JP2022030060A - 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが移動体に乗ったときにユーザが着席できる確率を高める。【解決手段】移動体に乗る前のユーザである第一ユーザを特定することと、移動体の席に座っているユーザである第二ユーザを特定することと、第二ユーザの端末に、席を譲るか否かの問い合わせを送信することと、第二ユーザの端末から席を譲る旨の回答を受信した場合に、移動体で着席可能であることを第一ユーザの端末に通知することと、を実行する制御部を備える。【選択図】図9

Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラムに関する。
老人や体の不自由な人などが乗車している場合に、着席している乗客に席を譲るように通知する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004-295686号公報
ユーザが席を譲ってもらえるか否かは、ユーザが移動体に乗車しないとわからない。ユーザが移動体に乗車しても、席を譲ってくれる乗客がいない場合には、ユーザは着席することができない。本開示の目的は、ユーザが移動体に乗ったときにユーザが着席できる確率を高めることにある。
本開示の態様の一つは、
移動体に乗る前のユーザである第一ユーザを特定することと、
前記移動体の席に座っているユーザである第二ユーザを特定することと、
前記第二ユーザの端末に、席を譲るか否かの問い合わせを送信することと、
前記第二ユーザの端末から席を譲る旨の回答を受信した場合に、前記移動体で着席可能であることを前記第一ユーザの端末に通知することと、
を実行する制御部を備える情報処理装置である。
本開示の態様の一つは、
コンピュータが、
移動体に乗る前のユーザである第一ユーザを特定することと、
前記移動体の席に座っているユーザである第二ユーザを特定することと、
前記第二ユーザの端末に、席を譲るか否かの問い合わせを送信することと、
前記第二ユーザの端末から席を譲る旨の回答を受信した場合に、前記移動体で着席可能であることを前記第一ユーザの端末に通知することと、
を実行する情報処理方法である。
本開示の態様の一つは、
コンピュータに、
移動体に乗る前のユーザである第一ユーザを特定することと、
前記移動体の席に座っているユーザである第二ユーザを特定することと、
前記第二ユーザの端末に、席を譲るか否かの問い合わせを送信することと、
前記第二ユーザの端末から席を譲る旨の回答を受信した場合に、前記移動体で着席可能であることを前記第一ユーザの端末に通知することと、
を実行させるプログラムである。
また、本開示の他の態様は、上記のプログラムを非一時的に記憶した記憶媒体である。
本開示によれば、ユーザが移動体に乗ったときにユーザが着席できる確率を高めることができる。
実施形態に係るシステムの概略構成を示す図である。 実施形態に係るシステムを構成するカメラ、第一ユーザ端末、第二ユーザ端末、及び、サーバのそれぞれの構成の一例を概略的に示すブロック図である。 サーバの機能構成を例示した図である。 ユーザ情報DBのテーブル構成を例示した図である。 画像情報DBのテーブル構成を例示した図である。 ユーザ端末の機能構成を例示した図である。 第1実施形態に係るユーザ端末からサーバにユーザ情報を送信する処理のフローチャートである。 第1実施形態に係るサーバが第二ユーザ端末に第一依頼を送信する処理のフローチャートである。 第1実施形態に係る第二ユーザ選定処理のフローチャートである。 第1実施形態に係る第二ユーザ端末がサーバから第一依頼を受信したときの処理のフローチャートである。 第1実施形態に係る第二ユーザ端末がサーバから第一ユーザ情報を受信したときの処理のフローチャートである。 第1実施形態に係る第一ユーザ端末がサーバから第二ユーザ情報を受信したときの処理のフローチャートである。 第2実施形態に係るサーバが第二ユーザに報酬を与える処理のフローチャートである。
本開示の態様の一つである情報処理装置は、制御部を備える。制御部は、移動体に乗る前のユーザである第一ユーザを特定する。第一ユーザが移動体に乗ること、及び、第一ユーザが乗る移動体は、例えば、第一ユーザの端末の位置情報、または、第一ユーザが端末を用いてルート検索を利用した場合にユーザが端末に入力した情報若しくは検索結果に基づいて判定可能である。なお、第一ユーザは、移動体に着席することを希望するユーザとしてもよい。ユーザが、着席することを希望しているか否かは、例えば、ユーザの属性に基づいて判定することができる。例えば、怪我人、病人、障がい者、妊婦、子連れのユーザ、高齢者、または、疲労しているユーザなどの属性を有するユーザは、着席を希望していると考えらえる。ユーザの属性は、例えば、ユーザの端末から送信される情報に基づいて判定可能である。
また、制御部は、移動体の席に座っているユーザである第二ユーザを特定する。第二ユーザは、移動体に既に乗っているユーザである。ユーザが移動体に乗っているか否かは、例えば、ユーザの端末の位置情報と移動体の位置情報とを比較することにより判定可能である。移動体の位置情報は、運行情報などに基づいて推定されたものであってもよい。また、ユーザが移動体の席に座っているか否かは、例えば、移動体に備わるカメラで撮影された画像を解析したり、ユーザの端末の位置情報を利用したりすることで判定可能である。なお、第二ユーザは、例えば、怪我人、病人、障がい者、妊婦、子連れのユーザ、高齢者、または、疲労しているユーザなどの着席することが望ましいユーザ以外のユーザとしてもよい。
また、制御部は、第二ユーザの端末に、席を譲るか否かの問い合わせを送信する。この問い合わせに対して、第二ユーザは席を譲るか否か回答する。したがって、第二ユーザは
、第一ユーザに席を譲ることを断ることもできる。制御部は、第二ユーザの端末から席を譲る旨の回答を受信した場合に、移動体で着席可能であることを第一ユーザの端末に通知する。これにより、第一ユーザは、移動体において着席可能であることを確認してから移動体に乗ることができる。なお、制御部は、第一ユーザに席を譲った第二ユーザに対して報酬を与えてもよい。
また、前記制御部は、前記第一ユーザが前記移動体に乗る時点よりも前に、前記移動体の席に座っている前記第二ユーザの端末から席を譲る旨の回答を受信しなかった場合に、前記移動体よりも後に出発する第二の移動体の席に座っているユーザの中から新たに第二ユーザを特定し、前記新たに特定された前記第二ユーザの端末に、席を譲るか否かの問い合わせを送信し、前記新たに特定された前記第二ユーザの端末から席を譲る旨の回答を受信した場合に、前記第二の移動体で着席可能であることを前記第一ユーザの端末に通知してもよい。すなわち、第一ユーザが乗る予定であった移動体に席を譲ってくれる第二ユーザが存在しない場合には、第二の移動体の中から第一ユーザに席を譲ってくれる新たな第二ユーザを探す。第一ユーザに席を譲ってくれる第二ユーザが見つかるまで、他の移動体において第二ユーザを探し続けてもよい。
