JP2002041922A - 大規模商業施設関連情報管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大規模商業施設内およびその周辺の任意の場
所で、施設関連情報の入手および各種サービス利用の予
約を簡単に行うことができ、施設利用者の便宜に資すだ
けでなく、サービス提供者の情報管理業務も簡略化でき
る、大規模商業施設関連情報管理システムを提供する。 【解決手段】 本発明の大規模商業施設関連情報管理シ
ステムは、携帯移動端末、中央情報管理装置、および、
サービス提供者側端末を有する、大規模商業施設関連の
情報を管理するシステムであって、（１）施設利用者
が、前記携帯移動端末を用いて、施設内およびその周辺
における通信可能地域のどこからでも、サービス提供者
が提供する施設関連情報を入手できるとともに、サービ
ス利用の予約を行うことができ、（２）サービス提供者
が、前記サービス提供者側端末を用いて、サービス管理
を行うとともに、施設利用者からのサービス利用の予約
情報をリアルタイムで入手でき、（３）中央情報管理者
が、前記中央情報管理装置を用いて、前記携帯移動端末
およびサービス提供者側端末からの情報を管理すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、テーマパーク、遊
園地、アミューズメント施設、複合商業施設、ショッピ
ングモール等の大規模商業施設関連の情報を管理するシ
ステムに関する。さらに詳しくは、携帯移動端末を活用
することによる大規模商業施設関連情報管理システムに
関する。

【０００２】

【従来の技術】最近、国内外を問わず、多種多様の大規
模商業施設が建設されており、利用者の満足度を高める
べく、施設内のアトラクション、施設内およびその周辺
地域におけるレストラン、その他関連サービスの多様化
が図られている。かかる施設関連サービスの多様化によ
り、利用者が自らの目的にあったサービスを受けるため
には、当該施設関連情報を事前に入手しておくことが望
まれ、例えばガイドブック等の書籍やインターネットホ
ームページにより事前に自宅で情報収集をすることが従
来一般的であった。

【０００３】また、最近では、携帯電話等の携帯移動端
末による各種情報提供が行われるようになり、例えば、
大規模商業施設自体の紹介や、施設の開閉園時間、問い
合わせ先、混雑状況、おすすめ情報などの、簡易な情報
提供は、実現されるようになってきている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大規模
商業施設の充実により、幅広い層の多くの利用者が施設
を利用するようになったことによる施設の混雑、およ
び、膨大な施設関連情報の存在により、様々な問題が生
じている。例えば、施設内およびその周辺のレストラン
の利用の際には、昼食時や夕食時の時間帯においては特
に、長時間待たされることが多く、利用者の不満が大き
かった。また、一部のレストランにおいては予約により
利用者の便宜を図っているが、電話あるいは直接そのレ
ストランで口頭で予約を行うことが通常であり、レスト
ラン側の予約管理業務が煩雑化していた。

【０００５】さらに、多様化したレストランの中から、
実際に利用するレストランを選択する場合、複数の利用
候補のレストランについて、現在の混雑状況や、場所、
メニューなどの情報を、例えば施設内およびその周辺の
任意の場所で入手し、比較検討して選択することができ
れば、利用者にとって非常に便宜であるが、従来はこの
ような情報管理はなされていなかった。加えて、施設内
およびその周辺の任意の場所で、上記のようなレストラ
ン情報の入手、検討と同時に予約を簡単にすることがで
きれば、利用者にとってさらに便宜なものとなる。

【０００６】また、アトラクション、特に人気のあるア
トラクションの利用の際にも、レストランと同様、長時
間待たされることとなり、利用者の不満が大きかった。
従って、本発明の課題は、施設内およびその周辺の任意
の場所で、施設関連情報の入手および各種サービス利用
の予約を簡単に行うことができ、施設利用者の便宜に資
すだけでなく、サービス提供者の情報管理業務も簡略化
できる、大規模商業施設関連の総合的な情報管理システ
ムを提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決するべく鋭意検討を行った。その結果、施設内および
その周辺における通信可能地域のどこでも使用できる携
帯移動端末を活用し、情報管理と予約管理を総合的に行
う新規な管理システムを構築すれば、上記課題を全て解
決できることを見いだした。すなわち、本発明に係る大
規模商業施設関連情報管理システムは、携帯移動端末、
中央情報管理装置、および、サービス提供者側端末を有
する、大規模商業施設関連の情報を管理するシステムで
あって、（１）施設利用者が、前記携帯移動端末を用い
て、施設内およびその周辺における通信可能地域のどこ
からでも、サービス提供者が提供する施設関連情報を入
手できるとともに、サービス利用の予約を行うことがで
き、（２）サービス提供者が、前記サービス提供者側端
末を用いて、サービス管理を行うとともに、施設利用者
からのサービス利用の予約情報をリアルタイムで入手で
き、（３）中央情報管理者が、前記中央情報管理装置を
用いて、前記携帯移動端末およびサービス提供者側端末
からの情報を管理することを特徴とする。

