JP2004318570A - 医用情報システム - Google Patents

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Abstract

【課題】病院に来院する患者にとって、より快適な医用情報システムを提供する。
【解決手段】複数個の携帯型情報端末(9)は、病院に訪れる外来患者(14)に外来期間中貸し与えるために用いられ、携帯型情報端末(9)を介して来訪者に、診療科等の場所の案内を適切に行うための手段(4)と、外来患者(14)が携帯型情報端末(9)を介して問い合わせを行うための手段(2)を備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、病院内の医用情報システムに係り、特に外来で病院に訪れた患者が、快適に病院内での診療や検査、処置を受けられることを可能にした医用情報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
医用情報システムは従来、医師や看護師,技師等の医療スタッフの病院業務に適用する事が主であり、患者(あるいは見舞等で訪れる来院者)の便宜を図るものでは無い(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかしながら、患者等が病院内の医療情報システムを用いる例が少なからず提案されている。その一つとして、無線を用いて携帯端末を持っている患者の位置情報を把握し、行き先を適切に指示するようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−155796号公報
【特許文献2】
特開平11−98557号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献2記載の従来技術は、病院内で患者を携帯端末で誘導するものであるが、自動車に用いられるカーナビゲーションのように、行き先を指定してその場所へ案内するといった基本的な案内しかできず、患者が、複数の診療科、検査室での受診,検査等を行う際には、どこへまず最初に行くべきかといった情報を携帯端末から得られるような配慮はなされていない。
【0006】
本発明の目的は、病院に来院する患者にとって、より快適な医用情報システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の望ましい一実施形態によれば、1つ以上のサーバーやデータベースと、1つ以上の無線通信手段が接続されたネットワークと、内部に無線通信手段を内蔵した複数個の携帯型情報端末を備えた医用情報システムにおいて、前記複数個の携帯型情報端末は、病院を訪れる来訪者に来訪期間中貸し与えるために用いられ、携帯型情報端末を介して来訪者に、場所の案内を適切に行うための手段と、来訪者が携帯型情報端末を介して問い合わせを行うための手段を備えていることを特徴とする医用情報システムが提供される。
【0008】
本発明の望ましい一実施形態によれば、前記医用情報システムにおいて、ネットワーク上には来訪者を案内するサーバーが接続されていて、前記携帯型情報端末は、前記無線通信手段を介して来訪者を案内するサーバーに接続可能であり、前記来訪者を案内するサーバーは来訪者に対して、前記携帯型情報端末等を介して病院内の案内情報を提示する手段を備えていることを特徴とする前記医用情報システムが提供される。
【0009】
本発明の望ましい一実施形態によれば、前記医用情報システムにおいて、ネットワーク上には病院内の各診療科での診察の進行状況を記録するデータベースが接続されていて、前記携帯型情報端末は、前記無線通信手段を介して前記各診療科での診察の進行状況を記録するデータベースに接続可能であり、前記各診療科での診察の進行状況を記録するデータベースは来訪者に対して、前記携帯型情報端末等を介して前記来訪者の該診療科で診察を受けるための待ち時間、待ち人数等を提示し、当該患者の順番が来た時には、音,音声,バイブレーション等によって前記携帯型情報端末等を介して前記来訪者に通知する手段を備えていることを特徴とする前記医用情報システムが提供される。
【0010】
本発明の望ましい一実施形態によれば、前記医用情報システムにおいて、ネットワーク上には病院内の各検査部での検査の進行状況を記録するデータベースが接続されていて、前記携帯型情報端末は、前記無線通信手段を介して前記各検査部での検査の進行状況を記録するデータベースに接続可能であり、前記各検査部での検査の進行状況を記録するデータベースは来訪者に対して、前記携帯型情報端末等を介して前記来訪者の該検査部で検査を受けるための待ち時間、待ち人数等を提示し、当該患者の順番が来た時には、音,音声,バイブレーション等によって前記携帯型情報端末等を介して前記来訪者に通知する手段を備えていることを特徴とする前記医用情報システムが提供される。