以下、図面に基づいて、本開示の実施の形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本開示は実施形態の構成に限定されない。また、以下の実施形態は可能な限り組み合わせることができる。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係るシステム1の概略構成を示す図である。システム1は、第一ユーザ端末20Aを所持する第一ユーザが列車10に乗ろうとしている場合に、列車10に既に乗っている第二ユーザの第二ユーザ端末20Bに席を譲ってもよいか否か問い合わせを行うシステムである。第二ユーザ端末20Bからサーバ30へ席を譲ってもよい旨の回答があると、サーバ30はその旨を第一ユーザ端末20Aへ送信する。第一ユーザは、席を譲ってくれる第二ユーザが乗っている列車10に乗ることができるので、より確実に席に座ることができる。したがって、例えば、座ることを必要とする怪我人、病人、障がい者、妊婦、子連れのユーザ、高齢者、または、疲労しているユーザなどが、より確実に席に座ることが可能なる。
なお、サーバ30は、席を譲ってくれる第二ユーザが存在しない場合には、その列車10の次の列車10の乗客に対して、席を譲ってくれるか否か問い合わせてもよい。そして、席を譲ってくれる第二ユーザが乗っている列車10に関する情報を、第一ユーザ端末20Aに送信してもよい。このようにして、第一ユーザは、席を譲ってくれる第二ユーザが現れるまで第二ユーザを探すことにより、第一ユーザは、より確実に席に座ることができる。
図1の例では、システム1は、列車10に配置されるカメラ10A、第一ユーザ端末20A、第二ユーザ端末20B、及び、サーバ30を含む。列車10には座席が設けられる他、ユーザが立ったまま乗ることも可能である。カメラ10Aは、列車10の内部を撮影する。また、カメラ10Aは、列車10の座席に座っている第二ユーザを撮影可能なように配置される。列車10は移動体の一例である。移動体としては、他にも、バスなどの乗合自動車を例示できる。
第一ユーザ端末20Aは、第一ユーザが利用する端末であり、第二ユーザ端末20Bは第二ユーザが利用する端末である。なお、以下において、第一ユーザ端末20Aと第二ユーザ端末20Bとを区別しない場合には、単に、ユーザ端末20という。また、第一ユーザと第二ユーザとを区別しない場合には、単にユーザともいう。なお、同じユーザが第一
ユーザになることもあるし、第二ユーザになることもある。例えば、子連れのユーザの場合には、子供を連れているときには第一ユーザになり、子供を連れていないときには第二ユーザになり得る。したがって、同じユーザ端末20が、第一ユーザ端末20Aになることもあるし、第二ユーザ端末20Bになることもある。
カメラ10A、第一ユーザ端末20A、第二ユーザ端末20B、及び、サーバ30は、ネットワークN1によって相互に接続されている。ネットワークN1は、例えば、インターネット等の世界規模の公衆通信網でありWAN(Wide Area Network)やその他の通信網が採用されてもよい。また、ネットワークN1は、携帯電話等の電話通信網、または、Wi-Fi(登録商標)等の無線通信網を含んでもよい。なお、図1には、例示的にカメラ10A、第一ユーザ端末20A、第二ユーザ端末20Bを夫々1つ図示しているが、これらは複数存在し得る。
図2に基づいて、カメラ10A、第一ユーザ端末20A、第二ユーザ端末20B、及び、サーバ30のハードウェア構成及び機能構成について説明する。図2は、本実施形態に係るシステム1を構成するカメラ10A、第一ユーザ端末20A、第二ユーザ端末20B、及び、サーバ30のそれぞれの構成の一例を概略的に示すブロック図である。
サーバ30は、一般的なコンピュータの構成を有している。サーバ30は、プロセッサ31、主記憶部32、補助記憶部33、及び、通信部34を有する。これらは、バスにより相互に接続される。プロセッサ31は、制御部の一例である。
プロセッサ31は、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)等である。プロセッサ31は、サーバ30を制御し、様々な情報処理の演算を
行う。プロセッサ31は、制御部の一例である。主記憶部32は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等である。補助記憶部33は、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)、リムーバブルメディア等である。補助記憶部33には、オペレーティングシステム(Operating System :OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納される。補助記憶部33に格納されたプログラムをプロセッサ31が主記憶部32の作業領域にロードして実行し、このプログラムの実行を通じて各構成部等が制御される。これにより、所定の目的に合致した機能をサーバ30が実現する。主記憶部32および補助記憶部33は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体である。なお、サーバ30は、単一のコンピュータであってもよいし、複数台のコンピュータが連携したものであってもよい。また、補助記憶部33に格納される情報は、主記憶部32に格納されてもよい。また、主記憶部32に格納される情報は、補助記憶部33に格納されてもよい。
通信部34は、ネットワークN1経由で、カメラ10A及びユーザ端末20と通信を行う手段である。通信部34は、例えば、LAN(Local Area Network)インターフェースボード、無線通信のための無線通信回路である。LANインターフェースボードや無線通信回路は、ネットワークN1に接続される。
次に、カメラ10Aは、列車10の内部に配置されて、列車10の内部を撮影する装置である。カメラ10Aは、撮像部11及び通信部12を備える。撮像部11は、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサまたはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子を用いて撮影を行う。撮影により得られる画像は、静止画または動画の何れであってもよい。
通信部12は、カメラ10AをネットワークN1に接続するための通信手段である。通信部12は、例えば、移動体通信サービス(例えば、5G(5th Generation)、4G(4t
h Generation)、3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)等の電話通
信網)、Wi-Fi(登録商標)、または、Bluetooth(登録商標)等の無線通信を利用して、ネットワークN1経由で他の装置(例えばサーバ30等)と通信を行うための回路である。カメラ10Aで撮影された画像は、通信部12を介してサーバ30へ送信される。
次に、ユーザ端末20について説明する。ユーザ端末20は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、個人情報端末、ウェアラブルコンピュータ(スマートウォッチ等)、パーソナルコンピュータ(Personal Computer、PC)といった小型のコンピュータである。ユーザ端末20は、プロセッサ21、主記憶部22、補助記憶部23、入力部24、ディスプレイ25、通信部26、及び、位置情報センサ27を有する。これらは、バスにより相互に接続される。プロセッサ21、主記憶部22、及び、補助記憶部23については、サーバ30のプロセッサ31、主記憶部32、及び、補助記憶部33と同様であるため、説明を省略する。
