JP6854704B2 - 相乗り車両への同乗者決定装置および同乗者決定方法 - Google Patents

相乗り車両への同乗者決定装置および同乗者決定方法 Download PDF

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Description

本発明は、相乗り車両への同乗者決定装置および同乗者決定方法に関し、特に、決められた時刻までに相乗り車両への同乗者を決定するための装置および方法に用いて好適なものである。
従来、決まった路線・運賃・運行時刻で不特定の乗客を輸送する公共交通として、乗り合いタクシーが利用されてきた。これに対し、近年では、例えばタクシー乗り場で並んでいる間に相乗り相手を見つけるためのアプリケーション・ソフトウェア(いわゆるライドシェア・アプリ)が提供されている。ライドシェア・アプリでは、相乗り希望者一覧の中から行先が同じ方面の人を探して相乗りを申請し、相乗りが成立したら、チャット等により待ち合わせを設定できるようになされている。
また、相乗り希望条件(乗車時刻、乗車地、目的地)を申し込んでおくだけで、利用者が希望する通りの相乗りを実現できるようにした相乗り仲介システムも知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の相乗り仲介システムにおいて、仲介管理サーバは、利用者端末からタクシーの相乗りが申し込まれた場合に、相乗り管理データベースを参照し、ユーザ同士の相乗り希望条件が適合するかを判別し、希望条件に適合する場合に相乗りが成立したものとして決定し、その旨を各利用者端末へ通知する。
また、相乗りを行う相手を、人物の属性(性別、年齢、人種、言語、職種)に基づいて検索することができるようにした同乗者検索装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載の同乗者検索装置では、出発地および目的地を要素として含む移動情報と、利用者の人物属性に関する複数の要素からなる属性情報とを、当該利用者と関連付けて記憶しておく。そして、利用者から検索要求が送信された場合、当該検索要求を送信した利用者に対応する移動情報および属性情報と、他の利用者に対応する移動情報および属性情報とを用いて、検索要求を送信した利用者と他の利用者との間の適合度を算出し、算出した適合度に基づいて、同乗者の候補を表す候補情報を生成して利用者に提示する。
また、相乗り希望者へ提示する相乗り相手の出現率を高くし、相乗りの機会を増大することができるようにした相乗り支援システムも知られている(例えば、特許文献3参照)。特許文献3に記載の相乗り支援システムでは、複数項目の希望条件を満たす相乗り相手が存在しないときには、希望条件の項目数を減らして相乗り相手を検索する。その結果、複数の相乗り相手が検索された場合には、履歴記憶手段が記憶している相乗りを行った相乗り相手の属性に応じて、複数項目の希望条件の中から優先項目を設定し、検索した相乗り相手のうち優先項目の条件を満たす相乗り相手が上位となるように端末に表示させる。
特開2003−44702号公報 特開2014−146261号公報 特開2015−35044号公報
上記特許文献1に記載の相乗り仲介システムでは、利用者が希望条件の1つとして乗車時刻も入力可能であり、希望乗車時刻が合致する相乗り相手を検索して案内するようになされている。これに対し、タクシー事業者等の相乗り仲介事業者側で決められた発車時刻までに乗車可能なユーザどうしを相乗りの同乗者としてマッチングさせるようにする運用形態も考えられる。
後者の場合、ユーザは、タクシーの発車時刻が到来する前に、希望条件を入力して相乗り相手を探し、相乗りする同乗者を決定しておくことが必要となる。特に、相乗りする同乗者の数が多くなるほど、一人当たりのタクシー利用料金が安くなるので、できるだけ多くの相乗り相手を定刻までに決めておくことが望ましい。
しかしながら、希望条件に合致する相乗り相手が、検索によってなかなか見つからない場合がある。特許文献3に記載の相乗り支援システムでは、希望条件を満たす相乗り相手が見つからない場合は、希望条件の項目数を減らして再検索することにより、緩和した希望条件に合致する相乗り相手が見つかりやすくなるようにしている。しかし、希望条件の項目数を減らして再検索しても相手候補が見つからない場合は、ユーザの意思で単独利用に切り替えるか、希望条件を最初から入力して検索し直す必要がある。
このように、希望条件に合致する相乗り相手が再検索の実施によってもみつからない場合、その間にもタクシーの発車時刻が刻々と近づいてくるため、ユーザは定刻までに相乗り相手が見つかるかかどうか不安に感じてしまう。場合によっては、定刻までに相乗り相手が見つからず、単独利用に切り替えざるを得なくなってしまうことがあるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、利用料金が安くなるようにできるだけ多くの相乗り相手をより高い確率で見つけることができるようにすることを目的とする。また、本発明は、相乗り相手が見つかるかどうか分からないというユーザの不安を低減できるようにすることも目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、第1のマッチング部により、相乗りの予約申請が行われた各ユーザを対象として、第1の条件に合致するユーザどうしを相乗り同乗者グループとしてグループ化するとともに、第1の条件に合致しないユーザを一人グループとしてグループ化する。さらに、第2のマッチング部により、第1のマッチング部により形成された各グループのうち、乗車の定員に満たない各グループを対象として、第2の条件に合致するグループどうしを結合させる。そして、マッチング結果提示部により、第2のマッチング部の結合処理によって形成されたグループをマッチング結果として、当該グループ内のユーザの端末に提示するようにしている。