【0011】
本発明の望ましい一実施形態によれば、前記医用情報システムにおいて、前記各診療科での医師のオーダーを管理するオーダリングシステムが接続されていて、前記オーダリングシステムは前記来訪者に対して、医師のオーダー基いて、病院内の各部屋へ適切に誘導する手段を備えていることを特徴とする前記医用情報システムが提供される。
【0012】
本発明の望ましい一実施形態によれば、前記医用情報システムにおいて、前記携帯型情報端末には、前記携帯型情報端末病院内の来訪者受付にて来訪者に渡される際に、各来訪者に固有のIDが設定され、前記病院内の各種受け付けでは、前記各来訪者に固有のIDを認証することにより、来訪者が間違いなく来訪者本人であることを確認する手段を備えていることを特徴とする前記医用情報システムが提供される。
【0013】
本発明の望ましい一実施形態によれば、前記医用情報システムにおいて、ネットワーク上にはナースコールシステムが接続されていて、前記来訪者は体調に不調をきたした時に、必要に応じて持っている前記携帯型情報端末上のスイッチを押す事で、看護婦等の医療スタッフを呼び出す手段を備えていることを特徴とする前記医用情報システムが提供される。
【0014】
本発明の望ましい一実施形態によれば、前記医用情報システムにおいて、前記携帯型情報端末にジャイロ等の傾斜を計測するセンシング手段を備えていて、一定時間以上、前記携帯型情報端末が横になっていた場合には、当該来訪者が倒れたと判断して、自動的に前記ナースコールシステムにナースコールをする手段を備えていることを特徴とする医用情報システムが提供される。
【0015】
本発明の望ましい一実施形態によれば、前記医用情報システムにおいて、前記携帯型情報端末に加速度を計測するセンシング手段を備えていて、一定強度以上の加速度を計測した場合には、当該来訪者が倒れたと判断して、自動的に前記ナースコールシステムにナースコールをする手段を備えていることを特徴とする医用情報システムが提供される。
【0016】
本発明の望ましい一実施形態によれば、前記医用情報システムにおいて、前記携帯型情報端末を来訪者が病院の敷地外へ持ち出した場合には、音,音声,バイブレーション等で当該来訪者に当該携帯型情報端末の返却忘れを指摘し、返却を促す手段を備えていることを特徴とする医用情報システムが提供される。
【0017】
本発明の望ましい一実施形態によれば、前記携帯型情報端内にPHS機能を備え、病院外に不正に持ち出された場合には、PHSの現在位置検出システムにより病院外のどこに運び出されたか追跡する手段を備えていることを特徴とする医用情報システムが提供される。
【0018】
本発明の望ましい一実施形態によれば、前記携帯型情報端内に電源スイッチを施錠する手段を備えていて、来訪者が誤って携帯型情報端末の電源をOFFにすることを防止することが可能であることを特徴とする医用情報システムが提供される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に沿って具体的に説明する。
図1に、本発明に係る医用情報システムの全体構成を示す。本発明に係る医用情報システムはネットワーク1を用いたシステムとなっていて、ネットワーク1には無線通信手段2と、後述する携帯型情報端末9を管理する管理サーバー3と、外来患者14個々に病院内の案内をする案内情報を、無線通信手段2を介して携帯型情報端末9に配信する外来案内サーバー4と、各診療部門11で医師が各外来患者14に対して出すオーダー(次にする検査の検査名、投薬の種類と量等)情報を管理するオーダーリングシステム5と、来院した外来患者に関する情報を記録した外来患者情報データベース6と、各診療部門11での診療の進行状況を記録する診療状況データベース7と、各検査部門12での検査の進行状況を記録する検査状況データベース8が接続されている。また、ネットワーク1に接続されてはいないが、無線通信手段を内臓した複数個の携帯型情報端末9を具備している。
【0020】
例えば、上記医用情報システムにおいて、外来患者14には外来受付10にて各外来患者14の基本情報(名前、生年月日等)を設定した携帯型情報端末9が付与される。携帯型情報端末9は、内臓した無線通信手段を用い、ネットワーク1上の無線通信手段2を介してネットワーク1上の各サーバー3,4、システム5、データベース6,7,8にアクセスできる。例えば、外来患者案内サーバー4にアクセスする。すると、外来患者案内サーバー4は、ネットワーク1上の無線通信手段2を介して携帯型情報端末9側に病院内の案内情報が提示される。