入力部24は、ユーザが行った入力操作を受け付ける手段であり、例えば、タッチパネル、マウス、キーボード、または、押しボタン等である。ディスプレイ25は、ユーザに対して情報を提示する手段であり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、または、EL(Electroluminescence)パネル等である。入力部24及びディスプレイ25は、
1つのタッチパネルディスプレイとして構成してもよい。通信部26は、ユーザ端末20をネットワークN1に接続するための通信手段である。通信部26は、例えば、移動体通信サービス(例えば、5G(5th Generation)、4G(4th Generation)、3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)等の電話通信網)、Wi-Fi(登録商標
)、Bluetooth(登録商標)等の無線通信網を利用して、ネットワークN1経由で他の装置(例えばサーバ30等)と通信を行うための回路である。
位置情報センサ27は、所定の周期で、ユーザ端末20の位置情報(例えば緯度、経度)を取得する。位置情報センサ27は、例えば、GPS(Global Positioning System)
受信部、無線通信部等である。位置情報センサ27で取得された情報は、例えば、補助記憶部23等に記録され、サーバ30に送信される。
次に、サーバ30の機能について説明する。図3は、サーバ30の機能構成を例示した図である。サーバ30は、機能構成要素として、制御部301、ユーザ情報DB311、列車情報DB312、及び、画像情報DB313を備える。サーバ30のプロセッサ31は、主記憶部32上のコンピュータプログラムにより、制御部301の処理を実行する。ユーザ情報DB311、列車情報DB312、及び、画像情報DB313は、プロセッサ31によって実行されるデータベース管理システム(Database Management System、DBMS)のプログラムが、補助記憶部33に記憶されるデータを管理することで構築される。ユーザ情報DB311、列車情報DB312、及び、画像情報DB313は、例えば、リレーショナルデータベースである。なお、サーバ30の各機能構成要素のいずれか、またはその処理の一部は、ネットワークN1に接続される他のコンピュータにより実行されてもよい。
制御部301は、列車10に乗る前のユーザであって、列車10の席に座ることを希望するユーザである第一ユーザを特定する。例えば、ユーザ端末20に、席を譲ってもらうためのアプリケーションがインストールされており、このアプリケーションにユーザが所定の入力をした場合に、その入力に応じた情報がユーザ端末20からサーバ30へ送信される。その情報に基づいて、制御部301が第一ユーザを特定する。また、別法として、例えば、ユーザ端末20の位置情報の推移からユーザの徒歩での移動距離を推定し、この徒歩での移動距離が所定距離以上であれば、ユーザが疲労しているために、列車10の席
に座ることを希望する第一ユーザであると判定してもよい。また、別法として、例えば、ユーザが、病人、怪我人、障がい者、妊婦、高齢者、または、子連れであると予め登録されている場合には、列車10の席に座ることを希望する第一ユーザであると判定してもよい。また、別法として、例えば、ユーザ端末20からソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に投稿したメッセージに、「病気になった」「怪我をした」「妊娠した」「子供と出かける」「席を譲ってほしい」「病院に行く」などのキーワードが含まれている場合に、列車10の席に座ることを希望する第一ユーザであると判定してもよい。この場合、ユーザとSNSアカウントとの関係を予めサーバ30に登録しておき、制御部301がSNSを管理するサーバからユーザの投稿を取得してもよい。
また、制御部301は、第一ユーザが乗る予定の列車10を推定する。第一ユーザが乗る予定の列車10は、例えば、ユーザ端末20の位置の推移に基づいて推定してもよいし、第一ユーザが第一ユーザ端末20Aを介してルート検索を利用している場合には、そのときに第一ユーザに提供される列車10についての運行情報に基づいて推定してもよい。例えば、ユーザ端末20の位置情報センサ27から取得される第一ユーザの位置が、駅のホームを示している場合には、第一ユーザが列車10に乗ると判定することができる。また、例えば、第一ユーザがユーザ端末20に乗車する列車10を入力した場合に、その情報をユーザ端末20から受信してもよい。また、例えば、ユーザ端末20に、席を譲ってもらうためのアプリケーションがインストールされている場合には、このアプリケーションから送信される第一ユーザが乗る列車10に関する情報を取得してもよい。
また、制御部301は、第一ユーザが乗る列車10に乗っているユーザであって、第一ユーザに席を譲ってくれる第二ユーザを特定する。なお、第一ユーザが乗る列車10に空席がある場合には、第二ユーザを特定する必要はないため、制御部301は、例えば、カメラ10Aが撮影した画像を解析することで空席があるか否か判定し、空席がない場合に第二ユーザを特定してもよい。制御部301は、例えば、ユーザ端末20の位置情報から、第一ユーザが乗る予定の列車10に既に乗っている第二ユーザを選定する。
そして、制御部301は、第二ユーザに対して席を譲るか否かの問い合わせを送信する。このときには、第二ユーザが席に座っているか否かにかかわらずランダムに列車10内の第二ユーザに問い合わせを送信してもよいし、席に座っている特定の第二ユーザに問い合わせを送ってもよい。第二ユーザが席に座っているか否かは、例えば、ユーザ端末20の位置情報が座席上であるか否かによって判定してもよいし、または、カメラ10Aで撮影された画像の解析により第二ユーザが席に座っているか否か判定してもよい。また、制御部301は、カメラ10Aによって撮影された画像の解析、及び、ユーザ端末20の位置情報に基づいて、第二ユーザが立っているのか又は座っているのかを判定してもよい。また、席に座っている第二ユーザの顔の画像を解析することにより、席に座っている第二ユーザを特定してもよい。この場合、ユーザ端末20と紐付けされているユーザの顔の画像が、予めサーバ30の補助記憶部33に記憶されていてもよい。なお、第二ユーザは、病人、怪我人、障がい者、妊婦、高齢者、子連れのユーザ、または、疲労しているユーザなどに該当しないユーザとしてもよい。この判定は、第一ユーザの場合と同様に行うことができる。
制御部301は、ユーザ端末20から受信したユーザに関する情報をユーザ情報DB311に格納する。なお、以下では、ユーザに関する情報をユーザ情報ともいう。ユーザ情報には、ユーザ端末20の位置情報、第一ユーザが乗車する列車10に関する情報、第二ユーザが乗っている列車10に関する情報、及び、第一ユーザの属性が含まれる。第一ユーザが乗車する列車10に関する情報は、例えば、第一ユーザ端末20Aにおいて行われたルート検索の結果、または、ルート検索時に入力した情報など、第一ユーザがどの列車10に乗るのか判定可能な情報である。ルート検索には、列車10の乗換案内等のサービ
スも含まれる。第一ユーザの属性は、列車10に席に座ることを希望するか否かを判定可能な情報であり、例えば、第一ユーザが怪我人、病人、障がい者、妊婦、高齢者、子連れのユーザ、または、疲労しているユーザであるか否かを判定可能な情報である。