本発明の他の態様では、第2のマッチング部により相乗り同乗者グループが形成された時点に加え、第1のマッチング部により相乗り同乗者グループが形成された時点でも随時、当該形成された相乗り同乗者グループをマッチング結果として、当該相乗り同乗者グループ内のユーザの端末に提示するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、単に第1の条件に合致するユーザどうしを相乗り同乗者としてマッチングさせるだけでなく、そのマッチングによって乗車の定員に満たないグループがある場合には、それらのグループを対象として、第2の条件に合致するグループどうしを結合させてマッチング結果とするので、利用料金が安くなるようにできるだけ多くの相乗り相手を見つけてマッチングさせることができる。また、第1の条件に合致しない一人グループのユーザについても、第2の条件に合致すれば相乗り同乗者グループに組み込まれるので、相乗り相手を見つけられる可能性が高くなる。これにより、できるだけ多くの相乗り相手をより高い確率でマッチングさせることができる。また、マッチングの可能性が高い仕組みを使っているという意識をユーザに持たせ、相乗り相手が見つかるかどうか分からないというユーザの不安を低減することができる。
また、本発明の他の特徴によれば、少なくとも第1のマッチング部による処理によって相乗り相手が見つかった時点で、そのことがユーザに提示されるので、相乗り相手が見つかったことをなるべく早くユーザに伝えて、相乗り相手が見つかるかどうか分からないというユーザの不安を早期に取り除くことができる。
本実施形態による相乗り車両への同乗者決定装置を適用した相乗りマッチングシステムの全体構成例を示す図である。 本実施形態によるサーバ装置の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態による路線情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態による乗車場所設定部および降車場所設定部の処理例を模式的に示す図である。 本実施形態による第1のマッチング部の処理例を模式的に示す図である。 本実施形態による第2のマッチング部の処理例を模式的に示す図である。 本実施形態による第2のマッチング部の他の処理例を模式的に示す図である。 本実施形態によるマッチング部の処理内容を具体例に沿って説明するための図である。 本実施形態によるマッチング部の動作例を示すフローチャートである。 路線を用いない場合における第2の条件の例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による相乗り車両への同乗者決定装置を適用した相乗りマッチングシステムの全体構成例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の相乗りマッチングシステムは、サーバ装置100と、複数のユーザ端末200とを備えて構成されている。サーバ装置100とユーザ端末200との間は、インターネット等の通信ネットワーク300を介して接続可能に構成されている。サーバ装置100は、本実施形態の同乗者決定装置に相当する。ユーザ端末200は、相乗りを希望するユーザが使用する端末であり、例えばスマートフォン、タブレット等の携帯端末により構成される。
相乗りを希望するユーザは、自身が使用するユーザ端末200を用いて希望情報を入力し、サーバ装置100に送信する。サーバ装置100は、各ユーザから送られてくる希望情報について、所定の条件に合致するユーザどうしを相乗りの同乗者として決定し、ユーザに提示する。本実施形態では、サーバ装置100は、相乗り事業者が定めた定刻までに、相乗り車両への同乗者を決定する。具体的には、相乗り事業者が定めた予約開始時刻から相乗りの予約申請を受け付け、予約終了時刻までに相乗り車両への同乗者を決定する。
図2は、本実施形態によるサーバ装置100の機能構成例を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態のサーバ装置100は、その機能構成として、希望情報入力部11、乗車場所設定部12、降車場所設定部13、許容範囲設定部14、マッチング部15およびマッチング結果提示部16を備えている。マッチング部15は、具体的な機能構成として、第1のマッチング部15A、第2のマッチング部15Bおよび第3のマッチング部15Cを備えている。また、本実施形態のサーバ装置100は、データベースとして、場所情報記憶部101を備えている。
上記各機能ブロック11〜16は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック11〜16は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
場所情報記憶部101は、地図データを記憶するとともに、相乗り事業者が定めた乗車場所と降車場所、および路線に関する情報を記憶している。乗車場所および降車場所に関する情報は、例えば、その場所を表す地点名称および地図上での位置情報などを含む情報である。また、路線に関する情報は、あらかじめ定めた方面毎に、始点となる場所から終点となる場所までの各乗降車場所を示す情報である。
図3は、路線情報の一例を模式的に示す図である。図3の例では、路線A〜路線Gまで複数の路線情報が示されている。例えば、路線Aに関する路線情報は、始点となる乗車場所ASと、終点となる降車場所AEと、その間を経由する複数の乗降車場所A1,A2,A3,・・・(これらは乗車場所または降車場所の何れにもなり得る)とを含んだ情報となっている。路線Aに属する複数の場所AS,A1,A2,A3,・・・,AEは、何れも同じ方面にある場所である。
同様に、路線Bに関する路線情報は、始点となる乗車場所BSと、終点となる降車場所BEと、その間を経由する複数の乗降車場所B1,B2,B3,・・・とを含んだ情報となっている。路線Bに属する複数の場所BS,B1,B2,B3,・・・,BEは、何れも同じ方面にある場所である。なお、路線Aの始点である場所ASと、路線Bの始点である場所BSとは同じであってもよい(終点の場所AE,BEは異なる)。また、路線Aの終点である場所AEと、路線Bの終点である場所BEとは同じであってもよい(始点の場所AS,BSは異なる)。
希望情報入力部11は、相乗りの予約申請を行うユーザによってユーザ端末200に希望情報の1つとして入力された位置情報を、通信ネットワーク300を介してユーザ端末200から入力する。乗車場所設定部12は、希望情報入力部11により入力された位置情報に基づいて、相乗りの予約申請を行うユーザの乗車場所を設定する。降車場所設定部13は、希望情報入力部11により入力された位置情報に基づいて、相乗りの予約申請を行うユーザの降車場所を設定する。
図4は、乗車場所設定部12および降車場所設定部13の処理例を模式的に示す図である。図4(a)に示す例では、乗車場所設定部12は、場所情報記憶部101にあらかじめ登録されている場所のうち、ユーザにより入力された位置情報で示される場所を乗車場所として設定する。同様に、降車場所設定部13は、場所情報記憶部101にあらかじめ登録されている場所のうち、ユーザにより入力された位置情報で示される場所を降車場所として設定する。
