話番号確認手段で上記利用者要求受付手段への受付の際に利用者が利用した電話番号を調べ、上記電話番号確認手段により得られた電話番号をもとに利用者データベースを検索し利用者の位置を特定する。よって、利用者自らの位置入力なしに自動的に利用者の位置特定を行なうことができ、容易に利用者の位置情報を用いた順番待ち情報配信条件の設定を行なうことができる。また、利用者の位置特定が簡単かつ速やかに行なうことができる。
【0092】
また、上記位置入力手段の入力情報として、住所のほか、近隣の施設名や電話番号を用いることができるので、利用者はより簡単に位置入力が行なえる。
【0093】
また、上記順番待ち情報設定手段において、上記統計処理手段から得られる統計データをもとに推測される利用者の順番となる時間と、上記所要時間概算手段から得られる移動時間を考慮する。利用者の順番となる一定時間前に利用者がサービス提供元に到達できるような順番待ち情報配信条件を設定することができる。よって、利用者自らの事情に合わせた順番待ち情報の一定時間前の配信を行なうことができる。
【0094】
また、上記順番待ち情報設定手段において、上記統計処理手段から得られる統計データをもとに推測される利用者の順番となる時間と、上記所要時間概算手段から得られる移動時間を考慮する。利用者の順番となる一定番号前に利用者がサービス提供元に到達できるような順番待ち情報配信条件を設定することができる。よって、利用者自らの事情に合わせた順番待ち情報の一定番号前の配信を行なうことができる。
【0095】
また、本発明に係る順番待ち情報配信方式によれば、サービスに対する順番待ち情報を配信する順番待ち情報配信方式において、データベースを用いて、サービス提供元の各サービス情報と利用者情報を検索する。データベースに登録された各サービス情報と利用者情報を統計処理手段で統計的に処理し、利用者要求受付手段で順番待ち情報に関する利用者からの各種要求を受け付ける。また、位置入力手段で利用者の位置を入力し、所要時間概算手段で上記位置入力手段により入力された利用者の位置からサービス提供元までの移動時間を概算する。順番待ち情報設定手段で利用者からの要求に対して順番待ち情報配信条件を設定する。上記順番待ち情報設定手段において、上記統計処理手段から得られる統計データと上記所要時間概算手段から得られる移動時間をもとに利用者要求受付手段で受け付けた利用者要求に合致する順番待ち情報配信条件を設定する。そして、上記順番待ち情報配信条件を満足した場合に自動的に順番待ち情報を配信する。よって、利用者は順番待ち情報を受信するまで、時間を有効に利用することができる。
【0096】
また、電話番号確認手段で上記利用者要求受付手段への受付の際に利用者が利用した電話番号を調べ、上記電話番号確認手段により得られた電話番号をもとに利用者データベースを検索し利用者の位置を特定する。よって、利用者自らの位置入力なしに自動的に利用者の位置特定を行なうことができ、容易に利用者の位置情報を用いた順番待ち情報配信条件の設定を行なうことができる。また、利用者の位置特定が簡単かつ速やかに行なうことができる。
【0097】
また、上記位置入力手段の入力情報として、住所のほか、近隣の施設名や電話番号を用いることができるので、利用者はより簡単に位置入力が行なえる。
【0098】
また、上記順番待ち情報設定手段において、上記統計処理手段から得られる統計データをもとに推測される利用者の順番となる時間と、上記所要時間概算手段から得られる移動時間を考慮する。利用者の順番となる一定時間前に利用者がサービス提供元に到達できるような順番待ち情報の自動配信を行なうことができる。よって、利用者自らの事情に合わせた順番待ち情報の一定時間前の配信を行なうことができる。
【0099】
また、上記順番待ち情報設定手段において、上記統計処理手段から得られる統計データをもとに推測される利用者の順番となる時間と、上記所要時間概算手段から得られる移動時間を考慮する。利用者の順番となる一定番号前に利用者がサービス提供元に到達できるような順番待ち情報の自動配信を行なうことができる。よって、利用者自らの事情に合わせた順番待ち情報の一定番号前の配信を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る順番待ち情報配信条件設定装置および順番待ち情報配信方式の概要図である。
【図2】 本発明の実施の形態1および実施の形態2における情報管理サーバ6のブロック構成図である。
【図3】 本発明の実施の形態1における情報処理部19のブロック構成図である。
【図4】 本発明の実施の形態1および実施の形態2における予約/確認/変更の場合のフローチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態1におけるステップ107の呼出し条件入力を説明するフローチャートである。
【図6】 情報管理サーバ6における呼出し確認を説明するフローチャートである。
【図7】 統計データを用いた呼出し条件の設定法を説明する図である。
【図8】 本発明の実施の形態2における情報処理部19のブロック構成図である。
【図9】 本発明の実施の形態2におけるステップ107の呼出し条件入力を説明するフローチャートである。
【図10】 従来装置の概要図である。
【符号の説明】
