JP2019175393A - 相乗り支援システム、相乗り支援方法、プログラム、及び移動体 - Google Patents

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Abstract

【課題】利便性の向上を図ることが可能な相乗り支援システム、相乗り支援方法、プログラム、及び移動体を提供する。【解決手段】相乗り支援システム1は、相乗りが可能な移動体3への相乗りを支援する。移動体3を利用可能な複数の利用者6が、移動体3を利用中の既利用者61と、移動体3を利用していない潜在利用者61とを含む。相乗り支援システム1は通知部204を備える。通知部204は、潜在利用者61の利用条件に合致する相乗りの推奨候補が複数ある場合に、複数の推奨候補を、複数の推奨候補の優先順位に基づいて、潜在利用者61に対して通知する。【選択図】図1

Description

本開示は、相乗り支援システム、相乗り支援方法、プログラム、及び移動体に関する。より詳細には、本開示は、複数の利用者による移動体の利用を支援する相乗り支援システム、相乗り支援方法、プログラム、及び移動体に関する。
従来、車両(移動体)を運行する運送システムがあった(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の運送システムは、複数の利用者が入力した複数のサービス予約情報を受け付ける予約受付配車センタを備える。予約受付配車センタは、複数のサービス予約情報に基づいて、複数の利用者に対して同一の車両が配車可能である場合は、同一の車両の最適な運行ルートを探索し、複数の利用者に車両利用場所及び到着時刻を含む予約受付情報を提供する。
特開2001−229495号公報
特許文献1の運送システムは、利用者からのサービス予約情報を受け付けると、配車可能な車両を検出して、サービス予約情報を入力した利用者に対して予約受付情報を提供していた。そのため、車両を利用するための行動をとっていない利用者には、利用可能な車両の情報を提供できず、利便性が低かった。
本開示の目的は、利便性の向上を図ることが可能な相乗り支援システム、相乗り支援方法、プログラム、及び移動体を提供することにある。
本開示の一態様の相乗り支援システムは、相乗りが可能な移動体への相乗りを支援する。前記移動体を利用可能な複数の利用者は、前記移動体を利用中の既利用者と、前記移動体を利用していない潜在利用者とを含む。前記相乗り支援システムは通知部を備える。前記通知部は、前記潜在利用者の利用条件に合致する相乗りの推奨候補が複数ある場合に、前記複数の推奨候補を、前記複数の推奨候補の優先順位に基づいて、前記潜在利用者に対して通知する。
本開示の一態様の相乗り支援方法は、相乗りが可能な移動体への相乗りを支援する。相乗り支援方法は、潜在利用者の利用条件に合致する相乗りの推奨候補が複数ある場合に、前記複数の推奨候補を、前記複数の推奨候補の優先順位に基づいて、前記潜在利用者に対して通知する。前記潜在利用者は、前記移動体を利用可能な複数の利用者のうち、前記移動体を利用していない利用者である。
本開示の一態様のプログラムは、コンピュータシステムに、通知処理、を実行させるためのプログラムである。前記通知処理では、潜在利用者の利用条件に合致する相乗りの推奨候補が複数ある場合に、前記複数の推奨候補を、前記複数の推奨候補の優先順位に基づいて、前記潜在利用者に対して通知する。前記潜在利用者は、相乗りが可能な前記移動体を利用可能な複数の利用者のうち、前記移動体を利用していない利用者である。
本開示の一態様の移動体は、前記相乗り支援システムと通信する通信部と、前記通信部を通じて前記相乗り支援システムから受信した運転指示情報に基づく処理を行う処理部と、を備える。
本開示によれば、利便性の向上を図ることが可能な相乗り支援システム、相乗り支援方法、プログラム、及び移動体を提供することができる。
図1は、本開示の一実施形態に係る相乗り支援システムを含む全体システムのブロック図である。 図2は、同上の相乗り支援システムの動作を説明する説明図である。 図3は、同上の相乗り支援システムの動作を説明するフローチャートである。 図4A〜図4Dは、同上の相乗り支援システムによる通知画面の説明図である。
(実施形態)
(1)概要
本実施形態の相乗り支援システム1を含む全体システムのブロック図を図1に示す。
本実施形態の相乗り支援システム1は、例えば、複数の移動体(タクシーのような自動車3)の配車を管理するタクシー事業者が行う相乗り(ライドシェア)のサービスに適用される。このような、相乗り(ライドシェア)のサービスでは、1台の移動体(自動車3)を複数の利用者(複数人又は複数組の利用者)が利用可能であり、複数の利用者の各々が降車位置を任意の位置から指定可能である。また、複数の利用者は別々の場所で移動体(自動車3)に搭乗してもよく、複数の利用者の各々が搭乗位置を任意の位置から指定可能である。したがって、移動体(自動車3)の路線は決められておらず、移動体(自動車3)の予定経路は、移動体(自動車3)を利用する利用者の搭乗位置及び降車位置等に応じて最適な経路に変更される。なお、相乗りの態様は、複数の利用者の各々が、搭乗位置と降車位置との両方を任意の位置から指定するものに限定されず、搭乗位置と降車位置との少なくとも一方を任意の位置から指定するものでもよい。尚、移動体は、タクシー事業者のような運送事業者が配車を管理する営業用の自動車に限定されず、相乗りのサービスを提供する事業者に登録したユーザの自家用車でもよい。
本実施形態の相乗り支援システム1は、相乗りサービスに使用される移動体(自動車3)を使用していない利用者に対して、この利用者が利用可能な移動体(自動車3)の推奨候補を通知することで、移動体(自動車3)の相乗り利用を促している。
本実施形態の相乗り支援システム1は、相乗りが可能な移動体(自動車3)への相乗りを支援する。移動体3を利用可能な複数の利用者6は、移動体3を利用中の既利用者63と、移動体を利用していない潜在利用者61とを含む(図2参照)。
相乗り支援システム1は通知部204を備える。通知部204は、潜在利用者61の利用条件に合致する相乗りの推奨候補が複数ある場合に、複数の推奨候補を、複数の推奨候補の優先順位に基づいて、潜在利用者61に対して通知する。
本実施形態の移動体3は、相乗り支援システム1と通信する通信部31と、通信部31を通じて相乗り支援システム1から受信した運転指示情報に基づく処理を行う処理部30と、を備える。
ここにおいて、「移動体」とは、複数の利用者6が利用可能な乗り物(自動車、鉄道車両、船舶、航空機等)であり、「搭乗位置」とは、利用者6が移動体(自動車3)に乗り込む位置である。「降車位置」とは、利用者6が移動体(自動車3)から降りる位置である。また、移動体(自動車3)を利用可能な複数の利用者6のうち、現在は移動体(自動車3)を利用していないが、移動体(自動車3)を利用する可能性がある利用者6のことを潜在利用者61とも言う。移動体(自動車3)を利用可能な複数の利用者6のうち、移動体(自動車3)を現在利用中の利用者6を既利用者63とも言う。移動体(自動車3)を利用可能な利用者6のうち、移動体(自動車3)の利用を予約した利用者6を搭乗予定者とも言う。また、潜在利用者61の利用条件とは、例えば潜在利用者61が移動体(自動車3)に搭乗する搭乗位置、移動体(自動車3)から降りる降車位置、移動体(自動車3)を利用する利用経路及び時間帯、のうちの少なくとも1つに関連する条件である。また、「相乗りの推奨候補」は、相乗りの利用機会(乗車機会)の推奨候補であり、換言すれば、相乗りする移動体(自動車3)の推奨候補である。また、移動体の処理部30が行う、「運転指示情報に基づく処理」とは、例えば、運転指示情報に基づいて移動体を自動運転する処理でもよいし、移動体が手動で運転される場合には運転指示情報を運転者に通知する処理でもよい。