また、制御部301は、列車の運行を管理する他のサーバ等から列車情報を取得して、列車情報DB312に格納する。列車情報には、列車10の運行情報が含まれる。運行情報には、例えば、各列車10の駅への到着時刻、駅からの出発時刻、出発駅、終着駅、及び、現在地などに関する情報が含まれる。
また、制御部301は、カメラ10Aが撮影した画像を取得して、画像情報DB313に格納する。制御部301は、この画像を解析することで、列車10内に空席が存在するか否か判定したり、着席しているユーザを特定したり、第二ユーザが第一ユーザに席を譲ったか否か判定したりする。
なお、第二ユーザになり得るユーザが複数存在する場合には、制御部301は、例えば、複数の第二ユーザの候補の中から第二ユーザをランダムに選定してもよい。別法として、制御部301は、複数の第二ユーザの候補の中から、列車10の乗降口に最も近いユーザを第二ユーザとして選定してもよい。また、第二ユーザは一人に限らず、複数人を選定してもよい。
制御部301は、第二ユーザを選定すると、席を譲る依頼(以下、第一依頼ともいう。)を生成する。第一依頼には、第一ユーザに席を譲るか否かの問い合わせが含まれる。制御部301は、第二ユーザが第一ユーザに対して席を譲るように依頼を生成する。この第一依頼には、例えば、席を譲ることを依頼する旨を第二ユーザ端末20Bのディスプレイ25に表示させるための情報が含まれる。また、第一依頼には、例えば、第一ユーザを特定可能な情報が含まれていてもよい。そして、制御部301は、生成した第一依頼を選定した第二ユーザの第二ユーザ端末20Bへ送信する。
なお、選定された第二ユーザは席を譲ることを断ることもできる。例えば、第一依頼に対して、第二ユーザ端末20Bから席を譲ることを断る旨の情報を受信した場合には、制御部301は、他の第二ユーザを選定する。このようにして、繰り返し第二ユーザを選定する。なお、第一ユーザが乗る予定の列車10に席を譲ってくれる第二ユーザが存在しない場合も考えられる。これに対して制御部301は、第一ユーザが乗る予定よりも後に出発する列車10から第二ユーザを選定する。このように、第一ユーザに席を譲ってくれる第二ユーザが乗っている列車10が見つかるまで、列車10を変えて第二ユーザを選定する。
制御部301は、第二ユーザ端末20Bから、席を譲る旨の回答を受信した場合に、第一ユーザ端末20Aに対して第二ユーザに関する情報(以下、第二ユーザ情報ともいう。)を送信すると共に、第二ユーザ端末20Bに対して第一ユーザに関する情報(以下、第一ユーザ情報ともいう。)を送信する。例えば、第二ユーザ情報には、第二ユーザを特定可能な情報、第二ユーザが乗っている列車を特定可能な情報、または、第二ユーザが座っている席を特定可能な情報が含まれる。また、例えば、第一ユーザ情報には、第一ユーザを特定可能な情報が含まれる。
次に、ユーザ情報DB311に格納されるユーザ情報の構成について、図4に基づいて説明する。図4は、ユーザ情報DB311のテーブル構成を例示した図である。ユーザ情報テーブルは、ユーザID、位置、属性、移動、及び、着席の各フィールドを有する。ユーザIDフィールドには、ユーザ(ユーザ端末20としてもよい。)に固有の識別情報が入力される。ユーザIDは、制御部301がユーザ毎またはユーザ端末20毎に付与する
。位置フィールドには、ユーザ端末20から送信される位置情報が入力される。属性フィールドには、ユーザの属性が入力される。ユーザの属性は、ユーザ端末20を介して予め登録されていてもよい。また、ユーザの属性は、所定の時間毎にユーザ端末20から送信されてもよい。属性フィールドには、ユーザが席を譲ってもらうことを希望するか否かが判定可能となる情報であって、例えば、ユーザの健康状態、疲労度合い、年齢、子連れであるか否かなどに関する情報が入力される。
移動フィールドには、ユーザの移動に関する情報が入力される。移動フィールドには、第一ユーザが乗る予定の列車10を特定することが可能となる情報、または、第二ユーザが乗っている列車10を特定することが可能となる情報が入力される。移動フィールドには、例えば、ユーザ端末20に入力されたルート検索に関する情報が含まれる。なお、移動フィールドには、ユーザの出発地及び目的地が入力されてもよい。これらの情報は、ユーザ端末20から送信される。出発地と目的地と現在地とから、ユーザが乗る予定の列車10を推定することもできるし、ルート検索で案内された列車10にユーザが乗ると推定することもできる。また、ユーザが列車10に乗っている場合には、ユーザの位置情報からユーザが乗っている列車10を推定することもできる。例えば、列車情報DB312に格納されている情報に基づいて推定される各列車10の現在地と、ユーザの現在地及び進行方向とを比較することで、ユーザが乗っている列車10を推定することができる。
着席フィールドには、列車10に乗っているユーザが席に座っているか否かを判定可能な情報が入力される。着席フィールドには、例えば、位置フィールドに入力された位置情報に基づいて、列車10内でユーザが席に座っているか否かを制御部301が判定し、その判定結果を入力してもよい。
次に、列車情報DB312には、例えば、各列車10の出発駅、停車駅、終着駅、夫々の駅に到着する時刻、及び、夫々の駅から出発する時刻、現在地などの情報が格納される。これらの情報は、列車10の運行を管理するサーバから取得してもよい。
次に、画像情報DB313に格納される画像情報の構成について、図5に基づいて説明する。図5は、画像情報DB313のテーブル構成を例示した図である。画像情報テーブルは、カメラID、位置、及び、画像の各フィールドを有する。カメラIDフィールドには、カメラ10Aに固有の識別情報(カメラID)が入力される。カメラIDは、制御部301がカメラ10A毎に付与する。位置フィールドには、カメラ10Aが配置されている位置に関する情報が入力される。カメラ10Aの位置に関する情報には、例えば、カメラ10Aが配置されている列車10を特定する情報、及び、その列車10の何号車に配置されているのかを特定する情報が含まれる。すなわち、カメラ10Aにより撮影された画像が、どの列車10のどの車両に配置されているのか判定可能な情報が入力される。カメラ10Aの位置に関する情報は、予め登録されていてもよく、画像と共にカメラ10Aから送信されてもよい。画像フィールドには、カメラ10Aが撮影した画像が入力される。カメラ10Aで撮影された画像は、カメラIDと共にサーバ30へ送信される。
次に、カメラ10Aの機能について説明する。カメラ10Aは、例えば、所定時間毎に撮像部11によって撮影を行う。そして、撮影した画像を通信部12を介してサーバ30へ送信する。撮像部11によって撮像された画像は、カメラIDと紐付けして通信部12を介してサーバ30へ送信される。
次に、ユーザ端末20の機能について説明する。図6は、ユーザ端末20の機能構成を例示した図である。ユーザ端末20は、機能構成要素として、制御部201を備える。ユーザ端末20のプロセッサ21は、主記憶部22上のコンピュータプログラムにより、制御部201の処理を実行する。
制御部201は、所定の時間毎にユーザ情報をサーバ30へ送信する。ユーザ情報には、ユーザ端末20の位置情報、ユーザの属性に関する情報、及び、ユーザが乗車する予定の列車10を特定するための情報が含まれる。制御部201は、位置情報センサ27からの出力を位置情報としてサーバ30へ送信する。