1 自宅、2 一般電話、3 携帯電話、4 公衆回線、5 病院,6 情報管理サーバ、16 情報入出力部、17 要求受付部、18 情報送出部、19 情報処理部、20 データベース、36 呼出し条件推測部、37 待ち時間統計部、38 個人情報検索部、39 呼出し部、41 経路探索部、1001 患者、1002 ポケットベル、1003 公衆回線、1004 病院、1005 コンピュータ、1006 オペレータ、1007 医師。
Claims (10)
- サービスに対する順番待ち情報の配信条件を設定する順番待ち情報配信条件設定装置において、サービス提供元の各サービス情報と利用者情報を有するデータベースと、データベースに登録された各サービス情報と利用者情報を統計的に処理する統計処理手段と、順番待ち情報に関する利用者からの各種要求を受け付ける利用者要求受付手段と、利用者の位置を入力する位置入力手段と、上記位置入力手段により入力された利用者の位置からサービス提供元までの移動時間を概算する所要時間概算手段と、利用者からの要求に対して順番待ち情報配信条件を設定する順番待ち情報設定手段を有し、上記順番待ち情報設定手段において、上記利用者要求受付手段により受け付けられる利用者要求と、上記統計処理手段から得られる各サービスに対する統計データと、上記所要時間概算手段から得られる移動時間をもとに順番待ち情報配信条件を設定することを特徴とする順番待ち情報配信条件設定装置。
- 上記位置入力手段として、上記利用者要求受付手段への受付の際に利用者が利用した電話番号を調べる電話番号確認手段と、上記電話番号確認手段により得られた電話番号をもとに利用者データベースを検索し利用者の位置を特定する位置特定手段を有し、利用者自らの位置入力なしに自動的に利用者の位置特定ができることを特徴とする請求項1記載の順番待ち情報配信条件設定装置。
- 上記位置入力手段の入力情報として、住所のほか、近隣の施設名や電話番号を用いることを特徴とする請求項1記載の順番待ち情報配信条件設定装置。
- 上記順番待ち情報設定手段において、上記統計処理手段から得られる統計データをもとに推測される利用者の順番となる時間と、上記所要時間概算手段から得られる移動時間を考慮することにより、利用者の順番となる一定時間前に利用者がサービス提供元に到達できるような順番待ち情報配信条件を設定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の順番待ち情報配信条件設定装置。
- 上記順番待ち情報設定手段において、上記統計処理手段から得られる統計データをもとに推測される利用者の順番となる時間と、上記所要時間概算手段から得られる移動時間を考慮することにより、利用者の順番となる一定番号前に利用者がサービス提供元に到達できるような順番待ち情報配信条件を設定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の順番待ち情報配信条件設定装置。
- サービスに対する順番待ち情報を配信する順番待ち情報配信方式において、サービス提供元の各サービス情報と利用者情報を有するデータベースと、データベースに登録された各サービス情報と利用者情報を統計的に処理する統計処理手段と、順番待ち情報に関する利用者からの各種要求を受け付ける利用者要求受付手段と、利用者の位置を入力する位置入力手段と、上記位置入力手段により入力された利用者の位置からサービス提供元までの移動時間を概算する所要時間概算手段と、利用者からの要求に対して順番待ち情報配信条件を設定する順番待ち情報設定手段を有し、上記順番待ち情報設定手段において、上記統計処理手段から得られる統計データと上記所要時間概算手段から得られる移動時間をもとに利用者要求受付手段で受け付けた利用者要求に合致する順番待ち情報配信条件を設定し、上記順番待ち情報配信条件を満足した場合に自動的に順番待ち情報を配信することを特徴とする順番待ち情報配信方式。
- 上記位置入力手段として、上記利用者要求受付手段への受付の際に利用者が利用した電話番号を調べる電話番号確認手段と、上記電話番号確認手段により得られた電話番号をもとに利用者データベースを検索し利用者の位置を特定する位置特定手段を有し、利用者自らの位置入力なしに自動的に利用者の位置特定ができることを特徴とする請求項6記載の順番待ち情報配信方式。
- 上記位置入力手段の入力情報として、住所のほか、近隣の施設名や電話番号を用いることを特徴とする請求項7記載の順番待ち情報配信方式。
- 上記順番待ち情報設定手段において、上記統計処理手段から得られる統計データをもとに推測される利用者の順番となる時間と、上記所要時間概算手段から得られる移動時間を考慮することにより、利用者の順番となる一定時間前に利用者がサービス提供元に到達できるような順番待ち情報の自動配信を行なうことを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかに記載の順番待ち情報配信方式。
- 上記順番待ち情報設定手段において、上記統計処理手段から得られる統計データをもとに推測される利用者の順番となる時間と、上記所要時間概算手段から得られる移動時間を考慮することにより、利用者の順番となる一定番号前に利用者がサービス提供元に到達できるような順番待ち情報の自動配信を行なうことを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかに記載の順番待ち情報配信方式。
Priority Applications (1)
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