本実施形態では、通知部204が、相乗りの複数の推奨候補(つまり、相乗りが可能な複数の移動体3の推奨候補)を、複数の推奨候補の優先順位に基づいて、潜在利用者に通知している。したがって、潜在利用者は、推奨候補が複数ある場合でも、最適な推奨候補を判断しやすくなり、相乗り支援システム1の利便性の向上を図ることができる。
(2)詳細
(2.1)構成
本実施形態の相乗り支援システム1は、図1に示すように、複数の自動車3への相乗りを支援するための管理サーバ2を有する。
相乗り支援システム1を含む全体システムは、相乗り支援システム1が備える管理サーバ2と、複数(複数人又は複数組)の利用者の相乗りが可能な複数の自動車3と、利用者が携帯する携帯端末4と、を含む。
(2.1.1)自動車の構成
自動車3は、例えば、管理サーバ2によって運行が管理される自動運転車両である。
自動車3は、処理部30と、通信部31と、車両情報検知部32と、人数検知部33と、運転制御部34と、を含む。
通信部31は、例えば電波を媒体とした無線通信を行う通信機能を有し、移動体通信網を含む通信網5を介して管理サーバ2と通信する。
車両情報検知部32は、自動車3の状態に関する車両情報を検知する。車両情報検知部32は、例えば、自動車3の各部を制御するECU(Electronic Control Unit)から、自動車3の速度、移動方向、目的地、予定経路等の情報を取得(検知)する。また、車両情報検知部32は、例えば、GPS(Global Positioning System)等の測位システムを利用して、自動車3の現在位置の位置情報を取得する。
人数検知部33は、自動車3に乗っている相乗り客(既利用者63)の人数を検知する。例えば、人数検知部33は、自動車3の座席に設けられた着座センサを含み、着座センサの検出結果に基づいて座席に着座している既利用者63の人数を検知する。尚、人数検知部33は、自動車3の車室を撮影する画像センサを含み、画像センサの映像から自動車3に乗っている既利用者63の人数を検知してもよい。
運転制御部34は、例えば自動車3の各部を制御するECUを含む。運転制御部34は、例えば処理部30から入力される制御命令と、自動車3に設けられた各種のセンサの検出結果とに基づいて自動車3の運転状態を制御する。センサは自動車3の周囲の状況を検知しており、この種のセンサには、LiDAR(Light Detection and Ranging)、ミリ波レーダ等がある。
処理部30は、例えば、プロセッサおよびメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。つまり、処理部30は、プロセッサおよびメモリを有するコンピュータシステムで実現されている。そして、プロセッサが所定のプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが処理部30として機能する。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
処理部30は、車両情報検知部32及び人数検知部33の検知結果を通信部31を介して管理サーバ2に定期的(例えば数分ごと)に送信させる。尚、処理部30は、車両情報検知部32及び人数検知部33の検知結果を通信部31を介して管理サーバ2に不定期に送信してもよい。処理部30は、管理サーバ2からの要求に応じて、車両情報検知部32及び人数検知部33の検知結果を通信部31を介して管理サーバ2に送信してもよい。また、処理部30は、通信部31を介して管理サーバ2から運転指示情報を受信すると、運転制御部34に制御信号を出力して、自動車3を運転指示情報に従って自動的に運転させる。つまり、処理部30は、通信部31を介して管理サーバ2から受信した運転指示情報に基づいて、自動車3を制御する。ここで、管理サーバ2からの運転指示情報には、自動車3の予定経路の情報が含まれている。予定経路の情報は、1又は複数の経由地と1又は複数の経由地への到着時間、及び、最終の目的地である終点位置と終点位置への到着位置との情報が含まれる。1又は複数の経由地及び終点位置と、1又は複数の経由地及び終点位置への到着時間とは、自動車3に乗る利用者6の搭乗位置及び搭乗時刻と、自動車3から降りる利用者6の降車位置及び降車時刻とに基づいて決定される。自動車3に複数の利用者6が乗る場合、最適な経路で複数の利用者6を乗り降りさせるように自動車3の予定経路が設定される。
尚、自動車3は自動運転車両に限定されない。自動車3は、運転者が管理サーバ2からの運転指示情報に従って運転する車両でもよい。
(2.1.2)携帯端末の構成
携帯端末4は、相乗り支援システム1を利用する利用者6(例えば、潜在利用者61、搭乗予定者、既利用者63等)によって携帯されるスマートフォン等である。携帯端末4には個別の識別情報が割り当てられており、管理サーバ2には携帯端末4の識別情報と携帯端末4を携帯する利用者の識別情報とが対応付けて記憶されている。
携帯端末4は、処理部40と、通信部41と、位置取得部42と、表示部43と、操作部44と、を含む。
処理部40は、例えば、プロセッサおよびメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。つまり、処理部40は、プロセッサおよびメモリを有するコンピュータシステムで実現されている。そして、プロセッサが所定のプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが処理部40として機能する。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
通信部41は、例えば電波を媒体とした無線通信を行う通信機能を有し、移動体通信網を含む通信網5を介して管理サーバ2と通信する。
位置取得部42は、例えば、GPS等の測位システムを利用して、携帯端末4の現在位置、すなわち携帯端末4を携帯する利用者6の現在位置の位置情報を取得する。
表示部43は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等で構成される。表示部43は、例えば、管理サーバ2から送信された通知情報を文字、図、記号等で表示する。
操作部44は、例えば、表示部43に設けられたタッチパネル、携帯端末4の本体に設けられた操作ボタン等を含み、利用者の操作内容を受け付ける。
尚、携帯端末4はスマートフォンに限定されない。携帯端末4は、通信機能を有するタブレット型の携帯情報端末等でもよい。
(2.1.3)管理サーバの構成
管理サーバ2は、処理部20と、通信部21と、記憶部22と、を備える。
通信部21は、例えば、Ethernet(登録商標)の規格に準拠した通信モジュールを備え、通信網5を介して自動車3及び携帯端末4と通信する。