また、ユーザが乗車する予定の列車10に関する情報は、例えば、ユーザ端末20において行われたルート検索の結果など、ユーザがどの列車10に乗るのか判定可能な情報である。制御部201は、例えば、ユーザがユーザ端末20で行ったルート検索に関する情報を、ユーザが乗車する予定の列車10に関する情報としてサーバ30へ送信する。制御部201は、例えば、ルート検索を行うアプリケーションを利用したときに、入力部24を介して入力された情報をサーバ30へ送信する。別法として、席を譲ってもらうためのアプリケーションがユーザ端末20にインストールされている場合には、このアプリケーションを利用したときに入力部24を介して入力された情報をサーバ30へ送信してもよい。なお、ユーザの位置情報に基づいてユーザが乗車する予定の列車10をサーバ30が判定する場合には、ユーザが乗車する予定の列車10に関する情報として、ユーザの位置情報を送信すればよい。
また、ユーザの属性は、列車10の席に座ることを希望するか否かを判定可能な情報、または、列車10の席を譲ることが可能であるか否かを判定可能な情報である。ユーザの属性は、例えば、ユーザが怪我人、病人、障がい者、妊婦、高齢者、または、子連れであるか否かを判定可能な情報である。この情報は、ユーザがユーザ端末20に予め入力しておいてもよい。また、別法として、ユーザの属性を、ユーザの疲労度合いを判定可能な情報としてもよい。例えば、ユーザ端末20の位置情報の推移からユーザが徒歩で移動した距離を推定し、この移動距離が所定距離以上であれば、ユーザが席に座ることを望んでいると判定してもよい。この場合、ユーザの属性として、ユーザ端末20から、ユーザの徒歩での移動距離が送信されてもよく、または、ユーザの疲労度合いが、席に座る閾値を超えているか否かを表す情報を送信してもよい。
また、制御部201は、例えば、サーバ30から受信した情報をディスプレイ25に表示させる。制御部201は、例えば、サーバ30から第一依頼を受信した場合に、その第一依頼に関する情報をディスプレイ25に表示させる。さらに、制御部201は、第一依頼を受信すると、第一依頼に対する回答の入力を促すような文字または画像をディスプレイ25に表示させる。そして、制御部201は、第一依頼に対するユーザの回答を、入力部24を介して取得して、サーバ30へ送信する。
また、制御部201は、サーバ30から第一ユーザ情報を受信した場合に、その第一ユーザ情報に関する情報をディスプレイ25に表示させる。第一依頼に対して、席を譲る旨の回答をした場合に、サーバ30から第一ユーザ情報が送信される。第一ユーザ情報には、例えば、席を譲ることの依頼、及び、席を譲るべき第一ユーザを特定可能な情報を含む。席を譲るべき第一ユーザを特定可能な情報は、例えば、第一ユーザの外見、年齢、及び、性別などに関する情報であってもよい。また、例えば、第一ユーザ端末20Aと第二ユーザ端末20Bとが近距離無線通信を行って互いを認識する場合には、夫々のユーザ端末20に対して相手のユーザ端末20と通信を行うために必要となる情報が送られてもよい。
また、制御部201は、サーバ30から第二ユーザ情報を受信した場合に、その第二ユーザ情報に関する情報をディスプレイ25に表示させる。第二ユーザ情報には、例えば、席を譲ってもらえることの通知、及び、席を譲ってくれる第二ユーザを特定可能な情報を含む。席を譲ってくれる第二ユーザを特定可能な情報は、例えば、第二ユーザが乗ってい
る列車10の出発時刻に関する情報、第二ユーザ座っている位置に関する情報、第二ユーザの外見、年齢、及び、性別などに関する情報であってもよい。
次に、ユーザ端末20からサーバ30にユーザ情報を送信する処理について説明する。図7は、本実施形態に係るユーザ端末20からサーバ30にユーザ情報を送信する処理のフローチャートである。図7に示した処理は、ユーザ端末20において、所定の時間毎に実行される。
ステップS101では、制御部201が、ユーザ端末20の位置情報を取得する。ユーザ端末20の位置情報は、位置情報センサ27から取得される。ステップS102では、制御部201が、ユーザの属性を取得する。例えば、ユーザが入力部24を介してユーザ端末20に入力したユーザの属性が、補助記憶部23に記憶されている。この情報を制御部201が取得する。ステップS103では、制御部201が、ユーザの移動情報を取得する。すなわち、制御部201は、ユーザが乗車する列車10に関する情報などを取得する。制御部201は、ユーザがユーザ端末20を介してルート検索を利用した場合に、ユーザ端末20に入力された出発地及び目的地に関する情報、または、検索結果に関する情報を移動情報として取得する。移動情報は、補助記憶部23に記憶されている。
そして、ステップS104では、制御部201が、ユーザ情報を生成する。ユーザ情報には、ステップS101で取得した位置情報、ステップS102で取得したユーザの属性、及び、ステップS103で取得した移動情報が含まれる。制御部201は、これらの情報にユーザIDを紐付けしてユーザ情報を生成する。なお、別法として、第一ユーザがユーザ端末20に、列車10の席に座ることを希望している旨の入力をした場合に、その旨を示す情報をユーザIDと紐付けしてユーザ情報を生成してもよい。そして、ステップS105では、制御部201が、生成したユーザ情報をサーバ30へ送信する。
次に、サーバ30が第二ユーザ端末20Bに第一依頼を送信する処理について説明する。図8は、本実施形態に係るサーバ30が第二ユーザ端末20Bに第一依頼を送信する処理のフローチャートである。図8に示した処理は、サーバ30において、所定の時間毎に実行される。
ステップS201では、制御部301が、ユーザ端末20からユーザ情報を受信したか否か判定する。ステップS201で肯定判定された場合にはステップS202へ進み、否定判定された場合には本ルーチンを終了させる。ステップS202では、制御部301が、受信したユーザ情報をユーザ情報DB311に格納することにより、ユーザ情報DB311を更新する。ステップS203では、制御部301が、受信したユーザ情報に基づいて、ユーザ情報に係るユーザが、これから列車10に乗る予定のユーザであるか否か判定する。制御部301は、例えば、移動情報に基づいて、ユーザが列車10に乗る予定であるか否か判定してもよいし、位置情報に基づいてユーザが列車10に乗る予定であるか否か判定してもよい。例えば、ユーザ端末20において列車10の時刻表またはルート検索の結果が表示され、且つ、位置情報が駅のホームを示している場合には、ユーザが列車10に乗る予定であると判定される。ステップS203で肯定判定された場合にはステップS204へ進み、否定判定された場合には本ルーチンを終了させる。
ステップS204では、制御部301が、受信したユーザ情報に基づいて、ユーザ情報に係るユーザが、列車10の席を必要とする第一ユーザであるか否か判定する。制御部301は、例えば、ユーザの属性が、怪我人、病人、障がい者、妊婦、高齢者、または、子連れの場合に、ユーザが列車10の席を必要としていると判定する。なお、別法として、制御部301は、ユーザが席に座ることを望んでいるか否か判定してもよい。この場合、ユーザが席に座ることを望んでいる旨の情報がユーザ情報に含まれるか否か判定してもよ
い。ステップS204で肯定判定された場合にはステップS205へ進み、否定判定された場合には本ルーチンを終了させる。
ステップS205では、制御部301が、ユーザ情報に基づいて、第一ユーザが乗る列車10を特定する。例えば、ユーザ情報にルート検索で案内された列車10に関する情報が含まれる場合には、この列車10に第一ユーザが乗ると考えられる。また、別法として、第一ユーザの位置情報が駅のホームを示している場合には、次に来る列車10に第一ユーザが乗ると考えてもよい。