例えば、乗車場所設定部12は、場所情報記憶部101に登録されている複数の場所をユーザ端末200にリスト表示させる。ユーザがこのリストの中から希望の場所を乗車場所として選択すると、その選択した場所を示す位置情報がユーザ端末200からサーバ装置100に送信される。これに応じて乗車場所設定部12が、ユーザにより選択された場所を乗車場所として設定する。
同様に、降車場所設定部13は、場所情報記憶部101に登録されている複数の場所をユーザ端末200にリスト表示させる。このとき、乗車場所設定部12により設定された乗車場所が属する路線上の乗降車場所のみをリスト表示させるのが好ましい。ユーザがこのリストの中から希望の場所を降車場所として選択すると、その選択した場所を示す位置情報がユーザ端末200からサーバ装置100に送信される。これに応じて降車場所設定部13が、ユーザにより選択された場所を降車場所として設定する。
図4(b)に示す例では、乗車場所設定部12は、場所情報記憶部101にあらかじめ登録されている場所のうち、ユーザにより入力された位置情報で示される場所を乗車場所として設定する。これは図4(a)と同様である。一方、降車場所設定部13は、場所情報記憶部101にあらかじめ登録されている場所のうち、ユーザにより入力された位置情報で示される目的地に最も近い場所を降車場所として設定する。
例えば、降車場所設定部13は、場所情報記憶部101に記憶されている地図データに基づいて、ユーザが指定したエリア、あるいは、乗車場所設定部12により設定された乗車場所が属する路線を含む所定エリアの地図画像をユーザ端末200に表示させる。ユーザがこの地図画像上で希望の場所を目的地として指定すると、その指定した場所を示す目的地の位置情報がユーザ端末200からサーバ装置100に送信される。これに応じて降車場所設定部13は、場所情報記憶部101を参照して、あらかじめ登録されている場所のうち、ユーザにより指定された目的地に最も近い場所を降車場所として設定する。
なお、目的地の指定については、各種の既存技術を適用することが可能である。例えば、ユーザ端末200に表示された地図画像上で希望の場所にポインタを合わせて指定する操作により、ポインタの位置を目的地として指定することが可能である。あるいは、経路案内を行うナビゲーション装置において一般的に提供されているものと同様の地点検索機能を利用して地点検索を行い、検索された地点を目的地として指定することも可能である。あるいは、ユーザ端末200において自宅の場所をあらかじめ登録しておき、当該自宅を目的地として指定することも可能である。
図4(c)に示す例では、乗車場所設定部12は、場所情報記憶部101にあらかじめ登録されている場所のうち、ユーザにより入力された位置情報で示される出発地に最も近い場所を乗車場所として設定する。また、降車場所設定部13は、場所情報記憶部101にあらかじめ登録されている場所のうち、ユーザにより入力された位置情報で示される目的地に最も近い場所を降車場所として設定する。これは図4(b)と同様である。
例えば、乗車場所設定部12は、場所情報記憶部101に記憶されている地図データに基づいて、ユーザが指定したエリアの地図画像をユーザ端末200に表示させる。ユーザがこの地図画像上で希望の場所を出発地として指定すると、その指定した場所を示す出発地の位置情報がユーザ端末200からサーバ装置100に送信される。これに応じて乗車場所設定部12は、場所情報記憶部101を参照して、あらかじめ登録されている場所のうち、ユーザにより指定された出発地に最も近い場所を乗車場所として設定する。
なお、出発地の指定については、各種の既存技術を適用することが可能である。例えば、ユーザ端末200に表示された地図画像上で希望の場所にポインタを合わせて指定する操作により、ポインタの位置を出発地として指定することが可能である。あるいは、ユーザ端末200が搭載するGPS受信機等の位置検出装置によって現在位置を検出し、検出された現在位置を出発地として指定することも可能である。
なお、図4には図示していないが、乗車場所設定部12がユーザにより入力された出発地に最も近い場所を乗車場所として設定するとともに、降車場所設定部13がユーザにより入力された場所を降車場所として設定するようにしてもよい。以下では、図4(c)のように、出発地および目的地からそれぞれ乗車場所および降車場所を設定する場合について説明する。
許容範囲設定部14は、希望情報入力部11により希望情報の1つとして入力された距離情報に基づいて、同じく希望情報入力部11により入力された出発地および目的地のそれぞれの周辺に、移動許容範囲を設定する。移動許容範囲とは、ユーザが相乗り以外の手段で移動してもよいと考える距離の範囲をいい、移動手段として徒歩、電車、通常のタクシー、バス等の何れを想定したものであってもよい。例えば、ユーザが相乗り以外の手段で移動してもよいと考える距離の上限値をユーザ端末200から入力すると、その距離情報がユーザ端末200からサーバ装置100に送信される。これに応じて許容範囲設定部14は、同じくユーザ端末200から送信された出発地を中心として、距離情報で示される半径の円領域を移動許容範囲として設定する。また、許容範囲設定部14は、ユーザ端末200から送信された目的地を中心として、距離情報で示される半径の円領域を移動許容範囲として設定する。なお、移動許容範囲の領域は、円領域に限らない。例えば、矩形領域であってもよい。あるいは、目的地の位置情報に含まれる住所の丁または番地などの区画で示される領域を移動許容範囲の領域として設定するようにしてもよい。
マッチング部15は、出発地および目的地を示す位置情報と移動許容範囲を示す距離情報とを入力して相乗りの予約申請が行った各ユーザを対象として、所定の条件に合致するユーザどうしを相乗り同乗者グループとしてグループ化する。本実施形態では、第1のマッチング部15A、第2のマッチング部15Bおよび第3のマッチング部15Cにより、複数段階でわたってマッチング処理を行うことを特徴としている。
第1のマッチング部15Aは、相乗りの予約申請が行われた各ユーザを対象として、第1の条件に合致するユーザどうしを相乗り同乗者グループとしてグループ化するともに、第1の条件に合致しないユーザを一人グループとしてグループ化する。第1の条件は、一のユーザの乗車場所および降車場所と他のユーザの乗車場所および降車場所とが両方とも同じという条件である。