記憶部22は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)、ソリッドステートドライブ(SSD:Solid State Drive)、等の外部記憶装置を含む。記憶部22は、相乗り支援システム1の利用者6(潜在利用者61、搭乗予定者、既利用者63等)が、例えば自動車3への相乗りを申し込む際に入力した属性情報を記憶する。属性情報は、例えば、利用者の性別、年齢、相乗り相手に希望する条件(例えば、同乗の有無、喫煙・飲酒の有無等)に関する情報のうち少なくとも1つの情報を含む。また、記憶部22は、利用者6が携帯する携帯端末4の識別情報及び連絡先の情報(例えば、電話番号、メールアドレス、IPアドレス等)を、携帯端末4を携帯する利用者6の属性情報と対応付けて記憶する。また、記憶部22には、相乗り支援システム1によって運行が管理される複数の自動車3の連絡先の情報(例えば、自動車3が備える通信部31を特定するためのIPアドレス等の情報)が登録されている。また、記憶部22は、後述する第1取得部201が自動車3から取得した第1情報、後述する第2取得部202が取得した第2情報、後述する配車処理部205が出力した複数の自動車3への運転指示情報、相乗りのサービスを提供する地域の地図情報等を記憶する。
処理部20は、例えば、プロセッサおよびメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。つまり、処理部20は、プロセッサおよびメモリを有するコンピュータシステムで実現されている。そして、プロセッサが所定のプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが処理部20として機能する。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
本実施形態の処理部20は上記した通知部204の機能を備える。また、処理部20は、第1取得部201、第2取得部202、検索部203、及び配車処理部205の機能を更に備えている。尚、処理部20が、第1取得部201、第2取得部202、検索部203、及び配車処理部205の少なくとも1つの機能を備えることは必須ではなく、適宜省略が可能である。
第1取得部201は、通信部21を介して自動車3から、自動車3の状態に関する第1情報を取得する。第1取得部201は、例えば、自動車3の現在位置の情報、速度情報、目的地の情報、自動車3に既に乗っている既利用者63の人数に関する利用人数情報のうち少なくとも1つの情報を第1情報として自動車3から取得する。利用人数情報は、自動車3を利用している利用人数に関する情報であり、利用人数は、自動車3に既に乗っている利用者6(既利用者63)の数と、自動車3の利用を予約している利用者(搭乗予定者)の数の合計である。また、第1取得部201は、記憶部22から第1情報として、自動車3の予定経路に関する予定経路情報を含む運転指示情報と、自動車3に既に乗っている既利用者61の属性情報を取得する。既利用者61の属性情報は、既利用者61の性別、年齢、既利用者61が潜在利用者と以前に同乗した同乗回数、既利用者の行動履歴等のうち少なくとも1つの情報を含む。ここで、既利用者の行動履歴は、例えば、既利用者が以前に自動車3を利用したときの移動経路及び時間帯等の情報である。第1取得部201は、例えば、自動車3に既に乗っている既利用者の識別情報をもとに、記憶部22から既利用者の属性情報を取得する。自動車3に乗っている既利用者が複数いる場合、第1取得部201は、自動車3に乗っている複数の既利用者のそれぞれについて属性情報を取得する。
第2取得部202は、通信部21を介して利用者6(潜在利用者61等)が携帯する携帯端末4から、利用者6(潜在利用者61等)の行動状態に関する第2情報を取得する。第2情報は、利用者6の行動状態に関する情報を含む。第2情報は、利用者6の行動状態に関する情報として、例えば、利用者6の現在位置に関する位置情報と、利用者6の現在の動作に関する動作情報との少なくとも1つを含む。位置情報とは、利用者6の現在位置の座標、利用者6が現在いる場所又は建物の名称等の情報である。動作情報とは利用者6の現在の動作(移動中、停止中、職務中等)を表す情報である。動作情報は、利用者6の現在の移動速度、移動方向等の情報を含んでもよい。
第2取得部202は、位置情報と動作情報とに基づいて、利用者6のこれからの行動を予測した予測結果に関する行動予測情報を取得(推測)してもよい。行動予測情報は、利用者6の現在までの一定期間における位置、移動速度等に基づいて、これからの行動を予測した予測結果に関する情報であり、例えば、利用者6の移動経路の情報、利用者6の目的地に関する目的地情報等の情報を含む。すなわち、第2情報は、利用者6の行動状態に関する情報として、例えば、利用者6の現在位置に関する位置情報と、利用者6の現在の動作に関する動作情報と、利用者6の行動予測情報との少なくとも1つを含んでいればよい。
また、第2取得部202は、携帯端末4の識別情報をもとに、当該携帯端末4を携帯する利用者6(潜在利用者61等)の属性情報を第2情報として、記憶部22から取得する。
また、第2取得部202は、携帯端末4から通信部21を介して、複数の推奨候補の優先順位を決めるための対象項目に関する設定情報を受け付ける。つまり、第2取得部202は、複数の推奨候補の優先順位を決めるための対象項目に関する設定情報を潜在利用者61から受け付ける受付部として機能する。
検索部203は、第1取得部201が取得した第1情報と、第2取得部202が取得した第2情報とに基づいて、利用者6が相乗り可能な複数の自動車3の中から、潜在利用者61の利用条件に合致する推奨候補を検索する検索処理を行う。
通知部204は、検索部203の検索結果を潜在利用者61に通知する。具体的には、通知部204は、検索部203の検索結果を、通信部21を介して潜在利用者61が携帯する携帯端末4に送信することで、潜在利用者61に通知する。また、通知部204は、潜在利用者61の利用条件に合致する相乗りの推奨候補が複数ある場合、複数の推奨候補を、複数の推奨候補の優先順位に基づいて、潜在利用者61に対して通知する。さらに言えば、通知部204は、推奨候補の数が所定数以上である場合、優先順位が高い方から所定数の推奨候補を、各推奨候補の優先順位に基づいて、潜在利用者61に通知する。ここで、所定数とは、例えば、同時に通知する推奨候補の数であり、本実施形態では所定数が例えば5つであるが、所定数は5つに限定されず、適宜変更が可能である。尚、通知部204は、検索部203の検索結果以外の通知内容を利用者6(潜在利用者61、搭乗予定者、既利用者63)に通知してもよい。
配車処理部205は、利用者6が携帯する携帯端末4から通信部21を介して受け付けた予約情報等に基づいて、1又は複数の利用者6を搭乗位置から降車位置まで運ぶ予定経路に関する予定経路情報を作成する。配車処理部205は、作成した予定経路情報を含む運転指示情報を通信部21を介して自動車3に送信する。
(2.2)動作
本実施形態の相乗り支援システム1の動作について説明する。以下では、相乗り支援システム1が潜在利用者61に対して利用可能な自動車3を提案するプッシュ通知処理について、図2〜図4Dを参照して説明する。
ここでは、図2に示すように、管理サーバ2に登録している潜在利用者61が、帰宅時に勤め先の建物100を出て最寄り駅200に向かって歩いている場合に、管理サーバ2が潜在利用者61に対して行うプッシュ通知処理について説明する。図2の例では、潜在利用者61の周辺の道路300を相乗りが可能な複数の自動車3(3A〜3F)が走行している。
図3は、相乗り支援システム1が行うプッシュ通知処理のフローチャートである。
管理サーバ2の第1取得部201は、通信部21を介して、管理対象の複数の自動車3と定期的(例えば数分ごと)に通信を行い、複数の自動車3から第1情報を取得する(S1)。第1情報は、自動車3の状態に関する情報であり、自動車3の現在の位置、速度、移動方向、目的地、予定経路、利用人数等の情報を含む。また、ステップS1において第1取得部201は、記憶部22から第1情報として、管理サーバ2が自動車3に出力した運転指示情報を取得する。