ステップS206では、制御部301が、第一ユーザが乗る列車10に空席があるか否か判定する。本ステップS206では、第一ユーザに席を譲る第二ユーザを選定する必要があるか否か判定している。例えば、制御部301は、ステップS205にて特定された列車10に備わるカメラ10Aで撮影された画像を画像情報DB313から取得する。そして、その画像を解析することで空席があるか否か判定する。空席があれば、第一ユーザのために席を譲る第二ユーザを選定する必要はない。ステップS206で肯定判定された場合にはステップS207へ進み、否定判定された場合にはステップS208へ進む。ステップS207では、制御部301が、第一ユーザ端末20Aに、第一ユーザが乗る列車10の席が空いていることを表示させる情報を送信して本ルーチンを終了させる。一方、ステップS208では、制御部301が第二ユーザ選定処理を実行する。第二ユーザ選定処理については後述する。
次に、図9に基づいて、第二ユーザ選定処理について説明する。図9は、本実施形態に係る第二ユーザ選定処理のフローチャートである。第二ユーザ選定処理は、上記のステップS208において、制御部301が実行する処理である。ステップS210では、制御部301が、第二ユーザ(第二ユーザ端末20Bとしてもよい。)を選定する。制御部301は、第一ユーザが乗る予定の列車10に既に乗っているユーザであって、席に座っているユーザを第二ユーザとして選定する。例えば、列車10の運行情報に基づいて推定される列車10の位置と、同じ位置に存在する第二ユーザ端末20Bを所持しているユーザは、第一ユーザが乗る予定の列車10に既に乗っているユーザであると判定される。また、席に座っているユーザであるか否かは、例えば、ユーザ端末20の位置情報及びカメラ10Aで撮影された画像の解析結果に基づいて判定される。制御部301は、ユーザ情報DB311に格納されている位置情報、列車情報DB312に格納されている列車情報、及び、画像情報DB313に格納されている画像情報に基づいて、第二ユーザを選定する。なお、第二ユーザに該当するユーザが複数存在する場合には、複数のユーザを第二ユーザとして選定してもよいし、任意の一人または所定人数のユーザを第二ユーザとして選定してもよい。このときに、例えば、列車10の乗降口に最も近いユーザを第二ユーザとして選定してもよい。また、第一ユーザの移動距離が最も短くなるユーザを第二ユーザとして選定してもよい。さらに、ユーザの属性に基づいて第二ユーザを選定してもよい。例えば、制御部301は、例えば、ユーザの属性が、怪我人、病人、障がい者、妊婦、高齢者、または、子連れの場合には、第二ユーザに選定されないようにしてもよい。
ステップS211では、制御部301が、第二ユーザが存在しているか否か判定する。すなわち、ステップS210において第二ユーザを選定するときに該当者が存在しない場合もあり得る。このような場合には、制御部301は、次の列車10(第二の移動体)の空席を探す。そのため、ステップS211で否定判定されると、ステップS212へ進み、制御部301が、第一ユーザが乗ることができる後続の列車10を特定する。第一ユーザが乗ることができる後続の列車10は、第一ユーザの出発駅及び到着駅に停車する列車10のうち、ステップS205で特定された列車10の次に出発駅に到着する列車10としてもよい。このように、制御部301は、列車10内に第二ユーザが存在しない場合には、更に次の列車10から新たな第二ユーザを選定しようと試みる。しかし、待ち時間が
長くなることを嫌う第一ユーザも存在するため、所定の時間内に出発する列車10内に第二ユーザが存在しない場合には、その旨を第一ユーザ端末20Aに通知して本ルーチンを終了させてもよい。
一方、ステップS211で肯定判定された場合には、ステップS213へ進む。ステップS213では、制御部301が、第一依頼を生成する。制御部301は、第二ユーザが第一ユーザに対して席を譲るように依頼を生成する。この第一依頼には、例えば、席を譲ることを依頼する旨を第二ユーザ端末20Bのディスプレイ25に表示させるための情報が含まれる。また、第一依頼には、例えば、第二ユーザが第一ユーザを特定可能な情報が含まれていてもよい。そして、ステップS214では、制御部301が、ステップS213で生成した第一依頼を、ステップS210で選定した第二ユーザの第二ユーザ端末20Bへ送信する。
ステップS215では、制御部301が、第二ユーザ端末20Bから第一依頼に対する回答を受信したか否か判定する。ステップS215で肯定判定された場合にはステップS216へ進み、否定判定された場合にはステップS215の処理を再度実行する。なお、ユーザが回答をしない場合も考えられるので、例えば、ある程度の待ち時間が経過した場合には、第二ユーザが席を譲らない旨の回答をしたものとして扱ってもよい。
ステップS216では、制御部301が、第二ユーザが席を譲るか否か判定する。制御部301は、第二ユーザ端末20Bから受信した回答が、席を譲る旨の回答であるか否か判定する。ステップS216で肯定判定された場合にはステップS217へ進み、否定判定された場合にはステップS210へ戻って他の第二ユーザを選定する。ステップS217では、制御部301が、第一ユーザ情報を生成する。第一ユーザ情報には、例えば、第一ユーザを特定可能な情報が含まれる。そして、ステップS218では、制御部301が、生成した第一ユーザ情報を第二ユーザ端末20Bへ送信する。
ステップS219では、制御部301が、第二ユーザ情報を生成する。第二ユーザ情報は、第一ユーザが第二ユーザを特定可能な情報であり、例えば、第二ユーザの特徴、第二ユーザが乗っている列車10及び席の位置に関する情報が含まれる。そして、ステップS220では、制御部301が、生成した第二ユーザ情報を第一ユーザ端末20Aへ送信する。ステップS220の処理が終了すると、図8に戻り、図8のステップS208の処理が終了して、図8に示したルーチンも終了する。
次に、第二ユーザ端末20Bが第一依頼を受信したときの処理について説明する。図10は、本実施形態に係る第二ユーザ端末20Bがサーバ30から第一依頼を受信したときの処理のフローチャートである。図10に示した処理は、ユーザ端末20において、所定の時間毎に実行される。
ステップS301では、制御部201が、サーバ30から第一依頼を受信したか否か判定する。ステップS301で肯定判定された場合にはステップS302へ進み、否定判定された場合には本ルーチンを終了させる。ステップS302では、制御部201が、ディスプレイ25に第一依頼に関する情報を表示させる。制御部201は、例えば、「次の駅で席を譲っていただけますか」との文字をディスプレイ25に表示させる。また、制御部201は、例えば、ユーザに「はい」または「いいえ」の何れかを回答させるためのラジオボタンをディスプレイ25に表示させる。
ステップS303では、制御部201が、入力部24を介してユーザから回答の入力があったか否か判定する。ステップS303で肯定判定された場合にはステップS304へ進み、否定判定された場合にはステップS303の処理を再度実行する。なお、ユーザが
回答をしない場合も考えられるので、例えば、ある程度の時間が経過した場合には、「いいえ」の回答が入力されたものとして扱ってもよい。ステップS304では、制御部201が、回答情報を生成する。回答情報は、入力部24に入力された回答に応じた情報であり、例えば、ユーザID、及び、第一依頼への回答に関する情報が含まれる。そして、ステップS305では、制御部201が、回答情報をサーバ30へ送信する。