【０００８】また、本発明に係る大規模商業施設関連情
報管理装置は、携帯移動端末、中央情報管理装置、およ
び、サービス提供者側端末を有する、大規模商業施設関
連の情報を管理する装置であって、（１）前記携帯移動
端末によって、サービス提供者が提供する施設関連情報
を入手できるとともに、サービス利用の予約を行うこと
ができ、（２）前記サービス提供者側端末によって、サ
ービス管理を行うとともに、施設利用者からのサービス
利用の予約情報をリアルタイムで入手でき、（３）前記
中央情報管理装置を用いて、前記携帯移動端末およびサ
ービス提供者側端末からの情報を管理することを特徴と
する。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。 （大規模商業施設関連情報管理システムの構成）本発明
において「大規模商業施設」とは、例えば、テーマパー
ク、遊園地、アミューズメント施設、複合商業施設、シ
ョッピングモールなどを意味するが、これらに特に限定
されない。本発明に係る大規模商業施設関連情報管理シ
ステムは、携帯移動端末、中央情報管理装置、および、
サービス提供者側端末を有する。

【００１０】また、本発明に係る大規模商業施設関連情
報管理装置は、携帯移動端末、中央情報管理装置、およ
び、サービス提供者側端末を有する。携帯移動端末と
は、無線通信により情報の授受を行うことが可能な小型
端末をいい、例えば、セルラー式携帯電話、簡易型携帯
電話（ＰＨＳ）や、モバイル情報端末、専用の小型端末
などが挙げられ、情報を表示する画面を有するものであ
る。これらのうち、セルラー式携帯電話、および／また
は、簡易型携帯電話（ＰＨＳ）を利用することが、シス
テム運用の簡便さの点で好ましいが、これら以外のもの
と組み合わせてもよい。かかる表示画面は、地図情報な
どの画像表示も可能なものが好ましい。また、使用国の
言語のみならず、他国の言語にも対応したものであって
もよい。さらに、これら以外の付加機能については、特
に限定されず、目的に応じて備えていてもよい。

【００１１】中央情報管理装置とは、前記携帯移動端末
および後述のサービス提供者側端末からの情報を管理す
る装置である。具体的には、例えば、サーバー機能を有
するコンピューターなどが挙げられる。また、後述のよ
うに、中央情報管理装置を用いて、施設利用者および／
またはサービス提供者に対して施設関連情報を提供する
こともできる。サービス提供者側端末とは、大規模商業
施設内およびその周辺におけるサービス提供者、例え
ば、レストランやアトラクションに設置される情報処理
端末をいい、サービス提供者が、サービス管理、施設利
用者からのサービス利用の予約情報の入手をリアルタイ
ムに行うために用いる端末である。具体的には、コンピ
ューターを活用したものが挙げられるが、サービス提供
者個人が携帯できるような携帯型のものであってもよ
い。

【００１２】本発明に係る大規模商業施設関連情報管理
システム、および、大規模商業施設関連情報管理装置
は、携帯移動端末、中央情報管理装置、および、サービ
ス提供者側端末を有するものであるが、特に、移動通信
回線、および／または、インターネット回線を利用する
ものが好ましい。より具体的には、携帯移動端末と中央
情報管理装置の間においては移動通信回線を利用し、サ
ービス提供者側端末と中央情報管理装置の間においては
インターネット回線を利用する形態が挙げられるが、こ
れに限定されない。本発明に係る大規模商業施設関連情
報管理システム、および、大規模商業施設関連情報管理
装置の構成の一例を図１に示す。ただし、本発明はこの
形態に何ら限定されるものではない。