管理サーバ2の第2取得部202は、通信部21を介して、自動車3を現在利用していない潜在利用者61の携帯端末4と定期的(例えば数分ごと)に通信を行い、潜在利用者61の携帯端末4から第2情報を取得する(S2)。第2情報は、潜在利用者61の行動状態に関する情報である。第2情報は、潜在利用者61の現在の位置情報、潜在利用者61の動作に関する動作情報、潜在利用者61が移動中の場合は移動状況に関する情報、等の情報を含む。また、ステップS2において第2取得部202は、記憶部22から第2情報として、潜在利用者61の属性情報を取得する。
処理部20は、第1情報及び第2情報を取得すると、プッシュ通知を行うか否かの要否判断を行う(S3)。例えば、処理部20は、所定の開始条件が成立しているか否かを判断することで、プッシュ通知の要否を判断する。処理部20は、所定の開始条件が成立している場合、プッシュ通知を行うと判断し(S3:要)、ステップS4以降の処理を行う。処理部20は、開始条件が成立していない場合、プッシュ通知を行わないと判断し(S3:否)、ステップS1の処理に戻る。
ここにおいて、開始条件は、例えば、潜在利用者61(換言すれば、潜在利用者61が携帯する携帯端末4)の現在位置に基づく条件であり、検索部203は、潜在利用者61の現在位置に基づく開始条件が成立すると、検索処理を開始する。開始条件は、潜在利用者61ごとに設定されている。例えば、開始条件は、潜在利用者61が一定時間以上滞在した所定の滞在場所(例えば、会社、学校、店舗等)の外に出て、潜在利用者61の移動速度が所定速度以上になるという条件である。開始条件は、潜在利用者61が一定時間以上滞在した所定の滞在場所の外に出て、滞在場所からの移動距離が所定距離以上になるという条件でもよい。また、開始条件は、潜在利用者61が一定時間以上滞在した所定の滞在場所の外に出て、潜在利用者61が所定期間に所定回数以上の頻度(例えば1週間に数回以上の頻度)で訪れる場所に向かって移動しているという条件でもよい。図2の例では、処理部20が、潜在利用者61が携帯する携帯端末4の現在位置の情報等に基づいて、潜在利用者61が最寄り駅200に向かって移動していると判断すると、開始条件が成立したと判断してプッシュ通知を行うと判断する。また、開始条件は、潜在利用者61が所定の位置から移動したという条件だけでもよく、例えば勤め先の建物100の外に出たという条件でもよい。このように、検索部203は、潜在利用者61の現在位置に基づく開始条件が成立すると検索処理を開始するので、潜在利用者61が移動体3を利用する可能性が高いタイミングで検索処理を行って、潜在利用者61に推奨候補を通知することができる。
ステップS3において処理部20がプッシュ通知を行うと判断した場合、検索部203は、複数の自動車3から潜在利用者61に利用を推奨する推奨候補を検索する処理を行う(S4)。検索部203は、第1取得部201が取得した第1情報と、第2取得部202が取得した第2情報とに基づいて検索処理を行う。本実施形態では、第1情報が、例えば、第1取得部201が取得した複数の自動車3の予定経路に関する予定経路情報を含む。また、第2情報は、潜在利用者61の現在位置に関する位置情報を含む。更に言えば、第2情報は、潜在利用者61の現在位置に関する位置情報等から推測された、潜在利用者61の行動予測情報(例えば、潜在利用者61の移動経路に関する移動経路情報)を含む。
このように、本実施形態の検索部203は、第1取得部201が取得した自動車3の予定経路情報と、第2取得部202が取得した潜在利用者61の行動予測情報とに基づいて、複数の自動車3から推奨候補を検索する検索処理を行う。ここで、行動予測情報は、例えば潜在利用者61が現在位置P1(図2参照)から目的地(図2の例では駅200)に移動するまでの移動経路R10に関する情報である。検索部203は、潜在利用者61の移動経路R10と自動車3の予定経路とが近接し、潜在利用者61の目的地(図2の例では駅200)の方面に移動する予定の自動車3を推奨候補として検索する。
ここにおいて、「移動経路R10と予定経路が近接」するとは、移動経路R10の一部を自動車3が通過する場合と、移動経路R10から一定の距離内の道路を自動車3が通過する場合とを含む。後者の場合、潜在利用者61を搭乗させる搭乗位置を通るように、自動車3の予定経路R10を変更してもよいが、予定経路R10の変更によって、自動車3に既に乗っている利用者6(既利用者63)が目的地に到着するまでの時間が長くなる場合もある。そのため、検索部203は、移動経路R10の変更による到着時間の遅れが所定の許容時間(例えば5分程度)以下となる範囲で推奨候補を検索するのが好ましい。
検索部203が検索処理を行った結果、推奨候補を1台も検索できなかった場合(S5:No)、処理部20はプッシュ通知を行わず、処理を終了する。
検索部203が検索処理を行った結果、推奨候補を1台以上検索できた場合(S5:Yes)、検索部203は、推奨候補が所定数以上あるか否かを判断する(S6)。所定数とは、例えば、通知部204が1回の通知で通知する推奨候補の最大数であり、本実施形態では5つである。
ステップS6において推奨候補の数が所定数以下であれば(S6:Yes)、通知部204は、検索部203で検索された全ての推奨候補の情報を、通信部21を介して潜在利用者61の携帯端末4に出力する通知処理を行う(S7)。通知部204は、複数の推奨候補に関する情報を通知する通知メッセージを作成し、この通知メッセージを通信部21から潜在利用者61の携帯端末4に送信する。
潜在利用者61が携帯する携帯端末4の通信部41が管理サーバ2からの通知メッセージを受信すると、処理部40は、通知メッセージに基づいて、複数の推奨候補に関する情報を表示する表示画面G1(図4A参照)を表示部43に表示させる。処理部40は、管理サーバ2からの通知メッセージに基づいて、複数の推奨候補に関する情報をスピーカから音声などで通知してもよい。
図4Aの表示画面G1では、表示部43に、3つの推奨候補(自動車3D,3C,3E)に関する情報が、表示画面G1の長手方向(上下方向)に並べて表示されている。表示画面G1に表示される各推奨候補の情報について自動車3Dを例に説明する。尚、図4A〜図4Dにおいて領域などを示す線及び符号は実際には表示されない。
図4Aの表示画面G1において、自動車3Dに関する情報を表示する領域B1は、自動車3Dの名称などを表示する第1領域B11と、自動車3Dに相乗りする場合の利用条件を表示する第2領域B12とを含む。第2領域B12には、利用条件として、自動車3に搭乗する搭乗位置、搭乗予定時刻、目的地(駅200)への到着予定時刻、利用料金、同乗者等の情報が表示される。利用料金は、搭乗位置P2から目的地までの距離、自動車3に搭乗する時間帯、相乗りの人数、等に応じて設定される。同乗者の情報には、同乗者(自動車3に既に乗っている既利用者63、自動車3への搭乗を予約している搭乗予定者等)の人数、及び、各々の同乗者の属性情報(性別、年齢、相乗り相手に希望する条件)等が含まれる。また、通知メッセージには、推奨候補の自動車3の車種、自動車3の属性(禁煙車か否か等の情報)、相乗りの人数、等の情報が含まれてもよい。