図5は、第1のマッチング部15Aの処理例を模式的に示す図である。なお、例えば“ASE”と記載した場合、乗車場所がASで、降車場所がAEであることを示すものとする。図5に示す2人のユーザU1,U2は、何れも乗車場所がASであり、何れも降車場所がAEである。よって、第1のマッチング部15Aは、この2人のユーザU1,U2を相乗り同乗者グループGr1としてグループ化する。一方、ユーザU3は、乗車場所がASでユーザU1,U2と同じであるが、降車場所がA4でユーザU1,U2と異なっている。よって、第1のマッチング部15Aは、この1人のユーザU3を一人グループとしてグループ化する。
第2のマッチング部15Bは、第1のマッチング部15Aにより形成された各グループ(相乗り同乗者グループおよび一人グループ)のうち、乗車の定員に満たない各グループを対象として、第1の条件とは異なる第2の条件に合致するグループどうしを結合させる。第2の条件は、一のグループの乗車場所および降車場所と、他のグループの乗車場所および降車場所とが同じ方面にあるという条件である。本実施形態において、同じ方面にあるというのは、乗降車場所が同じ路線上にあるという意味である。
図6は、第2のマッチング部15Bの処理例を模式的に示す図である。図6に示す相乗り同乗者グループGr1は、図5に示した路線Aのグループである。また、これとは別の相乗り同乗者グループGr2は、乗車場所がAS、降車場所がAで共通している2人のユーザU3,U4をグループ化したものであり、相乗り同乗者グループGr1と同じ路線Aのグループである。仮に、相乗り車両の定員が5人だとすると、何れの相乗り同乗者グループGr1,Gr2も定員に満たない。
この2つの相乗り同乗者グループGr1,Gr2は、乗車場所がASで共通する一方、降車場所は異なっている。しかし、相乗り同乗者グループGr1の降車場所AEと、相乗り同乗者グループGr2の降車場所Aとは同じ方面にある。よって、第2のマッチング部15Bは、この2つの相乗り同乗者グループGr1,Gr2を結合することにより、1つの相乗り同乗者グループGr12を形成する。この場合、4人のユーザU1〜U4が同じ乗車場所ASから乗車し、2人のユーザU3,U4が降車場所Aで途中下車し、残り2人のユーザU1,U2が最終の降車場所AEまで同乗するという相乗りのマッチングとなる。
なお、第2のマッチング部15Bは、降車場所が共通する一方、乗車場所が異なる相乗り同乗者グループで、当該異なる乗車場所が共に同じ方面にあるグループどうしも結合させる。この場合は、一部のユーザが始点の乗車場所から乗車して出発した後、一部のユーザが途中乗車をし、全ユーザが最終の降車場所まで同乗するという相乗りのマッチングとなる。また、第2のマッチング部15Bは、乗車場所も降車場所も異なるが、乗車場所および降車場所が共に同じ方面にあるグループどうしも結合させる。この場合は、一部のユーザが始点の乗車場所から乗車して出発した後、一部のユーザが途中乗車をし、その後一部のユーザが途中下車をした後、残りのユーザが最終の降車場所まで同乗するという相乗りのマッチングとなる。
なお、第2のマッチング部15Bが適用する第2の条件は、上記のように同じ路線のグループどうしを結合させるものに限定されない。例えば、一のグループの乗車場所および降車場所の少なくとも一方が、他のグループのユーザにより入力された出発地または目的地から、当該ユーザによりあらかじめ設定された移動許容範囲内の位置にあるという条件であってもよい。この場合、異なる路線で形成されたグループであっても、上記の第2の条件を満たせば、グループの結合が行われる。
図7は、このような第2の条件を用いた場合における第2のマッチング部15Bの処理例を模式的に示す図である。図7に示す相乗り同乗者グループGr1は、図5に示した路線Aのグループである。また、これとは別の相乗り同乗者グループGr3は、乗車場所がAS、降車場所がBEという別路線Bについて1人のユーザU5により形成された一人グループである。円領域701は、ユーザU5の目的地を中心として設定されたユーザU5の移動許容範囲を示している。
この場合、路線Aの相乗り同乗者グループGr1の降車場所AEが、路線Bの一人グループGr3に属するユーザU5により入力された目的地から、ユーザU5によりあらかじめ設定された移動許容範囲(円領域701)内の位置にある。よって、第2のマッチング部15Bは、路線Aの相乗り同乗者グループGr1と、路線Bの一人グループGr3とを結合させる。この場合、ユーザU5の降車場所はBEからAEに変更する。すなわち、路線Bの一人グループGr3は解消し、ユーザU5を相乗り同乗者グループGr1に入れて降車場所をAEに変更する。
なお、第2のマッチング部15Bが異なる路線のグループどうしを結合させる場合、一方のグループが一人グループであることを条件とする。何れの路線においても複数人による相乗り同乗者グループが形成されているのであれば、それらの相乗り同乗者グループをそのまま維持すればよく、無理に結合させる必要性が乏しいからである。図7に示すグループ化の処理はあくまでも、相乗り相手が見つからない一人グループのユーザを救済するための措置である。
また、第2のマッチング部15Bが異なる路線のグループどうしを結合させる場合、一人グループの乗車場所または降車場所の何れか一方は、結合相手となる相乗り同乗者グループが属する路線上の場所であることも条件とする。図7の例では、路線Bに属する一人グループGr3の乗車場所ASが、結合相手となる複数人の相乗り同乗者グループGr1と同じ路線A上の場所なので、この条件を満たす。
第3のマッチング部15Cは、第2のマッチング部15Bによる処理が行われた後に順次相乗りの予約申請が行われた各ユーザを、乗車の定員に満たないグループのうち、第1の条件または第2の条件に合致するグループに順次追加していく。
例えば、第2のマッチング部15Bによる処理が終わった段階で、図5に示すような定員に満たない相乗り同乗者グループGr1が存在していたとする。その後、乗車場所がAS、降車場所がAEのユーザから相乗りの予約申請が行われたとする。この場合、このユーザは相乗り同乗者グループGr1に対して第1の条件を満たすので、相乗り同乗者グループGr1に追加される。
また、相乗りの予約申請が行われたユーザの乗車場所および降車場所の少なくとも一方が相乗り同乗者グループGr1と異なっていても、同じ路線Aの中の何れかの場所であれば、そのユーザは相乗り同乗者グループGr1に対して第2の条件を満たすので、この場合も相乗り同乗者グループGr1に追加される。