【0021】
同様に携帯型情報端末9は、無線通信手段2を介して診療状況データベース7にアクセスする。すると、診療状況データベース7は携帯型情報端末9側に診療部門11の各診療科での待ち時間、待ち人数等の診療状況を提示し、例えば携帯型情報端末9を持っている各外来患者14の診療の順番が来た時には、音,音声,バイブレーションによって通知する。
【0022】
同様に携帯型情報端末9は、無線通信手段2を介して検査状況データベース8にアクセスする。すると、検査状況データベース8は携帯型情報端末9側に各検査部門12での待ち時間、待ち人数等の状況を提示し、例えば携帯型情報端末9を持っている各外来患者14の検査の順番が来た時には、音,音声,バイブレーションによって通知する。
【0023】
同様に携帯型情報端末9は、無線通信手段2を介してオーダーリングシステム5にアクセスする。すると、オーダーリングシステム5は携帯型情報端末9側に、医師が各外来患者14に対して出したオーダーを提示し、該オーダーに基いて各外来患者14を誘導する。
【0024】
次に図2に、本実施形態の医用情報システムを外来患者14が利用する場合のフローダイヤグラムを示す。各ステップを順に説明する。ただし以下、本実施形態においてステップNoを示すのに、図中ではS1,S2,…と表記する。
(ステップ1)先ず外来患者14は、外来受付10にて保険証の提示をし、問診票に容態等を記入する。
(ステップ2)外来受付10では、外来患者14の基本情報(姓名,性別,生年月日,住所,連絡先,保険証種別・No.等)のデータセットを作成する。
(ステップ3)更に、(ステップ2)で作成したデータセットを管理サーバー3に登録する。
(ステップ4)管理サーバー3は、(ステップ3)で登録されたデータセットを更に外来患者情報データベース6に登録する。
(ステップ5)すると、外来患者情報データベース6は管理サーバー3に、各外来患者14にユニークな外来患者IDを発行する。
【0025】
(ステップ6)管理サーバー3は外来患者IDに対応するアカウントを作成し、外来受付10に前記外来患者IDを発行する。
(ステップ7)外来受付10では、未使用の携帯型情報端末9に(ステップ6)で管理サーバー3より発行された外来患者IDを対応づけて設定する。
(ステップ8)更に、(ステップ7)でIDの設定がされた携帯型情報端末9を外来患者14に貸与する。外来患者14は自分用の携帯型情報端末9を受け取る。
(ステップ9)外来受付10は、外来患者14に対応させたIDとともに、(ステップ1)で記入した問診票を管理サーバー3へ送る。
(ステップ10)管理サーバー3では、(ステップ9)で送られてきた問診票をもとに、診療科を決定する。更に診療状況データベース7に、各診療科での診療状況(現在、診療待ちの外来患者14が何人いるか等)を問い合わせる。
【0026】
(ステップ11)診療状況データベース7では、適宜各診療科より各科での診療の進行状況が報告され、データベースが更新されている。診療状況データベース7は、(ステップ10)で問い合わせられた各診療部門11での診療状況を管理サーバー3へ通知する。
(ステップ12)管理サーバー3では、(ステップ11)で通知された各診療部門11での診療状況をもとに、外来患者14の診療順番を決定する。
(ステップ13)診療順位が決定すると、管理サーバー3は、外来患者14の持つ帯型情報端末9に、診療科,担当医師,待ち人数,診察予定時刻等を通知する。携帯情報端末9は、管理サーバー3からの着信を受けると、メロディ等で外来患者14に着信を伝える。仮に、外来患者14が着信に気付かない場合にも、外来患者14側から携帯型情報端末9より、管理サーバー3に対して情報要求を送信する事で、診療状況の情報を取得できる。
【0027】
携帯型情報端末9は、無線通信手段2によってネットワーク1に接続するため、診療の待ち時間には、必ずしも待合室にいる必要は無く、無線通信の範囲内であれば、トイレや売店,食堂等,喫煙所など院内のどこにいても良い。外来患者14は、院内の施設案内を携帯型情報端末9を用いて、取得できる。
(ステップ14)例えば、外来患者14はトイレに行きたくなった場合、携帯型情報端末9より、外来患者案内サーバー4に対して、トイレの検索を依頼する。
(ステップ15)外来患者案内サーバー4は、管理サーバー3に現在の携帯型情報端末9の位置を要求する。
(ステップ16)管理サーバー3は、外来患者14の持つ携帯型情報端末9が現在接続している無線通信手段2のアクセスポイントの情報から、管理サーバー3は、携帯型情報端末9の院内におけるおおよその位置(アクセスポイントの周辺数m以内)を推定し、その位置を外来患者案内サーバー4へ送信する。