尚、通知部204は、複数の推奨候補に関する情報と複数の推奨候補の優先順位に関する情報とを含む通知メッセージを作成して、この通知メッセージを通信部21から潜在利用者61の携帯端末4に送信してもよい。その場合、表示画面G1では、複数の推奨候補に関する情報が、優先順位が高い推奨候補ほど表示画面G1の上側に表示されるので、表示画面G1を見た潜在利用者61は、潜在利用者61の属性等により合致した推奨候補がどれであるかを容易に把握できる。複数の推奨候補のそれぞれに優先順位を設定する方法については後述する。
一方、ステップS6において推奨候補が所定数を超えていれば(S6:No)、通知部204は、検索部203で検索された複数の推奨候補のそれぞれに優先順位を付ける処理を行う(S8)。
ここで、通知部204は、複数の推奨候補のそれぞれを利用中の既利用者63の属性と、潜在利用者61の属性とに基づいて、複数の推奨候補のそれぞれに優先順位を付けることによって優先順位を決定する処理を行う。また、本実施形態では、受付部としての第2取得部202が、潜在利用者61が携帯する携帯端末4から、複数の推奨候補の優先順位を決めるための対象項目に関する設定情報を受け付けている。例えば、第2取得部202が、性別と同乗の有無とを対象項目とするような設定情報を受け付けている場合、通知部204は、性別に関する第1の判定条件と、同乗の有無に関する第2の判定条件とに基づいて、複数の推奨候補のそれぞれに優先順位を設定する。尚、受付部である第2取得部202が潜在利用者61から設定情報を受け付けていない場合、通知部204は、予め設定された対象項目を用いて、複数の推奨候補のそれぞれに優先順位を設定する。また、本実施形態では、通知部204は、目的地に到着するまでの時間に関する第3の判定条件を更に考慮して、複数の推奨候補のそれぞれに優先順位を設定する。ここで、第1の判定条件は、潜在利用者61と同性の既利用者63が乗っている推奨候補の自動車3の方が、潜在利用者61と異性の既利用者63が乗っている推奨候補の自動車3よりも優先順位が高いという条件である。第2の判定条件は、推奨候補の自動車3に乗っている既利用者63と潜在利用者61との同乗回数が多いほど優先順位が高くなるという条件である。第3の判定条件は、潜在利用者61が自動車3に相乗りしてから降車位置に到着するまでの所要時間が短いほど、優先順位が高くなるという条件である。図2の例では、推奨候補として6台の移動体3A〜3Fが検索されており、6台の移動体3A〜3Fの優先順位は、上述した第1〜第3の判定条件に基づいて表1のように決定されている。
Figure 2019175393
尚、優先順位を決定するための判定条件は、上記した第1〜第3の判定条件に限定されず、適宜変更が可能である。通知部204は、複数の推奨候補のそれぞれを利用中の既利用者63の属性(例えば、性別、年齢、行動履歴等)と、潜在利用者61の属性との類似度が高いほど、優先順位が高くなるように、各推奨候補の優先順位を決定してもよい。
また、本実施形態では、複数の推奨候補の優先順位を決めるための対象項目が、性別、同乗の有無、降車位置に到着するまでの所要時間の3つであったが、複数の推奨候補の優先順位を決めるための対象項目は1つでも複数でもよい。また、複数の推奨候補の優先順位を決めるための対象項目は、性別、同乗の有無、降車位置に到着するまでの所要時間以外の項目でもよく、例えば、既利用者63の年齢、自動車3の利用料金等でもよく、適宜変更が可能である。また、優先順位を決めるための複数の対象項目に重み付けをしてもよく、潜在利用者61が重視する対象項目ほど重みが重くするように複数の対象項目に重み付けがされてもよい。
また、本実施形態では、受付部である第2取得部202が、携帯端末4から通信部21を介して対象項目の情報を取得しているが、複数の推奨候補の優先順位を決めるための対象項目が機械学習によって決定されてもよい。例えば、管理サーバ1の記憶部22には、潜在利用者61が携帯する携帯端末4に複数の推奨候補を通知した後に、潜在利用者61によってどの推奨候補が選択されたのかを示すデータが蓄積されている。したがって、処理部20が、記憶部22に蓄積されたデータを用いて機械学習を行うことで、潜在利用者61が推奨候補を選択する場合に重視している対象項目を判断できる。そして、通知部204は、複数の推奨候補のそれぞれについて、機械学習によって決定された対象項目のデータをもとに、各推奨候補の優先順位を決定してもよい。これにより、潜在利用者61が重視する対象項目を考慮して複数の推奨候補の優先順位が決定されるので、潜在利用者61は、複数の推奨候補の中から自身の要望に合致した推奨候補を選択しやすくなり、利便性が向上する。
ステップS8において複数の推奨候補(自動車3A〜3F)に優先順位がそれぞれ設定されると、通知部204は、優先順位の1番から所定数(例えば5つ)の自動車3の情報を、通信部21を介して潜在利用者61の携帯端末4に出力する通知処理を行う(S9)。図2及び表1の例では優先順位が1番から5番までの自動車は自動車3D,3C,3E,3A,3Bであり、通知部204は自動車3D,3C,3E,3A,3Bに関する情報を通知する通知メッセージを作成する。そして、通知部204は、作成した通知メッセージを通信部21から潜在利用者61の携帯端末4に送信する。
潜在利用者61が携帯する携帯端末4の通信部41が管理サーバ2からの通知メッセージを受信すると、処理部40は、通知メッセージに基づいて、優先順位が1番から5番までの自動車3D,3C,3E,3A,3Bに関する情報を表示する表示画面G2(図4B参照)を表示部43に表示させる。図4Bの表示画面G2では、表示部43に、優先順位が1番から5番までの5つの推奨候補(自動車3D,3C,3E、3A,3B)に関する情報が、表示画面G2の長手方向(上下方向)に並べて表示されている。表示画面G2では、優先順位が高いほど画面の上側に表示されるように、5つの推奨候補に関する情報が並べて表示されている。
表示画面G2に表示される各推奨候補の情報について、優先順位が1番の自動車3Dを例に説明する。自動車3Dに関する情報を表示する領域B2は、自動車3Dの優先順位及び名称などを表示する第1領域B21と、自動車3Dに相乗りする場合の利用条件を表示する第2領域B22とを含む。第2領域B22には、利用条件として、自動車3に搭乗する搭乗位置、搭乗予定時刻、目的地(駅200)への到着予定時刻、利用料金、同乗者等の情報が表示される。また、通知メッセージには、推奨候補の自動車3の車種、自動車3の属性(禁煙車か否か等の情報)、相乗りの人数、等の情報が含まれてもよい。尚、処理部40は、管理サーバ2からの通知メッセージに基づいて、通知メッセージに含まれる5つの推奨候補に関する情報をスピーカから音声などで通知してもよい。
このように、通知部204は、複数の推奨候補の自動車3A〜3Fのうち2以上(例えば5つ)の推奨候補(自動車3D,3C,3E、3A,3B)を優先順位を付けて、潜在利用者61に対して通知している。複数の推奨候補には優先順位が付けられているので、通知部204からの通知を受けた潜在利用者61は、複数の推奨候補に付けられた優先順位をもとに、どの推奨候補を選択するかの判断がしやすくなる、という利点がある。
尚、通知部204がステップS9の通知処理を行った後も、通知部204が、第1取得部201が取得した第1情報と、第2取得部202が取得した第2情報とに基づいて、推奨候補のそれぞれに付けた優先順位を更新してもよい。そして、推奨候補の優先順位に変化があった場合、通知部204は、変化後の推奨候補を通知する通知メッセージを作成し、この通知メッセージを通信部21から潜在利用者61の携帯端末4に送信してもよい。図4Cは、複数の推奨候補の優先順位に変化があった場合に、携帯端末4の表示部43に表示された表示画面G3の一例を示しており、潜在利用者61は、表示画面G3の表示内容をもとに最適な推奨候補を選択できる。尚、図4Cの表示画面G3では、図4Bの表示画面G2に比べて、優先順位が3番から5番までの推奨候補が変化している。