本実施形態では、予約開始時刻から所定時間、第1のマッチング部15Aによる処理を行い、所定時間が経過した時点で第2のマッチング部15Bによる処理を行う。そして、この所定時間の経過後、予約終了時刻まで第3のマッチング部15Cによる処理を行う。そして、マッチング結果提示部16は、第3のマッチング部15Cにより形成された相乗り同乗者グループをマッチング結果として、当該グループ内のユーザのユーザ端末200に提示する。
図8は、上述したマッチング部15の処理内容を具体例に沿って説明するための図である。なお、ここでは相乗り車両の定員が3人であるものとして説明する。図8において、横軸は時間軸であり、予約開始時刻から所定時間は第1のマッチング部15Aによる処理を行い、所定時間が経過した時点で第2のマッチング部15Bによる処理を行った後、予約終了時刻まで第3のマッチング部15Cによる処理を行う。
図8に示すように、予約開始時刻から所定時間の間(第1のマッチング部15Aの処理が実行されている間)に5人のユーザU1〜U5から相乗りの予約申請が順次行われている。また、所定時間の経過後、予約終了時刻までの間(第3のマッチング部15Cの処理が実行されている間)に3人のユーザU6〜U8から相乗りの予約申請が順次行われている。
最初にユーザU1,U2から相乗りの予約申請が順次行われたところまでは、第1の条件を満たさないので、ユーザU1,U2は何れも一人グループとなっている。一人グループはマッチング待ちの状態と言え、図8の最下段に示されている。その後、ユーザU3から相乗りの予約申請が行わると、ユーザU1,U3が第1の条件を満たすので、第1のマッチング部15Aによるグループ化が行われ、2人のユーザU1,U3による路線Aの相乗り同乗者グループGr1が形成される。
また、ユーザU4に続いてユーザU5から相乗りの予約申請が行われた時点で、ユーザU2,U5も第1の条件を満たすので、第1のマッチング部15Aによるグループ化が行われ、2人のユーザU2,U5による路線Bの相乗り同乗者グループGr2が形成される。その後、追加の予約申請がないまま予約開始時刻から所定時間となり、第1のマッチング部15Aによる処理が終了する。
そして、予約開始時刻から所定時間が経過した時点で、第2のマッチング部15Bによる処理が行われる。この例では、2人のユーザU1,U3による路線Aの相乗り同乗者グループGr1と、1人のユーザU4による路線Aの一人グループとが第2の条件を満たすので、第2のマッチング部15Bによりグループの結合が行われる。その結果、3人のユーザU1,U3,U4による路線Aの相乗り同乗者グループGr1’が形成される。
予約開始時刻から所定時間が経過した後は、第3のマッチング部15Cによる処理が実行される。この期間の最初にユーザU6から相乗りの予約申請が行われているが、路線Cに関するものであるため、既に形成されている相乗り同乗者グループGr1’,Gr2に対して、第1の条件も第2の条件も満たさない。よって、この時点でユーザU6は一人グループのままである。
その後、ユーザU7から相乗りの予約申請が行われると、このユーザU7の乗降車場所が相乗り同乗者グループGr2に対して第2の条件を満たすため、ユーザU7は相乗り同乗者グループGr2に入れられる。その結果、3人のユーザU2,U5,U7による路線Bの相乗り同乗者グループGr2’が形成される。
さらに、ユーザU8から相乗りの予約申請が行われると、このユーザU8の乗降車場所がユーザU6の一人グループに対して第2の条件を満たすため、ユーザU8はユーザU6の一人グループに入れられる。その結果、2人のユーザU6,U8による路線Cの相乗り同乗者グループGr3が形成される。その後、追加の予約申請がないまま予約終了時刻となり、マッチング部15による一連の処理が終了する。
以上のようなマッチング部15による一連の処理に対し、マッチング結果提示部16は、複数人の相乗り同乗者グループが形成された時点で随時、当該形成された相乗り同乗者グループをユーザ端末200に提示するのが好ましい。すなわち、マッチング結果提示部16は、第1のマッチング部15Aにより複数人の相乗り同乗者グループGr1,Gr2が形成された時点で随時、当該形成された相乗り同乗者グループGr1,Gr2をマッチング結果として、当該相乗り同乗者グループGr1内のユーザU1,U3および相乗り同乗者グループGr2内のユーザU2,U5のユーザ端末200に提示する。
また、マッチング結果提示部16は、第2のマッチング部15Bにより複数人の相乗り同乗者グループGr1’が形成された時点で、当該形成された相乗り同乗者グループGr1’をマッチング結果として、当該相乗り同乗者グループGr1’内のユーザU1,U3,U4のユーザ端末200に提示する。さらに、マッチング結果提示部16は、第3のマッチング部15Cにより複数人の相乗り同乗者グループGr2’,Gr3が形成された時点で随時、当該形成された相乗り同乗者グループGr2’,Gr3をマッチング結果として、当該相乗り同乗者グループGr2’,Gr3内のユーザU2,U5,U7およびU6,U8のユーザ端末200に提示する。
このように、複数人の相乗り同乗者グループが形成された時点で随時、そのグループをマッチング結果としてユーザ端末200に提示することにより、ユーザは、予約終了時刻まで待たなくても、暫定的とはいえ相乗り相手が見つかったことを知ることができる。これにより、ユーザは、相乗り相手が見つかったことをなるべく早く知ることができ、相乗り相手が見つかるかどうか分からないというユーザの不安を早期に取り除くことができる。
図9は、以上のように構成した本実施形態によるマッチング部15の動作例を示すフローチャートである。なお、図9に示すフローチャートは、相乗り事業者が定めた予約開始時刻になった時点で開始する。
まず、第1のマッチング部15Aは、ユーザから相乗りの予約申請が行われたか否かを判定する(ステップS1)。出発地および目的地を示す位置情報と、移動許容範囲を示す距離情報とがユーザ端末200からサーバ装置100に送信されて相乗りの予約申請が行われると、乗車場所設定部12により設定された乗車場所と、降車場所設定部13により設定された降車場所と、許容範囲設定部14により設定された移動許容範囲とがマッチング部15に入力される。第1のマッチング部15Aは、これらの情報が入力されたときに、ユーザから相乗りの予約申請が行われたと判定する。
ユーザから相乗りの予約申請が行われた場合、第1のマッチング部15Aは、そのユーザの乗車場所および降車場所が第1の条件に合致するか否かを判定する(ステップS2)。すなわち、新たに予約申請が行われたユーザの乗車場所および降車場所が、既に入力されている一人グループのユーザ、または既に第1のマッチング部15Aにより形成されている相乗り同乗者グループのユーザの乗車場所および降車場所と同じか否かを判定する。