【００１３】（大規模商業施設関連情報管理システムの
機能）本発明に係る大規模商業施設関連情報管理システ
ムは、上述のように、携帯移動端末、中央情報管理装
置、および、サービス提供者側端末を有するシステムで
あって、さらに、以下の（１）〜（３）の特徴を有す
る。 （１）施設利用者が、前記携帯移動端末を用いて、施設
内およびその周辺における通信可能地域のどこからで
も、サービス提供者が提供する施設関連情報を入手でき
るとともに、サービス利用の予約を行うことができる。 （２）サービス提供者が、前記サービス提供者側端末を
用いて、サービス管理を行うとともに、施設利用者から
のサービス利用の予約情報をリアルタイムで入手でき
る。

【００１４】（３）中央情報管理者が、前記中央情報管
理装置を用いて、前記携帯移動端末およびサービス提供
者側端末からの情報を管理する。以下、これらの特徴に
ついて詳細に説明する。本発明において、施設利用者は
携帯移動端末を使用するが、かかる端末は、施設利用者
がすでに日常使用している携帯電話等を用いることもで
きるし、大規模商業施設側が提供する端末（レンタル
等）を用いることもできる。本発明において、施設利用
者は、携帯移動端末を施設内およびその周辺における通
信可能地域のどこにおいても使用可能である。ここで、
施設の周辺とは、例えば、当該大規模商業施設の最寄り
駅の周辺や、最寄り駅から施設までの導入路周辺など、
施設と何らかの関係がある場所を意味する。

【００１５】本発明において、施設利用者は、携帯移動
端末を用いて、サービス提供者が提供する施設関連情報
を入手できる。サービス提供者が提供する施設関連情報
としては、具体的には例えば、レストラン情報、アトラ
クション情報、ギフトショップ情報、地図情報、便利サ
ービス情報、イベント情報、交通情報などが挙げられ
る。レストラン情報としては、レストラン名称、種類、
推定待ち時間等の混雑状況、主なメニュー、営業時間、
場所などが挙げられるが、これらに限定されない。ま
た、施設内のレストラン情報のみならず、施設周辺、例
えば、最寄り駅周辺のレストラン情報も含んでよい。

【００１６】アトラクション情報としては、アトラクシ
ョン名称、種類、内容紹介、推定待ち時間等の混雑状
況、営業時間、場所などが挙げられるが、これらに限定
されない。ギフトショップ情報としては、ギフトショッ
プの紹介、場所、営業時間、主な商品と価格などが挙げ
られるが、これらに限定されない。地図情報としては、
現在位置情報、レストランやアトラクション、イベン
ト、ギフトショップ等の場所表示などが挙げられるが、
これらに限定されない。また、地図情報は、前記レスト
ラン情報やアトラクション情報、イベント情報、ギフト
ショップ情報にリンクしていてもよい。例えば、地図上
に表示されたレストランを指定（クリックなど）するこ
とにより、レストラン情報の表示へと移動できる形態が
挙げられる。

【００１７】なお、地図情報の提供、入手をより便利な
ものとするために、本発明で用いる携帯移動端末は、Ｇ
ＰＳ等を利用するナビゲーション機能を有するものであ
ってもよい。便利サービス情報としては、例えば、入園
チケットの予約情報や、オフィシャルホテルの予約情報
などが挙げられるが、これらに限定されない。イベント
情報としては、施設内またはその周辺においてアトラク
ションとは別に催されるショー、パレード等の紹介、時
間、場所などが挙げられるが、これらに限定されない。

【００１８】交通情報としては、施設周辺の道路情報、
駐車場情報、最寄り駅の時刻表情報などが挙げられる
が、これらに限定されない。なお、上記の各種施設関連
情報は、文字情報のみならず、画像情報を含むものであ
ってもよい。本発明においてはさらに、スポンサー料取
得のため、携帯移動端末の画面にＣＭを流したり、携帯
移動端末をレンタルする場合には企業側ロゴ・マーク等
を表示するなどしてもよい。本発明において、施設利用
者は、携帯移動端末を用いて、サービス提供者が提供す
るサービス利用の予約を行うことができる。サービス利
用の予約としては、レストラン予約、アトラクション予
約、商品購入予約、便利サービス予約などが挙げられ
る。