ステップS7又はS9の通知処理が行われた後に、その通知内容に接した潜在利用者61が、複数の推奨候補のいずれかを利用しようと考えた場合、操作部44を用いて複数の推奨候補のいずれかを選択して、相乗りを予約する操作を行う。このとき、携帯端末4の処理部40は、操作部44の操作に応じて選択された自動車(例えば優先順位が1番の自動車3D)への搭乗を予約する予約情報を、通信部41から通信網5を介して管理サーバ2へ送信させる。管理サーバ2の処理部20は、通信部21を介して潜在利用者61の携帯端末4に通知メッセージを送信した後に、この携帯端末4から通信部21を介して予約情報を受信すると、潜在利用者61が選択した自動車3Dへの搭乗予約を受け付ける。管理サーバ2の処理部20は、潜在利用者61による相乗り利用の予約を確定し(S10)、自動車3Dを配車する処理を行う。
管理サーバ2の配車処理部205は、搭乗予約を行った潜在利用者61(搭乗予定者)を搭乗位置(例えば図2の位置P2)から目的地の駅200まで搭乗させるための運転指示情報を作成し、通信部21を介して選択された推奨候補の自動車3へ送信させる。ここにおいて、運転指示情報には、搭乗予定者の搭乗位置P2と搭乗予定時刻、搭乗予定者が降車する降車位置(駅200)と降車予定時刻(駅200への到着時刻)の情報等が含まれていればよい。選択された推奨候補の自動車3Dの処理部30は、管理サーバ2から受信した運転指示情報に従って運転制御部34を制御して、自動車3Dを搭乗位置P2まで移動させる。自動車3の処理部30は、搭乗位置P2で停車して携帯端末4を携帯する搭乗予定者を乗せると、自動車3を次の目的地(搭乗予定者の降車位置、自動車3に既に乗っていた利用者の降車位置、又は他の利用者を乗せる搭乗位置)に向かって移動させる。その後、自動車3の処理部30は、搭乗予定者の降車位置(駅200)に到着すると、降車位置で停車して搭乗予定者を降車させ、次の目的地に向かって自動車3を移動させる。
これにより、元々は相乗りのサービスを利用する意思がなかった潜在利用者61が、相乗りサービスの自動車3を利用することができるので、効率的な輸送と、自動車3の稼働率の向上を図ることができる。また、潜在利用者61が相乗り可能な自動車3を自ら探す手間が必要ないので、相乗り支援システム1の利便性の向上を図ることができる。相乗り支援システム1の通知部204は、複数の推奨候補を、複数の推奨候補の優先順位に基づいて、潜在利用者61に通知しているので、潜在利用者61は、推奨候補が複数ある場合でも、最適な推奨候補を判断しやすくなり、利便性が向上する。また、自動車3に既に乗っていた既利用者63には、潜在利用者61が同乗することで、自身が負担する利用料金が低下するという利点もある。
尚、推奨候補の自動車3は、既に自動車3に乗っている既利用者63に対して、潜在利用者61を乗せる同意をとってもよい。例えば、自動車3の処理部30は、自動車3の車内に設けられた液晶ディスプレイ等の表示装置に、潜在利用者61を同乗させてもよいか否かを尋ねる質問内容を表示させる。そして、自動車3の処理部30は、この質問内容に対して同意の回答がある場合、又は不同意の回答がない場合は、潜在利用者61の同乗に同意する旨の回答を管理サーバ2に送信し、潜在利用者61を同乗させる。
また、ステップS7又はS9で通知された通知内容を見た潜在利用者61が、推奨候補の自動車3を利用しない場合、潜在利用者61は特に操作を行う必要はない。管理サーバ2の処理部20は、通信部21を介して携帯端末4に推奨候補の利用を推奨する通知メッセージを送信した後に、この携帯端末4から予約情報を一定時間内に受信できなければ、推奨候補を利用する意思がないと判断して処理を終了する。
(3)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、相乗り支援システム1と同様の機能は、相乗り支援方法、コンピュータプログラム、又はプログラムを記録した非一時的な記録媒体等で具現化されてもよい。一態様に係る相乗り支援方法は、相乗りが可能な移動体(自動車3)への相乗りを支援する。この相乗り支援方法では、潜在利用者61の利用条件に合致する相乗りの推奨候補が複数ある場合に、複数の推奨候補を、複数の推奨候補の優先順位に基づいて、潜在利用者61に対して通知する。潜在利用者61とは、移動体(自動車3)を利用可能な複数の利用者6のうち、移動体(自動車3)を利用していない利用者である。
一態様に係る(コンピュータ)プログラムは、コンピュータシステムに、通知処理を実行させるためのプログラムである。通知処理では、潜在利用者61の利用条件に合致する相乗りの推奨候補が複数ある場合に、複数の推奨候補を、複数の推奨候補の優先順位に基づいて、潜在利用者61に対して通知する。潜在利用者61とは、移動体(自動車3)を利用可能な複数の利用者6のうち、移動体(自動車3)を利用していない利用者である。
以下、上記の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
本開示における相乗り支援システム1又は相乗り支援方法の実行主体は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における相乗り支援システム1又は相乗り支援方法の実行主体としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されていてもよいが、電気通信回線を通じて提供されてもよいし、コンピュータシステムで読み取り可能な非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムで読み取り可能な非一時的な記録媒体は、メモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等である。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1乃至複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、相乗り支援システム1は1つの管理サーバ2で実現されているが、相乗り支援システム1の通知部204等の機能が2つ以上のシステムに分散して設けられてもよい。また、相乗り支援システム1が備える複数の機能の各々が、複数のシステムに分散して設けられていてもよい。また、相乗り支援システム1の少なくとも一部の機能は、例えば、クラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されてもよい。
上記の実施形態において、管理サーバ2の処理部20は、管理サーバ2に登録された複数の利用者6を、複数の利用者グループにグループ分けしてもよい。例えば、管理サーバ2の処理部20は、管理サーバ2に登録された複数の利用者6を、利用者6の属性情報等に基づいて複数の利用者グループにグループ分けする。利用者6の属性情報とは、例えば利用者6の性別、年齢、他の利用者6との同乗の有無、行動履歴等であり、利用者6の属性情報は記憶部22に記憶されている。したがって、管理サーバ2の処理部20は、記憶部22に記憶された利用者6の属性情報に基づき、複数の利用者6のうち以前に同乗したことがある利用者6が同じ利用者グループに含まれるようにグループ分けを行うことができる。