ここで、第1の条件に合致すると判定された場合、第1のマッチング部15Aは、第1の条件に合致するユーザどうしを相乗り同乗者グループとしてグループ化する(ステップS3)。一方、第1の条件に合致しないと判定された場合、第1のマッチング部15Aは、今回新たに予約申請が行われたユーザを一人グループとしてグループ化する(ステップS4)。
ステップS3またはステップS4の処理の後、第1のマッチング部15Aは、予約開始時刻から所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS5)。所定時間がまだ経過していなければ、処理はステップS1に戻る。所定時間が経過した場合、第2のマッチング部15Bは、第1のマッチング部15Aにより形成された各グループ(相乗り同乗者グループおよび一人グループ)のうち、乗車の定員に満たないグループの中で、第2の条件を満たすグループがあるか否かを判定する(ステップS6)。すなわち、第2のマッチング部15Bは、乗車場所および降車場所が同じ方面のグループがあるか否かを判定する。
ここで、第2の条件に合致するグループがあると判定された場合、第2のマッチング部15Bは、当該第2の条件に合致するグループどうしを結合させる(ステップS7)。一方、第2の条件に合致するグループがないと判定された場合、ステップS7の処理はジャンプして、ステップS8に遷移する。
第2のマッチング部15Bによる処理の終了後、第3のマッチング部15Cは、ユーザから相乗りの予約申請が行われたか否かを判定する(ステップS8)。ユーザから相乗りの予約申請が行われた場合、第3のマッチング部15Cは、乗車の定員に満たないグループのうち、予約申請が行われたユーザの乗車場所および降車場所が第1の条件または第2の条件に合致するグループがあるか否かを判定する(ステップS9)。
ここで、第1の条件または第2の条件に合致するグループがあると判定された場合、第3のマッチング部15Cは、当該第1の条件または第2の条件に合致するグループに対し、今回新たに予約申請されたユーザを追加する(ステップS10)。一方、第1の条件または第2の条件に合致するグループがないと判定された場合、ステップS10の処理はジャンプして、ステップS11に遷移する。
ここで、第3のマッチング部15Cは、予約終了時刻になったか否かを判定する(ステップS11)。まだ予約終了時刻になっていなければ、処理はステップS8に戻る。一方、予約終了時刻になった場合、図9に示すマッチング部15による一連の処理を終了する。
以上詳しく説明したように、本実施形態では、第1のマッチング部15Aにおいて、相乗りの予約申請が行われた各ユーザを対象として、第1の条件に合致するユーザどうしを相乗り同乗者グループとしてグループ化するとともに、第1の条件に合致しないユーザを一人グループとしてグループ化する。さらに、第2のマッチング部15Bにおいて、第1のマッチング部15Aにより形成された各グループのうち、乗車の定員に満たない各グループを対象として、第2の条件に合致するグループどうしを結合させるようにしている。
このように構成した本実施形態によれば、単に第1の条件に合致するユーザどうしを相乗り同乗者としてマッチングさせるだけでなく、そのマッチングによって乗車の定員に満たないグループがある場合には、それらのグループを対象として、第2の条件に合致するグループどうしを結合させてマッチング結果とするので、利用料金が安くなるようにできるだけ多くの相乗り相手を見つけてマッチングさせることができる。また、第1の条件に合致しない一人グループのユーザについても、第2の条件に合致すれば相乗り同乗者グループに組み込まれるので、相乗り相手を見つけられる可能性が高くなる。
さらに、本実施形態では、第3のマッチング部15Cにおいて、第2のマッチング部15Bによる処理が行われた後に順次相乗りの予約申請が行われた各ユーザを、乗車の定員に満たないグループのうち、第1の条件または第2の条件に合致するグループに順次追加していくようにしている。これにより、第2のマッチング部15Bによる処理が終わった時点で定員に満たないグループがあるとき、そのグループに対して更にユーザが追加されていくので、利用料金が安くなるようにできるだけ多くの相乗り相手を見つけてマッチングさせることができる。
以上により、本実施形態によれば、できるだけ多くの相乗り相手をより高い確率でマッチングさせることができる。また、マッチングの可能性が高い仕組みを使っているという意識をユーザに持たせ、相乗り相手が見つかるかどうか分からないというユーザの不安を低減することができる。
また、本実施形態では、マッチング結果提示部16が、第1のマッチング部15Aにより相乗り同乗者グループが形成された時点で随時ユーザ端末200にマッチング結果を提示し、第2のマッチング部15Bにより相乗り同乗者グループが形成された時点でユーザ端末200にマッチング結果を提示し、第3のマッチング部15Cにより相乗り同乗者グループが形成された時点で随時ユーザ端末200にマッチング結果を提示するようにしている。
このように構成した本実施形態によれば、予約終了時刻に至っていない処理途中の段階でも、少なくとも第1のマッチング部15Aによる処理によって相乗り相手が見つかった時点で随時、そのことがユーザに提示される。また、第2のマッチング部15Bによる処理によって相乗り相手が見つかった時点でも、そのことがユーザに提示される。さらに、第3のマッチング部15Cによる処理によって相乗り相手が見つかった時点でも随時、そのことがユーザに提示される。これにより、相乗り相手が見つかったことをなるべく早くユーザに伝えて、相乗り相手が見つかるかどうか分からないというユーザの不安を早期に取り除くことができる。
なお、上記実施形態では、マッチング部15が第1のマッチング部15A、第2のマッチング部15Bおよび第3のマッチング部15Cを備える構成について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、マッチング部15が第1のマッチング部15Aおよび第2のマッチング部15Bのみを備える構成としてもよい。この場合、例えば、予約開始時刻から予約終了時刻まで第1のマッチング部15Aによる処理を行い、予約終了時刻になった時点で第2のマッチング部15Bによる処理を行う。
あるいは、マッチング部15が第1のマッチング部15Aおよび第3のマッチング部15Cのみを備える構成としてもよい。この場合、予約開始時刻から所定時間が経過するまで第1のマッチング部15Aによる処理を行い、所定時間の経過後、予約終了時刻まで第3のマッチング部15Cによる処理を行う。