次に、第二ユーザ端末20Bが第一ユーザ情報を受信したときの処理について説明する。図11は、本実施形態に係る第二ユーザ端末20Bがサーバ30から第一ユーザ情報を受信したときの処理のフローチャートである。図11に示した処理は、ユーザ端末20において、所定の時間毎に実行される。
ステップS401では、制御部201が、サーバ30から第一ユーザ情報を受信したか否か判定する。ステップS401で肯定判定された場合にはステップS402へ進み、否定判定された場合には本ルーチンを終了させる。ステップS402では、制御部201が、ディスプレイ25に第一ユーザ情報を表示させる。制御部201は、例えば、「次の駅で席を譲ってください」との文字をディスプレイ25に表示させる。また、席を譲るべき第一ユーザに関する情報が第一ユーザ情報に含まれる場合には、その情報をディスプレイ25に併せて表示させてもよい。例えば、性別または年齢など、第一ユーザを特定するために有用となる情報をディスプレイ25に表示させることにより、第二ユーザが第一ユーザを見つけやすくする。
次に、第一ユーザ端末20Aが第二ユーザ情報を受信したときの処理について説明する。図12は、本実施形態に係る第一ユーザ端末20Aがサーバ30から第二ユーザ情報を受信したときの処理のフローチャートである。図12に示した処理は、ユーザ端末20において、所定の時間毎に実行される。
ステップS501では、制御部201が、サーバ30から第二ユーザ情報を受信したか否か判定する。ステップS501で肯定判定された場合にはステップS502へ進み、否定判定された場合には本ルーチンを終了させる。ステップS502では、制御部201が、ディスプレイ25に第二ユーザ情報を表示させる。制御部201は、例えば、「10時出発の電車で席を譲っていただけるユーザがいます」および「座席番号は12Aです」との文字をディスプレイ25に表示させる。また、例えば、席を譲ってくれる第二ユーザに関する情報が第二ユーザ情報に含まれる場合には、その情報をディスプレイ25に表示させてもよい。例えば、性別または年齢など、第二ユーザを特定するために有用となる情報をディスプレイ25に表示させることにより、第一ユーザが第二ユーザを見つけやすくする。なお、第二ユーザ情報には、第一ユーザの現在地から第二ユーザの現在地までのルート案内が含まれていてもよい。
以上説明したように本実施形態によれば、第一ユーザが列車10に乗る前に、その列車10内で席を譲ってくれる第二ユーザをサーバ30が探してくれるため、第一ユーザが列車10で席に座れる可能性が高くなる。また、第一ユーザが乗ろうとしていた列車10に席を譲ってくれる第二ユーザがいない場合であっても、席を譲ってくれる第二ユーザが乗っている他の列車10を探すことにより、第一ユーザがより確実に席に座ることができる。
<第2実施形態>
本実施形態では、第一ユーザに席を譲った第二ユーザに対して、報酬を与える。報酬は、例えば、電子マネー、割引券、商品券、または、所定のポイントである。また、報酬は、列車10の運賃の割引であってもよい。また、複数の報酬の候補の中からユーザが選択した報酬を与えてもよい。制御部301は、例えば、カメラ10Aで撮影された画像を解
析することにより、第二ユーザが席を譲ったか否か判定する。別法として、第一ユーザ端末20Aから席を譲られた旨の情報を受信した場合に、第二ユーザが席を譲ったと判定する。この場合、第一ユーザは、第二ユーザから席を譲ってもらった場合に、その旨を入力部24を介して第一ユーザ端末20Aに入力する。さらに、別法として、第一ユーザ端末20A及び第二ユーザ端末20Bの位置情報を解析することにより、席が譲られたか否か判定してもよい。
次に、サーバ30が第二ユーザに報酬を与える処理について説明する。図13は、本実施形態に係るサーバ30が第二ユーザに報酬を与える処理のフローチャートである。図13に示した処理は、サーバ30において、所定の時間毎に実行される。なお、図9に示したフローチャートと同じ処理が実行されるステップについては、同じ符号を付して説明を省略する。
図13に示したフローチャートでは、ステップS208の処理が完了するとステップS601へ進む。ステップS601では、制御部301が、第二ユーザが第一ユーザに席を譲ったか否か判定する。制御部301は、例えば、カメラ10Aから送信される画像を解析して、第二ユーザが第一ユーザに席を譲ったか否か判定する。ステップS601で肯定判定された場合にはステップS602へ進み、否定判定された場合には本ルーチンを終了させる。なお、ステップS208の処理が終了した後に、ステップS601の処理を開始するまで、ある程度の時間があってもよい。このある程度の時間は、第二ユーザが第一ユーザに席を譲るのに要する時間としてもよい。
ステップS602では、制御部301が、報酬情報を生成する。この報酬情報には、ユーザが報酬を受けるための情報が含まれる。報酬情報は、予めサーバ30の補助記憶部33に記憶されていてもよい。そして、ステップS603では、制御部301が、報酬情報を第二ユーザ端末20Bに送信することにより、ユーザに報酬を与える。なお、報酬情報を受信した第二ユーザ端末20Bでは、報酬情報がディスプレイ25に出力される。
以上説明したように本実施形態によれば、第一ユーザに席を譲った第二ユーザに対して報酬を与えるため、第二ユーザが第一ユーザに席を譲る確率が高くなる。
<その他の実施形態>
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本開示はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成(サーバ構成)によって実現するかは柔軟に変更可能である。例えば、サーバ30の機能の一部を、カメラ10Aまたはユーザ端末20が備えていてもよい。
本開示は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録
商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD-ROM、DVDディスク、ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
1 システム
10 列車
10A カメラ
11 撮像部
12 通信部
20 ユーザ端末
20A 第一ユーザ端末
20B 第二ユーザ端末
21 プロセッサ
22 主記憶部
23 補助記憶部
24 入力部
25 ディスプレイ
26 通信部
27 位置情報センサ
30 サーバ
31 プロセッサ
32 主記憶部
33 補助記憶部
34 通信部
201 制御部
301 制御部

Claims (20)

  1. 移動体に乗る前のユーザである第一ユーザを特定することと、
    前記移動体の席に座っているユーザである第二ユーザを特定することと、
    前記第二ユーザの端末に、席を譲るか否かの問い合わせを送信することと、
    前記第二ユーザの端末から席を譲る旨の回答を受信した場合に、前記移動体で着席可能であることを前記第一ユーザの端末に通知することと、
    を実行する制御部を備える情報処理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記ユーザの属性に関する情報を取得し、