【0028】
(ステップ17)外来患者案内サーバー4は、外来患者14の携帯型情報端末9からの要求位置(トイレ)と、管理サーバー3から取得した外来患者14の現在位置とから、現在の外来患者14の位置に最も近い(例えば同じフロアの)トイレの位置を検索する。更に、院内のマップから外来患者14の現在いるフロアの部分を抽出し、現在位置と、目標のトイレをマーキングする。そして、マーキングした院内マップを携帯型情報端末9に送信する。外来患者14は案内された院内マップに従って、トイレに行くことができる。(上記(ステップ14)〜(ステップ17)の手順は1回切りでなくても良い。いわゆるカーナビゲーションのようにリアルタイムに外来患者14の位置を携帯型情報端末9上の地図に映し出せば、外来患者14は方向を間違えた場合にもすぐに軌道修正して、目的の位置に行くことができる。)
(ステップ18)〜(ステップ21)外来患者14がのどがかわいたため、自動販売機を探す場合も(ステップ14)〜(ステップ17)と同様のプロセスで行うことができる。
【0029】
(ステップ22)本システムでは更に、携帯型情報端末9にバーコードや、磁気コードなどを貼り付けておき、自動販売機,売店や食堂の管理端末によって、携帯型情報端末9のコードを読み取る事によって、院内で発生する外来患者14の会計を、会計部門13で、まとめて管理し、一括払いにする事が出来る。勿論、携帯型情報端末9にバーコード等を貼るばかりではなく、例えば赤外線通信手段などの至近距離の通信を利用することも出来る。
(ステップ23)さて、外来患者14の待ち時間が経過し、診療時間になると、診療部門11から、診療準備完了の通知が、診療状況データベース7と管理サーバー3に,送られる。
(ステップ24)管理サーバー3は、診療案内を診療科の地図とともに携帯型情報端末9に送信する。
【0030】
(ステップ25)外来患者14は、診療案内をもとに診療科へ行く。その際道に迷った場合は(ステップ14)〜(ステップ17)と同様の手順により再度受診する診療科の位置を探す。送信された院内マップに従って、外来患者14は目的とする診療科へ行くことができる。
(ステップ26)診療科では、予め外来患者情報データベース6から、該外来患者14の患者情報を所得しておく。
(ステップ27)外来患者14が診療科に到着した時点で、外来患者14の持っている携帯型情報端末9に貼付してあるバーコード等を読み取ることにより、(ステップ26)で所得した患者情報と照合することにより、外来患者14の取り違いを防止する。
(ステップ28)診察を行う。
(ステップ29)診察が終了したら、診療科は、診察終了情報を会計部門13と管理サーバー3へ送信する。
【0031】
(ステップ30)会計部門13では、診療報酬の計算を行い、更に外来患者14の支払額を決定する。その際、外来患者14が自動販売機,売店や食堂で何か購買したものがある場合には、それらの金額を外来患者14の支払額に加算する。そして、外来患者14の支払額を管理サーバー3へ通知する。
(ステップ31)管理サーバー3では、全ての診療が終わった旨、支払額の明細,支払い場所の案内を携帯型情報端末9に送信する。
(ステップ32)外来患者14は(ステップ31)で示された案内に従って会計部門13にて支払いを済ませ、携帯型情報端末9を返却し、帰宅する。
【0032】
次に図3に、本実施形態の医用情報システムを用いて、外来患者14が複数科を受診し、複数の検査を行う場合の、病院の各部門とオーダリングシステム5,診療,検査状況データベース7,8との連携を表すフローダイヤグラムを示す。各ステップを順に説明する。ただし、本実施形態は先ず外来患者14が外来受付で受付をした後、内科で細菌感染の診療を受け、整形外科で外傷の診療を受け、皮膚科で皮膚状態のケアを受ける例を示す。
(ステップ33)先ず内科で診療を受け、血液検査が必要となる。内科の医師は血液検査のオーダーを発行し、外来患者14に血液検査を促す。また、当該外来患者14の診察は一時中断するので、次の外来患者14を診療することができるように、診療状況データベース7を更新する。
(ステップ34)臨床検査部では、血液検査のオーダーを受け取ると、外来患者14の採血をして、検査を行う。同時に、血液検査が終ると、検査状況データベース8を次の外来患者14が検査できるように更新する。
【0033】
(ステップ35)次に外来患者14は内科に戻り、(ステップ34)では検査結果に基く診察をし、薬の処方をする。具体的に医師はオーダリングシステム5に処方オーダーをする。