【００１９】本発明においては、好ましくは、施設利用
者が、携帯移動端末の有する画面の表示に従う入力操作
により、サービス利用の予約を行う。すなわち、施設利
用者は、施設内およびその周辺における通信可能地域の
どこにおいても、上述の施設関連情報を確認した後、す
ぐに、同一画面あるいはごく少数回数の画面切替え後の
画面上で、予約指示が入力により行うことができる。こ
の予約情報は瞬時に、後述するようにサービス提供者側
端末で把握、管理されるので、サービス提供者側の予約
管理が非常に簡略化される。特に、従来は電話あるいは
直接出向いて口頭で予約を行うことが通常であったこと
と比べると、予約管理を非常に効率よく行うことが可能
となる。

【００２０】施設利用者からサービス利用の予約指示が
なされると、サービス提供者側端末および／または中央
情報管理装置における情報処理の後、すぐに予約結果が
携帯移動端末の画面に表示される。レストラン予約とし
ては、予約する人数、希望予約時間など、従来のレスト
ラン予約の際に通常伝えられていた項目が挙げられる。
アトラクション予約としては、レストラン予約と同様、
予約する人数、希望予約時間などが挙げられる。予約対
象となるアトラクションとしては、例えば、ｒｉｄｅ
系、ｓｈｏｗ系のアトラクションが挙げられる。

【００２１】商品購入予約は、例えば、施設利用者が事
前にギフトショップ情報等を利用して、購入したい商品
（特に、土産物）を決めている場合に、携帯移動端末か
らその購入予約を行うものである。この予約をしておく
ことにより、施設利用者は、かさばる土産物を持つこと
なく、アトラクション等の施設を楽しむことができる。
この場合、例えば、予約した商品を、施設退場時に所定
の受取場所において受け取る形態を採用することは、好
ましい形態の一つである。便利サービス予約としては、
例えば、入園チケットの予約や、オフィシャルホテルの
予約などが挙げられるが、これらに限定されない。

【００２２】本発明においては、サービス提供者は、サ
ービス提供者側端末を用いて、サービス管理を行うとと
もに、施設利用者からのサービス利用の予約情報をリア
ルタイムで入手できることを特徴とする。サービス提供
者がサービス提供者側端末を用いて行うサービス管理と
しては、例えば、施設利用者に提供する情報の入力（新
規入力、更新、変更など）が挙げられる。本発明におい
ては、サービス提供者は、施設利用者からのサービス利
用の予約情報をリアルタイムで入手できる点が重要であ
る。従来は電話あるいは直接出向いて口頭で予約を行う
ことが通常であったが、この従来の方法では、予約を受
けたサービス提供者側の予約管理が非常に煩雑であり、
統一的で簡略化された管理システムが望まれていた。本
発明においては、施設利用者が形態移動端末から入力し
た予約情報を、リアルタイムにサービス提供者側端末で
把握でき、しかも、本発明の管理システムによって予約
の変更、取消等をコンピューター管理するので、サービ
ス提供者側の予約管理負担が低減され、円滑なサービス
提供が可能となる。

【００２３】さらに、本発明における予約管理の好まし
い形態は、予約時間をベースに管理するのではなく、予
約の受け付けた順番をベースに管理する（予約時間は利
用者にとっての目安に過ぎない）形態である。実際のシ
ステム運用の際には、予約時間は早まったり、遅れたり
することが通常であり、予約時間をベースに管理すると
予約時間と実際の順番との間にズレが生じ、円滑な運用
の妨げとなる場合が多い。これに対し、予約の受け付け
た順番をベースに管理すれば、このような時間的ズレに
よる支障は少なく、より円滑なシステム運用が可能とな
る。また、本発明においては、サービス提供者側におけ
る予約管理と連動させ、予約の順番が近づいてくると施
設利用者の携帯移動端末にコールする機能を有していて
もよい。コールの方法としては、着信音を鳴らす方法、
メール機能を利用してメッセージを流す方法、それらを
併用した方法などが挙げられるが、特に限定されない。