また、上記実施形態では、相乗り事業者があらかじめ複数の路線を決めておいて、同じ路線上に乗降車場所があることを第2の条件として用いる例、つまり、同じ路線上に乗降車場所がある場合にそれらが同じ方面にあると判定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、あらかじめ複数の路線は決めず、複数の乗降車場所が第2の条件として所定の条件を満たす場合に、それらの乗降車場所が同じ方面にあると判定するようにすることも可能である。
図10は、路線を用いない場合における第2の条件の例を示す図である。図10(a)に示す例において、第1のマッチング部15Aにより、乗車場所111および降車場所112が同じユーザどうしをグループ化することによって相乗り同乗者グループが形成されているものとする。ここでは、乗車場所111と降車場所112との間に、途中乗車または途中下車する場所は含まれていない。これに対し、一人グループのユーザについて乗車場所または降車場所として設定された場所113が、相乗り同乗者グループの乗降車場所111,112と同じ方面にあるか否かを以下のように判定する。
すなわち、第2のマッチング部15Bは、一人グループのユーザについて設定された場所(乗車場所または降車場所)113を中心として、ユーザにより入力された距離情報をもとに移動許容範囲114を設定する。なお、この移動許容範囲114は、乗車場所または降車場所の設定のためにユーザにより入力された出発地または目的地を中心として設定するようにしてもよい。また、ここでは移動許容範囲114を設定しているが、場所113を中心として、所定の距離を半径とする円領域を設定するようにしてもよい。
一方、第2のマッチング部15Bは、第1のマッチング部15Aにより形成された相乗り同乗者グループの乗車場所111および降車場所112から所定の仮想ライン115を設定する。この仮想ライン115は、例えば、乗車場所111と降車場所112との間の走行ルートとする。あるいは、乗車場所111と降車場所112との間の走行ルートから算出される近似曲線を仮想ライン115としてもよい。あるいは、乗車場所111と降車場所112とを結ぶ直線を仮想ライン115としてもよい。
以上のように、第2のマッチング部15Bは、移動許容範囲114と仮想ライン115とを設定した上で、仮想ライン115が移動許容範囲114内を通過するか否かを判定し、通過する場合に、ユーザにより設定された場所113が、乗車場所111および降車場所112の相乗り同乗者グループと同じ方面にあると判定する。そして、第2のマッチング部15Bは、乗車場所および降車場所の両方が相乗り同乗者グループと同じ方面にあると判定された場合に、そのユーザの一人グループと相乗り同乗者グループとを結合させる。なお、ここでは一人グループと相乗り同乗者グループとの結合について説明したが、相乗り同乗者グループどうしの結合も同様の判定で行うことが可能である。
図10(b)は、第2の条件の別の例を示すものである。図10(b)の例では、第2のマッチング部15Bは、第1のマッチング部15Aにより形成された相乗り同乗者グループの乗車場所111と降車場所112とを結ぶ直線を線対称とする矩形領域116を設定する。そして、第2のマッチング部15Bは、ユーザにより設定された場所113(出発地または目的地でもよい)が矩形領域116の中に含まれるか否かを判定し、含まれる場合に、ユーザにより設定された場所113が、乗車場所111および降車場所112の相乗り同乗者グループと同じ方面にあると判定する。
図10(c)は、第2の条件の更に別の例を示すものである。図10(c)の例では、第2のマッチング部15Bは、図10(a)の例と同様に、場所113(出発地または目的地でもよい)を中心として、ユーザの移動許容範囲114(または所定の距離を半径とする円領域でもよい)を設定する。次いで、第2のマッチング部15Bは、乗車場所111を始点として、移動許容範囲114に接する2つの直線117を設定する。そして、第2のマッチング部15Bは、降車場所112が、2つの直線117で挟まれる領域に内に含まれるか否かを判定し、含まれる場合に、ユーザにより設定された場所113が、乗車場所111および降車場所112の相乗り同乗者グループと同じ方面にあると判定する。
また、上記実施形態では、乗車場所および降車場所を相乗り事業者があらかじめ設定しておき、その中からユーザが何れかを選択する方法、または、ユーザが入力した出発地または目的地から最も近い場所を設定する方法について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、複数のユーザが入力した各出発地の中から、互いに所定の距離以内にあるものを抽出してグループ化し、抽出した各出発地の重心位置を、当該グループに属するユーザの共通の乗車場所として設定するようにしてもよい。同様に、複数のユーザが入力した各目的地の中から、互いに所定の距離以内にあるものを抽出してグループ化し、抽出した各目的地の重心位置を、当該グループに属するユーザの共通の降車場所として設定するようにしてもよい。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
11 希望情報入力部
12 乗車場所設定部
13 降車場所設定部
14 許容範囲設定部
15 マッチング部
15A 第1のマッチング部
15B 第2のマッチング部
15C 第3のマッチング部
16 マッチング結果提示部
100 相乗り車両への同乗者決定装置
101 場所情報記憶部

Claims (14)

  1. 定刻までに相乗り車両への同乗者を決定するための相乗り車両への同乗者決定装置であって、
    相乗りの予約申請が行われた各ユーザを対象として、第1の条件に合致するユーザどうしを相乗り同乗者グループとしてグループ化するともに、上記第1の条件に合致しないユーザを一人グループとしてグループ化する第1のマッチング部と、
    上記第1のマッチング部により形成された各グループのうち、乗車の定員に満たない各グループを対象として、上記第1の条件とは異なる第2の条件に合致するグループどうしを結合させる第2のマッチング部と、
    上記第2のマッチング部により形成されたグループをマッチング結果として、当該グループ内のユーザの端末に提示するマッチング結果提示部とを備えたことを特徴とする相乗り車両への同乗者決定装置。
  2. 上記第2のマッチング部による処理が行われた後に順次相乗りの予約申請が行われた各ユーザを、乗車の定員に満たないグループのうち、上記第1の条件または上記第2の条件に合致するグループに順次追加していく第3のマッチング部を更に備え、