そして、通知部204が、複数の推奨候補のそれぞれに優先順位を付ける場合に、推奨候補に乗っている既利用者63と潜在利用者61とが同じ利用者グループに属しているか否かで優先順位を決定してもよい。例えば、通知部204は、第1の推奨候補(自動車3)の優先順位を、第2の推奨候補(自動車3)の優先順位よりも高くする。ここで、第1の推奨候補とは、潜在利用者61と同じ利用者グループに属する利用者6(既利用者63又は搭乗予定者)との相乗りである推奨候補である。第2の推奨候補とは、潜在利用者61と同じ利用者グループに属していない利用者6(既利用者63又は搭乗予定者)との相乗りである推奨候補である。これにより、潜在利用者61が携帯する携帯端末4には、潜在利用者61と同乗したことがある利用者6が利用する推奨候補(自動車3)ほど優先順位が高くなるような通知メッセージが通知される。よって、潜在利用者61は優先順位が高い推奨候補を選択することで、以前に同乗したことがある利用者6が利用する自動車3を選択でき、快適な相乗りを実現できる。
また、上記の実施形態において、通知部204は、ステップS9の通知処理において、複数の推奨候補のうちの一部(例えば1つ)を潜在利用者61に対して通知してもよい。例えば、通知部204は、複数の推奨候補を、優先順位が高い順番に1つずつ潜在利用者61に対して通知する。先ず、通知部204は、優先順位が最も高い自動車3Dに関する情報を通知する通知メッセージを作成し、この通知メッセージを通信部21から潜在利用者61が携帯する携帯端末4に送信する。潜在利用者61が携帯する携帯端末4の処理部40が、通信部41を介して管理サーバ2からの通知メッセージを受信すると、通知メッセージに基づいて自動車3Dに関する情報を表示する表示画面G4(図4D参照)を表示部43に表示させる。
図4Dは、通知部204が、優先順位が高い順番に1つずつ推奨候補の情報を送信した場合に、携帯端末4の表示部43に表示される表示画面G4の一例である。表示画面G4には、推奨候補の情報を表示する2つの表示領域B41,B42と、予約操作のためのアイコンB43と、キャンセル操作のためのアイコンB44とが表示される。表示領域B41には、例えば、推奨候補の利用条件として、推奨候補(例えば自動車3D)の名称、搭乗位置、搭乗予定時刻、到着時刻、利用料金、同乗予定者等の情報が表示される。表示領域B42には、例えば、潜在利用者61の現在位置から搭乗位置までの移動経路などが地図等で表示される。
ここで、携帯端末4の表示画面G4を見た潜在利用者61が通知された推奨候補の自動車3Dを利用したい場合、潜在利用者61が例えば指で予約操作のアイコンB43に触れる操作を行うと、携帯端末4の処理部40に操作部44を介して操作信号が入力される。このとき、携帯端末4の処理部40は、操作部44を介して入力された操作信号に基づいて、自動車3Dへの搭乗を予約する予約情報を、通信部41を介して管理サーバ2に送信する。管理サーバ2の処理部20は、通信部21を介して潜在利用者61の携帯端末4に通知メッセージを送信した後に、この携帯端末4から通信部21を介して予約情報を受信すると、自動車3Dへの搭乗予約を受け付ける。管理サーバ2の処理部20は、自動車3Dへの搭乗予約を受け付けると、移動車3Dを配車する処理を行うが、この処理は上記の実施形態と同様であるので、その説明は省略する。
一方、携帯端末4の表示画面G4を見た潜在利用者61が通知された推奨候補の自動車3Dを利用しない場合、潜在利用者61は、例えば指でキャンセル操作のアイコンB44に触れる操作を行うか、何も操作を行わない。潜在利用者61がアイコンB44に触れる操作を行うと、携帯端末4の処理部40に操作部44を介して操作信号が入力され、処理部40は、この操作信号に基づいて自動車3Dへの搭乗を予約しない旨の通知情報を、通信部41を介して管理サーバ2に送信する。管理サーバ2の処理部20は、通信部21を介して潜在利用者61の携帯端末4から、自動車3Dへの搭乗を予約しない旨の通知情報を受信すると、潜在利用者61に自動車3Dを予約する意思がないと判断する。また、管理サーバ2の処理部20は、通信部21を介して潜在利用者61の携帯端末4に通知メッセージを送信させてから所定の待機時間が経過するまでの間に、携帯端末4から予約情報を受信できない場合、潜在利用者61に自動車3Dを予約する意思がないと判断する。潜在利用者61が自動車3Dの予約を行わない場合、通知部204は、自動車3Dの情報を通知してから所定の通知間隔が経過したタイミングで、自動車3Dの次に優先順位が高い推奨候補(例えば自動車3C)の情報を潜在利用者61に対して通知する。尚、通知部204が、自動車3Dの次に優先順位が高い推奨候補(例えば自動車3C)の情報を潜在利用者61に対して通知する処理は上述と同様であるので、その説明は省略する。通知部204は、潜在利用者61から予約情報を受信できるまで、優先順位が高い順番に推奨候補を1つずつ潜在利用者61に対して通知しているので、潜在利用者61は、相乗りが可能な自動車3を自ら探す手間を省くことができる。
このように、通知部204は、複数の推奨候補のうちの一部を潜在利用者61に対して通知した後に、複数の推奨候補のうち潜在利用者61に通知済みの推奨候補の利用申し込みが潜在利用者61から無い場合、別の推奨候補を潜在利用者61に対して通知する。別の推奨候補とは、複数の推奨候補のうち未通知の推奨候補である。通知部204は、潜在利用者61に対して複数の推奨候補を順番に通知しているので、複数の推奨候補を一度に通知する場合に比べて、1つの推奨候補に関する情報量が同じであれば、一度に潜在利用者61に通知する通知内容の情報量を削減できるという利点がある。
上記の実施形態では、移動体が自動車3であったが、移動体は自動車3に限定されず、例えば、鉄道車両、船舶、航空機等の自動車以外の乗り物でもよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様の相乗り支援システム(1)は、相乗りが可能な移動体(3)への相乗りを支援する。移動体(3)を利用可能な複数の利用者(6)が、移動体(3)を利用中の既利用者(63)と、移動体(3)を利用していない潜在利用者(61)とを含む。相乗り支援システム(1)は通知部(204)を備える。通知部(204)は、潜在利用者(61)の利用条件に合致する相乗りの推奨候補が複数ある場合に、複数の推奨候補を、複数の推奨候補の優先順位に基づいて、潜在利用者(61)に対して通知する。
この態様によれば、利便性の向上を図ることができる。
第2の態様の相乗り支援システム(1)では、第1の態様において、優先順位は、複数の推奨候補のそれぞれを利用中の既利用者(63)の属性と、潜在利用者(61)の属性とに基づいて決定される。
この態様によれば、潜在利用者(61)の属性と既利用者(63)との属性とを考慮して優先順位を決定できる。例えば、潜在利用者(61)の属性と既利用者(63)の属性との類似度合いが高いほど推奨候補の優先順位が高くなるように優先順位を決定すれば、優先順位が高い推奨候補を選択することで、属性が類似している既利用者(6)が利用中の推奨候補を選択できる。
第3の態様の相乗り支援システム(1)は、第1又は第2の態様において、複数の推奨候補の優先順位を決めるための対象項目に関する設定情報を潜在利用者(61)から受け付ける受付部(202)を、更に備える。
この態様によれば、潜在利用者(61)が、複数の推奨候補の優先順位を決めるための対象項目を設定できる。
第4の態様の相乗り支援システム(1)では、第1〜第3のいずれかの態様において、複数の推奨候補の優先順位を決めるための対象項目が機械学習によって決定される。