【００２４】本発明においては、中央情報管理者が、中
央情報管理装置を用いて、携帯移動端末およびサービス
提供者側端末からの情報を管理することを特徴とする。
中央情報管理装置は、複数の携帯移動端末および複数の
サービス提供者側端末と接続可能となっており、好まし
い形態としては、携帯移動端末と中央情報管理装置の間
においては移動通信回線を利用し、サービス提供者側端
末と中央情報管理装置の間においてはインターネット回
線を利用する形態が挙げられる。また、必要に応じ、中
央情報管理者は、中央情報管理装置を用い、施設利用者
および／またはサービス提供者に対して施設関連情報を
提供することもできる。すなわち、中央情報管理者は、
中央情報管理装置によって施設関連情報をリアルタイム
で入手し管理しており、リアルタイムで施設の稼働状況
を把握できるという特徴を有しているため、その都度の
有用な情報を施設利用者および／またはサービス提供者
に対して提供することができ、その提供によって円滑な
施設運営が可能となり、施設関係者にとっても非常に便
宜なものとなる。

【００２５】なお、上述のように、中央情報管理者が、
中央情報管理装置を用いて施設関連情報を提供してもよ
いが、別の形態として、中央情報管理者と独立した別の
情報管理者が当該情報提供を行ってもよい。例えば、複
数のアトラクションのサービス提供者からの情報を統括
して管理する情報管理者（情報管理装置）を置き、各ア
トラクション利用状況の情報から、その都度の空いてい
るアトラクションを施設利用者に知らせることも可能と
なり、これにより混雑の極在化を回避することができ
る。 （大規模商業施設関連情報管理システムの具体例）以
下、本発明に係る大規模商業施設関連情報管理システム
を実際に使用する際の具体的形態について例示する。以
下に説明する形態は本発明の使用の一例であり、この形
態に何ら限定されるものではない。

【００２６】図２は、大規模商業施設関係情報の入手お
よびサービス利用の予約のための、携帯移動端末の画面
に表示される初期画面である。この画面上において、施
設利用者は所望の情報にアクセスすることができる。図
３は、図２においてアトラクション情報を選択した場合
の画面表示の流れを表したものである。画面１１におい
て表示された複数のアトラクションの中から所望のアト
ラクションを選択すると、画面１２に示すように、選択
したアトラクションの混雑状況（待ち人数、推定待ち時
間）が表示される。施設利用者は、予約をする場合は、
画面１２上で予約人数を入力し、予約確定の指示を行
う。その結果、画面１３に示すような予約確認のための
画面が表示される。施設利用者は、この画面を見て、必
要であれば訂正を施した後、最終決定の指示を行うこと
で、画面１４に示すような最終確認画面が表示される。
また、先の画面１２において、アトラクション説明の情
報表示を要求すると、画面１５のようなアトラクション
説明が表示される。

【００２７】図４は、図２において園内レストラン情報
を選択した場合の画面表示の流れを表したものである。
画面１６において表示された複数のレストランの中から
所望のレストランを選択すると、画面１７に示すよう
に、選択したレストランの混雑状況（待ち人数、推定待
ち時間）が表示される。施設利用者は、予約をする場合
は、画面１７上で予約人数を入力し、予約確定の指示を
行う。その結果、画面１８に示すような予約確認のため
の画面が表示される。施設利用者は、この画面を見て、
必要であれば訂正を施した後、最終決定の指示を行うこ
とで、画面１９に示すような最終確認画面が表示され
る。また、先の画面１７において、レストランメニュー
の情報表示を要求すると、画面２０のようなメニュー情
報が表示される。

【００２８】図５は、図２において駅前レストラン情報
を選択した場合の画面表示の流れを表したものである。
画面２１において表示された複数のレストランの中から
所望のレストランを選択すると、画面２２に示すよう
に、選択したレストランの混雑状況（待ち人数、推定待
ち時間）が表示される。施設利用者は、予約をする場合
は、画面２２上で予約人数を入力し、予約確定の指示を
行う。その結果、画面２３に示すような予約確認のため
の画面が表示される。施設利用者は、この画面を見て、
必要であれば訂正を施した後、最終決定の指示を行うこ
とで、画面２４に示すような最終確認画面が表示され
る。また、先の画面２２において、レストランメニュー
の情報表示を要求すると、画面２５のようなメニュー情
報が表示される。