    上記マッチング結果提示部は、上記第3のマッチング部により形成されたグループをマッチング結果として、上当該グループ内のユーザの端末に提示することを特徴とする請求項1に記載の相乗り車両への同乗者決定装置。
  3. 予約開始時刻から所定時間、上記第1のマッチング部による処理を行い、上記所定時間が経過した時点で上記第2のマッチング部による処理を行い、上記所定時間の経過後、予約終了時刻まで上記第3のマッチング部による処理を行うことを特徴とする請求項2に記載の相乗り車両への同乗者決定装置。
  4. 上記第2のマッチング部に代えて、上記第1のマッチング部による処理が行われた後に順次相乗りの予約申請が行われた各ユーザを、乗車の定員に満たないグループのうち、上記第1の条件または当該第1の条件とは異なる第2の条件に合致するグループに順次追加していく第3のマッチング部を備え、
    上記マッチング結果提示部は、上記第3のマッチング部により形成されたグループをマッチング結果として、当該グループ内のユーザの端末に提示することを特徴とする請求項1に記載の相乗り車両への同乗者決定装置。
  5. 予約開始時刻から所定時間、上記第1のマッチング部による処理を行い、上記所定時間の経過後、予約終了時刻まで上記第3のマッチング部による処理を行うことを特徴とする請求項4に記載の相乗り車両への同乗者決定装置。
  6. 上記マッチング結果提示部は、上記第1のマッチング部により上記相乗り同乗者グループが形成された時点で随時、当該形成された上記相乗り同乗者グループをマッチング結果として、当該相乗り同乗者グループ内のユーザの端末に提示し、上記第2のマッチング部により上記相乗り同乗者グループが形成された時点で、当該形成された上記相乗り同乗者グループをマッチング結果として、当該相乗り同乗者グループ内のユーザの端末に提示することを特徴とする請求項1に記載の相乗り車両への同乗者決定装置。
  7. 上記マッチング結果提示部は、上記第1のマッチング部によりグループが形成された時点で随時、当該形成された上記相乗り同乗者グループをマッチング結果として、当該相乗り同乗者グループ内のユーザの端末に提示し、上記第2のマッチング部により上記相乗り同乗者グループが形成された時点で、当該形成された上記相乗り同乗者グループをマッチング結果として、当該相乗り同乗者グループ内のユーザの端末に提示し、上記第3のマッチング部により上記相乗り同乗者グループが形成された時点で随時、当該形成された上記相乗り同乗者グループをマッチング結果として、当該相乗り同乗者グループ内のユーザの端末に提示することを特徴とする請求項2または3に記載の相乗り車両への同乗者決定装置。
  8. 上記マッチング結果提示部は、上記第1のマッチング部によりグループが形成された時点で随時、当該形成された上記相乗り同乗者グループをマッチング結果として、当該相乗り同乗者グループ内のユーザの端末に提示し、上記第3のマッチング部により上記相乗り同乗者グループが形成された時点で随時、当該形成された上記相乗り同乗者グループをマッチング結果として、当該相乗り同乗者グループ内のユーザの端末に提示することを特徴とする請求項4または5に記載の相乗り車両への同乗者決定装置。
  9. 上記第1の条件は、一のユーザの乗車場所および降車場所と他のユーザの乗車場所および降車場所とが同じという条件であることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の相乗り車両への同乗者決定装置。
  10. 上記第2の条件は、一のグループの上記乗車場所および上記降車場所と他のグループの上記乗車場所および上記降車場所とが同じ方面にあるという条件であることを特徴とする請求項9に記載の相乗り車両への同乗者決定装置。
  11. 上記第2の条件は、一のグループの上記乗車場所および上記降車場所の少なくとも一方が、他のグループの上記ユーザにより入力された出発地または目的地から、上記ユーザによりあらかじめ設定された移動許容範囲内の位置にあるという条件であることを特徴とする請求項9に記載の相乗り車両への同乗者決定装置。
  12. ユーザの端末からサーバに対して相乗りの予約申請が行われた各ユーザを対象として、定刻までに相乗り車両への同乗者を決定するための相乗り車両への同乗者決定方法であって、
    上記サーバの第1のマッチング部が、上記相乗りの予約申請が行われた各ユーザを対象として、第1の条件に合致するユーザどうしを相乗り同乗者グループとしてグループ化するともに、上記第1の条件に合致しないユーザを一人グループとしてグループ化する第1のステップと、
    上記サーバの第2のマッチング部が、上記第1のマッチング部により形成された各グループのうち、乗車の定員に満たない各グループを対象として、上記第1の条件とは異なる第2の条件に合致するグループどうしを結合させる第2のステップと、
    上記サーバのマッチング結果提示部が、上記第2のマッチング部により形成されたグループをマッチング結果として、当該グループ内のユーザの端末に提示する第3のステップとを有することを特徴とする相乗り車両への同乗者決定方法。
  13. 上記第3のステップの前に、上記サーバの第3のマッチング部が、上記第2のマッチング部による処理が行われた後に順次相乗りの予約申請が行われた各ユーザを、乗車の定員に満たないグループのうち、上記第1の条件または上記第2の条件に合致するグループに順次追加していく第4のステップを更に有し、
    上記第3のステップにおいて上記マッチング結果提示部は、上記第3のマッチング部により形成されたグループをマッチング結果として、上当該グループ内のユーザの端末に提示することを特徴とする請求項12に記載の相乗り車両への同乗者決定方法。
  14. 上記第2のステップにおいて、上記第2のマッチング部による処理に代えて、上記サーバの第3のマッチング部が、上記第1のマッチング部による処理が行われた後に順次相乗りの予約申請が行われた各ユーザを、乗車の定員に満たないグループのうち、上記第1の条件または当該第1の条件とは異なる第2の条件に合致するグループに順次追加していく処理を行い、
    上記第3のステップにおいて上記マッチング結果提示部は、上記第3のマッチング部により形成されたグループをマッチング結果として、当該グループ内のユーザの端末に提示することを特徴とする請求項12に記載の相乗り車両への同乗者決定方法。
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