(ステップ36)次に外来患者14は整形外科へ行く。整形外科ではX線CT検査が必要であると判断される。すると、整形外科の医師はX線CT検査のオーダーを発行し、外来患者14にX線CT検査を促す。また、当該外来患者14の診察は一時中断するので、次の外来患者14を診療することができるように、診療状況データベース7を更新する。
(ステップ37)放射線検査部では、X線CT検査のオーダーを受け取ると、外来患者14のX線CT検査を行う。同時に、X線CT検査が終ると、検査状況データベース8を次の外来患者14が検査できるように更新する。
(ステップ38)次に外来患者14は整形外科に戻り、(ステップ37)でのX線CT検査結果に基く診察をし、薬の処方をする。この時、内科で処方された処方箋オーダーを基に、重複して処方してはいけない薬がないかを確かめつつ、薬を処方する。医師はオーダリングシステム5に処方オーダーをする。
【0034】
(ステップ39)次に外来患者14は皮膚科へ行く。皮膚科では皮膚状態のケア(消毒等)が必要であると判断される。すると、皮膚科の医師は皮膚状態のケアのオーダーを発行し、外来患者14に消毒等の処置を促す。また、当該外来患者14の診察は一時中断するので、次の外来患者14を診療することができるように、診療状況データベース7を更新する。
(ステップ40)処置室では、消毒等の処置を受け取ると、外来患者14の皮膚状態のケアを行う。
(ステップ41)オーダリングシステム5からは、会計部門13に各科(内科,整形外科、皮膚科)で出されたオーダーが全て集約され通知される。
(ステップ42)またオーダリングシステム5からは、処方箋発行部門に各科(内科,整形外科)で出された処方箋が全て集約され通知される。
【0035】
次に図4に、携帯型情報端末9,オーダリングシステム5,各診療,検査部門12でオーダー等のイベントが発生した場合に、どのように管理サーバー3が連携をとって対処するかを示すフローダイヤグラムを示す。各ステップを順に説明する。
(ステップ43)先ず、オーダリングシステム5は、オーダー等のイベント発生の際には、管理サーバー3へ通知する。
(ステップ44)管理サーバー3は、イベントの通知を受け取ると、診療あるいは検査状況データベース7,8へ、現在の診療あるいは検査の状況を問い合せる。
(ステップ45)そして、現在の診療あるいは検査の状況(待ち人数等)に関する報告を受け、9へ送る。
(ステップ46)あるいはまた別の例として、診療・検査部門11,12で診療終了や検査終了のイベントが発生したとする。すると、診療終了や検査終了のイベントは診療・検査部門11,12から直接管理サーバー3へ通知される。
【0036】
(ステップ47)すると、管理サーバー3では該外来患者14が次に行くべき診療・検査部門11,12の診療・検査状況(待ち人数等)を問い合わせる。
(ステップ48)そして、現在の診療あるいは検査の状況(待ち人数等)に関する報告を受け、それに合せて該外来患者14が次に行くべき診療・検査部門11,12の案内を携帯型情報端末9に送信する。
(ステップ49)例えばまた、診療や検査等を待っている外来患者14が、待つのにいらだちを感じた場合には、携帯型情報端末9を用いて管理サーバー3に対して、待ち時間を問い合わせる。
(ステップ50)すると、管理サーバー3では、診療・検査状況データベース7、8にアクセスし、現在の診療・検査状況(進行状況)を問い合わせる。
【0037】
(ステップ51)そして、目的とする診療・検査科での診療・検査状況を所得し、残りの待ち人数と平均診察時間から当該外来患者14の予定診療時刻を算出し、携帯型情報端末9に報告する。
(ステップ52)例えばまた、携帯型情報端末9を持っている外来患者14は、持っている携帯型情報端末9を用いて、管理サーバー3にアクセスし、次回診療、検査の予約をも行うことができる。
(ステップ53)すると、管理サーバー3では予約に関するアクセスを受けると、診療・検査状況データベース7,8にアクセスし、次回(1週間後あるいは2週間後)の予約状況を問い合わせる。
(ステップ54)そして、診療・検査状況データベース7,8は希望とする日時の予約がとれたかを管理サーバー3に返答し、管理サーバー3は予約がとれた場合には予約案内を携帯型情報端末9に通知し、予約がとれない場合にはその旨を通知し、他の診療・検査が可能な日時があれば再度問い合せるように促す。
【0038】