【００２９】図６は、図２においてギフトショップ情報
を選択した場合の画面表示の流れを表したものである。
画面２６において表示された複数のショップの中から所
望のショップを選択すると、画面２７に示すように、選
択したショップの各種情報が表示される。施設利用者
が、画面２７上で内容紹介を選択すると、画面２８に示
すような情報が表示される。また、画面２６においてお
みやげベスト１０を選択すると、画面２９に示すような
情報が表示される。予約をする場合は、画面２９上で予
約選択を行い、画面３０上で予約個数等の入力を行い、
予約確認の指示を行う。その結果、画面３１に示すよう
な予約確認画面が表示され、予約受付番号が付与され
る。この予約により、施設利用者はおみやげ受渡し場所
（例えば、施設の出口ゲートの近くなど）にて代金を支
払い、予約したおみやげを受け取ることができる。ま
た、先の画面２９において、個々のおみやげ商品の詳細
を知りたい場合は、その選択を行うことにより、画面３
２に示すような詳細情報が表示される。

【００３０】図７は、図２において便利サービス情報を
選択した場合の画面表示の流れを表したものである。画
面３３において表示された便利サービスの中から所望の
サービスを選択する。例えば、入園チケット予約を選択
すると、画面３４に示すように、入園チケット予約画面
が表示される。施設利用者は、必要な予約情報を入力
し、予約確認の指示を行う。その結果、画面３５に示す
ような予約確認画面が表示され、予約受付番号が付与さ
れる。また、例えば、画面３３において表示された便利
サービスの中からオフィシャルホテル予約を選択する
と、画面３６に示すように、ホテル予約画面が表示され
る。施設利用者は、必要な予約情報を入力し、予約を行
う。

【００３１】図８は、図２においてイベント情報を選択
した場合の画面を表したものである。図８にあるよう
に、例えば、イベント名、時間、場所が表示される。次
に、サービス提供者側端末に表示される予約状況確認画
面の一例を図９に示す。先に述べたように、施設利用者
が形態移動端末から予約指示を行うことにより、中央情
報処理装置を経由して、図９のように予約順に予約状況
が表示されていく。予約状況確認画面では、受付時間、
予約者氏名、人数、ＩＤ（携帯電話を用いている場合に
はその電話番号など）、予想予約時間が表示され、実際
に予約者が現れたかどうかの確認表示もできる。また、
図９に示すように、予約状況確認画面においては、携帯
移動端末からの予約のみならず、従来のような電話ある
いは直接出向いて口頭で行われた予約についても表示で
きる。図９において受付番号１〜３までは、実際の来店
により、確認がとれたものを示している（確認欄の
「Ｙ」）。受付番号４以降は、まだ来店していない予約
客を示している（確認欄の「Ｙ／Ｎ」）。

【００３２】本発明において、予約の順番が近づいてく
ると施設利用者の携帯移動端末にコールする機能を有す
る場合、例えば、予約の順番が５番目になるとコールす
る機能を付与する設定の時には、図９では受付番号８の
予約客の携帯移動端末にコールがされることになる。コ
ールの内容は、特に限定されないが、例えば、「予約が
５番目となりましたのでご来店お願いします。」などの
メッセージとともに着信音を鳴らす形態などが挙げられ
る。

【００３３】

【発明の効果】本発明の大規模商業施設関連情報管理シ
ステムによれば、施設内およびその周辺の任意の場所
で、施設関連情報の入手および各種サービス利用の予約
を簡単に行うことができ、施設利用者の便宜に資すだけ
でなく、サービス提供者の情報管理業務も簡略化でき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る管理システム、および、管理装置
の構成の一例

【図２】携帯移動端末の画面に表示される初期画面の一
例。

【図３】アトラクション情報を選択した場合の画面表示
の流れを表す一例。

【図４】園内レストラン情報を選択した場合の画面表示
の流れを表す一例。

【図５】駅前レストラン情報を選択した場合の画面表示
の流れを表す一例。

【図６】ギフトショップ情報を選択した場合の画面表示
の流れを表す一例。

【図７】便利サービス情報を選択した場合の画面表示の
流れを表す一例。

【図８】イベント情報を選択した場合の画面を表す一
例。

【図９】サービス提供者側端末に表示される予約状況確
認画面の一例。

【符号の説明】

１ 携帯移動端末 ２ 携帯移動端末用無線基地局 ３ 中央情報管理装置 ４ 施設内レストランにおけるサービス提供者
側端末 ５ 駅前レストランにおけるサービス提供者側
端末 ６ アトラクションにおけるサービス提供者側
端末 ７ ギフトショップにおけるサービス提供者側
端末 ８ 情報伝達用回線 ９ 大規模商業施設関連情報管理装置 １１〜３６ 携帯移動端末における表示画面の例