この態様によれば、潜在利用者(61)によって選択される可能性が高い推奨候補の優先順位を高めに設定できる。
第5の態様の相乗り支援システム(1)では、第1〜第4のいずれかの態様において、複数の利用者(6)が複数の利用者グループにグループ分けされている。潜在利用者(61)と同じ利用者グループに属する利用者(6)との相乗りである推奨候補の優先順位は、潜在利用者(61)と同じ利用者グループに属していない利用者(6)との相乗りである推奨候補の優先順位よりも高い。
この態様によれば、潜在利用者(61)は、潜在利用者(61)と同じ利用者グループに属する利用者(6)との相乗りである推奨候補を選択しやすくなる。
第6の態様の相乗り支援システム(1)では、第1〜第5のいずれかの態様において、通知部(204)は、潜在利用者(61)に対して、複数の推奨候補のうち2以上の推奨候補を優先順位をつけて通知する。
この態様によれば、通知部(204)は、2以上の推奨候補に優先順位を付けて通知するので、潜在利用者(61)は優先順位を目安にして複数の推奨候補から所望の推奨候補を選択できる。
第7の態様の相乗り支援システム(1)では、第1〜第6のいずれかの態様において、通知部(204)は、複数の推奨候補のうちの一部を潜在利用者(61)に対して通知する。通知部(204)は、一部の推奨候補を通知した後に複数の推奨候補のうち潜在利用者(61)に通知済みの推奨候補の利用申し込みが潜在利用者(61)から無い場合、複数の推奨候補のうち未通知の推奨候補を潜在利用者(61)に対して通知する。
この態様によれば、通知部(204)は、複数の推奨候補のうちの一部を潜在利用者(61)に対して通知するので、1つの推奨候補に関する情報量が同じであれば、一度に潜在利用者(61)に通知する通知内容の情報量を削減できる。
第8の態様の相乗り支援方法は、相乗りが可能な移動体(3)への相乗りを支援する方法である。相乗り支援方法は、潜在利用者(61)の利用条件に合致する相乗りの推奨候補が複数ある場合に、複数の推奨候補を、複数の推奨候補の優先順位に基づいて、潜在利用者(61)に対して通知する。潜在利用者(61)は、移動体(3)を利用可能な複数の利用者(6)のうち、移動体(3)を利用していない利用者(6)である。
この態様によれば、利便性の向上を図ることができる。
第9の態様のプログラムは、コンピュータシステムに、通知処理、を実行させるための、プログラムである。通知処理では、潜在利用者(61)の利用条件に合致する相乗りの推奨候補が複数ある場合に、複数の推奨候補を、複数の推奨候補の優先順位に基づいて、潜在利用者(61)に対して通知する。潜在利用者(61)は、相乗りが可能な移動体(3)を利用可能な複数の利用者(6)のうち、移動体(3)を利用していない利用者(6)である。
この態様によれば、利便性の向上を図ることができる。
第10の態様の移動体(3)は、第1〜第7のいずれかの態様の相乗り支援システム(1)と通信する通信部(31)と、通信部(31)を通じて相乗り支援システム(1)から受信した運転指示情報に基づく処理を行う処理部(30)と、を備える。
この態様によれば、利便性の向上を図ることが可能な相乗り支援システム(1)に用いられる移動体(3)を提供できる。
上記態様に限らず、上記の実施形態に係る相乗り支援システム(1)の種々の構成(変形例を含む)は、相乗り支援方法、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化可能である。
第2〜第7の態様に係る構成については、相乗り支援システム(1)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 相乗り支援システム
3,3A〜3F 移動体
6 利用者
30 処理部
31 通信部
61 潜在利用者
63 既利用者
202 第2取得部(受付部)
204 通知部

Claims (10)

  1. 相乗りが可能な移動体への相乗りを支援する相乗り支援システムであって、
    前記移動体を利用可能な複数の利用者が、前記移動体を利用中の既利用者と、前記移動体を利用していない潜在利用者とを含み、
    前記潜在利用者の利用条件に合致する相乗りの推奨候補が複数ある場合に、前記複数の推奨候補を、前記複数の推奨候補の優先順位に基づいて、前記潜在利用者に対して通知する通知部を、備える、
    相乗り支援システム。
  2. 前記優先順位は、前記複数の推奨候補のそれぞれを利用中の前記既利用者の属性と、前記潜在利用者の属性とに基づいて決定される、
    請求項1に記載の相乗り支援システム。
  3. 前記複数の推奨候補の前記優先順位を決めるための対象項目に関する設定情報を前記潜在利用者から受け付ける受付部を、更に備える、
    請求項1又は2に記載の相乗り支援システム。
  4. 前記複数の推奨候補の前記優先順位を決めるための対象項目が機械学習によって決定される、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の相乗り支援システム。
  5. 前記複数の利用者が複数の利用者グループにグループ分けされており、
    前記潜在利用者と同じ利用者グループに属する利用者との相乗りである推奨候補の優先順位は、前記潜在利用者と同じ利用者グループに属していない利用者との相乗りである推奨候補の優先順位よりも高い、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の相乗り支援システム。
  6. 前記通知部は、前記潜在利用者に対して、前記複数の推奨候補のうち2以上の推奨候補を前記優先順位をつけて通知する、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の相乗り支援システム。
  7. 前記通知部は、前記複数の推奨候補のうちの一部を前記潜在利用者に対して通知した後に、前記複数の推奨候補のうち前記潜在利用者に通知済みの推奨候補の利用申し込みが前記潜在利用者から無い場合、前記複数の推奨候補のうち未通知の推奨候補を前記潜在利用者に対して通知する、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の相乗り支援システム。
  8. 相乗りが可能な移動体への相乗りを支援する相乗り支援方法であって、
    前記移動体を利用可能な複数の利用者のうち、前記移動体を利用していない潜在利用者の利用条件に合致する相乗りの推奨候補が複数ある場合に、前記複数の推奨候補を、前記複数の推奨候補の優先順位に基づいて、前記潜在利用者に対して通知する、
    相乗り支援方法。
  9. コンピュータシステムに、
    相乗りが可能な移動体を利用可能な複数の利用者のうち、前記移動体を利用していない潜在利用者の利用条件に合致する相乗りの推奨候補が複数ある場合に、前記複数の推奨候補を、前記複数の推奨候補の優先順位に基づいて、前記潜在利用者に対して通知する通知処理、を実行させるための、
    プログラム。
  10. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の相乗り支援システムと通信する通信部と、
    前記通信部を通じて前記相乗り支援システムから受信した運転指示情報に基づく処理を行う処理部と、を備える、
    移動体。
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