    前記ユーザの属性に基づいて、前記移動体の席に座ることを希望するユーザを前記第一ユーザとして特定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第一ユーザの端末の位置情報を取得し、
    前記第一ユーザの端末の位置情報に基づいて、前記移動体を特定する、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記第一ユーザの端末からルート検索に関する情報を取得し、
    前記ルート検索に関する情報に基づいて、前記移動体を特定する、
    請求項1から3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、
    前記移動体の内部を撮影するカメラが撮影した画像に基づいて、前記移動体に空席があるか否か判定し、
    前記移動体に空席がないと判定した場合において、前記第二ユーザの端末に、席を譲るか否かの問い合わせを送信する、
    請求項1から4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、
    前記ユーザの端末の位置情報を取得し、
    前記ユーザの端末の位置情報に基づいて、前記移動体に既に乗っているユーザを特定し、
    前記ユーザの端末の位置情報、または、前記移動体の内部を撮影するカメラが撮影した画像に基づいて、前記移動体に既に乗っているユーザの中から前記第二ユーザを特定する、
    請求項1から5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、
    前記移動体に既に乗っているユーザであって、前記移動体の席に座っているユーザが複数存在する場合には、前記移動体に既に乗っているユーザであって、前記移動体の席に座っている複数のユーザのうち、前記移動体の乗降口に最も近いユーザを前記第二ユーザとして特定する、
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、
    前記移動体に既に乗っているユーザであって、前記移動体の席に座っているユーザの端
    末から、前記ユーザの属性に関する情報を取得し、
    前記移動体に既に乗っているユーザであって、前記移動体の席に座っているユーザの属性に基づいて、前記第二ユーザを特定する、
    請求項1から7の何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記制御部は、
    前記第一ユーザが前記移動体に乗る時点よりも前に、前記移動体の席に座っている前記第二ユーザの端末から席を譲る旨の回答を受信しなかった場合に、前記移動体よりも後に出発する第二の移動体の席に座っているユーザの中から新たに第二ユーザを特定し、
    前記新たに特定された前記第二ユーザの端末に、席を譲るか否かの問い合わせを送信し、
    前記新たに特定された前記第二ユーザの端末から席を譲る旨の回答を受信した場合に、前記第二の移動体で着席可能であることを前記第一ユーザの端末に通知する、
    請求項1から8の何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記制御部は、
    前記第一ユーザの端末からルート検索に関する情報を取得し、
    前記ルート検索に関する情報に基づいて、前記第二の移動体を特定する、
    請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記制御部は、
    前記第二ユーザが前記第一ユーザに席を譲ったことを検出した場合に、前記第二ユーザの端末に報酬を送信する、
    請求項1から10の何れか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記制御部は、
    前記第二ユーザが前記第一ユーザに席を譲ったことを、前記移動体の内部を撮影するカメラから送信される画像に基づいて検出する、
    請求項11に記載の情報処理装置。
  13. コンピュータが、
    移動体に乗る前のユーザである第一ユーザを特定することと、
    前記移動体の席に座っているユーザである第二ユーザを特定することと、
    前記第二ユーザの端末に、席を譲るか否かの問い合わせを送信することと、
    前記第二ユーザの端末から席を譲る旨の回答を受信した場合に、前記移動体で着席可能であることを前記第一ユーザの端末に通知することと、
    を実行する情報処理方法。
  14. コンピュータが、
    前記ユーザの属性に関する情報を取得し、
    前記ユーザの属性に基づいて、前記移動体の席に座ることを希望するユーザを前記第一ユーザとして特定する、
    請求項13に記載の情報処理方法。
  15. コンピュータが、
    前記第一ユーザの端末の位置情報を取得し、
    前記第一ユーザの端末の位置情報に基づいて、前記移動体を特定する、
    請求項13または14に記載の情報処理方法。
  16. コンピュータが、
    前記移動体の内部を撮影するカメラが撮影した画像に基づいて、前記移動体に空席があるか否か判定し、
    前記移動体に空席がないと判定した場合において、前記第二ユーザの端末に、席を譲るか否かの問い合わせを送信する、
    請求項13から15の何れか1項に記載の情報処理方法。
  17. コンピュータが、
    前記ユーザの端末の位置情報を取得し、
    前記ユーザの端末の位置情報に基づいて、前記移動体に既に乗っているユーザを特定し、
    前記ユーザの端末の位置情報、または、前記移動体の内部を撮影するカメラが撮影した画像に基づいて、前記移動体に既に乗っているユーザの中から前記第二ユーザを特定する、
    請求項13から16の何れか1項に記載の情報処理方法。
  18. コンピュータが、
    前記第一ユーザが前記移動体に乗る時点よりも前に、前記移動体の席に座っている前記第二ユーザの端末から席を譲る旨の回答を受信しなかった場合に、前記移動体よりも後に出発する第二の移動体の席に座っているユーザの中から新たに第二ユーザを特定し、
    前記新たに特定された前記第二ユーザの端末に、席を譲るか否かの問い合わせを送信し、
    前記新たに特定された前記第二ユーザの端末から席を譲る旨の回答を受信した場合に、前記第二の移動体で着席可能であることを前記第一ユーザの端末に通知する、
    請求項13から17の何れか1項に記載の情報処理方法。
  19. コンピュータが、
    前記第二ユーザが前記第一ユーザに席を譲ったことを検出した場合に、前記第二ユーザの端末に報酬を送信する、
    請求項13から18の何れか1項に記載の情報処理方法。
  20. コンピュータに、
    移動体に乗る前のユーザである第一ユーザを特定することと、
    前記移動体の席に座っているユーザである第二ユーザを特定することと、
    前記第二ユーザの端末に、席を譲るか否かの問い合わせを送信することと、
    前記第二ユーザの端末から席を譲る旨の回答を受信した場合に、前記移動体で着席可能であることを前記第一ユーザの端末に通知することと、
    を実行させるプログラム。
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