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】携帯移動端末、中央情報管理装置、およ
   び、サービス提供者側端末を有する、大規模商業施設関
   連の情報を管理するシステムであって、 （１）施設利用者が、前記携帯移動端末を用いて、施設
   内およびその周辺における通信可能地域のどこからで
   も、サービス提供者が提供する施設関連情報を入手でき
   るとともに、サービス利用の予約を行うことができ、 （２）サービス提供者が、前記サービス提供者側端末を
   用いて、サービス管理を行うとともに、施設利用者から
   のサービス利用の予約情報をリアルタイムで入手でき、 （３）中央情報管理者が、前記中央情報管理装置を用い
   て、前記携帯移動端末およびサービス提供者側端末から
   の情報を管理することを特徴とする、 大規模商業施設関連情報管理システム。
2. 【請求項２】施設利用者が、前記携帯移動端末の有する
   画面の表示に従う入力操作により、サービス利用の予約
   を行うことができる、 請求項１に記載の大規模商業施設関連情報管理システ
   ム。
3. 【請求項３】前記施設関連情報が、レストラン情報、ア
   トラクション情報、ギフトショップ情報、地図情報、便
   利サービス情報、イベント情報、交通情報、から選ばれ
   る少なくとも１種を含む、 請求項１または２に記載の大規模商業施設関連情報管理
   システム。
4. 【請求項４】前記施設関連情報が、画像情報を含む、 請求項１から３までのいずれかに記載の大規模商業施設
   関連情報管理システム。
5. 【請求項５】前記サービス利用の予約が、レストラン予
   約、アトラクション予約、商品購入予約、便利サービス
   予約から選ばれる少なくとも１種を含む、 請求項１から４までのいずれかに記載の大規模商業施設
   関連情報管理システム。
6. 【請求項６】サービス提供者が、サービス提供者側端末
   を用い、予約の受け付けた順番をベースに予約情報の管
   理を行う、 請求項１から５までのいずれかに記載の大規模商業施設
   関連情報管理システム。
7. 【請求項７】移動通信回線、および／または、インター
   ネット回線を利用する、 請求項１から６までのいずれかに記載の大規模商業施設
   関連情報管理システム。
8. 【請求項８】前記携帯移動端末が、セルラー式携帯電
   話、および／または、簡易型携帯電話（ＰＨＳ）であ
   る、 請求項１から７までのいずれかに記載の大規模商業施設
   関連情報管理システム。
9. 【請求項９】前記携帯移動端末が、地図情報を提供する
   ナビゲーション機能を有する、 請求項１から８までのいずれかに記載の大規模商業施設
   関連情報管理システム。
10. 【請求項１０】前記携帯移動端末が、当該端末の利用者
    の予約が所定の順番まで近づくと、着信音を鳴らす、お
    よび／または、メッセージを流す機能を有する、 請求項１から９までのいずれかに記載の大規模商業施設
    関連情報管理システム。
11. 【請求項１１】前記サービス提供者側端末が携帯型であ
    る、 請求項１から１０までのいずれかに記載の大規模商業施
    設関連情報管理システム。
12. 【請求項１２】前記中央情報管理者が、前記中央情報管
    理装置を用い、施設利用者および／またはサービス提供
    者に対して施設関連情報を提供することもできる、 請求項１から１１までのいずれかに記載の大規模商業施
    設関連情報管理システム。
13. 【請求項１３】携帯移動端末、中央情報管理装置、およ
    び、サービス提供者側端末を有する、大規模商業施設関
    連の情報を管理する装置であって、 （１）前記携帯移動端末によって、サービス提供者が提
    供する施設関連情報を入手できるとともに、サービス利
    用の予約を行うことができ、 （２）前記サービス提供者側端末によって、サービス管
    理を行うとともに、施設利用者からのサービス利用の予
    約情報をリアルタイムで入手でき、 （３）前記中央情報管理装置を用いて、前記携帯移動端
    末およびサービス提供者側端末からの情報を管理するこ
    とを特徴とする、 大規模商業施設関連情報管理装置。
14. 【請求項１４】前記中央情報管理装置を用いて、施設利
    用者および／またはサービス提供者に対して施設関連情
    報を提供することもできる、 請求項１３に記載の大規模商業施設関連情報管理装置。