以上、図2において、本実施形態の医用情報システムを外来患者14が利用する場合のフローダイヤグラム、図3において、本実施形態の医用情報システムを用いて、外来患者14が複数科を受診し、複数の検査を行う場合の、病院の各部門とオーダリングシステム5、診療,検査状況データベース7,8との連携を表すフローダイヤグラム、図4において、本実施形態の医用情報システムにおいて携帯型情報端末9、オーダリングシステム5、各診療,検査部門12でオーダー等のイベントが発生した場合に、どのように管理サーバー3が連携をとって対処するかを示したが、本実施形態で使用した携帯型情報端末9には、次に示すような機能をも併せ持つことができる。すなわち、外来患者14が急に体調に不調をきたした場合には、当該外来患者14は、携帯型情報端末9上のスイッチを押すことにより、看護婦等の医療スタッフを呼び出す機能を備えることもできる。また、携帯型情報端末9内にジャイロ等の傾斜を計測するセンシング手段を設ければ、該携帯型情報端末9が一定時間以上横になっていれば、当該外来患者14が倒れたと判断し、ナースコールを発呼する機能を備えることもできる。携帯型情報端末9内に該携帯型情報端末9の加速度を計測する手段を設けることによっても、一定以上の加速度を計測した場合にも、当該外来患者14が倒れたと判断し、同様にナースコールを発呼する機能を備えることもできる。
【0039】
また、携帯型情報端末9が病院敷地該に返却忘れ等で持ち出された場合には、音,音声,バイブレーション等で当該外来患者14に返却を促す機能を備えることもできるし、それでも病院外に携帯型情報端末が持ち出された場合には、PHS機能を内臓させることによって、PHSの現在位置検出システムにより、該携帯型情報端末9の病院外での位置を追跡する機能を備えることもできる。
【0040】
また、外来患者14が携帯型情報端末9を誤って電源OFFにして、管理サーバー3側(看護婦等)が外来患者14の行き先がわからなくなることがないように、外来受付で外来患者14に携帯型情報端末9を渡す際に、電源スイッチを施錠することで、これを防止する機能を備えることも可能である。
以上実施形態によれば、病院に来院する患者にとって、より快適な医用情報システムを提供すること可能となった。
【0041】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変形して実施できる。例えば、上記実施形態では本医用情報システムを外来患者が利用する場合に例をとって説明したが、これに限定されるものではない。その他に、見舞等で訪れる来院者,入院患者ではあるが、病院内を歩きまわることが許可されている患者等も、本医用情報システムを利用できる。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、病院に来院する患者にとって、より快適な医用情報システムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る医用情報システムの全体構成。
【図2】本実施形態の医用情報システムを外来患者14が利用する場合のフローダイヤグラム。
【図3】本実施形態の医用情報システムを用いて、外来患者14が複数科を受診し、複数の検査を行う場合の、病院の各部門とオーダリングシステム5,診療,検査状況データベース7,8との連携を表すフローダイヤグラム。
【図4】携帯型情報端末9、オーダリングシステム5,各診療,検査部門でオーダー等のイベントが発生した場合に、管理サーバー3の対処を示すフローダイヤグラム。
【符号の説明】
1…ネットワーク
2…無線通信手段
3…管理サーバー
4…外来患者案内サーバー
5…オーダーリングシステム
6…外来患者情報データベース
7…診療状況データベース
8…検査状況データベース
9…携帯型情報端末

Claims (1)

  1. 1つ以上のサーバーやデータベースと、1つ以上の無線通信手段が接続されたネットワークと、内部に無線通信手段を内蔵した複数個の携帯型情報端末を備えた医用情報システムにおいて、前記複数個の携帯型情報端末は、病院を訪れる来訪者に来訪期間中貸し与えるために用いられ、携帯型情報端末を介して来訪者に、場所の案内を適切に行うための手段と、来訪者が携帯型情報端末を介して問い合わせを行うための手段を備えていることを特徴とする医用情報システム。
JP2003112775A 2003-04-17 2003-04-17 医用情報システム Pending JP2004318570A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003112775A JP2004318570A (ja) 2003-04-17 2003-04-17 医用情報システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003112775A JP2004318570A (ja) 2003-04-17 2003-04-17 医用情報システム

Publications (2)

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